JP4752378B2 - 光学板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光学板、バックライトユニット、電気光学装置及び電子機器、並びに光学板の製造方法及び液滴吐出装置に関する。
従来、光学板としての導光板は、光透過性を有する基板に、微細な液滴ドットとしての反射ドットを形成して、光源から発せられた光を反射させるようにしたものが知られている。そして、反射ドットを形成する方法として、インクジェット法により、所望のドットパターン状となるように液状のドット材料を吐出し、そのドット材料を硬化させて反射ドットを形成する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−157430号公報
しかしながら、斜面を有する導光板にドット材料を吐出するとき、吐出ヘッドと導光板を一定速度で相対移動させながらドット材料を吐出させるので、吐出ヘッドの位置と被吐出面(ドット形成面)との距離が異なり、ドット材料の着弾位置の精度が出ないという問題があった。また、平板の導光板もあるが、導光板を吐出装置の載置面に載置したときに、吸着不具合等により、導光板の基板に歪みや撓み等の起伏が生じると、吐出位置と基板の塗布面との吐出距離が均一に保てず、吐出位置がずれたり、ドット形状不良が発生するという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、吐出距離に考慮され、ドット形成位置精度を向上させることができる光学板、バックライトユニット、電気光学装置及び電子機器、並びに光学板の製造方法及び液滴吐出装置を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る光学板の製造方法は、光透過性を有する基板に向けて、吐出ヘッドからドットの材料となる液状のドット材料を吐出して、基板上に前記ドットを形成する光学板の製造方法であって、前記基板をステージ上に載置する基板載置工程と、前記ドット材料を前記吐出ヘッドから吐出する吐出方向における距離であって、前記ステージ上に載置された前記基板の搭載面に対して反対面となるドット形成面と前記吐出ヘッドとの距離を測定して、距離データを取得する距離測定工程と、前記距離データを記憶する記憶工程と、前記吐出ヘッドと前記ステージとを相対移動しつつ、前記吐出ヘッドから前記ドット材料を前記ドット形成面に向けて吐出し、前記ドット材料を前記ドット形成面に付着させる吐出工程と、前記ドット形成面に付着した前記ドット材料を固化してドットを形成する固化工程と、を有し、前記距離測定工程は、前記相対移動中に随時行われており、前記吐出工程において、前記距離データに基づいて、前記吐出ヘッドと前記ドット形成面との前記距離が、前記相対移動中に一定になるように、前記吐出ヘッドと前記ステージのうち少なくとも一方を前記吐出方向に移動することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る光学板の製造方法は、前記距離測定工程で前記距離データを取得しているとき、前記吐出工程では、既に取得した前記距離データに基づいて前記ドット材料を吐出することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る光学板の製造方法は、前記吐出ヘッドはリニアモータによって前記吐出方向に移動されることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る光学板の製造方法は、光透過性を有する基板に向けて、吐出ヘッドからドットの材料となる液状のドット材料を吐出して、基板上にドットを形成する光学板の製造方法であって、基板をステージ上に載置する基板載置工程と、ステージ上に載置された基板の搭載面に対して反対面となるドット形成面と吐出ヘッドとの距離を測定して、距離データを取得する距離測定工程と、距離データを記憶する記憶工程と、距離データに基づいて、吐出ヘッドとドット形成面との距離が略一定になるように吐出ヘッドとステージのうち少なくとも一方を吐出方向に位置制御しつつ、吐出ヘッドからドット材料をドット形成面に向けて吐出し、ドット材料をドット形成面に付着させる吐出工程と、ドット形成面に付着したドット材料を固化してドットを形成する固化工程とを有することを要旨とする。
