JP4757270B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4757270B2
JP4757270B2 JP2008006005A JP2008006005A JP4757270B2 JP 4757270 B2 JP4757270 B2 JP 4757270B2 JP 2008006005 A JP2008006005 A JP 2008006005A JP 2008006005 A JP2008006005 A JP 2008006005A JP 4757270 B2 JP4757270 B2 JP 4757270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal combustion
combustion engine
intake device
intake
throttle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008006005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009167877A (ja
Inventor
寛 谷村
直人 宮内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd, Denso Corp filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2008006005A priority Critical patent/JP4757270B2/ja
Priority to US12/353,505 priority patent/US7603979B2/en
Priority to DE102009000229.4A priority patent/DE102009000229B4/de
Publication of JP2009167877A publication Critical patent/JP2009167877A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4757270B2 publication Critical patent/JP4757270B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1035Details of the valve housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1035Details of the valve housing
    • F02D9/104Shaping of the flow path in the vicinity of the flap, e.g. having inserts in the housing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

本発明は、自動車等の車両の上下方向に延びる吸気通路を有するダウンドラフト搭載またはアッパードラフト搭載のスロットル装置を備えた内燃機関の吸気装置に関するものである。
[従来の技術]
従来より、運転者によるアクセルペダルの踏み込み量に応じて電動モータを駆動して、スロットルバルブのバルブ開度に相当するスロットル開度を制御目標値となるように制御する電子スロットル装置を備えた内燃機関の吸気装置が知られている。
ここで、電子スロットル装置は、図4および図5に示したように、内部にスロットルボア101が形成されたスロットルボディを2重管構造とし、このスロットルボディの円環状溝(水溜め部)111、112内で、スロットルボディよりも吸気流方向の上流側または下流側から吸気通路壁面を伝ってくる水分を一時的にトラップし、スロットルバルブ102およびシャフト103の氷結を防止する構造が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
スロットルボディは、内管104と外管105との間に形成される筒状空間を環状隔壁113によって区画された2つの円環状溝111、112を有している。また、スロットルボディは、シャフト103の回転軸方向の両端部を回転自在に支持する2つの軸受け部114、115を有している。なお、シャフト103と軸受け部115との間には、ボールベアリング(軸受け部材)116が介装されている。
また、スロットルボア101の中心軸線が横向き(例えば自動車の上下方向に対して垂直な水平方向)となるように、電子スロットル装置を自動車に搭載する場合には、特に有効である。このようなサイドドラフト搭載の電子スロットル装置の場合には、円環状溝111、112で水をトラップし、且つ重力で円環状溝111、112内の水を重力方向最下点に集めて、円環状溝111、112より溢れた水を、スロットルボディの軸受け部114、115から最も遠い部分を通して、内燃機関(エンジン)の燃焼室に吸い込ませることができる(バルブ軸水平搭載の場合)。
ここで、電子スロットル装置では、スロットルバルブ102を支持固定するシャフト103の回転軸方向の軸受け側に水がかかった場合、シャフト103の回転軸方向の軸受け側にかかった水が、シャフト103と軸受け部114との間の隙間、あるいはボールベアリング116に浸入して、毛細管現象によりその隙間全体に拡がる可能性がある。
そして、エンジン停止後、雰囲気温度が氷点下になった場合、シャフト103と軸受け部114との間の隙間、あるいはボールベアリング116に浸入した水が凍って、スロットルバルブ102およびシャフト103に氷結(アイシング)が生じ、このアイシングが原因でスロットルバルブ102およびシャフト103が凍結固着し、次にエンジンを始動する時にスロットルバルブ102が動作不能(または動作不良)およびシャフトロックになる可能性がある。
すなわち、電子スロットル装置では、スロットルバルブ102およびシャフト103が氷結(アイシング)するのが、最も氷結トルクを発生させるという懸念がある。したがって、サイドドラフト搭載の電子スロットル装置の場合には、その懸念を最小にすることができる。
[従来の技術の不具合]
ところが、図6に示したように、スロットルボア101の中心軸線が縦向き(例えば自動車の上下方向)となるように、電子スロットル装置を自動車に搭載することが考えられる。すなわち、ダウンドラフト(アッパードラフト)搭載の電子スロットル装置の場合には、重力方向における上面が開口した円環状溝111内で水の一時的なトラップはできるものの、円環状溝111から溢れた水は、内管104の内管壁上端のどこから垂れ落ちるかが分からず、内管104の壁面をスロットルボディの軸受け部117に向けて流れて、軸受け部117に浸入する可能性がある。なお、図6に示した電子スロットル装置においては、シャフト103と軸受け部117との間にベアリング(軸受け部材)119が介装されている。
ここで、ダウンドラフト搭載を考慮したスロットル装置が提案されている(例えば、特許文献4参照)。これは、図7に示したように、円環状溝111を自動車の水平方向(前後方向または左右方向)に対して傾斜するように配置し、円環状溝111内に一時的にトラップした水が、必ず内管104の内管壁上端における重力方向最下点から垂れ落ちる構造としている。さらに、特許文献4に記載のスロットルボディは、内管104の内管壁上端の重力方向最下点に切欠き(図示せず)を設け、円環状溝111内に一時的にトラップした水を切欠きから排出する構造としている。
