JP4186733B2 - 通信システム、端末及びアドレス生成方法 - Google Patents

通信システム、端末及びアドレス生成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IPv6ネットワークに接続する端末におけるアドレス生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、インターネットで用いられるプロトコルは、Internet Protocol version 4(以下「IPv4」)からInternet Protocol version 6(以下「IPv6」)へと移行しつつある。ここで、従来一般的に用いられてきたIPv4のアドレス空間が2の32乗、すなわち約40億個であるのに対し、IPv6ではアドレス空間が2の128乗に拡大されている。この潤沢なアドレススペースがIPv6の最大のメリットと言われている。
【0003】
例えば、IPv4ではアドレスの使用を抑制するため、企業ネットワークやホームネットワーク内ではプライベートアドレスを利用し、インターネットと接続する場合には、プライベートアドレスとグローバルアドレスを対応付けるNAT(Network Address Transfer)を用いていた。一方、アドレススペースが潤沢なIPv6では、プライベートアドレスやNATが不要となる。さらに、アドレスが潤沢にあることから、単一の端末に対して、複数のIPv6アドレスを持たせることも可能である。
【0004】
以下、インターネット技術の標準化を行うIETF(The Internet Engineering Task Force)において定められたIPv6アドレス及びプレフィクスプレフィクス配布の仕組みについて簡単に述べる。
【0005】
IPv6のアドレスのビット配置は、上位64ビットがネットワークアドレス、下位64ビットは端末を表すホストアドレスと定義されている。さらに、ネットワークアドレスの上位48ビットは、インターネット接続サービス事業者(以下、「ISP」と称する)が加入者、即ちインターネットに接続される家庭や企業などに対して与えるIPアドレス部分であり、これをプレフィクスと称する。このプレフィクスを与えるサーバをPrefix Delegationサーバ(以下、「PDサーバ」)と称する。
【0006】
また、加入者との間のIP接続に用いられるISP側のルータをプロバイダ・エッジ・ルータといい、以下PEルータと称する。
これに対し、家庭や企業におけるインターネット接続部分であるルータをカスタマ・エッジ・プレミス・ルータといい、以下CPEルータと称する。
【0007】
CPEルータは、PDサーバより与えられたプレフィクス情報である上位48ビットアドレスに続く16ビットアドレスを生成・管理し、CPEルータに接続されるユーザ端末に対して上位64ビットのネットワークアドレスに対応するアドレス(以下「新プレフィクス」と称する)を付与する。
【0008】
各ユーザ端末は、この新プレフィクスに自らの識別子としてインタフェース識別子と呼ばれる下位64ビットを合わせ、128ビットの一意なIPv6アドレス(グローバルアドレス)を生成する。
なお、DHCP(Dynamics Host Configuration Protocol)プレフィクス・デリゲーションの仕組みを利用してCPEルータに対してプレフィクス情報を付与することにより、ユーザ端末へIPアドレス群を手動で設定する必要はない。
【0009】
また、CPEルータからユーザ端末への新プレフィクスの付与については、IPv6プロトコルの標準仕様として、ルータ・アドバタイズメント・プロトコル(以下、RAプロトコル)が用いられる。これにより、ユーザ端末を使用する者は、自身でユーザ端末にIPアドレスを設定する必要は無い。
【0010】
ユーザ端末においては、自らのインタフェース識別子として、IEEE 802で規定されている48ビットのMAC識別子(MACアドレス)からEUI−64識別子(IEEEで定めるグローバル識別子)を作成し、これをインタフェース識別子として使用してもよいし、ランダムな数の生成等を用いてインタフェース識別子を決定しても良い。
以上の内容は、IETFで定められた標準文書であるRFC(Request for Comment)に開示されている。
【0011】
一方、ユーザ端末で複数IPアドレスを持つ公知技術として、外部記憶装置に異なるOS空間を配置し、それぞれのOSがプロトコルスタックを持つことにより、複数IPアドレスを持つネットワークファイルサーバが特許文献1に開示されている。
【0012】
【特許文献1】
特開平5−265914号公報
【非特許文献1】
IETF RFC (http://www.ietf.org/rfc.html)2003年7月19日時点
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、単一のISPに接続してネットワークサービスを享受するユーザ端末においては、通常一つのIPアドレスしか付与されず、同一のユーザ端末に対して複数のIPアドレスが付与されることはなかった。したがって、従来技術では、ユーザ端末において、一つのアプリケーションの使用環境を複数IPv6アドレスにより切り替えて利用することができない。また、ISPは、同一のユーザ端末に対して異なる複数のIPアドレスで複数のサービス加入を提供することができない。
【0014】
さらに、複数のIPv6アドレスをユーザ端末に付与する場合、アドレス管理によるメモリなどのリソース浪費及び最適なアドレス選択処理オーバヘッド増を考慮し、最小限に必要なアドレスだけを付与する必要があるが、従来技術では全く考えられていない。
【0015】
又、IPv6標準のユーザ端末はRAプロトコルに準拠し、新プレフィクスを受け付けるとIPv6アドレスを自動的に生成する。例えば、複数のISPと契約している場合、異なる新プレフィクスを持った複数のIPv6アドレスが自動的に付与されることになるため、ユーザ端末が利用したい新プレフィクスを備えたIPv6アドレスだけを持つことができない。
【0016】
更に、例えば前述の特許文献1に開示された技術は、ネットワークファイルサーバ(マルチオペレーティングシステム端末)において同時に2つ以上のオペレーティングシステム(以下「OS」)をサポートする為、2つ以上のプロトコルスタックが各OSに具備されることから、それぞれのIPスタックにIPアドレスを持たせ、各OSで記憶装置を使い分けるものであるが、一つのOS、一つプロトコルスタック環境において、アプリケーションの使用環境を切り替えて利用するものではない。
【0017】
本発明の第一の目的は、ユーザ端末において、複数のアプリケーション使用環境に対応した複数のIPv6アドレスを使い分ける方法及びその方法に準拠した装置を提供することにある。
【0018】
第二の目的は、サービス事業者が同一の利用者(同一のユーザ端末)に対し、異なるサービス権を提供することができるネットワークシステムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の一実施形態は、ネットワークに接続された端末において、他の装置からプレフィクスに関する情報を受信した際に、複数のIPv6アドレスを生成し、生成したアドレスを端末におけるアプリケーションの使用環境と対応付けて管理するという構成である。
