JP4753971B2 - 電動パワーステアリングシステムの制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、モータ制御にて運転者の操舵トルクを補助する電動パワーステアリング装置と、車両挙動を安定化させる車両挙動補正トルクを電動パワーステアリング装置へ出力する車両挙動制御装置とで構成させる電動パワーステアリングシステムの制御装置に関するものである。
電動パワーステアリング装置は、運転者がハンドルを回転させることによって生じる操舵トルクを操舵トルク検出手段によって検出し、この検出された操舵トルクの値に応じた電流を、ステアリング装置の機構に噛み合って配置され電動パワーステアリングのトルクを発生する電動モータに印加することにより電動モータを回転駆動し、運転者による操舵トルクを補助するために必要な補助トルクを発生させ、転舵を行うものである。
また、ヨーレートや横方向の加速度(横G)等の車両状態信号に基づいて、制動力や駆動力を4輪独立で制御し、車両挙動を安定化させる車両挙動制御装置が既に知られている。
また、下記特許文献1には、車両挙動制御装置から、車両挙動を安定化させる車両挙動補正トルク信号を電動パワーステアリング装置へ入力し、操舵制御と車両挙動制御とを協調させることで車両の安定性を向上させることが記載されている。
また、下記特許文献2には、車両挙動制御装置から、車両挙動を安定化させる車両挙動補正トルク信号を電動パワーステアリング装置へ入力する場合に、電動パワーステアリング装置の故障判定領域を一時的に広げることで、外部指令トルクにも故障判定することなく対応できることが記載されている。
特開2006−51991号公報 特開2006−76478号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、補助トルクと車両挙動補正トルクを単純に加算しただけであり、補助トルクと車両挙動補正トルクとの干渉については、考慮されていなかった。一般に、補助トルクは操舵を軽くするため、フィーリング向上のためのトルクであり、車両挙動補正トルクは車両を安定化させるためトルクである。車両挙動補正トルクの大きさは、補助トルクの大きさによらず車両状態に応じて決定される。そのため、補助トルクが大きい場合は、車両を安定化させるための車両挙動補正トルクを加えても補助トルクの影響が支配的となり、車両安定化への寄与度が小さくなるといった課題があった。
また、上記特許文献2の技術では、車両挙動を安定化させる車両挙動補正トルク信号を電動パワーステアリング装置へ入力する場合に、電動パワーステアリング装置の故障判定領域を一時的に広げ、外部指令トルクにも故障判定することなく対応できるように構成されているが、補助トルクと車両挙動補正トルクを単純に加算した構成に変わりはなく、補助トルクと車両挙動補正トルクとの干渉については考慮されていないといった課題があった。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、補助トルクと車両挙動補正トルクとの干渉を低減し、操舵状態によらず車両挙動を安定化させる電動パワーステアリング装置と車両挙動制御装置を組み合わせた電動パワーステアリングシステムの制御装置を提供することを目的とする。