ところが、特許文献4に記載のスロットル装置においては、スロットル装置をダウンドラフト搭載した状態で、円環状溝111内の重力方向最下点に水を溜める構造のため、つまり内管104および円環状溝111が斜めに配置されているため、図6に示した内管104の高さが一定のものと比べて、一時的にトラップできる水の貯留量が減ってしまうという問題がある。
また、内管104に切欠きを設けてしまうと、ダウンドラフト搭載では、切欠きの向き、つまり内管104の重力方向最下点に切欠きが設置されるように、十分気にしてスロットルボディを組み付ける必要があり、搭載自由度の低下を招くという問題がある。
特開2005−290994号公報 特許第3787861号公報 特許第4013249号公報 特開2002−221051号公報
本発明の目的は、ダウンドラフト搭載またはアッパードラフト搭載であっても、内管と外管との間に形成される水溜め部より溢流した水が軸受け部に浸入する不具合の発生を防止することのできる内燃機関の吸気装置を提供することにある。また、水溜め部に溜めることが可能な水の貯留量の減少を防止することのできる内燃機関の吸気装置を提供することにある。さらに、搭載自由度を高くすることのできる内燃機関の吸気装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によれば、2重管状のダクトに、シャフトを支持する軸受け部を設け、内管と外管との間に、水を溜める筒状の水溜め部を形成している。
また、2重管状のダクトの内管は、水溜め部の貯留水面(水溜め部内に溜められる水の水面)を規制するオーバフロー部、およびこのオーバフロー部よりも内管の重力方向上方(鉛直方向上方)に向けて高く突出する突出壁を設けている。そして、内管に設けられる突出壁は、少なくとも軸受け部の鉛直方向上方(重力方向上方)となる位置近傍に配設されている。すなわち、内管は、少なくとも軸受け部の鉛直方向上方(重力方向上方)となる位置近傍に配設される内管壁上端(突出壁上端)が、オーバフロー部よりも高い位置(重力方向上方となる位置)に設定されている。
これによって、ダウンドラフト搭載またはアッパードラフト搭載であっても、内管と外管との間に形成される水溜め部より溢流した水は、軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍からではなく、必ず突出壁よりも低い位置に設置されるオーバフロー部より溢流することになる。これによって、ダウンドラフト搭載またはアッパードラフト搭載であっても、水溜め部より溢流した水がダクトの軸受け部に浸入する不具合の発生を抑制することができるので、バルブおよびシャフトの氷結(アイシング)を回避することが可能となる。
また、バルブおよびシャフトの氷結(アイシング)を原因とするバルブの凍結固着または動作不能(または動作不良)、氷結トルクの増加およびシャフトロックを防止することが可能となる。
また、内管および水溜め部が斜めに配置されていないので、ダウンドラフト搭載またはアッパードラフト搭載における、水溜め部に溜めることが可能な水の貯留量の低下を防止することが可能となる。さらに、ダウンドラフト搭載またはアッパードラフト搭載する際に、ダクトの取付角度を気にすることなく、ダクトを設置できるので、搭載自由度を高くすることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、突出壁は、水溜め部の貯留水(水溜め部内に溜められた水)が、ダクトの軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍から溢流するのを防止する溢流防止壁としての機能を有している。これにより、水溜め部の貯留水(水溜め部内に溜められた水)が、軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍から溢流するのを防止することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、突出壁は、少なくとも軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍を中心にして、内管の周方向の両側または片側に向けて延びている。これにより、水溜め部の貯留水(水溜め部内に溜められた水)が、軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍を含むその周方向の両側または片側(所定の周方向範囲内)から溢流するのを防止することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、オーバフロー部は、少なくとも軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍より内管の周方向に所定の周方向距離分だけ離れた位置に配設されている。これにより、水溜め部の貯留水(水溜め部内に溜められた水)が、軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍より内管の周方向に所定の周方向距離分だけ離れた位置(オーバフロー部)から溢流するので、水溜め部の貯留水(水溜め部内に溜められた水)がダクトの軸受け部に浸入する可能性が少なくなる。
請求項5に記載の発明によれば、オーバフロー部とは、内管を構成する内管壁の一部であるオーバフロー壁の上端縁のことである。あるいは内管を構成する内管壁をその板厚方向に貫通させることで形成されるオーバフロー穴のことである。
請求項6に記載の発明によれば、水溜め部の重力方向における下面は、吸気通路を流れる吸入空気の流れ方向に対して鉛直方向に延びる平面である。これにより、内管および水溜め部の重力方向における下面が斜めに配置されていないので、ダウンドラフト搭載またはアッパードラフト搭載における、水溜め部に溜めることが可能な水の貯留量の低下を防止することが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、水溜め部の重力方向における上面が開口している。これにより、外管の壁面を伝ってきた水が水溜め部に入り込み易くなる。
請求項8に記載の発明によれば、水溜め部は、ダクトの重力方向における上方側から流入した水を溜めることが可能な内容積を有している。
請求項9に記載の発明によれば、内管の吸気通路壁面に、水溜め部の貯留水(水溜め部内に溜められた水)が、オーバフロー部から軸受け部に向けて流れるのを規制するガイドリブを設けている。これにより、水溜め部より溢流した水が、ダクトの軸受け部に入り難くなる。
請求項10に記載の発明によれば、ガイドリブは、内管の径方向内方に向けて突出している。
請求項11に記載の発明によれば、ガイドリブは、バルブとの間に所定の隙間が形成されている。これにより、バルブの開弁動作時または閉弁動作時にバルブとガイドリブとが干渉してバルブが動作不能(または動作不良)に陥ることを防止することができる。
請求項12に記載の発明によれば、ガイドリブは、吸気通路を流れる吸入空気の流れ方向に沿って延びている。
