JP4753562B2 - 再使用製品流通支援装置、および、プログラム - Google Patents

再使用製品流通支援装置、および、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4753562B2
JP4753562B2 JP2004287729A JP2004287729A JP4753562B2 JP 4753562 B2 JP4753562 B2 JP 4753562B2 JP 2004287729 A JP2004287729 A JP 2004287729A JP 2004287729 A JP2004287729 A JP 2004287729A JP 4753562 B2 JP4753562 B2 JP 4753562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
collection
information
product
collected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004287729A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006099656A (ja
Inventor
雅通 三原
和人 小堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004287729A priority Critical patent/JP4753562B2/ja
Priority to US11/221,737 priority patent/US7628316B2/en
Priority to EP20050019877 priority patent/EP1643421A1/en
Publication of JP2006099656A publication Critical patent/JP2006099656A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4753562B2 publication Critical patent/JP4753562B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0631Resource planning, allocation, distributing or scheduling for enterprises or organisations
    • G06Q10/06316Sequencing of tasks or work
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/087Inventory or stock management, e.g. order filling, procurement or balancing against orders
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/30Administration of product recycling or disposal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、再使用製品流通支援装置、および、プログラムに関し、特に、効率的な製品再使用を支援するための再使用製品流通支援装置、および、プログラムに関する。
従来、メーカなどが製造した製品は、使用者による使用期間が終了すると、多くの場合、廃棄されていた。近時は、環境問題に対する関心が高まっており、メーカなどの事業者においても、環境負荷を低減する必要性が高まっている。製品における環境負荷を軽減させる方法として、リサイクルが一般的におこなわれている。
製品をリサイクルする場合、その製品を再度使用できる状態にして再使用する場合(製品再使用)と、素材毎に再資源化する場合がある。再資源化の場合、製品を分解して分別し、素材毎に異なる再資源化施設に輸送して処理しなければならず、これらの処理において環境負荷が発生することが多い。一方、製品再使用の場合は、製品の機能を維持するための部品交換等をおこない、製品単位で輸送することができるので、比較的環境負荷の低いリサイクル方法である。したがって、可能な限り、製品再使用の形態でリサイクルすることが、全体としての環境負荷低減に有用である。
そして、このような製品のリサイクルを効率的におこなうための情報システムも提案されている(例えば、特許文献1)。上記のように、製品再使用が環境負荷の低減に有効なリサイクル方法であり、製品再使用がより促進されることが望まれる。製品再使用が推進されれば、再使用される再使用製品も、新規に製造される製品と同程度の市場価値をもつこととなる。この場合、通常の商品流通過程と同様、過剰在庫を持たずに、より低コストで流通させることが、市場競争力を向上させることになる。この結果、製品再使用がより促進され、環境負荷低減に貢献することが期待できる。したがって、製品再使用の流通を効率的におこなうことができる手法の確立が望まれている。
特開2003−16179号公報
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、製品再使用における流通の効率化を実現する再使用製品流通支援装置、および、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる再使用製品流通支援装置は、
回収した使用済み製品を再生して再使用するリサイクル業務を支援するための再使用製品流通支援装置であって、
使用済み製品の回収業務をおこなう回収拠点について、少なくとも、回収した使用済み製品の各回収拠点での保管コストを示す情報と、各回収拠点における使用済み製品の回収実績を示す情報と、を蓄積する回収拠点情報データベースと、
少なくとも、前記回収拠点情報データベースに記録された回収拠点から、当該回収拠点で回収された使用済み製品の再生業務をおこなう再生拠点までの、前記回収した使用済み製品の輸送コストを示す情報を蓄積するコスト情報データベースと、
前記再生拠点について、少なくとも、各再生拠点で再生可能な単位時間当たりの製品台数を示す情報を蓄積する再生拠点情報データベースと、
少なくとも、回収された製品が再生可能となる割合を製品毎に示した再生歩留まり率情報を蓄積する製品情報データベースと、
前記再生拠点で再生された製品の販売業務をおこなう営業拠点の端末装置から、少なくとも、再生された製品の注台数を示す情報を含む受注情報を、通信ネットワークを介して取得する受注情報取得手段と、
