JP4748407B2 - 沈砂・汚泥等の掻寄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、沈砂・汚泥等の掻寄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、沈澱池などの処理池の池底に溜まる汚泥は、その1つの方法として、ガイドレールに沿って進退する台車に上下するスクレーパを備え、ワイヤロープ等の牽引伝達手段の進退駆動により、スクレーパを下げて掻寄姿勢にして汚泥を一方向に掻き寄せる一方、逆方向にはスクレーパを持ち上げて汚泥を掻き戻さないようにして復帰するという動作をする方式のものがあり、この方式のものは全体構造がシンプルで故障も少なく運転経費も少なくて済むなど多くの点において旧来のフライト循環駆動式の掻寄装置よりも優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした掻寄装置は牽引伝達手段によりスクレーパを上下に連動させるものであるが、これまでは構造的な複雑化は避けられず、その対策が望まれていたのが実情である。
この発明はこうした問題を解決するためになされたものであり、よりシンプルな構造で故障の少ない沈砂・汚泥等の掻寄装置を提供することにある。
【0004】
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、左右に側壁を備え前後に端壁を備えるとともに前方に凹状のピットを形成した底壁備えた沈砂池や沈澱池などの処理池の前記底壁より上方位置に長手方向を前後とした状態で直線状に敷設された左右一対のガイドレールと、左右一対を1組とし前後に複数組配列された走行輪を前記ガイドレール上に沿わせるように進退可能とされた台車と、同台車の前後位置において前記左右にそれぞれ向くように設けられた軸心回りに回転自在に支持された前後のスクレーパアームと、各スクレーパアームの下部に取り付けられたスクレーパと、前記台車に備えた前後のシーブと、後側のスクレーパアームに一端が連結されるとともに前シーブ回りを介して前方へ伸びるものと前側のスクレーパアームに一端が連粘されるとともに後シーブ回りを介して後方へ伸びるものとでなりこれら前後各方向に伸びたものが交互に牽引自在とされることで前後のスクレーパアームを前後同時に上下に応動可能とするワイヤロープなどの牽引伝達手段とを備えており、牽引伝達手段の前側のものが前方へ牽かれてスクレーパアームが掻寄姿勢とされるとともに台車が前進することによりスクレーパがピット方向に前進して処理池の池底に溜まる沈砂や汚泥などをピットの方向に掻き寄せる一方、牽引伝達手段の後側のものが後方へ牽かれてスクレーパアームが持ち上げ姿勢とされるとともに台車が後退することにより同スクレーパが持ち上げ姿勢で後退復帰するように構成された沈砂・汚泥等の掻寄装置において、前記前後のシーブは、前後の走行輪の各軸中心回りに同軸状に配置されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図示した実施形態を参照してこの発明を詳細に説明する。
【0006】
図1は沈砂池に構成した沈砂掻寄装置の縦断面側面図、図2は図1のII−II線に対応する横断平面図で掻寄中の状態で示す。
【0007】
図3は沈砂掻寄装置の要部拡大側面図、図4は図3の平面図、図5は図3のV−V線断面図である。
【0008】
図1において1は、沈砂池の下流側を示し、上流側(図1の左方)には除塵機である掻揚装置が設備されている。
【0009】
図1の沈砂池は、図2及び図5に示すよに、左右に側壁2を備えるとともに底壁3を備えてその底壁3の掻揚装置側にはピット4が凹状に形成されている。同ピット4内には吸揚ポンプ5が設けられている。
【0010】
この沈砂池1内の流路の標準的な水位は図示程度の水面6で設定されるとともに、同沈砂池1の下流端部には、図1に示すように、端壁7が形成され、同端壁7に明けられた排水口8には、ガイド9で案内されるゲート10が手動あるいは電動の昇降調節装置11により開閉・開度調節可能になっている。こうした沈砂池1が並列に配列されている。
【0011】