これによれば、ステージ上に載置された基板のドット形成面と吐出ヘッドとの距離が測定され、距離データが記憶される。そして、距離データに基づいて、吐出ヘッドとドット形成面との距離が一定となるように制御され、ドット材料が吐出される。吐出されたドット材料は固化されて固形のドットが形成される。従って、吐出工程において、吐出ヘッドとドット形成面との距離のばらつきを抑え、安定した状態でドット材料が吐出されるので、ドット形状位置の精度を向上させることができる。
本発明の光学板の製造方法は、距離測定工程で距離データを取得しているとき、吐出工程では、既に取得した距離データに基づいてドット材料を吐出してもよい。
これによれば、ドット形成面と吐出ヘッドの距離データを取得しているときに、既に取得された距離データに基づいてドット材料が吐出されるので、作業効率を向上させることができる。
本発明の光学板は、上記の光学板の製造方法により製造されたことを要旨とする。
これによれば、吐出ヘッドとドット形成面との距離のばらつきを抑え、安定した状態でドット材料が吐出されるので、ドットの形成位置精度が向上された光学板を提供することができる。
本発明の光学板は、導光板であり、ドットは、反射ドットであってもよい。
これによれば、反射ドットが正確な位置に形成される導光板を提供することができる。
本発明は、光源と、光源から発せられる光を拡散する光学板と、を備えたバックライトユニットであって、光学板として、上記の光学板を用いたことを要旨とする。
これによれば、位置精度よくドットが形成された光学板を用いることにより、高品質のバックライトユニットを提供することができる。
本発明の電気光学装置は、上記のバックライトユニットを備えたことを要旨とする。
これによれば、高品質の電気光学装置を提供することができる。
本発明の電子機器は、上記の電気光学装置を搭載したことを要旨とする。
これによれば、高品質の電子機器を提供することができる。
本発明は、光透過性を有する基板に向けて、吐出ヘッドから反射ドットの材料となる液状のドット材料を吐出する液滴吐出装置であって、基板を搭載するステージ装置と、ドット形成面に向けて、ドット材料を吐出する吐出ヘッドと、ステージ装置に搭載された基板の搭載面の反対面となるドット形成面と吐出ヘッドとの距離を測定する距離測定装置と、距離測定装置によって測定された距離データを記憶する記憶装置と、記憶された距離データに基づいて、吐出ヘッドとドット形成面との距離を略一定になるように吐出ヘッドとステージのうち少なくとも一方を吐出方向に位置制御しつつ、吐出ヘッドからドット材料をドット形成面に向けて吐出させる制御部とを備えたことを要旨とする。
これによれば、基板は、ステージ装置に搭載され、ドット形成面と吐出ヘッドとの距離が、距離測定装置によって測定される。測定された測定データは、記憶装置に記憶される。そして、制御部は、記憶された測定データに基づいて、吐出ヘッドとドット形成面との距離が略一定になるように吐出ヘッドとステージのうち少なくとも一方を吐出方向に位置制御しつつ、吐出ヘッドからドット材料をドット形成面に向けて吐出させる。従って、吐出ヘッドとドット形成面との距離を略一定に保つことにより、安定した状態でドット材料が吐出されるので、ドット形状不良の発生を抑えることができる。
本発明の液滴吐出装置の制御部は、吐出ヘッドとステージ装置のうち、少なくとも一方を位置制御してもよい。
これによれば、吐出ヘッドとステージ装置のうち少なくとも一方を昇降駆動させて、吐出ヘッドとドット形成面との距離を略一定に制御することができる。
本発明の液滴吐出装置の距離測定装置は、レーザ光を用いて測定してもよい。
これによれば、レーザ光を用いるので、精度良く距離データを取得することができる。
本発明の液滴吐出装置の距離測定装置は、吐出ヘッドの移動方向に対して、ドット材料の吐出位置より前方に設置してもよい。
これによれば、距離を測定しながらドット材料を吐出させることが可能となる。また、随時距離データの取得が可能となるので、ドット形成面における距離データを一括処理する場合に比べて、記憶装置の記憶容量を低減させるとともに、駆動制御装置の負荷を低減させることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
[液滴吐出装置の構成]
まず、液滴吐出装置の構成について説明する。図1は、液滴吐出装置の構成を示す斜視図である。
