JP4751186B2 - トランスファープレス装置 - Google Patents

トランスファープレス装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4751186B2
JP4751186B2 JP2005345791A JP2005345791A JP4751186B2 JP 4751186 B2 JP4751186 B2 JP 4751186B2 JP 2005345791 A JP2005345791 A JP 2005345791A JP 2005345791 A JP2005345791 A JP 2005345791A JP 4751186 B2 JP4751186 B2 JP 4751186B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
metal plate
refrigerant
porous body
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005345791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007144495A (ja
Inventor
石森裕一
嶋哲男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2005345791A priority Critical patent/JP4751186B2/ja
Publication of JP2007144495A publication Critical patent/JP2007144495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4751186B2 publication Critical patent/JP4751186B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

本発明は、加熱された金属鋼板を搬送しながら、複数の金型でプレスして加工するトランスファープレス装置に関する。
金属板材のプレス成形は、生産性が高く、高精度に加工できることから、自動車、産業機械、電気機器、輸送用機器などの製造に広く用いられている。この中でもトランスファープレスと呼ばれる技術は特に生産性が高い、一般的な方法である。一方、プレス成形の方法としては、熱間プレス成形方法も知られている。
この熱間プレス成形は、金属板材を誘電加熱などの加熱装置を用いて加熱し、この加熱された金属板材をダイス上に載置し、その上からポンチを下死点まで降下して、一定時間焼入れするという技術であり、このことにより、形状安定性及び強度の高い成形品を得ることができるとされている。
この熱間プレス成形においては、成形後の金属板材の冷却が生産性の観点から重要視されており、高温でのプレス成形後に冷媒を用いて冷却する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)図6(a)は、従来の熱間プレス成形装置に用いられている金型の断面図であり、図6(b)は、従来の熱間プレス成形装置に用いられている、冷媒排出機構を備えた下金型の斜視図であり、下金型の内側に配置された冷媒排出機構を点線にて図示している。
ダイス102の縦壁部には、ダイス102に当接する金属板材に対して冷媒を噴出するための噴出口103が形成されており、この噴出口103からは、ダイス102の内側に形成された冷媒を供給するための供給管104が延びており、ダイス102の外側に配置される冷媒を収容した不図示の冷媒収容部に連結されている。
本図に示した熱間プレス成形装置を用いて金属板材106をプレス成形する場合は、ポンチ105を下死点まで降下させ、金属板材106に対するプレス状態を保持した状態で、供給管104を介して、該冷媒収容部に収容された冷媒を噴出口103から金属板材106に噴出させるようになっている。
特開2005−169394号公報(第1図など)
しかしながら、熱間プレスの場合、一対のダイス102及びポンチ105の1回のプレス動作によって、金属板材106を成形品の形状に成形し、焼き入れを行うため、その成形反力に耐えうる、十分な金型強度が必要である。したがって、金型に供給管104や噴出口103を切削するのは成形精度や金型耐久寿命の点で好ましくない。
他方、金属板を搬送しながら、複数の金型でプレスして加工するトランスファープレス装置が知られており、このトランスファープレス装置には、各加工工程を分割することにより、成形反力をうけ成形を担う型と、成形反力をうけずに冷却を担う型とに分離して金型の強度を各々設計することが可能となる。すなわち、冷却のみを担う型については、ほとんどプレス時に力を受けないですむため、低強度な設計で構わないという利点がある。
