JP4749372B2 - 駐車支援装置 - Google Patents

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Description

この発明は、駐車操作時における運転者の負担を軽減するために、後退開始領域および中立位置操舵地点への到達と操舵角を教示する駐車支援装置に関するものである。
車両を後退駐車する際には、目標駐車区画に進入できる位置まで一旦前進し、そこから後退する必要があるが、この前進操作および後退での駐車区画進入時には、細かなハンドル操作が必要であり、運転者にとっては少なからず負担となっている。そのため、駐車時における運転者の負担を軽減するために、従来から、運転者の駐車操作を支援する駐車支援装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、後退開始位置までの前進行程における操舵を自動制御とし、後進行程における操舵も、前進行程中にあらかじめ車両が自動操舵した操舵角を運転者が保持し、ブレーキ操作により車速を調節しつつ後退するだけで、目標駐車区画に駐車可能とするものが記載されている。
特開2005−324794号公報(第5〜7頁、図1)
しかしながら、特許文献1の従来の駐車支援装置では、後退開始位置を特定しているために駐車行程が固定され、駐車動作のために広いスペースを必要とする。さらに、自動操舵を実現するために、電動パワーステアリングのモータ出力アップが必要でコストアップとなる、という問題点が存在する。
一回で目標駐車区画に駐車できるようにするには、駐車動作時において最適な後退開始位置から最適な軌跡を辿って進入することがポイントであり、これを実現するには、車両側で制御する方法が有効と考えられる。しかし、車両側で制御する場合には、あらかじめ設定された特定の行程を踏むこととなるため、種々の前提条件の満足が必須となる。駐車動作に必要なスペースもその一つで、あらかじめ設定された後退開始位置へと誘導し、あらかじめ設定された軌跡を辿って後退するとなると、駐車動作で必要となるスペースも固定されることになる。
さらに、最適な駐車行程とするならば、前述のように車両側で制御することが適切とも考えられるが、その場合は自動操舵が有効と判断される場合もある。実際、自動操舵とすることによって、最適な駐車行程とすることが可能であり、かつ運転者の負担を軽減することもできる。
しかし、自動操舵を実現するには、電動パワーステアリングモータの出力アップがほぼ必須条件となる。そのため、駐車支援を実現するために、従来の電動パワーステアリング構成を変更する必要性が生まれ、コストアップにつながる。
また、自動操舵とすることは、上述の駐車動作に必要なスペースにも影響を及ぼす。自動操舵の場合は、電動パワーステアリングのモータ出力のみで操舵することとなるため、例えば、すえ切りのような停車状態での操舵を行うことができず、移動を伴った操舵のみとなることから、結果として駐車動作に必要なスペースの拡大となる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、駐車動作に必要なスペースを小さくとることができ、かつコストアップせず従来構成によっても、目標駐車区画への操舵角を教示することが可能な駐車支援装置を得ることを目的にしている。
この発明に係わる駐車支援装置においては、運転者が駐車したい目標駐車区画に自車両を後退進入して駐車するのを支援する駐車支援装置において、駐車支援開始要求を検出する駐車支援開始要求検出手段、この駐車支援開始要求検出手段によって検出された駐車支援開始要求に基づき、駐車動作開始前に自車両のいる位置を駐車支援起点として特定する駐車支援起点特定手段、自車両の車輪速を検出する車輪速検出手段、自車両の操舵角を検出する操舵角検出手段、車輪速検出手段及び操舵角検出手段の出力に基づき、駐車支援起点を基準とした自車両の相対位置を算出する相対位置算出手段、駐車支援起点に基づき、目標駐車区画に後退進入可能な後退開始領域を算出する後退開始領域算出手段、相対位置算出手段の出力に基づき、後退開始領域への自車両の到達を判定する後退開始領域到達判定手段、相対位置算出手段の出力に基づき、ハンドルを中立位置に操舵する地点である中立位置操舵地点への自車両の到達を判定する中立位置操舵地点到達判定手段、後退開始領域到達判定手段及び中立位置操舵地点到達判定手段の出力に基づき、この出力に応じた最適な操舵角を算出する操舵角算出手段、及びこの操舵角算出手段によって算出された最適な操舵角を運転手に教示する操舵角教示手段を備え、後退開始領域算出手段により算出される後退開始領域は、駐車支援起点を通る自車両の最小回転半径円と目標駐車区画位置を通る自車両の最小回転半径円の交点を算出し、この交点に対して目標駐車区画とは反対方向であって、2つの最小回転半径円で囲まれる領域とするものである。
この発明は、以上説明したように、運転者が駐車したい目標駐車区画に自車両を後退進入して駐車するのを支援する駐車支援装置において、駐車支援開始要求を検出する駐車支援開始要求検出手段、この駐車支援開始要求検出手段によって検出された駐車支援開始要求に基づき、駐車動作開始前に自車両のいる位置を駐車支援起点として特定する駐車支援起点特定手段、自車両の車輪速を検出する車輪速検出手段、自車両の操舵角を検出する操舵角検出手段、車輪速検出手段及び操舵角検出手段の出力に基づき、駐車支援起点を基準とした自車両の相対位置を算出する相対位置算出手段、駐車支援起点に基づき、目標駐車区画に後退進入可能な後退開始領域を算出する後退開始領域算出手段、相対位置算出手段の出力に基づき、後退開始領域への自車両の到達を判定する後退開始領域到達判定手段、相対位置算出手段の出力に基づき、ハンドルを中立位置に操舵する地点である中立位置操舵地点への自車両の到達を判定する中立位置操舵地点到達判定手段、後退開始領域到達判定手段及び中立位置操舵地点到達判定手段の出力に基づき、この出力に応じた最適な操舵角を算出する操舵角算出手段、及びこの操舵角算出手段によって算出された最適な操舵角を運転手に教示する操舵角教示手段を備え、後退開始領域算出手段により算出される後退開始領域は、駐車支援起点を通る自車両の最小回転半径円と目標駐車区画位置を通る自車両の最小回転半径円の交点を算出し、この交点に対して目標駐車区画とは反対方向であって、2つの最小回転半径円で囲まれる領域とするので、任意の位置を駐車支援起点とし、後退開始領域および中立位置操舵地点で最適な操舵角を教示することが可能となり、運転者は次に操作すべき最適な操舵角を把握でき、駐車操作を容易に行うことができるとともに、従来のパワーステアリング構成で駐車支援装置を利用することが可能であり、コストアップを伴わない。

実施の形態1.