【0020】
又、サービス事業者が利用者に対して与えた複数の利用権を示す情報、例えばユーザ識別子を予め端末に設定し、端末において複数のIPv6アドレスを生成した際に、端末で利用権毎にIPv6アドレスを生成し、かつその対応付けを管理する。そして、端末で実行される同一のアプリケーションにおいて、利用者の利用権の選択に応じて、利用する自IPv6アドレスを対応付けたIPv6アドレスとし、通信を行う構成も本発明の一実施形態である。
【0021】
更に、端末において、アプリケーション起動時にそのアプリケーションに対応する分のIPv6アドレスを生成し、アプリケーション終了時に、利用していたIPv6アドレスが他に利用されていないことを確認してそのアドレスを無効化する構成も本発明の一実施形態である。
【0022】
又、端末において、アプリケーション対応に利用するISP情報としてプレフィクス情報を管理し、通知されたプレフィクスが一致した場合に、アドレスを生成しても良い。
更に、端末は無線端末でも有線端末でも良い。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図を用いて説明する。
図1は、本発明を適用したネットワークシステムの構成の一実施形態を表した図である。
【0024】
ネットワークシステムは、IPアドレスのプレフィクスをCPEルータに配布するPDサーバ102を含んだPEルータ103、ユーザが使用するユーザ端末(以下「エンド端末」)100、エンド端末100にIPアドレスの新プレフィクスを配布するCPEルータ101、エンド端末100が利用するネットワークアプリケーションを提供するアプリケーションサーバ104を有する。尚、本発明の実施形態においては、「PEルータ103」にはPDサーバ102が含まれているものとし、ISPは複数のPEルータ103を用いてサービスを提供する(以下「ISP網」)ものとする。
【0025】
また、エンド端末100は、ISP網を介してインターネットに接続するものとする。本実施形態では、CPEルータ101を宅内に配置されるホームルータと位置付け、アプリケーションサーバ104がエンド端末100のユーザに対して提供するサービスがVoIPサービスである場合を例に挙げて説明する。また、CPEルータ101とエンド端末100間は、イーサネット(登録商標)を介して接続されているとする。
【0026】
PEルータ103は、管理部と複数のルーティング部を有し、各部はパケットバスを介して接続される。
【0027】
管理部は、ルーティング情報を収集してルーティングテーブルを作成し、ルーティング部へ配布するためのプログラムを実行するプロセッサ、前記ルーティングテーブル及びプログラムを格納するメモリ、送受信パケットを格納するバッファメモリ、ルーティング部のバッファメモリとの間でパケットのDMA転送及びパケットバスの制御を行うバッファメモリコントローラ、ハードディスク並びにこれらを接続する内部バスを有する。
【0028】
ルーティング部は、他ルータやCPEルータ102と接続する複数のポートを備えたポート制御部、管理部が作成したパケットルーティングテーブルに基づき、受信パケットをポート間、あるいはルーティング部間、あるいはルーティング部と管理部間で転送するプログラムを実行するプロセッサ、これらのプログラム及びパケットルーティングテーブルを格納するメモリ、送受信パケットを格納するバッファメモリ、バッファメモリコントローラ並びにこれらを接続する内部バスを有する。
【0029】
又、CPEルータは、IPv6に対応したルータ機器であり、基本的な構成はPEルータと同じである。あるいは、CPEルータは、PEルータの管理部のみで構成され、管理部のパケットバス介してPEルータあるいはエンド端末と接続する複数のポートを備えたポート制御部を接続する構成としてもよい。
【0030】
図18は、エンド端末100がパーソナルコンピュータであると想定した場合の構成例を示す図である。尚、エンド端末100は、パーソナルコンピュータに限らず、ネットワーク通信が可能な端末であれば、携帯電話でも、携帯情報端末(PDA)でも良い。
エンド端末100は、プログラムを実行するCPU120、各種テーブルとソフトウェアを格納するメモリ121、ハードディスク122、ユーザからの入力を受け付けるキーボード、マウス、マイクなどと接続されるデータ入力インタフェース部123、データが出力されるディスプレイ、スピーカなどと接続されるデータ出力インタフェース部124、CPEルータ101とネットワークを介して接続されるネットワークインタフェース部125及び上述の構成要素各々を相互に接続する内部バスとを有する。
【0031】
図6は、エンド端末100のソフトウェア構成を示す図である。これらのソフトウェアは、ハードディスク122に格納され、メモリ121に読み出されてCPU120で実行される。エンド端末100は、ネットワークI/Fドライバ601、IPv6プロトコル処理プログラム602、TCP/UDPプロトコル処理プログラム602、アプリケーションプログラム600とプロトコル処理プログラムとの間のインタフェース処理を行うソケット処理プログラム604及び複数のIPv6アドレスにより使用環境を使い分けることのできるアプリケーションプログラム600を有する。
【0032】
尚、本実施形態では、アドレス生成に使用されるプログラム650は、IPv6プロトコル処理プログラム602に含まれているとする。又、エンド端末100のメモリ121には、上述したソフトウエアプログラムに加え、プレフィクス管理テーブル700、I/Fアドレス管理テーブル及びアドレス生成管理テーブルの各種テーブルも格納されている。これらのテーブルは、エンド端末100が、通知された新プレフィクスからIPv6アドレスを生成するために用いられる。
【0033】
本実施形態においては、エンド端末100が、一つの新プレフィクスをCPEルータ102から受取った際に、エンド端末で実行されるアプリケーション及びそのアプリケーションを使用する者との対応ごとに複数のIPv6アドレスを生成する。以下、本実施形態の詳細について説明する。
【0034】
まず、PEルータ103がCPEルータ102にIPアドレスのプレフィクスを配布する手順を説明する。
図2は、PEルータ103が管理するプレフィクスプールテーブル200の一例を示す図である。プレフィクスプールテーブル200には、PEルータ103がCPEルータ101へ通知するプレフィクスについての情報が登録される。PEルータ103は、プレフィクスプールテーブル200を用いて、プレフィクスの通知状況等を管理する。
【0035】
プレフィクスプールテーブル200は、CPEルータ101へ通知されるプレフィクス毎に、それに対応するエントリを有する。各々のエントリは、プレフィクスの値とその有効範囲を示すプレフィクス長からなるプレフィクス情報が登録されるフィールド201、CPEルータ101へプレフィクス情報を通知した後の該当プレフィクス情報の利用許可期間を示す情報が登録される有効期間フィールド202、該当プレフィクス情報のCPEルータ101への通知状況を示す情報が登録される通知状態フィールド203、CPEルータ101へ該当プレフィクス情報を通知した日時を示す情報が登録される通知日時フィールド204及びCPEルータ101へプレフィクス情報と合わせて通知する情報を格納する追加通知情報フィールド205を有する。
