JP4748969B2 - 荷役車両 - Google Patents

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本発明は、スパイクを荷物に打ち込み、スパイクを前後に移動させて荷物をバケットへ出し入れする荷役車両に関する。
従来、製氷工場などでの氷の荷役作業において、例えば特許文献1に記載されているような荷役装置を備えた車両が用いられている。この荷役装置は、主に氷を収容するバケットと、氷にスパイクを打ち込んでバケットへと引き込むなど氷を安定的に扱うためのスタビライザとからなっている。
ところで、フォークリフトなどの荷役車両では、荷役装置の操作に操作レバーを用いることが多く、作業能率を上げるために複数の操作レバーを同時に操作することも行われる。しかし、このような同時操作は初心者には困難であるため、特許文献2に記載のように、荷役装置の一動作に対応した操作レバーに、他の動作に対応した操作スイッチを設ける技術が開発されている。又、特許文献3に記載のように、荷物を昇降させる荷役装置において、荷物を上昇させる速度を高速に切り換えられるようにして荷役作業の能率向上が図られている。
実開平5−65998号公報 実開平1−162498号公報 特開2000−344493号公報
さて、上記特許文献1に記載されているような荷役装置では、操作が適切に行われず、氷に対するスパイクの打ち込みが不充分であると、氷をバケットへうまく引き込むことができず、作業に手間取るといった問題が生じることが考えられる。
そこで本発明は、スパイクを確実に打ち込めるようにし、作業性を向上させることを目的とする。又、本発明は、簡単な操作でスパイクを確実に打ち込めるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、前方へ開口形成された収容口から荷物を収容可能なバケットと、上下動可能で、且つ前後動可能に設けられるスパイクとを備え、上記スパイクを下方に移動させて荷物に打ち込み、上記スパイクを前後に移動させて荷物を上記収容口を通して上記バケットへ出し入れする荷役車両において、上記スパイクを上下動させる油圧シリンダと、該油圧シリンダへ作動油を供給する油圧ポンプと、該油圧ポンプと上記油圧シリンダとを接続する配管とを備え、上記油圧シリンダは、ロッド先端側とロッド基端側とにそれぞれ油室を備える複動式油圧シリンダであって、伸長して上記スパイクを下方へ移動させ、短縮して上記スパイクを上方へ移動させるものであり、上記配管が、上記油圧ポンプと上記油圧シリンダとの間に設けられ、上記ロッド先端側油室に接続される第1の配管と、一端側が上記第1の配管の途中に接続され、他端側が上記ロッド基端側油室に接続される第2の配管とを備えることを特徴とする構成としている。
これによれば、油圧シリンダを伸長させる際に、ロッド先端側の油室から排出される作動油を油圧ポンプからの作動油と合流させてロッド基端側の油室へ供給することができ、油圧シリンダを速く伸長させてスパイクを素早く下方へ移動させることができるので、スパイクを荷物(氷など)に確実に打ち込むことができる。そのため、荷物(氷など)をバケットに収容する作業をスムーズに行え、作業性が向上する。
本発明においては、上記油圧ポンプと、上記第1の配管と上記第2の配管との接続部との間に設けられる第1の制御バルブと、上記ロッド基端側油室と、上記接続部との間に設けられる第2の制御バルブとを備え、上記第1の制御バルブは、上記油圧ポンプから上記油圧シリンダへの作動油の供給を許容する開状態と、作動油の供給を禁止する閉状態とに切換可能であり、上記第2の制御バルブは、上記ロッド基端側油室への作動油の供給を許容する供給状態と、上記ロッド基端側油室からの作動油の回収を許容する回収状態とに切換可能であり、上記油圧シリンダを伸長させる際には、上記第1の制御バルブを開状態とすると共に、上記第2の制御バルブを供給状態とし、上記油圧シリンダを短縮させる際には、上記第1の制御バルブを開状態とすると共に、上記第2の制御バルブを回収状態とすることを特徴とする構成とすることができる。
これによれば、油圧シリンダを伸長させる際には、ロッド先端側の油室からの作動油を油圧ポンプから第1の制御バルブを通して送られる作動油と合流させた上で、第2の制御バルブを通してロッド基端側の油室へ確実に供給することができ、油圧シリンダを短縮させる際には、油圧ポンプから第1の制御バルブを通して送られる作動油をロッド先端側の油室へ確実に供給すると共に、ロッド基端側の油室からの作動油を第2の制御バルブを通して確実に回収することができる。
