JP4748662B2 - 駆動装置 - Google Patents

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本発明は、2つのボビンをレーザ樹脂溶着方法により溶着する構造の駆動装置に関する。
近年、デジタルカメラや携帯音楽プレーヤ等の携帯機器の小型化及び低コスト化に伴い、携帯機器に搭載されるステッピングモータ等の小型モータにおいても小型化及び低コスト化が進展している。従来のステッピングモータとしては例えば図9及び図10に示す構成のものが提案されている(従来例1)(例えば、特許文献1参照)。以下、図9及び図10を参照しながら特許文献1記載のステッピングモータについて簡単に説明する。
図9は、従来例1に係るステッピングモータの構成を示す分解斜視図、図10は、ステッピングモータの軸方向の内部構造を示す断面図である。
図9及び図10において、ステッピングモータは、ロータ201、第1のコイル202、第2のコイル203、第1のステータ204、第2のステータ205、出力軸206、連結リング207を備えている。
ロータ201は、円周方向に4分割され異なる極に交互に着磁された永久磁石から構成される。第1のコイル202は、ロータ201の軸方向一方の側に隣り合って配置される。第1のコイル203は、ロータ201の軸方向他方の側に隣り合って配置される。
第1のステータ204は、軟磁性材料から形成され、第1のコイル203により励磁される。第1のステータ204は、ロータ201の外周面に隙間をあけて対向する第1の外側磁極部204A、204Bと、ロータ201の内周面に隙間をあけて対向する第1の内側磁極部204C、204Dを備えている。第2のステータ205は、軟磁性材料から形成され、第2のコイル204により励磁される。第2のステータ205は、ロータ201の外周面に隙間をあけて対向する第2の外側磁極部205a、205bと、ロータ201の内周面に隙間をあけて対向する第2の内側磁極部205C、205Dを備えている。
出力軸206は、ロータ201が固着されており、第1のステータ204の軸受部204E及び第2のステータ205の軸受部205Eにより回転可能に保持されている。連結リング207は、非磁性材料から形成され、第1のステータ204と第2のステータ205とを所定の間隔で保持する。
ロータ201を回転する際は、第1のコイル202、第2のコイル203への通電方向を切り換え、第1の外側磁極部204A、204B、第1の内側磁極部204C、204D、第2の外側磁極部205a、205b、第2の内側磁極部205C、205Dの各極性を切り換える。これにより、ロータ201を回転させていくものである。
しかしながら、従来例1に係るステッピングモータでは、第1のステータ204と第2のステータ205を連結する連結リング207と称する金属筒を連結用部品として別個に設けているので、部品点数及びコストが増加してしまうという問題がある。
上記のような部品点数及びコストの増加という問題に対し、別の従来のステッピングモータとして例えば図11及び図12に示す構成のものが提案されている(従来例2)(例えば、特許文献2参照)。以下、図11及び図12を参照しながら特許文献2記載のステッピングモータについて簡単に説明する。
図11は、従来例2に係るステッピングモータの構成を示す分解斜視図、図12は、ステッピングモータの第2のボビンの軸方向の内部構造を示す断面図である。
図11及び図12において、ステッピングモータは、コイルが巻回された第1のボビン301、コイルが巻回された第2のボビン302、マグネット303、出力軸304、軸受305、軸受306を備えている。
第1のボビン301には、第1のボビン301の鍔部を延長してコイル312のリード線313を絡げるための端子314を支持する端子台座部315が第1のボビン301と一体に形成されている。同様に、第2のボビン302には、第2のボビン302の鍔部を延長してコイル312のリード線313を絡げるための端子314を支持する端子台座部315が第2のボビン302と一体に形成されている。第1のボビン301及び第2のボビン302にそれぞれ外側磁極部316を組み込み、2つの部品ユニット(外側磁極部を組み込んだ2つのボビン)を向かい合わせて接合している。尚、図12に示す317は外ヨーク、318は内ヨークである。
特開平9−331666号公報 特開2003−70224号公報
しかしながら、上記従来例2は、上記従来例1で配設している連結リングを省くという部品点数及びコストの削減と端子台の補強の目的は達成されているものの、その後工程として2つの部品ユニット(モジュール)の結合及び組立方法に関する開示はない。