一方、従来の熱間プレスの場合、焼入れを行う際に成形後しばらくその状態を保持していなければならない。これはタクトタイムを伸ばすことになり、トランスファープレスの高い生産性を阻害する。
そこで本願発明は、トランスファープレスの高生産性を活かし、熱間加工による高精度加工を施し、かつ、加工された成型品に所定の強度を持たせることのできる、トランスファープレス装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願発明は、加熱された金属板を搬送しながら、複数の金型でプレスし、該金属板を加工処理するトランスファープレス装置であって、前段で所定形状に成形された金属板に当接して該金属板を冷却する、上金型及び下金型からなる冷却金型を有し、前記上金型及び前記下金型のうち少なくとも一方の金型が、冷媒を収容する収容部と、該冷媒を前記金属板との当接面に供給するための複数の供給孔とを有し、前記収容部の内部は、前記冷媒を含む弾性材料からなる弾性多孔質体から構成され、前記少なくとも一方の金型は、成形された前記金属板の形状に応じた形状に前記弾性多孔質体を維持するフレームを有し、該フレームは成形時に対する金型の角部に設置することを特徴とする。
前記収容部は、前記金属板との当接面を有する前記弾性多孔質体により構成されており、前記複数の供給孔は該弾性多孔質体の孔によって形成されており、前記弾性多孔質体が弾性変形すると、前記弾性多孔質体の孔を通って前記金属板との当接面に前記冷媒が供給されるようにするとよい。
本願発明によれば、複数の金型を有するトランスファープレス装置を用いて、金属板に対する成形処理と冷却処理とを異なる金型で連続的に行うことができるため、熱間プレスを用いた場合よりも、処理効率を高めることができる。
また、冷却処理に用いる冷媒が金型に待機しているため、冷媒を速やかに供給することができる。このことにより、短いタクトタイムでも焼きを入れることができる。さらに、簡単な機構によって冷媒量を厳密に制御できる。
その上、冷媒が金型内部に収容されているので、成型品に焼きが入りやすいように金型の表面温度を低く保つことができる。
本発明の装置で製造された成型品は、高温で成形されることから寸法精度が高く、成形品は後段の金型で確実に熱処理されるので所望する硬度のものになっている。
本願発明に係るトラスファープレス装置の実施例を説明する。
参考例
参考例のトランスファープレス装置には、異なる三つの金型が、搬送方向に並設されており、加熱状態で供給された金属板を、一段目の金型で所定形状に成形し、この成形された金属板を二段目の金型でピアッシング処理し、このピアッシング処理された金属板を三段目の金型で冷媒を用いて冷却処理するようになっている。
これにより、熱間プレスでは一つの金型を用いて行っていた、加熱された金属板の形状成形及び焼き入れを、異なる金型に分割して連続的に処理できるため、処理能力を高めることができる。
以下、図面を参照しながら、本トランスファープレス装置の構成について説明する。
図1は、トラスファープレス装置の搬送方向における断面図である。トランスファープレス装置1は、図中左側から順に、成形金型11、ピアッシング金型12及び冷却金型13を有している。
成形金型11aは、凹形状の成形上金型11a及び凸形状の成形下金型11bからなり、ピアッシング金型12は、凹形状のピアッシング上金型12a及び凸形状のピアッシング下金型12bからなり、冷却金型13は、凹形状の冷却上金型13a及び凸形状の冷却下金型13bからなり、ピアッシング上金型12aの下端には、金属板21をピアッシングするためのピアッシング突起部12cが設けられている。
成形上金型11a、ピアッシング上金型12a及び冷却上金型13aは、不図示の直線動作機構によって一体となって、昇降駆動され、プレス時に、各金型11〜13に約10tのプレス成形反力が働くようになっている。
これらの金型11〜13の間には、前段で加工又は処理した金属板21を把持して後段に搬送するための、不図示の搬送フィンガーが設けられている。該搬送フィンガーによって、金属板21は、成形金型11→ピアッシング金型12→冷却金型13の順に、搬送される。
次に、トランスファープレス装置1の動作について、簡単に説明する。電気加熱炉、誘導加熱、通電加熱等の加熱装置で所定の温度(例えば、700〜1000℃)に加熱された金属板21は、まず、成形金型11において熱プレスされ、ハット形状に成形される。
このハット形状に成形された金属板21は、該搬送フィンガーによって把持され、後段のピアッシング下金型12bに搬送される。
ピアッシング下金型12bに載置された金属板21は、下動するピアッシング上金型12aのピアッシング突起部12cに当接してピアッシング処理される。
ピアッシング処理された金属板21は、該搬送フィンガーによって把時され、後段の冷却下金型13bに搬送される。
この冷却下金型13bは、硬質の多孔質体または貫通孔が多数存在する鋼等の金属でできている。
