JP4751127B2 - 自動プログラミング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動プログラミング装置および板材加工装置に係り、特に、板材を加工する際に板材の加工する部位の近くを板押さえするものに関する。
従来より、加工効率向上のために、パンチ加工からタッピング加工までを連続工程で行えるように、パンチプレスにタッピング装置やタッピング金型などを組み込むことがある。
このうち、パンチプレスに組み込んだタッピング装置の一例としては、例えば特開平8−71848号公報に開示されているものがあり、直線運動を回転運動に変換する装置100(同公報の図1)と、該変換装置100を用いたプレス機械用回転工具装置1を有している。
この構成により、ラム(同公報の図1では打撃子(ストライカ)S)を下降させれば、本願の図13に示すように、ダイ73上のワークWを板押さえ70で押さえた状態で、下降するラムの直線運動が回転運動に変換されてタッピング工具であるタップ71に伝達されるので、該タップ71が回転しながら下降することにより、前記ワークWの下孔72にタッピング加工を施す。
特開平8−71848号公報
しかし、前記特開平8−71848号公報では、タップ71(本願の図13)を回転させながら下降させるというタップ制御動作と、板押さえ70を下降させてワークWの上面を押さえるという板押さえ制御動作が、前述したラムという同じ駆動源により行われる。
従って、タップ71が回転しながら下降することにより、ワークWの下孔72に食い込めば食い込む程、板押さえ70もワークW上面をより強く押さえつけるようになり、そのため、次のような課題が発生する。
(1)既に有るねじ孔74の周辺が潰され、ねじ孔74が硬くなるので、下孔72のタッピング加工ができない。
即ち、タッピングの加工位置である下孔72の周囲(ワーク領域A)に、既にタッピング加工され雌ねじが切られたねじ孔74が有る場合に、板押さえ70でワーク領域Aが押さえつけられると、その領域Aが潰されるので、ねじ孔74が狭くなる。
その結果、ねじ孔74には、例えば雄ねじが切られた対応するボルトが螺合しにくくなり、該ねじ孔74は硬くなって使用できなくなるので、図9の場合には、下孔72のタッピング加工ができない。
(2)バーリング部をタッピング加工する場合には、バーリング部を潰さないようにするために、加工ピッチが制限される。
即ち、ワークW上に所定の間隔で形成されたバーリング部(例えば本願の図3に相当)をタッピング加工する場合には、例えば両側のバーリング部の部分を前記板押さえ70(本願の図9)が強く押さえつけると、バーリング部が潰されてしまい、このバーリング部のタッピング加工が不能になる。
つまり、板押さえ70で押さえつけられないようなワークW上のバーリング部しかタッピング加工ができず、このため、各バーリング部の間隔、即ち加工ピッチが制限されてしまう。
(3)下孔72の周囲に成形部などの突起物が有る場合には、タッピング加工ができない。
即ち、加工位置である下孔72(本願の図9)の周囲に突起物である例えば成形部がある場合には、この成形部を前記板押さえ70が強く押さえつけると、成形部が潰されてしまい、製品としての価値が無くなる。
その結果、このような成形部が有るワークについては、タッピング加工ができない。
このように、従来は、既述したように、タップ71(本願の図13)を回転させながら下降させるというタップ制御動作と、板押さえ70を下降させてワークWの上面を押さえさせるという板押さえ制御動作が、同じ駆動源(ラム)により行われるので、タップ71の下降に伴って板押さえ70も下降し、該板押さえ70で下孔72の周囲のワーク領域Aが押し潰されることにより、前記(1)〜(3)で述べたように、ねじ孔74が硬くなるなどの不都合が生じ、そのため、タッピング加工が困難若しくは不能となり、又は加工ピッチが制限されることにより、加工効率が極めて低下している。
この課題を解決するために、板押さえを行わない方法、及び板押さえ70の一部をバーリングや成形部などの突起物から逃がしながら加工を行って、該突起物との干渉を防止する方法が考えられる。
しかし、前者の方法では、加工中にワークWが反ってしまい、タップ71が折れることがあり、また、後者の方法では、逃がす箇所(板押さえ70の一部)が予め定まっているので、その逃がす箇所に対応するような位置にバーリングなどの突起物が形成されたワークしか加工ができず、同様に、加工ピッチが制限されてしまう。
このため、別工程でタッピング加工を行わざるを得ず、加工効率が低下する。
そこで、ワーク上の所定の加工位置に対してタッピング加工を行なうタップの制御動作と、該加工位置の周辺のワーク部分を押さえる板押さえの制御動作とをそれぞれ独立して行なうと共に、前記板押さえで押さえられるワーク部分にバーリング等に突出部が有るか無いかを判断し、その後、突出部の有無に応じてラムのストローク量を変えるタッピング加工方法を考えることができる。
しかし、前記タッピング加工方法において、板押さえで押さえられるワーク部分にバーリング等に突出部が有るか無いかを、加工機のオペレータが判断するとなると、オペレータの判断ミスによる加工不良が発生するおそれが生じ、また、オペレータの判断を要するためにCAD・CAM工程に要する時間が長くなるという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、板材を加工する際、オペレータの判断ミスによる加工不良が発生するおそれ回避し、また、CAD・CAM工程に要する時間を短縮することができる自動プログラミング装置を提供することを目的とする。