【0036】
なお、追加通知情報フィールド205には、DNSサーバアドレス、ドメイン名、静止経路情報などの情報が登録される。
又、プレフィクスプールテーブル200に登録されるプレフィクスは、予めPEルータを管理する管理者等によって登録される。
【0037】
図3は、PEルータ103におけるプレフィクス通知処理の手順を示した図である。PEルータ103は、CPEルータ101からの要求に従い、プレフィクスプールテーブル200を用いてプレフィクス情報の通知を行う。
PEルータ103はまず、CPEルータ101からプレフィクス配布要求が送信されるのを待ち続ける(ステップ301)。CPEルータ101から配布要求を受けると、PEルータ103はプレフィクスプールテーブル200の各エントリの通知状態フィールド203を調べ、その内容が「未」のものがないかを検索する(ステップ302)。
【0038】
無ければ、PEルータ103は、PEルータ103の内部時計の時間、プレフィクスプールテーブル200の有効期限フィールド202及び各通知日時フィールド204から、通知したプレフィクス情報の使用期限が切れているエントリの有無を調べる(ステップ303)。それもない場合は、PEルータ103は、CPEルータ101へプレフィクス情報の通知を行わない。
【0039】
一方、プレフィクスプールテーブル200に未通知又は通知期限切れのプレフィクス情報のエントリがある場合、PEルータ103は、その内の1つのエントリを選択し(例えば、最初に見つけたもの)、対応する通知日時フィールド204に現在の日時を設定し、通知状態フィールド203の値を「済」とする(ステップ304)。
そして、PEルータ103は、その選択したエントリのフィールド201に登録されたプレフィクス情報を、追加通知情報フィールド205に登録された情報と共にCPEルータ101へ通知する(ステップ305)。
【0040】
さらにPEルータ103は、自らが有する経路テーブルに、通知したプレフィクスに関連する静的経路情報の設定を行い(ステップ306)、加えて、該当プレフィクス情報に含まれるアドレスプレフィクスを送信元アドレスに持つパケットのみ中継を許可するようパケットフィルタを設定する(ステップ307)。
その後、PEルータ103は、最初のステップに戻り、CPEルータ101からの新たなプレフィクス情報配布要求が来るのを待ち、新たなプレフィクス情報配布要求に備える。
【0041】
上記処理により、PEルータ103は、CPEルータ101からの要求に従い、プレフィクス情報の通知を行い、その後、該当プレフィクスに関する経路情報に基づいて、CPEルータへのパケット中継を行う。
また、プレフィクス情報通知時に、PEルータ103が通知プレフィクス情報を元にパケットフィルタ設定を行うことにより、不正な送信元(例えば、通知しているプレフィクスに基づいたアドレスを持たない端末)からのアクセス(パケット送信)を防ぐ。
【0042】
次に、CPEルータ101における、PEルータ103からプレフィクス情報の通知を受ける際の情報獲得処理について、図4及び図5を用いて説明する。
【0043】
図4は、CPEルータ101が保持する、ISP(実際にはPEルータ103)からのプレフィクス情報の獲得状況を登録管理するISP管理テーブル400である。ISP管理テーブル400は、ISPごとに対応するエントリを有する。各エントリは、CPEルータ101が接続するISPの名称を示す情報が登録されるフィールド401、ISPとの接続状態を示す情報が登録されるフィールド402、プレフィクス情報の獲得状態を示す情報が登録されるフィールド403及びプレフィクス情報と同時に通知される情報とプレフィクス情報を格納するフィールド404を有する。
【0044】
尚、本実施形態では、CPEルータ101は一つのISPとのみ接続されるため、ISP管理テーブル400には、一つのエントリのみが格納されているとする。又、エントリのフィールド401には、ISPとの契約時点でISPの名称が管理者等によって登録される。
【0045】
回線状態を示すフィールド402には、「Up」又は「Down」の2つの状態を示す情報のいずれか一方が格納される。「Up」の状態がCPEルータ101とISPとが繋がっている状態であり、CPEルータ101がプレフィクス情報を入手できる状態であることを示す。例えば、PPPoE(Point to point protocol over Ethernet)のリンクがCPEルータ101とISPとの間でセットアップされると、このフィールドの値は「Down」から「Up」に変更される。
【0046】
図5は、図4のISP管理テーブル400を用いて、CPEルータ101がプレフィクス情報を獲得する手順を示す図である。
【0047】
プレフィクス情報の獲得処理は、CPEルータ101がISPとの契約時に指定されるアクセスポイントであるPEルータ103間との間での認証終了後、リンク(PPPoE)がセットアップされた次の処理として行われる。
CPEルータ101は、ISP管理テーブル400を参照して、回線状態フィールド402に登録された値が「Up」であり、かつプレフィクス獲得状況フィールド403に登録された値が「未」の場合、PEルータ103に対してプレフィクス情報の通知を要求する。この際の送信先アドレスとしては、IETFドラフト「draft-ietf-dhc-dhcpv6-28.txt」に示されているように、サイトローカルのマルチキャストアドレス(FF05::1:3)を採用する(ステップ501、502)。
【0048】
次に、CPEルータ101は、プレフィクス情報通知待ち監視タイマを起動する(ステップ503)。タイマがタイムアウト、即ち一定時間経過するまでにPEルータ103からのリプライが無ければ(ステップ504、508)、CPEルータ101は、再プレフィクス獲得処理待ちタイマを起動する(ステップ509)。本タイマがタイムアウトしたら、CPEルータ101はステップ502の処理へ戻り、再度PEルータ103に対しプレフィクス情報の通知を要求する(ステップ510)。
【0049】
PEルータ103からプレフィクス情報を通知された場合、CPEルータ101はプレフィクス情報通知待ち監視タイマを停止し、通知されたプレフィクス情報及びその他の情報をISP管理テーブル400に格納し、獲得状況フィールド403の値を「済」状態に遷移させる(ステップ504、505)。
次にCPEルータ101は、ドメインネームサーバの情報、静的経路状態の設定、プレフィクス情報より経路情報の設定を行う(ステップ506)。
【0050】
プレフィクス情報を獲得したCPEルータ101は、獲得したプレフィクス情報(上位48ビット)に下位16ビット(2バイト)の情報を付加し、新プレフィクス情報を作成する。CPEルータ101で付加する下位16ビットの情報は、CPEルータ101配下のネットワークにおいて、サブネットワークを複数構成しない場合は「0」でよい。
【0051】