この冷媒供給手段の構成について、図2を参照して説明する。ここで、図2は、冷却金型13の断面図であり、(a)は冷媒収容部31が貫通孔をもった剛性材料からなる金属でできているものであり、(b)は冷媒収容部31が剛性材料からなる剛性多孔質体でできているものである。
冷却下金型13bの内側には、冷媒41が充填された冷媒収容部31が設けられており、冷媒収容部31の周壁部35には、冷却下金型13bの表面(金属板21との当接面)に冷媒41を供給するための複数の供給孔32が形成されている。冷媒41は主に水が使われることが多いが、潤滑油を含んだエマルションなども使用可能であり、水に限定しない。収容部31が剛性多孔質体でできている場合、供給孔32は多孔質体の孔部であり、金属でできている場合は貫通孔である。供給孔32は収容部内の冷媒41に内圧がかかっていない場合には冷媒41が流れ出さないようなノズル状になっていることが望ましい。
冷媒収容部31には、不図示の冷媒供給ポンプが連結されており、該冷媒供給ポンプを駆動することにより、供給孔32を介して、冷却下金型13bに加圧接触している金属板21に対して冷媒41を供給することができる。なお、冷媒収容部31は、装置外部に設けられた不図示の冷媒タンクに対して送液可能に接続されており、冷媒収容部31内の液量が減少しないように、冷媒タンクから送液されるようになっている。
冷却上金型13aが下死点まで降下すると、該給水ポンプが駆動され、冷媒収容部31に充填された冷媒41が、供給孔32を介して、冷却下金型13bに加圧接触した金属板21に供給される。これにより、金属板21は、約200℃以下に冷却され、形状安定性及び強度の高い成形品を得ることができる。
このように、プレス時に金型13に働く成形反力は熱間プレスする場合よりも、低いため冷却下金型13bの内側に冷媒収容部31を設けても、強度的に問題ない。これにより、冷却下金型13bの外側に冷媒収容部を配置した場合よりも、金型表面に、冷媒41を早く供給することができる。
さらに、熱間プレス成形と異なり、複数の金型11〜13で、金属板21に対する加工、処理を分割して行っているため、結果的に、生産効率が向上する。
なお、本例では、供給孔32を冷却下金型13bの縦壁部及び横壁部に設けているが、いずれか一方に設ける構成にしてもよい。また、本例では冷媒を供給する供給孔及び冷媒収容部を冷却下金型13bにのみ設けたが、冷却上金型13a、冷却上金型13a及び冷却下金型13bの双方に設けてもよい。
冷却下金型13bを構成する剛性多孔質体として、セラミック焼成(半焼成、仮焼成)品、金属の焼成(半焼成、仮焼成)品、プラスチック製品(例えば、プラスチックの繊維を軽く圧縮して熱をかけて繊維同士の結合を強固にしたもの、プラスチックのブロックに針やドリルなどで小さな孔を多数形成したもの)や、キメの荒いレンガ、コンクリートや、金属、プラスチックからなる微小な球状部材を多数結合したものを用いることができる。さらに、図2(a)に図示する収容部31を構成する金属としては、ステンレス、銅のうち1種又は2種を例示できる。
前述は、多孔質材料そのものの強度が、ある程度高く、冷媒収容部31そのものを多孔質材質で構成できる場合に有効で、本明細書において、最も簡単な構造である。また、この場合は収容部31の中に冷媒41が収容されていればよく、この冷媒は多孔質材料に含浸されている必要はない。
(実施例2)
次に、金型として強度が不十分な多孔質材料を冷媒を含浸させる素材として用いる場合の実施例について解説する。図3は、冷却金型13の搬送方向の垂直断面図である。
冷却下金型13bの内側には、冷媒収容部61が設けられており、冷却材収容部61の周壁部62は冷却下金型13bの表面(金属板21との当接面)に冷媒41を供給するための複数の供給孔穴63が開いた金属からなる板材で構成されている。
周壁部62は、図2の周壁部35よりも、厚み寸法が短く(薄く)設定されている。
冷媒収容部61には、弾性材料からなる弾性多孔質体67が周壁部62に密着した状態で収容されており、この弾性多孔質体67は、冷媒41を含浸しており、ポンプからの圧力により供給され、冷媒41がにじみ出るようにして、排出する構成となっている。即ち、弾性多孔質体67によって適当に圧力損失が加わるので、冷却下金型13bの表面全体に一様な圧力で冷媒41を供給することができる。
また、弾性多孔質体67は、トランスファープレス装置の外側に設けられた冷媒タンクに送液可能に連結されており、冷媒タンクから送液される冷媒41によって弾性多孔質体67に冷媒が供給されるようになっている。
周壁部62には、金属板21の曲げ部に対応した形状維持フレーム64が、搬送直交方向における水平方向に延びるようにして4本設けられている。これは冷却下金型13bの断面ハット形状の周壁部62にプレスによる加圧力が働いたときに、金属板21と異なる形状に変形するのを防止するために設けられている。
また、本実施例では、供給孔63を冷却下金型13bの縦壁部及び横壁部に設けているが、どちらか一方に設ける構成にしてもよい。また、本例では冷媒を供給する供給孔及び冷媒収容部を冷却下金型13bにのみ設けたが、冷却上金型13a、冷却上金型13a及び冷却下金型13bの双方に設けてもよい。