図1において、ドット材料を液滴として吐出する吐出ヘッド110を有するヘッド機構部2と、吐出ヘッド110から吐出された液滴の吐出対象である基板30を載置するためのステージ31を備えたワーク機構部3と、吐出ヘッド110に液滴となるドット材料を供給するドット材料供給部4と、吐出ヘッド110の保守を行うメンテナンス機構部5と、これら各機構部および供給部を統括的に制御する制御部6等を備えている。
液滴吐出装置1は、床上に設置された複数の支持脚11と、支持脚11の上側に設置された定盤12を備えている。定盤12の上側には、ワーク機構部3が定盤12の長手方向(X軸方向)に延在するように配置されている。ワーク機構部3の上方には、定盤12に固定された2本の支持柱22で支持されているヘッド機構部2が、ワーク機構部3と直交する方向(Y軸方向)に延在して配置されている。また、定盤12の一方の端部には、ヘッド機構部2の吐出ヘッド110から連通してドット材料を供給するドット材料供給部4が配置されている。そして、ヘッド機構部2の一方の支持柱22近傍には、メンテナンス機構部5がワーク機構部3と並んでX軸方向に延在するように配置されている。さらに、定盤12の下側には、制御部6が備えられている。
ヘッド機構部2は、ドット材料を吐出する吐出ヘッド110と、吐出ヘッド110を懸架したヘッドキャリッジ21と、ヘッドキャリッジ21のY軸方向への移動をガイドするY軸ガイド23と、Y軸ガイド23の側方にY軸ガイド23と平行に設置されたY軸リニアモータ24等を備えている。さらに、ヘッドキャリッジ21には、Z軸リニアモータ25が備えられ、吐出ヘッド110の吐出位置がZ軸方向に移動可能となっている。また、吐出ヘッド110には、距離測定装置としてのレーザ測長装置60a,60bが備えられている。
ワーク機構部3は、ヘッド機構部2の下方に位置し、ヘッド機構部2とほぼ同様の構成でX軸方向に延在するように配置されており、基板30を載置しているステージ31と、ステージ31の移動をガイドするX軸ガイド33と、X軸ガイド33の側方にX軸ガイド33と平行に設置されたX軸リニアモータ34等を備えている。
これらの構成により、吐出ヘッド110と基板30とは、それぞれY軸方向およびX軸方向に往復自在に移動することができる。最初に、吐出ヘッド110の移動について説明する。吐出ヘッド110を懸架したヘッドキャリッジ21は、Y軸ガイド23に移動可能に取り付けられている。図示しないが、ヘッドキャリッジ21からY軸リニアモータ24側へ張り出している突起部が、Y軸リニアモータ24と係合して駆動力を得ることにより、ヘッドキャリッジ21がY軸ガイドに沿って任意の位置に移動する。同様に、ステージ31に搭載された基板30もX軸方向に自在に移動する。
このように、吐出ヘッド110は、Y軸方向の吐出位置まで移動して停止し、下方にある基板30のX軸方向の移動に同調して、液滴を吐出する構成となっている。X軸方向に移動する基板30と、Y軸方向に移動する吐出ヘッド110とを相対的に制御することにより、基板30上に描画等を行うことができる。基板30のX方向への一回の吐出移動が終わると、吐出ヘッド110の位置がY方向に移動され、再びX方向への吐出が開始される。このような移動を繰り返し、基板30への吐出が行われる。
吐出ヘッド110にドット材料を供給するドット材料供給部4は、材料タンク45と、ドット材料ポンプ44と、材料タンク45からドット材料ポンプ44を経て吐出ヘッド110までを接続する流路チューブ49とを備えている。なお、材料タンク45は一個だけでなく複数個備えることも可能である。
メンテナンス機構部5は、キャッピングユニット56、ワイピングユニット57、およびフラッシングユニット58のメンテナンスユニットを備えている。さらに、メンテナンスユニットを載置するメンテキャリッジ51と、メンテキャリッジ51の移動をガイドするメンテキャリッジガイド52と、メンテキャリッジ51と一体の螺合部55と、螺合部55が螺合するボールねじ54と、ボールねじ54を回転させるメンテモータ53とを備えている。これにより、メンテモータ53が正逆回転すると、ボールねじ54が回転し、螺合部55を介してメンテキャリッジ51が、X軸方向に移動する。メンテキャリッジ51がヘッド部20のメンテナンスのために移動するときには、Y軸ガイド23に沿ってヘッド部20が移動して、メンテナンスユニットの直上部に臨んでいる。