以下、図を参照して本発明の実施の形態1について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による駐車支援装置を示す構成図である。
図1において、駐車支援開始要求検出手段1は、駐車支援開始要求を検出する。車輪速検出手段2は、車両の車輪速を検出する。操舵角検出手段3は、車両の操舵角を検出する。相対位置算出手段4は、車輪速検出手段2および操舵角検出手段3の出力から、駐車支援起点に対する車両の相対位置を算出する。駐車支援起点特定手段5は、駐車支援開始要求検出手段1の出力により、駐車動作開始前に駐車支援の起点(位置)を特定する。後退開始領域算出手段6は、駐車支援起点に基づき、上記目標駐車区画に後退進入可能な後退開始領域を算出する目標駐車区画に進入可能な後退開始領域を算出する。
後退開始領域到達判定手段7は、後退開始領域算出手段6で出力した後退開始領域への車両の到達を相対位置算出手段4の出力に基づき判定する。中立位置操舵地点到達判定手段8は、操舵しての後退で、目標駐車区画のハンドルを中立位置に操舵する地点である中立位置操舵地点に到達したかどうかを判定する。駐車支援状態教示手段10は、駐車支援起点特定手段5と後退開始領域到達判定手段7と中立位置操舵地点到達判定手段8によるそれぞれの駐車支援の設定に基づき、そのときの駐車支援の状態と次の操作タイミングを運転者に教示する。
操舵角算出手段11は、後退開始領域到達判定手段7及び中立位置操舵地点到達判定手段8の出力に基づき、最適な操舵角を算出する。操舵角教示手段12は、操舵角算出手段11によって算出された操舵角への操舵を運転者に教示する。
なお、実施の形態1においては、駐車支援開始要求検出手段1として検出スイッチ、車輪速検出手段2として車輪速センサ、操舵角検出手段3として操舵角センサを用いるように仮定する。しかしながら、これらに限定せず、他のものを用いても構わない。
また、車両の相対位置算出手段4を車輪速検出手段2および操舵角検出手段3に基づき行う構成としているが、相対位置算出手段4は、これに限定されず、車両の相対位置を算出できるものであればよい。
また、実施の形態1においては、駐車支援状態教示手段10として発光ダイオードを仮定するが、運転者に教示するための方法はこれに限定されない。
図2は、この発明の実施の形態1による駐車支援装置の処理を示すフローチャートである。
図3は、この発明の実施の形態1による駐車支援装置の駐車支援起点特定処理を示すフローチャートである。
図4は、この発明の実施の形態1による駐車支援装置の後退開始領域到達判定処理を示すフローチャートである。
図5は、この発明の実施の形態1による駐車支援装置の中立位置操舵地点到達判定処理を示すフローチャートである。
図6は、この発明の実施の形態1による駐車支援装置の操舵完了判定処理を示すフローチャートである。
次に、動作について説明する。
まず、図2を用いて、実施の形態1の駐車支援装置の処理手順の概略について説明する。
図2で、ステップS1の入力処理では、駐車支援開始要求検出手段1の検出スイッチの入力状態、および車輪速検出手段2の車輪速センサからの車輪速データ、および操舵角検出手段3の操舵角センサからの操舵角データを取得する。ステップS2の相対位置算出処理では、車輪速データおよび操舵角データから、駐車支援起点に対する車両の相対位置を算出する。
ステップS1の入力処理で、駐車支援開始要求検出手段1の検出スイッチの入力状態を取得した後に、ステップS3の駐車支援起点特定処理へと進む。この処理は、図3を用いて後述する。
ステップS3により駐車支援起点を特定した後に、ステップS4の後退開始領域到達判定処理へと進む。この処理は、図4を用いて後述する。ステップS4の後退開始領域への到達を判定した後、ステップS6の操舵完了判定処理へと進む。この処理は、図6を用いて後述する。ステップS4で、操舵中とした後退用操舵角への操舵が完了した後、ステップS5の中立位置操舵地点到達判定処理へと進む。この処理は図5を用いて後述する。
ステップS5で、中立位置操舵地点への到達を判定した後、ステップS6の操舵完了判定処理へと進む。
次に、図3の駐車支援起点特定処理の処理手順の概略を説明する。
ステップS11で、駐車支援開始要求検出手段1の検出スイッチの状態から駐車支援開始要求有りと判断された場合、ステップS12で、支援状態を後退開始領域移動中に設定して、これを発光ダイオードにより運転者に教示するとともに、ステップS13、ステップS14で、車両の相対位置情報(相対位置X座標及び相対位置Y座標)をリセットする。
次に、図4の後退開始領域到達判定処理の処理手順の概略を説明する。
図3の駐車支援の起点を特定した後に、図4の後退開始領域到達判定処理へと進む。
図4では、ステップS21で、支援状態が後退開始領域移動中の場合、ステップS22及びステップS23で、車両の相対位置X座標および相対位置Y座標を目標後退開始領域X座標および目標後退開始領域Y座標とそれぞれ比較し、相対位置座標の絶対値が目標後退開始領域座標の絶対値以下となった時点で、後退開始領域への移動完了と判断する。
