JP4751788B2 - 通信機器、通信方法および通信プログラム - Google Patents

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Description

本発明はIPv6アドレスを用いた通信を行なう通信機器、通信方法および通信プログラムに関する。
IPアドレスの枯渇問題がIPv6の実用化によって解決される目処がたったことから、これまでに比べて多数の機器がネットワークに接続されることは容易に予想される。それに応じてネットワークの管理にかかる作業量も増加すると考えられる。大量の機器についてIPアドレスなどを1つ1つ設定していくのは大変負荷の高い作業になるので、プラグアンドプレイ機能による自動接続が主流となりつつある。
アドレス設定のプラグアンドプレイ機能には、割り当てるIPアドレスを予めプールしておくステートフル方式と、アドレスのプールを必要としないステートレス方式がある。ステートフル方式としては、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)という仕組みが実現されている。ステートレス方式(stateless address autoconfiguration)はIPv6で規格化されている方式であり、ネットワークのセグメントに対して、ネットワークのプレフィックス情報(ネットワークアドレスなど)を含んだルータ通知(「ルータ広告」とも称される場合がある)を発行し、各ネットワーク機器は通知されたネットワークプレフィックスと自身のインタフェース識別子とを利用してIPアドレスを自動生成する。
このようなプラグアンドプレイ機能を用いることで、管理者の負担を増やさずに、多くの機器を簡単にネットワークに接続することができるようになっている。特に、IPv6の使用が主流になるようになれば、その手軽さからステートレスアドレス自動設定方法によるプラグアンドプレイで運用されるネットワークが多くなると予想される。
このようにIPv6では、ルータが提示するネットワーク情報をもとに、ステートレスアドレス自動設定方法によりアドレスを自動設定することができる。
しかしながら組み込み機器などの場合、複数のルータが提示するルータ通知からステートレスアドレス自動設定方法により生成され設定されるアドレスをすべて有効にして使用するためのメモリ容量が確保できない場合がある。また組み込み機器でなくても、いわゆる偽装ルータによるルータ通知(Router Advertisement)を騙った偽情報の流布によりアドレス管理のための記憶領域が浪費され、メモリリソースが消費されてしまう場合が考えられる。
なお上記「組み込み機器」とはネットワーク接続が可能な機能を有する電気・電子機器一般を称する(以下同様)。具体的にはMFP(マルチファンクションペリフェラル)、PDA,デジタルカメラ、いわゆる情報家電、ハードディスクレコーダ等が挙げられる。MFPは、一台でプリンタ、ファクシミリ、コピー機、スキャナ等各種の機能を有する。これら組み込み機器ではその小型軽量化、価格の低減等の要求から、一般に情報を記憶するためのメモリ容量の縮小が求められている。このため上記のごとくステートレスアドレス自動設定方法により設定されるアドレスをすべて有効にして使用するためのメモリ容量が確保できない場合が生じやすいものと考えられる。
本発明はこのような問題点に鑑み、メモリ容量の限られた環境にてステートレスアドレス自動設定方法によるアドレス自動設定で得られたアドレスを使用した通信の実現を可能とするための通信機器、通信方法、通信プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、IPアドレスを用いて通信を行なう通信機器において、ルータ通知に含まれるプレフィックス情報が登録されるプレフィックス情報保存手段と、前記ルータ通知からプレフィックス情報を抽出し、前記プレフィックス情報保存手段に登録するとともに、該プレフィックス情報を管理するプレフィックス情報管理手段と、前記プレフィックス情報保存手段に保存されているプレフィックス情報から、予め定められた個数のプレフィックスを選択し、通信に用いるIPアドレスを生成するアドレス選択手段とを有し、前記プレフィックス情報管理手段は、前記ルータ通知からプレフィックス情報を抽出して前記プレフィックス情報保存手段に登録する際、前記プレフィックス情報がデフォルトルータとして使用可能なルータからの情報であるか否かを判断することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記アドレス選択手段は、前記プレフィックス情報保存手段に登録された順に前記プレフィックス情報を選択することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記プレフィックス情報管理手段は、通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報を前記プレフィックス情報保存手段から削除することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、最も使われているプレフィックス情報と比較して通信回数が1より少ない所定の分数以下であるプレフィックス情報が、前記通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報と判断されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、前記プレフィックス情報保存手段に保存されているプレフィックス情報を利用者に提示するための提示情報を生成する提示情報生成手段と、提示されたプレフィックス情報から利用者により選択され入力された内容を解析し、利用者により選択されたプレフィックス情報を認識し、選択されたプレフィックス情報を前記アドレス選択手段に通知する選択入力解析手段とを有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明では、前記利用者により選択されたプレフィックス情報は、不揮発性記憶手段に記憶されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明では、前記提示情報生成手段が前記プレフィックス情報から生成する提示情報は、ステートレスアドレス自動設定方法により設定されたアドレスを含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明では、前記アドレス選択手段は、選択したプレフィックス情報により生成されたIPアドレスの有効期限(後述するValid