JP4106909B2 - パケット通信制御装置及びパケット通信制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、動的IPアドレスが割り当てられた端末に着信サービス提供するパケット通信システム及びそのシステムにおけるパケット通信制御方法に関する。特に、本発明は、移動体端末に着信サービスを提供する移動体パケット通信装置及びその通信網におけるパケット通信制御方法に関する。
背景技術
近年インターネット及び移動通信サービスが急速に普及している。インターネットにおける通信は、事実上の標準であるIP(Internet Protocol)プロトコル(RFC 791)を用いるIPパケットの送信によって実現されている。インターネットに接続される装置を識別するため、各装置に、世界で一意に決められたIPアドレスを割り当てる必要がある。インターネットではIPアドレスを使ってIPパケットのルーティングが行われる。
しかし、インターネットの一般ユーザは、名前(FQDN(Fully−Qualified Domain Name))を利用して接続先を指定するため、IPアドレスを意識して利用することはない。インターネット上では、DNS(Domain Name System)が運用されている。DNSには、インターネットに接続される装置のIPアドレスと名前とが登録されており、ユーザが接続先を名前で指定した場合に、対応するIPアドレスを検索することができる、DNSは分散データベースシステムであり、端末からアクセスされたDNSは、問い合わせに対して自分自身で回答できない場合には、他のDNSに対して問い合わせを行う。
現在使用されているIPv4アドレスは、インターネットの普及に伴いその枯渇が心配されている。その枯渇を解決すべく、新しい体系のIPv6アドレスの検討が行われている。第19図は、RFC 2460で規定されているIPv6のアドレス体系を示す。IPv6アドレス700は、大きく3つの階層構造(Public Topology 707,Site Topology 708,Interface ID 706)で構成される。 Public Topology 707は、インターネットトラヒックを中継するプロバイダを識別し、フォーマットプレフィックス701と、ルーティングの最上位階層を示すTLA ID 702と、予約領域703と、ルーティングの第2階層を示すNLA ID 704とから構成される。Site Topology 708は、インターネットに接続するエンドユーザサイト内のサブネットワークを識別し、SLA ID 705を含む。Interface ID 706は、サブネット上のインタフェースを識別する。IPv6のIPアドレス自動設定機能を用いる場合、端末がネットワークに接続すると、Public Topology 707と Site Topology 708を網から受信し、自身のInterface ID 706と組み合わせて自身のIPアドレスを生成することが可能になる。このように、IPv6アドレスでは、アドレスの自動生成機能を利用することができる。従って、IPv6では通信先の装置をIPアドレスで指定するより名前で指定するほうが利便性が高い。そのため、IPv6では名前による宛先指定のの重要性が増す。
名前に対応するIPアドレス情報は刻々と変化するため、IETF(Internet Engineering Task Force)において、DNSの情報を動的に更新する方式(ダイナミックDNS)の検討が進んでいる。IETF RFC 2136には、動的にDNSを更新するための更新メッセージの仕様が規定されている。
一方、近年の移動通信サービスは、データ通信の通信全体に占める割合が大きくなってきている。データ通信を効率的に提供するため、PDC−P(PDC−Packet)やGPRS(General Packet Radio Service)をはじめとする移動体パケット通信網の検討が開始されている。移動体パケット通信網における通信プロトコルは数多く存在するが、現在ではIPが普及している。一般に移動体通信網は、基地局や基地局制御装置からなる無線アクセス網と加入者ノードや関門ノードからなるコア網から構成される。GPRS方式に基づく移動体パケット通信網は、電話通信と同様に、パケット通信を行う前にGPRS独自の信号手順を利用して、発信端末からホーム網の関門ノードまでコネクションを設定する。その後、発側移動端末から固定IPアドレス方式の着側移動端末に向けて送信されたIPパケットには加入者ノードに於いてホーム網の関門ノード宛のヘッダが付加され(カプセル化)、発信者の本拠地(ホーム)にある関門ノードに送られる。ここで、ホーム関門ノードがどのノードになるかは、加入契約時に決定され、以後固定される。このホーム関門ノードでは、先に付加されたヘッダをとることによって(デカプセル化)元のIPパケットに復元される。元のIPパケットヘッダの宛先アドレスに書かれている着側移動端末のIPアドレスにより着側移動端末のホーム関門ノードが特定され、そのノードにIPパケットが転送される。着側ホーム関門ノードは、IPパケットヘッダの宛先アドレスから、着側移動端末が在圏する加入者ノードを特定した後、再度IPパケットをカプセル化して、在圏加入者ノードに向けてIPパケットを送信する。在圏加入者ノードは、デカプセル化を行い、元のIPパケットを復元した後、着側移動端末にIPパケットを転送する。このような手順により着側移動端末にIPパケットが到着する。IPパケットがカプセル化された後、デカプセル化されて元のIPパケットが復元される通信区間は通常、トンネルと呼ばれる。
移動体パケット通信網では、移動端末毎にIPアドレスを固定的に割り当てる場合(以下、固定IPアドレス方式という)と、IPアドレスの有効利用を図るため、通信の開始時に移動端末にIPアドレスを割り当てる場合(以下、動的IPアドレス方式という)とがある。移動端末に割り当てるIPアドレスは、通常の固定接続を行うノードと同じ形式のIPアドレスである。今後、移動端末にIPv6アドレスを割り振ることが予想されるが、一般的にIPv6アドレスを利用する端末は、固定IPアドレスを持たない。従って、動的IPアドレス方式の移動端末への着信サービスは、移動体パケット通信網の必須機能になる。
現在のIPv4アドレス体系において、殆ど全てのコンシューマ向け端末は、通信開始時にISP(Internet Service Provider)から動的IPアドレスを割り当てられている。しかし、動的IPアドレスを利用する端末間で通信するためには、パケット網にディレクトリサービス用のサーバを設け、端末にディレクトリサービスを利用するアプリケーションプログラムを備える必要がある。
一方、IETFでは、IPv6アドレス対応のMobile IP仕様を検討中である。Mobile IPv6では、発信端末は、着移動端末宛のパケットをプロバイダが移動端末に割り当てたhome address宛に送信する。着移動端末のHome Agentが上記home address宛パケットを受信し、受信パケットに該当着移動端末の在圏アドレスを含むヘッダを付加し、着移動端末に転送する。上記パケットを受信した着移動端末は、発信端末に着移動端末自身の在圏アドレスを含む制御信号を送信する。上記発信端末が上記制御信号に含まれる着移動端末の在圏アドレス情報を記憶することにより、以降の端末間パケット通信は、着移動端末の在圏アドレスを用いて実現可能である。ここで、在圏アドレスとは、移動端末の在圏網内において、移動端末に対して動的に割り当てられるアドレスである。
