JP4749685B2 - 燃料電池発電システム及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器に供給する電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システム及びその制御方法に関するものである。
従来、燃料ガスを用いて電力と温水とを供給する燃料電池を発電する燃料電池発電装置が知られている。燃料電池が発電する電力は、発電効率を考慮すると家電機器で使用される電力と同等であることが望ましい。そのため、家電機器の使用電力を計測管理し、その値に追従するように発電電力を制御する必要がある。ところが、燃料電池は都市ガスなどを改質して得られた水素と酸素との化学反応を利用している特性上、使用電力の急峻な変化には追従することができない虞がある。そのため、単純な使用電力の変化のみに基づいて燃料電池発電装置の発電出力を制御すると、使用電力に対する発電電力の追従遅れにより、例えば、使用電力の起動時における発電電力の利用率低下や、立ち下り時における発電電力の余剰により、それぞれ省エネルギー性が低下することになる。したがって、省エネルギー性を確保するためには、使用電力の急峻な変化への追従や頻繁な起動/停止を避けることが必要となる。
そこで、従来の燃料電池発電装置では、使用電力の変化の特徴を時間帯ごとに想定し、燃料電池の発電出力の制御を変化率、むだ時間及びオフセットで時間帯ごとに規定して保持することによって、使用電力が急峻に変化しても追従せずに頻繁な起動/停止をしないようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来の燃料電池発電装置では、使用電力をシミュレーションすることで予め予測しておき、その予測値に従って燃料電池の発電出力を効率的に制御するようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−291161号公報 特開2003−61245号公報
しかしながら、上記従来の燃料電池発電装置では、家庭ごとの使用電力負荷に適応することが困難であった。すなわち、特許文献1の技術の場合、予め設定すべき変化率、むだ時間及びオフセットは、本来家庭毎に異なるため、それぞれの家庭での最適な値を算出することは困難である。さらに、季節変化やライフスタイルの変化などにより機器の使用状況が変わり、使用電力が大きく変化する場合などにも対応することが困難である。
また、特許文献2の技術の場合、負荷予測工程においてシミュレーションで使用電力負荷を予測しているが、同等の環境条件と一致した過去のデータがなければ予測値を生成することは困難である。また、シミュレーションを行うためには、燃料電池の特性が必要であるが、その特性は家庭毎に異なる場合が想定されるために実質的には予測値が生成できず、上記と同様に家庭毎に異なる使用電力の予測は困難である。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、家庭毎に異なる使用電力を予測して発電電力を効率的に制御することができ、省エネルギー化を実現することができる燃料電池発電システム及びその制御方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る燃料電池発電システムは、電気機器に供給する電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムであって、前記電気機器が使用する使用電力を計測する電力計測手段と、前記電力計測手段によって計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する使用電力予測手段と、前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値に基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御する動作制御手段とを備える。
この構成によれば、電気機器に供給する発電電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムでは、電気機器が使用する使用電力が計測され、計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力が予測され、予測された使用電力の予測値に基づいて燃料電池発電装置の動作が制御される。
また、上記の燃料電池発電システムにおいて、前記使用電力予測手段は、前記所定の時刻以前の使用電力を予測用データとして保持する予測用データ保持手段と、前記予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測するニューロモデル予測手段と、前記ニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記使用電力の実測値を学習用データとして保持する学習用データ保持手段と、前記学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記ニューロモデル予測手段によって予測される使用電力の予測値とに基づいて前記ニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習するニューロモデル学習手段とを含むことが好ましい。
この構成によれば、所定の時刻以前の使用電力が予測用データとして保持され、予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力が予測され、予測される時間帯と同一時間帯における使用電力の実測値が学習用データとして保持され、保持された学習用データと、予測される使用電力の予測値とに基づいてニューラルネットワークモデルの学習が行われる。
また、上記の燃料電池発電システムにおいて、前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して上回る場合に、前記予測値が所定の下限値を上回った時刻から前記燃料電池発電装置の起動に必要な時間を引いた時刻から前記燃料電池発電装置の起動動作を行うことが好ましい。
この構成によれば、使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して上回る場合に、予測値が所定の下限値を上回った時刻から燃料電池発電装置の起動に必要な時間を引いた時刻から燃料電池発電装置の起動動作が行われる。
また、上記の燃料電池発電システムにおいて、前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して下回る場合に、前記予測値が所定の下限値を下回った時刻から前記燃料電池発電装置の停止動作を行うことが好ましい。
この構成によれば、使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して下回る場合に、予測値が所定の下限値を下回った時刻から燃料電池発電装置の停止動作が行われる。
また、上記の燃料電池発電システムにおいて、前記電力計測手段は、前記電気機器の使用電力が発電電力の上限値を超える場合、当該上限値を使用電力として計測することが好ましい。
この構成によれば、電気機器の使用電力が発電電力の上限値を超える場合、当該上限値が使用電力として計測される。
また、上記の燃料電池発電システムにおいて、前記燃料電池発電装置を利用して給湯を行う給湯機器が供給する給湯量を計測する給湯計測手段と、前記給湯計測手段によって計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時刻分だけ将来の給湯量を予測する給湯量予測手段とをさらに備え、前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値と前記給湯量予測手段によって予測された給湯量の予測値とに基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御することが好ましい。
この構成によれば、電気機器に供給する発電電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムでは、電気機器が使用する使用電力が計測され、計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力が予測され、また給湯機器が供給する給湯量が計測され、計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の給湯量が予測され、予測された使用電力と給湯量の予測値に基づいて燃料電池発電装置の動作が制御される。
また、上記の燃料電池発電システムにおいて、前記給湯量予測手段は、前記所定の時刻以前の給湯量を予測用データとして保持する予測用データ保持手段と、前記予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測するニューロモデル予測手段と、前記ニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記給湯量の実測値を学習用データとして保持する学習用データ保持手段と、前記学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記ニューロモデル予測手段によって予測される給湯量の予測値とに基づいて前記ニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習するニューロモデル学習手段とを含むことが好ましい。
この構成によれば、所定の時刻以前の給湯量が予測用データとして保持され、予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力および給湯量が予測され、予測される時間帯と同一時間帯における給湯量の実測値が学習用データとして保持され、保持された学習用データと予測される給湯量の予測値とに基づいてニューラルネットワークモデルの学習が行われる。
また、上記の燃料電池発電システムにおいて、前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値と前記給湯量予測手段から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量を予測し、予測した積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越えないように発電電力を調整することが好ましい。