メンテナンスユニットのキャッピングユニット56は、液滴吐出装置1が稼動していない時に、吐出ヘッド110と密着してキャッピングし、ドット材料の乾燥を防いでいる。ワイピングユニット57は、ドット材料の連続吐出後やキャッピング時に吐出ヘッド110に付着したドット材料などを、洗浄液を含むワイピング布で拭い、清浄な状態を維持する。フラッシングユニット58は、液滴吐出装置1の稼動開始時や基板30への加工前に、吐出ヘッド110から吐出されるドット材料を受け、吐出ヘッド110の吐出状態を常に良好な状態にする。
これらのメンテナンスユニットにより、液滴吐出装置1の非稼動時や基板30を交換載置している加工待ち時などに、吐出ヘッド110の状態を保全して良好な吐出状態を保つことができる。
[距離測定装置の構成]
次に、距離測定装置の構成について説明する。図2は、距離測定装置としてのレーザ測長装置の構成を示す模式図である。
図2において、レーザ測長装置60a,60bは、吐出ヘッド110に備えられている。レーザ測長装置60a,60bは、吐出ヘッド110の移動方向に対して、ドット材料の吐出位置より前方に配置されるように、吐出ヘッド110の両側面部に設置されている。レーザ測長装置60a,60bは、基板30がステージ31に対する載置面の反対面となるドット形成面134と吐出ヘッド110との距離を測定する装置であり、レーザ測長装置60aまたは60bから出射されたレーザ光61がドット形成面134に反射して受光されるまでに要した計測時間を距離データとして換算することができる。また、吐出ヘッド110の移動方向に対して使用するレーザ測長装置60a,60bが異なり、例えば、吐出ヘッド110が、同図中の基板30のドット形成面のA地点方向に移動する場合には、レーザ測長装置60aを使用し、吐出ヘッド110が、同図中の基板30のドット形成面のB地点方向に移動する場合には、レーザ測長装置60bを使用する。このように使用することで、吐出ヘッド110からドット材料を吐出する前に、ドット形成面と吐出ヘッド110との距離を測定することができる。また、レーザ測長装置60a,60bは吐出ヘッド110に対して所定の高さに取り付けられているので、レーザ測長装置60a,60bの測長距離は、吐出ヘッド110とドット形成面134との距離に等しい。
[吐出ヘッドの構成]
次に、吐出ヘッドの構成について説明する。図3は、吐出ヘッドの構成を示し、図3(a)は一部破断した斜視図であり、同図(b)は、要部断面図である。
図3において、吐出ヘッド110は、振動板114と、ノズルプレート115を備えている。振動板114とノズルプレート115との間には、液溜まり116が配置され、孔118を介して供給されるドット材料が常に充填されるようになっている。また、振動板114と、ノズルプレート115との間には、複数の隔壁112が位置している。そして、振動板114と、ノズルプレート115と、一対の隔壁112とによって囲まれた部分がキャビティ111である。キャビティ111は、ノズル120に対応して設けられているため、キャビティ111の数とノズル120の数とは同じである。キャビティ111には、一対の隔壁112間に位置する供給口117を介して、液溜まり116からドット材料が供給される。
図3(b)に示すように、振動板114上には、それぞれのキャビティ111に対応して振動子113が取り付けられている。振動子113は、ピエゾ素子113cと、ピエゾ素子113cを挟む一対の電極113a、113bを有する。この一対の電極113a、113bに駆動電圧を与えることで、対応するノズル120からドット材料が液滴121となって吐出される。ノズル120の周辺部には、液滴121の飛行曲がりやノズル120の孔詰まり等を防止するために、例えばNi−テトラフルオロエチレン共析メッキ層からなる撥ドット材料層119が設けられている。なお、ドット材料を吐出させるために、振動子113の代わりに電気熱変換素子を用いてもよく、電気熱変換素子による材料液の熱膨張を利用して、材料液を吐出することができる。
[制御部の構成]
次に、制御部の構成について説明する。図4は、制御部の構成を示すブロック図である。
図4において、制御部6は、指令部70と駆動部80とを備え、指令部70は、CPU72,記憶手段としてのROM73,RAM74および入出力インターフェース71からなり、CPU72が入出力インターフェース71を介して入力される各種信号を、ROM73、RAM74のデータに基づき処理し、入出力インターフェース71を介して駆動部80へ制御信号を出力する。