発明の開示
今後は、移動体パケット通信網の、移動端末間の通信サービスや、固定網の端末から移動体パケット通信網の移動端末への通信サービス等、移動体パケット通信網におけるサービス形態の多様化、及び、固定インターネット網内での動的IPアドレスを割り当てられた固定端末間の通信サービス形態の実現が望まれる。
上記サービスを提供するには、動的IPアドレス方式の着信端末に対するパケット転送機能を、ネットワーク側のサービスとして実現する必要がある。
しかし、現在の移動体パケット通信網は、ネットワークキャリアが移動端末から固定網上の装置にアクセスするサービスを提供することが主目的である。従って、移動端末に対するパケット着信サービスは、移動端末に固定IPアドレスが割り当てられる場合に限定されている。
また、上述の従来技術では、発側ホーム関門ノードにおいて、元のIPパケットヘッダの宛先情報から固定IPアドレス方式を利用する着側移動端末のホーム関門ノードを特定できる。しかし、着側端末が動的IPアドレス方式を利用する場合、発側ホーム関門ノードは、元のIPパケットヘッダから着側関門ノードへの経路を特定できないため、発信端末から動的IPアドレス方式の移動端末への着信サービスは提供できないという問題がある。
一方、現在IETFで検討が進められているMobile IPv6方式を利用すれば、発信端末に着移動端末の在圏アドレスを登録した後の端末間パケット通信は、在圏網において動的に割り当てられたIPアドレス(care of address)をIPヘッダ情報に用いることが可能である。しかし、移動端末の識別情報として、移動端末は固定IPアドレス(home address)を持つ必要がある。移動端末宛の最初のパケットは、移動端末の固定IPアドレス(home address)宛に送信しなくてはならない。また、発信端末に着移動端末の在圏アドレス(care of address)を登録するためには,移動端末と通信を行う全ての端末にMobile IPv6メッセージを解釈する機能の追加が必要になる。Mobile IPv6を利用できない環境では、在圏網において動的に割り当てられたIPアドレス(care of address)を用いて、移動端末に着信サービスを提供することはできない。
上記課題を解決するため、本発明による移動体パケット通信網は、ダイナミックDNSを利用する。移動端末はダイナミックDNSクライアント機能を備える。移動端末にIPアドレスが割り当てられた時、該当移動端末は、加入者ノードに対して、動的に割り当てられたIPアドレスを含むDNS更新メッセージを送信する。加入者ノードが上記DNS更新メッセージを受信すると、パラメータに上記移動端末のホーム関門ノード識別子(ネットワーク識別子)を追加し、それをダイナミックDNSに対して送信する。
移動端末がダイナミックDNS機能を備える代わりに、加入者ノードがダイナミックDNS Proxy機能を備えてもよい。加入者ノードがダイナミックDNS Proxy機能を備える場合、加入者ノードは、ダイナミックDNSに動的に割り当てられたIPアドレスと、ネットワーク識別子とを含むDNS更新メッセージを送信する。この場合、加入者ノードは、複数のDNS更新メッセージをダイナミックDNSに一括送信してもよい。
ダイナミックDNSに対する更新メッセージのは、IETF RFC 2136に規定されているメッセージの仕様を拡張して利用すればよい。本発明では、加入者ノードが、DNS更新メッセージに、ネットワーク識別子パラメータを追加するネットワーク識別子とは、該当移動端末のパケットが必ず通過する関門ノードの識別子である。上記DNS更新メッセージを受信したダイナミックDNSは、名前に対応するIPアドレスとネットワーク識別子を更新する。
発信端末は移動端末との通信を開始する前に通信登録手順を起動し、発信端末と発信者のホーム関門ノードとの間にパケット転送用のコネクションを設定する。ホーム関門ノードは、通信登録手順を受信すると、発信端末にIPアドレスが設定されているかを判別する。発信端末が動的IPアドレス方式を利用する場合、ホーム網関門ノードは、発信端末に対してIPアドレスを割り当てる。
続いて、着信端末の名前から該当端末に割り当てられているIPアドレスを特定するため、発信端末はダイナミックDNSにDNS問合せメッセージを送信する。本発明では、加入者ノードが、UDPポート番号を利用して、UDPポート53を利用するDNSメッセージを監視し、DNSメッセージを受信した時、受信メッセージ内のオペレーションコードを参照し、DNS問い合わせメッセージ(Opcode=0)を検出し、上記DNS問合せに対する応答メッセージの受信を待ち、該応答メッセージに含まれる着信端末のIPアドレスとネットワーク識別子を一時的に記憶する。
上記加入者ノードは、発信端末から着信端末宛のパケットを受信すると、上記第2の手段で記憶した着信端末のネットワーク識別子を読出し、発側ホーム関門ノード宛のヘッダ情報と上記ネットワーク識別子をユーザパケットに追加し、発側ホーム関門ノード宛に送信する。
ユーザパケットを受信した発側ホーム関門ノードは、受信パケット中の着信端末のネットワーク識別子を参照し、受信パケットの転送先になる着側ホーム関門ノードを特定する。各関門ノードは、相互接続が可能な関門ノードのIPアドレスとネットワーク識別子の対応表を保持しており、関門ノード間のパケット転送に利用する。
着端末宛のパケットは、発側ホーム関門ノードにおいて、着側ホーム関門ノード宛のヘッダが付加され、着側ホーム関門ノードに送信される。関門ノード間のパケット転送方式は、各関門ノードのルーティングテーブルを用いる方法のほか、例えば、IETFにおいて検討されたL2TP(Layer Two Tunneling Protocol)(RFC 2661)や、ETSIが仕様化したGTP(GPRS Tunneling Protocol)や、ラベルスイッチ技術(インターネットRFC事典 P.745)を利用してもよい。
着側ホーム関門ノードは、受信パケットのデカプセル化を行い、元のIPヘッダ内の着IPアドレスから、着信端末が在圏する加入者ノードを特定する。着側ホーム関門ノードにおいて、再度、上記加入者ノード宛のヘッダを付加し、パケットを転送する。
本発明によれば、動的IPアドレス方式を利用する端末のホーム関門交換機をネットワーク識別子から特定することが可能になり、動的IPアドレス方式を利用する移動端末への着信サービスが提供可能になる。
ここで、端末からダイナミックDNS更新要求を受信した加入者ノードがダイナミックDNS内の名前に対応するIPアドレスとネットワーク識別子の更新要求をダイナミックDNSに送信する代わりに、加入者ノードにダイナミックDNS Proxy機能を設けてもよい。つまり、端末にIPアドレスが割り当てられた時、加入者ノードは、端末からのダイナミックDNS更新要求を受信することなしに、ダイナミックDNS内の名前に対応するIPアドレスとネットワーク識別子の更新要求をダイナミックDNSに送信する。これによれば、端末がダイナミックDNSクライアント機能を保持することなく、動的IPアドレス方式を利用する移動端末への着信サービス提供が可能になる。さらに、加入者ノードが複数のDNS更新要求をダイナミックDNSに一括送信すれば、ダイナミックDNSのリソース・レコード更新に伴う負荷を軽減することが可能になる。