本発明を実施するための最良の形態は、ダウンドラフト搭載またはアッパードラフト搭載であっても、内管と外管との間に形成される水溜め部より溢流した水が軸受け部に浸入する不具合の発生を防止するという目的、また、水溜め部に溜めることが可能な水の貯留量の減少を防止するという目的、また、搭載自由度を高くするという目的を、オーバフロー部よりも内管の重力方向上方に向けて高く突出する突出壁を、少なくとも軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍に配設することで実現した。
[実施例1の構成]
図1および図2は本発明の実施例1を示したもので、図1および図2は内燃機関の電子スロットル装置を示した図である。
本実施例の内燃機関(エンジン)には、エアクリーナ、ダウンドラフト搭載の電子スロットル装置等が搭載されている。また、エンジンは、例えば自動車のエンジンルームに搭載されている。ここで、エンジンは、エアクリーナ(内燃機関のエアクリーナ)で濾過された清浄な吸入空気とインジェクタより噴射された燃料との混合気を燃焼室内で燃焼させて得られる熱エネルギーによりエンジン出力(例えばエンジン出力軸トルク=エンジントルク)を得るガソリンエンジンである。
また、エンジンは、エンジンの各気筒の燃焼室に吸入空気を導入するための吸気ダクト(インテークダクト、吸気管)と、エンジンの燃焼室より排気ガスを排気浄化装置を経由して外部に排出するための排気ダクト(エキゾーストダクト、排気管)とを備えている。吸気ダクトの内部には、エアクリーナで濾過された清浄な外気(クリーンエア)を、エアクリーナホース(エアホース)1を経由して、電子スロットル装置のスロットルボディ2に導入するための吸気通路が形成されている。また、吸気ダクトは、エアクリーナケース、エアクリーナホース1、2重管構造のスロットルボディ2、サージタンクおよびインテークマニホールド等を有している。
エンジン本体は、シリンダヘッドおよびシリンダブロック等によって構成されている。シリンダヘッドの一方側に形成される吸気ポート(インテークポート)は、ポペット型の吸気バルブ(インテークバルブ)によって開閉され、また、シリンダヘッドの他方側に形成される排気ポート(エキゾーストポート)は、ポペット型の排気バルブ(エキゾーストバルブ)によって開閉される。さらに、シリンダヘッドには、先端部がエンジンの各気筒の燃焼室内に露出するようにスパークプラグが取り付けられている。そして、シリンダヘッドには、吸気ポート内に最適なタイミングで燃料を噴射するインジェクタ(電磁式燃料噴射弁)が取り付けられている。
シリンダブロックの内部に形成されるシリンダボア内には、連接棒を介してクランクシャフトに連結されたピストンが図示上下方向に摺動自在に支持されている。
エアクリーナは、エンジンの吸気ダクトの最上流部に設置されて、外気中に含まれる不純物(塵や埃、砂等のダスト)を捕捉して取り除く濾過エレメント(フィルタエレメント)を収容している。
エアクリーナホース1は、エアクリーナとスロットルボディ2とを接続するインテークパイプである。また、エアクリーナホース1は、柔軟性を有するゴム系弾性体(または柔軟性を有する合成樹脂等の樹脂材料)によって形成されている。このエアクリーナホース1は、エアクリーナケースの下流端に気密的に結合され、エアホースバンド10によりスロットルバルブ5の上流端に締め付け固定されている。
エアクリーナホース1は、スロットルボディ2の重力方向における上端部に気密的に結合されている。また、エアクリーナホース1の内部には、スロットルバルブ5よりも上流側の吸気通路11が形成されている。
本実施例の電子スロットル装置は、エンジンの吸気ダクトの途中、特にエアクリーナホース1の下流端に気密的に結合された2重管構造のスロットルボディ(ダクト、ハウジング)2と、このスロットルボディ2の内部(吸気導入通路12、スロットルボア13、14、吸気導出通路15)を開閉するスロットルバルブ(バタフライ型バルブ)5と、このスロットルバルブ5を支持固定するシャフト6と、スロットルバルブ5を駆動するモータを含むアクチュエータ(バルブ駆動装置)と、エンジンの運転状態に応じてモータのコイルへの供給電力を制御すると共に、スロットルバルブ5のバルブ角度に相当するスロットル開度を、点火装置および燃料噴射装置等の各システムと関連して制御するエンジン制御ユニット(以下ECUと言う)とを備えている。
そして、電子スロットル装置は、運転者のアクセル操作量に応じてモータを駆動して、スロットルバルブ5のバルブ角度に相当するスロットル開度を変更し、エンジンの各気筒の燃焼室内に供給する吸入空気の流量(吸入空気量、吸気量)を可変制御することで、エンジン回転速度またはエンジン出力軸トルクをコントロールする内燃機関の吸気装置である。なお、アクセル操作量とは、運転者のアクセルペダルの踏み込み量に相当する。
また、電子スロットル装置は、スロットルボディ2およびスロットルバルブ5の他に、スロットルバルブ5を閉弁作動方向(バルブ全閉方向に戻す方向)に付勢するリターンスプリングを備えている。なお、本実施例では、リターンスプリングとしてコイルスプリングが使用されている。
本実施例のスロットルボディ2は、断面円形状のスロットルボア13、14が形成された円筒状の内管(内径側円筒部)3と、この内管3の半径方向の外径側(径方向外方)に、内管3の周囲を円周方向に取り囲むように配置された円筒状の外管(外径側円筒部)4とを備えた2重管構造(2重管状)のスロットルボディとなっている。このスロットルボディ2は、樹脂材料または金属材料によって所定の形状に形成されている。そして、スロットルボディ2は、内部にスロットルバルブ5を全閉位置から全開位置に至るまで回転方向に回転自在に保持するハウジングであり、サージタンク(またはインテークマニホールド)にボルト等を用いて締め付け固定されている。
なお、本実施例では、エアクリーナで濾過された吸入空気が、エアクリーナホース1の吸気通路11を経て、スロットルボディ2の重力方向における上端部で開口した入口部から吸気導入通路12、スロットルボア13、14および吸気導出通路15内に流入し、スロットルボディ2の重力方向における下端部で開口した出口部に接続されるサージタンク、更にインテークマニホールドを経てエンジンの各気筒の吸気ポートおよび燃焼室内に吸入されるように構成されている。
内管3は、内部にスロットルバルブ5を開閉自在に収容している。また、内管3は、自動車の上下方向に延びるダウンフロー型のスロットルボア(吸気通路)13、14を有している。このスロットルボア13、14は、内管3の入口側開口端から出口側開口端に向けて、スロットルバルブ5の回転中心軸線およびシャフト6の中心軸線に直交する軸線方向(スロットルボア13、14の中心軸線方向、スロットルボディ2の流路方向、自動車の上下方向)に真っ直ぐに延びている。
そして、スロットルボア13は、スロットルバルブ5よりも上流側の吸気通路を構成し、また、スロットルボア14は、スロットルバルブ5よりも下流側の吸気通路を構成している。
外管4は、これを構成する外管壁の上端縁(外管壁上端)の方が、内管3を構成する内管壁の上端縁(内管壁上端)よりも高い位置に設定されている。また、外管4は、外管壁の下端縁(外管壁下端)が内管3の内管壁の下端縁(内管壁下端)よりも低い位置に設定されている。すなわち、外管4の中心軸線方向の寸法は、内管3の中心軸線方向の寸法よりも長くなっている。そして、外管4は、エアクリーナホース1の吸気通路11とスロットルボア13とを連通する吸気導入通路(連通路)12、およびスロットルボア14とサージタンクの内部(拡張室)とを連通する吸気導出通路(連通路)15を有している。