その後、CPEルータ101は、自CPEルータ101配下のネットワーク(本ネットワークシステムではホームネットワークに相当するネットワーク)に接続される全エンド端末100に対しルータアドバタイズメントを周期的に送信することで、作成した新プレフィクスをエンド端末100に通知する。尚、エンド端末100に新プレフィクスを通知する処理は、エンド端末100から新プレフィクス通知要求があった場合を契機にして実行されても良い(ステップ507)。上述の処理により、PEルータ103及びCPEルータ101を介して、新プレフィクスの情報がエンド端末100に送信される。
【0052】
以下では、ルータアドバタイズメントを用いてエンド端末100に対して新プレフィクスが通知された場合のエンド端末100におけるアドレス生成手順について説明する。
【0053】
図7は、エンド端末100が、CPEルータ101から通知された新プレフィクスを管理するために使用するプレフィクス管理テーブル700の一構成例を示す図である。プレフィクス管理テーブル700は、取得した新プレフィクス毎に対応するエントリを有する。エントリは、取得した新プレフィクスの情報が登録されるフィールド701、新プレフィクス配布時に同時に通知される有効期限の情報が登録されるフィールド702、取得日時の情報が登録されるフィールド703及びアドレス生成状態を示す情報が登録されるフィールド704を有する。
【0054】
フィールド704には、登録された新プレフィクスからIPv6アドレスが生成された場合、アドレス生成状態として「生成」を示す情報が設定され、登録した新プレフィクスからのアドレス生成が不要の場合には「未使用」を示す情報が設定される。
【0055】
尚、本実施形態では、CPEルータ101は一つのISPとのみ接続し、エンド端末100に対して一つの新プレフィクスしか通知しないため、プレフィクス管理テーブル700は、通知された一つの新プレフィクス情報に対応する一つのエントリしか有さない。しかし、CPEルータ101から複数の新プレフィクス情報が通知された場合には、プレフィクス管理テーブル700には複数の新プレフィクス情報に対応するエントリが登録されることになる。
【0056】
図8は、エンド端末100が、自身で生成したIPv6アドレスを管理するために使用するI/Fアドレス管理テーブル800の一構成例を示す図である。I/Fアドレス管理テーブル800は、作成されたアドレス毎に対応するエントリを有する。各エントリは、作成されたアドレスを管理する登録番号が登録されるフィールド801、取得した新プレフィクスから作成されたアドレス、具体的には、新プレフィクス及びインタフェース識別子の対を格納するフィールド802、新プレフィクス獲得時に同時に入手する情報であるアドレスの有効期限を示す情報が登録されるフィールド803、取得日時を示す情報が登録されるフィールド804及び使用環境を示す情報が登録されるフィールド805を有する。
【0057】
ここで、フィールド805には、複数のIPv6アドレスを使い分けるアプリケーションを特定するためのアプリケーション識別子及びアプリケーションの使用環境を特定するためのユーザ識別子との組の情報が設定される。この組は、エントリに対応するIPv6アドレスと関連付けられる。ここで、「使用環境」とは、エンド端末100で誰がどのようなアプリケーションを使用しているかを指定する情報であり、具体的には、エンド端末で実行されるアプリケーション、そのアプリケーションを使用する者及びそのユーザの識別情報等から構成される。
【0058】
尚、CPEルータ101から新プレフィクスが通知され、エンド端末100がISPを介した通信を行える間は、I/Fアドレス管理テーブル800には、少なくとも一つのIPv6アドレスが登録されていなくてはならない。
【0059】
図9は、アドレス生成管理テーブル900の構成例を示す図である。エンド端末100は、アドレス生成管理テーブル900を用いて、IPv6アドレスを生成すべき使用環境の情報を管理する。アドレス生成管理テーブル900は複数のエントリを有する。各エントリは、アプリケーション識別子が登録されるフィールド901、ユーザ識別子が登録されるフィールド902及び利用するアドレスを識別するI/Fアドレス管理テーブルのフィールド801に登録される登録番号の情報を登録するフィールド903を有する。
【0060】
エンド端末100は、CPEルータ101から受信した新プレフィクスの情報と、アドレス生成管理テーブル900に登録された情報に基づいて、複数のアドレスを生成する。例えば、エンド端末100は、VoIPクライアントのソフトウェアを実行する際のユーザの情報を登録するという初期化処理において、そのソフトウェアに対応するアプリケーション識別子及びVoIPサービスのクライアント情報として個々のサービス契約毎に準備されるユーザ識別子の組をアドレス生成管理テーブル900のフィールド901及び902に登録する。
【0061】
これにより、エンド端末100は、IPv6のアドレスを生成する際に、サービス契約の種類、例えば個人使用や法人使用に応じて、各々異なるアプリケーション識別子及びユーザ識別子の組をアドレス生成管理テーブル900から選択して、サービス契約ごとに各々異なるIPv6アドレスを複数生成できるようになる。
【0062】
図10は、CPEルータ101からルータアドバタイズメントを受信したエンド端末100におけるアドレス生成処理の処理手順を示すフローチャートである。
ルータアドバタイズメントを受信すると、エンド端末100は、通知された新プレフィクス情報に含まれる新プレフィクスが、プレフィクス管理テーブル700に既に登録されているかどうかを確認する。既に登録されていれば、エンド端末100は、処理を終了する(ステップ651,652)。
【0063】
新プレフィクスがプレフィクス管理テーブル700に未登録の場合、エンド端末100は、プレフィクス管理テーブル700に新たなエントリを設定し、受信した新プレフィクス情報に基づいて、取得した新プレフィクス、有効期限及び取得日時の情報を、新たなエントリのフィールド701、フィールド702及びフィールド703に設定する。さらに、エンド端末100は、新たなエントリのフィールド704に「生成」を設定する(ステップ653)。
【0064】
次にエンド端末100は、自身に割り当てられているイーサネット(登録商標)のMACアドレスからEUI−64識別子(IEEEで定める64ビットのグローバル識別子)を生成し、受信した新プレフィクスに対応するインタフェース識別子とする。ただし、インタフェース識別子の生成に最初に必ずMACアドレスが使用される必要は無く、最初からランダムに生成された数値をインタフェース識別子に利用しても良い(ステップ654)。
【0065】
その後、エンド端末100は、生成したインタフェース識別子及び受信した新プレフィクスとの組み合わせにより生成するアドレスが、「重複アドレス発見処理」により重複したアドレスで無いことを確認する。重複アドレス発見処理とは、従来の技術で記載しているように、近隣要請メッセージを要請マルチキャストアドレス宛に送付し、一定時間近隣通知により重複通知がなければ、生成したアドレスの重複が無いとする処理である(ステップ655、656)。
【0066】