発明は、板材に加工を施す板材加工装置の加工プログラムを作成する自動プログラミング装置において、前記加工に使用される各金型の情報を予め記憶してある金型情報記憶手段と、前記板材に加工を施すための図形データと前記金型情報記憶手段に記憶してある各金型の情報とに基づいて、前記加工に使用される金型を割り付ける金型割付手段と、前記金型割付手段によって割り付けられた金型と、前記板材に形成される他の成形部との干渉を自動的にチェックする干渉チェック手段と、前記干渉チェック手段のチェック結果に応じて、前記金型による前記板材への加工パターンを設定する加工パターン設定手段とを備え、前記金型割付手段によって割り付けられた金型は、前記板材に加工を施す部位と前記加工を施す部位に対して相対的に移動自在であると共に前記加工のために前記板材を押さえる板押さえ部位とを備えている上金型と、前記上金型と協働して前記板材を挟み込んで前記板材を押さえる下金型とで構成されており、前記干渉チェック手段は、前記上金型の板押さえ部位と当接する前記板材の部位に、前記板材から突出した他の成形部が存在するか否かをチェックすると共に、前記下金型と当接する前記板材の部位に、前記板材から突出した他の成形部が存在するか否かをチェックする手段であり、前記加工パターン設定手段は、前記干渉チェック手段により他の成形部が存在しないと判断された場合には、前記下金型と前記上金型の板押さえ部位との間の距離が前記板材の板厚とほぼ等しくなるまで、前記下金型に前記上金型の板押さえ部位を相対的に接近させて前記板材を挟み込み前記板材に加工を施す加工パターンを設定する手段であり、また、前記加工パターン設定手段は、前記干渉チェック手段により他の成形部が存在すると判断された場合には、前記下金型と前記上金型の板押さえ部位との間の距離が前記板材の板厚と前記他の成形部の高さとの和とほぼ等しくなるまで、前記下金型に前記上金型の板押さえ部位を相対的に接近させて前記板材を挟み込み前記板材に加工を施す加工パターンを設定する手段であることを特徴とするものである。
本発明によれば、板材を加工する際、オペレータの判断ミスによる加工不良が発生するおそれ回避し、また、CAD・CAM工程に要する時間を短縮することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係る板材加工装置300と、板材の加工プログラムを作成して前記板材加工装置300に供給する自動プログラミング装置400を示す図である。
なお、説明の便宜のため、水平方向の一方向をY軸方向(図1の左右方向)とし、Y軸方向に垂直な水平方向をX軸方向(図1の紙面に垂直な方向)とし、上下方向をZ軸方向(図1の上下方向)とする。
板材加工装置(たとえば、タレットパンチプレス)300は、フレーム301を備えている。このフレーム301は、Y軸方向に延びた下部フレーム303と、この下部フレーム303の長手方向の両端部で上方向に立設された各コラム305、307と、これらの各コラム305、307の上部でY軸方向に延びた上部フレーム309とを備えて環状に形成されている。
上部フレーム309の下側には、円板状の上部タレット311が設けられ、下部フレーム303の上側には、上部タレット311と対向して円板状の下部タレット313が設けられている。上部タレット311には、複数種のパンチPを配置することができるようになっており、下部タレット313には、複数種のダイDを配置することができるようになっている。上部フレーム309には、流体圧シリンダ等のアクチュエータ315で駆動するストライカ317が設けられている。
下部フレーム303の上側には、板材(ワーク)Wを保持して移動位置決め自在なワーク移動位置決め装置319が設けられている。ワーク移動位置決め装置319は、サーボモータ等のアクチュエータで下部フレーム303に対してY軸方向に移動位置決め自在になっているキャリッジベース321と、サーボモータ等のアクチュエータでキャリッジベース321に対してX軸方向に移動位置決め自在になっているキャリッジ323と、このキャリッジ323に設けられワークWの一端部を把持等することにより保持することができるクランプ装置325とを備えている。
そして、自動プログラミング装置400で作成された加工プログラムを受け取った制御装置327の制御の下、ワーク移動位置決め装置319で移動位置決めされたワークWの所望の位置に、ストライカ317と所望のパンチPと所望のダイDとを用い、適宜加工を行なうことができるようになっている。
なお、前記パンチP、ダイDとして、板材に孔をあけるもの、図9(a)に示すバーリング加工をするもの、図9(b)に示すようなルーバーを成形するもの、図2に示すように板材Wを仮に押さえて板材Wにタッピング加工をするもの等を考えることができる。
次に、上部タレット311のパンチPと下部タレット313のダイDとを用いたパンチプレス(タッピング加工)について説明する。
図2は、パンチプレスを示し、該パンチプレスは、よく知られているように、上部ホルダ1(上部タレット311)と下部ホルダ221(下部タレット313)を有し、上方には、上部ホルダ1に装着されたパンチPを打圧するラム5(ストライカ317)が配置されている。
図2には、本実施形態に係るタッピング加工方法を実施するための金型回転割り出し装置7に装着されたタッピング装置35が開示されている(例えば、WO2004/037482の図1、図3)。
上記金型回転割り出し装置7は、本来は、上部ホルダ1側と下部ホルダ221側に設けられている双方を同期させることにより、例えば方向性を有する打ち抜き孔をパンチ加工する金型(パンチとダイ)の回転角度を割り出すものであるが、本実施形態では、上部ホルダ1側の金型回転割り出し装置7だけを、タップ47の回転手段として用い、ダイD上のワークWの加工位置(例えば、下孔2)に対してタッピング加工を行なう。