仮に図11に示すような円筒形状の2つのボビンをそのまま接着する接着工程では、一般的に、強度のある紫外線硬化型接着剤を用いる際にその塗布量の管理が困難で、特に小型部品の場合は接着剤のはみ出し代等の対策がとりにくい場合が多い。また、接着する部位に紫外線を照射した後は長い硬化時間が必要となる。また、接着する部位の重なり面積が少ない場合は、更に、2つの部品ユニットをクランプし固定したまま保持するという設備が必要となる。そのため、歩留まりの向上や組立費の低減は困難である。
一方、レーザ樹脂溶着装置等を用いて2つのボビンを溶着し組み立てる組立工程では、ワークである各部品をレーザ樹脂溶着装置の作業用パレット等に予め所定間隔で並べておく。次に、作業用パレットをレーザ樹脂溶着装置にセットした後、作業用パレットを固定したXYステージ等を移動させ、各部品に対して組立工程を実施する、といった方法が採られることがある。そのような場合、実際の組立工程は高速で行われるが、作業用パレットの交換等の作業時間の方が長い時間となることが多いので、組立工程の効率化のため、1作業用パレット当たりのワークのセット数を多くすることが要望されている。
本発明の目的は、短時間に安定した溶着組立加工を実現可能とした駆動装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の駆動装置は、回転可能に支持される円筒形状のマグネットと、前記マグネットの一端側に配置され、前記マグネットの外周面に対向する歯形状の第1の磁極部が複数形成される第1のヨークと、前記第1の磁極部がそれぞれ挿通される複数の第1の穴部が形成され、第1のコイルが巻回される第1のボビンと、前記マグネットの他端側に配置され、前記マグネットの外周面に対向する歯形状の第2の磁極部が複数形成される第2のヨークと、前記第2の磁極部がそれぞれ挿通される複数の第2の穴部が形成され、第2のコイルが巻回される第2のボビンとを備え、前記第1のボビンがレーザ光透過性樹脂から形成され前記第2のボビンがレーザ光吸収性樹脂から形成されるとともに、前記複数の第2の穴部の間で桟橋形状部が前記第1のボビンに向けて延出形成され、前記第1のボビンと前記第2のボビンを結合したときに、前記桟橋形状部が前記複数の第1の磁極部の間に位置するとともに、前記第1のボビンの内周部に嵌合し、前記桟橋形状部と前記内周部が嵌合する部分がレーザ光の照射により溶着されることを特徴とする。
本発明によれば、第1のボビンをレーザ透過性樹脂で形成すると共に第2のボビンをレーザ光吸収性樹脂で形成し、両ボビンの結合部にレーザ光を照射し溶着するため、駆動装置の最外径を大きく拡大することなく、硬化に殆ど時間を要しない小面積でも良好な接合強度が得られる。即ち、短時間に安定した溶着組立加工を実現することが可能となる。また、溶着時のボビン固定の際にクランプが不要となり、作業コストを低減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置としてのステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。図2は、ステッピングモータの第2のヨークと第2のボビンを組合わせた状態を示す側面図である。図3は、ステッピングモータの組立完成状態における径方向の内部構造を示す断面図である。図4は、ステッピングモータの組立完成状態における軸方向の内部構造を示す断面図である。
図1乃至図4において、ステッピングモータは、マグネット1、コア2、回転軸3、2つの軸受4、第1のボビン5、第1のヨーク6、第2のボビン7、第2のヨーク8を備えている。
マグネット1は、円筒形状に形成されており、その外周面が円周方向にN分割(本実施の形態ではN=20)されると共にS極及びN極が交互に着磁された着磁部を備えている。コア2は、電磁軟鉄等の軟磁性材料から形成されており、その外周部にマグネット1が固定される。回転軸3は、コア2の中心穴に圧入され、後述の軸受4により回転可能に支持される。上記マグネット1、コア2、回転軸3によってロータユニット(回転軸ユニット)が構成される。
軸受4は、軟磁性材料から形成されており、上記ロータユニットを構成する回転軸3を円滑に回転可能に支持するものであり、円筒部と鍔部とから構成されている。本実施の形態では、回転軸3の軸方向に対し所定間隔をおいて同一の軸受4を2個配置している。以下では、第1のボビン5側に配置される軸受4を適宜「一方の軸受4」と表記し、第2のボビン7側に配置される軸受4を適宜「他方の軸受4」と表記する。