重複通知を受信し、アドレスが重複していることを検出した場合、エンド端末100は、重複しないアドレスが生成されるまで、新たなインタフェース識別子の生成及び重複アドレス発見処理を繰り返す。新たなインタフェース識別子の生成方法としては、例えば3バイトのランダムな数値を生成し、その生成値を下位3バイトとし、0を設定した上位5バイトを組み合わせる方法がある。尚、ここでは、3バイトのランダムな数値を生成したが、生成する数値の大きさは、8バイト以下であれば、何バイトでも良い(ステップ660)。
【0067】
アドレス重複が無いことを確認したら、エンド端末100は、I/Fアドレス管理テーブル800の新しいエントリとして、フィールド802に生成したアドレスとして、新プレフィクス情報及びインタフェース識別子を登録し、フィールド801に登録した順番を示す登録番号を設定する。さらに、フィールド803と804に新プレフィクスの有効期限及び取得日時の情報を設定する。尚、この新プレフィクスの有効期限及び取得日時の情報は、CPEルータ101から新プレフィクス情報として通知されたものである(ステップ657)。
【0068】
次に、エンド端末100は、アドレス生成管理テーブル900を参照する。何も登録されていなければ、エンド端末100は処理を終了する(ステップ658)。
アドレス生成管理テーブル900に登録されているアプリケーション識別子及びユーザ識別子の組数が1つ、即ちエントリが1つの場合、エンド端末100は、フィールド903に、ステップ658にてアドレスを登録したI/Fアドレス管理テーブルのエントリのフィールド801に設定されている登録番号を設定する。さらに、対応するI/Fアドレス管理テーブル800の対応エントリのフィールド805に、アドレス生成管理テーブル900の対応エントリのフィールド901、フィールド902のアプリケーション識別子及びユーザ識別子を設定する(ステップ659)。
【0069】
尚、アドレス生成管理テーブル900に登録されているエントリが2つ以上であれば(ステップ661)、エンド端末100は、再度、上述した手順でインタフェース識別子を生成して新しいアドレスを作り、I/Fアドレス管理テーブル800に登録する(ステップ660、657、658、659)。
【0070】
上述した処理により、エンド端末100は、アプリケーション識別子及びユーザ識別子の組ごとに、それに対応するIPv6アドレスを作成することができる。具体的には、エンド端末100は、アドレス生成管理テーブル900において、アプリケーションの使用環境、具体的には、エンド端末100で実行されるアプリケーションとそれを使用するユーザの組み合わせ(アプリケーション識別子とユーザ識別子の組)を管理する。そして、新プレフィクスからアドレスを生成する際に、アドレス割り付け状態を管理する、すなわち、管理されている上記組み合わせの分だけアドレスを生成することにより、アドレス生成時にIPv6アドレスをアプリケーションの使用環境分だけ準備することができる。
【0071】
尚、アプリケーションの使用環境に対応したアドレスの生成方法として、アプリケーションサービスを提供するサービス事業者と契約する際に許可される複数のサービス使用環境毎に、IPv6のインタフェース識別子を予めエンド端末100で用意しても良い。この場合、エンド端末100は、アドレス生成管理テーブル900に上述した予め用意したインタフェース識別子を管理するフィールドを設ける。そして、図10のステップ660でランダムにインタフェース識別子を生成する代わりに、上述の与えられたインタフェース識別子を用いてIPv6アドレスを生成させる。
【0072】
また、図10の説明においては、エンド端末100に新プレフィクスが通知された際にエンド端末100が複数のIPv6アドレスを生成したが、エンド端末100でアプリケーションが起動される時に、エンド端末100がアドレスを生成し、アプリケーションが終了する際にアドレスを消去しても良い。
以下、エンド端末100でアプリケーションを起動する際にエンド端末100がアドレスを生成する処理手順を図19及び図11を用いて説明する。尚、この場合、エンド端末100は、図10で説明したルータアドバタイズ受信処理を、ステップ651からステップ657までの処理まで行って終了する。
【0073】
図19は、アプリケーション起動時にアドレス生成を行う処理に対応したアドレス生成管理テーブル900Bの構成例を示す図である。本テーブル900Bは、上述したアドレス生成管理テーブル900のフィールドに加えて、アプリケーションプログラム起動時にエンド端末100のOSにより与えられるプロセス識別子(以下「プロセスID」)を管理するフィールド904を有する。尚、図9で説明したように、アプリケーション識別子及びユーザ識別子の組は、ユーザ情報を登録する初期化処理において、アドレス生成管理テーブル900Bに登録してある(フィールド903には何も登録されていない)とする。
【0074】
図11は、エンド端末100におけるアプリケーション起動時の初期処理の手順を示すフローチャートである。
まず、エンド端末100は、アプリケーションに特化したテーブル作成などの初期処理を行う(ステップ611)。
次に、エンド端末100は、アドレス生成管理テーブル900Bからアプリケーション識別子が一致するエントリを抽出し、対応するエントリのフィールド904に、起動したアプリケーションにOSより与えられたプロセスIDを設定する(ステップ612)。
【0075】
次にエンド端末100は、アプリケーションの使用環境対応にアドレスを準備する処理手順に移行する。
【0076】
まず、エンド端末100は、I/Fアドレス管理テーブル800のフィールド801に登録されている値が「1」に対応するエントリのフィールド803が「Null」であるかを調べる(ステップ613)。フィールド803が「Null」である場合、エンド端末100は、アドレス生成管理テーブルB900Bから抽出したエントリの内、一つを選択し、フィールド901と902に登録されているアプリケーション識別子とユーザ識別子をフィールド805に設定する(ステップ614)。
【0077】
その後、エンド端末100は、アドレス生成管理テーブルB900Bの上記で選択したエントリのフィールド903に「1」を設定する。このように、エンド端末100は、このアプリケーションの使用環境に対しては、I/Fアドレス管理テーブル800の登録番号「1」に対応するアドレスを割り付ける(ステップ615)。
【0078】
I/Fアドレス管理テーブル800のフィールド801の値が「1」に対応するフィールド803が既に設定されており、上記で抽出したアドレス生成管理テーブルの他のエントリが存在する場合、新たなアドレス生成が必要であるので、エンド端末100は、図10のステップ662、ステップ663及びステップ664と同様の処理を行ってアドレスを生成してI/Fアドレス管理テーブル800に登録する。更にエンド端末100は、登録したアドレスのフィールド805に対応する使用環境に、アドレス生成管理テーブルB900Bの抽出した内の一つのエントリのフィールド901と902に登録されているアプリケーション識別子及びユーザ識別子を設定し(ステップ616、617)、エントリのフィ-ルド903に生成したアドレスの登録番号を設定する(ステップ618)。
エンド端末100は、このアドレス生成処理を、全ての使用環境にアドレスを割り付けるまで繰り返し行う。