このため、上部ホルダ1上の金型ホルダ21には、パンチの代わりにタッピング装置35が取り付けられ、このタッピング装置35のタップ47を前記金型回転割り出し装置7で回転させるようになっている。
また、前記ラム5は、既述したように、本来は、パンチを打圧することにより、パンチとダイによりワークWにパンチ加工を行なうが、本実施形態では、このラム5を、タップホルダ45下端の板押さえ51の制御に用いる。
更に、既述したように、前記金型回転割り出し装置7とエアーブロー装置8などは、板押さえ51の制御動作とは独立した、前記タップ47の制御動作に用いる。
前記金型ホルダ21は、上部ホルダ1上面にガイドピン23とリフトスプリング27を介して上下動自在に支持されたスライダ25を有し、該スライダ25は、リフトプレート29に一体的に取り付けられている。
上記リフトプレート29には、ホルダ筒31が固定され、該ホルダ筒31は、前記金型回転割り出し装置7の回転筒11に挿入され、該ホルダ筒31には、前記タッピング装置35が取り付けられている。
このタッピング装置35は、シャンク本体37と、ヘッドホルダ57と、ヘッド部材65により構成されている。
即ち、タッピング装置35は、前記ホルダ筒31より若干径が小さいシャンク本体37を有し、該シャンク本体37の下端には、タップ47より下方に突出した板押さえ51が、回転自在に取り付けられている。
また、シャンク本体37は、キー39、キー溝41を介して、前記回転筒11に係合し、該シャンク本体37は回転筒11に対して上下動自在であり、また、回転筒11の回転に従って回転するようになっている。
シャンク本体37の上端は、ホルダ筒31の内方突出部33に対して、係止リング53を介して回転自在に取り付けられ、該シャンク本体37の上端には、ヘッドホルダ57が回転自在に取り付けられている。
このヘッドホルダ57に形成された大径孔57Hの上部には、ガイドピン67と板押さえ用の弾性部材69を介して、ヘッド部材65が上下動自在に取り付けられている。
この構成により、例えば後述する各パターンにより予め設定された所定のストローク量だけ、ラム5を下降させ、板押さえ51でワークWの上面を押さえる場合には、次の動作が行われる。
即ち、ラム5が下降して前記ヘッド部材65を打圧すると、先ず、比較的弱い復元力のリフトスプリング27が撓んで、タッピング装置35を搭載した金型ホルダ21全体が下降することにより、シャンク本体37下端の板押さえ51が、該当するワークW上面に当接し、更に、ラム5を僅かに下降させると、今度は、比較的強い復元力の弾性部材69が撓んで、板押さえ51が前記ワークW上面を強固に固定する。
この場合、本実施形態明によれば、この板押さえ51の制御動作の後は、既述したように、該板押さえ51の制御動作とは独立したタップ47の制御動作が行われるので、上記板押さえ以降、タップ47が下降しても板押さえ51は押圧されずにそのままの位置を保持し、該板押さえ51によりワークW上面は、潰されない。
上記タッピング装置35を構成するシャンク本体37には、下端にタップ47を備えたタップホルダ45が内蔵され、該タップホルダ45は、キー43、キー溝55を介して、該シャンク本体37に係合している。
これにより、タップホルダ45は、シャンク本体37に対して上下動自在であり、また、前記回転筒11を介してシャンク本体37が回転すると、該タップホルダ45が回転するようになっている。
上記タップホルダ45は、上方に延びてシャンク本体37に形成した大径孔37Hに進入し、該大径孔37Hの底部とフランジ45F間の弾性部材49を介して上方に付勢され、該タップホルダ45は、既述したヘッドホルダ57と後述する押圧ロッド59の下端に当接している。
前記押圧ロッド59は、上方に延びて既述したヘッドホルダ57の大径孔57Hに進入し、該押圧ロッド59は、衝撃吸収手段である弾性部材63を介してピストン61に支持され、該ピストン61は、既述したヘッド部材65に当接している。
また、タップホルダ45には貫通孔45Hが、押圧ロッド59には貫通孔59Hが、ピストン61には貫通孔61Hが、ヘッド部材65にはより大径の貫通孔65Hが、ラム5には噴出口5Hがそれぞれ形成され、これら貫通孔と噴出口は連通している。
この構成により、ラム5がヘッド部材65に当接して、前述したように、シャンク本体37下端の板押さえ51がワークW上面を強固に固定した状態で、エアーブロー装置8からオイルミストが混入されたエアーブローを供給すれば、該エアーブローは、該ラム5の噴出口5Hからヘッド部材65の貫通孔65Hを通ってピストン61を押圧する。
これにより、ピストン61は、下降を開始し、弾性部材63と押圧ロッド59を介して、タップホルダ45を下降させるので、タップ47も下降してワークW上の加工位置(例えば下孔2)と係合し、金型回転割り出し装置7で回転したタップ47により、タッピング加工が行われる。
また、エアーブローに混入されたオイルミストは、ラム5の噴出口5Hからヘッド部材65の貫通孔65Hを通って、ピストン61、押圧ロッド59、タップホルダ45にそれぞれ形成された前記貫通孔61H、59H、45Hを通過することにより、タップ47に到達すると共に、ヘッド部材65などの潤滑部に進入し、潤滑と冷却を行なう。
一方、金型回転割り出し装置7の回転筒11は、上部ホルダ1に回転自在に取り付けられ、該回転筒11の上部には、ウォームホイール13が固定されている。
この構成により、モータなどを介して前記ウォームホイール13を回転させれば、回転筒11が回転するので、該回転筒11に係合したシャンク本体37が回転し、従って、該シャンク本体37に係合しているタップホルダ45を回転することにより、その下端のタップ47も回転する。
従って、金型回転割り出し装置7によりタップ47を回転させながら、既述したエアーブロー装置8により下降させることにより、前術したようにタッピング加工が行われる。