第1のボビン5は、例えば液晶ポリマー等の耐熱性を有し且つ乳白色でレーザ光透過性を有する樹脂材料を成形型に射出して成形したものであり、マグネット1と同心に配置される第1のコイル5bが巻回される。第1のボビン5は、第2のボビン7の桟橋形状部7a(後述)が嵌合される内周部5aと、第1のヨーク6が第1のボビン5と組合わされる際に第1のヨーク6の複数の磁極部6a(後述)がそれぞれ貫通する複数(本実施の形態では5個)の穴部とを備えている。
第1のヨーク6は、軟磁性材料から形成されており、マグネット1の外周面に対向する状態に配置されるものであり、ヨーク本体から軸方向に延出された歯形状の複数(本実施の形態では5本)の磁極部6aを備えている。磁極部6aは、所定のピッチ(本実施の形態では72度)間隔で且つ所定の歯幅で形成されている。
ここで、上記一対の軸受4のうち一方の軸受4は、第1のヨーク6の中心穴6bに圧入され、第1のボビン5を第1のヨーク6との間に挟み込んで保持する。一方の軸受4、第1のボビン5、第1のヨーク6は一体的に固定されてユニットとなる。また、これにより、一方の軸受4と第1のヨーク6は磁気的に接続される。また、一方の軸受4は、その内径部において回転軸3と嵌合することにより回転軸3を回転可能に保持する。また、該嵌合部において一方の軸受4と回転軸3が磁気的に接続される。
以上のことにより、一方の軸受4を介して第1のヨーク6と回転軸3とが磁気的に接続され、第1のコイル5bにより発生する磁束が流れる結果、第1のヨーク6の磁極部6aが励磁される。
第2のボビン7は、液晶ポリマー等の耐熱性を有する材料に黒色のカーボン等を混入したレーザ光吸収性を有する樹脂材料を上記第1のボビン用の成形型とは異なる成形型に射出して成形したものであり、マグネット1と同心に配置される第2のコイル7bが巻回される。第2のボビン7は、ボビン本体から軸方向に延出された桟橋形状の複数(本実施の形態では5本)の桟橋形状部7aと、第2のヨーク8が第2のボビン7と組合わされる際に第2のヨーク8の複数の磁極部8a(後述)がそれぞれ貫通する複数(本実施の形態では5個)の穴部とを備えている。桟橋形状部7aは、第2のボビン7の周方向において隣接する上記の穴部と穴部との間に存在し、第1のボビン5の内周部5aに嵌合される。
第2のヨーク8は、軟磁性材料から形成されており、マグネット1の外周面に対向する状態に配置されるものであり、ヨーク本体から軸方向に延出された歯形状の複数(本実施の形態では5本)の磁極部8aを備えている。磁極部8aは、所定のピッチ(本実施の形態では72度)間隔で且つ所定の歯幅で形成されている。
ここで、上記一対の軸受4のうち他方の軸受4は、第2のヨーク8の中心穴8bに圧入され、第2のボビン7を第2のヨーク8との間に挟み込んで保持する。他方の軸受4、第2のボビン7、第2のヨーク8は一体的に固定されてユニットとなる。また、これにより、他方の軸受4と第2のヨーク8は磁気的に接続される。また、他方の軸受4は、その内径部において回転軸3と嵌合することにより回転軸3を回転可能に保持する。また、該嵌合部において他方の軸受4と回転軸3が磁気的に接続される。
以上のことにより、他方の軸受4を介して第2のヨーク8と回転軸3とが磁気的に接続され、第2のコイル7bにより発生する磁束が流れる結果、第2のヨーク8の磁極部8aが励磁される。
本ステッピングモータの組立時には、第1のボビン5と第1のヨーク6は、径方向と軸方向とにおいてそれぞれ所定の位置関係で結合され、第2のボビン7と第2のヨーク8は、径方向と軸方向とにおいてそれぞれ所定の位置関係で結合される。
また、組立後の第1のボビン5と第2のボビン7が重畳する部分は、第1のボビン5の内周部5aと第2のボビン7の桟橋形状部7aとが嵌合する部分である。第2のボビン7のそれぞれの桟橋形状部7aは、第2のヨーク6における隣接する磁極部6aと磁極部6aとの間に存在すると共に、その外径及び内径が磁極部6aと概略同程度の寸法に形成されている。
尚、本実施の形態及び後述の実施の形態における第1及び第2のボビン、第1及び第2のコイル、第1及び第2のヨークという表記は、これら一対ずつのボビン、コイル、ヨークを区別するための便宜上の表記である。本実施の形態では、内周部5aを有するボビンを第1のボビン、桟橋形状部7aを有するボビンを第2のボビンとしているが、内周部5aを有するボビンを第2のボビン、桟橋形状部7aを有するボビンを第1のボビンとしてもよい。この場合は、第1のヨークが第2のヨークとなり、第2のヨークが第1のヨークとなる。
次に、上記構成を有する本実施の形態のステッピングモータの組立工程及びレーザ溶着工程について説明する。
最初に、ステッピングモータの組立工程について説明する。