【0079】
アドレス割付後、エンド端末100は、使用環境数分(具体的にはアプリケーション識別子とユーザ識別子の組数分)のソケットをオープンし、自アドレスとして使用環境に割り当てたアドレスを設定し、相手アドレスとしてアプリケーションサーバアドレスを設定し(ステップ619)、ユーザ識別子毎にアプリケーションサーバとの認証処理を行い(ステップ620)、アプリケーションサービスの利用を開始する。
上述の処理により、エンド端末100は、アプリケーションの起動に合わせてIPv6のアドレスを随時生成することができる。
【0080】
図12は、エンド端末100が、アプリケーションを終了する際に、アプリケーションの使用環境に割り付けたアドレスを解放する手順を示すフローチャートである。この処理により、エンド端末100は、不要となったIPv6のアドレスの設定を消去し、余分なIPv6のアドレスを保持しないようにする。
【0081】
まずエンド端末100は、アプリケーションに特化したテーブル情報の保存などの終了処理を行う(ステップ681)。次にエンド端末100は、終了するアプリケーションに対応するプロセスIDが設定されているアドレス生成管理テーブルB900Bのフィールド903に登録されている登録番号に対応する、I/Fアドレス管理テーブルのエントリのフィールド803に「解放フェーズ」を示す情報を設定する(ステップ682)。また、エンド端末100は、「解放フェーズ」が設定されたエントリの登録番号に対応するアドレス生成管理テーブルのエントリのフィールド903に「Null」を示す値を設定する(ステップ683)。
【0082】
次に、エンド端末100は、アドレス解放タイマを起動する(ステップ684)。アドレス解放タイマがタイムアウトした際に(ステップ685)、I/Fアドレス管理テーブル800のフィールド801の値が「1」であるエントリが存在する場合(ステップ686)、エンド端末100は、そのエントリのフィールド803の値を「Null」に設定する(ステップ687)。フィールド801の値が「1」でないエントリが存在する場合、エンド端末100は、I/Fアドレス管理テーブル800から対応するエントリを全て削除する(ステップ688)。
【0083】
以上示したように、エンド端末100は、アプリケーション起動時時にアプリケーションのプロセスIDをアドレス生成管理テーブル900Bに設定するとともに、アプリケーション識別子及びユーザ識別子の組に対応したアドレスとして、最初のアドレス生成時に作成した一つ目のアドレス、あるいは、新たに生成したアドレスとプロセスIDとを対応づけることにより、アプリケーション起動時に必要な数だけのアドレスを生成する。
【0084】
又、アプリケーション終了時には、エンド端末100は、アドレス生成管理テーブル900Bから、終了するアプリケーションに対応するアドレスをプロセスIDにより抽出し、そのアドレスを解放することが可能になる。
【0085】
尚、本実施形態では、一つの新プレフィクス情報がCPEルータ101から配布されることを前提としたが、複数の新プレフィクス情報がCPEルータ101からエンド端末100に配布されても良い。
この場合、エンド端末100が複数のルータアドバタイズメントを受信することにより、プレフィクス管理テーブル700には複数の新プレフィクス情報が設定される。
【0086】
更に、複数の新プレフィクス情報を受信するエンド端末100では、アドレス生成管理テーブル900に、アプリケーションが利用したいISP情報を登録するフィールドを付加しても良い。このISP情報は、CPEルータ101からのルータアドバタイズメントで通知される新プレフィクス情報に基いて、エンド端末100が利用するISPを選択できる情報である。
【0087】
本例では、ユーザがアプリケーションサービスを契約した際にISP情報としてプレフィクスが通知されているとし、その値がアドレス生成管理テーブル900のISP情報フィールドに設定されているとする。
【0088】
これにより、ルータアドバタイズメントを受けてアドレスを生成する際、エンド端末100は、通知された新プレフィクス情報に含まれるプレフィクスとアドレス生成管理テーブル900に登録されたISP情報が一致した際に、図10のステップ658以降の処理を行う。
あるいは、図11のアプリケーション起動時において、アドレス生成時に、アドレス生成管理テーブル900のISP情報と一致するプレフィクス管理テーブル700の選択処理を、ステップ616とステップ617の間に追加する構成とする。
【0089】
このような手順でエンド端末100がアドレス生成を行うことにより、複数の新プレフィクス情報がCPEルータ101からエンド端末100に配布されたとしても、エンド端末100のアプリケーションでは必要なプレフィクス情報のもと複数のアドレスを生成することが可能である。
【0090】
次に、エンド端末100にて、使用環境を使いわけるアプリケーションプログラム600、具体的にはVoIPクライアントの処理を図13及び図14を用いて説明する。
【0091】
図13は、VoIPクライアントがユーザに提供するアドレス帳の基本情報を管理する宛先アドレス管理テーブル1300の構成例を示す図である。宛先アドレス管理テーブル1300はメモリ121に格納されている。宛先アドレス管理テーブル1300は、名前を登録するフィールド1301、アプリケーションレベルで利用する宛先ユーザアドレスを登録するフィールド1302及び使用環境としてユーザ識別子が登録されるフィールド1303を有する。アドレス登録を行う際、VoIPクライアントは、名前とアドレスに加えて使用環境(会社員として利用、あるいはプライベートの利用を示すユーザ識別子)を選択することにより、宛先アドレス管理テーブル1300に新たなエントリを生成する。
【0092】
図14は、VoIPクライアントにおける呼設定処理を行うSIPクライアント処理の手順を示すフローチャートである。
VoIPクライアントとして実行されるアプリケーションプログラム600がユーザからの接続要求を受け付けると(ステップ1311)、エンド端末100は、ユーザより指定された宛先情報(名前、宛先ユーザアドレス)に対応する宛先アドレス管理テーブル1300のエントリのフィールド1303に登録された使用環境(ここではユーザ識別子をキーにして検索している)に対応する登録番号をアドレス生成管理テーブル900より選択し、その登録番号に対応するI/Fアドレス管理テーブル800のエントリのフィールド802に登録されているアドレス情報を得る。
【0093】
その後、エンド端末100は、得られたアドレス情報に含まれるアドレスを自アドレスとしたアプリケーション対応のソケットを介して、コネクト要求をアプリケーションサーバ104に送信する(ステップ1312)。
【0094】
アプリケーションからの返答(以下「Ack」)を受信したら(ステップ1313)、エンド端末100は、Ackにより通知された相手IPアドレスと自アドレスを設定する通話用ソケットオープンし(ステップ1314)、通話を開始する(ステップ1315)。
このように、エンド端末100において通話相手の宛先情報と使用環境を対に管理しておくことにより、ユーザが選択した宛先に基づいてエンド端末100が使用環境を識別し、送信の際に使用するアドレスを選択することが可能である。