また、下部ホルダ221のダイDには、タッピング加工状態検出用の作動子227、例えばプランジャが内蔵され、該プランジャ227は、弾性部材231により上方に付勢され、常態においては、図示するように、ダイ本体225の天井に当接している。
そして、このときは、後述するエアー源249と該プランジャ227とが連通していないので、接続路251の圧力は高圧を維持し、圧力センサ253はON状態である。
上記プランジャ227の上部には、ワーク支持部223の中央に形成された開口233に適合する当接部235が設けられている。
この構成により、前記金型回転割り出し装置7とエアーブロー装置8を介して、前記タップ47を回転させながら下降させ(図4のステップS3)、該タップ47を下降端に到達させたときに(図4のステップS5のYES)、タップ47は(図2)、ワークW上の下孔2に食い込むことによりそれに係合し、その間にタッピング加工を行ってワークWを貫通し、前記プランジャ227の当接部235を押圧することにより、該プランジャ227を下降させる。
これにより、プランジャ227の周溝243とダイ本体225のエアー噴射口245が連通するので、該プランジャ227とエアー源249とが連通し、エアー源249からのエアーは、エアー通路247を介して外部に排出され、接続路251の圧力が低下することにより、圧力センサ253はOFFになる。
そして、タップ47が下降端に到達した後、該タップ47を完全に上昇させれば、タップ47に押圧されていたプランジャ227も弾性部材231の復元力により付勢されてダイ本体225の天井に当接し、該プランジャ227はエアー源249と連通しなくなるので、接続路251の圧力は再度高圧となり、圧力センサ253はONになる。
従って、本実施形態によるタッピング加工状態検出方法によれば、タッピング加工終了後、圧力センサ253のON・OFF状態を検知することにより、加工前、加工中、加工後における圧力センサ253が、前述したように、ON→OFF→ONと変化したことが分かれば、タッピング加工状態は正常であると判断する。
しかし、上記のON→OFF→ONとは異なる変化を圧力センサ253が呈した場合には、タッピング加工状態は異常であると判断し、該異常事態を認識することにより、該当するアラーム表示をすると共に機械を非常停止させ、前述したように、加工前、加工中、加工後における全体のタッピング加工状態を明らかにすることにより、タッピング加工状態の正否の判断対象を拡大すると共に、作業者が復旧作業を容易に行えるようにし、タッピング加工の円滑化を図ることとした。
次に、自動プログラミング装置400について説明する。
図3は、自動プログラミング装置400の概略構成を示すブロック図である。
自動プログラミング装置400は、CPUやメモリを備えたパソコン等のコンピュータで構成されている。自動プログラミング装置400には、板材(ワーク)Wに加工を施すための図形データを作成する図形データ作成手段402と、前記板材Wの加工に使用される各金型(図1に示す各パンチP、ダイD、およびタレットパンチプレス300に設置されていない他のパンチP、ダイDも含む)の情報を予め記憶してある金型情報記憶手段404と、前記板材Wに加工を施すための図形データと前記金型情報記憶手段404に記憶してある各金型の情報とに基づいて前記板材Wの加工に使用される金型を割り付ける金型割付手段406と、この金型割付手段406によって割り付けられた金型と前記板材Wに形成される他の成形部との干渉を自動的にチェックする干渉チェック手段408と、この干渉チェック手段408のチェック結果に応じて、前記金型による前記板材Wへの加工パターンを設定する加工パターン設定手段(プレスパターン設定手段)410とが設けられている。
なお、金型情報としては、金型の機能、形状、サイズ、レンジ等を考えることができる。
また、図3に示すように、自動プログラミング装置400に材料情報記憶手段412や成形形状情報記憶手段414を設け、金型割付手段406で金型を割り付ける際、材料の形態や材質に係る材料情報を記憶してある材料情報記憶手段412や成形形状情報記憶手段414に記憶されている情報を用いることもある。
また、前記自動プログラミング装置400には、たとえば、キーボードやマウスで構成される入力部(入力手段)416が設けられており、金型情報記憶手段404等の内容を入力しまたは内容を書き換えることができるようになっている。なお、図形データ作成手段402で図形データを作成する代わりに、入力部416を介して図形データを入力してもよい。
さらに、自動プログラミング装置400には、たとえば、CRTやLCDで構成された表示部(表示手段)418が設けられており、干渉チェック手段408でのチェックの結果等を表示してオペレータに示すことができるようになっている。
さらに、自動プログラミング装置400には、加工(CAM)データ作成手段420が設けられている。この加工データ作成手段420は、加工パターン設定手段410で設定された加工パターンを含む加工データを作成するものである。加工(CAM)データ作成手段420で作成された加工データ(NCデータ)は、出力部422を介して、図1に示す制御装置327に出力されるようになっている。
ここで、金型割付手段406で割付けられた金型が図2に示すような金型である場合における干渉チェック手段408の干渉チェックや加工パターン設定手段410のパターン設定について説明する。
なお、図2に示す金型は、板材Wに加工を施す部位(タップ47)とこの加工を施す部位に対して相対的に移動自在であると共に前記加工のために前記板材Wを仮に押さえる板押さえ部位(板押さえ51)とを備えている上金型と、前記上金型と協働して前記板材Wを挟み込んで前記板材Wを仮に押さえる下金型(ワーク支持部223を備えた下金型)とで構成されている。