沈砂池1内には、図5に示すように溝型鋼でなるガイドレール13が溝部が対向するようにして水平に配備されている。同ガイドレール13は、各側壁2,2の水面6より少し上に対応する高さに前後複数個配備したレールブラケット14…上を介して水面6より少し高く配置されている。ガイドレール13が水面6上方に配置されていることから、事後の整備その他に当たって便利である。ガイドレール13は、図1に示すように、端壁7側からピット4上にわたるように長くなっている。
【0012】
16は台車で、台車本体17は、図4に示すように、溝型鋼の溝部を内向きにして平面矩形に結合して形成されている。同台車本体17の底面4か所には、ローラーブラケット18…が配備され、同ブラケット18…を介して車輪軸19,19が固定軸として横架されている。各車輪軸19回りには、ガイドレール13上に対応するようにフランジ付走行輪20…が回転自在に装備されている。
【0013】
また、台車本体17の4隅底面からは、コーナーブラケット21…が下向きに突設され、同ブラケット21を介してサイドローラー22…が縦軸回りに回転するように設けられて、ガイドレール13の各外側面に沿って接触しながら蛇行阻止をしながら台車16を走行させるようにする。さらに、23は浮揚防止ローラーで、同ローラー23は、同じく台車本体17の底面から突設されたブラケット24を介して取り付けられている。同ローラー23をガイドレール13の外側でなく内側に配置したことで、側壁2によるスペース上の支障の少ない側からメンテナンス等が可能になる。
【0014】
台車本体17の前後の各枠部からは、図5に示すように、左右1対をなして固定ブラケット26が水面以下に下端がくるように(あるいは水面以上に下端がくるように)垂下し、同ブラケット26の下端間には、軸受27を介して回転軸28が横架されている。この回転軸28は、進退する方向に直交して水平にかつ前後に配備され、これら各回転軸28回りには、左右1対をなす基部ブラケット29が同行回転可能に突設されている。
【0015】
基部ブラケット29には、止着具30…によりスクレーパアーム31がそれぞれ脱着自在に取り付けられている。スクレーパアーム31は、基部が掻寄時に斜め後下がり状で復帰時(仮想線図示)に水平になるようにされるとともに先端部は掻寄時に垂直より前下がり状で復帰時に後下がり状になるようにされる。
【0016】
このスクレーパアーム31は合計4本配備され、これら左右1対のものを介してスクレーパ32が取り付けられている。スクレーパ32は、図3に示す偏平コの字枠体を縦向きにし溝を後向きにした基本形をスクレーパ本体33として備え、それに縦リブ34…を左右に間隔を置いて組み合わせ結合してなる。そして、同スクレーパ本体33のスクレーパアーム31,31間に対応する中央一定幅部分は、図5に示すように他の部分よりも低く凹状の越流部35として形成してある。この越流部35は、スクレーパ中央上から沈砂が越え出るようにすることで、スクレーパ32の側脇から沈砂がはみ出す量を抑えて安定な掻寄を確保するようにする。尚、越流部35は、スクレーパ本体33に開口を開けることでも同様の機能が達成される。
【0017】
また、スクレーパ本体33の左右両端には、図4に示すように、上からみてL形をなし前方に突き出すようにゴム(あるいは樹脂や金属でもよい)脇突片36,36が取り付けられており、この脇突片36は、沈砂が側脇方向へはみ出すのを阻止するとともに脇端からの沈砂を中央方向に導くようにも機能する。同脇突片36はスクレーパ本体33に脱着自在になっている。尚、スクレーパ本体33は、図3に仮想線で示すように、復帰時に斜め後下がり状になることにより、図3の左方向から流れ来る水流により持ち上げ力が作用した安定な状態で復帰運動することにもなる。
【0018】
前記基部ブラケット29には溶接により一体的にアーム38が突設され、その上端に脱着自在で枚数を増減可能なように止着具39…を介してバランサ40が取り付けられている。アーム38は、図3に実線で示すように掻寄状態で後上方に向けて上がり仮想線で示すように復帰状態で前斜め上方へ立ち上がった状態になり、掻寄状態及び復帰状態をそれぞれ安定なものに切り換える。
尚、アーム38は、回転軸28回りに別途突設してもよい。
【0019】
