JP2002221051A - 吸気制御装置 - Google Patents

吸気制御装置

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JP2002221051A
JP2002221051A JP2001019588A JP2001019588A JP2002221051A JP 2002221051 A JP2002221051 A JP 2002221051A JP 2001019588 A JP2001019588 A JP 2001019588A JP 2001019588 A JP2001019588 A JP 2001019588A JP 2002221051 A JP2002221051 A JP 2002221051A
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JP
Japan
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valve
control device
intake passage
groove
intake
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Application number
JP2001019588A
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English (en)
Inventor
Yonosuke Hatsumi
養之助 初見
Toshio Karasawa
利夫 唐沢
Takafumi Asakura
啓文 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で確実に氷結を防止することがで
きる吸気制御装置を提供する。 【解決手段】 垂直方向に形成された吸気通路11と、
該吸気通路に回動自在に設けられた円盤状のバルブ12
と、該バルブを回転可能に支持するシャフト13を有
し、上記吸気通路の口径より大きく円筒状の堰付きの溝
14をバルブ12の全閉角度方向に傾斜するように設け
る。上記吸気通路の内壁に付着した水分が上記溝を通っ
て上記バルブに溜まるようにするための切欠部15を、
傾斜の最下端に立設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャブレータやスロッ
トルボディ等の内燃機関の吸気制御装置に関し、特に吸
気制御装置内のバルブの氷結を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関では、排ガス対策のため
に排気ガスをインレットマニフォールド側より吸入空気
と混合して燃焼室に供給するシステムが多くなってい
る。この方式では内燃機関停止時に暖かい排気ガスが吸
気制御装置内に存在することになる。内燃機関停止後、
外気により冷えるに従い吸気制御装置の内壁に水分が付
着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7のように吸気通路
31が垂直方向となるように取り付けられる吸気制御装
置30の場合、吸気通路31の内壁31aの上方に付着
した水分は内壁31aを伝い落ちて全閉状態のバルブ3
2上に移動し、バルブ32上を伝わりシャフト33に達
し、シャフト33に沿って流れて軸受部34にまで流れ
込む。吸気制御装置30の周辺の温度が氷点下になった
場合、この流れ込んだ水分が氷結し、次に内燃機関を再
始動するときに、バルブ32が回転不能になってしま
う。
【0004】本発明は、このような事実から考えられた
もので、簡単な構成で確実に氷結を防止することができ
る吸気制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の吸気制御装置は、垂直方向に形成された吸
気通路と、該吸気通路に回動自在に設けられた全閉位置
でほぼ水平となる円板状のバルブと、該バルブを回転可
能に支持する垂直方向に設けられたシャフトを有する吸
気制御装置において、上記吸気通路の内壁の、上記バル
ブの上側に、バルブの径よりも大きくほぼ環状の溝を形
成したことを特徴としている。
【0006】または、上記溝が、水平に対して傾斜して
いる構成としたり、上記溝が吸気通路の内側に堰を有
し、該堰の最も低い位置に切欠部を有する構成とした
り、上記バルブが全閉時に水平に対して若干傾斜してお
り、上記環状の溝が上記バルブの傾斜と同じ方向に傾斜
している構成としたり、上記円盤状のバルブに、水を溜
めるための凹部を形成した構成としたり、上記凹部が傾
斜している全閉時のバルブの低い位置に形成されている
構成とすることができる。
【0007】または、垂直方向に形成された吸気通路
と、該吸気通路に回動自在に設けられた全閉位置でほぼ
水平方向に設けられたシャフトとを有し、上記シャフト