図2に示す金型の場合、干渉チェック手段408は、前記上金型の板押さえ部位と当接する前記板材Wの部位に、前記板材Wから突出した他の成形部(たとえば、図9(a)に示すバーリングや図9(b)に示すルーバー)が存在するか否かをチェックすると共に、前記下金型と当接する前記板材Wの部位に、前記板材Wから突出した他の成形部が存在するか否かをチェックするようになっている。
そして、干渉チェック手段408により他の成形部が存在しないと判断された場合には、加工パターン設定手段410は、図10(a)や図12に示すように、前記下金型と前記上金型の板押さえ部位との間の距離が前記板材Wの板厚とほぼ等しくなるまで、前記下金型に前記上金型の板押さえ部位を相対的に接近させて前記板材Wを挟み込み前記板材Wにタッピング加工を施す加工パターンを設定するようになっている。
一方、干渉チェック手段408により他の成形部が存在すると判断された場合には、加工パターン設定手段410は、図10(b)や図11に示すように、前記下金型と前記上金型の板押さえ部位との間の距離が前記板材Wの板厚と前記他の成形部の高さとの和とほぼ等しくなるまで、前記下金型に前記上金型の板押さえ部位を相対的に接近させて前記板材Wを挟み込み前記板材Wにタッピング加工を施す加工パターンを設定するか、もしくは、前記他の成形部が形成される前に、前記下金型と前記上金型の板押さえ部位との間の距離が前記板材Wの板厚とほぼ等しくなるまで、前記下金型に前記上金型の板押さえ部位を相対的に接近させて前記板材Wを挟み込み前記板材Wに加工を施す加工パターンを設定するようになっている。
なお、干渉チェック手段408により他の成形部が存在すると判断された場合であって、前記他の成形部がバーリング等の押圧力に強い形状(上金型と下金型との押圧力に対して剛性の高い形状;上金型と下金型とで挟み込まれたときに塑性変形しない剛性を備えた形状)であるときには、前記下金型と前記上金型の板押さえ部位との間の距離が前記板材の板厚と前記他の成形部の高さとの和とほぼ等しくなるまで、前記下金型に前記上金型の板押さえ部位を相対的に接近させて前記板材Wを挟み込み前記板材Wに加工を施す加工パターンを、加工パターン設定手段410で設定し、一方、干渉チェック手段408により他の成形部が存在すると判断された場合であって、前記他の成形部がルーバー等の押圧力に弱い形状(上金型と下金型との押圧力に対して剛性の低い形状;上金型と下金型とで挟み込まれたときに塑性変形する剛性しか備えていない形状)であるときには、前記他の成形部が形成される前に、前記下金型と前記上金型の板押さえ部位との間の距離が前記板材の板厚とほぼ等しくなるまで、前記下金型に前記上金型の板押さえ部位を相対的に接近させて前記板材を挟み込み前記板材に加工を施す加工パターンを加工パターン設定手段410で設定するようにしてもよい。
ところで、図7や図8で示すように、金型割付手段406によって割り付けられた上金型の板押さえ部位のうちで前記板材Wを挟み込む際前記板材Wに当接する面は、たとえば、前記タップ47を囲むようにして所定の外径φAと所定の内径φBとを備えたリング状で平面状に形成されており、金型割付手段406によって割り付けられた下金型の部位のうちで前記板材Wを挟み込む際前記板材Wに当接する面は、前記上金型の板押さえ部位の当接面と同心であって、所定の外径φA’と所定の内径φB’とを備えたリング状で平面状に形成されている。
そして、干渉チェック手段408は、前記上金型の板押さえ部位と当接する前記板材のリング状の部位に、前記板材Wから前記上金型の方向に突出した他の成形部が存在するか否かをチェックすると共に、前記下金型と当接する前記板材のリング状の部位に、前記板材から前記下金型の方向に突出した他の成形部が存在するか否かをチェックするようになっている。
次に、板材加工装置300の動作について説明する。
図4は、板材加工装置300の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS1において、オペレータが加工対象になっている板材Wを板材加工装置300にセットし、板材加工装置300の制御装置327が、自動プログラミング装置400から加工データ(少なくとも、タッピング加工に係る加工データ)を受け取る。
前記受け取った加工データに基づき、ステップS3で、ラムを下降させて板材Wを板押さえすると共に、タップを金型回転割り出し装置で回転させながらエアーブローによりタッピング加工する。
ステップS5で、タップが下降端に到達したか否かを検出し、下降端に到達していない場合には、ステップS3に戻り、下降端に到達した場合には、ステップS7で、タップの回転と下降とを停止し、タップを逆転し上昇させる。ラムも上昇させて板押さえを解除する。
ステップS9で、総ての加工が終了したか否かを判断し、加工が残っている場合には、ステップS3に戻って他のタッピング加工等を板材Wに施す。一方、総ての加工が終了した場合には、板材加工装置300の動作を終了し、オペレータが加工対象になっている板材を板材加工装置300から取り外す。
次に、自動プログラミング装置400の動作について説明する。
図5は、自動プログラミング装置400の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS21において、図形データ作成手段402で作成された図形データと金型情報記憶手段404に記憶されている金型情報とに基づいて、金型割付手段406で板材Wの加工に使用される金型(タッピング金型を含む金型)を割り付ける。