lifetime、以下同様)が切れた場合、新たにプレフィックス情報を選択することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明では、前記アドレス選択手段により選択されたプレフィックス情報により生成されたIPアドレスの有効期限が切れた場合、提示情報生成手段は、使用していたIPアドレスが使用不可能となったことを前記利用者に提示することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明では、前記アドレス選択手段は、以前使用していたIPアドレスが再度使用可能となった場合、該IPアドレスを選択することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、IPアドレスを複数個作成し、当該通信機器の適用する機能ごとにIPアドレスを区別する、或いは当該機器を実際に使用するユーザごとにIPアドレスを区別する制御を行うことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、IPアドレスを用いて通信を行なう通信装置での通信方法であって、ルータ通知からプレフィックス情報を抽出し、該プレフィックス情報を登録するとともに、該プレフィックス情報を管理するプレフィックス情報管理段階と、前記プレフィックス情報管理段階で登録されているプレフィックス情報から、予め定められた個数のプレフィックスを選択し、通信に用いるIPアドレスを生成するアドレス選択段階とを有し、前記プレフィックス情報管理段階では、前記ルータ通知からプレフィックス情報を抽出して登録する際、前記プレフィックス情報がデフォルトルータとして使用可能なルータからの情報であるか否かを判断することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の前記アドレス選択段階では、前記プレフィックス情報が登録された順に前記プレフィックス情報を選択することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の前記プレフィックス情報管理段階では、通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報を削除することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、最も使われているプレフィックス情報と比較して通信回数が1より少ない所定の分数以下であるプレフィックス情報が、前記通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報と判断されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明では、前記プレフィックス情報管理段階で登録されているプレフィックス情報を利用者に提示するための提示情報を生成する提示情報生成段階と、提示されたプレフィックス情報から利用者により選択され入力された内容を解析し、利用者により選択されたプレフィックス情報を認識し、選択されたプレフィックス情報を前記アドレス選択段階に通知する選択入力解析段階とを有することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明では、前記利用者により選択されたプレフィックス情報は、不揮発性記憶手段に記憶されることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明では、前記提示情報生成段階で生成される提示情報は、ステートレスアドレス自動設定方法により設定されたアドレスを含むことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の前記アドレス選択段階では、選択したプレフィックス情報により生成されたIPアドレスの有効期限が切れた場合、新たにプレフィックス情報を選択することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明では、前記アドレス選択段階により選択されたプレフィックス情報により生成されたIPアドレスの有効期限が切れた場合、使用していたIPアドレスが使用不可能となったことを前記利用者に提示することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の前記アドレス選択段階では、以前使用していたIPアドレスが再度使用可能となった場合、該IPアドレスを選択することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、IPアドレスを複数個作成し、当該通信機器の適用する機能ごとにIPアドレスを区別する、或いは当該機器を実際に使用するユーザごとにIPアドレスを区別する制御を行うことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、ンピュータで実行するための通信プログラムとしても提供され得る。