後側の回転軸28回りには、池幅中央に対応して後アーム42が、また前側の回転軸28回りには前アーム43が垂設され、掻寄時に垂直で復帰時に後下がり状になるように構成されている。後アーム42は中央であることから、同アーム42に作用する掻寄時の牽引力が左右にバランス良く作用する。前記車輪軸19の前側のものの外周には、前シーブ45が、後側のものの外周には、後シーブ46が回転自在に設けられている。前シーブ45は池幅の中央に対応する。
【0020】
図1における48は固定前シーブ、49は固定後シーブで、固定前シーブ48は、支持ブラケット50を介してガイドレール13の前方幅間上方にあるようにしかも池幅の中央にあるように回転支持されている。また、固定後シーブ49は、ガイドレール13の後端間上方で固定前シーブ48と同じ高さであるが、図2に示すように、池幅中央から一方に偏寄して配置されている。
【0021】
51は上部開口で、その下方には固定軸52が横架されるとともに、同固定軸52回りには、軸方向にトラバース可能に左右1対の方向転換シーブ53,54が設けられている。図1の手前側の左方向転換シーブ53は、図2における下側のシーブで、図1の向こう側の右方向転換シーブ54は、図2における上側のシーブである。これらの上方には、駆動装置56が設置されている。同装置56は、架台57、減速機付モーター58、カップリング59を備えるとともに、正逆に回転制御されるよう軸受支持されたドラム60を備える。このドラム60が、図2に示すように、左・右方向転換シーブ53,54の上方に対応している。
【0022】
ドラム60はあとでも説明するが、図11に例示するように、左ドラム(掻寄方向に向いて左側)61と右ドラム62とを同軸状に合体してなるもので、その一方が巻き取り時に他方は繰り出すように常に逆の関係で作用する。尚、63…はロープ外れ防止具を示している。64はコンベアである。
【0023】
ワイヤロープである一方の牽引伝達手段W1は、図1及び図2に示すように、一端が後アーム42にロープ連結具65を介して連結されるとともに前シーブ45上を通じて固定前シーブ48に下から上回りに掛け回され、左方向転換シーブ53を介して図11の左ドラム61回りに巻き掛けられている。他方の牽引伝達手段W2は、一端が前アーム43にロープ連結具65を介して連結されるとともに後シーブ46に下から上回りに掛け回されたのち右方向転換シーブ54を介して右ドラム62回りに巻き掛けられている。
【0024】
図1の実線矢印Fは掻寄装置の前進(掻寄)に対応する駆動方向で、破線矢印Rは後退(復帰)に対応する駆動方向である。ドラム60のF方向への回転駆動により、掻寄装置が図1の右端で掻寄状態に切り換わった時を基準にすると、左ドラム61が継続して巻き取り駆動されると、牽引伝達手段W1がF方向に引張駆動されるとともに牽引伝達手段W2は繰り出される。これにより、後アーム42を介して後のスクレーパアーム31が引かれながらスクレーパ32が沈砂を掻き寄せてゆく。この際、牽引伝達手段W2は繰り出されるが、前アーム43を介して前のスクレーパアーム31を引くことになり、前後間連動リンク66を介して前後のスクレーパアーム31,31は掻寄姿勢を保持しながら前進する。この間、左方向転換シーブ53及び右方向転換シーブ54は、ドラム60側の巻き取り状態及び繰り出し状態に合わせてトラバースをし好適な位置を保つように追従運動をする。また、牽引伝達手段W1の下回りの部分は、牽引力を伝達するが、池幅及び装置の中央に作用するので、掻寄動作を安定なものとなる。
【0025】
掻寄装置が図1の左側に示したピット4側にくると図示しないリミットスイッチによりドラム60が逆転制御される。これにより、右ドラム62が巻き取り状態に左ドラム61が繰り出し状態に切り換わるとともに、牽引伝達手段W1,W2は、破線矢印Rの方向に駆動される。これにより、牽引伝達手段W2が牽引側となるので、台車重量等が抵抗になって前アーム43が引かれて前側のスクレーパアーム31が持ち上がるようになり、これに前後間連動リンク66を介して後側スクレーパアーム31も持ち上がる。当然、牽引伝達手段W1は繰り出しにより非牽引側となるので緩められる。前後のスクレーパアーム31,31が持ち上がったあと、台車16には牽引力が作用するので、同台車16は矢印R方向に牽引され復帰運動をすることになる。
【0026】