ステップS23で、総てのタッピング金型についての干渉チェックが終了したか否かを判断する。終了している場合には、ステップS25で干渉チェックを完了し、加工パターン設定手段410で加工パターンを設定し、加工データ作成手段420で加工データを作成し、この作成した加工データを、出力部422を介して制御装置427に出力する。
一方、ステップS23で、総てのタッピング金型についての干渉チェックが終了していないと判断した場合には、ステップS27で、金型割付手段406で割り付けられた各金型のなかから1つのタッピング金型を選択し、ステップS29で、この選択した金型についての干渉チェックが有効か否かを判断し、有効でない場合にはステップS23に戻り、有効である場合には、ステップS31で、選択された金型のうちの上金型(図2の板押さえ51)の干渉領域を割り付ける。
続いて、ステップS33で、前記選択された上金型の干渉領域に、他の成形部が存在するか否かを、干渉チェック手段408でチェックする。なお、ステップS33において、前述したように自動で干渉チェックをすると共に、ステップS31での割り付け結果を表示部418で表示し、オペレータが干渉を確認することができるようにしてもよい。
ステップS33でのチェックの結果、他の成形部が存在しない場合にはステップS23に戻る。一方、ステップS33でのチェックの結果、他の成形部が存在する場合には、ステップS35で、前記干渉する他の成形部が上向き(上金型方向に突出)であるか否かを判断する。
ステップS35において、前記干渉する他の成形部が上向きであると判断された場合には、加工パターン設定手段410で加工パターンを設定し(ステップS37)、ステップS23に戻る。一方、ステップS35において、前記干渉する他の成形部が下向きであると判断された場合には、ステップS39で、選択された金型のうちの下金型(図2のワーク支持部223)の干渉領域を割り付ける。
続いて、ステップS41で、前記選択された下金型の干渉領域に、他の成形部が存在するか否かを、干渉チェック手段408でチェックする。なお、ステップS41において、前述したように自動で干渉チェックをすると共に、ステップS39での割り付け結果を表示部418で表示し、オペレータが干渉を確認することができるようにしてもよい。
ステップS41でのチェックの結果、他の成形部が存在しない場合には、加工パターン設定手段410で干渉なしの加工パターンを設定し(ステップS45)、ステップS41でのチェックの結果、他の成形部が存在する場合には、加工パターン設定手段410で干渉有りの加工パターンを設定し(ステップS43)ステップS23に戻る。
これらのステップを総てのタッピング金型の干渉チェックが完了するまで繰り返し、総て完了した場合、ステップS25で干渉チェック完了となる。
ここで、前記ステップS31〜ステップS45について具体的に説明する。
図8に示すように、板材Wへ上金型の干渉領域T1を割り付ける(ステップS31)。この領域T1に他の成形部(たとえば、図9(a)に示すような上向きのバーリング)が存在するか否かを判断する(ステップS33)。領域T1に他の成形部P1が存在している場合には、他の成形部P1が上向きか否かを判断する(S35)。
上向きである場合には、干渉ありの加工パターンを設定する(S37)。より詳しく説明すると、図10(b)や図11(b)で示すように、パンチ下面(板押さえ51の下面)と、下金型の上面(ワーク支持部223)との間の距離が、板材Wの厚さとP1の高さとの和にほぼ等しくなるまで、板押さえ51をストロークさせて、板材Wを板押さえするような加工パターンを設置する。なお、他の成形部が複数種類存在する場合には、最も高さの高い成形部が選択されることになる。
また、図8に示すように、板材Wへ下金型の干渉領域T2を割り付ける(ステップS39)。この領域T2に他の成形部(下向きのバーリング)P2が存在するか否かを判断する(ステップS41)。
領域T2に他の成形部(下向きのバーリング)P2が存在する場合には、干渉ありの加工パターンを設定する(S43)。
より詳しく説明すると、図10(b)や図11(a)で示すように、パンチ下面(板押さえ51の下面)と、下金型の上面(ワーク支持部223)との間の距離が、板材Wの厚さとP2の高さとの和にほぼ等しくなるまで、板押さえ51をストロークさせて、板材Wを板押さえするような加工パターンを設置する。
一方、領域T1や領域T2に、他の成形部が存在しない場合には、干渉なしの加工パターンを設定する(S45)。より詳しく説明すると、図10(a)や図12で示すように、パンチ下面(板押さえ51の下面)と、下金型の上面(ワーク支持部223)との間の距離が、板材Wの厚さにほぼ等しくなるまで、板押さえ51をストロークさせて、板材Wを板押さえするような加工パターンを設置する。
すなわち、前記ステップS27からステップS45では、金型割付段階で割り付けられた金型と、板材Wに形成される他の成形部との干渉を自動的にチェックし、このチェック結果に応じて、金型による板材Wへの加工パターンを設定していることになる。
次に、自動プログラミング装置400の動作の変形例について説明する。
図6は、自動プログラミング装置400の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS51において、ステップS21の場合と同様に、板材Wへの加工に使用される金型の割り付け等が行なわれ、S53において、ステップS23の場合と同様に、総てのタッピング金型についての干渉チェックが終了したか否かが判断される。
総てのタッピング金型についての干渉チェックが終了している場合は、ステップS55で干渉チェックを完了し、加工パターン設定手段410で加工パターンを設定し、図5に示す場合と同様に、加工データ作成手段420で加工データ(プレスパターンを区別するコードが自動生成されたNCプログラムを含むプログラム)を作成し(ステップS57)、この作成した加工データを、出力部422を介して制御装置427に出力する。