先ず、コア2の中心穴に回転軸3を圧入し、回転軸3をその軸方向の所定の位置において固定した後、マグネット1を接着によりコア2の外周面に固定する。これにより、マグネット1、コア2、回転軸3によりロータユニット(回転軸ユニット)を構成する。
次に、第1のボビン5の上記穴部に第1のヨーク6の磁極部6aを貫通させ、一方の軸受4の円筒部を第1のボビン5の中心穴5cに貫通させた後、第1のヨーク6の中心穴6bに圧入する。即ち、一方の軸受4により第1のボビン5と第1のヨーク6を径方向と軸方向の所定の位置関係で固定する。これにより、一方の相のコイルのユニット(第1のユニット)が構成される。このとき、第1のボビン5は一方の軸受4の鍔部により固定されている。
同様に、第2のボビン7の上記穴部に第2のヨーク6の磁極部8aを貫通させ、他方の軸受4の円筒部を第2のボビン7の中心穴7cに貫通させた後、第2のヨーク8の中心穴8bに圧入する。即ち、他方の軸受4により第2のボビン7と第2のヨーク8を径方向と軸方向の所定の位置関係で固定する。これにより、もう一方の相のコイルのユニット(第2のユニット)が構成される。このとき、第2のボビン7は他方の軸受4の鍔部により固定されている。
最後に、上記回転軸ユニットの回転軸3をその軸方向の前後から、上記第1のユニットの一方の軸受4の内径と、上記第2のユニットの他方の軸受4の内径に嵌め合わせ、第1のボビン5の内周部5aに、第2のボビン7の桟橋形状部7aを嵌め合わせる。これにより、ステッピングモータの仮組立(以後、仮組と略記する)が完成する。
次に、上記仮組されたステッピングモータのレーザ溶着工程について説明する。
先ず、上記の状態で仮組されたステッピングモータを所定の冶具にセットする。次に、第1のボビン5と第2のボビン7が重畳している部分、即ち、第2のボビン7の最初の位相の桟橋形状部7aの位置に、ステッピングモータの外周側で軸方向に直交する方向(図3、図4の矢印方向)からレーザ照射装置によりレーザ光を所定量、照射する。レーザ光透過性樹脂からなる第1のボビン5を透過したレーザ光は、レーザ光吸収性樹脂からなる第2のボビン7の桟橋形状部7aの表面部分を発熱させ溶融させる。その熱伝播により、第1のボビン5の内周部5aも発熱し溶融する。従って、両者の溶融部が融合して第1のボビン5と第2のボビン7が溶着される。
次に、ステッピングモータを所定量(本実施の形態では72度)回転させて、第2のボビン7の次の位相の桟橋形状部7aをレーザ光照射位置にセットする。ここでは、5箇所の桟橋形状部7aのうち3箇所にレーザ光を照射することにし、残りの2箇所は第1のボビン5と第2のボビン7の同軸性を保つためのガイドとして残している。従って、ここでは最初のレーザ光照射の後に順に72度ずつ合計216度回転させ、3箇所の桟橋形状部7aにレーザ光照射を行うことで、ステッピングモータが完成する。
尚、本実施の形態では、ワークであるステッピングモータを回転させる方法を用いているが、これに限定されるものではない。予め複数のレーザ光照射部を設置し、ワークであるステッピングモータを回転させずに複数のレーザ光照射部からレーザ光をワークに照射する方法を用いてもよい。
また、第1のヨーク6及び第2のヨーク8の直径は、本ステッピングモータが所定の電磁的出力を得るために必要な大きさに設定されている。図3に示すように、第1のヨーク6及び第2のヨーク8が向かい合わせに組み込まれており、第1のヨーク6の磁極部6aの内周面と第2のヨーク8の磁極部8aの内周面が、それぞれマグネット1の外周面に対向している。
このとき、第2のボビン7における5箇所の桟橋形状部7aは、第1のヨーク6における隣接する磁極部6aと磁極部6aの周方向における中間に存在して、第1のボビン5の内周部5aに接している。また、第1のボビン5の内周部5aは、部分的な切り欠きなどがない円筒部の内周面であるので、変形などに対する強度は十分ある。
この状態では、第2のボビン7における5箇所の桟橋形状部7aの外周の直径が、第1のボビン5の内周部5aの直径とほぼ同じ寸法であるため、第1のボビン5と第2のボビン7は同軸に組合わされている。また、第2のボビン7の桟橋形状部7aは、軸方向に延出する桟橋形状であるため、第1のボビン5と第2のボビン7が同軸に組合わされるために十分な長さを有している。
結果として、ステッピングモータ全体の直径は、第1のヨーク6及び第2のヨーク8の直径に第1のボビン5の内周部5a外側の肉厚を追加しただけの小径となる。ステッピングモータ全体の直径を小径に維持したままで、レーザ溶着による第1のボビン5と第2のボビン7の固定が成されている。