また、関門ノードが、DNS問い合わせメッセージを監視し、DNS問い合わせ応答に含まれるIPアドレスとネットワーク識別子の情報を蓄積するようにしてもよい。これによれば、加入者ノードと関門ノード間の通信プロトコルを変更することなく、動的IPアドレス方式を利用する移動端末への着信サービスが提供可能になる。
また、関門ノードは、発信端末から着信端末宛のパケットを受信した時、ダイナミックDNSに対して着信端末のIPアドレスに対応するネットワーク識別子を問い合わせるようにしてもよい。関門ノードは、パケットを受信した時、ダイナミックDNSからネットワーク識別子を取得し、パケットの転送先になる着側関門ノードを特定する。これによれば、加入者ノードや関門ノードにDNSメッセージ監視処理を追加することなく、動的IPアドレス方式を利用する移動端末への着信サービスが提供可能になる。
また、関門ノードがDNS問い合わせを監視し、DNS問い合わせ応答に含まれるIPアドレスとネットワーク識別子の情報を蓄積するとともに、発信端末から着信端末宛のパケットを受信した時、ダイナミックDNSに対して着信端末のIPアドレスに対応するネットワーク識別子を問い合わせるようにしてもよい。これによれば、発信端末が送信するDNS問い合わせメッセージが発信端末が利用するホーム関門ノードを通過しない場合にも、着信端末のネットワーク識別子の取得が可能になり、動的IPアドレス方式を利用する移動端末への着信サービス提供が可能になる。
発明を実施するための最良の形態
本発明の第1の実施例を説明する。
第1図は、本発明を適用する移動体パケット通信網12(12a,12b)の構成例を示す。
移動体パケット通信網は、無線アクセス網5(5a,5b)とコア網1(1a,1b)から構成される。本発明では、コア網1にダイナミックDNS 2(2a,2b)を接続する。コア網1は、複数の加入者、ノード4と、複数の関門ノード3から構成される。加入者ノード4、及び、関門ノード3は、共通線信号網11(11a,11b)を介してM−SCP 6(6a,6b)に接続される。関門ノード3は、ISP 13、LAN 14、或いは、Internet 15など、移動体パケット通信網12以外の網とインターネットプロトコルによって通信する手段を持つ。
無線アクセス網5aは、複数の基地局(BS)9(9a,9b)と、複数の基地局制御装置(RNC)10(10a,10b)によって構成される。
ダイナミックDNS 2は、動的IPアドレスを割り当てられた端末7や端末8から、或いは、ダイナミックDNS Proxy機能を備える加入者ノード4から、DNS更新信号を受信し、該当端末の名前に対応するIPアドレス情報やネットワーク識別子の情報を更新する。
M−SCP 6は、加入者に付加サービスを提供するためのプログラムや、第5図に示す加入者情報テーブル600を備えている。
加入者情報テーブル600は、加入者ノードや関門ノードが、加入者の契約条件や位置情報や認証情報を取得するために参照されるもので、第5図に示すように、移動体パケット通信網加入者識別子(IMSI)601毎に生成された複数のエントリ(600−1〜600−n)からなり、各エントリは、IMSIと対応して、位置情報602と、加入者クラス603と、ネットワーク識別子(Network ID)604と、認証情報605を定義している。
第2図は、ダイナミックDNS装置2の構成を示す。
ダイナミックDNS装置2は、移動体パケット通信網上の装置や他のIP網との間で送信されるDNS問い合わせ信号やDSN更新信号を制御するCPU 21と、メモリ 22と、IP網との間の信号線24を終端するIP網インタフェース部23とをバス25で接続する構成となっている。
CPU 21と移動体パケット通信網上の他の装置との間の通信は、例えば、インターネットプロトコルを用いて行われる。
メモリ22は、IP網に接続される端末やノード、或いは、他のDNS装置からの信号を送受信するためのプログラムや、第4図に示すリソース・レコードテーブル200を備えている。
リソース・レコードテーブル200は、移動体パケット通信網上の装置や他のIP網から、名前に対応するIPアドレスを特定するために参照されるもので、第4図に示すように、FQDN(名前)201毎に生成された複数のエントリ(200−1〜200−n)からなり、各エントリは、FQDN 201と対応して、IPアドレス202と、Network ID 203と、有効期限204を定義している。
IPアドレス202は、端末にIPアドレスが割り当てられた時、該当端末の要求によって、或いは、ダイナミックDNS Proxy機能をもつ加入者ノード4の要求によって更新される。端末にIPアドレスを割り当てた装置が、ダイナミックDNS装置2にIPアドレス情報の更新を要求してもよい。
Network ID 203は、端末が動的IPアドレス方式を用いる場合、IPアドレス情報と同時に更新される。
本発明におけるダイナミックDNSのリソース・レコードテーブルが通常のリソース・レコードテーブルと異なる点は、名前毎にNetwork ID情報が格納されていることである。
第3図は、関門ノード3及び加入者ノード4の構成を示す。
関門ノード3は、加入者ノード4や他網との間の信号を制御するCPU 31と、メモリ 32と、共通線信号網との間の信号線35を終端する信号線終端部33と、他のIP網との間の信号線36や、コア網1内の他のノードとの間の信号線37を終端するIP網インタフェース部34(34a,34b)をバス38で接続する構成となっている。
CPU 31と加入者ノードや他網との間の通信は、例えば、インターネットプロトコルを用いて行われる。
メモリ32は、他のIP網上の装置、或いは、コア網1上の装置からの信号を送受信するためのプログラムや、端末に動的にIPアドレスを割り当てるためのプログラムや、第6図に示す関門ノードアドレステーブル300や、第7図に示すユーザ管理テーブル310を格納している。
IPアドレスを割り当て処理は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ等の独立した装置で実現してもよい。
IP網インタフェース部34には、スイッチ39が接続され、ノード3内におけるスイッチング機能を実現する。
関門ノードアドレステーブル300は、ネットワーク識別子に対応する他の関門ノードのIPアドレスを特定するために参照されるもので、第6図に示すように、Network ID 301と関門ノードIPアドレス302の対応関係を定義している。
ユーザ管理テーブル310は、第7図に示すように、移動体パケット通信網加入者識別子(IMSI)311毎に生成された複数のエントリ(310−1〜310−n)からなり、各エントリは、IMSI 311と対応して、IPアドレス312と、IPアドレスの割り当て方法が動的であることを示す動的IPアドレスフラグ313と、現在端末が在圏する加入者ノードのIPアドレス314と、加入者ノードとホーム関門ノード間に設定したコネクションを識別するトンネル識別子315を定義している。