又、本発明においては、上記スパイクを前後動させるための操作レバーが傾動可能に設けられると共に、該操作レバーに、上記スパイクを上下動させるための操作手段が設けられ、更に、上記操作手段の操作に応じて上記第1及び第2の制御バルブを切換制御する制御装置を備えることを特徴とする構成とすることができる。
これによれば、スパイクを前後動させる操作と、スパイクを上下動させる操作とを簡単に同時に行うことができるようになり、操作性が向上する。
更に、本発明においては、上記操作手段は、上記操作レバーのグリップ部に設けられる、上記スパイクを下方へ移動させる下降スイッチと、上記スパイクを上方へ移動させる上昇スイッチとからなり、上記制御装置は、上記下降スイッチが押圧操作されると、上記第1の制御バルブを開状態とすると共に、上記第2の制御バルブを供給状態とし、上記上昇スイッチが押圧操作されると、上記第1の制御バルブを開状態とすると共に、上記第2の制御バルブを回収状態とすることを特徴とする構成とすることができる。
これによれば、操作レバーのグリップ部を握りながら、下降スイッチ及び上昇スイッチを操作してスパイクを上下動させることができるようになり、操作性が向上する。更に、下降スイッチを押圧操作するだけでスパイクを素早く下方へ移動させることができるので、例えば操作レバーを傾動させる操作に比べ簡単に行うことができ、又、操作が適切に行われずスパイクの打ち込みが充分になされないといったことがなくなる。
本発明によれば、油圧シリンダを速く伸長させてスパイクを素早く下方へ移動させ、スパイクを荷物(氷など)に確実に打ち込むことができる。そのため、荷物(氷など)をバケットに収容する作業をスムーズに行え、作業性が向上する。又、本発明によれば、スパイクを前後動させる操作と、スパイクを上下動させる操作とを簡単に同時に行うことができるようになり、特に、スパイクを前後動させる操作レバーのグリップ部に、スパイクを下方へ移動させる下降スイッチを設ければ、簡単な押圧操作でスパイクを確実に打ち込むことができるようになる。
以下、本発明をリーチ型フォークリフトに適用した実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、この実施形態に係るリーチ型フォークリフトは、車体1の前下部に、前方へ向けて延設された左右一対のストラドルレッグ2を備えており、各ストラドルレッグ2の前端部に前輪3が回転自在に支持されている。両ストラドルレッグ2の間には、ストラドルレッグ2に案内されて前後へ移動可能にリーチキャリッジ4が設けられ、このリーチキャリッジ4と車体1とにかけて架設されたリーチシリンダ5を伸縮させることで、リーチキャリッジ4の前後移動がなされる。リーチキャリッジ4には左右一対でマスト6と、リフトシリンダ7とが立設されており、両マスト6の間には、マスト6に案内されて上下へ昇降可能にリフトブラケット8が設けられている。尚、リフトブラケット8の昇降は、リフトシリンダ7を伸縮させることによりなされる。
図1と図2に示すように、リフトブラケット8には前後へ傾動可能にティルトバー9が支持され、このティルトバー9とリフトブラケット8とにかけて架設されたティルトシリンダ10を伸縮させることで、ティルトバー9の前後傾動がなされる。ティルトバー9には左右一対でフォーク11が設けられており、両フォーク11に氷を収納するバケット12が支持されている。バケット12は、フォーク11に支持される底部と、この底部から立設された左右及び後の側壁部とからなっており、前方及び上方に向けて開口された形状となされ、前方の開口部分がこのバケット12に氷を出し入れする収容口として利用される。又、ティルトバー9にはスタビライザ13が設けられており、このスタビライザ13が備えるスパイク14により氷が安定的に保持される。
図2に示すように、スタビライザ13は、氷に打ち込むスパイク14の他、ティルトバー9に支持されるアウタレール15と、アウタレール15に案内されて前後へ移動可能に設けられたインナレール16と、インナレール16に案内されて前後へ移動可能に設けられたプルキャリッジ17と、伸縮方向を前後方向に向けられ設けられたプルシリンダ18とを備える。アウタレール15とプルキャリッジ17とにかけてはチェーン(図示せず)が架設されており、プルシリンダ18はこのチェーンが巻き掛けられるプーリを備えると共に、アウタレール15とインナレール16とにかけて架設されている。
