JP4751760B2 - コイン払出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コイン払出装置に関し、特に、スロットマシン(パチスロ)やパチンコに代表される遊技台に好適に適用できる技術である。
従来、コイン払出装置は、コインを蓄積するタンクの下にモータを取り付けて、モータを回転させることにより、コインの払い出しを行っている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−065511号公報
このように、タンクの下にモータを取り付けたコイン払出装置においては、モータの周辺に無駄なスペースが生じるため、装置全体が大型化するという問題がある。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、小型化することができるコイン払出装置、及び該コイン払出装置を備えた遊技台を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、上方が開口された開口面を備え、コインを収容する容器であるバケットと、前記バケットの底部に設けられ、前記コインを受け入れる複数の開口部を備えた回転可能なディスクであり、前記バケット内に収容されたコインのうち、前記開口部に受け入れたコインを、前記コインを排出するために、前記バケットの底部側面に設けられた払出口に案内する案内手段と、前記案内手段を駆動させる駆動手段と、を有するコイン払出装置であって、前記駆動手段は、前記バケット内に配置され、前記ディスクを回転させるモータであり、前記モータは、前記ディスクから、前記ディスクの回転軸方向かつ前記上方に延設されていることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記バケットの上方で前記バケットと前記駆動手段の上部を連結する連結部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、小型化することができるコイン払出装置、及び該コイン払出装置を備えた遊技台を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。本発明の複数の実施形態それぞれにおいては、本発明を遊技台の一例であるスロットマシンに適用した場合について説明している。
(第1実施形態)
<全体構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るスロットマシン100の外観斜視図である。スロットマシン100は、メダルの投入により遊技が開始され、遊技の結果によりメダルが払い出されるものである。
図1に示すように、スロットマシン100の中央内部には、外周面に複数種類の絵柄(「7」、「Bar」、「ベル」、「スイカ」等:図示省略)を配列した円筒状のリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、本体201の内部で回転できるように構成されている。本体201の両サイドには、取手部201cが設けられ、スロットマシン100の運搬の際に利用される。
前面扉101には、リール表示窓113が設けられており、リール110乃至112を正面から眺めると、これに施された絵柄がリール表示窓113から縦方向に3つ見えるようになっている。つまり、全リール110乃至112が停止した場合、遊技者は、3×3の合計9個の絵柄を見ることができる。これらのリール110乃至112が回転し、停止することにより、様々な絵柄の組み合せが表示されることになる。なお、本実施形態および他の実施形態では、3個のリールを備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各リール110乃至112の裏側には、リール表示窓113上に表示される個々の絵柄を照らすためのバックライト(図示せず)が配置されている。バックライトは、例えば、7色(赤、緑、青紫の三原色と、白色等をはじめとするこれらの混合色)の光を発することが可能であり、各原色に対応したLED等を含んで構成される。
入賞ライン表示ランプ120は、遊技毎に有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ライン114は、スロットマシン100に投入された遊技媒体(本実施形態ではメダルを想定する)の枚数によって変化する。例えば、図1に示すように、5本の入賞ライン114を有する場合、メダルを1枚投入したときは中段の水平入賞ライン、2枚投入したときは、上段の水平入賞ラインおよび下段の水平入賞ラインを加えた3つの入賞ライン、3枚投入したときは、さらに2本の斜めの入賞ラインを加えた5つの入賞ラインが有効となり、有効な入賞ライン114上に揃った絵柄の組み合せにより入賞が判断されることとなる。勿論、入賞ラインの数は5本に限定されるものではない。
スタートランプ121は、リール110乃至112が回転することができる状態にあることを遊技者に知らせるランプである。再遊技ランプ122は、入賞役である再遊技に入賞したとき(例えば、リプレイ−リプレイ−リプレイの再遊技絵柄の組み合せが入賞ライン114上に揃ったとき)、遊技者へ次の遊技が再遊技であることを知らせるランプである。再遊技の場合、次遊技において遊技媒体であるメダルの投入が免除される。告知ランプ123は、特別な入賞役(例えば、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB))に内部当選した状態にあることを遊技者に報知するランプである。
メダル投入ランプ124は、遊技開始にあたって遊技者にメダルの投入が必要であることを報知するランプである。メダル投入枚数表示ランプ125は、遊技者が投入したメダル枚数を表示するランプである。本実施形態では、1回の遊技に最大3枚までメダルを投入できるように構成されているため、メダル投入枚数表示ランプ125として、3つの表示ランプが縦に並んで配置されており、メダルが1枚投入される毎に例えば下側から順次点灯されるようになっている。無論、ランプで表示する他に7セグメント表示器等で直接メダル投入枚数を表示してもよい。