第3図の装置を加入者。ノード4に適用する場合、加入者ノード4の構成は、共通線終端部33が共通線信号網との間の信号線45を終端すること、IP網インタフェース部34が無線アクセス網5との間の信号線46や、コア網内の他のノードとの間の信号線47を終端することを除き、関門ノードの構成と同じである。
CPU 31と他のコア網上の装置、或いは、無線アクセス網上の装置との間の通信は、例えば、インターネットプロトコルを用いて行われる。
メモリ 32は、無線アクセス網上の装置、或いは、他のコア網上の装置からの信号を送受信するためのプログラムや、TCP/UCPポート番号監視プログラムや、第11図に示すダイナミックDNSへの問い合わせ監視プログラムや、図8に示すユーザ状態管理テーブル400が格納されている。
ユーザ状態管理テーブル400は、図8に示すように、移動体パケット通信網加入者識別子(IMSI)401毎に生成された複数のエントリ(400−1〜400−n)からなり、各エントリは、ISNI 401と対応して、発信端末のFQDN402、発信端末のIPアドレス403と、発信端末のNetwork ID 404と、第11図に示すDNS問い合わせ監視プログラムによって取得した着信端末のIPアドレス405と、着信端末のNetwork ID 406と、発信加入者のホーム関門ノードのIPアドレス407と、加入者ノードとホーム関門ノード間のコネクションを識別するトンネル識別子408とを定義している。
第9図は、端末7又は8とダイナミックDNS 2との間で、ダイナミックDNSのFQDNに対応するリソース・レコードを変更するために送信されるIPパケットのフォーマットを示す。端末がダイナミックDNSクライアント機能を備えず、加入者ノード4がダイナミックDNS Proxy機能を備える場合、第9図に示すパケットは、加入者ノード4とダイナミックDNS 2の間で送信される。
IPパケット500は、IPヘッダ510と、TCP/UDPヘッダ520と、ユーザデータフィールド530とからなり、上記ユーザデータフィールド530にDNS更新用の制御メッセージが設定される。
IP網上の装置がダイナミックDNS 2と通信する場合、TCP/UDPヘッダ520の送信先ポート番号は、「53」を利用する。
端末、或いは、加入者ノード4からダイナミックDNS 2に送信される「DNS更新」用の制御メッセージは、要求者を識別するID 5311と、メッセージの要求・応答を示すQR 5312と、メッセージの種類を示すOP code 5313を含むヘッダ531の後に、更新対象となるゾーン情報を示すzone 532、対象ゾーンの現在の状態に関する情報を含むPre requiste 533、更新の内容を示すUpdate 534、更新ゾーンに関連する情報を含むAdditional Data 535の各セクションが続く。「DNS更新」のOP codeは「5」である。
第10図は、端末7又は8とダイナミックDNS 2との間で、ダイナミックDNSのドメイン名に対応するリソース・レコードを問い合わせるために送信されるIPパケットのフォーマットを示す。
IPパケットの構成と、DNS問い合わせ用の制御メッセージのヘッダ構成531は、第9図と同様である。「DNS問い合わせ」のOP codeは「0」である。
端末からダイナミックDNS 2に送信される「DNS問い合わせ」は、ヘッダ531の後に、ダイナミックDNS 2に対する問い合わせ項目を含むQuestion 542、問い合わせ項目に対する応答を含むAnswer 543、Authoritative Name Serverへのポインタ情報を含むAuthority 544、応答に関連する情報を含むAdditional 545の各セッションが続く。
Questionセッション542には、問い合わせタイプ(QTYPE)5421、問い合わせクラス(QCLASS)5422、問い合わせドメイン名(QNAME)5423が含まれる。
Answerセッション543は、問い合わせに関するリソース・レコードが含まれ、
例えば、名前に対応するIPアドレス5431、Network ID 5432が含まれる。
第11図は、加入者ノード4がTCP/UCPポート「53」を検出した場合に起動されるDNS問い合わせ監視ルーチン60である。
DNS問い合わせ監視ルーチン60では、ポート番号53を検出すると、制御メッセージのヘッダ531に含まれるOP code 5313の値を読み出す(ステップ61)、OP Codeが「0]であれば、IPヘッダの送信元IPアドレス511と、要求者を識別するID 5311を一時的に記憶し(ステップ62)、DNS問い合わせに対する応答待ち状態となる(ステップ63)。
上記加入者ノード4が、ステップ62で記憶した値を含むDNS問い合わせに対する応答メッセージを受信すると(ステップ64)、メモリ内のユーザ状態管理テーフル400の発IPアドレスに対応するフィールドに、DNS問い合わせに対する応答メッセージのAnswerセッション543に含まれる着IPアドレス、着Network IDを追加し(ステップ65)、本ルーチンを終了する。
ステップ61において、OP Codeが「0」以外の場合は、処理することなく本ルーチンを終了する。
第12図は、加入者ノード4と関門モード3との間に設定されたコネクション上で転送されるパケット550のフォーマットを示す。
上記パケット550は、IPヘッダ551と、TCP/UCPヘッダ552と、トンネル用ヘッダ553と、着Network ID 554と、オリジナルIPヘッダ555と、オリジナルユーザデータ556とからなる。
加入者ノードから関門ノードにパケットを転送する場合、IPヘッダ551の発IPアドレス5512には、加入者ノード4のIPアドレスが、着IPアドレス5511には、関門ノード3のIPアドレスが、それぞれ設定される。
トンネル用ヘッダ553には、カプセル化方式毎のヘッダ情報が設定される。
加入者ノードから関門ノードにパケットを転送する場合、着Network ID 554には、ユーザ状態管理テーブル400からオリジナルIPヘッダ555内の着IPアドレス5551に対応する着Network ID情報を読み出して設定する。
第13図は、関門ノード3間に設定されたコネクション上で転送されるパケット560のフォーマットを示す。
上記パケット560と、第12図に示すパケット550の違いは、着Network ID 554が含まれるか否かである。
発側関門ノードから着側関門ノードにパケットを転送する場合、IPヘッダ551内の着IPアドレス5511には、関門ノードアドレステーブル300から着Network IDに対応するIPアドレス情報を読み出して設定する。
次に、第14図〜第16図に示す信号シーケンスに従って、第1図に示した移動体パケット通信網における発信処理手順、及び、通信処理手順について説明する。
第14図は、移動体パケット通信網12aに加入している移動端末7aのユーザが、パケット通信を始めるために必要である発信処理手順を示している。