前記受注情報が示す受注台数と、該受注した製品についての前記再生歩留まり率情報とに基づいて、該受注台数を満たすために回収すべき使用済み製品の台数を算出し、前記受注情報取得手段が取得した受注情報と、前記回収拠点情報データベースに蓄積されている前記回収実績を示す情報とに基づいて、算出した台数の回収を可能にする回収拠点の組み合わせの候補を選定する回収拠点選定手段と、
前記再生拠点情報データベースに蓄積されている情報に基づいて、前記回収拠点選定手段が算出した台数の再生を可能にする再生拠点の組み合わせの候補を選定する再生拠点選定手段と、
前記コスト情報データベースに蓄積されている情報に基づいて、前記回収拠点選定手段が選出した候補と前記再生拠点選定手段が選出した候補の中から、最も低コストとなる回収拠点と再生拠点の組み合わせを選定する拠点選定手段と、
を備える、
ことを特徴とする。
上記再使用製品流通支援装置は、
前記回収拠点選出手段が算出した前記回収すべき使用済み製品の台数に基づいて、少なくとも、回収すべき使用済み製品と、前記拠点選定手段が選定した回収拠点のそれぞれが回収すべき台数とを示した指示情報を作成し、該回収拠点それぞれの端末装置に、通信ネットワークを介して送信する指示手段をさらに備えていることが望ましい。
上記再使用製品流通支援装置において、
前記製品情報データベースはさらに、製品毎の識別情報に対応づけて再生方法を示す情報を蓄積し、
回収拠点で回収された製品の識別情報を、該回収拠点の端末装置から前記通信ネットワークを介して取得する識別情報取得手段と、
前記識別情報取得手段が取得した識別情報に基づいて、前記製品情報データベースから当該回収された製品に対応づけられている再生方法を特定する再生方法特定手段と、をさらに備えていることが望ましく、この場合、
前記再生方法特定手段が特定した再生方法では当該製品を再使用できない場合、 前記再生方法特定手段が特定した再生方法では当該製品を再使用できない場合、前記指示手段は、当該製品を回収した回収拠点に対し、当該製品を除外する旨の指示情報を送信することが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるプログラムは、
回収した使用済み製品を再生して再使用するリサイクル業務を支援するための再使用製品流通支援装置を制御するコンピュータに、
使用済み製品の回収業務をおこなう回収拠点について、少なくとも、回収した使用済み製品の各回収拠点での保管コストを示す情報と、各回収拠点における使用済み製品の回収実績を示す情報と、を回収拠点情報データベースに蓄積する機能と、
少なくとも、前記回収拠点情報データベースに記録された回収拠点から、当該回収拠点で回収された使用済み製品の再生業務をおこなう再生拠点までの、前記回収した使用済み製品の輸送コストを示す情報をコスト情報データベースに蓄積する機能と、
前記再生拠点について、少なくとも、各再生拠点で再生可能な単位時間当たりの製品台数を示す情報を再生拠点情報データベースに蓄積する機能と、
前記再生拠点で再生された製品の販売業務をおこなう営業拠点の端末装置から、少なくとも、再生された製品の受注台数を示す情報を含む受注情報を、通信ネットワークを介して取得する機能と、
前記注台数を満たすために必要な回収台数を算出し、前記取得した受注情報と、前記回収拠点情報データベースに蓄積されている前記回収実績を示す情報とに基づいて、算出した台数の回収を可能にする回収拠点の組み合わせの候補を選定する機能と、
前記再生拠点情報データベースに蓄積されている情報に基づいて、前記算出した台数の再生を可能にする再生拠点の組み合わせの候補を選定する機能と、
前記コスト情報データベースに蓄積されている情報に基づいて、前記選出された回収拠点の候補と再生拠点の候補の中から、最も低コストとなる回収拠点と再生拠点の組み合わせを選定する機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、再使用製品の受注に応じて、使用済み製品の必要回収量を算出し、最も低コストで回収・再生可能な流通拠点を選定することができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。本実施の形態では、製品(例えば、複合機など)を製造・販売する事業体(以下、「事業体R」とする)において、製造した製品のリサイクルを実施する場合を例に以下説明する。本実施形態では、特に、使用済みとなり市場から回収される製品(以下、「回収機」とする)に再生処理を施すことで、再生機として再使用する「製品再使用」によるリサイクルをおこなう。
本実施の形態にかかるリサイクルシステムを図1を参照して以下説明する。図1は、本実施の形態にかかる再生品流通支援システム1の構成を模式的に示す図である。図示するように、再生品流通支援システム1は、通信ネットワーク10を介して相互接続されたリサイクル管理装置100と、複数の拠点端末200と、から構成される。
通信ネットワーク10は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などといった所定の通信プログラムに基づいてデータ伝送をおこなうネットワークであり、リサイクル管理装置100と拠点端末200とを相互接続し、これらの間のデータ通信を媒介する。
リサイクル管理装置100は、例えば、メインフレームやワークステーションなどといった情報処理装置から構成され、事業体Rが実施するリサイクル業務を支援するための情報処理をおこなう。本実施形態では、通信ネットワーク10を介して各拠点端末200から情報を収集し、収集した情報に基づいた情報処理をおこなうことで、リサイクル業務の効率化を図るものである。
拠点端末200は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータなどといった情報処理装置から構成され、各拠点での業務に用いられる。本実施形態では、営業拠点、回収拠点、再生拠点での業務に用いられる情報処理装置を拠点端末200とする。ここで、営業拠点とは、事業体Rの製品を販売する拠点であり、本実施形態では、再生機の販売業務を含んだ営業拠点とする。回収拠点は、使用済みとなった事業体Rの製品を回収する拠点である。再生拠点は、回収拠点に回収された回収機に再生処理を施すことで、再生機として再生する拠点である。このような拠点に設置されている拠点端末200は、各拠点での業務処理をおこなう過程で得られる種々の情報を、通信ネットワーク10を介してリサイクル管理装置100に提供する。