また、レーザ溶着においては、レーザ光の照射と樹脂の溶融及び硬化は非常に短時間に行われるので加工時間は短い。また、一般に樹脂をレーザ溶着する場合、樹脂の溶融後に収縮が発生するが、本実施の形態では第1のボビン5において溶着される部分は変形に対し強度のある円筒形状の内周部5aであるため、径方向への変形は小さい。一方の第2のボビン7の桟橋形状部7aは幅が狭い桟橋形状であり根元の強度は比較的弱いので、上記樹脂の溶融後の収縮により発生する応力は、それぞれの桟橋形状部7aが第1のボビン5の内周部5aに密着されることに利用されるため、第1のボビン5は変形することない。そのため、第1のボビン5と第2のボビン7がずれて接合されて同軸度が悪化するということはない。
また、レーザ溶着の際は、2つのワークに対し正確な位置及び位相でレーザ光の照射を行わなければならない。本実施の形態では、第2のボビン7の軸方向に延出する桟橋形状の桟橋形状部7aの外周の直径を、桟橋形状部7aが第1のボビン5の内周部5aに軽圧入(嵌合)可能な寸法に設定している。これにより、レーザ光照射時においてワークをセットする際、ワークを軸方向にクランプすることが不要となり、ワークのセットが容易になる。
次に、レーザ樹脂溶着方法により上記形状の樹脂部品(第1及び第2のボビン)を溶着し組み立てる際に、小径を保ったまま同軸度が悪化すること無く、且つ小面積でも良好な接合強度が得られ、且つ圧接等のクランプが不要となる理由を説明する。
第1に、レーザ光透過性樹脂からなる第1のボビン5と、レーザ光吸収性樹脂からなる第2のボビン7とを接合するためである。
第2に、レーザ光吸収性樹脂からなる第2のボビン7は、第2のヨーク8の隣接する磁極部8aと磁極部8aの間に延出する桟橋形状部7aを有するためである。
第3に、レーザ光透過性樹脂からなる第1のボビン5は、円筒部分を有するためである。
第4に、レーザ光吸収性樹脂からなる第2のボビン7の桟橋形状部7aと、レーザ光透過性樹脂からなる第1のボビン5の円筒部分の内周部5aが重畳する部分を溶着部分として、この部分にレーザ光の照射を行うためである。
第5に、溶着部分の一方が細い桟橋形状で、溶着部分のもう一方は強固な円筒形状であるので、溶着の熱収縮による変形は組立に影響しないためである。
上記の組立工程及びレーザ溶着工程を経て組み立てられた本実施の形態のステッピングモータは、2相のステッピングモータとして回転動作する。その回転原理については上記従来例1のステッピングモータと同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1のボビン5をレーザ透過性樹脂で成形すると共に第2のボビン7をレーザ光吸収性樹脂で成形し、両ボビンの結合部(第1のボビン5の内周部5aと第2のボビン7の桟橋形状部7aとの重畳部分)にレーザ光を照射し溶着する。これにより、ステッピングモータの最外径を大きく拡大することなく、従来のような接着剤のはみだしの懸念がなく、硬化に殆ど時間を要しない小面積でも良好な接合強度が得られる。即ち、短時間に安定した溶着組立加工を実現することが可能となる。また、溶着時のワーク(ボビン)固定の際にクランプが不要となり、作業コストを低減することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置としてのステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。図6は、ステッピングモータの第1のボビンと第2のボビンを組合わせた状態を示す斜視図である。図7は、ステッピングモータの組立完成状態における軸方向の内部構造を示す断面図である。
図5乃至図7において、ステッピングモータは、マグネット11、コア12、回転軸13、2つの軸受14、第1のボビン15、第1のヨーク16、第2のボビン17、第2のヨーク18を備えている。
上述した第1の実施の形態では、第1及び第2のボビンを、互いに異なる成形型を使用して異なる樹脂材料を射出成形することで異なる外形形状に形成した。これに対し、本実施の形態では、第1及び第2のボビンを、同一の成形型を使用して互いに異なる樹脂材料を射出成形することで同一の外形形状に形成するものである。本実施の形態のその他の要素及び動作は、第1の実施の形態と同様なので、説明を省略する。
第1のボビン15は、例えば液晶ポリマー等の耐熱性を有し且つ乳白色でレーザ光透過性を有する樹脂材料を成形型に射出して成形したものであり、第1のコイル15cが巻回されている。第1のボビン15は、ボビン本体から軸方向に延出された桟橋形状の複数(本実施の形態では5本)の桟橋形状部15aと、周方向の複数箇所(本実施の形態の3箇所)に等間隔で配設された外壁部15bとを備えている。桟橋形状部15aは、外壁部15bと外壁部15bとの間に配置されている。