この構成によれば、使用電力の予測値と給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量が予測され、予測された積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越えないように発電電力が調整される。
また、上記の燃料電池発電システムにおいて、前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値と前記給湯量予測手段から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量を予測し、予測した積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越える場合、前記使用電力の予測値を微小に減少させる修正を行い、修正した使用電力の予測値と前記給湯量予測手段から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量をさらに予測することが好ましい。
この構成によれば、使用電力の予測値と給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量が予測され、予測された積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越える場合、使用電力の予測値を微小に減少させる修正が行われ、修正した使用電力の予測値と給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量がさらに予測される。そして、予測された積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を下回る場合、最終的に求められた使用電力の予測値に基づいて燃料電池発電装置の動作が制御される。
また、上記の燃料電池発電システムにおいて、前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値と前記給湯量予測手段から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量を予測し、予測した積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越え、かつ前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して下回る場合に、最大貯湯可能量を超えた時刻から前記燃料電池発電装置の停止動作を行うことが好ましい。
この構成によれば、使用電力の予測値と給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量が予測され、予測された積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越え、かつ使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して下回る場合に、最大貯湯可能量を超えた時刻から燃料電池発電装置の停止動作が行われる。
また、上記の燃料電池発電システムにおいて、前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値と前記給湯量予測手段から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量を予測し、予測した積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越え、かつ前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して上回る場合に、前記予測値が所定の下限値を上回った時刻から前記燃料電池発電装置の起動に必要な時間を引いた時刻から前記燃料電池発電装置の起動動作を行うことが好ましい。
この構成によれば、使用電力の予測値と給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量が予測され、予測された積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越え、かつ使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して上回る場合に、予測値が所定の下限値を上回った時刻から燃料電池発電装置の起動に必要な時間を引いた時刻から燃料電池発電装置の起動動作が行われる。
本発明に係る燃料電池発電システムの制御方法は、電気機器に供給する発電電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムの制御方法であって、前記電気機器が使用する使用電力を計測する電力計測ステップと、前記電力計測ステップにおいて計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する使用電力予測ステップと、前記使用電力予測ステップにおいて予測された使用電力の予測値に基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御する動作制御ステップとを含む。
この構成によれば、電気機器に供給する発電電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムの制御方法では、電気機器が使用する使用電力が計測され、計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力が予測され、予測された使用電力の予測値に基づいて燃料電池発電装置の動作が制御される。
また、上記の燃料電池発電システムの制御方法において、前記燃料電池発電装置を利用して給湯を行う給湯機器が供給する給湯量を計測する給湯計測ステップと、前記給湯計測ステップにおいて計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時刻分だけ将来の給湯量を予測する給湯量予測ステップとをさらに含み、前記動作制御ステップは、前記使用電力予測ステップにおいて予測された使用電力の予測値と前記給湯量予測ステップにおいて予測された給湯量の予測値とに基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御するステップを含むことが好ましい。
この構成によれば、電気機器に供給する発電電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムの制御方法では、給湯機器が供給する給湯量が計測され、計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の給湯量が予測され、予測された使用電力と給湯量の予測値に基づいて燃料電池発電装置の動作が制御される。
本発明の燃料電池発電システム及びその制御方法によれば、電気機器が使用する使用電力が計測され、計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力が予測され、予測された使用電力の予測値に基づいて燃料電池発電装置の動作が制御されるので、家庭毎に異なる使用電力を予測して燃料電池発電装置の発電電力を効率的に制御することができ、省エネルギー化を実現することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池発電システムの全体構成を示す図である。図1に示す燃料電池発電システム1は、燃料電池発電装置100、発電制御部(コントローラ)101、インバータ102及び電力計103を備えており、家電機器104及び商用電源105と接続されている。
燃料電池発電装置100、インバータ102、電気機器の一例である家電機器104及び商用電源105は家庭内の電力系統に接続されている。電力計103は、家電機器104で使用する電力を測定する。電力計103はコントローラ101に接続されており、電力計103からコントローラ101に家電機器104の使用電力が送られる。家電機器104は、例えば冷蔵庫や洗濯機等の家庭で用いられる電気機器である。なお、電力計103に接続される家電機器は1つだけでなく複数であってもよい。
コントローラ101は、燃料電池発電装置100に接続されており、コントローラ101から燃料電池発電装置100に起動/停止の指令等が出力され、燃料電池発電装置100の動作を制御する。
燃料電池発電装置100は、都市ガスなどの燃料から得られる水素を空気中の酸素と反応させることで、化学エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する。燃料電池発電装置100の発電電力はインバータ102に供給され、インバータ102から家電機器104に供給される。家電機器104で使用する使用電力が発電電力より大きい場合、インバータ102は、商用電源105から電力を購入(買電)し、不足分を補う。逆に、発電電力が使用電力よりも大きい場合、インバータ102は、発電電力の余剰分を商用電源105に売却(売電)する。なお、商用電源105が売電を許可していない場合は、余剰分は燃料電池発電装置100本体で処理されることとなる。燃料電池発電装置100の効率化を図るためには、できる限り買電及び売電を行わないほうがよい。そのため、コントローラ101では、電力計103によって計測される家電機器104の使用電力から、できる限り買電及び売電を行わないように適切に起動/停止の指令を送る必要がある。
図2は、図1に示すコントローラ101の構成を示すブロック図である。図2に示すコントローラ101は、使用電力予測部200、発電指令部(動作制御手段の一例に相当する)220及び電力計測部230を備えて構成される。
電力計測部230は、家電機器104が使用する使用電力を計測する。使用電力予測部200は、電力計測部230によって計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測するものであり、ニューロモデル予測部202、ニューロモデル学習部203、予測用データ保持部204及び学習用データ保持部205を備えて構成される。
ニューロモデル予測部202は、階層型のニューラルネットワークモデルを保持しており、ニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する。なお、ニューラルネットワークモデルの特徴や学習方法などの詳細については、「甘利俊一編著、ニューラルネットの新展開、pp.73−86、(株)サイエンス社、1994年」に開示されているため、説明を省略する。本実施形態では、使用電力予測部200は、予測の当日の使用電力を1時間単位で24時間先まで予測する。