移動端末7aは、パケット通信を開始する前に移動端末を網に登録する必要がある。まず、移動端末7aは、移動体パケット通信網加入者識別子(IMSI)を含む通信登録要求メッセージ100を加入者ノード4aに送信する。上記通信登録要求メッセージ100を受信した加入者ノード4aは、受信メッセージ100に含まれるIMSIに基づいて、加入者情報を保持するM−SCP 6aを決定し、上記M−SCP 6aに加入者情報読出要求メッセージ101を送信する。
上記加入者情報読出要求メッセージ101を受信したM−SCP 6aは、受信メッセージ101に含まれるIMSIに基づいて、加入者情報テーブル600から、認証情報やNetwork IDを読み出し(102)、上記認証情報やNetwork IDを含む加入者情報読出応答メッセージ103を上記加入者ノード4aに送信する。
上記加入者情報読出応答メッセージ103を受信した加入者ノード4aは、ユーザ状態管理テーブル400の該当IMSIに対応するフィールドに、受信メッセージ103に含まれるNetwork IDを書きこんだ後(104)、移動端末7aと間で認証処理を行う(105)。
認証処理が正常終了した場合、上記加入者ノード4aは、上記M−SCP 6aに自身のIPアドレス情報を含む加入者情報更新メッセージ106を送信する。
上記加入者情報更新メッセージ106を受信したM−SCP 6aは、上記加入者情報テーブル600の該当位置情報フィールドに、受信メッセージ106に含まれる加入者ノードIPアドレスを書き込んだ後(107)、加入者情報更新応答メッセージ108を上記加入者ノード4aに送信する。上記メッセージ108を受信した加入者ノード4aは、通信登録応答メッセージ109を移動端末7aに送信する。
次に、移動端末7aは、パケットデータを送受信するために必要な処理を行う。移動端末7aは、パケットデータの送受信を可能にするため、IMSIを含む活性化要求メッセージ110を加入者ノード4aに送信する。
上記加入者ノード4aは、ステップ104でユーザ状態管理テーブル400に書きこんだNetwork IDを読み出す。上記加入者ノード4aは、上記Network IDから関門ノード3aを特定後、関門ノード3aに対して、活性化要求メッセージ111を送信することにより、該加入者ノード4aと上記関門ノード3aの間にコネクションを設定する。
上記活性化要求メッセージ111を受信した関門ノード3aは、移動端末7aのIPアドレスが未設定の場合、上記移動端末7aにIPアドレスを割り当てる(112)。上記関門ノード3aは、上記移動端末7aに割り当てたIPアドレスを含む活性化要求応答メッセージ113、114を加入者ノード4a経由で上記移動端末7aに送信する。加入者ノード4aでは、受信メッセージ113に含まれる端末7aに割り当てられたIPアドレスを加入者状態管理テーブル400に書き込む。
IPアドレスの自動割当技術には、IETF RFC 1541で規定されたDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)や、IPv6の自動設定機能を利用してもよい。
上記活性化要求応答メッセージ114を受信した移動端末7aは、FQDNと受信メッセージ114内に含まれるIPアドレスを含むDSN更新メッセージ115を加入者ノード4aに送信する。上記メッセージ115を受信した加入者ノード4aは、ステップ104でユーザ状態管理テーブル400に書きこんだNetwork IDを読み出す。その後、加入者ノード4aは、受信メッセージ115のパラメータに、Network IDを追加したDNS更新メッセージ116をダイナミックDNS 2aに送信する。上記ダイナミックDNS 2aは、受信メッセージ116に含まれるFQDNに対応するリソース・レコードテーブル200内のIPアドレスフィールドとNetwork IDフィールドの値を更新し、有効期限を設定する(117)。
上記活性化要求応答メッセージ113を受信した加入者ノードが、ダイナミックDNS Proxy機能と、加入者ノードがダイナミック DNS Proxy機能を備え、端末にIPアドレスが割り当てられた時、端末からのダイナミックDNS更新要求を受信することなく、ダイナミックDNS内の名前に対応するIPアドレスとネットワーク識別子の更新要求をダイナミックDNSに送信する手段を備え、ステップ104でユーザ状態管理テーブル400に書き込んだNetwork IDを読み出し、Network IDパラメータと受信メッセージ113に含まれる動的IPアドレスを含むDNS更新メッセージ116をダイナミックDNS 2aに送信してもよい。
発信端末のNetwork IDは、端末が活性化要求メッセージ110送信時に指定してもよい。
第15図は、第14図に示したパケット発信処理を完了した移動端末7aが、パケットデータの送受信する時の処理手順を示す。
移動端末7aのユーザが、通信先を名前で指定すると、通信先の名前からIPアドレスを特定するため、移動端末7aは、上記名前(FQDN)を含むDNS問い合わせメッセージ120、121を加入者ノード4a経由でダイナミックDNS 2aに送信する。ここで、加入者ノード4aは、TCP/UCPポート番号53を検出し、第11図に示したDNS問い合わせ監視ルーチン60を起動する。上記加入者ノード4aは、制御メッセージのヘッダに含まれるOP codeが「0」であることを検出し、受信メッセージ120のIPヘッダの送信元IPアドレスと、要求者を識別するIDを一時的に記憶し、DNS問い合わせに対する応答メッセージの受信を待つ。
上記DNS問い合わせメッセージ121を受信したダイナミックDNS 2aは、リソース・レコードテーブル200を参照し、受信メッセージ121に含まれるFQDNを検索情報として、対応するIPアドレスとNetwork IDを読み出す(122)。上記ダイナミックDNS 2aが、問い合わせ121に対して自分自身で回答できない場合には、上位のドメインを管理しているDNSサーバに対して問い合わせを行うことにより、FQDNの属するドメインを管理しているDNSサーバに問い合わせを行うことが可能である。
ダイナミックDNS 2aが、FQDNに対応するIPアドレスとNetwork IDを取得すると、上記IPアドレスとNetwork IDを含むDNS問い合わせ応答メッセージ123を加入者ノード4aに送信する。
上記DNS問い合わせ応答メッセージ123を受信した加入者ノード4aは、受信メッセージ123に含まれるIPアドレスとNetwork IDをユーザ状態管理テーブル400の発IPアドレスに対応するエントリの着IPアドレスフィールドと着Network IDフィールドに書き込む(124)。その後、上記加入者ノード4aは、上記移動端末7aにFQDNに対応するIPアドレスを含むDNS問い合わせ応答メッセージ125を送信する。
上記DNS問い合わせ応答メッセージ125を受信した移動端末7aは、受信メッセージ125に含まれるIPアドレスを、IPヘッダの着IPアドレスフィールドに設定し、ユーザ情報を含むIPパケット(126)を上記加入者ノード4aに送信する。
上記IPパケット126を受信した加入者ノード4aは、ユーザ状態管理テーブル400から、発IPアドレスに対応する着Network IDと、関門ノードIPアドレスと、トンネルIDを読み出す。