払出枚数表示器126は、メダルの払い出しのある何らかの入賞役に入賞したとき、遊技者へ払い出されるメダルの枚数を表示する表示器である。遊技回数表示器127は、ビッグボーナスゲーム中の通常ゲームの回数等を表示する表示器である。貯留枚数表示器128は、電子的に貯留(クレジット)しているメダルの枚数を表示する表示器である。
メダル投入ボタン131および132は、貯留されたメダルをスロットマシン100へ電子的に投入するための投入ボタンであり、いわゆるベットボタンと呼ばれているものである。本実施形態では、最大メダル投入ボタン131(いわゆるマックスベットボタン)と、1回押下するごとに1枚のメダルを投入する1枚メダル投入ボタン132(いわゆるワンベットボタン)とを有し、これらのボタンのいずれかを押下することにより、遊技に必要な1〜3枚のメダルがスロットマシン100へ電子的に投入される。2枚のメダルを投入する場合は、1枚メダル投入ボタン132を2回押下することとなる。投入されたメダル枚数分は、現在の貯留枚数から減算されて残枚数が貯留枚数表示器128に表示される。
メダル投入口ブロック133は、遊技を開始するに当たって遊技者が直接メダルを投入するための開口を有している。メダルを直接投入した際に、メダル投入口直下にあるメダルセレクタ(図示せず)内にメダルが詰まってしまった場合には、メダルキャンセルスイッチ134aを操作することにより、メダルの詰まりを解消させることができる。スタートレバー135は、遊技の開始操作として、リール110乃至112の回転を開始させるレバー型のスイッチである。
ストップボタンユニット136には、3つのストップボタン(左・中・右)が設けられている。各ストップボタンは、押下することによって対応するリール110乃至112を停止させるボタン型のスイッチである。各ストップボタンの内部にはランプが設けられており、スタートレバー135が操作された後、リール110乃至112の停止操作が可能な状態になった際に、全ランプが点灯し、遊技者に停止操作が可能になったことを報知する。各ストップボタンのランプは、各ストップボタンが押下される毎に消灯する。無論、停止操作可能な状態とその他の状態とでランプの発光色を変化させるように構成することもできる。
精算ボタン138は、遊技者が獲得したメダルを精算して排出する精算処理を行う場合に押下されるボタンである。なお、精算ボタン138は、遊技者がメダル投入口ブロック133から投入したメダルのうち所定枚数(例えば3枚)以上のメダルまたは入賞により獲得したメダルを最大50枚まで貯留するか否かを切換える場合にも使用され、例えば、一回精算ボタン押下されて精算処理が行われると、非貯留モードが設定され、もう一度精算ボタン押下されると、貯留モードが設定される。ここに、メダルの貯留とは、メダルを直接払い出さずに、電子的にその枚数を後述する制御部に一時記憶しておくことを意味する。
キー孔139は、扉開閉用のキーを差し込む孔で、キーを差し込んで時計方向に回すとロックが解除され、スロットマシン100の前面扉101を開けることができる。タイトルパネル140は、そのスロットマシンの機種名や各種のデザインが描かれるパネルである。メダル排出口165は、メダルを排出するための開口であり、入賞時に払い出されるメダルはここから排出される。排出されたメダルは、受皿160に溜まるようになっている。受皿160は、本実施形態では発光可能な受皿を採用しており、以下、受皿ランプ160と呼ぶこともある。
上部ランプ150、サイドランプ151、中央ランプ152、腰部ランプ153、及び下部ランプ154は、遊技を盛り上げるための演出用のランプであり、遊技状態に応じて点灯/消灯/点滅する。また、受皿160には、着脱可能に構成した灰皿ユニット170が設けられている。
上部ランプ150の近傍の左右にスピーカの音孔(図示せず)を設けている。また、ストップボタンユニット136の直下に背面スピーカからの効果音を出力するための音孔が設けられている。この背面スピーカの音孔には、装飾が施されたスピーカカバー173が装着され、スピーカ音孔からカバー173を介して遊技の効果音が出力される。
また、本実施形態では、上述した音孔に加えて、さらにメダル排出口165の左右にスピーカの音孔174を設けている。これにより、従来にも増して臨場感ある演出を実行可能としている。
液晶表示装置(LCD)180は、遊技に関する各種の情報を表示することができる(例えば、ゲームを盛り上げるためのキャラクタ等を登場させたり、リーチ目等を表示させたり、スロットマシンの内部で異常が発生したときのエラーの内容を表示させたりする)。もちろん、液晶表示装置180のかわりに、複数のLEDを2次元に配置したドットマトリックス式表示装置等、他の表示手段を用いてもよい。
<本体内部構造>
次に、図2及び図3を参照してスロットマシン100の筐体内部の構成を説明する。ここで、図2は、前面扉101を開いた状態におけるスロットマシン100の外観斜視図であり、図3は、前面扉101を取り外したスロットマシン100の正面図である。
主制御基板210はスロットマシン100の主要部分の制御を行う制御基板である。副制御基板220はスロットマシン100の主要部分以外の補助的部分の制御を行う制御基板である。リールユニット230は、ステッピングモータで駆動されるリール110乃至112を回転自在に支持しており、リールユニット固定板231上に載置されている。外部集中端子板240は主制御基板210及び副制御基板220に接続され、スロットマシン100内で生成された各種の情報を外部へ出力するインタフェース基板であり、この外部集中端子板240を介して当該情報が例えば遊技場の管理コンピュータ等に送信される。電源スイッチ250はスロットマシン100の電源をON・OFFするスイッチである。