この発明は、モータ制御により運転者の操舵トルクを補助する補助トルクを発生する電動パワーステアリング装置の前記補助トルクを、前記操舵トルクと車両挙動を安定化させる車両挙動制御装置の車両挙動補正トルクに基づき決定する電動パワーステアリングシステムの制御装置であって、操舵トルク検出手段で検出された操舵トルク値に基づいて補助トルク値を演算する補助トルク演算手段と、それぞれ前記補助トルク値より前記車両挙動制御装置からの車両挙動補正トルク値を優先させるように、少なくとも前記車両挙動制御装置からの車両挙動補正トルク値に基づき前記補助トルク値を補正して補正補助トルク値を求める、又は前記操舵トルク値、前記補助トルク値及びモータ駆動電流値のいずれか1つに基づき前記車両挙動制御装置からの車両挙動補正トルク値を補正して補正車両挙動補正トルク値を求める補正手段と、前記補正補助トルク値と車両挙動補正トルク値の和、又は前記補助トルク値と補正車両挙動補正トルク値の和により、前記モータの駆動制御を行う制御器へ出力する制御目標値を求めて出力する加算手段と、を備えたことを特徴とする電動パワーステアリングシステムの制御装置にある。
この発明では、補助トルクと車両挙動補正トルクとの干渉を低減し、操舵状態によらず車両挙動を安定化させる電動パワーステアリング装置と車両挙動制御装置を組み合わせた電動パワーステアリングシステムの制御装置を提供することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明によるに制御装置を含む電動パワーステアリングシステムの全体的な構成図である。電動パワーステアリングシステムは電動パワーステアリング装置と車両挙動制御装置を備えている。まず、電動パワーステアリング装置について説明する。電動パワーステアリング装置は、ドライバの操舵トルク2に応じた補助トルク3を発生させることを主な機能とする。ドライバがハンドル1を切った時の操舵トルク2を操舵トルク検出手段4で検出し、マイコン等コンピュータを含む電子制御ユニット(ECU)からなる操舵制御装置5に操舵トルク検出信号S(操舵トルク値)を入力する。
モータ電流/電圧検出部160は補助トルク3を発生するモータ7に通電あるいは印加されているモータ7の状態量を示す駆動電流8、駆動電圧9を検出し、電流制御器(制御器)15は、モータ電流/電圧検出部160により検出された例えば駆動電流値を示す駆動電流信号Id(モータ駆動電流値)が後述する電流目標値(S3)に一致するように、モータ7の端子に印加する駆動電圧指令値Vcを設定し、これに従った駆動制御信号Vcsを例えばPWM(パルス幅変調)信号としてモータ7の端子に印加する。操舵制御装置5は、操舵トルク検出信号S等から電流制御器15に入力する電流目標値を演算しこれを示す電流目標値信号S3を出力する。
次に、車両挙動制御装置11について説明する。車両挙動制御装置11は、ESC(Electronic Stability Control)などの装置、すなわちヨーレートなどの車両状態信号に基づいて各車輪を独立して制動し車両挙動を安定化させる装置や、各輪の駆動力を独立して制御し車両挙動を安定化させる装置であり、車両挙動が不安定状態に陥った場合、各輪の制駆動力制御に加えて、車両挙動を安定化させるための車両挙動補正トルク信号K(車両挙動補正トルク値)を操舵制御装置5に出力する。
図2にはこの発明の実施の形態1による電動パワーステアリングシステムの制御装置およびその出力側部分を含むブロック図を示す。図2において上記図1と同一もしくは相当部分は同一もしくは相当符号で示す。4は運転者が操舵した場合の操舵トルク2を検出する操舵トルク検出手段、12は操舵トルク検出手段4の出力する操舵トルク検出信号Sに基づいて操舵トルク2を補助する補助トルク電流を演算しこれを示す補助トルク電流信号S1(補助トルク値)を出力する補助トルク演算器、11は車両挙動を補正する車両挙動補正トルク電流を演算しこれを示す車両挙動補正トルク電流信号Kを出力する車両挙動制御装置、13は車両挙動制御装置11の車両挙動補正トルク電流信号Kと、操舵トルク検出手段4の操舵トルク検出信号Sに応じて、補助トルク演算器12の補助トルク電流信号S1を補正し補正補助トルク電流信号S2(補正補助トルク値)を出力する補正器、14は補正補助トルク電流信号S2と車両挙動補正トルク電流信号Kとを加算し、電流目標値を演算しこれを示す電流目標値信号S3(制御目標値)を出力する加算器である。