加入者ノード4aは、着信端末へのパケット転送を可能にするため、ユーザ情報にNetwork IDを追加する。さらに、加入者ノード4aは、発信処理手順で設定した加入者ノード4aと関門ノード3a間のコネクションを利用して、ユーザ情報を関門ノード3aに転送するため、ユーザ情報にトンネル情報を含む付加ヘッダを追加して、パケットを関門ノード3aに転送する(127)。
上記オリジナルユーザ情報と、着Network IDと、トンネル情報を含む付加ヘッダとからなるパケット127を受信した関門ノード3aは、付加ヘッダをとりはずし、関門ノード自身のIDと受信パケット127に含まれる着Network IDを比較する(128)。
発着のNetwork IDが等しくない場合、関門ノード3aは関門ノードアドレステーブル300を参照し、着Network IDに対応する着関門ノード3cのIPアドレスを読み出す。その後、関門ノード3aは、オリジナルユーザ情報と発着の関門ノードIPアドレスを含む付加ヘッダから構成されるパケットを関門ノード3cに対して転送する(129)。
第16図は、第15図のステップ128において、発着のNetwork IDが等しい場合の処理手順を示す。
ステップ120からステップ128までの処理は、第15図の場合と同様である。
発着のNetwork IDが等しい場合、関門ノード3aは受信パケット127のオリジナルユーザ情報に含まれる着IPアドレスを検索情報として、ユーザ管理テーブル310を参照し、着側端末が在圏する加入者ノードのIPアドレスを読み出す。関門ノード3aは、加入者ノード4bのIPアドレスと自身のIPアドレスを含む付加ヘッダと、オリジナルユーザ情報を含むパケット130を加入者ノード4bに転送する。
上記パケット130を受信した加入者ノード4bは、付加ヘッダを取り外し、オリジナルユーザ情報を含むパケット131を着移動端末8aに対して転送する。
以上の処理を行うことにより、着信端末が動的IPアドレス方式を用いる場合であっても、移動体パケット通信網において、発信処理を完了している移動端末に対するパケット転送が可能になる。
次に、本発明の第2の実施例を示す。本実施例では、加入者ノード4ではなく、関門ノード3が第11図に示したDNS問い合わせ監視ルーチンを備えることを特徴とする。
第17図は、本実施例の処理手順を示す。
第15図の処理手順と第17図の処理手順との違いは、関門ノード3が端末7aからダイナミックDNS 2aに対するDNS問い合わせを監視し、ダイナミックDNS 2aからDNS問い合わせ応答メッセージを受信した時、関門ノード3aにおいて、IPアドレスと着Network IDを一時的に記憶することである。
本実施例において、加入者ノード4に備えるユーザ状態管理テーブル400において、IMSI毎のエントリとして、着IPアドレスフィールドと着Network IDフィールドは不要になる。また、本実施例における加入者ノード4と関門ノード3間で転送されるパケット550のフォーマットに、Destination Network IDフィールド554は不要になる。しかし、関門ノード3におけるユーザ管理テーブル310のISMI毎のエントリに、着IPアドレスフィールドと着Network IDフィールドの追加が必要である。
移動端末7aのユーザが、通信先を名前で指定すると、通信先を名前からIPアドレスを特定するため、移動端末7aは、上記名前(FQDN)を含むDNS問い合わせメッセージ140、141、142を加入者ノード4a及び関門ノード3a経由でダイナミックDNS 2aに送信する。ここで、関門ノード3aは、TCP/UCPポート番号53を検出し、第11図に示したDNS問い合わせ監視ルーチン60を起動する。上記関門ノード3aは、制御メッセージのヘッダに含まれるOP codeが「0」であることを検出し、受信メッセージ141のIPヘッダの送信元IPアドレスと、要求者を識別するIDを一時的に記憶し、DNS問い合わせに対する応答メッセージの受信を待つ。
上記DNS問い合わせメッセージ142を受信したダイナミックDNS 2aは、リソース・レコードテーブル200を参照し、受信メッセージ142に含まれるFQDNを検索情報として、対応するIPアドレスとNetwork IDを検索する(143)。上記ダイナミックDNS 2aが、問い合わせ142に対して自分自身で回答できない場合には、上位のドメインを管理しているDNSサーバに対して問い合わせを行うことにより、FQDNの属するドメインを管理しているDNSサーバに問い合わせを行うことが可能である。
ダイナミックDNS 2aが、FQDNに対応するIPアドレスとNetwork IDを取得すると、上記IPアドレスとNetwork IDを含むDNS問い合わせ応答メッセージ144を関門ノード3aに送信する。
上記DNS問い合わせ応答メッセージ144を受信した関門ノード3aは、受信メッセージ144に含まれるIPアドレスとNetwork IDをユーザ管理テーブル310の発IPアドレスに対応するエントリの着IPアドレスフィールドと着Network IDフィールドに書き込む(145)。その後、上記関門ノード3aは、加入者ノード4a経由で上記移動端末7aにFQDNに対応するIPアドレスを含むDNS問い合わせ応答メッセージ146,147を送信する。
上記DNS問い合わせ応答メッセージ147を受信した移動端末7aは、受信メッセージ147に含まれるIPアドレスを、IPヘッダの着IPアドレスフィールドに設定し、ユーザ情報を含むIPパケット(148)を上記加入者ノード4aに送信する。
上記IPパケット148を受信した加入者ノード4aは、ユーザ状態管理テーブル400から、発IPアドレスに対応するトンネルIDを読み出し、発信処理手順で設定した加入者ノード4aと関門ノード3a間のコネクションを利用して、ユーザ情報を関門ノード3aに転送するため、ユーザ情報にトンネル情報を含む付加ヘッダを追加して、パケットを関門ノード3aに転送する(149)。
上記オリジナルユーザ情報と、付加ヘッダを含むパケット149を受信した関門ノード3aは、付加ヘッダをとりはずし、ユーザ管理テーブル310から、オリジナルIPパケットヘッダの着IPアドレスに対応する着Network IDを読み出し、関門ノード自身のIDと着Network IDを比較する(128)。
発着のNetwork IDが等しくない場合、関門ノード3aは関門ノードアドレステーブル300を参照し、着Network IDに対応する着関門ノード3cのIPアドレスを読み出す。その後、関門ノード3aは、オリジナルユーザ情報と発着の関門ノードIPアドレスを含む付加ヘッダから構成されるパケットを関門ノード3cに対して転送する(129)。
本発明の第2の実施の形熊によると、加入者ノードと関門ノードとの間の通信プロトコルを拡張することなく、動的IPアドレス方式を利用する移動端末への着信サービスが提供可能になる。
次に本発明の第3の実施例を示す。本実施例は、関門ノード3がユーザ情報を含むパケット受信時に、ダイナミックDNS 2に対して、DNS問い合わせを行い、着IPアドレスに対応する着Network IDを取得する手段を備えることを特徴とする。
第18図は、本発明の第3の実施の形態における処理手順を示す。