また、弾性多孔質体67の材料としては、金属繊維、プラスッチック繊維をスポンジ状に構成したものや、セラミックスファイバーやガラスファイバー(例えば、珪酸ガラス)をランダムに絡めてスポンジ状又は不織布状に構成したものや、これらの繊維又はファイバー同士を結合させて弾性力を持たせるようにしたものを用いることができる。さらに、セラミックスとして、アルミナ、窒化珪素、炭化珪素、サイアロン、シリカ、ジルコニアのうち1種又は2種以上を例示できる。
なお、周壁部62を構成する金属として、ステンレス、銅のうち1種又は2種を例示できる。
(実施例3) 次に、冷却金型13の別形態による実施例について説明する。図4は、冷却金型13の搬送方向の垂直断面図であり、(a)が冷却前の状態を図示しており、(b)が冷却時の状態を図示している。
実施例3では、上述のように周壁部35、62を設けずに、前例の弾性多孔質体67を直接金属板21に当接させる構成としている。
弾性多孔質体67の金属板21の曲げ部に対応した領域には、形状維持フレーム64が搬送直交方向における水平方向に延びるようにして4本設けられており、冷却前の状態において、弾性多孔質体67は冷媒を含んで膨張しており、形状位置フレーム64の間から張り出した状態となっている。このように弾性多孔質体67を形状維持フレーム64で保持した理由は、実施例2と同様に、金属板21に加圧接触する弾性多孔質体67が金属板21と異なる形状に変形するのを防止するためである。
また、前記弾性多孔質体67は、トランスファープレス装置の外側に設けられた給水タンクに通水可能に接続されている。さらに、この弾性多孔質体67は、金属板と強く接触するとその形に倣ってスポンジのように弾性変形する材質であるとし、最終成形形状より少々大きく、フレームよりも若干はみ出るように金型としてセットされる。
冷却上金型13aが弾性多孔質体67に載置された金属板21に加圧接触すると、膨張状態にある弾性多孔質体67は、金属板21に倣った形状に収縮し弾性変形する(図4(b)参照)。そして、弾性多孔質体67に含まれる冷媒は、弾性多孔質体67から搾り出されるようにして、弾性多孔質体67の孔を通って、当接する金属板21に直接供給される。すなわち、実施例2では、弾性多孔質体67に含まれる冷媒41を一旦、弾性多孔質体67の外側に押し出し、この押し出された冷媒を供給孔63を介して金属板21に供給していたが、本例では、弾性多孔質体67から多孔質体の孔を通って弾性変形に伴って搾り出された冷媒41を、直接金属板21に供給している。
これにより、実施例2のような周壁部35、62が不要となるため、構造が簡易化され、コストを削減することができる。
冷媒が供給された金属板21は、約200℃以下に冷却される。
また、上述の各例では、金型の形状をハット形状にしたが、別の形状にしてもよい。
(実施例4)
以下、実施例4により本発明によるプレスを用いて製造した成形材の評価結果を更に具体的に説明する。
実施例4として、図1のトランスファープレス装置を用いて、炭素を0.22%含有する鋼板を三段構成の金型で連続的にプレスして、ハット型の製品を試作した。このトランスファープレス装置の最終段に配置される冷却金型として、図4に図示する冷却下金型13bが弾性多孔質体67となっている金型を使用した。冷却上金型13aの材質はS45Cとし、弾性多孔質体67の材質は、耐熱樹脂によるスポンジ状の弾性体とした。
鋼板を約750℃まで加熱し、加熱後の鋼板を成形金型11でハット形状に成形し、この所定形状に成形された鋼板を、搬送フィンガーで把持して、後段のピアッシング金型12に送り込み、このピアッシング処理された鋼板を、搬送フィンガーで把持して、後段の冷却金型13に送り込み、冷却した。図5に図示するように、搬送フィンガーの把持する箇所は、ハット形状に形成された鋼板の接触部71とし、温度測定部72を温度測定部位として、温度測定を行った。
得られた鋼板の製品硬度、鋼板のピアス部73の残留応力を評価し、結果を図5に示している。製品硬度については、ビッカース硬さが410Hvより大きい場合には良好とし、“○”で示し、410Hvより小さい場合には不良とし、“×”で示した。また、製品硬度または成形性のうち、少なくとも一つの評価項目が不良であれば、総合評価も不良とし、“×”で示した。また、製品硬度及びビッカース硬さの評価項目がともに良好であれば、総合評価も良好とし、“○”で示した。
比較例として、図7に図示する、下金型91及び上金型92からなる熱間プレス成形装置を用いて、炭素を0.22%含有する鋼板93を絞り成形し、上述の実施例と同様にハット型の製品を試作した。
鋼板は、実施例と同様に750℃まで加熱し、加熱後の鋼板を、パンチとダイスとの間の成形位置にセットし、熱間プレス成形を行い、下死点において所定時間(0秒、0.5秒、2秒、4秒)保持し、冷媒を噴出させて冷却した。冷却型以外の段の型は、中間製品の温度低下を防ぐ目的で、予熱と断熱を施している。