図3に示すように、プルキャリッジ17には、スパイク14を支持するアーム19が設けられている。アーム19の基端部は、プルキャリッジ17の後下部に前後へ移動可能で、且つ上下へ揺動可能に支持され、アーム19の先端部にスパイク14が取り付けられている。
又、プルキャリッジ17の前下部には、リンク20が揺動可能に設けられ、このリンク20とプルキャリッジ17とにかけてドライブシリンダ21が架設されている。リンク20は、アーム19の中央部に連結されており、ドライブシリンダ21の伸縮によりリンク20が揺動し、このリンク20の揺動に伴って、アーム19がスパイク14を下方へ移動又は上方へ移動させる動作をする。すなわち、ドライブシリンダ21が伸長すると、リンク20がアーム19の中央部を押し下げるように揺動し、これによりアーム19の基端部が前方へ移動すると共に、先端部が下方へ移動するように基端部を中心としてアーム19全体が揺動する。ドライブシリンダ21が短縮すると、リンク20がアーム19の中央部を押し上げるように揺動し、これによりアーム19の基端部が後方へ移動すると共に、先端部が上方へ移動するように基端部を中心としてアーム19全体が揺動する。
さて、図1に示すように、車体1には、このリーチ型フォークリフトを運転するためのステアリングハンドルや操作レバー22などが設けられている。
図4に示すように、操作レバー22は、リフトシリンダ7を伸縮させるためのリフトレバー22L、ティルトシリンダ10を伸縮させるためのティルトレバー22T、プルシリンダ18を伸縮させるためのプルレバー22P、リーチシリンダ5を伸縮させるためのリーチレバー22Rからなり、何れも前後方向へ傾動可能に支持されている。各レバーは後述する各シリンダに対応したバルブに連結され、各レバーの傾動操作の有無を検出するスイッチが付設されている。プルレバー22Pには、操作検出スイッチ22pが付設されており、プルレバー22Pを前方又は後方へ傾動させると、操作検出スイッチ22pがオンとなり、このオン信号が後述する制御装置30へ送られる。
プルレバー22Pのグリップ部には、図4に示すように、ドライブシリンダ21を伸長させてスパイク14を下方へ移動させるための下降スイッチ23Aと、ドライブシリンダ21を短縮させてスパイク14を上方へ移動させるための上昇スイッチ23Bとが設けられている。下降スイッチ23A及び上昇スイッチ23Bは何れも押圧されている間オンとなるスイッチであり、運転者が押圧操作することで各スイッチから制御装置30へオン信号が送られる。
又、車体1には、各シリンダへ供給する作動油を貯溜するタンク24と、タンク24から作動油を吸入し加圧して吐出する油圧ポンプ25と、油圧ポンプ25を駆動するモータ26と、各シリンダへの作動油の流れを制御する制御バルブ27とが備えられている。
図5に示すように、油圧ポンプ25の吸入側がタンク24と油圧配管で接続され、吐出側が制御バルブ27と油圧配管で接続されている。制御バルブ27は、リフトシリンダ7と油圧配管で接続されると共にリフトレバー22Lに連結されたリフトバルブ27L、ティルトシリンダ10と油圧配管で接続されると共にティルトレバー22Tに連結されたティルトバルブ27T、プルシリンダ18と油圧配管で接続されると共にプルレバー22Pに連結されたプルバルブ27P、及びリーチシリンダ5と油圧配管で接続されると共にリーチレバー22Rに連結されたリーチバルブ27Rを備えている。
プルシリンダ18は、ロッド先端側とロッド基端側とにそれぞれ油室を備えた複動式シリンダであり、プルバルブ27Pは、プルシリンダ18のロッド先端側油室からの作動油の流れを許容し、且つ、ロッド基端側油室へ作動油の流れを許容する状態と、プルシリンダ18のロッド先端側油室への作動油の流れを許容し、且つ、ロッド基端側油室からの作動油の流れを許容する状態とに切換可能である。そして、プルレバー22Pを前方へ傾動操作すると、プルバルブ27Pは前者の状態に切換えられ、プルレバー22Pを後方へ傾動操作すると、プルバルブ27Pは後者の状態に切換えられる。
又、図5に示すように、制御バルブ27はドライブシリンダ21と油圧配管で接続されており、その配管途中に制御バルブ28,29が介設されている。尚、ドライブシリンダ21は、ロッド先端側とロッド基端側とにそれぞれ油室を備えた複動式シリンダであり、ロッドの端部(前端)がリンク20に連結され、シリンダの端部(後端)がプルキャリッジ17に連結されている。