なお、目標後退開始領域の設定は、駐車支援起点を中心とした自車両の最小回転半径円と目標駐車区画位置を中心とした最小回転半径円の交点を算出し、この交点から目標駐車区画と相反方向の、少なくとも駐車支援起点を中心とした最小回転半径円と目標駐車区画位置を中心とした最小回転半径円で囲まれた範囲とする。
後退開始領域への移動完了と判定した場合、ステップS24で、支援状態を後退用操舵角操舵中に設定して、これを発光ダイオードにより運転者に教示し、次いで、ステップS25で、この後退開始領域から目標駐車区画に進入するための操舵角θTを算出する。
次いで、図6の操舵完了判定処理の処理手順の概略を説明する。
図4で後退開始領域への到達を判定した後、図6の操舵完了判定処理へと進む。
図6では、ステップS41で、支援状態が後退用操舵角操舵中の場合において、ステップS42で、車両の操舵角θが目標操舵角θTと一致した時点で、操舵完了と判断し、ステップS43で、操舵角教示をセットするとともに、ステップS44で、支援状態を操舵後退中に設定し、発光ダイオードにより運転者に教示する。
次いで、図5の中立位置操舵地点到達判定処理の処理手順の概略を説明する。
図6のステップS42で、後退用操舵角への操舵が完了した後、図5の中立位置操舵地点到達判定処理へと進む。
図5では、ステップS31で、支援状態が操舵後退中の場合、ステップS32及びステップS33で、車両の相対位置X座標および相対位置Y座標を中立位置操舵地点X座標および中立位置操舵地点Y座標とそれぞれ比較し、相対位置座標が中立位置操舵地点座標と一致した時点で、中立位置操舵地点への移動完了と判断する。ステップS34で、支援状態を中立位置操舵中に設定して、ステップS35で、これを発光ダイオードOFFにより運転者に教示し、操舵角教示状態を解除する。
図5の中立位置操舵地点への到達を判定した後、前述の図6の操舵完了判定処理へと進む。
図6のステップS45で、支援状態が中立位置操舵中の場合において、ステップS46で、車両の操舵角θが中立位置θCと一致した時点で操舵完了と判断し、ステップS47で、操舵角教示をセットするとともに、ステップS48で、支援状態をクリアし、ステップS49で、これを発光ダイオードOFFにより運転者に教示する。
なお、中立位置への操舵完了と判断し、支援状態をクリアした際に、駐車支援状態を解除してもよい。
実施の形態1によれば、目標駐車区画に後退進入可能な任意の後退開始位置からの駐車が可能となる。これにより、駐車動作に使用できるスペースが限定されている場合でも、目標駐車区画に容易に駐車することができる。
また、移動完了地点において、それ以後の最適操舵角を教示することが可能となる。これにより、運転者は次に操作すべき最適な操舵角を把握でき、駐車操作を容易に行うことができる。
さらに、運転者による操舵となることから、従来のパワーステアリング構成で対応が可能であり、コストアップを伴わず実現することができる。
また、目標駐車区画に駐車完了と判断した場合には、駐車支援状態を解除することで、駐車完了後に運転者が駐車支援解除の操作を行う煩わしさを排除することができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、後退開始領域および中立位置操舵地点での操舵角教示を、操舵ブレーキを用いて実現し、操舵ブレーキ状態の発生により、パワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルク発生、またはパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルク発生、またはパワーステアリングのアシスト量を低下させるものである。
実施の形態2を、図7、図8、図9を用いて説明する。
図7は、この発明の実施の形態2による駐車支援装置を示す構成図である。
図7において、1〜8、10、11は図1におけるものと同一のものである。操舵アシスト量算出手段12aは、操舵角算出手段11により算出した操舵角に基づき、操舵アシスト量を算出する。操舵アシスト制御手段12bは、操舵アシスト量算出手段12aによって算出された操舵アシスト量に基づき、操舵アシストを行い、この操作アシストには操舵ブレーキの発生が含まれる。すなわち、図1の操舵角教示手段12を操舵ブレーキにより実現している。
図8は、この発明の実施の形態2による駐車支援装置の操舵完了判定処理を示すフローチャートである。
図9は、この発明の実施の形態2による駐車支援装置の中立位置操舵地点到達判定処理を示すフローチャートである。
次に、動作について説明する。
実施の形態2の操舵完了判定処理の処理手順の概略について図8を用いて説明する。