このようなリサイクル管理装置100の構成を図2を参照して説明する。図2は、リサイクル管理装置100の構成を示すブロック図である。図示するように、リサイクル管理装置100は、制御部110と、通信制御部120と、入力制御部130と、出力制御部140と、プログラム格納部150と、記憶部160と、から構成される。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やワークエリアとなる所定の記憶装置(RAM(Random Access Memory)など)から構成され、リサイクル管理装置100の各部を制御するとともに、プログラム格納部150に格納されている所定の動作プログラムに基づいて後述する各処理を実行する。
通信制御部120は、例えば、NIC(Network Interface Card)やルータ、モデム、などといった所定の通信装置から構成され、リサイクル管理装置100と通信ネットワーク10とを接続し、拠点端末200との通信をおこなう。
入力制御部130は、例えば、キーボードやポインティング・デバイスなどの所定の入力装置13を接続し、入力装置13から入力された指示などを制御部110に伝達する。
出力制御部140は、例えば、ディスプレイ装置やプリンタなどの所定の出力装置14を接続し、制御部110の処理結果などを必要に応じて出力装置14に出力する。
プログラム格納部150は、例えば、ハードディスク装置やROM(Read Only Memory)などといった所定の記憶装置から構成され、制御部110が実行する種々の動作プログラムが格納されている。プログラム格納部150に格納される動作プログラムは、リサイクル管理装置100の基本動作を司る任意のOS(Operating System:基本ソフトウェア)の他に、OSと協働して後述する各処理を実現するための動作プログラムを格納する。後述するリサイクル管理装置100による処理は、制御部110がこれらの動作プログラムを実行することで実現される。
リサイクル管理装置100の制御部110が上記プログラムを実行することで、制御部110は図3に示すような構成として機能する。図3は、制御部110により実現される機能を示す機能ブロック図である。図示するように、制御部110は、受付処理部111、回収拠点選定部112、再生拠点選定部113、対拠点指示部114、として機能する。
受付処理部111は、例えば、ウェブページなどを通信ネットワーク10を介して拠点端末200に提供することで、各拠点端末200から種々の情報を受け付けるものとする。したがって、受付処理部111は、ウェブサーバとしての機能を有し、通信制御部120との協働により、ウェブページを通信ネットワーク10を介して提供する。また、各拠点端末200は、通信ネットワーク10を介してリサイクル管理装置100にアクセスし、リサイクル管理装置100が提供するウェブページを閲覧可能な機能を有しているものとする。
このようにして、受付処理部111は、営業拠点での再生機の受注内容を示す受注情報を取得し、当該受注に応じた再生機を供給するために、回収機の回収要否や再生業務の要否を判別する。受注情報には、例えば、発注された機種名や発注台数、および、納期などを示す情報が含まれる。
回収拠点選定部112は、受付処理部111の判別により回収機の確保が必要となった場合に、需要に応じた再生機の供給に必要な回収業務を効率的におこなえる回収拠点を選定する。本実施形態では、各拠点端末200から収集され、記憶部160のデータベース(後述)に蓄積されている情報を用いて、回収拠点の選定をおこなう。
再生拠点選定部113は、回収拠点選定部112が選定した回収拠点で回収された回収機に対する再生業務を効率的におこなえる再生拠点を選定する。本実施形態では、各拠点端末200から収集され、記憶部160のデータベース(後述)に蓄積されている情報を用いて、再生拠点の選定をおこなう。
対拠点指示部114は、受注を受けた営業拠点、回収拠点選定部112が選定した回収拠点、および、再生拠点選定部113が選定した再生拠点に対し、販売指示や、回収機の保管指示、再生機の製造指示などをおこなう。
本実施形態では、例えば、所定のフォームの電子メールを作成し、通信制御部120との協働により、対象となる拠点の拠点端末200に作成した電子メールを送信することで各拠点に指示するものとする。したがって、本実施形態のリサイクル管理装置100および拠点端末200は、通信ネットワーク10を介して電子メールの送受信が可能な構成を有しているものとする。特に、リサイクル管理装置100は、自動的に電子メールを作成して送信するための構成を有しているものとする。この場合、所定のフォームを構成する定型文情報や、各拠点端末200で受信可能な電子メールアドレスなどの情報が記憶部160に格納され、対拠点指示部114がこれらを取得することで、各拠点への指示を示す電子メールを作成して、送信する。
本実施の形態では、制御部110がプログラム格納部150に格納されているプログラムを実行することにより、いわゆるソフトウェア処理で上記構成として機能するが、これらの構成がハードウェア(いわゆる、ASIC(Application Specific Integrated Circuit))により実現されてもよい。
記憶部160は、例えば、RAMやハードディスク装置などといった所定の記憶装置から構成され、製品再使用の実施に必要な種々のデータを格納する。記憶部160には、データベースが構成され、各拠点端末200から収集された情報が蓄積される。本実施の形態では、図4に示すようなデータベース(DB)が構成される。図示するように、記憶部160には、「回収拠点情報データベース」、「コスト情報データベース」、「再生拠点情報データベース」、「機種別情報データベース」、などのデータベースが構成される。各データベースに蓄積される情報の例を説明する。以下、理解を容易にするため、本実施形態では、回収拠点1〜4の4カ所の回収拠点、再生拠点1〜4の4カ所の再生拠点、機種A〜Dの4機種を対象とする。
回収拠点情報データベースの構成を図5(a)に示す。回収拠点情報データベースには、各回収拠点での回収可能機種や回収実績、回収機の保管コストなどの情報が蓄積される。すなわち、図示するように、回収拠点情報データベースには、各回収拠点毎にレコードが作成され、各レコードには、機種毎の回収実績と保管料などを示す情報が記録される。回収実績は、例えば、月単位での回収量(台数)が機種毎に記録される。ここで、回収量は、例えば、前月の回収台数、もしくは、所定期間における月平均の回収台数である。また、保管料は、当該回収拠点での回収機の保管にかかる費用を示し、例えば、回収機1台あたりの保管コスト金額を示す。この回収拠点情報データベースに蓄積される情報は、通信ネットワーク10を介して、各回収拠点の拠点端末200から随時取得される。