メダルセレクタ190は、メダル投入ブロック133のメダル投入口に投入されたメダルを選別し、サイズの小さい不正なメダルを前面扉101の背面側に設けられたシュート191を介してメダルガイド193に排出するとともに、正規のメダルを取り込んで、メダル搬送路192を介して、メダル払出装置500のメダルタンクに送り出すようになっている。メダルガイド193は、上述したシュート191を介して落下したメダル、及びメダル払出装置500のメダル排出口501及び穴部193aを介して排出されたメダルをメダル払出口165からメダル受皿160に払い出すようになっている。
メダル払出装置500は、メダルを払い出すための装置(いわゆるホッパー)である。メダル払出装置500は、概略、DCモータで駆動されメダルを1枚ずつ払い出すとともにメダルを払い出す毎に検出信号を出力する払出装置本体(具体的には、メダルを収容した回転ディスクをモータがメダル払出口501まで回転させて、メダルを払い出す。また、メダル払出口501近傍にはメダル払出センサが設置され、メダル払出センサが払い出されるメダルの数をカウントする)と、払出装置本体にメダルを供給するとともにメダルを蓄積するメダルタンク(バケットともいう)とで構成されている。メダル払出装置500は、本実施形態の特徴的な構成要素であるので、詳しい構成は後述する。メダル払出装置500の横には、補助収納ケース260が置かれている。メダル払出装置500がメダルでいっぱいになると、余分なメダルは流れ落ち、補助収納ケース260内に蓄積される。
図3及び図4に示すように、メダル払出装置500は、リールユニット固定板231に吊設されている。ここで、図4は、メダル払出装置500を本体201に設置したときの外観斜視図である。メダル払出装置500の左右側壁の上部一端には、それぞれ支持部502が取り付けられている。この支持部502に設けられた2つのローラ502aが、リールユニット固定板231の下面左右にそれぞれ装着されたレール溝503に係合し、レール溝503上を摺動するので、メダル払出装置500は、レール溝503上を前後にスライド可能となっている。これにより、メダル補充の際には、メダル払出装置500を前方に引き出して、上方に設けた開口からメダルを補充することができる。なお、レール溝503の前方終端には下方に突出した窪み503aが設けられているので、ローラ502aが窪み503aに嵌ることによって、前方へのスライド動作は停止するようになっている。すなわち、メダル補充の際には、メダル払出装置500が前方にスライドし過ぎて、下方に落下することを防止するようになっている。
また、上述したメダル払出装置500は、後述するように従来に比べて小型化されているため、本体201の底部には、スピーカ270が設置可能となっている。
<メダル払出装置>
次に、図5乃至図7を用いて、メダル払出装置500の構成を説明する。ここで、図5は、メダル払出装置500の分解斜視図、図6(a)は、メダル払出装置500の平面図、図6(b)は、メダル払出装置500の正面図、図7は、図6(a)におけるA−A断面図である。なお、以後においては、支持部502を除いたメダル払出装置の構成について説明する。
メダル払出装置500は、図5に示すように、下部蓋510、下部バケット520、メダル払出ディスク530、上部バケット540、ギアヘッド550、モータ560、及びモータハウジング蓋570から構成されている。
下部蓋510は、下部バケット520の円形に開口した下面を蓋する部材で、下部蓋510の底面は、円形状に形成されている。下部蓋510の側面にはメダル払出口501が設けられており、下部バケット520内のメダルがメダル払出口501を介して排出される。また、下部蓋510の内側面にはネジ溝511が設けられており、ネジ溝511は、下部バケット520の外側面に設けられた突条521と螺合するようになっている。
下部バケット520は、メダルを収容する容器であって、メダルがメダル払出ディスク530上に集積されやすい形状を採用している。すなわち、下部バケット520の開口した上面は、略四角形、開口した下面は、メダル払出ディスク530の形状に合わせて円形に形成され、下部バケット520は、下方に向かって細くなる(断面積が小さくなる)ように形成されている。なお、本実施形態では、開口した上面を略四角形としているが、多角形等で形成してもよく、下面よりも大きな断面積を有するのであれば、その形状は特に限定されない。また、開口した下面も、円形が好適であるが、後述するメダル払出ディスク530を下面内に配置可能とするのであれば、その形状は特に限定されない。
下部バケット520の下方の側面一端には、上述したように、下部蓋610と螺合するための突条521が設けられており、また、下部バケット520の一側面上方には、補助収納ケース260に連通するメダル排出孔522が設けられている。また、下部バケット520の開口した上面の周縁には、相対向する位置に、上部バケット540と一体化するための接続部523が設けられており、接続部523には取付ネジを貫通させるネジ孔523aが設けられている。すなわち、下部バケット520と上部バケット540は、取付ネジにより一体化され、固定される。
メダル払出ディスク530は、下部蓋510の底面と略同径の円盤形状をしており、下部蓋510の底面上に配置される(図7参照)。メダル払出ディスク530の中心には出力軸552aを軸受けする軸受け部531を備え、また、メダルと略同径に形成され、メダルを受け入れる開口部532を複数(本実施形態では6)備えている。本実施形態においては、図7に示すように、軸受部531と、モータハウジング541に内挿された出力軸552aは、止めネジ535により固定されるので、メダル払出ディスク530は、出力軸552aの駆動によって回転可能となっている。すなわち、メダル払出ディスク530を回転させることにより、開口部532に収容されたメダルをメダル払出口501まで案内可能となっている。