ステップS51で、支援状態が後退用操舵角操舵中の場合において、ステップS52で、車両の操舵角θが目標操舵角θTと一致した時点で操舵完了と判断する。ここで、ステップS53で、操舵ブレーキONとして、パワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルク発生、ないしパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルクを発生、ないしパワーステアリングのアシスト量を低下させる。同時に、ステップS54で、支援状態を操舵後退中に設定し、発光ダイオードにより運転者に教示する。
また、ステップS55で、支援状態が中立位置操舵中の場合において、ステップS56で、車両の操舵角θが中立位置θCと一致した時点で操舵完了と判断する。ここで、ステップS57で、操舵ブレーキONとして、パワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルク発生、ないしパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルクを発生、ないしパワーステアリングのアシスト量を低下させる。同時に、ステップS58で、支援状態をクリアし、これを発光ダイオードにより運転者に教示する。ステップS59で、操舵ブレーキをOFFにする。
後退用操舵角への操舵が完了した後の中立位置操舵地点到達判定処理を、図9を用いて説明する。
図9では、ステップS61で、支援状態が操舵後退中の場合、ステップS62、ステップS63で、車両の相対位置X座標および相対位置Y座標を中立位置操舵地点X座標および中立位置操舵地点Y座標とそれぞれ比較し、相対位置座標が中立位置操舵地点座標と一致した時点で、中立位置操舵地点への移動完了と判断する。
ステップS64で、支援状態を中立位置操舵中に設定して、ステップS65で、これを発光ダイオードにより運転者に教示し、操舵ブレーキOFFとしてパワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルクの発生を解除、ないしパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルクの発生を解除、ないしパワーステアリングのアシスト量を低下状態から復帰させる。
実施の形態2によれば、以上のように、操舵角の教示をパワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルク発生、ないしパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルク発生、ないしパワーステアリングのアシスト量を低下させて行う操舵ブレーキを用いて行うことで、従来のパワーステアリングの構成を変更することなく対応できる。
また、運転者は直感的に最適な操舵角を把握することができ、かつ操舵過不足となることも抑制できる。
実施の形態3.
実施の形態2では、操舵角の教示を操舵ブレーキを用いて実現するようにしたが、実施の形態3は、操舵ブレーキを発生している状態時に、所定以上の操舵トルクを検出した場合に駐車支援状態を解除するようにしたものである。
実施の形態3を、図10、図11、図12を用いて説明する。
図10は、この発明の実施の形態3による駐車支援装置を示す構成図である。
図10において、1〜8、10〜12は図1におけるものと同一のものである。操舵トルク検出手段13は、操舵トルクを検出する。駐車支援解除判定手段14は、駐車支援解除を判定する。
なお、実施の形態3においては、操舵トルク検出手段13として操舵トルクセンサを仮定するが、これに限定せず、他を用いても構わない。
図11は、この発明の実施の形態3による駐車支援装置の処理を示すフローチャートである。
図12は、この発明の実施の形態3による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。
次に、動作について説明する。
実施の形態3による駐車支援装置の処理手順の概略を図11を用いて説明する。
図11で、ステップS1〜ステップS6は、図2におけるものと同一の処理である。図11では、ステップS6の処理についで、ステップS7の操舵ブレーキ発生状態の解除を判定する駐車支援解除判定処理を設けている。
この駐車支援解除判定処理は、図12に示されるとおりである。
図12のステップS71で、操舵トルクセンサからの操舵トルクデータに基づき、閾値FTH(所定の操舵トルク)より大きな操舵トルクを検出した場合に、ステップS72で、支援状態をクリアとし、駐車支援を解除する。
なお、本実施の形態3においては、操舵トルクに基づき、駐車支援解除の判定を行うこととしたが、操舵角が所定の操舵角となった場合に駐車支援を解除するように構成してもよい。
実施の形態3によれば、以上のように、操舵ブレーキ発生状態時に所定以上のトルクを検出した場合、ないし所定の操舵角となったことを検出した場合には、駐車支援状態を解除することで、たとえば障害物に衝突しそうになった場合の運転者の咄嗟の操舵に対しても、即通常のパワーステアリングアシスト状態に復帰することができ、運転者の危険回避行動を妨げない制御とすることができる。
実施の形態4.