図3は、図2のニューロモデル予測部202で使用するニューラルネットワークモデルの構成について説明するための図である。ニューラルネットワークモデル300は、階層型ニューラルネットワークであり、入力層、中間層及び出力層の3層を有している。このニューラルネットワークモデル300の構成としては、予測値を出力パラメータとし、予測値と因果関係の強いデータを入力パラメータとして構成することが予測精度の向上のために必要となる。そのため、出力パラメータは当日の使用電力予測値とし、入力パラメータは予測値との因果関係が強いと考えられる前日の使用電力としている。
本実施形態では、24時間先まで1時間単位で予測するため、ニューラルネットワークモデル300の出力パラメータは、「当日の0時台の使用電力予測値」、「当日の1時台の使用電力予測値」、・・・、「当日の23時台の使用電力予測値」の24個のデータを用い、入力パラメータは、「前日の0時台の使用電力」、「前日の1時台の使用電力」、・・・、「前日の23時台の使用電力」の24個のデータを用いている。なお、0時台の使用電力とは、0時から1時までに使用された電力の平均である。ニューラルネットワークモデルをこのような構成にすることによって、予測したい当日の0時を過ぎた時点で、前日の使用電力を入力することで、当日の使用電力が1時間単位で予測(24時間分の予測)できる。
また、ニューラルネットワークモデル300では、予測の精度を上げるために予測と実測との差(誤差)を逆誤差伝播法(バックプロパゲーション)により学習させることでニューラルネットワークモデル300の重み付け係数を修正する。
予測用データ保持部204は、電力計測部230から使用電力を取得し、1時間単位での使用電力を過去24時間分だけ保持する。そして日付が更新された時点で、ニューラルネットワークモデル300の入力となる前日の使用電力としてニューロモデル予測部202に送付する。ニューロモデル予測部202では、送付された前日の使用電力をニューラルネットワークモデル300に入力することで、当日の24時間分の使用電力予測値を出力することができ、使用電力予測値は発電指令部220に送付され燃料電池発電装置100の起動/停止の動作を判定することができる。
ニューラルネットワークモデル300では、予測の精度を上げるために使用電力予測値と、使用電力予測値に対応した時間の実際の使用電力(以下、使用電力実測値とする)との差(誤差)を逆誤差伝播法により学習させる必要がある。実際に精度を上げるための学習を行うためには、過去の数日分の使用電力予測値と使用電力実測値とが必要となる。そのため、学習用データ保持部205は、ニューロモデル予測部202から出力される24時間分の使用電力予測値と、それぞれの時間帯に対応する使用電力実測値を過去の数日分を保持し、それらを学習用データとして使用する。学習用データ保持部205は使用電力予測値の対象となる1日が過ぎた時点ですべて得られることになる使用電力実測値を電力計測部230から1時間単位での使用電力として保持しており、使用電力実測値が24時間分揃った時点でニューロモデル学習部203に出力する。このような動作を数日間行うことで、ニューロモデル学習部203には、数日分の使用電力予測値と使用電力実測値とがペアになったデータが確保でき、学習を行うことで、ニューロモデル予測部202のニューラルネットワークモデル300の重み係数を修正することができ、結果的に各家庭ごとの予測を精度よく行うことができる。
なお、より精度を上げるためには、学習に利用するデータを分けたほうが良い。例えば平日の予測を行う場合であれば、学習に利用するデータも平日のデータを利用する方が効果的である。
またニューラルネットワークモデル300が全く学習されていない初期状態においては、学習に必要なデータが数日間確保できて少なくとも1回以上学習を行った後に予測を行う必要がある。
使用電力予測部200のニューロモデル予測部202から出力された0時台から23時台までの24時間分の使用電力予測値は、発電指令部220に出力される。発電指令部220は、予測値から燃料電池発電装置100が効率的に運転できるように起動/停止を判定し、判定結果に基づいて起動指示又は停止指示を燃料電池発電装置100に出力する。
次に、使用電力予測部200より出力される使用電力予測値に基づく燃料電池発電装置100の動作判定について説明する。
一般に燃料電池発電装置100の発電電力の可変範囲は、性能や効率の観点から上限値および下限値が設定されている。例えば家庭で利用される燃料電池発電装置100では、上限値が1kW、下限値が0.5kWなどに設定されており、使用電力が上下限値の範囲にあれば発電電力を使用電力に追従させる、つまり電主運転が可能である。
しかしながら、単に使用電力が上下限値の範囲に入った時点で起動/停止の判定を行うと効率上、非常に問題がある。なぜなら、燃料電池発電装置100は起動時には発電電力が徐々に立ち上がる中でポンプ動力や余熱などの立ち上がりロスが発生する。そのため、頻繁に起動/停止を行うことはロスが多発し効率上好ましくない。一般には、一度起動すると2時間から3時間程度は動作させることが必要になると言われている。以上のことから、発電指令部220では、所定時間、例えば3時間連続した使用電力の予測値から起動/停止を判定することにする。
図4は、図2の発電指令部220の動作を説明するためのフローチャートである。使用電力予測部200から運転当日の0時に24時間分の使用電力予測値が入力されると(ステップS1)、発電指令部220は、起動判定を行うために24時間分の使用電力予測値から、予め設定されている下限値を3時間連続して上回る場合の最初の時刻Tstartを検索する(ステップS2)。燃料電池発電装置100の起動に要する時間をΔTとすると、発電指令部220は、(Tstart−ΔT)時になると起動のための指令を出力する(ステップS3)。また停止判定を行うために、発電指令部220は24時間分の使用電力予測値から、予め設定されている下限値を3時間連続して下回る場合の最初の時刻Tstopを検索する(ステップS4)。そして発電指令部220は、Tstop時になると停止のための指令を燃料電池発電装置100に出力する(ステップS5)。
図5は、上述した一連の動作を行った場合の燃料電池発電装置100の発電電力と使用電力予測値との関係の一例を示した説明図である。なお、図5において、縦軸は使用電力を表し、横軸は時刻を表している。また、8時から16時までの間の使用電力予測値及び燃料電池発電装置100の発電電力については省略している。
起動判定においては、0時台から23時台までの使用電力予測値を検索し、3時間連続して発電電力の下限値を超える時間帯が検索される。図5に示す本例では、3時間連続して発電電力の下限値を超える時間帯が5時から始まっているためにTstart=5時となり、発電指令部220による起動の指令は(5−ΔT)時に出力される。起動指令を受けた燃料電池発電装置100は起動し、発電を開始する。このとき、燃料電池発電装置100の起動に必要な時間ΔTだけ早めに起動しているために、5時には使用電力予測値と同等な発電電力を供給することができる。またTstart=5時以降も少なくとも3時間は使用電力が発生していることが予め使用電力予測値から得られているために、起動後に少なくとも3時間は発電電力の余剰がなくなり停止の必要がなくなる。そのため、より効率的な立ち上げ運転が可能となる。
停止判定においても同様に0時台から23時台までの使用電力予測値を検索し3時間連続して発電電力の下限値を下回る時間帯が検索される。図5に示す本例では、3時間連続して発電電力の下限値を下回る時間帯が20時から始まっているためにTstop=20時となり、発電指令部220による停止の指令は20時に出力される。停止指令を受けた燃料電池発電装置100は停止されるがTstop=20時以降も少なくとも3時間は使用電力が下限値を下回っていることが予め使用電力予測値から得られているために、停止後に少なくとも3時間は再度起動を行う必要がなくなる。そのため、より効率的な停止運転が可能となる。
図6は、図2の電力計測部230によって計測される使用電力について説明するための図である。なお、図6において、縦軸は家電機器によって使用される使用電力を表しており、横軸は時刻を表している。図6では、0時から24時までの間における1時間分の使用電力の変化を表している。
上述したように、家電機器104の使用電力量は電力計103によって検出され、検出された値が電力計測部230で取得されて、使用電力予測部200に入力される。この場合、図6に示すように燃料電池発電装置100の発電電力で捕らえる電力は、発電電力の上限値までの電力となる。そのため、実際に発電電力に必要な使用電力は、図6の斜線で示した部分となり、上限値を超えた電力は関係ない。そこで、電力計測部230は、図6に示すように、発電電力の上限値を超えない部分(図6の斜線部分)を使用電力として取得し、使用電力予測部200に出力する。
このように、家電機器104の使用電力が発電電力の上限値を超える場合、当該上限値が使用電力として計測されることによって、例えばヘアドライヤーや電子レンジ等のように短時間に急峻に立ち上がる電力で、実際には燃料電池発電装置100で捕らえない使用電力を除外することができ、結果的に実際の燃料電池発電装置100が捕らえる使用電力を予測することができるため、より効率のよい起動/停止の判定を行うことができる。
ここで、家電機器104の使用電力を予測し、燃料電池発電装置100の動作を判定する燃料電池発電装置100の制御システムの動作について説明する。
コントローラ101に内蔵されるタイマ(図示省略)によって予測を開始する時刻になったと判定されると、予測用データ保持部204は、予測用データをニューロモデル予測部202に出力する。本実施形態では、0時台から23時台までの24時間の使用電力を1時間単位で予測するので、0時になると予測用データ保持部204は、0時台から23時台までの各時間帯における使用電力を予測用データとしてニューロモデル予測部202に出力する。
ニューロモデル予測部202は、ニューラルネットワークモデルによって、燃料電池発電装置100の0時台から23時台までの24時間分だけ将来の使用電力を予測する。ニューロモデル予測部202によって予測された0時台から23時台までの各時間帯における使用電力の予測値は発電指令部220に出力される。
そして、発電指令部220は、燃料電池発電装置100の動作判定を行う。すなわち、発電指令部220は、ニューロモデル予測部202から出力された0時台から23時台までの各時間帯における使用電力の予測値が3時間連続して予め設定された下限値を超えている最初の時刻Tstartを検索する。