上部バケット540は、ギアヘッド550及びモータ560を内挿する円筒状のモータハウジング541と、モータハウジング541を下部バケット520と一体化させて支持するモータハウジング保持リブ542から構成されている。モータハウジング保持リブ542は、モータハウジング541の上部から複数(本実施形態では3)のリブを外周部に向かって延設している。この複数のリブは、遊技店におけるメダルの補充を容易化するため、その設置間隔を不均等としており、図6(a)に示すように、後方に比して、前方が大きく開口している。なお、外周部には、上述した下部バケット520の接続部523と対応する位置に、接続部543を設けている。
モータハウジング541の上部一端には、モータハウジング蓋570と係合するための突起部544が設けられている。また、モータハウジング541の上部一端には、モータハウジング541内に内挿されたモータ560に接続されたコード線561を通す配線孔545(図7参照)が設けられており、図6に示すように、コード線561は、モータハウジング保持リブ542上を通って、主制御部300の基板に接続される。なお、モータハウジング保持リブ542上に敷設されたコード線561は、断面が円弧状のカバー部材546によって保護されているため、メダルを補充する際に、メダルがモータハウジング保持リブ542に接触しても、コード線561が断線する危険性がない。
ギアヘッド550は、遊星ギア551及びギアボックス552を具備する構成であり、ギアボックス552は出力軸552aを有する。本実施形態では、ギアとして遊星ギア551を用いているので、出力軸552aがモータ560の駆動軸560aと同一軸上にあり、小形で効率のよいギアヘッドが構成されている。すなわち、本実施形態においては、バケットの中心にモータ560の駆動軸560及びギアヘッド550の出力軸が一致して配置されている。
モータ560は、メダル払出ディスク530を回転させる駆動装置であり、本実施形態では、上述したギアヘッド550とともに、モータハウジング541内に配置される。本実施形態では、このように、モータ560及びギアヘッド550をモータハウジング541内に配置しているので、モータ560及びギアヘッド550が下部バケット520に収納されているメダルに直接触れることはない。すなわち、メダル払出装置500は、メダルとの接触により生じる駆動装置の故障を未然に防止する構成となっている。
モータハウジング蓋570は、モータハウジング541の円形に開口した上面を蓋する部材で、モータハウジング蓋570の底面は、円形状に形成されている。モータハウジング蓋570の内側面に係合孔(図示せず)が設けられており、モータハウジング541の上部一端に設けられた突起部544と係合するようになっている。
このように、本実施形態のメダル払出装置500は、モータ560を含む駆動装置全般を内挿したモータハウジング541をバケット内に配置するので、従来よりも小型化することができる。この結果、スロットマシン100の筐体内には、別の部材(例えば、スピーカ270など)を配置することができる。
また、本実施形態では、モータハウジング541をバケット内に配置するとともに、バケットの中心にモータハウジング541を設置しているので、ブリッジ現象(メダル同士が密集して、一種のアーチ状を形成し、一定形状を保って下方に落下しなくなる現象;メダル排出不能の原因となる)が発生しにくいという効果がある。ブリッジ現象は、メダル相互間に働く力とメダルの重力が均衡することによって発生するので、大きな連続した空間が形成されるに従って、上述した力が増加し、発生しやすくなる。本実施形態では、バケット内の中心にモータハウジング541を配置することによって、バケット内の連続した空間を分断しているので、ブリッジ現象の発生を抑制することができるようになっている。
また、本実施形態では、上部バケット540がモータハウジング541を支持する構成を採用しているので、モータ560とバケットが一体化されており、これにより、モータ560の振動がバケットにも伝達するので、よりブリッジ効果が起こりにくくなっている。
<主制御部>
次に、スロットマシン100の制御部の構成について説明する。スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300(具体的には、上述した主制御基板210により実装されている)と、主制御部300より送信された制御情報(以下、コマンドと略称)に応じて各種機器を制御する副制御部400(具体的には、上述した副制御基板220により実装されている)と、から構成されているが、以下においては、メダル払出装置500の制御に関連する主制御部300について説明する。
図8を用いて、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、この主制御部300全体を制御するための演算処理装置であるCPU310と、このCPU310が各ICや各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスとを備えており、その他、以下に述べる構成を有している。
水晶発振器311は、所定周波数(例えば、12MHz)のクロックを発振する装置である。
クロック補正回路314は、水晶発振器311から発振されたクロックを分周してCPU310に供給する回路である。例えば、水晶発振器311の周波数が12MHzである場合に、分周後のクロックは例えば6MHzとなる。CPU310は、クロック回路314により分周されたクロックをシステムクロックとして受け入れて動作する。
また、CPU310には、後述するセンサやスイッチの状態を常時監視するための監視周期やモータの駆動パルスの送信周期を設定するためのタイマ回路315がバスを介して接続されている。CPU310は、電源が投入されると、データバスを介してROM312の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路315に送信する。