第17図の処理手順と第18図の処理手順との違いは、関門ノード3aは、DNS問い合わせ監視ルーチンを備えず、ユーザ情報を受信した時に、着IPアドレスに対応する着Network IDをDNSに問い合わせる手段を有することである。
移動端末7aのユーザが、通信先を名前で指定すると、通信先の名前からIPアドレスを特定するため、移動端末7aは、上記名前(FQDN)を含むDNS問い合わせメッセージ161をダイナミックDNS 2aに送信する。
上記DNS問い合わせメッセージ161を受信したダイナミックDNS 2aは、受信メッセージ161に含まれるFQDNを検索情報として、対応するIPアドレスを検索する(162)。上記ダイナミックDNS 2aが、問い合わせ161に対して自分自身で回答できない場合には、上位のドメインを管理しているDNSサーバに対して問い合わせを行うことにより、FQDNの属するドメインを管理しているDNSサーバに問い合わせを行うことが可能である。
ダイナミックDNS 2aが、FQDNに対応するIPアドレスを取得すると、上記IPアドレスを含むDNS問い合わせ応答メッセージ163を上記移動端末7aに送信する。
上記DNS問い合わせ応答メッセージ163を受信した移動端末7aは、受信メッセージ163に含まれるIPアドレスを、IPヘッダの着IPアドレスフィールドに設定し、ユーザ情報を含むIPパケット(164)を上記加入者ノード4aに送信する。
上記IPパケット164を受信した加入者ノード4aは、ユーザ状態管理テーブル400から、発IPアドレスに対応するトンネルIDを読み出し、発信処理手順で設定した加入者ノード4aと関門ノード3a間のコネクションを利用して、ユーザ情報を関門ノード3aに転送するため、ユーザ情報にトンネル情報を含む付加ヘッダを追加して、パケットを関門ノード3aに転送する(165)。
上記オリジナルユーザ情報と、付加ヘッダを含むパケット165を受信した関門ノード3aは、付加ヘッダをとりはずし、オリジナルユーザ情報内の着IPアドレスを含むDNS問い合わせメッセージ166をダイナミックDNS 2aに対して送信する。
上記DNS問い合わせメッセージを受信したDNS 2aは、リソース・レコードテーブル200を参照し、IPアドレスに対応するNetwork IDを読み出し(167)、上記Network IDを含むDNS問い合わせ応答メッセージ168を関門ノード3aに対して送信する。
上記メッセージ168を受信した関門ノード3aは、関門ノード自身のIDと着Network IDを比較する(128)。
発着のNetwork IDが等しくない場合、関門ノード3aは関門ノードアドレステーブル300を参照し、着Network IDに対応する着関門ノード3cのIPアドレスを読み出す。その後、関門ノード3aは、オリジナルユーザ情報と発着の関門ノードIPアドレスを含む付加ヘッダから構成されるパケットを関門ノード3cに対して転送する(129)。
本発明の第3の実施の形態によると、加入者ノードと関門ノードにDNS問い合わせを監視する機能を追加することなく、動的IPアドレス方式を利用する移動端末への着信サービスが提供可能になる。
次に本発明の第4の実施例を示す。本実施例は、関門ノード3が第11図に示したDNS問い合わせ監視ルーチンと、ユーザ情報を含むパケット受信時に該当着IPアドレスに対応する着Network IDの情報の有無を判別し、着Network IDを保持していない場合にダイナミックDNS 2に対して、DNS問い合わせを行い、着IPアドレスに対応する着Network IDを取得する手段を備えることを特徴とする。
本実施例は、DNS問い合わせメッセージ144を受信した関門ノードとユーザ情報と付加ヘッダを含むパケット149を受信した関門ノードが異なる場合に適用される。上記ユーザ情報と付加ヘッダを含むパケット149を受信した関門ノードが着IPアドレスに対応する着Network IDの有無を判別する。上記関門ノードが着Network IDを保持していない場合、上記第3の実施の形態において示したように、上記関門ノードがダイナミックDNS 2aにオリジナルユーザ情報内の着IPアドレスを含むDNS問い合わせメッセージ166を送信する。その後の処理は、第3の実施例と同じである。
本発明の第4の実施例によると、通信先の名前に関するDNS問い合わせメッセージを監視しなかった関門ノードが、発信端末から、上記動的IPアドレス方式の通信先のIPアドレス情報をオリジナルパケットのIPヘッダに含むパケットを受信した場合、ダイナミックDNSに、DNS問い合わせを行い、着端末のNetwork IDを取得することにより、動的IPアドレス方式を利用する移動端末への着信サービスが提供可能になる。
以上の実施の形態の説明から明らかなように、本発明によれば、動的IPアドレスを利用する端末に対して、着信サービスを提供することが可能になる。さらに、移動体パケット通信網を活用して、ネットワーク事業者が、移動端末間のパケット通信サービスや固定網から移動端末に対するパケット着信機能を用いるアプリケーションサービスをユーザに提供することが可能になる。特に、IPv6アドレスは、IPアドレスの自動設定機能が1つの特徴であるため、端末にIPv6アドレスを適用する場合、本発明は有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、移動体パケット通信網の一構成例を示す図である。
第2図は、ダイナミックDNS装置の構成例を示す図である。
第3図は、関門ノード、加入者ノードの構成例を示す図である。
第4図は、ダイナミックDNS装置が保持するリソース・レコードテーブルの構成例を示す図である。
第5図は、サービス制御装置が保持する加入者情報テーブルの構成例を示す図である。
第6図は、関門ノードが保持する関門ノードアドレステーブルの構成例を示す図である。
第7図は、関門ノードが保持するユーザ管理テーブルの構成例を示す図である。
第8図は、加入者ノードが保持するユーザ状態管理テーブルの構成例を示す図。
第9図は、ダイナミンクDNS装置に送信されるDNS更新メッセージのフォーマットを示す図である。
第10図は、ダイナミックDNS装置に送信されるDNS問い合わせメッセージのフォーマットを示す図である。
第11図は、加入者ノード又は関門ノードで行われる処理を説明するためのフローチャートである。
第12図は、加入者ノードと関門ノードとの間で送信されるパケットのフォーマットを示す図である。
第13図は、関門ノード間で送信されるパケットのフォーマットを示す図である。
第14図は、端末の発信処理手順を示すフローチャートを示す図である。
第15図は、発着端末が異なる関門ノードに所属する場合の通信処理手順を示すフローチャートである。
第16図は、発着端末が同一関門ノードに所属する場合の通信処理手順を示すフローチャートである。
第17図は、第2の発明の実施の形態における通信処理手順を示すフローチャート。
第18図は、第3の発明の実施の形態における通信処理手順を示すフローチャート。
第19図は、IPv6アドレスのフォーマットを示す図である。
Claims (14)
- 通信装置に割り当てられたIPアドレスと名前との対応情報を保持するサーバと、複数の関門装置と、加入者毎の位置情報やサービス情報を保持するサービス制御装置とネットワークで接続されるとともに、移動端末との間でデータの送受信を行うパケット通信制御装置であって、