また、15は電流制御器であり、モータ7から補助トルク3を発生するために、モータ電流検出器16により検出されたモータ7に通電されている駆動電流値を示す駆動電流信号Idの値が電流目標値(S3)に一致するように、モータ7の端子に印加する駆動電圧指令値Vcを設定し、駆動制御信号Vcsを例えばPWM(パルス幅変調)信号としてモータ7の端子に印加する。
なお、操舵制御装置5は補助トルク演算器12、補正器13,加算器14の他にもこれらでの演算に使用されるデータやマップ等を含む記憶部6等も含む。
ここで、補正器13について説明する。一般に、補助トルク3は操舵を軽くするため、フィーリング向上のための操舵トルク2に比例したトルクであり、一方、車両挙動補正トルクは車両を安定化させるためトルクである。車両挙動補正トルクの大きさは補助トルク3の大きさによらず車両状態に応じて決定される。そのため、補助トルク3が大きい場合は、車両を安定化させるための車両挙動補正トルクを加えても補助トルク3の影響が支配的となり、車両安定化への寄与度が小さくなる。そこで、補正器13によって補助トルク電流値(S1)を補正し、車両挙動補正トルク電流値(K)を優先させることで、操舵状態によらず、車両安定性を向上させることができる。
次に、補正器13の動作を図3に基づいて説明する。補助トルク3が大きい場合、すなわち操舵トルク2が大きく操舵トルク検出信号Sが大きい場合は、車両挙動補正トルク電流値(K)を優先させるために、乗算部13aにおいて、補助トルク電流信号S1に補助トルクを減少させるゲインα1をかける。また、車両挙動補正トルク電流が大きく車両挙動補正トルク電流信号Kが大きい場合にも、同様に補助トルクを減少させるゲインα2をかける。図3のように補正器13を構成することで、操舵状態によらず車両安定性を向上させることができる。
なお、ゲインα1、α2は例えば図3に示すように、操舵トルク検出信号S、車両挙動補正トルク電流信号Kに関しそれぞれ所定の値の範囲において、これらが増加するに従い低い値になるものである。そして例えば、図3に示すようなそれぞれの信号とゲインとの関係を示すマップを記憶部6に格納しておきマップ処理により実行される。
次に、操舵制御装置5の動作について、図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、本発明の特徴は補助トルクを補正器13によって補正し、車両挙動補正トルクを優先させるアルゴリズムに従って制御することであり、モータ7に通電する駆動電流の制御に関しては、PID式の電流フィードバック制御、又は電流目標値(S3)とモータ回転検出器(図示省略)からのモータ回転信号とに基づくオープンループ制御等の一般的に行われる制御を、デジタル制御あるいはアナログ制御のいずれかの方式で実施してもよい。従って、以下では操舵制御装置5におけるモータ7の電流目標値(S3)を演算するまでのアルゴリズムに限定して説明を行う。
まずステップS101で、操舵トルク検出手段4からの操舵トルク検出手段出力すなわち操舵トルク検出(出力)信号Sをマイコンに読み込み記憶部6に記憶し、ステップS102では、補助トルク演算器12が、記憶部6に記憶された操舵トルク検出(出力)信号Sを読み込み、補助トルク電流(S1)をマップ演算し、記憶部6に記憶する。ここでのマップ演算では、例えば操舵トルク検出信号Sと補助トルク電流信号S1との関係を示す予め設定されたマップ等を記憶部6に格納させておき、このマップの値に基づき処理を行う。