本発明によればルータ通知に基づくステートレスアドレス自動設定方法を適用してIPアドレスを作成しネットワークに接続して通信を行うための通信機器、通信方法および通信プログラムにおいて、使用するプレフィックス情報を限定する等の手法を適用することにより保存すべきプレフィックス情報を効果的に削減可能となる。このため、メモリ容量の限られた環境にてステートレスアドレス自動設定方法により設定されるアドレスを使用するための通信機器、通信方法、通信プログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。以下の説明では、IPアドレスをアドレスと表現することがある。
まず、IPv6においてステートレスアドレス自動設定方法によりアドレスがどのように生成されるかを説明する。なお、以下に述べる手順は抜粋であり、詳細はRFC2462に記載されている。RFC2462に記載されている手順によれば、ルータ要請に対する返答としてのルータ通知、もしくは定期的に送信されるルータ通知に含まれるプレフィックス情報を用いてアドレスを生成する。
ここでRFC2462についてはURL:www.rfc-editor.org/(平成18年5月19日)、"RFC Database"のリンク、"RFC Index--Earliest first"のリンクを辿ることにより最新の更新情報を得ることが可能である。
図1は、プレフィックス情報を示す図である。プレフィックス情報には、「Valid Lifetime」と、「Preferred Lifetime」と、「Prefix」とが含まれる。「Valid Lifetime」は、アドレスの有効期限を示す。「Preferred Lifetime」は、アドレスの推奨有効期限を示す。「Prefix」は、プレフィックスそのものである。
ここで、ルータ通知を受け取った通信機器は以下のような動作を行う。すなわち、自律的アドレス自動設定フラグがセットされていないか、プレフィックスがリンクローカルのプレフィックスに等しいか、あるいはアドレスの有効期限よりも推奨有効期限が長い場合は、そのルータ通知のプレフィックス情報を無視する。
それ以外の場合は、プレフィックス情報に含まれるプレフィックスとインタフェースID(interface identifier)とをつなげて、アドレスを生成する。生成されたアドレスはインタフェースに割り当てられ、プレフィックス情報に含まれていた推奨有効期限をもとに有効期限の間使用される。また、定期的に送信されるルータ通知に含まれるプレフィックス情報によりアドレスの有効期限が延長される。
以上のように、ステートレスアドレス自動設定方法により設定されるアドレスはルータからのプレフィックス情報から生成されるが、ルータが複数存在していた場合、そのネットワークセグメント上で使用可能となる、ステートレスアドレス自動設定方法により設定されるアドレスは複数となる可能性がある。ステートレスアドレス自動設定方法により設定されたアドレスを使用する場合、一つのアドレスごとに通信やアドレスの有効期限の管理に使用する領域がメモリに必要となる。
このため、ステートレスアドレス自動設定方法により設定されるアドレスが無制限に追加可能の場合、通信機器のメモリなどシステムリソースが消費されるため、最悪の場合通信機器の正常動作が破綻を来す場合がある。この問題のため、特にメモリ資源に余裕のない組み込み機器等ではIPv6を導入しステートレスアドレス自動設定方法によりアドレスを自動的に生成して使用することは難しかった。
図2は、本実施の形態における通信機器の構成を示す図である。ただし図2には本発明との関連部分のみ示す。同通信機器は例えば図18と共に後述するパーソナルコンピュータの形態で実現可能である。この通信機器は、ネットワークインタフェース3と、プレフィックス情報管理部2と、アドレス選択部1と、プレフィックス情報リスト4(実態は記憶装置)とを備える。これらは、CPU(図示せず、図18のCPU501に対応し得る)により動作し、通信機器の通信プログラムはROM(図示せず)に格納され、それらがRAM(図示せず)に展開されることで通信機器は動作する。上記ネットワークインタフェース3は図18中のモデム508に該当し、プレフィックス情報管理部2およびアドレス選択部1はCPU501の機能により実現され、プレフィックス情報リスト4はメモリ504あるいはHDD505に保存され得る。また上記ROM、RAMは図18のメモリ504に対応し得る。
ネットワークインタフェース3は、NICやそのドライバで構成される。プレフィックス情報リスト4は、ルータ通知に含まれるプレフィックス情報が登録されるものである。プレフィックス情報管理部2は、ルータ通知からプレフィックス情報を抽出し、プレフィックス情報リスト4に登録するとともに、そのプレフィックス情報を管理する。
図3は、プレフィックス情報リスト4を示す図である。プレフィックス情報リスト4は、「prefix」と、「prefix length」と、「lifetime」と、「router address」と、「router lifetime」とで構成される。「prefix」は、プレフィックスそのものである。「prefix length」は、プレフィックス長を示す。「lifetime」は、このプレフィックスが使用できる時間を示す。「router address」は、このプレフィックスを送信したルータのアドレスを示す。「router lifetime」は、デフォルトルータの寿命を示す。
このプレフィックス情報リスト4には通信機器の起動した時点からルータ通知が受信された順にアドレスが登録されていく。また、登録数が予め定められた値を超える場合、その後受信したプレフィックス情報は原則として破棄される。さらに、プレフィックス情報リスト上のプレフィックス情報が有効かどうかが、プレフィックス情報に含まれていた推奨有効期限に基づき管理される。プレフィックス情報の有効期限を迎える前に有効期限が延長された場合、プレフィックス情報管理部2は登録順を変えることなく有効期限のみを更新する。