吸気導入通路12は、スロットルボア13、14よりもスロットルボア径が大きく、スロットルボディ2の入口部を構成している。この吸気導入通路12は、内管3のスロットルボア13、14に吸入空気を導入する吸気通路であり、スロットルボディ2の重力方向における上端側に設けられている。
吸気導出通路15は、スロットルボア13、14よりもスロットルボア径が大きく、スロットルボディ2の出口部を構成している。この吸気導出通路15は、内管3のスロットルボア13、14より吸入空気を導出する吸気通路であり、スロットルボディ2の重力方向における下端側に設けられている。
また、外管4の回転軸方向の一端部(図1において図示右側端部)には、後述するスロットル開度センサを保持固定するセンサカバー7が装着されている。このセンサカバー7は、例えば樹脂材料によって形成されている。
また、スロットルボディ2には、スロットルボア13、14を隔てて対向して配置された一対(2つ)のシャフト軸受け部8が設けられている。これらのシャフト軸受け部8の内部には、スロットルバルブ5の中心軸線方向およびシャフト6の中心軸線方向(回転軸方向)に延びる断面円形状のシャフト収容孔がそれぞれ設けられている。
そして、シャフト6の回転軸方向の一端側に設けられるシャフト軸受け部8のシャフト収容孔の内周(収容孔壁面)には、シャフト6の回転軸方向の一端側を軸支するベアリング(滑り軸受け)9が嵌合保持されている。
また、シャフト6の回転軸方向の他端側に設けられるシャフト軸受け部8のシャフト収容孔の内周(収容孔壁面)には、シャフト6の回転軸方向の他端側を軸支するベアリング(滑り軸受け)9が嵌合保持されている。すなわち、一対のシャフト軸受け部8は、一対のベアリング9を介して、シャフト6を回転方向に摺動自在に支持している。
また、一端側のベアリング9として滑り軸受けが使用され、また、他端側のベアリング9として滑り軸受け(またはころがり軸受け、ボールベアリング)が使用されている。
また、スロットルボディ2の外管4の外壁部には、内部にモータを収容するモータハウジング19が一体的に形成されている。
なお、スロットルボディ2の詳細は、後述する。
本実施例のスロットルバルブ5は、エンジンの全気筒の燃焼室および吸気ポートに連通するスロットルボア13、14に開閉自在に設置されている。このスロットルバルブ5は、スロットルボディ2の内管3の内部(スロットルボア13、14)に開閉自在に収容されて、スロットルボディ2の内管3に対して相対回転する回転型の吸気制御バルブ、つまりシャフト6の中心軸線周りを回転してスロットルボア13、14を開閉する円板状のバタフライ型バルブである。
スロットルバルブ5は、エンジン運転時にECUからの制御信号に基づいて、全閉位置から全開位置に至るまでのバルブ作動範囲で回転動作(回転角度を変更)することで、スロットルボア13、14の開口面積(吸入空気流通面積)を変更して吸入空気の流量を可変制御する。また、スロットルバルブ5は、エンジン停止時にモータへの電力の供給が停止されると、例えばリターンスプリング等の付勢力によって全閉位置(または全閉位置より僅かに開いた中間開度の状態(中間位置))に戻される。
そして、スロットルバルブ5は、スロットルボディ2の内管3の流路方向の中心軸線とシャフト6の中心軸線との交点を中心にして半径方向の外径側に放射状に延びる円板状部を有している。また、スロットルバルブ5は、全閉位置に設定されると、スロットルバルブ5の円板状部の表裏面が、スロットルボディ2の内管3の流路方向(スロットルボア13、14の軸線方向)に垂直な垂線に対して開弁作動方向に所定の回転角度だけ若干傾くように配置される。
ここで、本実施例のスロットルボディ2の内管3の流路方向(スロットルボア13、14の軸線方向)とは、電子スロットル装置を自動車に搭載した時の天地方向(自動車の上下方向、重力方向における上下方向)のことである。
スロットルバルブ5の円板状部は、シャフト6のバルブ挿入孔23内に差し込まれた状態で、締結ネジ等を用いて締め付け固定されている。また、スロットルバルブ5の円板状部は、シャフト6を境にして、シャフト6の両側に2つの半円板状部(2つの第1、第2ディスク部)を有している。なお、本実施例では、スロットルバルブ5の全閉時に、第1ディスク部よりも第2ディスク部の方が重力方向における下方側に配置される。
シャフト6は、その回転軸方向に真っ直ぐに延びており、その中央部にスロットルバルブ5を一体的に結合するバルブ保持部を有している。このバルブ保持部には、直径方向に貫通するようにバルブ挿入孔23が形成されている。
そして、シャフト6は、モータの出力軸に動力伝達機構を介して駆動連結されている。このシャフト6の回転軸方向の両端部には、スロットルボディ2の内管3に設けられる一対のシャフト軸受け部8(またはベアリング9)に回転自在に軸支される2つの摺動部(摺動面)が設けられている。
ここで、スロットルバルブ5のシャフト6を開弁作動方向または閉弁作動方向に駆動するアクチュエータは、電力の供給を受けると駆動力を発生するモータ、およびこのモータの出力軸の回転運動をシャフト6に伝達するための動力伝達機構を含んで構成される電動式アクチュエータである。なお、動力伝達機構は、モータの回転速度を所定の減速比となるように減速すると共に、モータの駆動力(モータトルク)を増大させる歯車減速機構によって構成されている。その歯車減速機構は、モータの出力軸に固定されたピニオンギヤ(モータギヤ)、このモータギヤと噛み合って回転する中間減速ギヤ、およびこの中間減速ギヤと噛み合って回転する最終減速ギヤを有している。なお、モータの出力軸をシャフト6に直結しても良い。
モータは、ECUによって電子制御されるモータ駆動回路を介して、自動車に搭載されたバッテリに電気的に接続されている。このモータは、スロットルボディ2の外管4に一体的に形成されたモータハウジング19に内蔵されている。
ここで、例えばロータのコイルに電力の供給を受けると、スロットルバルブ5のシャフト6を駆動する駆動力を発生するモータは、ECUによって通電制御(駆動)されるように構成されている。このECUには、制御処理や演算処理を行うCPU、制御プログラムまたは制御ロジックや各種データを保存する記憶装置(ROMやRAM等のメモリ)、入力回路(入力部)、出力回路(出力部)、電源回路、タイマー等の機能を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュータが設けられている。
そして、ECUは、図示しないイグニッションスイッチがオン(IG・ON)されると、マイクロコンピュータのメモリ内に格納された制御プログラムまたは制御ロジックに基づいて、電子スロットル装置のスロットルバルブ5のシャフト6を駆動するモータのコイルを通電制御すると共に、点火装置(イグニッションコイル、スパークプラグ等)および燃料噴射装置(電動フューエルポンプ、インジェクタ等)を駆動するように構成されている。これにより、エンジンの運転中に、スロットル開度(吸入空気流量)、燃料噴射量等が各々制御指令値(制御目標値)となるように制御される。
また、ECUは、イグニッションスイッチがオフ(IG・OFF)されると、マイクロコンピュータのメモリ内に格納された制御プログラムまたは制御ロジックに基づく上記のスロットル開度制御、点火制御や燃料噴射制御等を含むエンジン制御が強制的に終了されるように構成されている。