が上記バルブの少なくとも片面上に固定される吸気制御
装置において、上記吸気通路のバルブの上側に、バルブ
の径よりも大きい太径部を形成するとともにその端部を
水平に対して傾斜した段差とし、該段差部に溝を形成
し、該溝の最も低くなる位置に切欠を形成したことを特
徴としている。
【0008】
【実施例】以下に本発明の具体的な実施例を図とともに
説明する。図1は本発明の吸気制御装置の断面図であ
り、図2は図1のA−A断面図である。
【0009】これらの図において、吸気通路11は、上
端側がラッパ状にやや広がった円筒形をした空間であ
る。この吸気通路11の中に円板状のバルブ12がシャ
フト13により回動自在に取り付けられている。シャフ
ト13は、吸気通路11の中心軸に直交する形で水平に
軸受部16に取り付けられている。
【0010】吸気通路11は、バルブ12から上部の口
径D1が下部の口径D2よりも大きくなっており、バル
ブ12に近い上部に、段差が形成され、この段差に、堰
14a付きの溝14が設けられている。溝14は吸気通
路11の内壁に設けられ、堰14aの外側がバルブ12
の直径とほぼ等しくなっている。
【0011】なお、溝14は図3に示すように、太径部
や段差を無くし堰がない溝24を吸気通路の内壁11a
に垂直に形成してもよいし、図4のように太径部や段差
を無くし、堰34a付きの溝34のように形成してもよ
い。また、吸気通路11の全周に環状に形成するのが望
ましいが、一部に溝の無い部分を設けたC字状に形成し
てもよい。環状の欠けた部分は、特にその位置を限定す
ることは無く、任意の位置でよい。
【0012】図1および図2に示すバルブ12は全閉時
の状態を示し、吸気通路11の内壁に密着しているよう
になっているが、実際に密着させると、吸気通路11に
バルブ12がかじりつき、回動不能になるおそれがある
ため、微小な隙間を保つようにしている。さらに、バル
ブ12は、全閉時にも吸気通路11に対して正確に垂直
にならず、若干の傾斜を有している。
【0013】溝14は、全閉時のバルブ12と平行な傾
斜を有している。これは、バルブと溝との間隔を狭める
ことができ、この間に付着する水分を少なくすることが
できるからである。しかしながら、必ずしもバルブ12
と平行な傾斜を有している必要はない。溝14の傾斜の
最下端部には段差が形成され、この段差に、堰14aに
切欠部15を形成してある。
【0014】内燃機関停止後、吸気通路11内の空気が
冷えるに従い、吸気通路11の内壁に水分が付着する。
この時バルブ12の下方に付着した水分はシャフト13
から離れる方向に流れ落ちるので、例え氷結してもシャ
フト13の回動を妨げることはない。一方、バルブ12
の上方に付着した水分は吸気通路11の内壁を伝わり溝
14に流れ落ちる。
【0015】溝14に流れ落ちた水は、傾斜に沿ってく
だり、切欠部15からバルブ12上に流れ、バルブの傾
斜によりバルブ12と内壁との間隙から下方へ流れ落ち
る。これにより、軸受部16に水分が溜まることがなく
なり、凍結を防止することができる。
【0016】なお、図3及び図4に示す溝24や溝34
も、図2の溝14のように水平に対して傾斜させれば、
溝内に溜まった水分が一番低い位置に移動し、溢れ落ち
てバルブ12と吸気通路11との間隙から落下し易くな
る。ただし、溝14,24,34を傾斜させずに水平に
形成しても、溝内に水分を一時的に溜めることができる
ので、凍結を防止することは可能である。
【0017】図5および図6は第2の実施例を示す図
で、図5は、図1のA−A断面図に相当する図で、図6
はバルブ12の拡大斜視図である。この実施例では、バ
ルブ12の全閉時に下位側になる片側部分に凹部21を
設け、切欠部15から流れ出た水分を凹部21に溜める
ようにしている。
【0018】このような構成にすると、水分が凹部21
に溜まるので、バルブ12と内壁の間での氷結を防止す
ることができる。ここに溜まった水は、次にエンジンが
始動する際に、バルブ12が回転するので、この回転に
よって図の下方に落下して消滅する。
【0019】
【発明の効果】上記に説明したように本発明によれば、
垂直方向に形成された吸気通路と、該吸気通路に回動自
在に設けられた全閉位置でほぼ水平となる円板状のバル
ブと、該バルブを回転可能に支持する水平方向に設けら
れた、シャフトを有する吸気制御装置において、上記吸
気通路の内壁の、上記バルブの上側に、バルブの径より
も大きくほぼ環状の溝を形成したことにより、吸気通路
の上部に付着した水分を溝に溜め、それによって、シャ
フトの軸受部に水分が溜まって凍結するのを防止するこ
とができる。溝を、水平に対して傾斜させた構成とすれ
ば、溝内に溜まった水分を溝の一番低い部分に集めるこ
とができる。
【0020】上記溝が、吸気通路の内側に堰を有し、該
堰の最も低い位置に切欠部を有することによって、溝に
流れ落ちた水分は、傾斜に沿ってくだり、切欠部からバ
ルブと内壁との間隙を通って吸気通路の下方へ流れ落ち