図2の説明に戻る。アドレス選択部1は、プレフィックス情報リスト4に保存されているプレフィックス情報から、予め定められた個数のプレフィックスを選択し、通信に用いるIPアドレスを生成する。このアドレス選択部1の処理は、アドレス選択段階に対応する。アドレス選択部1は、プレフィックス情報管理部2に登録されているアドレスのリストの先頭から、予め定められている個数だけアドレスを選択すればよいことになる。
この予め定められた個数とは、通信機器のメモリ資源などから求まる、ステートレスアドレス自動設定方法により設定されるアドレスの使用数の上限値として、特定の個数を規定したものである。この上限値は、1以上の数であればどのような値でもかまわない。また、プレフィックス情報管理部2に記憶されるプレフィックス情報数(すなわちプレフィックス数)にも上限値が規定されている。この上限値は、上記ステートレスアドレス自動設定方法により設定されるアドレスの使用数の上限値と同じか、これより大きな数であればどのような値でも構わない。
プレフィックス情報管理部2に登録されているプレフィックス情報(すなわちプレフィックス情報リスト4に登録されたプレフィックス)が予め定められている個数を超える場合は、プレフィックス情報リスト4に登録されている先頭の例えば3個(すなわち上記予め定められている個数)のプレフィックスを通信に使用する有効なプレフィックスとして選択する。しかしながらアドレス管理部3に登録されているプレフィックスが予め定められている個数以下である場合、登録されているプレフィックス全てが選択されてアドレスが設定され、適宜通信に使用される。
また、プレフィックス情報管理部2に登録されているプレフィックス情報の有効期限が無効となった場合は、アドレス選択部1に無効になったアドレスが発生したことを告知し、アドレス選択部1がプレフィックス情報リストからプレフィックスを選択し、自動的に使用するアドレスを再度設定してその分を補充する。
このように構成することにより、利用者が介在することなく通信に使用する,
ステートレスアドレス自動設定方法により設定されたアドレスの数を予め定められた個数以下に抑えることが可能となる。また、通信機器内部で管理するプレフィックス情報も予め定められた個数以下に押さえることが可能となる。
これにより、組み込み機器のようなリソースの限られた機器であっても、ステートレスアドレス自動設定方法により設定されたIPv6のアドレスを使用するに際して、システムの設計時点でリソースの消費量の最大値を的確に見積もることができるようになる。
なおこのように複数のIPアドレスを作成する目的としては、当該通信機器の適用する機能ごとにIPアドレスを区別する、当該通信機器を実際に使用するユーザごとにIPアドレスを区別する等の制御が可能となる点が挙げられる。
またIPアドレスを複数個作成する際に、使用するプレフィックス情報の個数を制限することによる、メモリリソース削減の効果が得られるのは以下の理由による。すなわち、IPアドレスはプレフィックス部とサフィックス部とを有するが、例えばこのうちプレフィックス部を共通としサフィックス部を異ならせることで複数の異なるIPアドレスを作成可能である。この場合当該複数のIPアドレスを登録する際、プレフィックス情報については一個分で済むため結果的に作成したIPアドレスの登録に要されるメモリ容量を削減可能となる。
また、プレフィックス情報管理部2がプレフィックス情報とあわせて、該当するルータがデフォルトルータとして使用できるかどうかの情報をあわせて記憶するように構成することもできる。この情報は、RFC2461に記載されるように、ルータ通知の中に含まれており、ルータの有効期間(Router Lifetime:図9参照)の値で判断される。この値が0でない場合は、そのルータがデフォルトルータとして使用可能であることを示している。
通信機器がルータ通知にて受信したプレフィックス情報が、デフォルトルータとして使用可能なルータからの情報であり、未だプレフィックス情報リスト4に登録されていない場合、フィックス情報リスト4に登録されているプレフィックス情報がデフォルトルータとして使えないルータからのプレフィックス情報が登録されているかどうかを判断し、そのようなプレフィックス情報が登録されていた場合はそのプレフィックス情報を削除して前記新規に受信したプレフィックス情報と置き換えるように構成することもできる。
デフォルトルータとして使用可能なルータとは、当該ルータが属するネットワークセグメントの外部と通信可能なルータを意味する。したがって上記構成をとることにより、パケットをルーティングできないようなルータからの情報をもとにステートレスアドレス設定方法によりアドレスが生成・使用される可能性を減らすことができる。その結果外部との通信に適用し得ないアドレスばかりが設定されてしまい当該通信機器に対するアクセスができなくなるようなケースを防ぐことができる。
さらに、プレフィックス情報リスト4に登録されているアドレスからプレフィックスを選択したアドレス選択部1は、選択されたプレフィックスから生成されたアドレスに対して外部との通信回数を計数するように構成することもできる。この計数結果は、例えば図10と共に説明する「既登録プレフィックス情報再評価」に際して利用される。
このような構成に於いては、アドレス選択部1は生成されたアドレスに対し、それがどれだけ有効に使用されているかの判断を行う事ができ、この情報を元に、偽情報などにより誤って選択されてしまったアドレスを見分ける事ができる。このようなアドレスを生成する際に使用したプレフィックス情報を、アドレス選択部1からプレフィックス情報管理部2に通知し、当該プレフィックス情報を抹消もしくは選択優先度を下げる事により、限られた有効なアドレスを用いて効率的な動作を行うように構成することもできる。
次に、図4を用いてプレフィックス情報を登録する処理について説明する。図4は、ルータ通知を受信した場合の処理を示すフローチャートである。ステップS101で、ルータ通知がプレフィックス情報を含むかどうか判断される。プレフィックス情報を含まない場合、処理は終了する。