コスト情報データベースの構成を図5(b)に示す。コスト情報データベースには、図示するように、各回収拠点から各再生拠点までの輸送コストを示す情報が蓄積される。ここでは、回収機1台あたりの輸送コストが記録される。このコスト情報データベースに蓄積される情報は、各回収拠点、もしくは、各再生拠点の拠点端末200から、通信ネットワーク10を介して随時取得される。
再生拠点情報データベースの構成を図5(c)に示す。再生拠点情報データベースには、図示するように、各再生拠点において再生可能な機種がいずれであるかを示すとともに、再生可能機種についての再生能力を示す情報が蓄積される。ここで、再生能力として、月単位での再生機の生産可能台数が記録される。再生拠点情報データベースに蓄積される情報は、各再生拠点の拠点端末200から、通信ネットワーク10を介して随時取得される。
機種別情報データベースの構成を図6に示す。機種別情報データベースには、各機種毎の情報が蓄積される。本実施形態では、機種毎の在庫量を示す「在庫テーブル」(図6(a))、機種毎のリサイクル効率指標を記録する「指標テーブル」(図6(b))と、各機種の製造時期とリサイクル方法を対応付けた「再生方法テーブル」(図6(c))が作成される。
「在庫テーブル」は、図6(a)に示すように、各機種毎にテーブルが作成され、各テーブルには、当該機種の現在の在庫量が拠点毎に記録される。この在庫量情報は、各拠点の拠点端末200から通信ネットワーク10を介して随時取得される。
図6(b)に示すように、「指標テーブル」には、各機種毎に、「販売在庫基準量」、「再生歩留まり率」、「回収機在庫基準量」、などの指標が記録される。
販売在庫基準量は、各機種の適正な販売在庫量を示す基準値である。ここでは、月単位での在庫量の基準値が記録される。販売在庫基準量は、例えば、新規機種の販売開始時に設定される月単位の計画販売台数を当初の基準値とし、その後は、リサイクル管理装置100により、例えば、月毎の在庫量の変動などに基づいて、月単位で更新される。すなわち、リサイクル管理装置100により随時算出され、機種別情報データベースに蓄積される。販売在庫基準量に基づいて販売区での在庫量を適正化することにより、販売機会の逸失を防ぐとともに、在庫保管コストの低減を図ることができ、キャッシュフローの向上に資することとなる。
再生歩留まり率は、回収機を再生する場合の歩留まり率を示す。回収機は、使用済み製品であるため、使用時や輸送時における破損などが生じている場合があり、回収機のすべてを再生機とすることができない。再生歩留まり率は、回収機のうち、再生機として再生可能となる割合を機種毎に示したものである。この再生歩留まり率情報は、各再生拠点の拠点端末200より、通信ネットワーク10を介して随時取得される。
回収機在庫基準量は、回収機の適正な在庫量を示す基準値である。この基準量は、例えば、「販売基準量÷再生歩留まり率」を演算することにより設定する。すなわち、回収機在庫基準量は、リサイクル管理装置100により随時算出され、機種別情報データベースに蓄積される。
「再生方法テーブル」は、図6(c)に示すように、機種毎にテーブルが作成され、各テーブルには、例えば、1年単位で区切られた製造年月毎にレコードが作成される。各レコードには、当該製造年月に製造された当該機種の製造機番が記録される。さらに、各製造年月区分に応じた、適正な再生方法がいずれであるかが示される。本実施形態では、再生方法として、「簡易再生」、「念入再生」、「再資源化」の3つを想定する。ここで、「簡易再生」は、回収機の外装を清掃する程度で再生機として再生できることをいう。「念入再生」は、回収機を分解清掃したり部品交換等をおこなうことにより再生機として再生できることをいう。「再資源化」は、回収機をそのまま再生機として再使用することが困難であり、部材単位に分解して資源としてリサイクルすることをいう。すなわち、同じ機種であっても、使用期間の長短により品質に差が生じてくるため、回収機の製造年月に応じて適正な再生方法を選択できるようにすることで、再生機の品質を一定以上のレベルに維持する。再生方法テーブルに記録される情報は、例えば、再生拠点の拠点端末200から、通信ネットワーク10を介して随時取得されるものとする。
以上のようなデータベースの他、記憶部160には、例えば、制御部110の処理結果を示す情報などが、必要に応じて格納される。
上記のように構成された再生品流通支援システム1の動作を以下説明する。本実施形態では、営業拠点において再生機の受注があった場合に、顧客が要求する台数の再生機を効率的に供給するために、必要な回収量や最適な回収拠点および再生拠点を選定して業務指示をおこなうことで、再使用製品の効率的な流通を支援する。
まず、リサイクル管理装置100による「再生機流通支援処理」を図7に示すフローチャートを参照して説明する。この処理は、リサイクル管理装置100に受注情報が入力されたことを契機に開始される。ここでは、制御部110がプログラム格納部150に格納されている動作プログラムを実行することで、受付処理部111、回収拠点選定部112、再生拠点選定部113、対拠点指示部114として機能し、処理を実行する。
受注情報が入力されると、受付処理部111は、機種別情報データベースにアクセスし、当該機種の現在の在庫量が、受注情報に示されている受注台数以上であるか否かを判別する(ステップS101)。
受注台数以上の在庫量がある場合(ステップS101:Yes)、受付処理部111は、さらに、現在の在庫量から受注台数を減算することで、受注完了後の当該機種の在庫量を算出する。すなわち、受注台数分の再生機を顧客に供給した後の在庫量を算出する。そして、受付処理部111は、受注完了後の在庫量が、当該機種の在庫基準量(販売在庫基準量、および、回収機在庫基準量)以下となるか否かを判別する(ステップS102)。
現時点で必要な在庫量がない場合(ステップS101:No)、もしくは、受注完了後の在庫量が在庫基準量以下となる場合(ステップS102:Yes)は、受注台数分の供給、もしくは、適正な在庫量の維持ができないので、回収機を確保して再生機を生産する必要がある。この場合、当該機種の回収機を確保するための回収拠点を選定する「回収拠点選定処理」が回収拠点選定部112により実行される(ステップS200)。