【0095】
尚、本実施形態では、一つのアプリケーションにより複数のアドレスを利用する例を説明したが、このようなアプリケーションが複数あっても良い。この場合、アドレスは、アプリケーションの使用環境数分だけ生成してもよいし、異なるアプリケーションの異なる使用環境間で、一つのアドレスを共用しても良い。この場合、I/Fアドレス管理テーブル800のフィールド805に複数の使用環境を登録できるようにし、アプリケーションプログラム終了時に、対応するアドレスの使用環境をフィールド805から削除する。
【0096】
更に、フィールド805に登録されている使用環境が無くなった場合、エンド端末100は、図12の処理ステップ684の示すアドレス解放タイマを起動し、ステップ685からステップ688に従う処理を行う。
このように処理することにより、エンド端末100において、複数のアプリケーション間で一つのアドレスを共用することができる。
【0097】
次に、図15から図17を用いて、携帯電話のIPパケット網に接続するエンド端末100、具体的には携帯電話において本発明を適用した本発明の第二の実施形態を説明する。
図15は、本発明の第二の実施形態である、携帯電話のIPパケット網システムの構成を示す図である。IPパケット網システムは、ホームロケーションレジスタ1500、SIPサーバ104B、パケットデータノード1502、基地局制御装置1501、IPパケット網1503及びエンド端末100Bを有する。
【0098】
エンド端末100Bは携帯電話であり、エンド端末100Bと無線によりデータの送受信を行う無線基地局を有した基地局制御装置1501を介してパケットデータノード1502に接続される。パケットデータノード1502、エンド端末100Bの認証情報と位置情報を管理するホームロケーションレジスタ1500及びエンド端末100BのVoIP電話サービスを実現するアプリケーションサーバであるSIPサーバ104Bは、IPパケット網1503を介して相互に接続される。エンド端末100Bは、パケットデータノード1502を介して、SIPサーバ104Bへサービスの要求を行う。
【0099】
図16は、エンド端末100Bのハードウェア構成の一例を示す図である。
エンド端末100Bは、無線制御を行う通信処理部110、ユーザI/F部の制御、アプリケーション処理及びIPレイヤ以上のプロトコル処理を行う制御部111、表示部、スイッチ部、スピーカ及びマイクを有するユーザI/F部並びにこれらを相互に接続する内部バスを有する。スイッチ部には本発明に対応するセレクトキー113を設け、エンド端末100Bのユーザは、使用環境をセレクトキー113から選択できる。
【0100】
セレクトキー103は、「オン」と「オフ」の2つの状態を備え、ユーザが「オン」と「オフ」の状態に使用環境を設定できるとする。エンド端末100Bは、VoIP電話サービスの利用開始する前に、制御部111で実行されるアプリケーション初期処理610に先立つ初期化プログラムに基づいて、アドレス生成管理テーブル900Bの生成、セレクトキー113と使用環境の対応付けを下記の手順で行う。
【0101】
まず、契約毎に準備されるユーザ識別子をユーザにより入力してもうらうことにより、アドレス生成管理テーブル900Bに使用環境を設定する。
次に、エンド端末100Bは、表示画面に一つのユーザ識別子に対応する自分のユーザアドレスとセレクトキー状態を表示し、オン又はオフの2つの状態から1つをユーザに選択してもらう。又、その他の使用環境が存在する場合、その他のユーザ識別子に対応するユーザアドレス表示時には、セレクトキー113の選択されていな状態を表示し、ユーザに選択してもらう。これにより、エンド端末100Bは、セレクトキー状態とユーザ識別子の対応を管理する。
【0102】
尚、本実施形態ではセレクトキー113が1つなので、ユーザは2つの使用環境の選択しかできないが、複数のセレクトキー113を設ける、あるいはセレクトキー113とダイヤルキーを組み合わせて利用することにより、ユーザに3つ以上の使用環境を選択させても良い。
【0103】
本実施形態では、パケットデータノード1502が、先述した実施形態におけるCPEルータ101と同様の処理を行う。したがって、先述した処理と同様の処理を行うことにより、エンド端末100Bで、使用環境に応じた複数のアドレスを得ることが可能である。
【0104】
この際、上述したアドレス生成処理、アプリケーション初期処理、アプリケーション終了処理及びSIPクライアント処理は、エンド端末100Bの制御部111内のCPU114で実行される。又、これらの処理に対応するプログラムはROM116内に格納されており、プレフィクス管理テーブル700、I/Fアドレス管理テーブル800及びアドレス生成管理テーブル900は、制御部111内のRAM115に配置される。
【0105】
エンド端末100Bは、アプリケーション初期処理にて、アドレス生成管理テーブル900Bの全エントリのフィールド903とフィールド904の値を設定する。ユーザが通話を開始する際、ユーザは、セレクトキー113により使用環境の選択を行う。セレクトキー113の状態信号を受け付けた制御部111では、使用環境選択処理を以下の手順で行う。
【0106】
まず、制御部111は、受け付けた状態信号からセレクトキー113の状態を確認し、初期化プログラムでセレクトキー113に対応付けられたユーザ識別子を抽出する。
次に、制御部111は、アドレス生成管理テーブル900Bから、抽出したユーザ識別子と一致するエントリを選択し、フィールド904に設定されているプロセスIDを持つアプリケーションのSIPクライアント処理を起動する。制御部111は、ユーザからの宛先情報を受付けSIPクライアント処理を実行するが、既に使用環境は選択されていることから、ステップ1312では、宛先アドレス管理テーブル1300を参照せずに、セレクトキーより選択されたアドレス生成管理テーブル900Bのフィールド903の登録番号と等しいI/Fアドレス管理テーブル800のエントリのフィールド802に設定されているアドレスを用いて、コネクト要求を行う。以下ステップ1313、1314、1315により、通話が可能になる。
【0107】
尚、エンド端末100Bに電源が投入され、携帯電話IPパケット網1503と論理的に接続される際、エンド端末100Bが行う網との間の認証手順の一環として、必要な数だけのIPアドレスを得る手順を付加することも可能である。
【0108】
これを実現するため、図17に示すように、ホームロケーションレジスタ1500が有する、エンド端末100Bを管理する端末管理テーブル1510において、端末番号が登録されるフィールド1511、認証情報が登録されるフィールド1512に加えて、割り付けるIPアドレスを複数管理するフィールド1513を備えることにより、端末認証時に、ホームロケーションレジスタ1500が、複数のIPアドレスをエンド端末100Bに配布してもよい。
【0109】
以上により、図14に示すSIPクライアント処理1310を、携帯電話IPパケット網1503に接続するエンド端末100Bにおいて実現することが可能になる。
【0110】