プレフィックス情報を含む場合、ステップS102で、プレフィックス情報が登録済みかどうか判断される。プレフィックス情報がプレフィクス情報リスト4に登録されている場合、ステップS103でプレフィックス情報の有効期間の更新処理が行なわれ処理は終了する。プレフィックス情報が登録されていない場合、ステップS104で、プレフィックス情報の登録処理が行なわれ処理は終了する。このステップS104は、プレフィックス情報管理段階に対応する。
次に、上記ステップS104のプレフィックス情報の登録処理について説明する。図5は、プレフィックス情報の登録処理を示すフローチャートである。ステップS201で、条件判定処理が行なわれる。ステップS202で、条件が合致したと判断されると、ステップS203で、プレフィックス情報の登録が行なわれ、処理は終了する。ステップS202で条件が合致しない場合、処理は終了する。
以下、ステップS202の条件判断処理について説明する。以下、第1乃至第4の合計4個の条件について説明する。本発明の実施の形態ではこのうちのいずれの条件あるいはそれらのどのような組み合わせを適用することも可能である。第1の条件は、プレフィックス情報リスト4に登録されているプレフィックス情報の個数が予め定められた個数未満か否かという条件である。すなわち、プレフィックス情報リスト4にすでに登録済みのプレフィックス情報の個数が予め定められたPmaxより小さいか否かを判断する。この場合の処理を、図6のフローチャートを用いて説明する
ステップS301で、既に登録されているプレフィックス情報が、Pmaxより小さいかどうか判断される。Pmaxより小さい場合、ステップS302で、条件合致と判断され処理は終了する。Pmax以上の場合、ステップS303で条件不一致と判断され、処理は終了する。
第2の条件は、登録しようとするプレフィックス情報が、プレフィックス情報リストに未登録のプレフィックス情報であるか否かという条件である。言い換えれば、登録しようとしているプレフィックス情報を登録しても重複登録が発生しないかどうかを判断する条件である。この場合の処理を、図7を用いて説明する。
ステップS401で、登録しようとするプレフィックス情報が、既に登録されているプレフィックス情報と重複するプレフィックス情報かどうか判断される。重複するものがない場合(無)、ステップS402で、条件合致と判断され処理は終了する。重複する場合(有)、ステップS403で条件不一致と判断され、処理は終了する。なおこの場合のステップS401におけるプレフィックス情報の同一性の判断に関し、完全一致の場合に限り重複発生と判断(有)するようにしてもよいし、あるいは照合する桁数を指定し、指定桁数の照合の範囲内で同一性を判定するようにしても良い。また後者の場合、さらに上記プレフィックス長の照合を行うようにしても良い。
第3の条件は、ルータの有効期限が0ではないかどうかという条件である。この場合の処理を、図8を用いて説明する。0であれば、そのルータ通知を送信したルータは、デフォルトルータとなることはできない。
ステップS501で、ルータの有効期限が0かどうか判断される。0ではない場合(NO)、ステップS502で、条件合致と判断され処理は終了する。0の場合(YES)、ステップS503で条件不一致と判断され、処理は終了する。
なお、ルータの有効期限は、図9に示されるルータ通知の「Router Lifetime」で知ることができる。
第4の条件は、プレフィクス情報リスト4に既に登録されている個数が上限に達している場合、登録されているプレフィックス情報を再評価し、その結果削除対象となるプレフィックス情報があるかどうかを判断する条件である。この場合の処理を図10を用いて説明する。この場合、削除対象となるプレフィックス情報がある場合これを削除して、新たなプレフィックス情報を登録する。
ステップS601で、既に登録されているプレフィックス情報が、Pmaxより小さいかどうか判断される。Pmaxより小さい場合、ステップS602で、条件合致と判断され処理は終了する。Pmax以上の場合、ステップS603で既に登録されているプレフィックス情報が再評価される。この再評価は、通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報がないかどうかで行う。ステップS604で、上記再評価の結果、削除対象があるかどうか判断される。削除対象がないと判断されると、ステップS606で条件不一致と判断され、処理は終了する。
削除対象となるプレフィックス情報があると判断されると、ステップS605で、削除対象プレフィックス情報が削除され、ステップS602で、条件合致と判断され(すなわち上記削除によって登録数が減少し、新たなプレフィクス情報の登録が可能となる)、処理は終了する。
ここで上記「通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報」につき、例えば通信毎にどのプレフィックス情報を用いて通信を行なったかを示す回数(すなわち通信回数)を計数していき、その計数結果の通信回数につき、当該通信回数の少ない順でソートして得られる、最も使われていないプレフィックス情報を「通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報」として得ることが考えられる。あるいはその際、最も使われているプレフィックス情報と比較してその通信回数が1/2以下のもの、あるいは1/10以下のものなどに限って「通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報」と判断するようにすることも可能である。順位的に通信回数が一番少なかったと言うだけで、現在も頻繁に通信が行なわれているプレフィックス情報を一律に削除しないほうが良い場合もあるからである。