ステップS103では、車両挙動制御装置11からの車両挙動補正トルク電流信号Kをマイコンに読み込み記憶部6に記憶する。ステップS104では、補正器13が、記憶部6に記憶された補助トルク電流信号S1、操舵トルク検出(出力)信号S、および車両挙動補正トルク電流信号Kを読み込み、図3に示したようにして補助トルク電流信号S1を車両挙動補正トルク電流信号Kと操舵トルク検出出力信号Sに基づくゲインα1,α2に従って補正する。ステップS105では、加算器14により、補正器13で補正された補正補助トルク電流信号S2と車両挙動補正トルク電流信号Kとを加算し、電流目標値S3として記憶部6に記憶する。前記ステップS101〜S105までの動作を制御サンプリング毎に繰り返し、モータ7の電流目標値(S3)を演算する。
なお、演算された電流目標値信号S3は電流制御器15に入力され、電流制御器15は、モータ電流検出器16により検出された駆動電流信号Idの値が電流目標値信号S3に一致するように、モータ7の端子に印加する駆動電圧指令値Vcを設定し、これに従った駆動制御信号Vcsを例えばPWM(パルス幅変調)信号としてモータ7の端子に印加する。
以上、説明したように実施の形態1では、補正器13で操舵トルク、車両挙動補正トルク電流に基づいて補助トルク電流を補正し、車両挙動補正トルク電流を優先させることで、操舵状態によらず、車両の安定性を向上させることができる。
なお、前記実施の形態1では、補助トルク電流(S1)をマップ演算で求める構成としたが、操舵トルク検出出力(S)にゲインを乗じる演算方法によって求めてもよい。また、補助トルク電流(S1)を操舵トルク検出出力(S)からマップ演算で求めていたが、操舵トルク検出出力(S)をデジタルまたはアナログの操舵トルク検出手段位相補償器(図示省略)に入力し、操舵トルク検出手段位相補償出力からマップ演算によって補助トルク電流(S1)を求めてもよい。また、補助トルク電流(S1)のマップ演算を車速によって可変としてもよい。この場合、補助トルク演算器12に車速センサ(図示省略)からの車速信号を入力し、さらに速度域毎の複数のマップを記憶部6に予め格納しておき、車速信号値に従ってマップを切り換える。また、補助トルク演算器12は操舵トルク(S)をマップ演算したアシスト補償のみの構成としていたが、粘性補償や慣性補償などその他補償制御を加えた構成にしてもよい。上記のように補助トルクを決めるモータの電流目標値(S3)演算することで、フィーリング、収斂性を向上させることができる。
さらに、前記実施の形態1では、補正器13は操舵トルク検出出力値(S)、車両挙動補正トルク値(K)の出力に応じて補助トルク電流(S1)を減少させるゲインをかけ、車両挙動補正トルクを優先させる構成としていたが、優先方法は補助トルク(S1)の一定量の減少、一定割合の減少、最大値制限、補助トルクの停止、補助トルクをある目標値に向かって漸減、一定時間減少させるなど、どのような方法で優先させてもよい。上記のように補正器13を構成することで、操舵状態に応じて決め細やかに補助トルクを補正することができる。
また、前記実施の形態1では、補正器13は操舵トルク(S)と車両挙動補正トルク(K)の出力に応じて補助トルク(S1)を補正していたが、操舵トルク(S)に替えて、モータ電流(Id)や補助トルクなどの信号と車両挙動補正トルクから補助トルクを補正してもよい。モータ電流(Id)や補助トルク(S1)も操舵トルク(S)と同様に操舵状態を表す指標となるため、上記のように補正器13を構成することで、操舵トルク(S)と車両挙動補正トルク(K)とから車両挙動補正トルクを優先させるのと同様、操舵状態によらず、車両の安定性を向上させることができる。
実施の形態2.