図5に示すように、実施例5〜7は、製品硬度及び残留応力が良好であり、総合評価が良好であった。
他方、比較例1〜4は、成形性としては良好であったが硬度が出なかったため全て総合評価が不良であった。
トランスファープレス装置の搬送方向の垂直断面図。 冷却金型の搬送方向における垂直断面図であり、(a)は冷媒収容部が貫通孔をもった金属でできているものであり、(b)は冷媒収容部が多孔質体でできているものである。 実施例2の冷却金型の搬送方向における垂直断面図。 実施例3の冷却金型の搬送方向における垂直断面図であり、冷却前の状態を図示している。 実施例3の冷却金型の搬送方向における垂直断面図であり、冷却時の状態を図示している。 実施例と従来例との比較データ。 従来例の熱間プレス成形装置の断面図(a)及び斜視図(b)。 従来例の熱間プレス成形装置の断面図(a)及び斜視図(b)。
符号の説明
11 成形金型
12 ピアッシング金型
13 冷却金型
21 金属板
31 61冷媒収容部
32 63 供給孔
35 62 周壁部
41 冷媒
61 多孔質体
64 形状維持フレーム
67 弾性多孔質体
71 鋼板とフィンガーとの接触部
72 温度測定部
73 ピアス部
91 下金型
92 上金型
93 鋼板

Claims (2)

  1. 加熱された金属板を搬送しながら、複数の金型でプレスし、該金属板を加工処理するトランスファープレス装置であって、
    前段で所定形状に成形された金属板に当接して該金属板を冷却する、上金型及び下金型からなる冷却金型を有し、
    前記上金型及び前記下金型のうち少なくとも一方の金型が、冷媒を収容する収容部と、該冷媒を前記金属板との当接面に供給するための複数の供給孔とを有し、
    前記収容部の内部は、前記冷媒を含む弾性材料からなる弾性多孔質体から構成され、
    前記少なくとも一方の金型は、成形された前記金属板の形状に応じた形状に前記弾性多孔質体を維持するフレームを有し、該フレームは成形時に対する金型の角部に設置することを特徴とするトランスファープレス装置。
  2. 前記収容部は、前記金属板との当接面を有する前記弾性多孔質体により構成されており、前記複数の供給孔は該弾性多孔質体の孔によって形成されており、前記弾性多孔質体が弾性変形すると、前記弾性多孔質体の孔を通って前記金属板との当接面に前記冷媒が供給されることを特徴とする請求項1に記載のトランスファープレス装置。
JP2005345791A 2005-11-30 2005-11-30 トランスファープレス装置 Active JP4751186B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005345791A JP4751186B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 トランスファープレス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005345791A JP4751186B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 トランスファープレス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007144495A JP2007144495A (ja) 2007-06-14
JP4751186B2 true JP4751186B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38206515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005345791A Active JP4751186B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 トランスファープレス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4751186B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012139724A (ja) * 2010-12-17 2012-07-26 Univ Of Yamanashi 順送プレス加工装置
JP2016140893A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 豊田鉄工株式会社 熱間プレス成形装置及び熱間プレス成形方法
EP3067129A1 (en) 2015-03-09 2016-09-14 Autotech Engineering, A.I.E. Press systems and methods