次に、利用者によるアドレスの選択を可能とする通信機器の構成を、図11を用いて説明する。図11に示される構成は、図1で説明した構成にさらに選択入力解析部10と、提示情報生成部11と、アドレス選択部1の記憶装置12とを加えたものである。提示情報生成部11は、プレフィックス情報リスト4に保存されているプレフィックス情報を利用者に提示するための提示情報を生成する。選択入力解析部10は、提示されたプレフィックス情報から利用者により選択され入力された内容を解析し、利用者により選択されたプレフィックス情報を認識し、選択されたプレフィックス情報をアドレス選択部1に通知する。記憶装置12は、利用者により選択されたプレフィックス情報を保持するためのものであり、その内容を履歴として残す機能を有する。これに対しプレフィックス情報管理部2がプレフィックス情報リスト4にて管理する内容は適宜変更されるため、履歴として残されない場合がある。
このような構成とすることにより、利用者自身がアドレスを選択することが可能となる。この構成において、外部端末から利用者が設定する場合の外部端末と通信機器のやり取りを示すシーケンス図を、図12を用いて説明する。この図12では、外部機器としているが、通信装置が表示と入力が可能な入出力装置を備えていれば、外部機器の代わりに、その入出力装置としてもよい。
ステップS701で、外部端末21は、通信機器20に対し設定書式要求を通知する。次のステップS702で、通信機器20の提示情報生成部11で設定書式を生成し、ステップS703で設定書式を外部端末21に提示する。ここで生成される設定書式とは、例えば登録されているアドレスを外部端末21で表示するためのHTMLなどの書式のことである。
この設定書式に対し利用者がプレフィックス情報の選択を行い選択結果を入力することで設定された内容が、外部端末21からステップS704で設定要求として通信機器20に通知される。選択入力解析部10は、ステップS705で、選択され入力された内容を解析し、利用者により選択されたプレフィックス情報を認識し、ステップS706で、選択されたプレフィックス情報をアドレス選択部1に通知し、また外部端末21に対し、設定結果が提示される。
上記ステップS702は、提示情報生成段階に対応し、ステップS705は、選択入力解析段階に対応する。
次に、図12における提示情報生成部11の処理を、図13のフローチャートを用いて説明する。ステップS801で、プレフィックス情報が取得される。ステップS802で、設定書式生成が行われる。そして、ステップS803で、設定書式が外部端子21に対し返信される。
次にこの場合に利用者に表示される画面の例を、図14、15を用いて説明する。図14は、上記設定書式が外部端末21上で利用者に提示された画面を示す図である。図示の如く、同画面にはアドレス一覧50と、セットボタン51とが示されている。アドレス一覧に表示されるアドレスは、プレフィックス情報リストに登録されているプレフィックスから生成されたアドレスである。
この画面に対し利用者は、例えば3つのアドレスを選択できる。利用者が3つのアドレスを選択すると、図15のアドレス一覧50に示されるように、選択されたアドレスが反転して表示される。この状態で、セットボタン51を利用者が押下すると、選択された情報が通信機器20に送信され、上述したようにそのアドレス選択部1に通知される。
なお、図14、15では生成されたアドレスの一覧をWebブラウザで提示しているが、プレフィックス情報のみを提示しても十分である。特に通信機器本体に付属する表示部に表示するような場合は表示可能な文字数に限りがある場合がある。このような場合は、図16のようにプレフィックス情報を提示する方が表示文字数が少なくなる。このため、通信機器本体など表示部の広さに制限がある場合は、プレフィックス情報を表示するものとし、他方Webブラウザを用いることが可能な環境など、自由度が高い環境ではアドレスを表示する様に構成することもできる。
ユーザインタフェースは、上述したようになっている。以下通信機器内部での処理の詳細を説明する。選択入力解析部10は、設定書式上で利用者によって指定された設定情報として送信された選択情報、もしくは通信機器本体に入出力装置がある場合はその入出力装置を経由して入力される選択情報を解析する。
すなわち、利用者が提示されたアドレスもしくはプレフィックス情報から、使用したいアドレスを選択し入力すると、その選択した内容が通信機器20の選択入力解析部10に渡される。
選択入力解析部10は、どのプレフィックス情報が選択されたかを解析し、その情報をアドレス選択部1に通知する。
アドレス選択部1は、利用者の選択したプレフィックス情報を優先的に選択するように構成される。例えば、通信機器が保持しているプレフィックス情報が5つであったとして、この中に利用者が指定したプレフィックス情報がある場合、アドレス選択部1はまずそのプレフィックス情報を選択する。
ここで、利用者の選択したアドレスの数が予め定められた数よりも少ない場合は、利用者の選択したアドレスに加えて、登録されたもののうち、先に受信されたプレフィックス情報を選択する。もし、利用者が選択したプレフィックス情報が無効なものとなった場合には、そのプレフィックス情報をもとに生成されたアドレスは無効となるが、プレフィックスの選択情報は、記憶装置12に保持される。またこのとき、使用していたIPアドレスが使用不可能となったことが利用者に提示される。
ここで利用者が選択しなかったプレフィックス情報を選択して新たにアドレスを設定するように構成することもできる。この構成によれば、例えば移動可能な大きさの機器であり、機器が移動したために、利用者の設定したプレフィックス情報が一つも取得できなくなった場合などにも自動的にアドレスが設定され、通信を行うことができるようになる。
一方、無効となった場合にも代替のアドレスを設定するために新たなプレフィックス情報を選択しないように構成することもできる。これは、固定的に使用される通信機器に於いて、ルータの一時的な不調などにより有効期間の更新がうまくいかなかったような場合にも、新たなアドレスが自動で追加されることがないため、ルータが復帰した場合に即座に利用者が選択したプレフィックス情報に基づくアドレスの使用を開始できる利点がある。