一方、現時点で必要な在庫量があり、かつ、受注完了後も十分な在庫量が維持できる場合には(ステップS102:No)、新たに再生機を生産しなくても、受注量の再生機を供給することができる。この場合、対拠点指示部114により、受注した営業拠点の拠点端末200に対し、現時点で必要台数が確保可能である旨の通知情報を送信し(ステップS103)、処理を終了する。この場合、当該営業拠点では、他の拠点と連携することで、必要台数の再生機を確保して顧客に供給する。
次に「回収拠点選定処理」を図8に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、回収拠点選定部112は、受注情報および記憶部160の各データベースに蓄積されている情報に基づいて、新たに確保する回収機の台数を算出する(ステップS201)。
ここで、例えば、受注機種が機種A、受注台数が80台、納期が45日とした受注が発生した場合を例に説明する。機種Aについての現在の在庫量は、図6(a)に示すように、販売区(営業拠点)で20台、回収拠点で0台、再生拠点で0台である。また、図5(a)に示すように、機種Aを多く回収している回収拠点は回収拠点1であり、1ヶ月で約40台回収されている。したがって、納期内に回収拠点1に40台の機種Aが回収されることが見込まれる。
ここで、受注台数は80台であり、すぐに再生機として供給可能な機種Aは販売区に20台ある。したがって、新たに生産しなければならない機種Aの再生機は60台となる。回収拠点1に集められる機種Aは40台であるので、さらに20台の機種Aを回収する必要がある。ここで、回収拠点選定部112は、図6(b)に示す再生歩留まり率を参照し、受注台数の再生機を確実に生産するために必要な回収台数を算出する。機種Aの再生歩留まり率が85%であるので、30台の機種Aを新規に回収すれば、受注台数の再生機を生産することが可能となる。
新規の回収台数が算出されると、回収拠点選定部112は、その回収をおこなう回収拠点を選定する。ここで、図5(a)に示すように、機種Aの回収は、回収拠点1だけでなく、他の回収拠点2〜4でもおこなわれている。したがって、これらの回収拠点を候補とすることができる。ここで、回収拠点2での機種Aの月間回収量は20台であり、回収拠点3,4はそれぞれ10台である。したがって、30台の回収機を得るためには、「回収拠点2+回収拠点3」、あるいは、「回収拠点2+回収拠点4」という2つのパターンが考えられる。すなわち、回収拠点選定部112は、回収拠点情報に基づいて、まず、回収拠点候補を選出する(ステップS202)。
ここで、必要な回収台数を得ることができる回収拠点候補の組み合わせが複数ある場合には、回収拠点選定部112は、コストに基づいて、いずれの回収拠点で回収するかを決定する。ここでは、回収拠点毎の保管コストと、回収拠点から再生拠点までの輸送コストを算出して比較することで、より低コストとなる回収拠点を選定する。
ここで、輸送コストを算出するには、対象となる再生拠点を決定する必要がある。ここでは、再生拠点選定部113により、適当な再生拠点が選定される。本実施形態では、図5(c)に示すように、機種Aの再生をおこなっている再生拠点が再生拠点1であるので、再生拠点1が選定される(ステップS203)。
回収拠点選定部112は、図5(b)に示すコスト情報データベースにアクセスし、候補となっている回収拠点(回収拠点2〜4)のそれぞれから再生拠点1までに回収機を輸送する輸送コストを取得する(ステップS204)。また、図5(a)に示す回収拠点情報データベースの保管料に基づいて、各回収拠点候補での保管コストを算出する(ステップS205)。
「回収拠点2+回収拠点3」の場合、回収拠点2で20台、回収拠点3で10台回収する場合のコストを算出する。すなわち、(1800円×20台+1500円×10台)+(300円×20台+300円×10台)=60000円、となる。
一方、「回収拠点2+回収拠点4」の場合、回収拠点2で20台、回収拠点4で10台回収する場合のコストを算出する。すなわち、(1800円×20台+1000円×10台)+(300円×20台+350円×10台)=55500円、となる。
したがって、「回収拠点2+回収拠点4」で回収する方が低コストということになる。この場合、回収拠点選定部112は、新規の回収拠点として、回収拠点2と回収拠点4を選定する。すなわち、算出したコストに基づいて、回収拠点候補のなかから、回収機を確保すべき回収拠点を選定する(ステップS206)。
なお、上記の例では、機種Aを再生する再生拠点が1つであったが、このような再生拠点が複数ある場合には、それぞれを再生拠点候補として輸送コストを求める。すなわち、回収拠点候補と再生拠点候補の各組み合わせ毎に輸送コストを求める。そして、最も低コストとなる回収拠点と再生拠点を選定する。
ステップS206で回収拠点が選定されると、回収拠点選定処理を終了し、図7に示す再生機流通支援処理のフローに戻る。
ここでは、対拠点指示部114により、回収機の確保および回収機の再生処理を指示する指示情報が作成され、選定された回収拠点および再生拠点に対し送信される(ステップS104)。
ここでは、確保すべき回収機の機種および台数を示す情報と、当該回収機の輸送先再生拠点を示す情報を、選定された回収拠点への指示情報とする。上記の例では、回収拠点1,2,4が対象となるので、回収拠点1に対しては、機種Aを40台回収して保管し、再生拠点1に発送すべき旨の指示情報を作成する。回収拠点2に対しては、機種Aを20台回収して保管し、再生拠点1に発送すべき旨の指示情報を作成する。また、回収拠点4に対しては、機種Aを10台回収して保管し、再生拠点1に発送すべき旨の指示情報を作成する。
また、生産すべき再生機の機種および台数を示す情報、および、納期と納入先の営業拠点を示す情報を、選定された再生拠点への指示情報とする。上記の例では、再生拠点1が対象となるので、再生拠点1に対し、80台の機種Aを再生機として生産し、指定された納期までに受注した営業拠点に納入することを指示する内容の指示情報を作成する。
このような指示情報は、例えば、電子メールとして作成され、該当する拠点の拠点端末200宛に送信される。また、各指示毎に一意の識別情報が付与され、各拠点に通知される。
選定された回収拠点と再生拠点への指示情報の送信が完了すると、処理を終了する。
上記のような処理により、受注に応じて、納期内に必要台数を低コストで確保可能な回収拠点と再生拠点が選定される。そして、必要台数の算出にあたっては、再生歩留まり率を考慮することに加え、選定された回収拠点に対して回収機の保管を指示するので、受注台数を納期内に確実に供給することができる。また、新規回収の要否を在庫基準量を考慮して判別するので、適正な在庫量を維持しながら、再生機を低コストで流通させることができる。