制御バルブ28は、配管d1により制御バルブ27の高圧側回路(油圧ポンプ25からの供給回路)に接続されると共に、配管d2によりドライブシリンダ21のロッド先端側油室に接続され、配管d2の途中に接続された配管d3がドライブシリンダ21のロッド基端側油室に接続されている。制御バルブ29は、配管d3上の、配管d2と配管d3の接続部と、ドライブシリンダ21との間に介設され、配管d4により制御バルブ27の低圧側回路(タンク24への回収回路)に接続されている。
制御バルブ28,29は何れも駆動用のソレノイドを備えた電磁バルブであり、制御バルブ28は、制御バルブ27側からドライブシリンダ21側への作動油の流れを許容する状態(開状態)と、作動油の流れを阻止する状態(閉状態)とに切換可能であり、制御バルブ29は、制御バルブ27側からドライブシリンダ21側への作動油の流れを許容する状態(供給状態)と、ドライブシリンダ21側から制御バルブ27側への作動油の流れを許容する状態(回収状態)とに切換可能である。尚、ソレノイドに電圧が印加されていないときは、制御バルブ28は閉状態で、制御バルブ29は供給状態で、それぞれ内蔵されたスプリングにより保持されている。
更に、車体1には、制御バルブ28,29の開閉制御などを行う制御装置30が搭載されている。図6に示すように、制御装置30には操作検出スイッチ22p、下降スイッチ23A、及び上昇スイッチ23Bからの信号が伝えられ、制御装置30はこれらの信号に基づいて制御を行う。
すなわち、制御装置30は、プルレバー22Pが傾動操作され操作検出スイッチ22pがオンとなると、モータ26を回転駆動させる。又、制御装置30は、下降スイッチ23Aが押圧操作されると、モータ26を回転駆動させると共に、制御バルブ28のソレノイドに電圧を印加して閉状態から開状態に切換え、制御バルブ29は供給状態のままとする。下降スイッチ23Aの押圧操作が停止すると、それぞれのスプリングの力によって、制御バルブ28はいったん閉状態となり、また制御バルブ29は供給状態のままとなる。そしてその後に上昇スイッチ23Bが押圧操作されると、モータ26を回転駆動させると共に、制御バルブ28のソレノイドに電圧を印加して閉状態から開状態に切換え、制御バルブ29のソレノイドに電圧を印加して供給状態から回収状態に切換える。
従って、プルレバー22Pを後方へ傾動操作すると、油圧ポンプ25からの作動油がプルバルブ27Pを通してプルシリンダ18のロッド先端側油室へ供給されると共に、プルシリンダ18のロッド基端側油室から作動油がプルバルブ27Pを通してタンク24に回収されてプルシリンダ18が短縮し、図7に実線で示すように、スパイク14が後方へ移動する。逆に、プルレバー22Pを前方へ傾動操作すると、油圧ポンプ25からの作動油がプルバルブ27Pを通してプルシリンダ18のロッド基端側油室へ供給されると共に、プルシリンダ18のロッド先端側油室から作動油がプルバルブ27Pを通してタンク24に回収されてプルシリンダ18が伸長し、図7に二点鎖線で示すように、スパイク14が前方へ移動する。
又、下降スイッチ23Aが押圧操作されると、油圧ポンプ25からの作動油が制御バルブ27,28,29を通してドライブシリンダ21のロッド基端側油室へ供給され、また同時に制御バルブ27,29を通してドライブシリンダ21のロッド先端側油室へも供給される。このときドライブシリンダ21のピストン即ちロッドは、ロッド基端側とロッド先端側との受圧面積の差に応じて左右に移動する。つまりこの場合、ピストンの受圧面積はロッドの断面積の分だけロッド基端側がロッド先端側より大きいため、ロッドはロッド先端側へと移動する。これによって、ドライブシリンダ21のロッド先端側油室からの作動油が油圧ポンプ25からの作動油に合流してロッド基端側油室へ供給され、ドライブシリンダ21が伸長し、図8に示すように、スパイク14が下方へ移動する。上昇スイッチ23Bが押圧操作されると、油圧ポンプ25からの作動油が制御バルブ27,28を通してドライブシリンダ21のロッド先端側油室へ供給されると共に、ドライブシリンダ21のロッド基端側油室からの作動油が制御バルブ29,27を通してタンク24に回収され、ドライブシリンダ21が短縮し、図8に示すように、スパイク14が上方へ移動する。