また、発電指令部220は、ニューロモデル予測部202から出力された0時台から23時台までの各時間帯における使用電力の予測値が3時間連続して予め設定された下限値を下回っている最初の時刻Tstopを検索する。
時間はコントローラ101に内蔵されるタイマ(図示省略)によって計時されており、発電指令部220は、時刻Tstartから燃料電池発電装置100の起動に必要な時間ΔTを減算した時刻になると、燃料電池発電装置100に対して起動を指示する。また、発電指令部220は、時刻Tstopになると、燃料電池発電装置100に対して停止を指示する。
以上、本発明によれば使用電力予測部200において、家庭の使用電力実測値からニューラルネットワークモデル300の学習を行うことで、家庭ごとに異なる使用電力を24時間分予測でき、さらに発電指令部220で予測した使用電力に基づき頻繁な起動/停止を行わないように起動判定および停止判定ができるために、燃料電池発電装置100を効率的に運用することが可能となる。
なお、本発明では使用電力予測として当日の24時間を1時間単位で予測するようにしているが、時間数や単位数は24時間や1時間単位に限定されるものではなく、ニューラルネットワークモデル300の入力パラメータ及び出力パラメータの取り方次第では、例えば30分単位で6時間の使用電力予測なども容易に構成できる。
また、本発明では使用電力を予測の対象としたが、給湯の使用量を検出すれば同様な構成で使用給湯予測も可能である。この例については、第2の実施形態において詳細に説明する。
このように、家電機器104が使用する使用電力が計測され、計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力が予測され、予測された使用電力の予測値に基づいて燃料電池発電装置100の起動及び停止の判定が行われるので、家庭毎に異なる使用電力を予測して燃料電池発電装置100の発電電力を効率的に制御することができ、省エネルギー化を実現することができる。
また、所定の時刻以前の使用電力が予測用データとして保持され、予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデル300によって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力が予測され、予測される時間帯と同一時間帯における使用電力の実測値が学習用データとして保持され、保持された学習用データと、予測される使用電力の予測値とに基づいてニューラルネットワークモデル300の学習が行われる。したがって、家庭毎に異なる使用電力をより正確に予測することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池発電システムについて説明する。第1の実施形態における燃料電池発電システムは、家電機器104が使用する使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力が予測され、予測された使用電力の予測値に基づいて燃料電池発電装置100の起動/停止の判断を行っている。これに対し、第2の実施形態における燃料電池発電システムは、燃料電池発電装置100を利用して給湯を行う給湯機器が供給する給湯量を計測し、計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時刻分だけ将来の給湯量を予測し、使用電力の予測値と給湯量の予測値とに基づいて燃料電池発電装置100の動作を制御する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池発電システムの全体構成を示す図である。図7に示す第2の実施形態における燃料電池発電システム2は、燃料電池発電装置100、発電制御部(コントローラ)101、インバータ102、電力計103、貯湯タンク106、バックアップバーナ107及び給湯負荷計109を備えて構成され、家電機器104、商用電源105、給湯機器108及び市水供給部110と接続されている。
燃料電池発電装置100、インバータ102、家電機器104及び商用電源105は家庭内の電力系統に接続されている。電力計103は、家電機器104で使用する電力を測定する。また、貯湯タンク106、バックアップバーナ107、給湯機器108及び市水供給部110は家庭内の給湯系統に接続されている。給湯機器108とは例えば風呂、シャワー、洗面など住い手が湯を使用する場合の機器である。給湯負荷計109は、給湯機器108への給湯量と給湯温度、及び市水供給部110から供給される市水の水温を計測し、給湯機器108で使用する給湯負荷の熱量を測定する。以後、この給湯負荷の熱量のことを使用給湯熱量と呼ぶ。
電力計103および給湯負荷計109はコントローラ101に接続されており、電力計103から家電機器104の使用電力が送られ、給湯負荷計109から給湯機器108の使用給湯熱量が送られる。コントローラ101は、燃料電池発電装置100に接続されており、コントローラ101から燃料電池発電装置100に発電指令が出力され、燃料電池発電装置100は発電指令に従って発電を行う。
燃料電池発電装置100は、都市ガスなどの燃料から得られる水素を空気中の酸素と反応させることで、化学エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する。燃料電池発電装置100の発電電力はインバータ102に供給され、インバータ102から家電機器104に供給される。家電機器104で使用する使用電力が発電電力より大きい場合、インバータ102は、商用電源105から電力を購入(買電)し、不足分を補う。逆に、発電電力が使用電力よりも大きい場合、インバータ102は、発電力の余剰分を商用電源105に売却(売電)する。なお、商用電源105が売電を許可していない場合は、余剰分は燃料電池発電装置100本体で処理されることとなる。
また燃料電池発電装置100は、発電と同時に熱を生成する。生成された熱は、発電給湯熱として貯湯タンク106で湯として蓄えられることになる。貯湯タンク106に蓄えられた湯はユーザの要望に応じて給湯機器108から出湯される。この時、貯湯タンク106に所望の湯がない場合はバックアップバーナ107が湯を生成し給湯機器108に提供する。貯湯タンク106に湯がなくなる理由としては、家電機器104で使用される電力が少なく燃料電池発電装置100の発電電力が少ない場合や、給湯機器108で使用される給湯使用量が非常に多い場合が考えられる。逆に家電機器104で使用される電力が非常に多く燃料電池発電装置100の発電電力が多い場合や、給湯機器108で使用される給湯使用量が非常に少ない場合は、発電給湯熱が相対的に大きくなり貯湯タンク106が一杯になる場合がある。この場合は発電給湯熱を外部に放熱させることで廃棄するか、それ以上発電給湯熱が発生しないように燃料電池発電装置100を完全に停止させなければならず、再起動による立ち上がりロスなどが発生することになる。
したがって、燃料電池発電装置100の効率化を図るためには、できるだけ貯湯タンク106の湯が一杯にならないように発電給湯熱を制御、つまり発電電力を適切に調整するための発電指令を送る必要がある。
図8は、図7に示すコントローラ101の構成を示すブロック図である。図8に示すコントローラ101は、使用電力予測部200、給湯量予測部240、発電指令部220、電力計測部230および給湯量計測部250を備えて構成される。
まずは使用電力について説明する。電力計測部230は、家電機器104が使用する使用電力を計測する。使用電力予測部200は、電力計測部230によって計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測するものであり、ニューロモデル予測部202、ニューロモデル学習部203、予測用データ保持部204及び学習用データ保持部205を備えて構成される。
ニューロモデル予測部202は、階層型のニューラルネットワークモデルを保持しており、ニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する。なお、ニューラルネットワークモデルの特徴や学習方法などの詳細については、「甘利俊一編著、ニューラルネットの新展開、pp.73−86、(株)サイエンス社、1994年」に開示されているため、説明を省略する。本実施の形態では、使用電力予測部200は、予測する時刻以降の24時間先までの使用電力を1時間単位で予測する。
図9は、図8のニューロモデル予測部202で使用するニューラルネットワークモデルの構成について説明するための図である。ニューラルネットワークモデル310は、階層型ニューラルネットワークであり、入力層、中間層及び出力層の3層を有している。このニューラルネットワークモデル310の構成としては、予測値を出力パラメータとし、予測値と因果関係の強いデータを入力パラメータとして構成することが予測精度の向上のために必要となる。そのため、出力パラメータは当日の使用電力予測値とし、入力パラメータは予測値との因果関係が強いと考えられる前日の使用電力としている。
本実施の形態では、予測する時刻から24時間先まで1時間単位で予測するため、ニューラルネットワークモデル310の出力パラメータは、「予測する時刻台の使用電力予測値」、「(予測する時刻+1)台の使用電力予測値」、・・・、「(予測する時刻+23)台の使用電力予測値」の24個のデータを用い、入力パラメータは、「予測する時刻台と同じ前日の使用電力」、「(予測する時刻+1)台と同じ前日の使用電力」、・・・、「(予測する時刻+23)台と同じ前日の使用電力」の24個のデータを用いている。なお、予測する時刻台の使用電力とは、予測する時刻が0時の場合には0時から1時までに使用された電力の平均である。ニューラルネットワークモデルをこのような構成にすることによって、予測したい当日の0時を過ぎた時点で、前日の使用電力を入力することで、当日の予測時刻以降の使用電力が1時間単位で予測(24時間分の予測)できる。
また、ニューラルネットワークモデル310では、予測の精度を上げるために予測と実測との差(誤差)を逆誤差伝播法(バックプロパゲーション)により学習させることでニューラルネットワークモデル310の重み付け係数を修正する。
予測用データ保持部204は、電力計測部230から使用電力を取得し、1時間単位での使用電力を過去24時間分だけ保持する。そして日付が更新された時点で、ニューラルネットワークモデル310の入力となる前日の使用電力としてニューロモデル予測部202に送付する。ニューロモデル予測部202では、送付された前日の使用電力をニューラルネットワークモデル310に入力することで、予測時刻以降の24時間分の使用電力予測値を出力することができ、使用電力予測値は発電指令部220に送付される。