また、ECUには、クランク角度センサ、アクセル開度センサ、およびスロットル開度センサが接続されている。また、ECUには、冷却水温センサ、吸気温センサ、エアフローメータ、および吸気圧センサが接続されている。これらの各種センサからのセンサ信号は、A/D変換器によってA/D変換された後に、マイクロコンピュータに入力されるように構成されている。
これらのクランク角度センサ、アクセル開度センサ、スロットル開度センサ、冷却水温センサ、吸気温センサ、エアフローメータおよび吸気圧センサ等によって、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段が構成される。
ここで、ECUは、アクセル開度センサより出力されるアクセル開度信号とスロットル開度センサより出力されるスロットル開度信号との偏差がなくなるようにモータのコイルへの供給電力をフィードバック制御している。
次に、本実施例の2重管構造のスロットルボディ2の詳細を図1および図2に基づいて説明する。
スロットルボディ2は、内管3と外管4との間に形成される円筒空間(筒状空間)が円環状の隔壁部(セパレータ)20で仕切られている。セパレータ20は、円筒空間のスロットルボア13、14の中心軸線方向の中央付近で、しかもスロットルバルブ5のシャフト6の回転中心軸線を通る円周方向で、内管3の外周と外管4の内周とを直接的に接続している。そして、セパレータ20よりも重力方向の上方側における円筒空間は、水を溜める円筒状の水溜め部(水分トラップ溝、第1円筒状空間)21となっている。
この水溜め部21の重力方向における下面(底面)は、スロットルボア13、14を流れる吸入空気の流れ方向(吸気流方向、スロットルボディ2の流路方向、自動車の上下方向)に対して鉛直方向に延びる平面である。つまり、水溜め部21の下面は、自動車の水平方向(前後方向、左右方向)に対して傾斜していない。また、水溜め部21の重力方向における上面は、開口している。また、水溜め部21は、スロットルボディ2の外管4の重力方向における上方側から流入した水を溜めることが可能な所定の内容積を有している。
また、セパレータ20よりも重力方向における下方側の円筒空間は、第2円筒状空間22となっている。この第2円筒状空間22の重力方向における上面(天井面)は、スロットルボア13、14を流れる吸入空気の流れ方向(吸気流方向、スロットルボディ2の流路方向、自動車の上下方向)に対して鉛直方向に延びる平面である。つまり、第2円筒状空間22の上面は、自動車の水平方向(前後方向、左右方向)に対して傾斜していない。また、第2円筒状空間22の重力方向における下面は、開口している。
そして、スロットルボディ2の内管3は、水溜め部21の貯留水面を規制する2つのオーバフロー壁(円弧状壁)31、これらのオーバフロー壁31の上端縁よりも内管3の重力方向上方(鉛直方向上方)に向けて高くなるように突出する2つの突出壁32、2つのオーバフロー壁31に対して対称的な位置に設けられた2つの円弧状壁33、これらの円弧状壁33の下端縁よりも内管3の重力方向下方(鉛直方向下方)に向けて低くなるように突出する2つの突出壁34を有している。
2つのオーバフロー壁31は、その上端縁が、水溜め部21に溜められた水が溢れ出すオーバフロー部として機能し、内管3を構成する内管壁の一部を構成している。これらのオーバフロー壁31は、シャフト軸受け部8およびベアリング9の鉛直方向上方となる位置近傍より内管3の円周方向に所定の円周方向距離分だけ離れた位置に配設されている。すなわち、2つのオーバフロー壁31は、スロットルボア13、14の中心軸線位置を中心にして、シャフト軸受け部8およびベアリング9の鉛直上方となる位置近傍より例えば45°〜60°程度離れている。
また、2つのオーバフロー壁31の上端面は、吸気流方向に対して鉛直方向に延びる平面である。
2つの突出壁32は、水溜め部21の貯留水(水溜め部21に溜められた水)が、シャフト軸受け部8およびベアリング9の鉛直上方となる位置近傍の内管壁上端縁(図2において破線で示した位置)から溢流するのを防止する溢流防止壁としての機能を有している。これらの突出壁32は、シャフト軸受け部8およびベアリング9の鉛直上方となる位置近傍を中心にして、内管3の円周方向の両側に向けて円弧状に延びている。すなわち、2つの突出壁32は、シャフト軸受け部8およびベアリング9の鉛直上方となる位置近傍を含む所定の円周方向範囲内に配設されている。
また、スロットルボディ2の内管3は、その吸気通路壁面(スロットルボア壁面)に、水溜め部21の貯留水(水溜め部21に溜められた水)が、2つのオーバフロー壁31、あるいは少なくとも一方のオーバフロー壁31の上端縁から、シャフト軸受け部8およびベアリング9に向けて(斜めに)流れるのを規制するための複数のガイドリブ(突条リブ)35を有している。
複数のガイドリブ35は、全部で4つ設けられ、2つのオーバフロー壁31の円周方向の両側(2つの突出壁32の付け根付近)にそれぞれ1つずつ配設されている。
これらのガイドリブ35は、スロットルボディ2の内管3の半径方向内方に向けて突出している。また、複数のガイドリブ35は、スロットルバルブ5の円板状部の側面との間に所定の隙間(クリアランス)が形成されている。また、複数のガイドリブ35は、2つのオーバフロー壁31の上端縁近傍の位置(水溜め部21の貯留水面近傍の位置)から、シャフト軸受け部8およびベアリング9より離れた位置(水溜め部21の底面近傍の位置)に至るまで、吸気流方向に沿って真っ直ぐに延びている。
[実施例1の作用]
次に、本実施例の内燃機関の吸気制御装置(電子スロットル装置)の作用を図1ないし図3に基づいて簡単に説明する。
ECUは、エンジンキースイッチがオン、つまりイグニッションスイッチがオン(IG・ON)されると、電子スロットル装置(スロットルバルブ5等)のモータを通電制御すると共に、点火装置(イグニッションコイル、スパークプラグ等)および燃料噴射装置(電動フューエルポンプ、インジェクタ等)を駆動する。これにより、エンジンが運転される。
ここで、運転者がアクセルペダルを踏み込むと、アクセル開度センサより出力されたアクセル開度信号がECUに入力される。そして、ECUによってスロットルバルブ5が所定のスロットル開度(回転角度)となるようにモータへの電力の供給が成されて、モータの出力軸が回転する。これにより、モータの出力軸に駆動連結されたシャフト6が、リターンスプリングの付勢力に抗してアクセルペダルの踏み込み量(アクセル操作量)に対応した回転角度分だけ回転する。
したがって、シャフト6に保持されたスロットルバルブ5が、全閉位置より全開位置側へ開く方向(開弁作動方向)に駆動される。
そして、エンジンの特定気筒が排気行程から、吸気バルブが開弁し、ピストンが下降する吸気行程に移行すると、ピストンの下降に従って当該気筒の燃焼室内の負圧(大気圧よりも低い圧力)が大きくなり、開弁している吸気ポートから混合気が吸い込まれる。このとき、吸気ダクトの途中、つまりスロットルボディ2のスロットルボア13、14が所定のバルブ角度(電子スロットル装置のスロットル開度)だけ開かれるので、エンジン回転速度がアクセルペダルの踏み込み量(アクセル操作量)に対応した速度に変更される。
[実施例1の効果]