桟橋形状部15aは、乳白色であり、組立時に第1のヨーク16の歯形状の隣接する磁極部16aと磁極部16aとの間に配置される。外壁部15bは、第1のヨーク16の磁極部16aの外周面の更に外周側に配置され、桟橋形状部15aよりも周方向に幅広く形成されている。外壁部15bは、その内周面に第2のボビン17の桟橋形状部17a(後述)の外周面が接する。
第2のボビン17は、液晶ポリマー等の耐熱性を有する材料に黒色のカーボン材などを混入したレーザ光吸収性樹脂材料を上記第1のボビン15の成形型に射出して成形したものであり、第2のコイル17cが巻回されている。つまり、第1のボビン15と第2のボビン17とは、外形と基本的な耐熱性等の材料特性は同一で、色のみ異なっている。第2のボビン17は、ボビン本体から軸方向に延出された桟橋形状の複数(本実施の形態では5本)の桟橋形状部17aと、周方向の複数箇所(本実施の形態の3箇所)に等間隔で配設された外壁部17bとを備えている。桟橋形状部17aは、外壁部17bと外壁部17bとの間に配置されている。
桟橋形状部17aは、黒色であり、組立時に第2のヨーク18の歯形状の隣接する磁極部18aと磁極部18aとの間に配置される。外壁部17bは、第2のヨーク18の磁極部18aの外周面の更に外周側に配置され、桟橋形状部17aよりも周方向に幅広く形成されている。外壁部17bは、その内周面に第1のボビン15の桟橋形状部15aの外周面が接する。
図6は、第1のボビン15及び第2のボビン17のみの組合わせを示している。第1のボビン15の5箇所の桟橋形状部15aの外周面と第2のボビン17の3箇所の外壁部17bの内周面とが組合わされ、第1のボビン15の3箇所の外壁部15bの内周面と第2のボビン17の5箇所の桟橋形状部17aの外周面とが組合わされる。これにより、第1のボビン15と第2のボビン17、結果としてステッピングモータを構成する2つのユニットの同軸が確保される。
この状態で第1のボビン15と第2のボビン17をレーザ照射装置にセットし、第1の実施の形態と同様に、レーザ光透過性樹脂からなる第1のボビン15の外壁部15bと、レーザ光吸収性樹脂からなる第2のボビン17の桟橋形状部17aとが重畳する位置に、外周方向からレーザ光を照射する。レーザ光がレーザ光透過性樹脂からなる第1のボビン15の外壁部15bを透過し、レーザ光吸収性樹脂からなる第2のボビン17の桟橋形状部17aが発熱し溶融する。
その熱伝播により、レーザ光透過性樹脂からなる第1のボビン15の外壁部15bの内周面が発熱し溶融する結果、第1のボビン15の外壁部15bと第2のボビン17の桟橋形状部17aとが互いに溶着される。これにより、同軸度が保証された小型のステッピングモータが完成する。尚、このとき、レーザ光透過性樹脂からなる第1のボビン15の桟橋形状部15aと、レーザ光吸収性樹脂からなる第2のボビン17の外壁部17bは、同軸を維持するためのガイドとして機能している。
また、上述したように、第1のボビン15の外壁部15b及び第2のボビン17の外壁部17bは、共に、第1のボビン15の桟橋形状部15a及び第2のボビン17の桟橋形状部17aよりも周方向において幅広く形成されている。従って、第1の実施の形態と同様に、互いに溶着される第1のボビン15の桟橋形状部15a、第2のボビン17の桟橋形状部17aよりも、第1のボビン15の外壁部15b、第2のボビン17の外壁部17bの方が溶融時の収縮に対して強い。そのため、第1のボビン15と第2のボビン17の同軸を確保する上での溶融の影響は小さい。
本実施の形態では、上述したように第1のボビン15と第2のボビン17は外形形状を同一とし且つその材料のみ異ならせることで、レーザ溶着が可能となっている。即ち、レーザ光透過性樹脂を桟橋形状部及び外壁形状部の両方を有する成形型に射出して成形することで第1のボビンとし、レーザ光吸収性樹脂を前記成形型に射出して成形することで第2のボビンとする。同じ成形型を用いて2つの異なる樹脂により2つのボビンを成形し、レーザ溶着して組み立てる場合、成形型は単一で済むため成形型の投資コストが半分となる。
次に、レーザ樹脂溶着方法により上記形状の樹脂部品(第1及び第2のボビン)を溶着し組み立てる際に、同軸度が悪化すること無く、且つ小面積でも良好な接合強度が得られ、且つ成形型の投資コストが半減する理由を説明する。
第1に、桟橋形状部と外壁形状部を有する成形型により第1のボビン15及び第2のボビン17を成形するためである。
第2に、上記成形型によりレーザ光透過性樹脂を成形して第1のボビン15とし、上記成形型によりレーザ光吸収性樹脂を成形して第2のボビン17としているためである。