また、アドレス選択部1が有する記憶装置は、フラッシュメモリやNVRAM、ハードディスクなどの不揮発性記憶装置でもよく、これらには利用者の選択したプレフィックス情報が保持される。これにより、通信機器の電源が一旦切られた後も選択した内容が保持され、電源投入時に利用者がいちいち設定することなく、利用者の意図するアドレスによる動作を開始することができる。
図17は本発明の実施の形態における通信機器としてのMFP又はパーソナルコンピュータ120がネットワーク環境に置かれた状態の例を示す。
図示の如く、本発明の実施の形態における通信機器としてのMFP110あるいはパーソナルコンピュータ120はLANであるネットワークNW1に接続されており、当該ネットワークNW1はルータR210を介してインターネットNW3に接続されると共に、ルータ220を介して他のLANであるネットワークNW2にも接続されている。
そして各通信機器MFP110あるいはパーソナルコンピュータ120は上記の如くステートレスアドレス設定方法による自動アドレス作成機能を有し、もってIPアドレスを自動作成し、自ネットワークNW1あるいは他のネットワークNW2,NW3に接続されたホスト等と自由に通信を行うことができる。その際、各ルータ210,220によって発行されるルータ通知によって提供されるプレフィックス情報を使用してIPアドレスを自動作成する。
図18は図1〜図17等と共に上述の本発明の実施の形態における通信機器が実行する通信方法をコンピュータに自動実行させる場合について説明するための、コンピュータの構成例を示すブロック図である。
図18に示すごとく、同コンピュータ500は、与えられたプログラムを構成する命令を実行することによって様々な動作を実行するためのCPU501と、キーボード、マウス等よりなりユーザが操作内容又はデータを入力するための操作部502と、ユーザにCPU101による処理経過、処理結果等を表示するCRT、液晶表示器等よりなる表示部503と、ROM、RAM等よりなりCPU504が実行するプログラム、データ等を記憶したり作業領域として使用されるメモリ504と,プログラム、データ等を格納するハードディスク装置505と、CD−ROM507を媒介として外部からプログラムをロードしたりデータをロードするためのCD−ROMドライブ506と、インターネット、LAN等の通信網509を介して外部サーバからプログラムをダウンロード等するためのモデム508とを有する。
同コンピュータ500はCD−ROM507を媒介として、あるいは通信網509を媒介として、図1〜図17等とともに上述の「通信方法」をCPU501に実行させるための命令よりなるプログラムをロードあるいはダウンロードし、これがハードディスク装置505にインストールされ、適宜メモリ504にロードされてCPU501に実行される。その結果、同コンピュータ500により上記「通信方法」が実行される。
したがってこの場合、当該コンピュータ自体が本発明の一実施例による通信機器に対応する。
プレフィックス情報を示す図である。 本発明の実施の形態における通信機器の構成を示す図である。 プレフィックス情報リストを示す図である。 プレフィックス情報を登録する処理を示すフローチャートである。 プレフィックス情報の登録処理を示すフローチャートである。 条件判断処理を示すフローチャートである(その1)。 条件判断処理を示すフローチャートである(その2)。 条件判断処理を示すフローチャートである(その3)。 ルータ通知の一例の内容を示す図である。 条件判断処理を示すフローチャートである(その4)。 ユーザ入力を可能とする通信機器の構成を示す図である。 外部端末と通信機器のやり取りを示すシーケンス図である。 提示情報生成部の処理を示すフローチャートである。 利用者に表示される画面を示す図である(その1)。 利用者に表示される画面を示す図である(その2)。 プレフィックス情報のみを提示した画面を示す図である。 本発明の実施の形態における通信機器のネットワーク環境における適用例を示す図である。 本発明の実施の形態における通信方法をコンピュータに実行させる場合について説明するための図である。
符号の説明
1 アドレス選択部
2 プレフィックス情報管理部
3 ネットワークインタフェース
4 プレフィックス情報リスト
10 選択入力解析部
11 提示情報生成部
12 記憶装置
20 通信機器
21 外部端末
50 アドレス一覧
51 セットボタン

Claims (23)

  1. IPアドレスを用いて通信を行なう通信機器において、
    ルータ通知に含まれるプレフィックス情報が登録されるプレフィックス情報保存手段と、
    前記ルータ通知からプレフィックス情報を抽出し、前記プレフィックス情報保存手段に登録するとともに、該プレフィックス情報を管理するプレフィックス情報管理手段と、
    前記プレフィックス情報保存手段に保存されているプレフィックス情報から、予め定められた個数のプレフィックスを選択し、通信に用いるIPアドレスを生成するアドレス選択手段とを有し、
    前記プレフィックス情報管理手段は、前記ルータ通知からプレフィックス情報を抽出して前記プレフィックス情報保存手段に登録する際、前記プレフィックス情報がデフォルトルータとして使用可能なルータからの情報であるか否かを判断することを特徴とする通信機器。
  2. 前記アドレス選択手段は前記プレフィックス情報保存手段に登録された順に前記プレフィックス情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記プレフィックス情報管理手段は、プレフィックス情報のうち通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報を判断し、同プレフィックス情報を前記プレフィックス情報保存手段から削除することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信機器。
  4. 最も使われているプレフィックス情報と比較して通信回数が1より少ない所定の分数以下であるプレフィックス情報が、前記通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報と判断されることを特徴とする請求項3に記載の通信機器。