上記複数の関門装置の内の上記移動端末に固定して定められているホーム関門装置の識別子を上記サービス制御装置から読み出す手段と、
上記移動端末にIPアドレスが割り当てられた時に、上記移動端末装置から上記割り当てられたIPアドレスを受信する手段と、
上記割り当てられたIPアドレスと、上記ホーム関門装置の識別子とを上記サーバに送信する手段とを有することを特徴とするパケット通信制御装置。 - 通信装置に割り当てられたIPアドレスと名前との対応情報を保持するサーバと、複数の関門装置ととネットワークで接続されるとともに、移動端末との間でデータの送受信を行うパケット通信制御装置であって、
上記複数の関門装置の内の上記移動端末に固定して定められているホーム関門装置の識別子を上記移動端末から受信する手段と、
上記移動端末にIPアドレスが割り当てられた時に、上記移動端末装置から上記割り当てられたIPアドレスを受信する手段と、
上記割り当てられたIPアドレスと、上記ホーム関門装置の識別子とを上記サーバに送信する手段とを有することを特徴とするパケット通信制御装置。 - 請求項1又は請求項2の何れかに記載のパケット通信制御装置であって、
上記移動端末が他の通信装置とデータ通信を行うために上記サーバに送信する上記他の通信装置のアドレス情報問い合わせる信号を監視する手段と、
上記サーバから送信される上記信号の応答信号に含まれる上記他の通信装置のアドレス情報と上記他の通信装置に固定して定められているホーム関門装置の識別子とを記憶するメモリとを有することを特徴とするパケット通信制御装置。 - 請求項3に記載のパケット通信制御装置であって、
上記移動端末から上記他の通信装置に対するパケットを受信すると、上記メモリに記憶した上記他の通信装置のホーム関門装置の識別子を読み出す手段と、
上記パケットに上記読み出したホーム関門装置を識別子を含むヘッダ情報を付加して、上記移動端末のホーム関門装置に送信する手段とを有することを特徴とするパケット通信制御装置。 - 通信装置に割り当てられたIPアドレスと名前との対応情報を保持するサーバと、複数の関門装置と、加入者毎の位置情報やサービス情報を保持するサービス制御装置とネットワークで接続されるとともに、移動端末との間でデータの送受信を行うパケット通信制御装置のパケット通信制御方法であって、
上記複数の関門装置の内の上記移動端末に固定して定められているホーム関門装置の識別子を上記サービス制御装置から読み出し、
上記移動端末にIPアドレスが割り当てられた時に、上記移動端末装置から上記割り当てられたIPアドレスを受信し、
上記割り当てられたIPアドレスと、上記ホーム関門装置の識別子とを上記サーバに送信することを特徴とするパケット通信制御方法。 - 通信装置に割り当てられたIPアドレスと名前との対応情報を保持するサーバと、複数の関門装置ととネットワークで接続されるとともに、移動端末との間でデータの送受信を行うパケット通信制御装置のパケット通信制御方法であって、
上記複数の関門装置の内の上記移動端末に固定して定められているホーム関門装置の識別子を上記移動端末から受信し、
上記移動端末にIPアドレスが割り当てられた時に、上記移動端末装置から上記割り当てられたIPアドレスを受信し、
上記割り当てられたIPアドレスと、上記ホーム関門装置の識別子とを上記サーバに送信することを特徴とするパケット通信制御方法。 - 請求項5又は6に記載のパケット通信制御方法であって、
上記移動端末に割り当てられたIPアドレスは、上記ホーム関門装置により割り当てられたものであることを特徴とするパケット通信制御方法。 - 請求項7に記載のパケット通信制御方法であって、
上記移動端末が他の通信装置とデータ通信を行うために上記サーバに送信する上記他の通信装置のアドレス情報問い合わせる信号を監視し、
上記サーバから送信される上記信号の応答信号に含まれる上記他の通信装置のアドレス情報と上記他の通信装置に固定して定められているホーム関門装置の識別子とをメモリに記憶することを特徴とするパケット通信制御方法。 - 請求項8に記載のパケット通信制御方法であって、
上記移動端末から上記他の通信装置に対するパケットを受信すると、上記メモリに記憶した上記他の通信装置のホーム関門装置の識別子を読み出し、
上記パケットに上記読み出したホーム関門装置を識別子を含むヘッダ情報を付加して、上記移動端末のホーム関門装置に送信することを特徴とするパケット通信制御方法。 - 複数の関門装置と、加入者ノードとに接続されるパケット通信制御装置であって、
上記複数の関門装置の識別子と上記複数の関門装置のアドレス情報との対応表と、
上記加入者ノードから、通信先の関門装置の識別子をを含むヘッダが付加されたパケットを受信した時、上記対応表を用いて上記通信先の関門装置のアドレスを決定する手段と、
上記パケットを上記通信先の関門装置に転送する手段とを備えることを特徴とするパケット通信制御装置。 - 請求項10に記載のパケット通信制御装置であって、
上記通信先の関門装置に対してパケットを転送する際、上記パケットに自分のアドレス情報及び上記通信先の関門装置のアドレス情報を含むヘッダを追加する手段を有することを特徴とする関門装置。 - 複数の関門装置と、加入者ノードと、通信装置に割り当てられたIPアドレスと名前との対応情報を保持するサーバとに接続されるパケット通信制御装置であって、
上記加入者ノードが他の通信装置とデータ通信を行うために上記サーバに送信する上記他の通信装置のアドレス情報問い合わせる信号を監視する手段と、
上記サーバから送信される上記信号の応答信号に含まれる上記他の通信装置のアドレス情報と、上記複数の関門装置の内の上記他の通信装置に固定して定められているホーム関門装置の識別子とを記憶するメモリとを有することを特徴とするパケット通信制御装置。 - 請求項12に記載のパケット通信制御装置であって、
上記加入者ノードから上記他の通信装置宛のパケットを受信した時、上記メモリから上記他の通信装置のホーム関門装置の識別子を読み出す手段と、
上記対応表から通信先装置のホーム関門装置のアドレス情報を特定する手段と、
上記パケットを上記他の通信装置のホーム関門装置に転送する手段とを有することを特徴とするパケット通信制御装置。 - 複数の関門装置と、加入者ノードと、通信装置に割り当てられたIPアドレスと名前との対応情報を保持するサーバとに接続されるパケット通信制御装置であって、
上記複数の関門装置の識別子と上記複数の関門装置のアドレス情報との対応表と、
上記端末装置から他の通信装置へのパケットを受信すると、上記複数の関門装置の内の上記他の通信装置に固定して定められているホーム関門装置の識別子を取得するために、上記サーバに対して上記他の通信装置のアドレス情報を含む制御信号を送信する手段と、
上記制御信号の応答信号に含まれる上記他の通信装置のホーム関門装置の識別子から、上記対応表を参照することにより上記他の通信装置のホーム関門装置のアドレス情報を特定し、
上記パケットを上記他の通信装置のホーム関門装置に転送する手段を有することを特徴とするパケット通信制御装置。
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