図5にはこの発明の実施の形態2による電動パワーステアリングシステムの制御装置およびその出力側部分を含むブロック図を示す。図5において上記実施の形態と同一もしくは相当部分は同一もしくは相当符号で示す。電動パワーステアリングシステムの全体構成は実施の形態1と同様であるため、操舵制御装置5の制御内容についてのみ説明する。前記実施の形態1では、補正器13で操舵トルク(S)、車両挙動補正トルク電流(K)に基づいて補助トルク電流(S1)を補正していたが、本実施の形態2は図5に示すように、補正器13で車両挙動補正トルク電流(K)のみに基づいて補助トルク電流(S1)を補正するようにしたものである。
ここで、補正器13について図6に基づいて説明する。実施の形態1では操舵トルク(S)、車両挙動補正トルク電流(K)に基づいて補助トルク電流(S1)を補正していたが、操舵トルク(S)、車両挙動補正トルク電流(K)双方にゲインを設定していたため複雑な構成になっていた。本実施の形態2は図6に示すように車両挙動補正トルク電流信号Kが大きい場合に、補助トルク電流信号S1を減少させるゲインを乗算部13aでかける構成にすることで、簡易な構成で、車両挙動補正トルク電流信号Kを優先させることができる。
次に、操舵制御装置5の動作について、図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、本実施の形態2ついても前記実施の形態1と同様に、操舵制御装置5により電流目標を演算するまでのアルゴリズムに限定して説明を行う。
まずステップS201で、操舵トルク検出手段4からの操舵トルク検出手段出力すなわち操舵トルク検出信号Sをマイコンに読み込み記憶部6に記憶し、ステップS202では、補助トルク演算器12が、記憶部6に記憶された操舵トルク検出信号Sを読み込み、補助トルク電流(S1)をマップ演算し、記憶部6に記憶する。
ステップS203では、車両挙動制御装置11からの車両挙動補正トルク電流信号Kをマイコンに読み込み記憶部6に記憶する。ステップS204では、補正器13が、記憶部6に記憶された補助トルク電流信号S1、車両挙動補正トルク電流Kを読み込み、図6に示すようにして補助トルク電流信号S1を車両挙動補正トルク電流信号Kに基づくゲインα3に従って補正する。ステップS205では、加算器14により、補正器13で補正された補正補助トルク電流信号S2と車両挙動補正トルク電流信号Kとを加算し電流目標値を得て、電流目標値信号(S3)として記憶部6に記憶する。前記ステップS201〜S205までの動作を制御サンプリング毎に繰り返し、モータ7の電流目標値(S3)を演算する。
以上、説明したように実施の形態2では、補正器13で車両挙動補正トルク電流(K)のみに基づいて補助トルク電流(S1)を補正し、車両挙動補正トルク電流(S3)を優先させることで、簡易な構成で操舵状態に応じた補正が可能となる。
なお、前記実施の形態2では、前記実施の形態1と同様に、補助トルク演算器12は操舵トルクをマップ演算したアシスト補償のみの構成としていたが、粘性補償や慣性補償などその他補償制御を加えた構成にしてもよい。上記のように補助トルクを演算することで、フィーリング、収斂性を向上させることができる。
また、前記実施の形態2では、補正器13は車両挙動補正トルク値(K)の出力に応じて補助トルク電流(S1)を減少させるゲインをかけ、車両挙動補正トルクを優先させる構成としていたが、前記実施の形態1と同様に、優先方法は補助トルクの一定量の減少、一定割合の減少、最大値制限、補助トルクの停止、補助トルクをある目標値に向かって漸減、一定時間減少させるなど、どのような方法で優先させてもよい。上記のように補正器13を構成することで、操舵状態に応じて決め細やかに補助トルクを補正することができる。
実施の形態3.