駆動部80は、微振動印加手段としてのヘッドドライバ81、モータドライバ82、ポンプドライバ83、メンテドライバ85から構成されている。モータドライバ82は、指令部70の制御信号により、X軸リニアモータ34、Y軸リニアモータ24、Z軸リニアモータ25を制御する。さらに、メンテモータ53を制御してメンテナンス機構部5の必要なユニットをメンテナンス位置へ移動させる。ヘッドドライバ81は、吐出ヘッド110からのドット材料の吐出を制御し、モータドライバ82の制御と同調して、基板30上に所定の描画などが行えるようにする。また、ポンプドライバ83は、ドット材料の吐出状態に対応してドット材料ポンプ44を制御し、吐出ヘッド110へのドット材料供給を最適に制御する。そして、メンテドライバ85は、メンテナンス機構部5のキャッピングユニット56、ワイピングユニット57およびフラッシングユニット58を制御する。レーザ測長装置60a,60bは、指令部70からの指令信号により測長動作が行われる。
[距離測定装置の構成]
次に、距離測定装置の構成について説明する。図5は、距離測定装置の構成を示すブロック図である。
図5において、距離測定装置10のレーザ測長装置60a,60bは、指令部70に接続されている。Z軸リニアモータ25は、モータドライバ82を介して指令部70と接続され、また、吐出ヘッド110は、ヘッドドライバ81を介して指令部70と接続されており、レーザ測長装置60a,60bと連動して作動する。
[距離測定方法]
次に、距離測定方法について説明する。図6は、距離測定方法を示すフローチャートである。
図6のステップS1では、レーザ測長装置60aまたは60bを駆動させることにより、レーザ測長装置60aまたは60bと基板30のドット形成面134との距離を測定して、距離データを取得する。
図6のステップS2では、ステップS1によって取得された距離データを記憶装置としてのRAM74等に記憶させる。
図6のステップS3では、ステップS2で記憶された距離データに基づいて、Z軸リニアモータ25を駆動させ、吐出ヘッド110を所定位置に移動させる。
図6のステップS4では、吐出ヘッド110を駆動させ、ドット材料を吐出させる。
[光学板の構成]
次に、上記液滴吐出装置によって製造される光学板の構成について説明する。図7は、光学板としての導光板の構成を示す断面図である。
図7において、導光板130は、光透過性を有する基板30と、基板30の一方の面にあたるドット形成面134に形成されたドットとしての反射ドット132を有する。また、反射ドット132が形成されたドット形成面134の面は、斜面を有している。
導光板130は、例えば、アクリル系樹脂、ガラス、石英、ポリカーボネート、ポリエステル等の透明樹脂材料が用いられる。
反射ドット132のドット密度は、光源142に近い部分では、疎に形成され、遠い部分では密に形成される。また、反射ドット132の大きさは、光源142に最も遠い端面から光源142側の方向に対して2〜30%の位置で最も大きくなるように形成されている。
[導光板の製造方法]
次に、導光板の製造方法について説明する。図8は、導光板の製造方法を示す工程図である。
図8(a)の基板載置工程では、基板30をステージ31上に載置する。このとき、ドット形成面134の反対面となる面が載置面となるように載置する。
図8(b)の距離測定工程では、レーザ測長装置60aまたは60bを用いて、ステージ31上に載置された基板のドット形成面134と吐出ヘッド110との距離を測定する。
記憶工程では、図8(b)によって取得された距離データを記憶する。
図8(c)の吐出工程では、記憶された距離データに基づいて、吐出ヘッド110とドット形成面134との距離を略一定に保持しながら、液状のドット材料の液滴121をドット形成面134に向けて吐出し、ドット形成面134にドット材料131を付着させる。
図8(d)の固化工程では、ドット形成面134に付着したドット材料131を固化して反射ドット132を形成する。
[バックライトユニットの構成]
次に、上記の導光板を用いたバックライトユニットの構成について説明する。図9は、バックライトユニットの構成を示す断面図である。