一方、ステップS53で、総てのタッピング金型についての干渉チェックが終了していないと判断した場合には、ステップS59で、金型割付手段406で割り付けられた各金型のなかから1つの金型を選択し、ステップS61で、この選択した金型についての干渉チェックが有効か否かを判断し、有効でない場合にはステップS53に戻り、有効である場合には、ステップS63で、パンチ(上金型;板押さえ51)干渉領域に存在している他の成形部が上向きであるか否かを判断する。他の成形部が下向きである場合には、ステップS69に移行する。
ステップS63において他の成形部が上向きである場合には、ステップS65で前記他の成形部が前記パンチと干渉するか否かをチェックし、干渉する場合には、ステップS37の場合と同様に、ステップS67で加工パターンを設定し、ステップS53に戻る。干渉しない場合には、ステップS69に移行し、ダイ(下金型)の干渉領域に存在している他の成形部が下向きであるか否かを判断する。なお、前記ステップS65において、ステップS33の場合と同様に、金型の割り付け結果を表示部418で表示してもよい。
ステップS69において、ダイ干渉領域に存在している他の成形部が下向きであるか否かを判断し、下向きではない場合には、ステップS53に戻り、下向きである場合には、ステップS71に移行する。
ステップS71では、前記他の成形部が前記ダイと干渉するか否かをチェックし、干渉する場合には、ステップS37の場合と同様に、ステップS73で加工パターンを設定し、ステップS53に戻る。干渉しない場合には、ステップS53に戻る。なお、前記ステップS71において、ステップS41の場合と同様に、金型の割り付け結果を表示部418で表示してもよい。
これらのステップを総てのタッピング金型の干渉チェックが完了するまで繰り返し、総てが完了したらステップS55で干渉チェック完了となる。
自動プログラミング装置400によれば、板材加工のために割り付けられた金型と、板材に形成される他の成形部との干渉を自動的にチェックし、このチェック結果に応じて、金型による板材への加工パターンを設定するので、板材加工装置300のオペレータの判断ミスによる加工不良を排除することができ、CAD・CAM工程に要する時間を短縮することができる。
また、自動プログラミング装置400で作成された加工プログラムを用い、板材加工装置300で板材Wの加工を行なえば、他の成形部の存否にかかわらず、加工パターン設定手段410により、板材Wへの加工パターンが設定されるので、板材Wへの加工を回避することなく板材Wへの加工を確実に行なうことができ、別の加工装置で板材Wに別途加工を行なう必要がなくなり、効率良く加工を行なうことができる。
また、自動プログラミング装置400で作成された加工プログラムを用いた板材加工装置300で板材Wの加工を行なえば、他の成形部の形状に適した適宜の加工パターンを設定することができ、効率の良い適切な加工を行なうことができる。
なお、本実施形態で説明した板材加工装置300、自動プログラミング装置400を、板材加工システムとして把握してもよい。
すなわち、板材に加工を施す板材加工手段と、前記板材加工手段によって前記板材が動くことを防止するために、加工する部材の近傍で前記板材の厚さ方向から、第1の挟み込み用部材と第2挟み込み用の部材とで前記板材を挟み込んで前記板材を保持する板材保持手段と、前記板材保持手段で保持される板材の部位(前記各挟み込み用部材が当接する部位)に、前記板材の厚さ方向で突出している突出部位が存在しているか否かを検出する突出部位検出手段と、前記突出部位検出手段の検出結果に応じて、前記板材保持手段による前記板材の挟み込みの際の前記第1の挟み込み部材と前記第2の挟み込み部材との間の距離を制御する制御手段とを有する板材加工システムとして把握してもよい。
なお、前記突出部位検出手段は、前記板材の一方の面に存在している突起部位のうちの最大高さの突出部位の高さと、前記板材の他方の面に存在している突起部位のうちの最大高さの突出部位の高さとを検出可能なようになっているものとする。
また、前記制御手段は、前記板材の厚さ方向の両方の面(前記板材保持手段で保持される板材の部位の面)に突出物が存在している場合には、前記板材の板厚と前記板材の一方の面の最大高さの突出物の高さと前記板材の他方の面の最大高さの突出物の高さとを加えた距離までもしくは前記距離よりもごく僅かに小さい距離まで、前記各挟み込みよう部材間の距離を近づけるようになっているものとする。
また、前記制御手段は、前記板材の厚さ方向の一方の面(前記板材保持手段で保持される板材の部位の面)にのみ突出物が存在している場合には、前記板材の板厚と前記板材の一方の面の最大高さの突出物の高さとを加えた距離までもしくは前記距離よりもごく僅かに小さい距離まで、前記各挟み込みよう部材間の距離を近づけるようになっているものとする。
また、前記制御手段は、前記板材の厚さ方向の他方の面(前記板材保持手段で保持される板材の部位の面)にのみ突出物が存在している場合には、前記板材の板厚と前記板材の他方の面の最大高さの突出物の高さとを加えた距離までもしくは前記距離よりもごく僅かに小さい距離まで、前記各挟み込みよう部材間の距離を近づけるようになっているものとする。
さらに、前記制御手段は、前記板材の厚さ方向の両面(前記板材保持手段で保持される板材の部位の面)に突出物が存在していない場合には、前記板材の板厚と等しい距離もしくは前記距離よりもごく僅かに小さい距離まで、前記各挟み込みよう部材間の距離を近づけるようになっているものとする。