装置が完全に復帰すると、ドラム60は逆転制御され、前記したように左ドラム61が巻き取り側に右ドラム62が繰り出し側に変換制御されることにより、牽引伝達手段W1が牽引側に牽引伝達手段W2が繰り出し側に変更される。これにより、後側のスクレーパアーム31が引かれる一方前側のスクレーパアーム31は緩められることで、図1の右図示の実線状態のようにスクレーパアーム31,31は降りて掻寄状態に入る。
【0027】
尚、図1の復帰位置は、同図に示すより更に右端にすることもあり、この場合、前後に2枚スクレーパ32とし、その後側が復帰端部一帯の沈砂をも掻くことができるようになる。また、図1に仮想線で示すように、駆動系は、側面L形循環軌道になるようにすることもある。この場合、68はシーブ、69はドラムである。さらに、本装置は沈澱池その他の処理池にも適用があることは勿論である。
【0028】
また、図3及び図5に示すように、台車本体17の前後には、牽引伝達手段W1,W2を通すための長孔状のロープ通孔71が形成されるとともにその前面にはガイドローラー72,72を上下に配置してある。さらに、図3に仮想線で示すように、開口に脱着蓋74…を付した偏平四角錐状のカバー75を台車16上に脱着自在に装備することもある。また、前記ロープ連結具65にはターンバックル方式を組み合わせることができる。
さらに、前記装置は前後2枚のスクレーパ32で構成したが、1枚のみのスクレーパ32で構成してもよい。
また、台車16は、図示のものより長い所謂ロングフレーム型にすることもある。例えば、ガイドレール13の全長の1/2より長いフレームとし、進退ストロークを短くする方式のものである。この場合、スクレーパは2枚以上にすることがある。
【0029】
次に他の実施形態について説明する。
図6に示す実施形熊は、基部ブラケット77にアーム78を止着具79に、より脱自在にしたものである。
【0030】
図7に示す実施形態は、車輪軸19をローラーブラケット18に横架固定し、同車輪軸19に走行輪20を回転自在にしたものにおいて、車輪軸19と走行輪20が共にSUS製であって、その間にシルクロイ鋼製のすべり軸受80を介装して耐摩耗性等をアップするようにしようとする場合、すべり軸受を1輪介装すると同軸受はシルクロイ鋼でその相手部材がSUS製になって耐摩耗性の向上などに今一つ有効でないこともあって、車輪軸19側と走行輪20側にそれぞれシルクロイ鋼でなるすべり軸受80,81を装備してその間をすべり隙間Sを設定することによりシルクロイ鋼とシルクロイ鋼の接触となって耐久性の高い軸受構造を提供することができるようにしたものである。
【0031】
図8に示す実施形態は、スクレーパ32同士を前後間連動リンク66により連結していたものに対し、アーム38同士をリンク66で連結したものである。
尚、前アーム43と後アーム42との間をリンク66で連結してもよい。
また、同リンク66それ自体をバランサとしてバランサ40を省略するか、併設してもよい。
【0032】
図9、図10は他の実施形態を示す。同実施形態は、固定前シーブ48の支持ブラケット50に横架されたシーブ軸85を利用して上下揺動可能にロープテンショナ86を装備したものである。このテンショナ86は、取付枠87の先端にウエイト88を備えるとともに、その中間には牽引伝達手段W1を押さえ込むローラー89を装備したものである。牽引伝達手段W1が緩む際には、このウエイト付ローラー89が自動的に緊張させるものである。このロープテンショナ86は、他の個所に対して構成してもよい。また、取付枠87それ自体にウエイト機能を積極的なものとして構成してもよい。
【0033】
尚、台車16上にカバーを被せる場合にはその前進端において取付枠87と接触はしないが、安全性を確保するため、図9に仮想線で示すように、取付枠87を上曲がり状に形成してもよい。
また、シーブ軸85に取付枠87を支持する必要もなく、例えば、仮想線のように、支持ブラケット50の上方の別軸85′回りなどに支持させてもよい。
【0034】
図11に示す実施形態は、ドラム60の左ドラム61(右ドラム62に対しても同様に構成することがある)の軸方向側方部に側部ドラム91を一帯あるいは別体で突設し、同ドラム91の内部に補助板92を内装固定してピン93を突設するとともに、同ピン93にロック爪94を備えたものである。