図9において、バックライトユニット140は、光源142と、光源142の直近に配置された導光板130と、導光板130に面して配置された反射板146と、反射板146が配置された導光板130の面の反対面に配置された拡散シート147で構成されている。光源142は、照明装置であり、例えば、冷陰極蛍光管等が用いられる。光源142からの光線は、導光板130の中を全反射しながら進んでいくうちに、反射ドット132に当たって向きを変え、全反射角よりも小さくなった成分の光が導光板130から照射されるようになっている。拡散シート147は、導光板130の反射ドット132を拡散により見えにくくする機能も備えている。反射板146は、光源142から導光板130に入射した光が反射ドット132のないところで漏れ出した光を導光板130へ反射させて光の利用効率を上げている。
[電気光学装置の構成]
次に、電気光学装置の構成について説明する。図10は、電気光学装置としての液晶表示装置の構成を示す断面図である。
図10において、液晶表示装置150は、光を照射するバックライトユニット140と、バックライトユニット140から照射された光を受けて表示する液晶表示部151とで構成されている。
液晶表示部151は、下側基板部160がバックライトユニット140の拡散シート147の近傍に設置され、下側基板部160と対向するように上側基板部170を有している。下側基板部160と上側基板部170はシール材152によって規定された間隔が保持され、該間隔内には液晶材153が封入されている。
下側基板部160は、下側透明基板161と、下側透明基板161の上面に形成された表示電極162と、表示電極162の上面に形成された配向膜163を有している。また、下側透明基板161に対して表示電極162の反対面に偏光板164が配置されている。
上側基板部170は、上側透明基板171と、下側透明基板161に対向する側であって、上側透明基板171の面に形成されたブラックマトリクス172と、ブラックマトリクス172によって区画された領域には、色要素としてのカラーフィルタ173a(R),173b(G),173c(B)が形成されている。さらに、ブラックマトリクス172およびカラーフィルタ173a,173b,173cの上面に形成された保護膜174と、保護膜174の上面に形成された共通電極175と、共通電極175の上面に形成された配向膜176を有している。また、上側透明基板171のカラーフィルタ173a,173b,173cの反対面には偏光板177が配置されている。
下側基板部160と上側基板部170は、シール材152の接着力によって接着され、シール材152の高さによって規定された両基板部160,170の間には液晶材153が封入されている。
[電子機器の構成]
次に、電子機器の構成について説明する。図11は、電子機器としてのノート型パソコンの構成を示す斜視図である。図11において、ノート型パソコン180の表示部として液晶表示装置150が搭載されている。
従って、上記の実施形態によれば、以下に示す効果がある。
(1)吐出ヘッド110とドット形成面134との距離をほぼ一定に保持しながら、反射ドット材料131を吐出して、ドット形成面134に反射ドット材料131を付着させるので、ドット形成位置の精度を向上させることができる。
(2)レーザ測長装置60aまたは60bが、ドット形成面134と吐出ヘッド110との距離測定しているときに、既に取得された距離データに基づいて、吐出ヘッド110からドット材料を吐出するので、作業効率を向上させることができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下のような変形例が挙げられる。
(変形例1)本実施形態では、レーザ測装置60a,60bは、液滴吐出装置1に備えたが、これに限定されない。例えば、レーザ測長装置60a,60bを単体として用いてもよい。このようにすれば、複数の液滴吐出装置1に対して流用稼動することができる。
(変形例2)本実施形態では、レーザ測長装置60a,60bを用いることにより非接触で距離を測定したが、これに限定されない。例えば、表面粗さ測定装置等の接触型の装置を用いて距離または距離の変動を測定してもよい。このようにしても、ドット形成面134と吐出ヘッド110との距離を測定することができる。また、ドット形成面134と吐出ヘッド110の距離だけでなく、規定の距離に対するずれ量のみを検出し、そのずれ量に基づき略一定となるように吐出ヘッド110をZ軸方向に位置制御することができる。
(変形例3)本実施形態では、レーザ測長装置60a,60bの2つを用いたが、これに限定されず、1つのみとしてもよい。例えば、レーザ測長装置60aを用いて、ドット形成面134と吐出ヘッド110との距離を測定してから、液滴吐出を行ってもよい。このようにしても、ドット形成面134と吐出ヘッド110との距離をほぼ一定にして、液滴吐出することができる。