第3に、レーザ光吸収性樹脂で成形された第2のボビン17の桟橋形状部17aと、レーザ光透過性樹脂で成形された第1のボビン15の外壁部15bが重畳する部分にレーザ照射を行っているためである。
第4に、第1のボビン15の桟橋形状部15a、第2のボビン17の桟橋形状部17aは、それぞれ外壁部15b、外壁部17bより径方向における曲げ強度が弱くなっているためである。
上記のレーザ溶着により組立てられた本実施の形態のステッピングモータは、2相のステッピングモータとして回転動作する。その回転原理については上記従来例1のステッピングモータと同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、同一の成形型で第1のボビン15をレーザ透過性樹脂で成形すると共に第2のボビン17をレーザ光吸収性樹脂で成形し、両ボビンの結合部(桟橋形状部15aと外壁部17b、外壁部15bと桟橋形状部17a)にレーザ光を照射し溶着する。これにより、ステッピングモータの最外径を大きく拡大することなく、従来のような接着剤のはみだしの懸念がなく、硬化に殆ど時間を要しない小面積でも良好な接合強度が得られる。即ち、短時間に安定した溶着組立加工を実現することが可能となる。また、成形型の投資コストが半減し、部品コストを低減することが可能となる。
[第3の実施の形態]
図8は、本発明の第3の実施の形態に係るステッピングモータの第1のボビンと第2のボビンを組合わせた状態を示す斜視図である。
図8において、ステッピングモータは、第1のボビン25、第2のボビン27を備えている。尚、ステッピングモータを構成するマグネット、コア、回転軸、第1及び第2のヨーク、一対の軸受の図示は省略する。
本実施の形態では、上述した第1及び第2の実施の形態と異なり、第1のボビン25及び第2のボビン27がそれぞれ軸方向に重畳する部分を備え、該重畳部分を介してレーザ溶着を行う例について説明する。本実施の形態のその他の要素及び動作は、第1の実施の形態と同様なので、説明を省略する。
第1のボビン25は、レーザ光透過性樹脂材料を成形型に射出して成形したものであり、軸方向端部に配設されると共に径方向に延出された2箇所の鍔状の溶着部25aを備えている。2箇所の溶着部25aは、第1のボビン25の周方向に所定間隔をおいて配設されている。
第2のボビン27は、レーザ光吸収性樹脂を成形型に射出して成形したものであり、軸方向端部に配設されると共に径方向に延出された1箇所の鍔状の溶着部27aと、第2のボビン27に巻回されたコイルの導線が絡げられる端子台に配設された1箇所の溶着部とを備えている。溶着部27aと端子台に配設された溶着部とは、第2のボビン27の周方向に所定間隔をおいて配設されている。
尚、図8では第1のボビン25と第2のボビン27の同軸を出すための位置決め部分は図示していない。
第1のボビン25と第2のボビン27を同軸に組合わせると、第1のボビン25の2箇所の溶着部25aは、第2のボビン27の溶着部27a及び端子台の溶着部とそれぞれ当接する。この状態で回転軸に平行な方向(図8の矢印方向)からレーザ照射装置によりレーザ光を照射する。これに伴い、レーザ光透過性樹脂からなる溶着部25aを透過したレーザ光が、レーザ光吸収性樹脂からなる溶着部27aにおいて発熱し溶融する。その熱伝播により、レーザ光透過性樹脂からなる溶着部25a側も発熱し溶融する結果、溶着部同士が溶着される。従って、本ステッピングモータは回転軸に平行な方向からのレーザ照射により組み立てられることができる。
この場合、上記レーザ溶着を行うためには、樹脂部品(第1及び第2のボビン)の外周面から径方向に張り出した状態に溶着部を設けなければならない。本実施の形態では、コイルの導線を絡げる端子台に溶着部を設けたり、溶着部の張り出し範囲を樹脂部品の外周部が外接する直方体の範囲内とすることにより、ステッピングモータの外径の大型化を最小限に抑えながら、組立工程の改善を可能としている。
次に、レーザ樹脂溶着方法により上記形状の樹脂部品(第1及び第2のボビン)を溶着し組み立てる際に、生産性が向上しコストの低減が可能になる理由を説明する。
第1に、上記成形型によりレーザ光透過性樹脂を成形して第1のボビンとし、上記成形型によりレーザ光吸収性樹脂を成形して第2のボビンとしているためである。
第2に、第1のボビン及び第2のボビンが、それぞれ径方向に張り出した溶着部を有するためである。