  5. 前記プレフィックス情報保存手段に保存されているプレフィックス情報を利用者に提示するための提示情報を生成する提示情報生成手段と、
    提示されたプレフィックス情報から利用者により選択され入力された内容を解析し、利用者により選択されたプレフィックス情報を認識し、選択されたプレフィックス情報を前記アドレス選択手段に通知する選択入力解析手段とを有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の通信機器。
  6. 前記利用者により選択されたプレフィックス情報は不揮発性記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項に記載の通信機器。
  7. 前記提示情報生成手段が前記プレフィックス情報から生成する提示情報はステートレスアドレス自動設定方法により設定されたアドレスを含むことを特徴とする請求項またはに記載の通信機器。
  8. 前記アドレス選択手段は選択したプレフィックス情報により生成されたIPアドレスの有効期限が切れた場合、新たにプレフィックス情報を選択することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の通信機器。
  9. 前記アドレス選択手段により選択されたプレフィックス情報により生成されたIPアドレスの有効期限が切れた場合、提示情報生成手段は使用していたIPアドレスが使用不可能となったことを前記利用者に提示することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の通信機器。
  10. 前記アドレス選択手段は以前使用していたIPアドレスが再度使用可能となった場合、該IPアドレスを選択することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の通信機器。
  11. IPアドレスを複数個作成し、当該通信機器の適用する機能ごとにIPアドレスを区別する、或いは当該機器を実際に使用するユーザごとにIPアドレスを区別する制御を行うことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の通信機器。
  12. IPアドレスを用いて通信を行なう通信装置での通信方法であって、
    ルータ通知からプレフィックス情報を抽出し、該プレフィックス情報を登録するとともに、該プレフィックス情報を管理するプレフィックス情報管理段階と、
    前記プレフィックス情報管理段階で登録されているプレフィックス情報から予め定められた個数のプレフィックスを選択し、通信に用いるIPアドレスを生成するアドレス選択段階とを有し、
    前記プレフィックス情報管理段階では、前記ルータ通知からプレフィックス情報を抽出して登録する際、前記プレフィックス情報がデフォルトルータとして使用可能なルータからの情報であるか否かを判断することを特徴とする通信方法。
  13. 前記アドレス選択段階は前記プレフィックス情報が登録された順に前記プレフィックス情報を選択することを特徴とする請求項12に記載の通信方法。
  14. 前記プレフィックス情報管理段階では、通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報を削除することを特徴とする請求項12又は13に記載の通信方法。
  15. 最も使われているプレフィックス情報と比較して通信回数が1より少ない所定の分数以下であるプレフィックス情報が、前記通信回数が相対的に少ないプレフィックス情報と判断されることを特徴とする請求項14に記載の通信方法。
  16. 前記プレフィックス情報管理段階で登録されているプレフィックス情報を利用者に提示するための提示情報を生成する提示情報生成段階と、
    提示されたプレフィックス情報から利用者により選択され入力された内容を解析し、利用者により選択されたプレフィックス情報を認識し、選択されたプレフィックス情報を前記アドレス選択段階に通知する選択入力解析段階とを有することを特徴とする請求項12から15のいずれか1項に記載の通信方法。
  17. 前記利用者により選択されたプレフィックス情報は不揮発性記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項16に記載の通信方法。
  18. 前記提示情報生成段階で生成される提示情報はステートレスアドレス自動設定方法により設定されたアドレスを含むことを特徴とする請求項16または17に記載の通信方法。
  19. 前記アドレス選択段階では選択したプレフィックス情報により生成されたIPアドレスの有効期限が切れた場合、新たにプレフィックス情報を選択することを特徴とする請求項16から18のいずれか1項に記載の通信方法。
  20. 前記アドレス選択段階により選択されたプレフィックス情報により生成されたIPアドレスの有効期限が切れた場合、使用していたIPアドレスが使用不可能となったことを前記利用者に提示することを特徴とする請求項16から19のいずれか1項に記載の通信方法。
  21. 前記アドレス選択段階では、以前使用していたIPアドレスが再度使用可能となった場合、該IPアドレスを選択することを特徴とする請求項16から20のいずれか1項に記載の通信方法。
  22. IPアドレスを複数個作成し、当該通信機器の適用する機能ごとにIPアドレスを区別する、或いは当該機器を実際に使用するユーザごとにIPアドレスを区別する制御を行うことを特徴とする請求項12から21のいずれか1項に記載の通信方法。
  23. 請求項12から22のいずれか1項に記載の通信方法をコンピュータで実行するための通信プログラム。
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