ニューラルネットワークモデル310では、予測の精度を上げるために使用電力予測値と、使用電力予測値に対応した時間の実際の使用電力(以下、使用電力実測値とする)との差(誤差)を逆誤差伝播法により学習させる必要がある。実際に精度を上げるための学習を行うためには、過去の数日分の使用電力予測値と使用電力実測値とが必要となる。そのため、学習用データ保持部205は、ニューロモデル予測部202から出力される24時間分の使用電力予測値と、それぞれの時間帯に対応する使用電力実測値を過去の数日分を保持し、それらを学習用データとして使用する。学習用データ保持部205は使用電力予測値の対象となる予測時刻が過ぎた時点で過去24時間分がすべて得られることになる使用電力実測値を電力計測部230から1時間単位での使用電力として保持しており、使用電力実測値が24時間分揃った時点でニューロモデル学習部203に出力する。このような動作を数日間行うことで、ニューロモデル学習部203には、数日分の使用電力予測値と使用電力実測値がペアになったデータが確保でき、学習を行うことで、ニューロモデル予測部202のニューラルネットワークモデル310の重み係数を修正することができ、結果的に家庭ごとの予測を精度よく行うことができる。
なお、より精度を上げるためには、学習に利用するデータを分けたほうが良い。例えば平日の予測を行う場合であれば、学習に利用するデータも平日のデータを利用する方が効果的である。
またニューラルネットワークモデル310が全く学習されていない初期状態においては、学習に必要なデータが数日間確保できて少なくとも1回以上学習を行った後に予測を行う必要がある。
使用電力予測部200のニューロモデル予測部202から出力された予測時刻から先の24時間分の使用電力予測値は、発電指令部220に出力される。
次に給湯について説明する。給湯量計測部250は、給湯機器108が使用する給湯量を計測する。給湯量予測部240は、給湯量計測部250によって計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の給湯量を予測するものであり、ニューロモデル予測部242、ニューロモデル学習部243、予測用データ保持部244及び学習用データ保持部245を備えて構成される。
給湯量予測部240の動作は基本的には使用電力予測部200と同様であるが、ニューロモデル予測部242で使用するニューラルネットワークモデルは図10に示すようになる。ニューラルネットワークモデル320は、階層型ニューラルネットワークであり、入力層、中間層及び出力層の3層を有している。このニューラルネットワークモデル320の構成としては、予測する時刻から24時間先まで1時間単位で予測するため、ニューラルネットワークモデル320の出力パラメータは、「予測する時刻台の給湯量予測値」、「(予測する時刻+1)台の給湯量予測値」、・・・、「(予測する時刻+23)台の給湯量予測値」の24個のデータを用い、入力パラメータは、「予測する時刻台と同じ前日の給湯量」、「(予測する時刻+1)台と同じ前日の給湯量」、・・・、「(予測する時刻+23)台と同じ前日の給湯量」の24個のデータを用いている。なお、予測する時刻台の給湯量とは、予測する時刻が0時の場合には0時から1時までに使用された給湯量の平均である。ニューラルネットワークモデルをこのような構成にすることによって、予測したい当日の0時を過ぎた時点で、前日の給湯量を入力することで、当日の予測時刻以降の給湯量が1時間単位で予測(24時間分の予測)できる。
このように、所定の時刻以前の給湯量が予測用データとして保持され、予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデル320によって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の給湯量が予測され、予測される時間帯と同一時間帯における給湯量の実測値が学習用データとして保持され、保持された学習用データと、予測される給湯量の予測値とに基づいてニューラルネットワークモデル320の学習が行われる。したがって、家庭毎に異なる給湯量をより正確に予測することができる。
以上の構成によりニューロモデル予測部242、ニューロモデル学習部243、予測用データ保持部244及び学習用データ保持部245の動作を使用電力予測部200と同様に行うと、ニューロモデル予測部242から予測時刻から先の24時間分の給湯量予測値が出力され、発電指令部220に出力される。
発電指令部220では、使用電力予測値および給湯量予測値から燃料電池発電装置100が効率的に運転できるように発電電力を調整する。
次に、発電指令部220の動作について説明する。図11は、図8の発電指令部220の動作を説明するためのフローチャートである。予測する時刻は1時間単位であるため、まず時刻が更新されると、予測値を更新することができるか否かを判断する(ステップS11)。予測値を更新することができないと判断された場合は(ステップS11でNO)、ステップS11の処理が繰り返し行われる。予測値を更新することができると判断された場合は(ステップS11でYES)、まず貯湯タンク106の現在の貯湯熱量Qnow[kWh]を貯湯タンク106から取得する(ステップS12)。現在の貯湯熱量Qnow[kWh]の一般的な算出方法は貯湯タンク106に温度センサなどを取り付けタンク内に残っている湯の温度分布を計測することで得ることができる。
次に、使用電力予測部200及び給湯量予測部240からそれぞれ使用電力予測値Pgene(i)[kWh](i=1〜24)および給湯量予測値Phot(i)[kWh](i=1〜24)を24時間先まで1時間単位で取得する(ステップS13)。次に、発電電力指令値Pprof(i)[kWh]を算出するステップに入る。まず、発電電力指令値Pprof(i)[kWh]の初期値として使用電力予測値Pgene(i)[kWh]をセットする(ステップS14)。これは24時間先まで完全に電主運転を行った場合に相当する。次に発電電力指令値Pprof(i)[kWh]により燃料電池発電装置100が発電された場合に付加的に発生する熱量である発電給湯負荷Qgene(i)[kWh]を算出する。これは、下記の(1)式を用いて算出する(ステップS15)。
Qgene(i)[kWh]=Pprof(i)[kWh]×(給湯効率[%]/発電効率[%])・・・・(1)
次に、現在時刻から予測できる24時間先までの貯湯タンクに加減される熱量である予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]を発電給湯負荷Qgene(i)[kWh]および給湯量予測値Phot(i)[kWh]より下記の(2)式を用いて算出する(ステップS16)。
Qadd(i)=Qgene(i)−Phot(i)+Qadd(i−1)・・・・(2)
次に、下記の(3)式に示すように、現在の貯湯熱量Qnow[kWh]と予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]とを加算した値が0より小さいか否かを判断する(ステップS17)。これは、使用電力予測値Pgene(i)[kWh]および給湯量予測値Phot(i)[kWh]に誤差が生じて、予想される貯湯タンクの貯湯熱量Qnow+Qadd(i)が数値上、マイナスになる場合を防止するものである。ここで、現在の貯湯熱量Qnow[kWh]と予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]とを加算した値が0以上である判断された場合(ステップS17でNO)、ステップS19に処理を移行する。一方、現在の貯湯熱量Qnow[kWh]と予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]とを加算した値が0より小さいと判断された場合(ステップS17でYES)、予測積算貯湯熱量(Qadd(i)[kWh])を下記の(4)式とする(ステップS18)。
Qnow+Qadd(i)<0・・・・(3)
Qadd(i)=−Qnow・・・・(4)
次に、発電指令部220は、現在の貯湯熱量Qnow[kWh]と予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]とを加算した値が0より小さいか否かの判断をi=24となるまで繰り返す(ステップS19,20)。
次に、予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]が貯湯可能熱量Qmax−Qnowを越える時刻iを算出する(ステップS21,22,23)。ここで、Qmax[kWh]は最大貯湯可能熱量で、貯湯タンク106の大きさに依存する固定値である。予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]が貯湯可能熱量Qmax−Qnowを越えるということは貯湯タンク106が時刻iで一杯になることを意味する。すなわち、発電指令部220は、予測積算貯湯熱量Qadd(i)が、最大貯湯可能熱量Qmaxから現在の貯湯熱量Qnowを減算した値(貯湯可能熱量)よりも大きいか否かを判断する。そして、予測積算貯湯熱量Qadd(i)が貯湯可能熱量Qmax−Qnowよりも大きい場合(ステップS21でYES)、ステップS24に処理を移行し、予測積算貯湯熱量Qadd(i)が貯湯可能熱量Qmax−Qnow以下である場合(ステップS21でNO)、i=24であるか否かを判断する。i=24でない場合(ステップS22でNO)、iを1だけインクリメントし(ステップS23)、ステップS21に処理を戻す。
ここで、予測積算貯湯熱量Qadd(i)が貯湯可能熱量Qmax−Qnowを越える時刻iが存在する場合は、発電電力指令値Pprof(i)[kWh]を下記の(5)式を用いて修正する(ステップS24,25,26)。修正後はステップS15の処理に戻る。また、予測積算貯湯熱量Qadd(i)が貯湯可能熱量Qmax−Qnowを越える時刻iが存在しない場合は(ステップS22でYES)、予測時刻更新の待ち(ステップS11)に戻り、次の更新時刻を待つ。
Pprof(j)=Pprof(j)−ΔPprof・・・・(5)
なお、上記(5)式において、j=iであり、ΔPprofは発電電力指令値Pprof(i)[kWh]を修正するための変化刻みであり、一般には十分小さい値(固定値)を設定しておく。
以上の一連の動作により発電電力指令値Pprof(i)[kWh]が貯湯タンク106を一杯にしないように修正され、最終的に燃料電池発電装置100に送られる。燃料電池発電装置100は、発電指令部220から出力される発電電力指令値Pprof(i)[kWh]となるように発電を行う。