なお、上記の例では、販売区に在庫があり、回収拠点と再生拠点には在庫がない場合を例示したが、リサイクル管理装置100は、拠点毎の在庫数に応じて、種々の指示をおこなうものとする。例えば、回収拠点に十分な在庫がある場合には、最も低コストとなる再生拠点を選定し、当該再生拠点に発送するよう指示する。あるいは、再生拠点に十分な在庫がある場合には、指定された納期内に受注した営業拠点に納入するよう指示する。
次に、回収拠点で回収された回収機毎に再生方法を選定するための「再生方法選定処理」を図9に示すフローチャートを参照して説明する。この処理は、回収拠点で対象機種が回収された際に、当該回収拠点の拠点端末200により、回収機の詳細がリサイクル管理装置100に入力されたことを契機に開始される。すなわち、リサイクル管理装置100の受付処理部111により提供されるウェブページなどを通じて、回収機の詳細を示す情報(以下、「回収機情報」とする)がリサイクル管理装置100に入力される。ここでは、少なくとも、回収機の機種と、製品毎に一意に付与されている製造機番(製造順に付与されるシリアルナンバー)が回収機情報に含まれるものとする。
回収機情報が入力されると、受付処理部111は、機種別情報データベースの再生方法テーブル(図6(c))にアクセスし、入力された回収機情報が示す機種のテーブルから、回収機情報が示す製造機番に対応するレコードを特定する。そして、特定したレコードに示されている再生方法を識別する(ステップS301)。
受付処理部111は、識別した再生方法が再資源化であるか否かを判別する(ステップS302)。本実施形態では、回収機を再生拠点で再生することで製品を再使用する場合を想定している。部材毎に分解してマテリアルリサイクルをおこなう再資源化は、製品再使用とは異なる再生方法である。したがって、回収機の年式が古いために再資源化が適当である場合には、製品再使用の対象とはならない。このような場合(ステップS302:Yes)、対拠点指示部114は、上記「回収拠点選定処理」で当該回収拠点に送信した指示に示した保管対象から、当該回収機を外す旨の指示情報を作成して、当該回収拠点の拠点端末200に送信する(ステップS303)。
一方、識別した再生方法が再資源化ではない場合(ステップS302:No)、当該回収機を製品再使用のための再生機とすることができるので、そのまま処理を終了する。
上記処理により、回収機の製造年月に基づいて、適当な再生方法が選択され、製品再使用に該当しない場合には、受注に応じた保管対象から除外する旨を回収拠点に指示する。これにより、製品再使用としての再生機の確保に必要な回収機を回収拠点で選別することができる。また、製品再使用に適さない回収機が再生機として流通することを防止でき、再生機の品質を一定レベル以上に維持することができる。
以上説明したように、本発明を上記実施の形態の如く適用することで、使用済みの製品を回収して製品再使用する場合に、受注された要求を満たしつつ、流通コストを最小限に抑えることができるので、製品再使用にかかる流通の効率化を図ることができるとともに、均質な品質の再生製品を流通させることができる。これにより、再生製品販売における市場競争力が向上し、製品再使用の実施が促進されるので、環境負荷の低減を図ることができる。
上記実施の形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、営業拠点あるいは回収拠点からリサイクル管理装置100への情報入力を、リサイクル管理装置100が提供するウェブページを介しておこなったが、これに限られず、例えば、各拠点からの連絡に基づいて、オペレータがリサイクル管理装置100に入力してもよい。
また、対拠点指示部114による各拠点への指示を電子メールとしたが、指示形態はこれに限られるものではない。例えば、指示内容を示す帳票を作成し、出力するようにしてもよい。ここで、通信制御部120がファクシミリ送受信機能を有している場合には、作成した帳票を、対象となる拠点にファクシミリ送信してもよい。
上記実施の形態にかかるリサイクル管理装置100は、専用装置によって実現可能なことはもとより、汎用のコンピュータシステムによって構成することもできる。この場合、上記各処理を実現するためのプログラムを汎用コンピュータシステムにインストールしてOSとの協働により実行することで、汎用コンピュータシステムを上記リサイクル管理装置100として機能させることができる。
このようなプログラムの提供方法は任意であり、CD−ROMなどの記録媒体に格納して提供可能なことはもとより、例えば、インターネットなどの通信媒体を介して提供してもよい。
本発明の実施の形態にかかる「再生品流通支援システム」の構成を模式的に示す図である。 図1に示す「リサイクル管理装置」の構成を示すブロック図である。 図2に示すリサイクル管理装置の制御部によって実現される構成を示す機能ブロック図である。 図2に示すリサイクル管理装置の記憶部に構成されるデータベースを示す図である。 図4に示すデータベースの構成を示す図であり、(a)は「回収拠点情報データベース」に蓄積される情報の例を示し、(b)は「コスト情報データベース」に蓄積される情報の例を示し、(c)は「再生拠点情報データベース」に蓄積される情報の例を示す。 図4に示す機種別情報データベースの構成を示す図であり、(a)は「在庫テーブル」に蓄積される情報の例を示し、(b)は「指標テーブル」に蓄積される情報の例を示し、(c)は「再生方法テーブル」に蓄積される情報の例を示す。 本発明の実施の形態にかかる「再生機流通支援処理」を説明するためのフローチャートである。 図7に示す「再生機流通支援処理」において実行される「回収拠点選定処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる「再生方法選定処理」を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 再生品流通支援システム
100 リサイクル管理装置
200 拠点端末

Claims (4)

  1. 回収した使用済み製品を再生して再使用するリサイクル業務を支援するための再使用製品流通支援装置であって、
    使用済み製品の回収業務をおこなう回収拠点について、少なくとも、回収した使用済み製品の各回収拠点での保管コストを示す情報と、各回収拠点における使用済み製品の回収実績を示す情報と、を蓄積する回収拠点情報データベースと、
    少なくとも、前記回収拠点情報データベースに記録された回収拠点から、当該回収拠点で回収された使用済み製品の再生業務をおこなう再生拠点までの、前記回収した使用済み製品の輸送コストを示す情報を蓄積するコスト情報データベースと、