【0035】
さらに、ドラム軸90の側部ドラム91内に対応する外周には、アンカードラム95を回転自在に装備するとともに、同ドラム95に牽引伝達手段W1の端末を固定して巻き付け、一側フランジにラチェット爪96…を形成して前記ロック爪94に係脱自在に構成してある。そして、アンカードラム95に巻き付けられた牽引伝達手段W1は、側部ドラム91に明けられたロープ挿通口97を通じて左ドラム61に巻き付けられる。
【0036】
98はロック受盤で、側部ドラム91の側端に固定されて多数のメネジ式ロック孔99…を備えるものとされている。また、100はアーム差し込み片で、仮想線で示すロープ締め込みバー101を挿脱自在にするもので、同差し込み片100には、ロック片99…に対応する通孔102を備えた突片103が設けられ、通孔102を通じてロックピン104をロック孔99…の適宜のものに挿通・固定することで牽引伝達手段W1の緊張状態が決められる。ロックピン104の先端は仮ロック軸104aがネジなしとして形成されている。
【0037】
そして、アンカードラム95をドラム軸90に回転自在に挿通するとともにラチェット爪96をロック爪94に係合させてセットされる。アーム差し込み片100は外部にくるようにされる。左ドラム61は牽引伝達手段W1が繰り出されて巻き締めに都合の良い程度とされ、そののち、アーム差し込み片100にバー101を差し込むとともにそれまで固定されていたロックピン104を緩めて外し、バー101を矢印方向に引いて牽引伝達手段W1を引き締める。そのあと、ロックピン104を対応するロック孔99に仮止めし、あとで本締めして締め込み作業は終了する。
【0038】
図12及び図13は付加的な例を示す。同例は、沈澱池などの底壁107の中央に汚泥などの排除溝108を池長手方向に向けて形成したものに対して単一本あるいは複数本のガイドレール109を敷設する場合の対策例を示すものである。
【0039】
同例において、排除溝108はモルタル110で埋め付けてその上を介して長手方向に複数本の基盤111…を固定するとともに、これらの基盤111…上を介してガイドレール109を敷設するようにしたものである。
【0040】
図14は他の実施形態を示すもので、同実施形態は、沈砂掻寄装置でその構造を簡略化するとともに特に台車よりも先にスクレーパが作動するようにしたものに関する。ここにおいて、120は沈砂池で、同沈砂池120内には図の左側から汚水が流れてくる。121はその水面、122は側壁、123は底壁、124はピットをそれぞれ示す。
【0041】
125はガイドレールで溝形材により形成され、同ガイドレール125は左右の側壁122にブラケット126…を介して対向状に配備されている。このガイドレール125上を介して台車127が進退走行自在とされている。台車127は、四辺枠状の本体128に4個のフランジ付き走行輪129…を装備してなるものである。尚、本体128の前後には、アングル材130がくの字状になる角度で固定されているが、これに限定されない。
【0042】
台車127の前後間からは、左右1対の受け材131が垂下されるとともに、これら受け材131の下端間がスクレーパ軸132で一体に連結され、台車127と、受け材131と、スクレーパ軸132とで一体の枠体が形成されている。
【0043】
スクレーパ軸132の回りには、下部スクレーパ133と上部スクレーパ134が前後に回転自在に支持されている。下部スクレーパ133は,垂直な状態を掻寄状態とし図14の仮想線で示す前方水平状態を復帰常態とする。また、上部スクレーパ134は、前斜め上がり状態を掻寄状態時とし仮想線のように後斜め上がり状態を復帰状態時とするもので、135はこれらスクレーパの連結材を示すものである。136は掻寄時ストッパ、137は復帰時ストッパである。尚、上部スクレーパ134は省略することがある。上部ストッパ34を省略するときは、受け材131の上端間をつないで回転パイプ139を備えるものとする。
【0044】
上部スクレーパ134には、通口138が開けられるとともにその上部には回転パイプ139が設けられている。
【0045】