図12は、燃料電池発電システムの発電電力と貯湯量との関係の一例を示す説明図である。図12には、現在時刻における使用電力予測値Pgene(i)[kWh]、給湯量予測値Phot(i)[kWh]、発電電力指令値Pprof(i)[kWh]、発電給湯負荷Qgene(i)[kWh]、予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]現在の貯湯熱量Qnow(i)[kWh]、最大貯湯可能熱量Qmax[kWh]の関係を示している。
仮に、発電電力指令値Pprof(i)[kWh]が使用電力予測値Pgene(i)[kWh]に常に等しい運転、いわゆる電主運転を行った場合は予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]が「修正前」で示されるように、例えば10時間後のQadd(10)で貯湯タンク106の最大貯湯可能熱量Qmax[kWh]を越えてしまい、燃料電池発電装置100を停止、あるいはタンク熱量の一部を放熱する必要がありロスが発生してしまう。したがって、この場合は、ステップS11〜S27を繰り返すことで、発電電力指令値Pprof(i)[kWh]が修正され、最終的に予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]は「修正後」に示されるように修正され、最大貯湯可能熱量Qmax[kWh]を越えないようにすることができるのである。また、ステップS11〜S27の動作を1時間ごとに行うことで、常に24時間先まで予測積算貯湯熱量Qadd(i)[kWh]が最大貯湯可能熱量Qmax[kWh]を越えないで運転することができるために燃料電池発電装置100を停止、あるいはタンク熱量の一部を放熱によるロスの発生を抑制し、効率の良い運転を行うことができる。
以上、本発明によれば発電指令部220が、使用電力予測部200からの使用電力予測値と給湯量予測部240からの給湯量予測値より、貯湯タンク106のお湯が一杯にならないような発電指令電力値を得ることができるために、電力や給湯の異なる利用環境の家庭ごとにでも省エネ性を確保した運転が可能となる。
また、家電機器104が使用する使用電力及び給湯機器108が供給する給湯量が計測され、計測された使用電力及び給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力及び給湯量が予測され、予測された使用電力の予測値および給湯量の予測値に基づいて燃料電池発電装置100の発電電力の調整が行われるので、家庭毎に異なる使用電力および給湯量を予測して燃料電池発電装置100の発電電力を効率的に制御することができ、温水が貯湯タンク106に一杯になり熱を外部に放熱させたり燃料電池発電装置100を完全に停止させなければならず再起動による立ち上がりロスが発生するようなことがなくなり省エネルギー化を実現することができる。
さらに、使用電力の予測値と給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量が予測され、予測された積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越える場合、使用電力の予測値を微小に減少させる修正が行われ、修正した使用電力の予測値と給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量がさらに予測される。そして、予測された積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を下回る場合、最終的に求められた使用電力の予測値に基づいて燃料電池発電装置100の動作が制御される。したがって、燃料電池発電装置100を完全に停止させることなく発電電力を調整することで省エネルギーかを実現することができる。
なお、本発明の燃料電池発電システム2では電力計103や給湯負荷計109を含んだ構成にしているが、本発明は特にこれに限定されず、電力計103及び/又は給湯負荷計109を燃料電池発電システム2の外部に設け、データのみを取得する構成にしても所望の効果が得られることは言うまでもない。
なお、本実施形態では、燃料電池発電装置100の停止を行うことなく、燃料電池発電装置100を起動しながら、発電電力指令値を調節することによって、温水が貯湯タンクに一杯になるのを防止している。しかしながら、本発明は特にこれに限定されず、発電指令部220は、使用電力予測部200から得られる使用電力の予測値と、給湯量予測部240から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量を予測し、予測した積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越え、かつ前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して下回る場合に、最大貯湯可能量を超えた時刻から燃料電池発電装置100の停止動作を行ってもよい。
また、発電指令部220は、使用電力予測部200から得られる使用電力の予測値と、給湯量予測部240から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量を予測し、予測した積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越え、かつ使用電力予測部200から得られる使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して上回る場合に、予測値が所定の下限値を上回った時刻から燃料電池発電装置100の起動に必要な時間を引いた時刻から燃料電池発電装置100の起動動作を行う。これらの場合、燃料電池発電装置100を停止させるため再起動による立ち上がりロスが発生するものの、不要な発電を行わないので省エネルギー化を実現することができる。
本発明に係る燃料電池発電システム及びその制御方法は、エンジンなどの他の発動手段を有する発電装置等にも利用が可能である。また、使用電力の変わりに使用湯量等の制御にも適用が可能である。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池発電システムの全体構成を示す図である。 図1に示すコントローラの構成を示すブロック図である。 図2のニューロモデル予測部で使用するニューラルネットワークモデルの構成について説明するための図である。 図2の発電指令部の動作を説明するためのフローチャートである。 燃料電池発電システムの発電電力と使用電力予測値との関係の一例を示した説明図である。 図2の電力計測部によって計測される使用電力について説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池発電システムの全体構成を示す図である。 図7に示すコントローラの構成を示すブロック図である。 図8のニューロモデル予測部で使用する使用電力量を予測するためのニューラルネットワークモデルの構成について説明するための図である。 図8のニューロモデル予測部で使用する給湯量を予測するためのニューラルネットワークモデルの構成について説明するための図である。 図8の発電指令部の動作を説明するためのフローチャートである。 燃料電池発電システムの発電電力と貯湯量との関係の一例を示す説明図である。
符号の説明
1,2 燃料電池発電システム
100 燃料電池発電装置
101 コントローラ
102 インバータ
103 電力計
104 家電機器
105 商用電源
106 貯湯タンク
107 バックアップバーナ
108 給湯機器
109 給湯負荷計
110 市水供給部
200 使用電力予測部
202,242 ニューロモデル予測部
203,243 ニューロモデル学習部
204,244 予測用データ保持部
205,245 学習用データ保持部
220 発電指令部
230 電力計測部
240 給湯量予測部
250 給湯量計測部

Claims (11)

  1. 電気機器に供給する電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムであって、
    前記電気機器が使用する使用電力を計測する電力計測手段と、
    前記電力計測手段によって計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する使用電力予測手段と、
    前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値に基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御する動作制御手段とを備え、
    前記使用電力予測手段は、前記所定の時刻以前の使用電力を予測用データとして保持する第1の予測用データ保持手段と、
    前記第1の予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する第1のニューロモデル予測手段と、
    前記第1のニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記使用電力の実測値を学習用データとして保持する第1の学習用データ保持手段と、
    前記第1の学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記第1のニューロモデル予測手段によって予測される使用電力の予測値とに基づいて前記第1のニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習する第1のニューロモデル学習手段とを含むことを特徴とする燃料電池発電システム。
  2. 前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して上回る場合に、前記予測値が所定の下限値を上回った時刻から前記燃料電池発電装置の起動に必要な時間を引いた時刻から前記燃料電池発電装置の起動動作を行うことを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電システム。
  3. 前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して下回る場合に、前記予測値が所定の下限値を下回った時刻から前記燃料電池発電装置の停止動作を行うことを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電システム。