実施の形態3では、操舵ブレーキを発生している状態時に所定以上の操舵トルクを検出した場合に駐車支援状態を解除することとしているが、実施の形態4は、操舵ブレーキを解除するのみとした。
実施の形態4について、図13を用いて説明する。
図13は、この発明の実施の形態4による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。
図13では、ステップS81で、操舵トルクセンサからの操舵トルクデータに基づき、閾値FTH(所定の操舵トルク)より大きな操舵トルクを検出した場合に、ステップS82で、操舵ブレーキ発生状態を解除する。
なお、本実施の形態4においては、操舵トルクに基づき操舵ブレーキ発生状態解除の判定を行うこととしたが、操舵角が所定の操舵角となった場合に操舵ブレーキ発生状態を解除するように構成してもよい。
実施の形態4によれば、以上のように、操舵ブレーキ発生状態時に所定以上のトルクを検出した場合、ないし所定の操舵角となったことを検出した場合には操舵ブレーキ発生状態を解除することで、たとえば障害物に衝突しそうになった場合の運転者の咄嗟の操舵に対しても、即通常のパワーステアリングアシスト状態に復帰することができ、運転者の危険回避行動を妨げない制御とすることができ、かつ以後の駐車支援の継続も可能となる。
実施の形態5.
実施の形態2では、操舵角の教示を操舵ブレーキを用いて実現することとしているが、実施の形態5は、操舵ブレーキを発生している状態で、所定時間が経過した場合に操舵ブレーキ発生状態を解除するようにしたものである。
実施の形態5を、図14、図15を用いて説明する。
図14は、この発明の実施の形態5による駐車支援装置の操舵完了判定処理を示すフローチャートである。
図15は、この発明の実施の形態5による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。
図14を用いて、実施の形態5の操舵完了判定処理について説明する。
図14では、ステップS91で、操舵角教示時間のカウントを行う。ステップS92で、支援状態が後退用操舵角操舵中の場合において、ステップS93で、車両の操舵角θが目標操舵角θTと一致した時点で、操舵完了と判断し、ステップS94で、操舵ブレーキをONとするとともに、ステップS95で、操舵角教示時間をリセットする。同時に、ステップS96で、支援状態を操舵後退中に設定し、発光ダイオードにより運転者に教示する。
また、ステップS97で、支援状態が中立位置操舵中の場合において、ステップS98で、車両の操舵角θが中立位置θCと一致した時点で、操舵完了と判断し、ステップS99で、操舵ブレーキをONとするとともに、ステップS100で、操舵角教示時間をリセットする。同時に、ステップS101で、支援状態をクリアし、ステップS102で、これを発光ダイオードにより運転者に教示する。
次に、図15を用いて、駐車支援解除判定処理について説明する。
図15のステップS111で、操舵角教示時間が閾値TTH1(所定時間)を超えた場合に、ステップS112で、操舵ブレーキ発生状態を解除する。
実施の形態5によれば、以上のように、操舵ブレーキ発生状態時に操舵角保持状態が所定時間以上となった場合には、操舵ブレーキ発生状態を解除することで、たとえば障害物に衝突しそうになった場合の運転者の咄嗟の操舵があった場合でも、事前に通常のパワーステアリングアシスト状態に復帰させておくことも可能であり、運転者の危険回避行動を妨げない制御とすることができる。
実施の形態6.
実施の形態6は、実施の形態1で、自車両の移動距離が所定距離以上となった場合に駐車支援状態を解除するようにしたものである。
実施の形態6を、図16、図17、図18を用いて説明する。
図16は、この発明の実施の形態6による駐車支援装置を示す構成図である。
図16において、1〜8、10〜12は図1におけるものと同一のものである。移動距離算出手段4aは、車輪速検出手段2の出力に基づき、車両の移動距離を算出する。駐車支援解除判定手段14は、移動距離算出手段4aによって算出された車両の移動距離に基づき、駐車支援解除を判定する。
なお、実施の形態6においては、車輪速検出手段2の出力に基づき移動距離を算出しているが、車両の移動距離を計算できるものであれば、これに限定しない。
図17は、この発明の実施の形態6による駐車支援装置の駐車支援起点特定処理を示すフローチャートである
図18は、この発明の実施の形態6による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。
次に、実施の形態6の駐車支援起点特定処理について、図17を用いて説明する。
図17では、ステップS121で、駐車支援開始要求検出手段1の検出スイッチの状態から駐車支援開始要求有りと判断された場合、ステップS122で、支援状態を後退開始領域移動中に設定して、これを発光ダイオードにより運転者に教示するとともに、ステップS123、S124で、車両の相対位置情報をリセットし、かつステップS125で、車両の移動距離をリセットする。
次に、実施の形態6の駐車支援解除判定処理について、図18を用いて説明する。
図18では、ステップS131で、移動距離が閾値LTH(所定距離)を超えた場合に、ステップS132で、支援状態クリアとして、駐車支援状態を解除する。
なお、解除条件とする移動距離は、車両の前進動作および後退動作を合わせた距離、ないし前進動作の距離としてもよい。
実施の形態6によれば、以上のように、自車両の駐車支援起点からの移動距離が所定距離を超えた場合には、駐車支援状態を解除することで、たとえば運転者が駐車支援による教示から外れた操作を行い、駐車支援装置の支援可能領域から逸脱した場合や、あるいは意図せず駐車支援状態となった場合においても、制御を解除することができる。
実施の形態7.