図8にはこの発明の実施の形態3による電動パワーステアリングシステムの制御装置およびその出力側部分を含むブロック図を示す。図8において上記実施の形態と同一もしくは相当部分は同一もしくは相当符号で示す。全体構成は実施の形態1と同様であるため、操舵制御装置5の制御内容についてのみ説明する。前記実施の形態1では、補正器13で操舵トルク(S)、車両挙動補正トルク電流(K)に基づいて補助トルク電流(S1)を補正していたが、本実施の形態3は図8に示すように、補正器17で操舵トルク(S)に基づいて車両挙動補正トルク(K)を補正するようにしたものである。
ここで、補正器17について図9に基づいて説明する。実施の形態1では操舵トルク(S)、車両挙動補正トルク電流(K)に基づいて補助トルク電流(S1)を補正しているが、補助トルク電流(S1)には、操舵トルク(S)をマップ演算したアシスト補償だけではなく、粘性補償などその他補償制御を含んでいるため、補助トルクを補正すると同時に粘性補償も補正されてしまい、収斂性に影響が出る可能性がある。そこで、図9に示すように補正器17で操舵トルク検出信号Sが大きい場合に、車両挙動補正トルク電流信号Kを増加させるゲインα4を乗算部17aでかける構成にすることで、収斂性などに影響を与えることなく車両安定性を向上させることができる。
次に、操舵制御装置5の動作について、図10のフローチャートに基づいて説明する。なお、本実施の形態3ついても前記実施の形態1と同様に、操舵制御装置5により電流目標を演算するまでのアルゴリズムに限定して説明を行う。
まずステップS301で、操舵トルク検出手段4からの操舵トルク検出手段出力すなわち操舵トルク検出信号Sをマイコンに読み込み記憶部6に記憶し、ステップS302では、補助トルク演算器12により、記憶部6に記憶された操舵トルク検出信号Sを読み込み、補助トルク電流(S1)をマップ演算し、記憶部6に記憶する。
ステップS303では、車両挙動制御装置11からの車両挙動補正トルク電流信号Kをマイコンに読み込み記憶部6に記憶する。ステップS304で、補正器17が、記憶部6に記憶された車両挙動補正トルク電流信号K、操舵トルク検出信号Sを読み込み、図9に示すようにして車両挙動補正トルク電流信号Kを操舵トルク検出信号Sに基づくゲインα4に従って補正する。ステップS305では、加算器14により、補正器17で補正された補正車両挙動補正トルク電流信号K1(補正車両挙動補正トルク値)と補助トルク電流信号S1とを加算し、電流目標値信号S3として記憶部6に記憶する。前記ステップS301〜S305までの動作を制御サンプリング毎に繰り返し、モータ7の電流目標値(S3)を演算する。
以上、説明したように実施の形態3では、補正器17で操舵トルク(S)に基づいて車両挙動補正トルク電流信号Kを補正し、車両挙動補正トルク電流信号Kを優先させることで、操舵状態に応じた補正が可能となり、また、粘性補償を変更させることなく車両挙動補正トルクを優先させることができるので、収斂性に影響を与えずに車両安定性をより向上させることができる。
なお、前記実施の形態3では、前記実施の形態1と同様に、補助トルク演算器12は操舵トルクをマップ演算したアシスト補償のみの構成としていたが、粘性補償や慣性補償などその他補償制御を加えた構成にしてもよい。上記のように補助トルクを演算することで、フィーリング、収斂性を向上させることができる。
また、前記実施の形態3では、補正器17は操舵トルク(S)に応じて車両挙動補正トルク(K)を増加させるゲインをかけ、車両挙動補正トルクを優先させる構成としていたが、優先方法は車両挙動補正トルクの一定量の増加、一定割合の増加、車両挙動補正トルクをある目標値に向かって漸増、一定時間増加させるなど、どのような方法で優先させてもよい。上記のように補正器17を構成することで、操舵状態に応じて決め細やかに補助トルクを補正することができる。
また、前記実施の形態3では、補正器17は操舵トルク(S)に応じて車両挙動補正トルク(K)を補正していたが、操舵トルク(S)に替えて、モータ電流や補助トルク、すなわち駆動電流信号Idや補助トルク電流信号S1などの信号から車両挙動補正トルク(K)を補正してもよい。
図11、図12、図13には、補正器17において補助トルク電流(S1)に応じて車両挙動補正トルク(K)を補正するようにした場合の、それぞれ図8〜10に対応した、電動パワーステアリングシステムの制御装置およびその出力側部分を含むブロック図、補正器の一例を説明するための図、及び制御装置の動作を説明するためのフローチャートを示す。この場合、補正器17では、操舵トルク検出信号Sの代わりに、図11に示すように補助トルク電流信号(補助トルク演算出力)S1に応じて車両挙動補正トルク電流信号Kが補正され、図12に示すように補助トルク電流信号S1が大きい場合に、車両挙動補正トルク電流信号Kを増加させるゲインα5を乗算部17aでかける構成にすることで、収斂性などに影響を与えることなく車両安定性を向上させることができる。そして図13に示すようにステップS304で、記憶部6に記憶された車両挙動補正トルク電流信号K、補助トルク電流信号S1を読み込み、図12に示すようにして車両挙動補正トルク電流信号Kを補助トルク電流信号S1に基づくゲインα5に従って補正し補正車両挙動補正トルク電流信号K1を得る。
図14、図15、図16には、補正器17においてモータ電流(Id)に応じて車両挙動補正トルク(K)を補正するようにした場合の、それぞれ図8〜10に対応した、電動パワーステアリングシステムの制御装置およびその出力側部分を含むブロック図、補正器の一例を説明するための図、及び制御装置の動作を説明するためのフローチャートを示す。この場合、補正器17では、操舵トルク検出信号Sの代わりに、図14に示すように駆動電流信号(モータ駆動電流出力)Idに応じて車両挙動補正トルク電流信号Kが補正され、図15に示すように駆動電流信号Idが大きい場合に、車両挙動補正トルク電流信号Kを増加させるゲインα6を乗算部17aでかける構成にすることで、収斂性などに影響を与えることなく車両安定性を向上させることができる。そして図16に示すようにステップS302aでは、モータ電流検出器16からの駆動電流信号Idをマイコンに読み込み記憶部6に記憶する。そしてステップS304で、記憶部6に記憶された車両挙動補正トルク電流信号K、駆動電流信号Idを読み込み、図15に示すようにして車両挙動補正トルク電流信号Kを駆動電流信号Idに基づくゲインα6に従って補正し補正車両挙動補正トルク電流信号K1を得る。
また、補正器17は操舵トルク(S)と車両挙動補正トルク(K)とから車両挙動補正トルク(K)を補正してもよい。上記のように補正器17を構成することで、操舵トルクから車両挙動補正トルクを優先させるのと同様、操舵状態によらず、車両の安定性を向上させることができる。
なおこの発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、これらの可能な組み合わせを全て含むことは云うまでもない。
以上、説明したように実施の形態1〜3では、補正器13、17の補正により補助トルク電流よりも車両挙動補正トルク電流を優先させることで、操舵状態によらず、車両安定性を向上させることができる。また、車両安定性を向上させるための適切な補助トルクを発生させることを可能としたことにより、無駄なトルクの発生を抑え、ひいてはエネルギーの消費量の削減にもつながる。
また、実施の形態2では、補正器13で車両挙動補正トルク電流のみに基づいて補助トルク電流を補正し、車両挙動補正トルク電流を優先させることで、簡易な構成で操舵状態に応じた補正が可能となる。
また、実施の形態3では、粘性補償を変更させることなく車両挙動補正トルクを優先させることができるので、収斂性に影響を与えずに車両安定性を向上させることができる。
この発明によるに制御装置を含む電動パワーステアリングシステムの全体的な構成図である。 この発明の実施の形態1による電動パワーステアリングシステムの制御装置およびその出力側部分を含むブロック図である。 この発明の実施の形態1での補正器の一例を説明するための図である。 この発明の実施の形態1による制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2による電動パワーステアリングシステムの制御装置およびその出力側部分を含むブロック図である。 この発明の実施の形態2での補正器の一例を説明するための図である。 この発明の実施の形態2による制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3による電動パワーステアリングシステムの制御装置およびその出力側部分を含むブロック図である。 この発明の実施の形態3での補正器の一例を説明するための図である。 この発明の実施の形態3による制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3の一変形例による電動パワーステアリングシステムの制御装置およびその出力側部分を含むブロック図である。 図11の制御装置での補正器の一例を説明するための図である。 