そして、これらを駆動するものとして、池上には、駆動源141が設置されるとともに、この駆動源141により,池中央を通る牽引伝達手段142が正逆に駆動されるようになっている。牽引伝達手段142は、ワイヤーロープでもよいが、ドラム装備など構造の複雑化は避けられないため、ここでは、無端部材であるリンクチェーン143とこれらをガイドするロードシーブ144…で構成されている。一般的なチェーンでもよい。
【0046】
Fは掻寄方向、Rが復帰方向であり、図14ないし図16は掻寄状態時を示している。牽引伝達手段142の下回りと前記回転パイプ139とは他のリンクチェーンである方向変換手段145で連結されており、掻寄状態では、牽引伝達手段142の下回りがF方向に牽かれるので、方向変換手段145を介して回転パイプ139がF方向に牽かれるとともに下部スクレーパ133が垂直な掻寄状態とされる。そのあと、受け材131を介して台車127がF方向に牽引作動するようになっている。これにより、スクレーパ133が掻寄状態にならないまま台車127が掻寄方向に前進してしまうような誤作動のおそれがなくなる。
【0047】
下部スクレーパ133がピット124まできて掻寄を終了すると、リンクチェーン143は逆回転してR方向に牽引駆動される。これにより、方向変換手段145は、図14の右方向に牽かれることで仮想線のようになり、下部スクレーパ133は仮想線のように水平状態になる。
【0048】
そのあとで、受け材131を介して台車127はR方向に復帰作動する。これにより、スクレーパ133が復帰状態にならないままで台車127の方が先に復帰作動するような誤作動のおそれがなくなる。
【0049】
尚、方向変換手段145のリンクチェーン143への連結点は、軸とその軸回りに遊転するパイプで構成してもよい。このようにすることで、方向変換手段145は常に図14の正常な状態を維持する。また、走行輪129の他に127の浮き上がりを防止するローラーを装備してもよい。同ローラーは、例えば、受け材131側に装備してガイドレール125に下方からあたるようにしてもよい。また、前記下部スクレーパ133は、スクレーパ軸132を境にその上部である、連結材135、上部スクレーパ134などと回転バランスを保つ関係にあって極く軽快に回転するようになっている。そのためのバランサを付加してもよい。上部スクレーパ134が省略されたときもバランサで対応する。このバランサは専用のウエイトである場合と構成部材をウエイト兼用にする場合とがある。また、図14に仮想線で示すように、連結材135の上端にはバランサ140を備えてもよい。さらに、仮想線で示すように、上部バランサ140aを前後に切り換え運動可能に装備しても良く,この場合、切り換え変換時のショックが軽減される。
【0050】
図17は他の実施形態を示すもので、同実施形態は、受け材147にスクレーパ軸148を介して装備されるスクレーパ149が、前方斜め下がり状のスクレーパアーム150を介して前方位置にハングし上下に運動するタイプとされたものである。
【0051】
この場合、スクレーパ149及びスクレーパアーム150は、バランサ151で回転のバランシングをとった状態とされるとともに、上方に延びた変換レバー152をリンクチェーン153の前後の運動により動かすことによりスクレーパ149を上下させるようにしたものである。リンクチェーン153には、前後に係合片154が1対設けられ、これらにより、変換レバー152が連動するようになっている。155は各ストッパである。尚、リンクチェーン153は他の牽引伝達手段でもよい。また、バランサ151は変換レバー152に付してもよい。
【0052】
さらに、前記係合片154は、リンクチェーン153間に備えた板に孔を開けてその孔を係合部としてもよい。この実施形態においてもスクレーパの方が台車よりも先に作動する。
【0053】
図18から図20に示す実施形態は、後側にハングしたスクレーパ157を備えたタイプについてのものである。受け材158のスクレーパ軸159にはスクレーパアーム160を介してスクレーパ157がくの字形のものとして取り付けられ、バランサ161により常時バランシングされて回転するようになっている。
【0054】