実施の形態7は、実施の形態1で、自車両の相対位置が目標駐車区画を中心とした所定半径外となった場合に駐車支援状態を解除するようにしたものである。
実施の形態7について、図19を用いて説明する。
図19は、この発明の実施の形態7による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。
実施の形態7の駐車支援解除判定処理について、図19を用いて説明する。
図19では、ステップS141で、車両の相対位置が、目標駐車区画を中心とする半径RTH外となった場合に、ステップS142で、支援状態クリアとして駐車支援状態を解除する。
実施の形態7によれば、以上のように、自車両の駐車支援起点を基準とした相対位置が、目標駐車区画を中心とした所定半径外となった場合に駐車支援状態を解除することで、たとえば運転者が駐車支援による教示から外れた操作を行い、駐車支援装置の支援可能領域から逸脱した場合に、制御を解除することができる。
実施の形態8.
実施の形態8は、実施の形態1で、駐車支援開始から所定時間が経過した場合に駐車支援状態を解除するようにしたものである。
実施の形態8を、図20、図21を用いて説明する。
図20は、この発明の実施の形態8による駐車支援装置の駐車支援起点特定処理を示すフローチャートである。
図21は、この発明の実施の形態8による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。
実施の形態8の駐車支援起点特定処理について、図20を用いて説明する。
ステップS151で、駐車支援開始要求検出手段1の検出スイッチの状態から駐車支援開始要求有りと判断された場合、ステップS152で、支援状態を後退開始領域移動中に設定してこれを発光ダイオードにより運転者に教示するとともに、ステップS153、S154で、車両の相対位置情報をリセットし、かつステップS155で、駐車支援開始後経過時間をリセットする。
次いで、実施の形態8の駐車支援解除判定処理について、図21を用いて説明する。
ステップS161で、支援状態がクリア状態でない場合、ステップS162で、駐車支援開始後経過時間のカウントを行う。ステップS163で、駐車支援開始後経過時間が閾値TTH2(所定時間)を超えた場合に、ステップS164で、支援状態クリアとして駐車支援状態を解除する。
実施の形態8によれば、以上のように、駐車支援を開始してから所定時間経過した場合には駐車支援状態を解除することで、たとえば運転者が駐車支援による教示から外れた操作を行い、駐車支援装置の支援可能領域から逸脱した場合や、あるいは意図せず駐車支援状態となった場合においても、駐車支援を解除することができる。
実施の形態9.
以下、図を参照して実施の形態9について説明する。
図22は、この発明の実施の形態9による駐車支援装置を示す構成図である。
図22において、1〜5、8、10は図1におけるものと同一のものである。後退開始位置到達判定手段15は、目標駐車区画に進入可能な後退開始位置への車両の到達を相対位置算出手段の出力に基づき判定する。操舵アシスト量算出手段16は、駐車支援起点特定手段5と、後退開始位置到達判定手段15と、中立位置操舵地点到達判定手段8の出力を基にして、出力に応じた操舵アシスト量を算出する。操舵アシスト制御手段17は、操舵アシスト量算出手段16によって算出された操舵アシスト量に基づき操舵アシストを行う。
図23は、この発明の実施の形態9による駐車支援装置の処理を示すフローチャートである。
図24は、この発明の実施の形態9による駐車支援装置の駐車支援起点特定処理を示すフローチャートである。
図25は、この発明の実施の形態9による駐車支援装置の後退開始位置到達判定処理を示すフローチャートである。
図26は、この発明の実施の形態9による駐車支援装置の操舵完了判定処理を示すフローチャートである。
図27は、この発明の実施の形態9による駐車支援装置の中立位置操舵地点到達判定処理を示すフローチャートである。
次に、動作について説明する。
まず、実施の形態9の駐車支援装置の処理を図23を用いて説明する。
図23のステップS1の入力処理では、駐車支援開始要求検出手段1の検出スイッチの入力状態、および車輪速検出手段2の車輪速センサからの車輪速データ、および操舵角検出手段3の操舵角センサからの操舵角データを取得する。ステップS2の相対位置算出処理では、車輪速データおよび操舵角データから、車両の相対位置を算出する。
ステップS1の入力処理で、駐車支援開始要求スイッチの入力状態を取得した後に、ステップS3の駐車支援起点特定処理へと進む。この駐車支援起点特定処理については図24を用いて後述する。
次に、ステップS3で、駐車支援の起点を特定した後に、ステップS6の操舵完了判定処理へと進む。この操舵完了判定処理は、図26を用いて後述する。
ステップS3で、操舵中とした前進用操舵角の操舵が完了した後に、ステップS8の後退開始位置到達判定処理へと進む。この後退開始位置到達判定処理は、図25を用いて後述する。ステップS8で、後退開始位置への到達を判定した後、ステップS6の操舵完了判定処理へと進む。ステップS8で、操舵中とした後退用操舵角への操舵が完了した後、ステップS5の中立位置操舵地点到達判定処理へと進む。この中立位置操舵地点到達判定処理は、図27を用いて後述する。ステップS5で、中立位置操舵地点への到達を判定した後、ステップS6の操舵完了判定処理へと進む。
次に、駐車支援起点特定処理について、図24を用いて説明する。
ステップS171で、駐車支援開始要求検出手段1の検出スイッチの状態から駐車支援開始要求有りと判断された場合、ステップS172で、支援状態を前進用操舵角操舵中に設定して、これを発光ダイオードにより運転者に教示するとともに、ステップS173、S174で、車両の相対位置情報をリセットする。
図24で駐車支援の起点を特定した後に、図26の操舵完了判定処理へと進む。
次に、操舵完了判定処理について、図26を用いて説明する。
ステップS191で、支援状態が前進用操舵角操舵中の場合において、ステップS192で、車両の操舵角θが目標操舵角θT1と一致した時点で、操舵完了と判断する。ここで、ステップS193で、操舵ブレーキONとして、パワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルク発生、ないしパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルクを発生、ないしパワーステアリングのアシスト量を低下させる。同時に、ステップS194で、支援状態を操舵前進中に設定し、発光ダイオードにより運転者に教示する。
ステップS194で、操舵前進中とした前進用操舵角の操舵が完了した後に、図25の後退開始位置到達判定処理へと進む。
次に、後退開始位置到達判定処理について、図25を用いて説明する。