以上のように、ダウンドラフト搭載の電子スロットル装置においては、エアクリーナホース1の重力方向における下方に結合される2重管構造のスロットルボディ2の内管3と外管4との間に、重力方向における上面が開口した円筒状の水溜め部21が形成されている。この水溜め部21は、所定の貯留量分だけ水を溜めることが可能な所定の内容積を有している。このため、エアクリーナホース1からスロットルボディ2の内管3と外管4との間に形成される水溜め部21の内部に、エンジンの燃焼室に吸い込まれる吸入空気中に含まれる水分や、吸気ダクトの外部より吸気ダクトの内部に浸入する水が溜まり易い。
ここで、吸気ダクトの外部より吸気ダクトの内部に浸入する水としては、自動車を洗車した時等の被水、雨天時の雨水や、道路上の水溜まりを自動車が通過した時の被水等が考えられる。
また、自動車に、エンジンのシリンダとピストンとの間の隙間からクランクケース内に吹き抜けるガス(ブローバイガス:以下PCVガスと言う)を大気中に放出せずに、再びエンジンの吸気系統に戻して再燃焼させるブローバイガス還元装置(PCV装置)が搭載されている場合、PCVガス中に多量の水分が含まれているため、PCVポートが冷えていると、PCVガス中に含まれる水分が凝縮してPCVポート内に水が生成される。このような水は、PCVポートの開口部からその重力方向における下方に配置されるスロットルボディ2の内部に垂れ落ちる。
また、自動車に、エンジンの燃焼室より流出した排気ガスの一部(以下EGRガスと言う)をエンジンの吸気系統に再循環させる排気ガス再循環装置(EGR装置)が搭載されている場合、EGRガス中には多量の水分が含まれているため、EGRガス中に含まれる水分が凝縮して水が生成され、スロットルボディ2の内部に浸入する可能性がある。
また、スロットルボディ2よりも吸気流方向の上流側の吸気ダクト(エアクリーナホース1を含む)内で結露した水分が水滴となって、スロットルボディ2の内部に浸入する可能性がある。
ここで、ダウンドラフト搭載の電子スロットル装置の場合には、水溜め部21の貯留水(水溜め部21に溜められた水)が、内管3の内管壁上端より溢れて、スロットルバルブ5のシャフト6の回転軸方向の軸受け側に水がかかると、シャフト軸受け部8およびベアリング9に水が浸入し、スロットルバルブ5およびシャフト6が氷結(アイシング)する可能性がある。
そこで、本実施例のダウンドラフト搭載の電子スロットル装置においては、2重管構造のスロットルボディ2の内管3に、2つのオーバフロー壁31の上端縁よりも内管3の重力方向上方(鉛直方向上方)に向けて高くなるように突出する2つの突出壁(台形状壁)32が配置されている。これらの突出壁32は、シャフト軸受け部8およびベアリング9の鉛直上方となる位置近傍を含む所定の円周方向範囲内に配設されている。すなわち、2重管構造のスロットルボディ2の内管3は、シャフト軸受け部8およびベアリング9の鉛直方向上方(重力方向上方)となる位置近傍に配設される内管壁上端(突出壁32上端)が、オーバフロー壁31上端よりも高い位置(重力方向上方となる位置)に設定されている。
これによって、ダウンドラフト搭載の電子スロットル装置であっても、水溜め部21より溢流した水は、シャフト軸受け部8およびベアリング9の鉛直方向上方となる位置近傍の内管壁上端縁(図2において破線で示した位置)からではなく、必ず突出壁32よりも低い位置に設置される2つのオーバフロー壁31の上端縁より溢れ出すことになる。
また、2重管構造のスロットルボディ2の内管3の吸気通路壁面には、水溜め部21の貯留水(水溜め部21内に溜められた水)が、2つのオーバフロー壁31の上端縁からシャフト軸受け部8およびベアリング9に向けて流れるのを規制する複数のガイドリブ35が配置されている。すなわち、水溜め部21より溢れ出すポイント付近に、スロットルバルブ5の側面との間に複数のガイドリブ35を配置することで、水の流れを規制し、水溜め部21より溢流した水が、シャフト軸受け部8およびシャフト6とベアリング9との間の隙間に入り難くすることができる。
すなわち、内管3を構成する内管壁のうちで、シャフト軸受け部8およびシャフト6の鉛直方向上方となる位置近傍の内管壁をオーバフロー壁31の上端縁よりも高くすることで、ダウンドラフト搭載の電子スロットル装置であっても、水溜め部21より溢流した水が、シャフト軸受け部8およびシャフト6とベアリング9との間の隙間に浸入する不具合の発生を抑制することができるので、スロットルバルブ5およびシャフト6の氷結(アイシング)を回避することが可能となる。
したがって、シャフト軸受け部8およびシャフト6とベアリング9との間の隙間への水の浸入を抑制できるので、スロットルバルブ5およびシャフト6のアイシングを回避することができる。また、スロットルバルブ5およびシャフト6のアイシングを原因とするバルブの凍結固着または動作不能(または動作不良)およびシャフトロックを確実に防止することができる。
さらに、スロットルボディ2を自動車のエンジンルーム内にダウンドラフト搭載する際に、サージタンク等の取付部に対するスロットルボディ2の取付角度を気にすることなく、スロットルボディ2を設置できるので、搭載自由度を高くすることが可能となる。
そして、水溜め部21の重力方向における下面は、吸気流方向に対して鉛直方向に延びる平面である。また、2つのオーバフロー壁31の上端面は、吸気流方向に対して鉛直方向に延びる平面である。これにより、2重管構造のスロットルボディ2の内管3および水溜め部21が、自動車の水平方向(前後方向または左右方向)に対して斜めに配置されていない。また、2つのオーバフロー壁31の上端面が斜めに形成されていないので、ダウンドラフト搭載の電子スロットル装置における、水溜め部21に溜めることが可能な水の貯留量の低下を防止することができる。すなわち、水溜め部(トラップ溝)21一周分の水分トラップ量(貯水量、水の貯留量)となるので、ダウンドラフト搭載時の水分トラップが可能な貯水量が最大となる。
図3は本発明の実施例2を示したもので、図3は内燃機関の電子スロットル装置を示した図である。
本実施例のダウンドラフト搭載の電子スロットル装置では、2つの円弧状壁33の吸気通路壁面にも複数のガイドリブ36を設けている。
この場合には、図3に示したダウンドラフト搭載の電子スロットル装置を、逆さにして、スロットルボア14、13を吸入空気が重力方向の下方から上方に向けて流れるアッパードラフト搭載の電子スロットル装置に変更した場合であっても、第2円筒状空間22が水溜め部として機能し、2つの円弧状壁33が2つのオーバフロー壁として機能し、2つの突出壁34が実施例1の突出壁32として機能し、更に複数のガイドリブ36も設置されているので、実施例1と同様な効果を達成することができる。
[変形例]
本実施例では、本発明のバルブを、内燃機関(エンジン)の燃焼室に供給される吸入空気量を制御するスロットルバルブ5に適用しているが、内燃機関(エンジン)の燃焼室において混合気の燃焼を促進させるための吸気渦流を発生させる吸気流制御バルブに適用しても良い。また、本発明のバルブを、内燃機関(エンジン)の吸気通路を開閉する吸気通路開閉装置の弁体に適用しても良い。
本実施例では、スロットルバルブ5のシャフト6を駆動するアクチュエータを、モータおよび動力伝達機構を備えた電動式アクチュエータによって構成しているが、バルブのシャフトを駆動するアクチュエータを、電磁式または電動式負圧制御弁を備えた負圧作動式アクチュエータによって構成しても良い。