  4. 前記電力計測手段は、前記電気機器の使用電力が発電電力の上限値を超える場合、当該上限値を使用電力として計測することを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電システム。
  5. 前記燃料電池発電装置を利用して給湯を行う給湯機器が供給する給湯量を計測する給湯計測手段と、
    前記給湯計測手段によって計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時刻分だけ将来の給湯量を予測する給湯量予測手段とをさらに備え、
    前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値と前記給湯量予測手段によって予測された給湯量の予測値とに基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御し、
    前記給湯量予測手段は、前記所定の時刻以前の給湯量を予測用データとして保持する第2の予測用データ保持手段と、
    前記第2の予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の給湯量を予測する第2のニューロモデル予測手段と、
    前記第2のニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記給湯量の実測値を学習用データとして保持する第2の学習用データ保持手段と、
    前記第2の学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記第2のニューロモデル予測手段によって予測される給湯量の予測値とに基づいて前記第2のニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習する第2のニューロモデル学習手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電システム。
  6. 電気機器に供給する電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムであって、
    前記電気機器が使用する使用電力を計測する電力計測手段と、
    前記電力計測手段によって計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する使用電力予測手段と、
    前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値に基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御する動作制御手段と、
    前記燃料電池発電装置を利用して給湯を行う給湯機器が供給する給湯量を計測する給湯計測手段と、
    前記給湯計測手段によって計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時刻分だけ将来の給湯量を予測する給湯量予測手段とを備え、
    前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値と前記給湯量予測手段によって予測された給湯量の予測値とに基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御し、
    前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値と前記給湯量予測手段から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量を予測し、予測した積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越えないように発電電力を調整し、
    前記使用電力予測手段は、前記所定の時刻以前の使用電力を予測用データとして保持する第1の予測用データ保持手段と、
    前記第1の予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する第1のニューロモデル予測手段と、
    前記第1のニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記使用電力の実測値を学習用データとして保持する第1の学習用データ保持手段と、
    前記第1の学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記第1のニューロモデル予測手段によって予測される使用電力の予測値とに基づいて前記第1のニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習する第1のニューロモデル学習手段とを含み、
    前記給湯量予測手段は、前記所定の時刻以前の給湯量を予測用データとして保持する第2の予測用データ保持手段と、
    前記第2の予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の給湯量を予測する第2のニューロモデル予測手段と、
    前記第2のニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記給湯量の実測値を学習用データとして保持する第2の学習用データ保持手段と、
    前記第2の学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記第2のニューロモデル予測手段によって予測される給湯量の予測値とに基づいて前記第2のニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習する第2のニューロモデル学習手段とを含むことを特徴とする燃料電池発電システム。
  7. 電気機器に供給する電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムであって、
    前記電気機器が使用する使用電力を計測する電力計測手段と、
    前記電力計測手段によって計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する使用電力予測手段と、
    前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値に基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御する動作制御手段と、
    前記燃料電池発電装置を利用して給湯を行う給湯機器が供給する給湯量を計測する給湯計測手段と、
    前記給湯計測手段によって計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時刻分だけ将来の給湯量を予測する給湯量予測手段とを備え、
    前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値と前記給湯量予測手段によって予測された給湯量の予測値とに基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御し、
    前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値と前記給湯量予測手段から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量を予測し、予測した積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越える場合、前記使用電力の予測値を微小に減少させる修正を行い、修正した使用電力の予測値と前記給湯量予測手段から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量をさらに予測し、
    前記使用電力予測手段は、前記所定の時刻以前の使用電力を予測用データとして保持する第1の予測用データ保持手段と、
    前記第1の予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する第1のニューロモデル予測手段と、
    前記第1のニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記使用電力の実測値を学習用データとして保持する第1の学習用データ保持手段と、
    前記第1の学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記第1のニューロモデル予測手段によって予測される使用電力の予測値とに基づいて前記第1のニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習する第1のニューロモデル学習手段とを含み、
    前記給湯量予測手段は、前記所定の時刻以前の給湯量を予測用データとして保持する第2の予測用データ保持手段と、
    前記第2の予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の給湯量を予測する第2のニューロモデル予測手段と、
    前記第2のニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記給湯量の実測値を学習用データとして保持する第2の学習用データ保持手段と、
    前記第2の学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記第2のニューロモデル予測手段によって予測される給湯量の予測値とに基づいて前記第2のニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習する第2のニューロモデル学習手段とを含むことを特徴とする燃料電池発電システム。
  8. 電気機器に供給する電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムであって、
    前記電気機器が使用する使用電力を計測する電力計測手段と、
    前記電力計測手段によって計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する使用電力予測手段と、
    前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値に基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御する動作制御手段と、