以上説明したように、本発明では、一つのエンド端末において、配布された一つ又は複数のプレフィクス情報から複数のIPv6アドレスを生成し、使用環境ごとに異なる自アドレスを割り付けたソケットを利用して通信する。これにより、一つのアプリケーションの異なるユーザの使用環境をIPv6アドレスにより使い分けることが可能になる。
【0111】
尚、上述の実施形態では、「使用環境」をアプリケーションと使用者とを示す情報の組として説明したが、単に、アプリケーションを示す情報あるいは使用者を示す情報だけの構成も考えられる。
【0112】
また、本発明によれば、アプリケーション起動時に使用環境対応にIPv6アドレスを割付、割り付けるアドレスが無い場合は、新しいアドレスを生成し、アプリケーションのプロセスIDとアドレスを対応付けて管理することにより、アプリケーション終了時に利用しなくなったアドレスを無効化することが可能となり、エンド端末としては必要最小限のアドレスだけを持つことになる。
【0113】
さらに、本発明によれば、アプリケーション毎に利用するプレフィクス情報を管理することにより、エンド端末が複数の新プレフィクスを配布されていても、配布された新プレフィクスから利用する新プレフィクスを選択してアドレスを生成し、アプリケーションにおいて異なるユーザの使用環境を利用することが可能になる。
【0114】
さらに、本発明によれば、生成したアドレス対応にアプリケーションとその使用環境を管理付けることにより、異なるユーザの使用環境を持つ複数のアプリケーションにおいてアドレスを共用しながら、一つのアプリケーションではアドレスにより使用環境を使い分けることが可能になる。
【0115】
さらに、本発明によれば、移動体IPパケット網に接続するエンド端末において、網へアタッチする際の認証処理において、エンド端末に必要な複数アドレスを入手することができる。
【0116】
さらに、本発明によれば、宛先と使用環境を対応付けておくことにより、宛先の情報から、利用すべき自アドレスを選択することができる。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、エンド端末において、一つのアプリケーションの異なるユーザの使用環境をIPv6アドレスにより使い分けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施形態のシステム構成例を示す図である。
【図2】プレフィクスプールテーブルの構成例を示す図である。
【図3】PEルータにおけるCPEルータへのプレフィクス通知処理手順を示すフローチャートである。
【図4】ISP管理テーブルの例を示す図である。
【図5】CPEルータにおけるプレフィクス情報獲得処理手順を示すフローチャートである。
【図6】エンド端末100のソフトウェア構成例を示す図である。
【図7】プレフィクス管理テーブルの構成例を示す図である。
【図8】I/Fアドレス管理テーブルの構成例を示す図である。
【図9】アドレス生成管理テーブルの構成例を示す図である。
【図10】エンド端末におけるアドレス生成処理を示すフローチャートである。
【図11】エンド端末におけるアプリケーション起動時の初期処理を示すフローチャートである。
【図12】エンド端末におけるアプリケーション終了処理において使用環境に割り付けたアドレス解放手順を示すフローチャートである。
【図13】宛先アドレス管理テーブルの構成例を示す図である。
【図14】SIPクライアント処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明を適用した携帯電話のIPパケット網システム構成の構成例を示す図である。
【図16】本発明を適用したエンド端末のハードウェア構成例を示す図である。
【図17】端末管理テーブルの一構成例を示す図である。
【図18】エンド端末のハードウェア構成を示す図である。
【図19】アドレス生成管理テーブルの構成例を示す図である。
【符号の説明】
100…エンド端末、101…CPEルータ、103…PEルータ。

Claims (9)

  1. 端末と、
    前記端末との間で無線信号を送受信するための基地局制御装置と、
    前記基地局制御装置と接続するパケットデータノードと、
    前記パケットデータノードとIPネットワークを介して接続し、前記端末の認証情報と
    位置情報を管理するホームロケーションレジスタと、
    VoIP電話からの接続要求を受け付けるSIPサーバとを有し、
    前記ロケーションレジスタにおいて、前記端末に割付ける複数のIPv6アドレスを管理し、前記IPネットワークに接続した際に行う認証処理において、前記複数のIPv6アドレスを前記端末に配布し、
    前記端末は、VoIP電話サービスの複数のユーザアドレスと前記IPv6アドレスとを対応付けて管理し、
    利用者がVoIP電話サービスを利用する際に選択したユーザアドレスに対応したIPv6アドレスを用いて、前記SIPサーバに対して接続要求を送信することを特徴とする通信システム。
  2. 制御部及びネットワークと接続するためのネットワークインタフェース部を有し、
    前記制御部は、アプリケーションの識別子及びユーザの識別子を有するアドレス生成管理情報を有し、
    前記ネットワークを介して配信される複数のプレフィクスと前記アドレス生成管理情報に基づいて、前記ユーザ及び前記アプリケーションに対応付けて複数のIPアドレスを生成することを特徴とする端末。
  3. 請求項において、
    前記IPアドレスは、IPv6アドレスであり、
    前記制御部が有するI/Fアドレス管理情報は、プレフィクスが異なる複数のIPv6アドレスを前記ユーザ及び前記アプリケーションに対応付けて前記管理することを特徴とする端末。
  4. 請求項において、
    前記アプリケーションを起動したときに、当該アプリケーションに対応付けられる前記IPアドレスを生成することを特徴とする端末。
  5. 請求項において、
    前記IPアドレスは、サービス契約の種類と対応付けられていることを特徴とする端末。
  6. 請求項において、
    前記ユーザ及び前記アプリケーションの情報を含む使用環境の選択をユーザから受け付ける手段を備えたことを特徴とする端末。
  7. ネットワークを介して異なるプレフィクスが通知される端末のアドレス生成方法において、
    前記端末が、ネットワークを介して複数のプレフィクスを受信するステップと、
    制御部が、アプリケーションの識別子及びユーザの識別子を有するアドレス生成管理情報と前記受信したプレフィクスに基づいてIPアドレスを生成するステップと、
    前記制御部が、前記生成したアドレスを前記アプリケーション及び前記アプリケーションに対応付けてI/Fアドレス管理情報に登録するステップとを有することを特徴とするアドレス生成方法。
  8. 請求項において、
    前記IPアドレスは、IPv6アドレスであることを特徴とするアドレス生成方法。
  9. 請求項において、
    前記アプリケーションを起動したときに、当該アプリケーションに対応付けられる前記IPアドレスを生成することを特徴とするアドレス生成方法。
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