また、本発明の内燃機関の吸気装置を、アクセルペダルの踏み込み量をワイヤーを介して機械的にスロットルバルブ5のシャフト6に伝えてスロットルバルブ5を作動させるスロットル装置に適用しても良い。
また、エンジンとして、ディーゼルエンジンを用いても良い。また、エンジンとして、多気筒エンジンだけでなく、単気筒エンジンを用いても良い。
本実施例では、エアクリーナケースとスロットルボディ2との間にエアクリーナホース(エアホース)1を接続しているが、エアクリーナケースとスロットルボディ2との間にインテークダクトを接続しても良い。
本実施例では、オーバフロー部を2つのオーバフロー壁31の上端縁(オーバフロー壁上端面)に設けているが、2つの突出壁32間に形成される例えばV字状のスリット(谷部)に設け、このスリットをオーバフロー部として使用しても良い。また、内管3を構成する内管壁に水溜め部側と吸気通路側とを貫通する貫通穴を設け、この貫通穴をオーバフロー部として使用しても良い。
本実施例では、突出壁32、34の円周方向の両側をテーパ状に傾斜させているが、突出壁32、34の円周方向の両側または片側を直立壁または曲率壁としても良い。また、ダウンドラフト搭載の電子スロットル装置の場合には、第2円筒状空間22、円弧状壁33および突出壁34を設けなくても良い。
内燃機関の電子スロットル装置を示した平面図である(実施例1)。 内燃機関の電子スロットル装置を示した断面図である(実施例1)。 内燃機関の電子スロットル装置を示した断面図である(実施例2)。 内燃機関の電子スロットル装置を示した断面図である(従来の技術)。 スロットルボディを示した断面図である(従来の技術)。 内燃機関の電子スロットル装置を示した断面図である(従来の技術)。 内燃機関の電子スロットル装置を示した断面図である(従来の技術)。
符号の説明
1 エアクリーナホース(エアホース)
2 2重管構造のスロットルボディ(ダクト)
3 内管(ハウジング)
4 外管(ハウジング)
5 スロットルバルブ
6 シャフト
8 シャフト軸受け部
9 ベアリング(軸受け)
12 吸気導入通路(吸気通路、入口部)
13 スロットルボア(吸気通路)
14 スロットルボア(吸気通路)
15 吸気導出通路(吸気通路、出口部)
21 水溜め部
31 オーバフロー壁(の上端縁、オーバフロー部)
32 突出壁(溢流防止壁)
33 円弧状壁(オーバフロー壁)
34 突出壁
35 ガイドリブ
36 ガイドリブ

Claims (12)

  1. (a)車両の上下方向に延びる吸気通路が形成された内管、およびこの内管の周囲を周方向に取り囲む外管を有する2重管状のダクトと、
    (b)前記吸気通路を開閉するバルブと、
    (c)このバルブを支持するシャフトと
    を備えた内燃機関の吸気装置において、
    前記ダクトは、前記シャフトを支持する軸受け部、および前記内管と前記外管との間に形成される筒状の水溜め部を有し、
    前記内管は、前記水溜め部の貯留水面を規制するオーバフロー部、およびこのオーバフロー部よりも前記内管の重力方向上方に向けて高く突出する突出壁を有し、
    前記突出壁は、少なくとも前記軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍に配設されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の吸気装置において、
    前記突出壁は、前記水溜め部の貯留水が、前記軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍から溢流するのを防止する溢流防止壁としての機能を有していることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の内燃機関の吸気装置において、
    前記突出壁は、少なくとも前記軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍を中心にして、前記内管の周方向の両側または片側に向けて延びていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の吸気装置において、 前記オーバフロー部は、少なくとも前記軸受け部の鉛直方向上方となる位置近傍より前記内管の周方向に所定の周方向距離分だけ離れた位置に配設されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の吸気装置において、 前記オーバフロー部とは、
    前記内管を構成する内管壁の一部であるオーバフロー壁の上端縁、
    あるいは前記内管を構成する内管壁をその板厚方向に貫通させることで形成されるオーバフロー穴
    のことであることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の吸気装置において、 前記水溜め部の重力方向における下面は、前記吸気通路を流れる吸入空気の流れ方向に対して鉛直方向に延びる平面であることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の吸気装置において、 前記水溜め部の重力方向における上面は、開口していることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の吸気装置において、 前記水溜め部は、前記ダクトの重力方向における上方側から流入した水を溜めることが可能な内容積を有していることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の吸気装置において、 前記内管は、その吸気通路壁面に、前記水溜め部の貯留水が、前記オーバフロー部から前記軸受け部に向けて流れるのを規制するガイドリブを有していることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  10. 請求項9に記載の内燃機関の吸気装置において、
    前記ガイドリブは、前記内管の径方向内方に向けて突出していることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載の内燃機関の吸気装置において、
    前記ガイドリブは、前記バルブとの間に所定の隙間が形成されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  12. 請求項9ないし請求項11のうちのいずれか1つに記載の内燃機関の吸気装置において、
    前記ガイドリブは、前記吸気通路を流れる吸入空気の流れ方向に沿って延びていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
JP2008006005A 2008-01-15 2008-01-15 内燃機関の吸気装置 Active JP4757270B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006005A JP4757270B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 内燃機関の吸気装置
US12/353,505 US7603979B2 (en) 2008-01-15 2009-01-14 Valve unit for internal combustion engine