タイマ回路315は、受信した分周用のデータを基に割り込み時問を決定、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をCPU310に送信する。CPU310は、この割込み要求を契機に、各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、CPU310.のシステムクロックを6MHz、タイマ回路315の分周値を1/256、ROM312の分周用のデータを44に設定した場合、この割り込みの基準時間は、256×44÷6MHz=1.877msとなる。
また、CPU310には、各ICを制御するためのプログラム、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶しているROM312や、一時的なデータを保存するためのRAM313が接続されている。これらのROM312やRAM313については他の記憶手段を用いてもよい。
また、CPU310には、外部の信号を受信するための入カインタフェース360が接続され、割込み時間ごとに入カインタフェース360を介して、メダル受付センサ320、スタートレバーセンサ321、ストップボタンセンサ322、メダル投入ボタンセンサ323、精算/貯留スイッチ324、メダル払い出しセンサ326の状態を検出し、各センサを監視している。
メダル受付センサ320は、メダル投入口133の内部の通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。スタートレバーセンサ321は、スタートレバー135に設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタンセンサ322は、ストップボタンユニット136の各々のストップボタン(左・中・右)に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
メダル投入ボタンセンサ323は、メダル投入ボタン131及び132のそれぞれに設置されており、RAM313に電子的に貯留されているメダルを遊技用のメダルとして投入する場合の投入操作を、例えば電気信号レベル変化(Hレベル/Lレベル)として検出する。例えば、CPU310は、メダル投入ボタン132に対応するメダル投入センサ323がHレベルになった場合に、電子的に貯留メダルを1枚投入し、メダル投入ボタン131に対応するメダル投入センサ323がHレベルになった場合に、電子的に貯留メダルを3枚投入する。
精算/貯留スイッチ324は、精算ボタン138に設けられている。精算ボタン138が一回押されると、貯留されているメダルを精算し、もう一回押されると、払い出されるメダルが電子的に貯留される貯留モードとなる。メダル払い出しセンサ326は、払い出されるメダルを検知するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
CPU310のアドレスバスには、入カインタフェース361、出カインタフェース370及び371がアドレスデコード回路350を介して接続されている。CPU310は、これらのインタフェースを介して外部のデバイスと信号の送受信を行っている。
入カインタフェース361には、インデックスセンサ325が接続されている。インデックスセンサ325は、具体的には、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールの回転を、例えば電気信号レベル変化(Hレベル/Lレベル)として検出する。例えば、各リールには遮光片が設けられており、各リールの回転に応じて遮光片がインデックスセンサ325を通過するたびに、インデックスセンサ325の出力はHレベルになる。CPU310は、このHレベルの出力信号を検出すると、各リールが1回転したものと判断し、各リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
出カインタフェース370には、各リールを回転駆動させるためのリールモータ駆動部330、ホッパーのモータを駆動するためのホッパーモータ駆動部331、遊技ランプ340(具体的には、入賞ライン表示ランプ120、スタートランプ121、再遊技ランプ122、告知ランプ123、メダル投入ランプ124、ストップボタンユニット136のランプ等)、および7セグメント表示器341(払出枚数表示器126、遊技回数表示器127、貯留枚数表示器128等)がそれぞれ接続されている。
また、CPU310には、乱数発生回路317がデータバスを介して接続されている。乱数発生回路317は、水晶発振器311及び水晶発振器316から発振されるクロックに基づいて、一定の範囲内で値をインクリメントし、そのカウント値をCPU310に出力することのできるインクリメントカウンタであり、入賞役の内部抽選をはじめ各種抽選処理に使用される。本実施形態における乱数発生回路317は、2つの乱数カウンタを備えている。例えば、水晶発振器311のクロック周波数を用いて0〜65535までの値をインクリメントするカウンタと、水晶発振器316のクロック周波数を用いて0〜16777215までの値をインクリメントするカウンタとを備えている。
また、CPU310のデータバスには、副制御部400にコマンドを送信するための出カインタフェース371が接続されている。主制御部300と副制御部400との情報通信は一方方向の通信であり、主制御部300は副制御部400へコマンドを送信するが、副制御部400から主制御部300へ何らかのコマンド等を送信することはできない。
<遊技の基本的制御>
図9は、本実施形態のスロットマシン100における遊技の基本的制御を示す主制御部メイン処理のフローチャートである。遊技の基本的制御は、主制御部300のCPU310が中心になって行い、電源断等を検知しないかぎり、同図の処理を繰り返し実行する。
ステップS10では、メダル投入に関する処理を行い、メダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入の規定枚数を設定する。
ステップS20では、遊技のスタート操作受付に関する処理を行う。ここでは、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行う。