    前記燃料電池発電装置を利用して給湯を行う給湯機器が供給する給湯量を計測する給湯計測手段と、
    前記給湯計測手段によって計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時刻分だけ将来の給湯量を予測する給湯量予測手段とを備え、
    前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値と前記給湯量予測手段によって予測された給湯量の予測値とに基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御し、
    前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値と前記給湯量予測手段から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量を予測し、予測した積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越え、かつ前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して下回る場合に、最大貯湯可能量を超えた時刻から前記燃料電池発電装置の停止動作を行い、
    前記使用電力予測手段は、前記所定の時刻以前の使用電力を予測用データとして保持する第1の予測用データ保持手段と、
    前記第1の予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する第1のニューロモデル予測手段と、
    前記第1のニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記使用電力の実測値を学習用データとして保持する第1の学習用データ保持手段と、
    前記第1の学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記第1のニューロモデル予測手段によって予測される使用電力の予測値とに基づいて前記第1のニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習する第1のニューロモデル学習手段とを含み、
    前記給湯量予測手段は、前記所定の時刻以前の給湯量を予測用データとして保持する第2の予測用データ保持手段と、
    前記第2の予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の給湯量を予測する第2のニューロモデル予測手段と、
    前記第2のニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記給湯量の実測値を学習用データとして保持する第2の学習用データ保持手段と、
    前記第2の学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記第2のニューロモデル予測手段によって予測される給湯量の予測値とに基づいて前記第2のニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習する第2のニューロモデル学習手段とを含むことを特徴とする燃料電池発電システム。
  9. 電気機器に供給する電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムであって、
    前記電気機器が使用する使用電力を計測する電力計測手段と、
    前記電力計測手段によって計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する使用電力予測手段と、
    前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値に基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御する動作制御手段と、
    前記燃料電池発電装置を利用して給湯を行う給湯機器が供給する給湯量を計測する給湯計測手段と、
    前記給湯計測手段によって計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時刻分だけ将来の給湯量を予測する給湯量予測手段とを備え、
    前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段によって予測された使用電力の予測値と前記給湯量予測手段によって予測された給湯量の予測値とに基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御し、
    前記動作制御手段は、前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値と前記給湯量予測手段から得られる給湯量の予測値とに基づいて現在の貯湯量から積算される積算貯湯量を予測し、予測した積算貯湯量が予め決められている最大貯湯可能量を越え、かつ前記使用電力予測手段から得られる使用電力の予測値が所定の下限値を所定の時間だけ連続して上回る場合に、前記予測値が所定の下限値を上回った時刻から前記燃料電池発電装置の起動に必要な時間を引いた時刻から前記燃料電池発電装置の起動動作を行い、
    前記使用電力予測手段は、前記所定の時刻以前の使用電力を予測用データとして保持する第1の予測用データ保持手段と、
    前記第1の予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する第1のニューロモデル予測手段と、
    前記第1のニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記使用電力の実測値を学習用データとして保持する第1の学習用データ保持手段と、
    前記第1の学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記第1のニューロモデル予測手段によって予測される使用電力の予測値とに基づいて前記第1のニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習する第1のニューロモデル学習手段とを含み、
    前記給湯量予測手段は、前記所定の時刻以前の給湯量を予測用データとして保持する第2の予測用データ保持手段と、
    前記第2の予測用データ保持手段によって保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の給湯量を予測する第2のニューロモデル予測手段と、
    前記第2のニューロモデル予測手段によって予測される時間帯と同一時間帯における前記給湯量の実測値を学習用データとして保持する第2の学習用データ保持手段と、
    前記第2の学習用データ保持手段によって保持された学習用データと、前記第2のニューロモデル予測手段によって予測される給湯量の予測値とに基づいて前記第2のニューロモデル予測手段のニューラルネットワークモデルを学習する第2のニューロモデル学習手段とを含むことを特徴とする燃料電池発電システム。
  10. 電気機器に供給する電力を発生させる燃料電池発電装置を備える燃料電池発電システムの制御方法であって、
    前記電気機器が使用する使用電力を計測する電力計測ステップと、
    前記電力計測ステップにおいて計測された使用電力に基づいて、所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する使用電力予測ステップと、
    前記使用電力予測ステップにおいて予測された使用電力の予測値に基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御する動作制御ステップとを含み、
    前記使用電力予測ステップは、前記所定の時刻以前の使用電力を予測用データとして保持する第1の予測用データ保持ステップと、
    前記第1の予測用データ保持ステップにおいて保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の使用電力を予測する第1のニューロモデル予測ステップと、
    前記第1のニューロモデル予測ステップにおいて予測される時間帯と同一時間帯における前記使用電力の実測値を学習用データとして保持する第1の学習用データ保持ステップと、
    前記第1の学習用データ保持ステップにおいて保持された学習用データと、前記第1のニューロモデル予測ステップにおいて予測される使用電力の予測値とに基づいて前記第1のニューロモデル予測ステップのニューラルネットワークモデルを学習する第1のニューロモデル学習ステップとを含むことを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。
  11. 前記燃料電池発電装置を利用して給湯を行う給湯機器が供給する給湯量を計測する給湯計測ステップと、
    前記給湯計測ステップにおいて計測された給湯量に基づいて、所定の時刻から所定の時刻分だけ将来の給湯量を予測する給湯量予測ステップとをさらに含み、
    前記動作制御ステップは、前記使用電力予測ステップにおいて予測された使用電力の予測値と前記給湯量予測ステップにおいて予測された給湯量の予測値とに基づいて前記燃料電池発電装置の動作を制御するステップを含み、
    前記給湯量予測ステップは、前記所定の時刻以前の給湯量を予測用データとして保持する第2の予測用データ保持ステップと、
    前記第2の予測用データ保持ステップにおいて保持された予測用データを入力値としてニューラルネットワークモデルによって所定の時刻から所定の時間分だけ将来の給湯量を予測する第2のニューロモデル予測ステップと、
    前記第2のニューロモデル予測ステップにおいて予測される時間帯と同一時間帯における前記給湯量の実測値を学習用データとして保持する第2の学習用データ保持ステップと、
    前記第2の学習用データ保持ステップにおいて保持された学習用データと、前記第2のニューロモデル予測ステップにおいて予測される給湯量の予測値とに基づいて前記第2のニューロモデル予測ステップのニューラルネットワークモデルを学習する第2のニューロモデル学習ステップとを含むことを特徴とする請求項10記載の燃料電池発電システムの制御方法。
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