ステップS181で、支援状態が操舵前進中の場合、ステップ182、S183で、車両の相対位置X座標および相対位置Y座標を後退開始位置X座標および後退開始位置Y座標とそれぞれ比較し、相対位置座標が後退開始位置座標と一致した時点で、後退開始位置への移動完了と判断する。後退開始位置への移動完了と判定した場合、ステップS184で、支援状態を後退用操舵角操舵中に設定して、これを発光ダイオードにより運転者に教示する。
図25の後退開始位置到達判定処理にて、後退開始位置への到達を判定した後、図26の操舵完了判定処理へと進む。
次に、この場合の操舵完了判定処理について、図26を用いて説明する。
ステップS195で、支援状態が後退用操舵角操舵中の場合において、ステップS196で、車両の操舵角θが目標操舵角θT2と一致した時点で、操舵完了と判断する。ここで、ステップS197で、操舵ブレーキONとして、パワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルク発生、ないしパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルクを発生、ないしパワーステアリングのアシスト量を低下させる。同時に、ステップS198で、支援状態を操舵後退中に設定し、発光ダイオードにより運転者に教示する。
図26のステップS198で操舵後退中とした後退用操舵角への操舵が完了した後、図27の中立位置操舵地点到達判定処理へと進む。
次に、中立位置操舵地点到達判定処理について、図27を用いて説明する。
ステップS211で、支援状態が操舵後退中の場合、ステップS212、S213で、車両の相対位置X座標および相対位置Y座標を、中立位置操舵地点X座標および中立位置操舵地点Y座標とそれぞれ比較し、相対位置座標が中立位置操舵地点座標と一致した時点で、中立位置操舵地点への移動完了と判断する。ステップS214で、支援状態を中立位置操舵中に設定して、これを発光ダイオードにより運転者に教示し、ステップS215で、操舵ブレーキOFFとして、パワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルクの発生を解除、ないしパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルクの発生を解除、ないしパワーステアリングのアシスト量を低下状態から復帰させる。
図27の中立位置操舵地点到達判定処理で、中立位置操舵地点への到達を判定した後、図26の操舵完了判定処理へと進む。この場合の操舵完了判定処理について、図26を用いて説明する。
ステップS199で、支援状態が中立位置操舵中の場合において、ステップS200で、車両の操舵角θが中立位置θCと一致した時点で、操舵完了と判断する。ここで、ステップS201で、操舵ブレーキONとして、パワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルク発生、ないしパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルクを発生、ないしパワーステアリングのアシスト量を低下させる。同時に、ステップS202で、支援状態をクリアし、これを発光ダイオードにより運転者に教示する。ステップS203で、操舵ブレーキをOFFにする。
実施の形態9によれば、以上のようにすることで、駐車支援起点および後退開始位置および中立位置操舵地点において、それ以後の最適操舵角を教示することが可能となる。これにより、運転者は、目標駐車区画に駐車するための最適な操舵角を把握でき、駐車操作を容易に行うことができる。
また、操舵角の教示をパワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルク発生、ないしパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルク発生、ないしパワーステアリングのアシスト量を低下させて行う操舵ブレーキで行うことで、運転者は直感的に最適な操舵角を把握することができ、かつ操舵過不足となることも抑制できる。
また、運転者による操舵となることから、従来のパワーステアリング構成でも対応が可能であり、コストアップを伴わず実現することができる。
この発明の実施の形態1による駐車支援装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による駐車支援装置の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による駐車支援装置の駐車支援起点特定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による駐車支援装置の後退開始領域到達判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による駐車支援装置の中立位置操舵地点到達判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による駐車支援装置の操舵完了判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による駐車支援装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2による駐車支援装置の操舵完了判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による駐車支援装置の中立位置操舵地点到達判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による駐車支援装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による駐車支援装置の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5による駐車支援装置の操舵完了判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6による駐車支援装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態6による駐車支援装置の駐車支援起点特定処理を示すフローチャートである この発明の実施の形態6による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態8による駐車支援装置の駐車支援起点特定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態8による駐車支援装置の駐車支援解除判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態9による駐車支援装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態9による駐車支援装置の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態9による駐車支援装置の駐車支援起点特定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態9による駐車支援装置の後退開始位置到達判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態9による駐車支援装置の操舵完了判定処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態9による駐車支援装置の中立位置操舵地点到達判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 駐車支援開始要求検出手段