DE102009000229.4A DE102009000229B4 (de) 2008-01-15 2009-01-14 Ventileinheit für eine Brennkraftmaschine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006005A JP4757270B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 内燃機関の吸気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009167877A JP2009167877A (ja) 2009-07-30
JP4757270B2 true JP4757270B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=40786080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008006005A Active JP4757270B2 (ja) 2008-01-15 2008-01-15 内燃機関の吸気装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7603979B2 (ja)
JP (1) JP4757270B2 (ja)
DE (1) DE102009000229B4 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101816364B1 (ko) * 2015-12-09 2018-01-08 현대자동차주식회사 스로틀밸브 결빙방지 장치, 이를 포함하는 스로틀밸브 결빙방지용 egr 시스템 및 그 작동방법

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3787861B2 (ja) * 1995-07-14 2006-06-21 株式会社デンソー 内燃機関のスロットルバルブ装置
JP2002221051A (ja) 2001-01-29 2002-08-09 Mikuni Corp 吸気制御装置
JP4013249B2 (ja) * 2002-08-29 2007-11-28 株式会社デンソー 内燃機関のスロットルバルブ装置
JP4394337B2 (ja) * 2002-08-29 2010-01-06 株式会社デンソー 内燃機関のスロットルバルブ装置
JP2004300944A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Denso Corp 内燃機関用スロットル装置
JP4192716B2 (ja) * 2003-08-01 2008-12-10 株式会社デンソー 内燃機関用スロットル装置の製造方法
JP4103721B2 (ja) * 2003-08-01 2008-06-18 株式会社デンソー 内燃機関用スロットル装置の成形方法
JP2005054627A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Denso Corp スロットルボデー
JP4211574B2 (ja) * 2003-11-07 2009-01-21 株式会社デンソー 内燃機関用スロットル装置の成形方法
JP4207825B2 (ja) * 2003-11-07 2009-01-14 株式会社デンソー 内燃機関用スロットル装置の成形方法
JP2005290994A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Denso Corp 内燃機関用スロットル制御装置
JP4089724B2 (ja) 2005-12-21 2008-05-28 株式会社デンソー 内燃機関のスロットルバルブ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7603979B2 (en) 2009-10-20
US20090178645A1 (en) 2009-07-16
DE102009000229B4 (de) 2014-02-27
JP2009167877A (ja) 2009-07-30
DE102009000229A1 (de) 2009-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8051845B2 (en) Air intake apparatus for internal combustion engine
JP5293550B2 (ja) 多気筒エンジンの吸気装置
JP5626017B2 (ja) 凝縮水排出装置
US20080078356A1 (en) Control device for internal-combustion engine
CN104454135B (zh) 内燃发动机和用于操作内燃发动机的方法
US20090050094A1 (en) Intake control device for internal combustion engine
US10190550B2 (en) Condensate dispersion assembly
JP4853481B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
US7383811B2 (en) Fuel injection system for engine
WO2009009902A1 (en) Method and apparatus for enhanced engine aspiration
JP4924640B2 (ja) 搭載部品の呼吸孔防水構造
JP4757270B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP5145187B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP5709053B2 (ja) 内燃機関のガスセンサ被水防止構造
JP2016031063A (ja) 過給機付きエンジンの排気還流装置
US11236706B2 (en) Evaporated fuel treatment device for engine
JP2008248861A (ja) 内燃機関の吸気制御装置
JP4399346B2 (ja) 吸気装置
US10465638B2 (en) Inlet manifold arrangement for a four-stroke combustion engine
JP2013234641A (ja) 内燃機関の吸気装置
JP4498699B2 (ja) 電子スロットル凍結防止制御
JP2019210893A (ja) エンジン
JP2008106707A (ja) 内燃機関の吸気加熱装置
JP6475608B2 (ja) ブリーザ装置付エンジン
JP2011043133A (ja) エンジンのブローバイガス還元装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4757270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250