(変形例4)本実施形態では、斜面を有する基板30について説明したが、これに限定されず、斜面の無い平板であってもよい。このようにしても、平板をステージ31に載置したときに、吸着不具合等により、基板に歪みや撓み等の起伏が生じた場合でも、レーザ測長装置60a,60bによって距離測定できるので、例えば、平板の基板にマイクロレンズを形成する拡散板においても、正確な位置にドットを形成することができる。
(変形例5)本実施形態では、ドット形成面134と吐出ヘッド110との距離を一定にするために吐出ヘッド110を昇降移動したが、これに限定されない。例えば、吐出ヘッド110の位置を固定して、ステージ31を昇降してもよい。このようにしても、ドット形成面134と吐出ヘッド110との距離を一定にすることができる。
(変形例6)本実施形態では、光学板として、導光板130を用いたが、これに限定されない。例えば、光学板として拡散板に適用させても良い。この場合、ドット材料は、拡散微粒子を含有する液やマイクロレンズ材料の液を用いて吐出を行う。このようにすれば、歪みや撓み等が生じた基板に対しても正確な位置に液状の材料を付着させることができる。
液滴吐出装置の構成を示す斜視図。 距離測定装置の測定方法を示す模式図。 吐出ヘッドの構成を示し、(a)は一部破断した斜視図、(b)は要部断面図。 制御装置の構成を示すブロック図。 距離測定ユニットの構成を示すブロック図。 距離測定の方法を示すフローチャート。 光学板としての導光板の構成を示す断面図。 導光板の製造方法を示す工程図。 バックライトユニットの構成を示す断面図。 電気光学装置としての液晶表示装置の構成を示す断面図。 電子機器としてのノート型パソコンの構成を示す斜視図。
符号の説明
1…液滴吐出装置、2…ヘッド機構部、3…ワーク機構部、4…ドット材料供給部、5…メンテナンス機構部、6…制御部、10…距離測定装置、21…ヘッドキャリッジ、24…Y軸リニアモータ、25…Z軸リニアモータ、30…基板、31…ステージ、34…X軸リニアモータ、60a,60b…レーザ測長装置、70…指令部、71…入出力インターフェース、72…CPU、73…ROM、74…RAM、80…駆動部、81…ヘッドドライバ、82…モータドライバ、110…吐出ヘッド、121…液滴、130…導光板、131…ドット材料、132…反射ドット、134…ドット形成面、140…バックライトユニット、142…光源、146…反射板、147…拡散シート、150…電気光学装置としての液晶表示装置、180…電子機器としてのノート型パソコン。

Claims (3)

  1. 光透過性を有する基板に向けて、吐出ヘッドからドットの材料となる液状のドット材料を吐出して、基板上に前記ドットを形成する光学板の製造方法であって、
    前記基板をステージ上に載置する基板載置工程と、
    前記ドット材料を前記吐出ヘッドから吐出する吐出方向における距離であって、前記ステージ上に載置された前記基板の搭載面に対して反対面となるドット形成面と前記吐出ヘッドとの距離を測定して、距離データを取得する距離測定工程と、
    前記距離データを記憶する記憶工程と、
    前記吐出ヘッドと前記ステージとを相対移動しつつ、前記吐出ヘッドから前記ドット材料を前記ドット形成面に向けて吐出し、前記ドット材料を前記ドット形成面に付着させる吐出工程と、
    前記ドット形成面に付着した前記ドット材料を固化してドットを形成する固化工程と、
    を有し、
    前記距離測定工程は、前記相対移動中に随時行われており、
    前記吐出工程において、前記距離データに基づいて、前記吐出ヘッドと前記ドット形成面との前記距離が、前記相対移動中に一定になるように、前記吐出ヘッドと前記ステージのうち少なくとも一方を前記吐出方向に移動することを特徴とする光学板の製造方法。
  2. 前記距離測定工程で前記距離データを取得しているとき、前記吐出工程では、既に取得した前記距離データに基づいて前記ドット材料を吐出することを特徴とする請求項1に記載の光学板の製造方法。
  3. 前記吐出ヘッドはリニアモータによって前記吐出方向に移動されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光学板の製造方法。
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