    前記再生拠点について、少なくとも、各再生拠点で再生可能な単位時間当たりの製品台数を示す情報を蓄積する再生拠点情報データベースと、
    少なくとも、回収された製品が再生可能となる割合を製品毎に示した再生歩留まり率情報を蓄積する製品情報データベースと、
    前記再生拠点で再生された製品の販売業務をおこなう営業拠点の端末装置から、少なくとも、再生された製品の注台数を示す情報を含む受注情報を、通信ネットワークを介して取得する受注情報取得手段と、
    前記受注情報が示す受注台数と、該受注した製品についての前記再生歩留まり率情報とに基づいて、該受注台数を満たすために回収すべき使用済み製品の台数を算出し、前記受注情報取得手段が取得した受注情報と、前記回収拠点情報データベースに蓄積されている前記回収実績を示す情報とに基づいて、算出した台数の回収を可能にする回収拠点の組み合わせの候補を選定する回収拠点選定手段と、
    前記再生拠点情報データベースに蓄積されている情報に基づいて、前記回収拠点選定手段が算出した台数の再生を可能にする再生拠点の組み合わせの候補を選定する再生拠点選定手段と、
    前記コスト情報データベースに蓄積されている情報に基づいて、前記回収拠点選定手段が選出した候補と前記再生拠点選定手段が選出した候補の中から、最も低コストとなる回収拠点と再生拠点の組み合わせを選定する拠点選定手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする再使用製品流通支援装置。
  2. 前記回収拠点選出手段が算出した前記回収すべき使用済み製品の台数に基づいて、少なくとも、回収すべき使用済み製品と、前記拠点選定手段が選定した回収拠点のそれぞれが回収すべき台数とを示した指示情報を作成し、該回収拠点それぞれの端末装置に、通信ネットワークを介して送信する指示手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の再使用製品流通支援装置。
  3. 前記製品情報データベースはさらに、製品毎の識別情報に対応づけて再生方法を示す情報を蓄積し、
    回収拠点で回収された製品の識別情報を、該回収拠点の端末装置から前記通信ネットワークを介して取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段が取得した識別情報に基づいて、前記製品情報データベースから当該回収された製品に対応づけられている再生方法を特定する再生方法特定手段と、をさらに備え、
    前記再生方法特定手段が特定した再生方法では当該製品を再使用できない場合、前記指示手段は、当該製品を回収した回収拠点に対し、当該製品を除外する旨の指示情報を送信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の再使用製品流通支援装置。
  4. 回収した使用済み製品を再生して再使用するリサイクル業務を支援するための再使用製品流通支援装置を制御するコンピュータに、
    使用済み製品の回収業務をおこなう回収拠点について、少なくとも、回収した使用済み製品の各回収拠点での保管コストを示す情報と、各回収拠点における使用済み製品の回収実績を示す情報と、を回収拠点情報データベースに蓄積する機能と、
    少なくとも、前記回収拠点情報データベースに記録された回収拠点から、当該回収拠点で回収された使用済み製品の再生業務をおこなう再生拠点までの、前記回収した使用済み製品の輸送コストを示す情報をコスト情報データベースに蓄積する機能と、
    前記再生拠点について、少なくとも、各再生拠点で再生可能な単位時間当たりの製品台数を示す情報を再生拠点情報データベースに蓄積する機能と、
    前記再生拠点で再生された製品の販売業務をおこなう営業拠点の端末装置から、少なくとも、再生された製品の受注台数を示す情報を含む受注情報を、通信ネットワークを介して取得する機能と、
    前記注台数を満たすために必要な回収台数を算出し、前記取得した受注情報と、前記回収拠点情報データベースに蓄積されている前記回収実績を示す情報とに基づいて、算出した台数の回収を可能にする回収拠点の組み合わせの候補を選定する機能と、
    前記再生拠点情報データベースに蓄積されている情報に基づいて、前記算出した台数の再生を可能にする再生拠点の組み合わせの候補を選定する機能と、
    前記コスト情報データベースに蓄積されている情報に基づいて、前記選出された回収拠点の候補と再生拠点の候補の中から、最も低コストとなる回収拠点と再生拠点の組み合わせを選定する機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
JP2004287729A 2004-09-30 2004-09-30 再使用製品流通支援装置、および、プログラム Expired - Fee Related JP4753562B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004287729A JP4753562B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 再使用製品流通支援装置、および、プログラム
US11/221,737 US7628316B2 (en) 2004-09-30 2005-09-09 Recycled product distribution support apparatus and program
EP20050019877 EP1643421A1 (en) 2004-09-30 2005-09-13 Recycled product distribution support apparatus and program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004287729A JP4753562B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 再使用製品流通支援装置、および、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006099656A JP2006099656A (ja) 2006-04-13
