JPH1085854A - タレットパンチプレスの金型セットミス検出機構 - Google Patents

タレットパンチプレスの金型セットミス検出機構

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Publication number
JPH1085854A
JPH1085854A JP24633996A JP24633996A JPH1085854A JP H1085854 A JPH1085854 A JP H1085854A JP 24633996 A JP24633996 A JP 24633996A JP 24633996 A JP24633996 A JP 24633996A JP H1085854 A JPH1085854 A JP H1085854A
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JP
Japan
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punch
turret
die
mold
press
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP24633996A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunsuke Takeuchi
俊介 竹内
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
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Publication of JPH1085854A publication Critical patent/JPH1085854A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タレットパンチプレスにおいて、上/下タレ
ット5/6にそれぞれ各金型パンチP/ダイDをセット
するとき、それぞれ所定の金型が各タレットに正しくセ
ットされたか否かを確認するのに、従来のように熟練し
た人手を要せずにセットミスを検出し得る手段を提供す
る。 【解決手段】 このため、プレスフレーム1に、それぞ
れパンチP頂部及びパンチガイドストリッパ16の底部
を挟持する上/下アーム11a/11bを有するコ字状
フレーム11を、昇降ピストン13により、所定寸法垂
直上下方向に移動可能に取付け、パンチP頂部と上アー
ム11a間には、加圧装置として予圧シリンダ14を配
設すると共に、パンチガイドストリッパ16の頂部及び
上タレット5の上表面間に、リフタスプリング17を配
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タレットパンチプ
レスの金型セットミスの検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の数値制御式タレットパンチプレス
機械において、板材ワークのパンチング加工に使用する
複数の金型は、それぞれパンチ側とダイ側として区分さ
れ、パンチ側は上タレットに、またダイ側は下タレット
にそれぞれ別個にセットされている。
【0003】この場合、それぞれの所定の金型が、パン
チ側とダイ側に所定の上/下タレット位置に正しくセッ
トされたか否かは、それぞれ目視により、あるいは手で
触れて確認しなければならない。すなわちこれらの確認
は人手に依存するため、ある程度の確認ミスの発生は不
可避であり、これにより、実作業の際に金型を損傷させ
る可能性があった。
【0004】この種の金型破損を生じさせるセットミス
の内容としては、つぎのような原因が挙げられる。
【0005】1)パンチとダイの方向間違い、 2)パンチとダイの寸法間違い、 3)パンチとダイの形状間違い、 4)パンチとダイのクリアランス間違い、など。
【0006】このため、この種の金型のセットミスを実
稼働前に確実に発見して、金型及びワークの破損を未然
に防止する必要がある。このため、例えば、特開昭54
−79155号公報に「タレットパンチプレスにおける
工具設置ミス検出装置」が提案開示されている。
【0007】詳細は同上文献によるものとし、簡単にそ
の概要を図4(a),(b),(c)により説明する。
(a)図は上面図、(b)図は側面図、(c)図は金型
配置要部の拡大断面図を示す。
【0008】本提案は、金型タレットの正規プレス位置
とは別の位置に金型を弱い力でプレスする予備プレス装
置を設けることにより、金型セットミスを検出するもの
で、プレスフレーム1の側面に固定のブラケット20
に、例えばあり溝嵌合等により、支持体21が紙面前後
方向に移動可能に支持されている。
【0009】上/下タレット5/6にそれぞれパンチ/
ダイ P/Dをセット後、正規のプレス作業を行うに先
立って、前記タレットを1ピッチずつ回転しながら、操
作レバー25を押し下げ、ばね22に抗して押ロッド2
3を下げて上タレット5のパンチPをプレスし、ダイD
に支障なく嵌入されるか否かを逐一確認していくもの
で、従って、パンチPが嵌入しない時は、予備プレス装
置24で確認し、直ちに金型を取換えるようにしたもの
である。
【0010】なお、図4中、7はパンチ加工位置、26
は弾性材を示す。
【0011】しかしながら、上記提案方法にあっては、
つぎのような問題点があった。
【0012】すなわち、 1)パンチをダイ中へ下げ入れる前に、ばね22を押さ
える必要があり、例えば、ばね22を操作レバー25に
より強過ぎる力で押し下げると、このばね22の強弱の
ばらつきにより、パンチPがダイDに当接する時に、こ
の力が加わって破損する可能性がある。
【0013】2)以上のように、この金型セットミス検
出には作業者の力により操作を行う必要があり、自動化
が困難である、などの問題点があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な局面にかんがみてなされたもので、前記提案例のよう
にばね強さの影響を受けることがなく、金型の破損の怖
れがなく、またセットミスの検出を、作業者の力を用い
ることなく、コンピュータによるプログラム制御により
自動的に全金型のセットミスの検出を行い得るこの種の
検出機構の提供を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、タレットパンチプレスの上タレット上の所定の一
金型セット位置において、上金型頂部、及び同項部との
間にストリッパばね部材を介装した同金型のガイドスト
リッパ部材の底部を、それぞれ上下から挟持するための
上アーム部材及び下アーム部材を有するフレーム部材
を、前記パンチプレスのフレーム上を垂直上下方向に所
定寸法移動可能に取付けられ、前記上金型頂部と前記上
アーム間には、所定の圧接力を有する加圧手段を設ける
と共に、前記上金型ガイドストリッパ部材頂部及び前記
上タレット上面間に、リフタばね部材を備えたことを特
徴とするタレットパンチプレスの金型セットミス検知機
構、を提供することにより、前記目的を達成しようとす
るものである。
【0016】
【作用】以上のような本発明構成により、所定の金型を
タレットにセットした後に、従来のように熟練した人手
によるセットエラーのチェックを行う必要なしに、確実
にその良否を判断することができ、金型破損等の可能性
を防止することができる。またこの機構はコンピュータ
によるプログラム制御等も容易に可能であるため、工
数,時間等を節減し得る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を一実施例によ
り、図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
【実施例】図1に、本発明に係る金型セットミス検出機
構の一実施例の取り付け位置を説明するタレットパンチ
プレスの要部概略平面図を、また図2に本実施例の機構
及び取付けを示す要部断面図を示す。
【0019】(配置)図1において、1はプレスフレー
ム、2,3は各テーブルベース、4は、テーブル2上に
配設された各ワークホルダ4aを備えたワークキャレッ
ジ、また5/6は、それぞれ0を共通中心点とする上/
下タレットである。
【0020】また、7は、各タレット上のパンチ加工中
心位置、8は金型交換中心位置、9は本実施例の金型セ
ットミス検出機構の取付け中心位置で、例えば関連作業
者が2名以上いる場合には、位置8における金型交換
と、金型セットミス検出を平行して行うことができるよ
う配設されている。
【0021】(構成)つぎに、図2により本実施例機構
の概要構成を説明する;この金型セットミス検出機構
は、タレットパンチプレスのフレーム1上に、前記図1
に示す取付け位置9に対応して、垂直方向に取付けられ
たガイドレール10に沿って垂直に摺動移動するコ字形
フレーム11が、ガイドレール10と同様、フレーム1
面上に固設されたシリンダ12内を垂直に移動する昇降
ピストン13により上下動し得るように取付けられてい
る。
【0022】コ字形フレーム11の上アーム11aは、
上タレット5のパンチ(ボディ)Pの上方に、また、下
アーム11bは、上/下タレット5/6間に位置してい
る。上アーム11aの下面には、所定の圧接力を有する
予圧シリンダ(加圧装置)14が上下方向に設けられ、
金型セットミスのチェック前にパンチPのストリッパス
プリング15を撓ませ、パンチチップPT を、パンチガ
イドストリッパ16の底部から下方へ突出させる。
【0023】この時、リフタスプリング17が撓み、パ
ンチP全体が下降しないよう、下アーム11bで、パン
チガイドストリッパ16の底部を押さえている。
【0024】(動作)つぎに、本実施例機構の動作を、
図3(a),(b),(c)により説明する。
【0025】(a)図において、まず上/下タレット5
/6が、図1に示す金型セットミス検出装置取付け位置
9に回転し、検出装置が、上タレット5のチェックすべ
き金型位置に来る。
【0026】次いで、(b)図において、検出装置内の
加圧装置としての予圧シリンダ14によってパンチPの
ストリッパスプリング15が圧縮され、パンチガイド1
6下面(ストリッパ部)及び下アーム11bより、パン
チボディPのパンチ頂部(チップ)PT が出て来る。な
お、この装置が、パンチ加工位置(図1の7で示す)に
ある場合には、プレスの駆動原動力を加圧装置として利
用することもできる。
【0027】次に、(c)図に示すように、前記(b)
図の状態のまま検出装置全体を徐々に下降させて行き、
パンチPとダイDとが正規にセットされていれば、パン
チPの先端PT が、ダイD中に嵌入されるために、装置
全体も所定の下限位置まで降下する。
【0028】しかしながら、このパンチ/ダイ P/D
のセットがミスされている場合には、パンチチップPT
とダイDとが干渉するために、検出装置全体が所定の下
限位置まで降下することがなく、その時のピストン13
の位置やシリンダ12の圧力等より、セットの異常と判
断して“セットミス”とする。そして、NC(数値制
御)装置へ然るべき信号を送出して、プレス機械を停止
したり、アラームを出したりするようにすることができ
る。
【0029】なお、以上のような実施例における加圧装
置しての予圧シリンダ14は、油圧式もしくは機械式さ
らには手動式であっても差支えない。
【0030】また、この検出装置を利用し得る金型サイ
ズは、タレットに用いる全金型サイズとすると共に、各
金型構造が変化しても、それぞれに対応し得ることはも
ちろんである。
【0031】(作用/効果)図3で説明したように、チ
ェックのためにパンチPをダイDの中へ下げ入れる前
に、パンチP内のストリッパスプリング15を撓ませる
ために、セットミス検出時の位置や圧力検出が、前記従
来の提案例と異なり、スプリングの影響を全く受けるこ
とがなく、正確に実施し得る。このため、金型に過大な
力が作用して、損傷する可能性を防止することができ
る。
【0032】また、セットミスの検出位置は、プレス部
のラム下部でも行うことができ、その場合には、プレス
の駆動動力源の力を用いプレス部の位置検出や圧力検出
機構を利用し得る。
【0033】また、上位コンピュータとネットワークで
接続し、上位コンピュータより金型段取り指示を受けた
り、プレス機付属のNCコンソール内にて金型段取り情
報を出すことにより、自動操作で金型段取りを行った金
型のみ、金型セットミス検出を行うことができる。これ
により、毎回、全金型のセットミスを確認する必要がな
くなり、工数、時間を節減し得る。
【0034】また、前記上位コンピュータでもネットワ
ークを通じて金型入れ間違いの情報が見られるために、
セットミス後の数値的データを集計することも可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、タレットパンチプレスの所定の金型をタレットにセ
ットした後に、従来のように人手による金型装着の良否
の判断を行う必要なしに、機械の内部で金型の適正装着
の良否を自動的に検出することができるため、熟練作業
者の人手によるチェック時間,工数等を削減できると共
に、金型破損の可能性を事前に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例機構取付け位置を示すタレットパンチ
プレス要部概略平面図
【図2】 実施例機構の構成及び取付け示す要部断面図
【図3】 図2機構の動作説明図
【図4】 従来提案例の概要図
【符号の説明】
1 プレスフレーム 2,3 テーブル 4 ワークキャリッジ 5/6 上/下タレット 7 パンチ下降中心位置 8 金型交換中心位置 9 金型セットミス検出機構取付け中心位置 10 ガイドレール 11 コ字形フレーム 11a/11b 上/下アーム 12 シリンダ 13 昇降ピストン 14 予圧シリンダ(加圧装置) 15 ストリッパスプリング 16 パンチガイドストリッパ 17 リフタスプリング D ダイ P パンチ(ボディ) PT パンチチップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タレットパンチプレスの上タレット上の
    所定の一金型セット位置において、上金型頂部、及び同
    項部との間にストリッパばね部材を介装した同金型のガ
    イドストリッパ部材の底部を、それぞれ上下から挟持す
    るための上アーム部材及び下アーム部材を有するフレー
    ム部材を、前記パンチプレスのフレーム上を垂直上下方
    向に所定寸法移動可能に取付けられ、 前記上金型頂部と前記上アーム間には、所定の圧接力を
    有する加圧手段を設けると共に、前記上金型ガイドスト
    リッパ部材頂部及び前記上タレット上面間に、リフタば
    ね部材を備えたことを特徴とするタレットパンチプレス
    の金型セットミス検知機構。
JP24633996A 1996-09-18 1996-09-18 タレットパンチプレスの金型セットミス検出機構 Withdrawn JPH1085854A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24633996A JPH1085854A (ja) 1996-09-18 1996-09-18 タレットパンチプレスの金型セットミス検出機構

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JP24633996A JPH1085854A (ja) 1996-09-18 1996-09-18 タレットパンチプレスの金型セットミス検出機構

Publications (1)

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JPH1085854A true JPH1085854A (ja) 1998-04-07

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ID=17147101

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JP24633996A Withdrawn JPH1085854A (ja) 1996-09-18 1996-09-18 タレットパンチプレスの金型セットミス検出機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113580261A (zh) * 2021-09-29 2021-11-02 四川英创力电子科技股份有限公司 一种高精密检测电路板上漏钻孔的装置及方法

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202