第3に、レーザ光吸収性樹脂で成形された溶着部とレーザ光透過性樹脂で成形された溶着部が重畳する部分にレーザ照射を行っているためである。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1のボビン25をレーザ透過性樹脂で成形すると共に第2のボビン27をレーザ光吸収性樹脂で成形し、両ボビンの結合部(第1のボビン25の溶着部と第2のボビン27の溶着部)にレーザ光を照射し溶着する。これにより、軸方向に長い円筒形状であることが多いステッピングモータを構成する樹脂部品(ボビン)をレーザ溶着組立装置の作業用パレット等にセットする際、レーザ光の光軸と樹脂部品の回転軸を平行に配置することができる。そのため、1つの作業用パレット上の面積当たりにセット可能な樹脂部品の数が多くなり、結果として作業用パレットの交換作業の回数が減少し、単位時間あたりのモータ組立数量が増加する。これにより、ステッピングモータのコストを低減することが可能となる。
[他の実施の形態]
上記第1乃至第3の実施の形態では、ステッピングモータ単体について説明したが、本ステッピングモータは、例えばデジタルカメラや携帯音楽プレーヤ等の各種の機器に搭載し、各種機構の駆動源として用いることが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置としてのステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。 図1のステッピングモータの第2のヨークと第2のボビンを組合わせた状態を示す側面図である。 図1のステッピングモータの組立完成状態における径方向の内部構造を示す断面図である。 図1のステッピングモータの組立完成状態における軸方向の内部構造を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置としてのステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。 図5のステッピングモータの第1のボビンと第2のボビンを組合わせた状態を示す斜視図である。 図5のステッピングモータの組立完成状態における軸方向の内部構造を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るステッピングモータの第1のボビンと第2のボビンを組合わせた状態を示す斜視図である。 従来例1に係るステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。 図9のステッピングモータの第2のボビンの軸方向の内部構造を示す断面図である。 従来例2に係るステッピングモータの構成を示す分解斜視図である。 図11のステッピングモータの軸方向の内部構造を示す断面図である。
符号の説明
1、11 マグネット
2、12 コア
3、13 回転軸
4 軸受
5、15 第1のボビン
5b、15c コイル
6、16 第1のヨーク
6a、16a 磁極部
7、17 第2のボビン
7a、15a、17a 桟橋形状部
7b、17c コイル
8、18 第2のヨーク
8a、18a 磁極部
15b 外壁部
17b 外壁部
25 第1のボビン
25a 溶着部(鍔部)
7 第2のボビン
27a 溶着部(鍔部)

Claims (2)

  1. 回転可能に支持される円筒形状のマグネットと、
    前記マグネットの一端側に配置され、前記マグネットの外周面に対向する歯形状の第1の磁極部が複数形成される第1のヨークと、
    前記第1の磁極部がそれぞれ挿通される複数の第1の穴部が形成され、第1のコイルが巻回される第1のボビンと、
    前記マグネットの他端側に配置され、前記マグネットの外周面に対向する歯形状の第2の磁極部が複数形成される第2のヨークと、
    前記第2の磁極部がそれぞれ挿通される複数の第2の穴部が形成され、第2のコイルが巻回される第2のボビンとを備え
    前記第1のボビンがレーザ光透過性樹脂から形成され
    前記第2のボビンがレーザ光吸収性樹脂から形成されるとともに、前記複数の第2の穴部の間で桟橋形状部が前記第1のボビンに向けて延出形成され、
    前記第1のボビンと前記第2のボビンを結合したときに、前記桟橋形状部が前記複数の第1の磁極部の間に位置するとともに、前記第1のボビンの内周部に嵌合し、
    前記桟橋形状部と前記内周部が嵌合する部分がレーザ光の照射により溶着されることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記第1のボビンと前記第2のボビンは同一の外形形状を有することを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
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