JP4753562B2 true JP4753562B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=35149198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004287729A Expired - Fee Related JP4753562B2 (ja) 2004-09-30 2004-09-30 再使用製品流通支援装置、および、プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7628316B2 (ja)
EP (1) EP1643421A1 (ja)
JP (1) JP4753562B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4753562B2 (ja) * 2004-09-30 2011-08-24 株式会社リコー 再使用製品流通支援装置、および、プログラム
JP2018041440A (ja) * 2016-08-31 2018-03-15 株式会社ひびき 発注支援システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05342224A (ja) * 1992-06-09 1993-12-24 Hitachi Ltd 廃棄物情報管理装置及び廃棄物リサイクル計画支援装置
JP2001005352A (ja) * 1999-06-24 2001-01-12 Ricoh Co Ltd 回収機評価システム
JP2001195587A (ja) * 2000-01-14 2001-07-19 Sharp Corp 部品が搭載されたプリント基板の解体装置および解体方法
CN1365479A (zh) * 2000-02-14 2002-08-21 佳能株式会社 借助信息处理器的回收方法和订购方法或销售方法
JP2002056245A (ja) * 2000-05-30 2002-02-20 Canon Inc 受注装置、受注方法、記憶媒体および受注プログラム
JP3613516B2 (ja) * 2000-08-28 2005-01-26 本田技研工業株式会社 製品の樹脂部品のリサイクル回数を管理する解体管理システム及び解体管理方法
JP2002197147A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Canon Inc リサイクル方法及びリサイクル装置
JP2002342453A (ja) * 2001-05-14 2002-11-29 Ricoh Co Ltd 輸送システムおよび輸送方法
JP2003006314A (ja) * 2001-06-20 2003-01-10 Fuji Xerox Co Ltd 再利用対象装置の管理方法、管理サーバ、プログラム及び媒体
JP2003016179A (ja) * 2001-07-04 2003-01-17 Ricoh Co Ltd リサイクル管理装置およびリサイクル管理プログラム
US7165721B2 (en) * 2001-08-14 2007-01-23 Ikan Technologies Inc. Networked disposal and sample provisioning apparatus
JP2003308382A (ja) * 2002-04-16 2003-10-31 Ricoh Co Ltd 在庫管理支援装置
JP4753562B2 (ja) * 2004-09-30 2011-08-24 株式会社リコー 再使用製品流通支援装置、および、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1643421A1 (en) 2006-04-05
US20060065711A1 (en) 2006-03-30
JP2006099656A (ja) 2006-04-13
US7628316B2 (en) 2009-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8630910B2 (en) Multi-party, multi-tier system for managing paper purchase and distribution
US20090319401A1 (en) Techniques for efficient allocation of stock items
JP2002183547A (ja) 再使用部品の取引方法
US20060282343A1 (en) Paper manufacturing system and method
JP2001344404A (ja) 製品ライフサイクル計画支援プログラム
JP4753562B2 (ja) 再使用製品流通支援装置、および、プログラム
JP4025688B2 (ja) リサイクル方法及び情報処理装置
JP2009157690A (ja) 製造工程管理装置、製造工程管理方法、そのプログラムおよび記憶媒体
CN102375762B (zh) 处理顺序决定装置以及处理顺序决定方法
JP2008139954A (ja) 製品環境評価方法、システム及びプログラム
JP4064561B2 (ja) 製品ライフサイクル計画支援装置および方法およびプログラムを記録した媒体装置
JP5133012B2 (ja) 在庫部品設定システム、在庫部品設定方法及び在庫部品設定プログラム
JP6186797B2 (ja) 製造管理プログラム、製造管理装置および製造管理方法
JP2002203099A (ja) 資産管理システム、方法及び記録媒体
JP2007087276A (ja) 部品情報提供装置
JP2016541055A (ja) プリンタ資源測定及び環境オフセット取引のための自動コンピュータ制御システム
JP5764843B2 (ja) 自動販売機の部品リユースシステム
JP2016062251A (ja) 情報処理装置、プログラム、情報処理システム及び情報処理方法
JP2005284755A (ja) 機材交換サービスシステム及びその方法
JP5272148B2 (ja) 消耗品回収システム
JP2001325554A (ja) リユースシステム
JP4653502B2 (ja) ロゴデータ配信装置およびロゴデータ配信システム
JP2007140783A (ja) 回収管理システム、回収管理方法、プログラム及び記録媒体
JP2009059172A (ja) 購買情報処理システム
JP2002056322A (ja) 製品の入替方法、システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101012

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees