JP4750836B2 - 作業車両の車速制御装置 - Google Patents
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Description
エンジンの出力を走行用クラッチを介して駆動輪に伝達するとともに、エンジンの出力を作業機に伝達する作業車両の車速制御装置であって、
前記作業車両のアクセル手段の操作量を検出する操作量検出手段と、
前記作業車両の実車速を検出する実車速検出手段と、
前記作業車両の負荷を計測する計測手段と、
前記操作量検出手段で検出された前記操作量に対応する目標車速を設定するとともに、前記計測手段で計測された前記負荷に応じて、前記目標車速と前記実車速検出手段で検出された前記作業車両の実車速との偏差が零になるように前記作業車両の車速を制御する第1の制御または前記目標車速を前記実車速に応じた低い値に補正し、該補正された補正目標車速と前記実車速との偏差が零になるように、前記作業車両の車速を制御する第2の制御を行うコントローラと
を備えることを特徴とする。
前記計測手段は、
前記作業車両の前記駆動輪に伝達される駆動トルクを計測する駆動トルク計測手段を更に具備し、
前記コントローラは、
前記駆動トルク計測手段で計測された前記駆動トルクが設定値より低い場合には、前記第1の制御を行い、
前記駆動トルクが前記設定値以上である場合には、前記第2の制御を行う
ことを特徴とする。
前記計測手段は、
前記作業車両の前記作業機にかかる負荷を計測する作業機負荷計測手段を更に具備し、
前記コントローラは、
前記作業機負荷計測手段で計測された作業機負荷が設定値より低い場合には、前記第1の制御を行い、
前記作業機負荷が前記設定値以上である場合には、前記第2の制御を行う
ことを特徴とする。
前記コントローラは、
前記作業車両の実車速が、前記補正目標車速に到達した場合に、前記第2の制御を終了させるとともに、前記実車速を一定レベル以下の速度変化率で前記目標車速に到達させるように前記作業車両の車速を制御する
ことを特徴とする。
前記コントローラは、
前記駆動トルクが前記設定値以上から前記設定値より低い状態に変化した際には、前記第2の制御を終了させ、前記実車速を一定レベル以下の速度変化率で前記目標車速に到達させるように前記作業車両の車速を制御する
ことを特徴とする。
前記コントローラは、
前記作業機負荷が前記設定値以上から前記設定値より低い状態に変化した際には、前記第2の制御を終了させ、前記実車速を一定レベル以下の速度変化率で前記目標車速に到達させるように前記作業車両の車速を制御する
ことを特徴とする。
図5は、第1の実施例の制御内容を説明する図である。
第2の制御が終了した時点で、目標速度変化率を、一定レベル以下の緩やかな目標速度変化率52に制限して実速度vrを緩やかに上昇させて、第1の制御に移行させてもよい。
上述した第1の実施例、第2の実施例では、目標車速Vp1と実車速vr1との偏差ΔV1がしきい値ΔVth以上になっている時間がしきい値T1に到達した時刻t13で、第1の制御を終了させ、第2の制御に移行させるようにしているが(図5)、図6に示すように、単に、実車速vrが目標速度Vpに到達しない時間がしきい値T2に達した時点で、第1の制御を終了させ、第2の制御に移行させてもよい。
上述した各実施例では、負荷が抜け、実車速が目標車速に到達し、目標車速Vpと実車速vrとの偏差ΔVがしきい値ΔVthよりも小さくなると、第2の制御を終了させ、第1の制御に移行させているが、負荷が抜け、実車速が目標車速に到達し、目標車速Vpと実車速vrとの偏差ΔVがしきい値ΔVthよりも小さくなったとしても、第2の制御を終了させることなく継続させてもよい。
上述した各実施例では、実車速vrが所定時間以上、目標車速Vpに到達しない場合に、負荷(駆動トルク、作業機負荷)が大きいものと判断して、第1の制御から第2の制御に移行させているが、直接、負荷を計測して、負荷の計測値から負荷が大きいと判断して、第1の制御から第2の制御に移行させてもよい。
上述した第5の実施例では、駆動トルクτtを計測し、計測した駆動トルクτtが大きい場合に、第1の制御から第2の制御に移行させているが、作業機9にかかる負荷、つまり作業機負荷τhを計測し、計測した作業機負荷τhが大きい場合に、第1の制御から第2の制御に移行させてもよい。
上述した第2の実施例では、第2の制御から第1の制御に移行する際に、一定レベル以下の緩やかな傾きの目標速度変化率52に制限して実車速vrを上昇変化させているが、この場合の目標速度変化率52は、図10(a)に示すように一定の傾きの目標速度変化率56であってもよく、図10(b)に示すように、傾きが漸減する目標速度変化率57であってもよい。
上述した各実施例では、負荷が大きい場合には、目標速度Vp1を、実速度vr1に応じた速度(Vp2=vr1+α)に補正しているが、この処理は必ずしも行う必要はなく、負荷が大きくなった状態から負荷が抜けて負荷が小さくなった時点で車速の上昇を緩やかにすることができればよい。
Claims (6)
- エンジンの出力を走行用クラッチを介して駆動輪に伝達するとともに、エンジンの出力を作業機に伝達する作業車両の車速制御装置であって、
前記作業車両のアクセル手段の操作量を検出する操作量検出手段と、
前記作業車両の実車速を検出する実車速検出手段と、
前記作業車両の負荷を計測する計測手段と、
前記操作量検出手段で検出された前記操作量に対応する目標車速を設定するとともに、前記計測手段で計測された前記負荷が設定値より低い場合には、前記目標車速と前記実車速検出手段で検出された前記作業車両の実車速との偏差が零になるように前記作業車両の車速を制御する第1の制御を行い、前記負荷が前記設定値以上である場合には、前記目標車速を前記実車速に応じた低い値に補正し、該補正された補正目標車速と前記実車速との偏差が零になるように、前記作業車両の車速を制御する第2の制御を行うコントローラと
を備えることを特徴とする作業車両の車速制御装置。 - 前記計測手段は、
前記作業車両の前記駆動輪に伝達される駆動トルクを計測する駆動トルク計測手段を更に具備し、
前記コントローラは、
前記駆動トルク計測手段で計測された前記駆動トルクが設定値より低い場合には、前記第1の制御を行い、
前記駆動トルクが前記設定値以上である場合には、前記第2の制御を行う
ことを特徴とする請求項1記載の作業車両の車速制御装置。 - 前記計測手段は、
前記作業車両の前記作業機にかかる負荷を計測する作業機負荷計測手段を更に具備し、
前記コントローラは、
前記作業機負荷計測手段で計測された作業機負荷が設定値より低い場合には、前記第1の制御を行い、
前記作業機負荷が前記設定値以上である場合には、前記第2の制御を行う
ことを特徴とする請求項1記載の作業車両の車速制御装置。 - 前記コントローラは、
前記作業車両の実車速が、前記補正目標車速に到達した場合に、前記第2の制御を終了させるとともに、前記実車速を一定レベル以下の速度変化率で前記目標車速に到達させるように前記作業車両の車速を制御する
ことを特徴とする請求項1または2または3記載の作業車両の車速制御装置。 - 前記コントローラは、
前記駆動トルクが前記設定値以上から前記設定値より低い状態に変化した際には、前記第2の制御を終了させ、前記実車速を一定レベル以下の速度変化率で前記目標車速に到達させるように前記作業車両の車速を制御する
ことを特徴とする請求項2記載の作業車両の車速制御装置。 - 前記コントローラは、
前記作業機負荷が前記設定値以上から前記設定値より低い状態に変化した際には、前記第2の制御を終了させ、前記実車速を一定レベル以下の速度変化率で前記目標車速に到達させるように前記作業車両の車速を制御する
ことを特徴とする請求項3記載の作業車両の車速制御装置。
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