ステップS30では、スタート操作されたと判断した場合は、投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ライン114を確定する。
ステップS40では、乱数発生回路317で発生させた乱数を取得する。
ステップS50では、ステップS40の処理により取得した乱数値と、ROM312に格納されている入賞役抽選テーブルを用いて、入賞役の内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役に内部当選した場合、RAM313に設定されたその入賞役のフラグがONになる。入賞役としては、例えば、リプレイ(再遊技)、小役、ボーナス(BB、RB)等を挙げることができる。ここで、ビッグボーナス(BB)及びレギュラーボーナス(RB)はボーナスゲームに移行する絵柄として、また、再遊技(リプレイ)は新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる絵柄として、それぞれ入賞役とは区別され「作動役」と呼ばれる場合があるが、本実施形態における「入賞役」には、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技、シフトレギュラーボーナスが含まれ、本実施形態における「入賞」には、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技、シフトレギュラーボーナスヘの入賞が含まれる。
なお、各入賞役には、メダルのベット数及び設定値(1〜6)毎に内部抽選の当選確率が設定されており、入賞役抽選テーブルはこれに従って構成され、抽選時に取得される乱数値の範囲(例えば、0〜16384)は予めいくつかの領域(各当選確率の大きさに相当する領域)に分割されており、各領域に各入賞役の当選やはずれが対応付けられている。そして、入賞役の内部抽選では、取得した乱数値がどの範囲に属するかで入賞役の内部当選の当否が決定する。この方式は他の抽選処理(演出抽選など)でも採用される。
ステップS60では、全リール110乃至112の回転を開始させる。
ステップS70では、ストップボタンユニット136に設けられた左・中・右ストップボタンの受け付けが可能になり、何れかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリールを停止させる。リールの停止制御は、ストップボタンの操作タイミングに基づき、ステップS50の内部抽選結果に応じて実行され、例えば、ROM312に内部抽選結果に応じた複数種類のリール停止制御テーブルを格納しておき、これを参照することで停止制御を行う。なお、副制御部400にはストップボタンの停止位置を示す停止位置コマンドを送信する。
ステップS80では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、内部当選した入賞役又はフラグ持越し中の入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン114上に、「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならばベル入賞と判定する。また、入賞した入賞役に対応するフラグがリセットされる。なお、副制御部400には入賞判定結果の情報が含まれる入賞コマンドが送信される。
ステップS90では、払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを払い出す。
ステップS100では遊技状態制御処理を実行する。この遊技状態制御処理では、遊技状態を移行するための制御が行われ、例えば、BBやRBのようなボーナス入賞の場合に次回から対応するBBやRBを開始できるよう準備し、ボーナスゲーム(BB,RB)の最終遊技においては、次回から通常遊技が開始できるよう準備する。以上により1ゲームの処理が終了し、その後、ステップS10へ戻って同様の処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
以上、本実施形態のスロットマシン100によれば、モータ560を含む駆動装置をバケット内に配置しているので、メダル払出装置500を小型化することができる。この結果、従来、メダル払出装置が占有していた空間に他の部材(例えば、スピーカなどの演出部材)を設置することができる。
また、本実施形態のスロットマシン100によれば、モータ560を含む駆動装置をバケットの中心に配置するとともに、バケットと駆動装置が一体化されているので、従来に比して、ブリッジ現象の発生を抑制することができる。
(第2実施形態)
図10乃至図12は、本発明の第2実施形態に係るスロットマシンのメダル払出装置500Aの構成を示す図である。ここで、図10は、メダル払出装置500Aの分解斜視図、図11(a)は、メダル払出装置500Aの平面図、図11(b)は、メダル払出装置500Aの正面図、図12は、図11(a)におけるA−A断面図である。
メダル払出装置500Aは、上部バケット540を備えない構成であり、図10に示すように、下部蓋510A、下部バケット520A、メダル払出ディスク530A、ギアボックス580、モータ560、モータハウジング590、及びモータハウジング蓋570から構成されている。本実施形態においては、第1実施形態と異なる構成及び機能を説明し、その他の構成及び機能については、同一部位には同一符号を付して、その説明を省略する。
下部蓋510Aは、下部蓋510とほぼ同一であるが、図12に示すように、止めネジ535を止めるためのネジ孔が底面に形成されている点だけが異なっている。すなわち、本実施形態では、上部バケットを備えていないので、モータ560が内挿されたモータハウジング590を下部蓋510Aで固定し、一体化しているものである。
下部バケット520Aは、下部バケット520とほぼ同一であるが、図10に示すように、接続部523を備えていない点だけが異なっている。