また、本実施形態で説明した板材加工装置300、自動プログラミング装置400を、板材を載置するために前記ベース部材に設けられていると共に前記板材と当接するリング状で平面状の載置部位を備えた板材載置部材と、前記板材載置部材の上部で前記ベース部材に対して上下方向に移動自在に設けられ、前記板材載置部位の面に垂直な方向から眺めたときに前記板材載置部位のほぼ中央部に位置していると共に、前記板材にタッピング加工を施すためのタップを保持自在なタップホルダと、前記板材にタッピング加工を施すために、前記タップホルダを回転させつつ前記板材載置部材に対して接近・離反する方向に移動させるタップホルダ移動手段と、前記板材載置部材の上部で前記タップホルダから僅かに離れて設けられ前記板材と当接するリング状で平面状の当接部位(前記載置部位と平行な当接部位)を備え前記ベース部材に対し前記タップホルダとは別個に上下方向に移動自在に設けられ前記板材載置部位の面に垂直な方向から眺めたときに、前記タップホルダを囲むように設けられていると共に、前記タップホルダで保持されたタップによるタッピング加工の際、前記板材が動かないように前記板材載置部材と協働で前記板材を挟んで押さえる板材押さえ部材と、前記板材を挟み込むために前記板材押さえ部材を前記タップホルダとは別個に前記板材載置部材に対して接近・離反する方向に移動させる板材押さえ部材移動手段と、前記タッピング加工をするために前記板材載置部材と前記板材押さえ部材とで前記板材を挟み込むときに前記板材押さえ部材または前記積載載置部材が前記板材に設けられた突出部と干渉するか否かを判断する干渉チェック手段と、前記板材載置部材に当接する前記板材の部位(前記板材載置部材のリング状で平面状の板材載置部位に当接する前記板材の部位)に前記板材の厚さ方向で前記板材載置部材側に突出している突出部位が存在しているか否かを検出する第1の突出部位検出手段と、前記板材押さえ部材に当接する前記板材の部位(前記板材押さえ部材のリング状で平面状の板材当接部位)に前記板材の厚さ方向で前記板材押さえ部材側に突出している突出部位が存在しているか否かを検出する第2の突出部位検出手段と、前記各突出部位検出手段の検出結果に応じて板材押さえ部材移動手段による前記板材押さえ部材の移動ストロークを制御しまたは前記各突出部位が形成される前に前記タッピング加工を行なうかのいずれかを行なうように制御する制御手段とを有するタッピング加工システムとして把握してもよい。
本発明の実施形態に係る板材加工装置と、板材の加工プログラムを作成して前記板材加工装置に供給する自動プログラミング装置を示す図である。 本実施形態に係るタッピング加工方法を実施するための金型回転割り出し装置に装着されたタッピング装置を示す図である。 自動プログラミング装置の概略構成を示すブロック図である。 板材加工装置の動作を示すフローチャートである。 自動プログラミング装置の動作を示すフローチャートである。 自動プログラミング装置の動作を示すフローチャートである。 金型の形態を示す図である。 金型と他の成形部との干渉状態を示す図である。 他の成形部の具体的形態を示す図である。 板材の板押さえのパターンを示す図である。 板材の板押さえのパターンを示す図である。 板材の板押さえのパターンを示す図である。 従来の板材の板押さえのパターンを示す図である。
符号の説明
300 板材加工装置
400 自動プログラミング装置
402 図形データ作成手段
404 金型情報記憶手段
406 金型割付手段
408 干渉チェック手段
410 加工パターン設定手段

Claims (1)

  1. 板材に加工を施す板材加工装置の加工プログラムを作成する自動プログラミング装置において、
    前記加工に使用される各金型の情報を予め記憶してある金型情報記憶手段と;
    前記板材に加工を施すための図形データと前記金型情報記憶手段に記憶してある各金型の情報とに基づいて、前記加工に使用される金型を割り付ける金型割付手段と;
    前記金型割付手段によって割り付けられた金型と、前記板材に形成される他の成形部との干渉を自動的にチェックする干渉チェック手段と;
    前記干渉チェック手段のチェック結果に応じて、前記金型による前記板材への加工パターンを設定する加工パターン設定手段と;を備え、
    前記金型割付手段によって割り付けられた金型は、前記板材に加工を施す部位と前記加工を施す部位に対して相対的に移動自在であると共に前記加工のために前記板材を押さえる板押さえ部位とを備えている上金型と、前記上金型と協働して前記板材を挟み込んで前記板材を押さえる下金型とで構成されており、
    前記干渉チェック手段は、前記上金型の板押さえ部位と当接する前記板材の部位に、前記板材から突出した他の成形部が存在するか否かをチェックすると共に、前記下金型と当接する前記板材の部位に、前記板材から突出した他の成形部が存在するか否かをチェックする手段であり、
    前記加工パターン設定手段は、前記干渉チェック手段により他の成形部が存在しないと判断された場合には、前記下金型と前記上金型の板押さえ部位との間の距離が前記板材の板厚とほぼ等しくなるまで、前記下金型に前記上金型の板押さえ部位を相対的に接近させて前記板材を挟み込み前記板材に加工を施す加工パターンを設定する手段であり、
    また、前記加工パターン設定手段は、前記干渉チェック手段により他の成形部が存在すると判断された場合には、前記下金型と前記上金型の板押さえ部位との間の距離が前記板材の板厚と前記他の成形部の高さとの和とほぼ等しくなるまで、前記下金型に前記上金型の板押さえ部位を相対的に接近させて前記板材を挟み込み前記板材に加工を施す加工パターンを設定する手段であることを特徴とする自動プログラミング装置。
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