ES2725470T3 (es) 2015-03-09 2019-09-24 Autotech Eng Sl Sistemas y procedimientos de prensado
KR20220013098A (ko) * 2020-07-24 2022-02-04 주식회사 포스코 다단 공정용 열간 프레스 성형 부재의 제조 방법 및 장치
CN112642903A (zh) * 2020-10-26 2021-04-13 无锡市锡山环宇金属软管有限公司 一种用于壁挂炉用防倒风风门盖的加工设备
KR20220149089A (ko) * 2021-04-30 2022-11-08 울산대학교 산학협력단 알루미늄 소재의 핫스탬핑용 금형 시스템
WO2023089358A1 (en) * 2021-11-18 2023-05-25 Arcelormittal Hot stamping die and hot stamping process using a hot stamping press

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63144034A (ja) * 1986-12-06 1988-06-16 Yamakawa Kogyo Kk シ−ト体のプレス金型
JPH06182457A (ja) * 1992-12-18 1994-07-05 Mazda Motor Corp プレス成形方法及び装置
JP2003010928A (ja) * 2001-06-26 2003-01-15 Kawasaki Steel Corp プレス成形用金型およびそれを用いたプレス成形方法
JP2003053437A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Niigata Prefecture マグネシウム合金の連続プレス加工装置
JP2005199300A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Komatsu Sanki Kk プレス加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007144495A (ja) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4751186B2 (ja) トランスファープレス装置
JP4608420B2 (ja) トランスファープレス装置
KR101038160B1 (ko) 열간 성형 금형 및 프레스 성형 장치 및 열간 프레스 성형 방법
EP2716378B1 (en) Hot press molding method and hot press molding die
EP2392419A1 (en) Method of press-forming of embossed steel sheet
JP4968208B2 (ja) 金属板の熱間プレス成形方法
JP2010075935A (ja) ダイクエンチ加工製品とその製造方法及び製造装置
CN109789467B (zh) 热冲压法以及热冲压系统
JPWO2005058520A1 (ja) 合成樹脂被覆金属缶体の製造方法及び装置
JP5334449B2 (ja) 鍛造加工装置
KR100401618B1 (ko) 펀치 프레스 장치
CN108249742A (zh) 成形装置
JP2016140893A (ja) 熱間プレス成形装置及び熱間プレス成形方法
JP2006043719A (ja) 無段変速機用エレメントおよびその製造方法
CN216175578U (zh) 一种铝制汽车支架件防止摩擦拉毛模具
CN212266650U (zh) 五金冲压产品装载盒模具
JP6988598B2 (ja) トランスファー型プレス加工機
CN215090036U (zh) 打钉枪及其枪盖加工系统
CN211101118U (zh) 一种汽车w成型带内脱料装置
CN210936712U (zh) 用于汽车电机的盖板翻孔加工的级进模
CN206981561U (zh) 汽车板件冲压模具
CN211437950U (zh) 一种传感器座模具
KR200409909Y1 (ko) 타원 요크 제조용 금형장치
JP2024039046A (ja) 缶の製造方法及び製造システム
CN116140449A (zh) 一种u型件变薄拉深成形模具及其应用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110404

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110520

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4751186

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350