このような実施形態によれば、下降スイッチ23Aを押圧操作することで、ロッド先端側の油室からの作動油を油圧ポンプ25から制御バルブ28を通して送られる作動油と合流させた上で、制御バルブ29を通してロッド基端側の油室へ供給し、ドライブシリンダ21を速く伸長させてスパイク14を素早く下方へ移動させることができる。従って、スパイク14を氷に確実に打ち込むことができ、氷をバケット12に収容する作業をスムーズに行えるようになる。一方、上昇スイッチ23Bを押圧操作することで、油圧ポンプ25から制御バルブ28を通して送られる作動油をロッド先端側の油室へ確実に供給することができると共に、ロッド基端側の油室からの作動油を制御バルブ29を通して確実に回収することができ、ドライブシリンダ21を短縮させてスパイク14を上方へ移動させることができる。
更に、このような実施形態によれば、プルレバー22Pのグリップ部を握りながら、下降スイッチ23A及び上昇スイッチ23Bを押圧操作することができるので、スパイク14を前後動させる操作と、スパイク14を上下動させる操作とを簡単に同時に行うことができるようになり、操作性が向上する。又、各スイッチを押圧操作するだけでよいので簡単に行うことができ、操作が適切に行われずスパイク14の打ち込みが充分になされないといったことがなくなる。
本発明の実施形態の斜視図である。 本発明の実施形態の斜視図である。 本発明の実施形態の斜視図である。 本発明の実施形態の斜視図である。 本発明の実施形態の油圧回路図である。 本発明の実施形態の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の側面図である。 本発明の実施形態の側面図である。
符号の説明
1 車体
12 バケット
13 スタビライザ
14 スパイク
18 プルシリンダ
21 ドライブシリンダ
22P プルレバー
22p 操作検出スイッチ
23A 下降スイッチ
23B 上昇スイッチ
25 油圧ポンプ
26 モータ
27 制御バルブ
28 制御バルブ
29 制御バルブ
30 制御装置
d1〜d4 油圧配管

Claims (2)

  1. 前方へ開口形成された収容口から荷物を収容可能なバケットと、上下動可能で、且つ前後動可能に設けられるスパイクとを備え、上記スパイクを下方に移動させて荷物に打ち込み、上記スパイクを前後に移動させて荷物を上記収容口を通して上記バケットへ出し入れする荷役車両において、上記スパイクを上下動させる油圧シリンダと、該油圧シリンダへ作動油を供給する油圧ポンプと、該油圧ポンプと上記油圧シリンダとを接続する配管とを備え、上記油圧シリンダは、ロッド先端側とロッド基端側とにそれぞれ油室を備える複動式油圧シリンダであって、伸長して上記スパイクを下方へ移動させ、短縮して上記スパイクを上方へ移動させるものであり、上記配管が、上記油圧ポンプと上記油圧シリンダとの間に設けられ、上記ロッド先端側油室に接続される第1の配管と、一端側が上記第1の配管の途中に接続され、他端側が上記ロッド基端側油室に接続される第2の配管とを備え、また上記油圧ポンプと、上記第1の配管と上記第2の配管との接続部との間に設けられる第1の制御バルブと、上記ロッド基端側油室と、上記接続部との間に設けられる第2の制御バルブとを備え、上記第1の制御バルブは、上記油圧ポンプから上記油圧シリンダへの作動油の供給を許容する開状態と、作動油の供給を禁止する閉状態とに切換可能であり、上記第2の制御バルブは、上記ロッド基端側油室への作動油の供給を許容する供給状態と、上記ロッド基端側油室からの作動油の回収を許容する回収状態とに切換可能であり、上記油圧シリンダを伸長させる際には、上記第1の制御バルブを開状態とすると共に、上記第2の制御バルブを供給状態とし、上記油圧シリンダを短縮させる際には、上記第1の制御バルブを開状態とすると共に、上記第2の制御バルブを回収状態とするものであり、更に上記スパイクを前後動させるための操作レバーが傾動可能に設けられると共に、該操作レバーに、上記スパイクを上下動させるための操作手段が設けられ、更に、上記操作手段の操作に応じて上記第1及び第2の制御バルブを切換制御する制御装置を備えることを特徴とする荷役車両。
  2. 上記操作手段は、上記操作レバーのグリップ部に設けられる、上記スパイクを下方へ移動させる下降スイッチと、上記スパイクを上方へ移動させる上昇スイッチとからなり、上記制御装置は、上記下降スイッチが押圧操作されると、上記第1の制御バルブを開状態とすると共に、上記第2の制御バルブを供給状態とし、上記上昇スイッチが押圧操作されると、上記第1の制御バルブを開状態とすると共に、上記第2の制御バルブを回収状態とすることを特徴とする請求項1に記載の荷役車両。
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