図11の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3の別の変形例による電動パワーステアリングシステムの制御装置およびその出力側部分を含むブロック図である。 図14の制御装置での補正器の一例を説明するための図である。 図14の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 ハンドル、2 操舵トルク、3 補助トルク、4 操舵トルク検出手段、5 操舵制御装置、6 記憶部、7 モータ、8 駆動電流、9 駆動電圧、11 車両挙動制御装置、12 補助トルク演算器(補助トルク演算手段)、13,17 補正器(補正手段)、13a,17a 乗算部、14 加算器(加算手段)、15 電流制御器、16 モータ電流検出器、17a 乗算部、160 電圧検出部。

Claims (8)

  1. モータ制御により運転者の操舵トルクを補助する補助トルクを発生する電動パワーステアリング装置の前記補助トルクを、前記操舵トルクと車両挙動を安定化させる車両挙動制御装置の車両挙動補正トルクに基づき決定する電動パワーステアリングシステムの制御装置であって、
    操舵トルク検出手段で検出された操舵トルク値に基づいて補助トルク値を演算する補助トルク演算手段と、
    それぞれ前記補助トルク値より前記車両挙動制御装置からの車両挙動補正トルク値を優先させるように、少なくとも前記車両挙動制御装置からの車両挙動補正トルク値に基づき前記補助トルク値を補正して補正補助トルク値を求める、又は前記操舵トルク値、前記補助トルク値及びモータ駆動電流値のいずれか1つに基づき前記車両挙動制御装置からの車両挙動補正トルク値を補正して補正車両挙動補正トルク値を求める補正手段と、
    前記補正補助トルク値と車両挙動補正トルク値の和、又は前記補助トルク値と補正車両挙動補正トルク値の和により、前記モータの駆動制御を行う制御器へ出力する制御目標値を求めて出力する加算手段と、
    を備えたことを特徴とする電動パワーステアリングシステムの制御装置。
  2. 前記補正手段において、前記操舵トルク値と前記車両挙動補正トルク値に基づき前記補助トルク値を補正して補正補助トルク値を求め、前記加算手段において、前記補正補助トルク値と車両挙動補正トルク値の加算により前記モータの駆動制御を行う制御器へ出力する制御目標値を求めることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリングシステムの制御装置。
  3. 前記補正手段において、前記操舵トルク値および前記車両挙動補正トルク値のそれぞれの増大に従って前記補助トルク値を減少させた補正補助トルク値を求めることを特徴とする請求項2に記載の電動パワーステアリングシステムの制御装置。
  4. 前記補正手段において、前記車両挙動補正トルク値に基づき前記補助トルク値を補正して補正補助トルク値を求め、前記加算手段において、前記補正補助トルク値と車両挙動補正トルク値の加算により前記モータの駆動制御を行う制御器へ出力する制御目標値を求めることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリングシステムの制御装置。
  5. 前記補正手段において、前記車両挙動補正トルク値の増大に従って前記補助トルク値を減少させた補正補助トルク値を求めることを特徴とする請求項4に記載の電動パワーステアリングシステムの制御装置。
  6. 前記補正手段において、前記操舵トルク値、補助トルク値及びモータ駆動電流値のいずれか1つに基づき前記車両挙動補正トルク値を補正して補正車両挙動補正トルク値を求め、前記加算手段において、前記補助トルク値と補正車両挙動補正トルク値の加算により前記モータの駆動制御を行う制御器へ出力する制御目標値を求めることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリングシステムの制御装置。
  7. 前記補正手段において、前記操舵トルク値、補助トルク値及びモータ駆動電流値のいずれか1つの増大に従って前記車両挙動補正トルク値を増大させた補正車両挙動補正トルク値を求めることを特徴とする請求項6に記載の電動パワーステアリングシステムの制御装置。
  8. 前記補助トルク値が、前記モータに流れるモータ電流に基づく値であることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の電動パワーステアリングシステムの制御装置。
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