メダル払出ディスク530Aは、下部蓋510Aの底面と略同径のドーナツ形状をしており、下部蓋510Aの底面上に配置される(図12参照)。メダル払出ディスク530Aの中心には円孔533が形成され、円孔533の周上には、ギアボックス580のギアの歯車と係合する歯車533aが設けられている。これにより、モータ560の駆動力がメダル払出ディスク530Aの回転力に伝達されるようになっている。また、メダル払出ディスク530と同様に、メダルと略同径に形成され、メダルを受け入れる開口部532を複数(本実施形態では6)備えている。
ギアボックス580は、2つのギア、すなわち、モータ560の駆動軸560aと係合するギア581、ギア581及び歯車533aと係合するギア582を備えており、モータ560の駆動力をメダル払出ディスク530Aに伝達するようになっている。
モータハウジング590は、モータ560を内挿する円筒状のモータカバーであり、メダル払出ディスク530A上に配置され、モータハウジング590の下部は、止めネジ535によって、下部蓋510Aと一体化されている。モータハウジング590の上部一端の外側面には、モータハウジング蓋570の内側面に設けられたネジ溝(図示せず)と螺合する突条591が設けられている。
従って、本実施形態によれば、モータ560を含む駆動装置をバケット内に配置しているので、メダル払出装置500Aを小型化することができる。また、モータ560を含む駆動装置をバケットの中心に配置するとともに、バケットと駆動装置が一体化されているので、従来に比して、ブリッジ現象の発生を抑制することができる。
さらには、本実施形態のメダル払出装置500Aにおいては、上部バケットを備えていないので、メダルの補充がより容易に行えるという効果がある。
(第3実施形態)
図13及び図14は、本発明の第3実施形態に係るスロットマシンのメダル払出装置500Bの構成を示す図である。ここで、図13(a)は、メダル払出装置500Bの平面図、図13(b)は、メダル払出装置500Bの正面図、図14は、図13(a)におけるA−A断面図である。なお、本実施形態においても、上記実施形態と異なる構成及び機能を説明し、その他の構成及び機能については、同一部位には同一符号を付して、その説明を省略する。
メダル払出装置500Bは、下部蓋510B、下部バケット520B、メダル払出ディスク530A、ギアボックス580、モータ560、モータハウジング590、及びモータハウジング蓋570から構成されている。すなわち、バケット部分である下部蓋510B及び下部バケット520Bが、第2実施形態と異なるだけで、それ以外の構成要素は、第2実施形態と同一である。
図14に示すように、下部バケット520Bの開口した下面は、地面に対して水平ではなく、傾斜を待たせているので、下部バケット520Bの下面に嵌合する下部蓋510Bも、地面に対して傾斜を持って設置される。従って、下部蓋510B上に配置されるメダル払出ディスク530Aも地面に対して斜めに設置される。また、下部バケット520Bには、開口した上面からのメダルをメダル払出ディスク530Aに案内する案内部524を設けている。
従って、本実施形態のメダル払出装置500Bによれば、第2実施形態の効果に加えて、メダル払出ディスク530Aを地面に対して斜めに配置しているので、ブリッジ現象の発生をさらに抑制することができる。
図15及び図16は、メダル払出装置500Bの第1変形例であるメダル払出装置500Cの構成を示す図である。ここで、図15(a)は、メダル払出装置500Cの平面図、図15(b)は、メダル払出装置500Cの正面図、図16は、図15(a)におけるA−A断面図である。
メダル払出装置500Cは、メダル払出装置500Bに設置台600を加えた構成となっている。つまり、メダル払出装置500Cは、上記実施形態と異なり、リールユニット固定板221に吊設されて支持されるのではなく、設置台600によって、メダル払出装置500Bを傾斜した状態で支持するようになっている。
また、図17及び図18は、メダル払出装置500Bの第2変形例であるメダル払出装置500Dの構成を示す図である。ここで、図17(a)は、メダル払出装置500Dの平面図、図17(b)は、メダル払出装置500Dの正面図、図18は、図17(a)におけるA−A断面図である。
メダル払出装置500Dは、メダル払出装置500Bのバケット部分の容積をより大きくした構成であり、メダル払出ディスク530A、ギアボックス580、モータ560、モータハウジング590及びモータハウジング蓋570は、下部蓋510Bの底面中心よりやや下方に配置されている。この場合には、第1変形例に比べて、さらに多くのメダルを収容することが可能である。
なお、本実施形態及び変形例は、第2実施形態のメダル払出装置500Aをベースにして、メダル払出ディスクを地面に対して傾斜させる構成としたが、第1実施形態のメダル払出装置500をベースにして、メダル払出ディスクを地面に対して傾斜させる構成としてもよい。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施形態及び変形例について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。例えば、上記実施形態においては、スロットマシンのメダル払出装置に対して本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、自動販売機や自動精算機等に用いられるコイン払出装置にも適用できる。すなわち、本発明は、コイン、トークン、硬貨、メダル等を払い出すコイン払出装置全般に適用できるものである。
<他の遊技台への適用例>