2 車輪速検出手段
3 操舵角検出手段
4 相対位置算出手段
4a 移動距離算出手段
5 駐車支援起点特定手段
6 後退開始領域算出手段
7 後退開始領域到達判定手段
8 中立位置操舵地点到達判定手段
10 駐車支援状態教示手段
11 操舵角算出手段
12 操舵角教示手段
12a 操舵アシスト量算出手段
12b 操舵アシスト制御手段
13 操舵トルク検出手段
14 駐車支援解除判定手段
15 後退開始位置到達判定手段
16 操舵アシスト量算出手段
17 操舵アシスト制御手段

Claims (11)

  1. 運転者が駐車したい目標駐車区画に自車両を後退進入して駐車するのを支援する駐車支援装置において、
    駐車支援開始要求を検出する駐車支援開始要求検出手段、
    この駐車支援開始要求検出手段によって検出された駐車支援開始要求に基づき、駐車動作開始前に上記自車両のいる位置を駐車支援起点として特定する駐車支援起点特定手段、
    上記自車両の車輪速を検出する車輪速検出手段、
    上記自車両の操舵角を検出する操舵角検出手段、
    上記車輪速検出手段及び上記操舵角検出手段の出力に基づき、上記駐車支援起点を基準とした上記自車両の相対位置を算出する相対位置算出手段、
    上記駐車支援起点に基づき、上記目標駐車区画に後退進入可能な後退開始領域を算出する後退開始領域算出手段、
    上記相対位置算出手段の出力に基づき、上記後退開始領域への上記自車両の到達を判定する後退開始領域到達判定手段、
    上記相対位置算出手段の出力に基づき、ハンドルを中立位置に操舵する地点である中立位置操舵地点への自車両の到達を判定する中立位置操舵地点到達判定手段、
    上記後退開始領域到達判定手段及び上記中立位置操舵地点到達判定手段の出力に基づき、この出力に応じた最適な操舵角を算出する操舵角算出手段、
    及びこの操舵角算出手段によって算出された最適な操舵角を運転手に教示する操舵角教示手段を備え、
    上記後退開始領域算出手段により算出される上記後退開始領域は、上記駐車支援起点を通る自車両の最小回転半径円と上記目標駐車区画位置を通る自車両の最小回転半径円の交点を算出し、この交点に対して上記目標駐車区画とは反対方向であって、上記2つの最小回転半径円で囲まれる領域とすることを特徴とする駐車支援装置。
  2. 上記操舵角算出手段によって算出された操舵角に基づき、操舵アシスト量を算出する操舵アシスト量算出手段、
    及びこの操舵アシスト量算出手段の出力に基づき、操舵アシストを行う操舵アシスト制御手段を備え、
    上記操舵角教示手段を操舵ブレーキで実現し、この操舵ブレーキは、上記操舵アシスト制御手段により制御され、パワーステアリングの操舵指示方向とは逆方向へのトルク発生、またはパワーステアリングの操舵指示方向へのアシスト力を抑制するトルク発生、またはパワーステアリングのアシスト量を低下するように発生されることを特徴とする請求項1記載の駐車支援装置。
  3. 運転者のハンドル操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段、及び上記操舵ブレーキを発生している状態で、上記操舵トルク検出手段が所定の操舵トルクを超える操舵トルクを検出した場合、または上記操舵角検出手段が所定の操舵角となったことを検出した場合に、駐車支援が解除されることを特徴とする請求項2記載の駐車支援装置。
  4. 運転者のハンドル操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段を備え、
    上記操舵ブレーキを発生している状態で、上記操舵トルク検出手段が所定の操舵トルクを超える操舵トルクを検出した場合、または上記操舵角検出手段が所定の操舵角となったことを検出した場合に、上記操舵ブレーキの発生状態が解除されることを特徴とする請求項2記載の駐車支援装置。
  5. 上記操舵ブレーキを発生させる上記所定の操舵角の状態が所定時間継続した場合に、上記操舵ブレーキの発生状態が解除されることを特徴とする請求項3または請求項4記載の駐車支援装置。
  6. 上記車輪速検出手段の出力に基づき、上記自車両の移動距離を算出する移動距離算出手段を備え、
    上記駐車支援起点からの上記自車両の移動距離が所定距離を超えた場合に、駐車支援が解除されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の駐車支援装置。
  7. 上記移動距離算出手段によって算出される移動距離は、上記駐車支援起点からの上記自車両の前進動作および後退動作を合わせた移動距離であることを特徴とする請求項6記載の駐車支援装置。
  8. 上記移動距離算出手段によって算出される移動距離は、上記駐車支援起点からの上記自車両の前進動作による移動距離であることを特徴とする請求項6記載の駐車支援装置。
  9. 上記相対位置算出手段によって算出される上記自車両の相対位置が、上記目標駐車区画を中心とした所定半径外となった場合に、駐車支援が解除されることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の駐車支援装置。
  10. 上記駐車支援開始要求検出手段によって駐車支援開始要求が検出されてから、所定時間が経過した場合に、駐車支援が解除されることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の駐車支援装置。
  11. 上記中立位置操舵地点到達判定手段によって自車両が上記中立位置操舵地点に到達したことが判定された場合に、上記最適な操舵角による操舵が完了したとき、駐車支援が解除されることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の駐車支援装置。
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