るので、シャフトの軸受部の氷結を防止することができ
る。
【0021】上記バルブが、全閉時に水平に対して若干
傾斜しており、上記環状の溝が上記バルブの傾斜と同じ
方向に傾斜していることにより、バルブと堰との間隔を
狭めることができ、それによって、この間に付着する水
分の量を少なくすることができるので、水分がバルブと
内壁の間で氷結しても、バルブの回動を妨げなくなる。
【0022】上記円板上のバルブに、水を溜めるための
凹部を形成したことによって、切欠部から流出する水分
を凹部に貯留することができるので、シャフトの軸受部
やバルブと内壁との間で水分が氷結することを防止でき
る。上記凹部が、傾斜している全閉時のバルブの低い位
置に形成した構成にすることによって、水分を効果的に
凹部に集めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸気制御装置の要部を示す断面図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】溝の上下の径が等く、堰のない溝の拡大図であ
る。
【図4】溝の上下の径が等しい、堰付きの溝の拡大図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例である。
【図6】図5のバルブの拡大斜視図である。
【図7】従来の吸気制御装置の断面図である。
【符号の説明】 11 吸気通路 12 バルブ 13 シャフト 14 溝 15 切欠部 21 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝倉 啓文 神奈川県小田原市久野2480番地 株式会社 ミクニ小田原事業所内 Fターム(参考) 3G065 CA36 HA06 HA09 HA12 HA15 HA21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に形成された吸気通路と、該吸
    気通路に回動自在に設けられた全閉位置でほぼ水平とな
    る円板状のバルブと、該バルブを回転可能に支持する水
    平方向に設けられたシャフトとを有する吸気制御装置に
    おいて、 上記吸気通路の内壁の、上記バルブの上側に、バルブの
    径よりも大きくほぼ環状の溝を形成したことを特徴とす
    る吸気制御装置。
  2. 【請求項2】 上記溝が、水平に対して傾斜しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の吸気制御装置。
  3. 【請求項3】 上記溝が、吸気通路の内側に堰を有し、
    該堰の最も低い位置に切欠部を有することを特徴とする
    請求項2記載の吸気制御装置。
  4. 【請求項4】 上記バルブが、全閉時に水平に対して若
    干傾斜しており、上記環状の溝が上記バルブの傾斜と同
    じ方向に傾斜していることを特徴とする請求項2又は3
    記載の吸気制御装置。
  5. 【請求項5】 上記円板状のバルブに、水を溜めるため
    の凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載の吸気
    制御装置。
  6. 【請求項6】 上記凹部が、傾斜している全閉時のバル
    ブの低い位置に形成されていることを特徴とする請求項
    5記載の吸気制御装置。
  7. 【請求項7】 垂直方向に形成された吸気通路と、該吸
    気通路に回動自在に設けられた全閉位置でほぼ水平とな
    る円板状のバルブと、該バルブを回転可能に支持する水
    平方向に設けられたシャフトとを有する吸気制御装置に
    おいて、 上記吸気通路のバルブの上側に、バルブの径よりも大き
    い太径部を形成するとともにその端部を水平に対して傾
    斜した段差とし、該段差部に溝を形成し、該溝の最も低
    くなる位置に切欠を形成したことを特徴とする吸気制御
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009000229A1 (de) 2008-01-15 2009-07-23 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha, Obu Ventileinheit für eine Brennkraftmaschine
JP2010090825A (ja) * 2008-10-09 2010-04-22 Toyota Industries Corp 内燃機関のスロットル装置
JP2013234641A (ja) * 2012-05-11 2013-11-21 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸気装置

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