さらには、本発明を、遊技球を用いるパチンコ機の送球装置に適用してもよい。すなわち、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技球を発射するための操作を受け付ける発射ハンドル装置(操作ノブ)と、発射ハンドル装置で受け付けた操作に基づいて、遊技球を遊技領域に向けて弾発する発射装置と、発射された遊技球が所定の入賞口に入って入賞することにより、所定の特典を与える特典付与手段と、を備えるパチンコ機が、上記実施形態及び変形例で述べたような機能を備える送球装置、すなわち、バケット内にモータを含む駆動装置を備えた送球装置を具備するようにしてもよい。
例えば、図19に示すように、パチンコ機700は、遊技者が遊技球であるパチンコ玉の打ち出しを行なうためのハンドル710、ハンドルに対する操作により打ち出されるパチンコ玉が導入される受皿720、パチンコ玉が打ち出される円形の遊技領域730を備える。遊技領域には不図示の釘が配設され、遊技領域の上部から落下するパチンコ玉は釘に衝突して方向を変えながら遊技領域の下部へ落下する。遊技領域には入賞口740が配設されており、入賞口740へパチンコ玉が入球すると予め定めた特典が遊技者に付与される。本実施形態では、この特典は大当たりの抽選の実行である。大当たりの抽選で当選すると遊技者には多数のパチンコ玉が払出されるチャンスが与えられる。また、遊技領域730の中央には、液晶ディスプレイなどで構成され、遊技に関する各種の情報を表示する演出装置750が設けられている。演出装置750は、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置でもあり、上述の抽選で大当たりに当選したときには、特定の図柄による組合せ(大当たり図柄;例えば、777など)を表示する。
図20は、パチンコ機700の制御系の機能ブロック図である。パチンコ機700は、制御部800を有する。制御部800はCPU等の処理手段810、乱数を発生する乱数発生手段820、RAM等の記憶手段A830、及びROM等の記憶手段B840を有する。センサ860は入賞口に設けられ、パチンコ玉の入球を検出するセンサである。その他のデバイスは、その他のデバイス(ランプ、パチンコ玉の払い出し装置等)を示している。
処理手段810は、大当たりの抽選の実行条件が成立したか否かを判定する。大当たりの抽選の実行条件は、センサ860により入賞口にパチンコ玉が入球したことが検出された時に成立する。処理手段810は、大当たりの抽選の実行条件が成立すると、乱数発生手段820から乱数値を取得し、記憶手段A830に記憶する。
乱数値は、大当たりの抽選の実行条件の成立毎に予め定めた記憶上限回数を上限として順次記憶される。例えば、4回分の抽選結果が記憶される。4回分の乱数値が記憶されている場合、新たな乱数値は破棄される。処理手段810は、記憶手段A830に乱数値が記憶されていることを条件として、当該乱数値に基づき大当たりの抽選処理を行う。記憶手段A830に複数回分の乱数値が記憶されている場合には、最も古いものから順番に選択する。
抽選結果が大当たりの場合は、演出装置750が大当たりに対応した識別情報を表示し、ボーナスゲームが開始されて、遊技者には多数のパチンコ玉が払出されるチャンスが与えられる。
本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの筐体内部の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの筐体内部の正面図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンに設置された状態のメダル払出装置の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンのメダル払出装置の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンのメダル払出装置の平面図及び正面図である。 図6(a)におけるA−A断面図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの主制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの主制御部メイン処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンのメダル払出装置の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンのメダル払出装置の平面図及び正面図である。 図11(a)におけるA−A断面図である。 本発明の第3実施形態に係るスロットマシンのメダル払出装置の平面図及び正面図である。 図13(a)におけるA−A断面図である。 図13に示すメダル払出装置の第1変形例の平面図及び正面図である。 図15(a)におけるA−A断面図である。 図13に示すメダル払出装置の第2変形例の平面図及び正面図である。 図17(a)におけるA−A断面図である。 本発明の他の実施形態に係るパチンコ機の外観を示す斜視図である。 図19に示すパチンコ機の制御部の構成を示すブロック図である。

Claims (2)

  1. 上方が開口された開口面を備え、コインを収容する容器であるバケットと、
    前記バケットの底部に設けられ、前記コインを受け入れる複数の開口部を備えた回転可能なディスクであり、前記バケット内に収容されたコインのうち、前記開口部に受け入れたコインを、前記コインを排出するために、前記バケットの底部側面に設けられた払出口に案内する案内手段と、
    前記案内手段を駆動させる駆動手段と、
    を有するコイン払出装置であって、
    前記駆動手段は、前記バケット内に配置され、前記ディスクを回転させるモータであり、
    前記モータは、前記ディスクから、前記ディスクの回転軸方向かつ前記上方に延設されていることを特徴とするコイン払出装置。
  2. 前記バケットの上方で前記バケットと前記駆動手段の上部を連結する連結部を備えることを特徴とする請求項1記載のコイン払出装置。
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