162は変換バランサであり、側面からみると、図18のように受け材158の中心線より前にある場合と図19のように後にある場合とに切り換えられる。リンクチェーン(他の牽引伝達手段でもよい)163にはロッド164が取り付けられるとともに同ロッド164には前後に蹴り下げ用のアタッカー165が設けられ、同アタッカー165は下部が折れ曲がったものになっている。
【0055】
図18は復帰状態の終了端にあってこれから掻寄状態に移ろうとする場合を示し、この状態で矢印方向に作動することで、リンクチェーン163の下回りが前方に牽かれることで、後部のアタッカー165が斜めに対向するスクレーパアーム160の上背面を蹴り下げ、これにより、図19のように、変換バランサ162が後側に移動するとともにスクレーパ157が下がり、これにより、掻寄状態になる。この掻寄状態では汚砂がスクレーパ157前に溜まってくるとスクレーパ157が上がってしまうが、図19のように後側のアタッカー165がスクレーパアーム160の上に乗りかかって上動をロックするので、スクレーパ157は図示の状態を維持する。すなわち、アタッカー165がストッパとしても機能している。そして、このアタッカー165は、同時に受け材158を前方へ押し出す役目も果たし、これにより、初めて台車が前進することになる。
【0056】
図19のまま汚砂が矢印方向に掻寄られて掻寄を終了すると、リンクチェーン163は逆回転する。これにより、前方のアタッカー165が持ち上がったバランサ161を蹴り下げることで、変換バランサ162が前方へ切り換えられるとともにストッパ57が持ち上がるようになり、こうして復帰状態に入る。そのとき、前側のアタッカー165は受け材158の前面にあたることで台車を後方へ押しやるとともにバランサ161のアーム上にこのアタッカー165が常時対向するのでこれがストッパとなってスクレーパ157の下動を阻止するものである。尚、図20の復帰切り換え状態から図18の復帰終了状態まで至り、そのあと、図19の掻寄状態に切り換えられる。
【0057】
前記バランサ161は、への字のようなカム部材であってもよい。前記バランサ161はローラーであってもよい。
【0058】
図21および図22は、他の実施形態を示すもので、同実施形態は、垂下する受け材167にスクレーパ軸168を備え、このスクレーパ軸168にスクレーパアーム169を介して前方にスクレーパ170を備えるとともに、バランサ171を備えて軽快に回転するようにしたものであって、スクレーパアーム169は、受け材167に突設のステー172からぶら下げたリンクチェーンなどの連動垂下材173により掻寄状態にあるように吊り下げられている。
【0059】
そして、リンクチェーンなどの牽引伝達手段174の下周りには、前後をなして係合片175が設けられ、後ろの係合片175は受け材167やそれに付属する部材に後方からあたるようにされる一方、前側の係合片175は、受け材167やそれぞれに付属する部材に前方からあたる前に前記連動垂下材73を引っ掛けて連行するようになっている。
【0060】
図21は掻寄状態を示し、図22は復帰状態を示す。図21の掻寄状態は、図22の復帰状態から前の係合片175が連動垂下材173を解放すことで自重でスクレーパ170が下がることによりなされるとともに、後方の係合片175が受け材167を前方へ押し出すことで台車がはじめて動くようになっている。
【0062】
牽引伝達手段174の下回りが矢印のように後方に動くことで、前方の牽引伝達手段75が連動垂下材173を連れ曲げるようになり、これによりスクレーパ170が持ち上がるとともに係合片175が受け材167にあたることで台車を復帰させるのである。
【0063】
尚、前記実施形態において、連動垂下材173は、バランサ171側にも装備してもよく、この場合、復帰状態から掻寄状態への変換が強制的なものとなるとともに後側の垂下材の組み合わせにより掻寄状態が安定ロックされる。係合片175は、前記と同様に、孔付板により構成することもできる。また、前記した垂下材173は、ワイヤーロープ,チェーンあるいはリンク(少なくとも1点で折れ曲がるもの)でもよい。前記実施形態は、沈砂池以外に沈澱池用の汚泥掻寄装置にもその要部方式を適用することができる。このことは、他の実施形態でも同様にいえることである。
【0064】
図23および図24は、他の実施形態を示すもので、沈砂池の両側壁177の水面178以下にSUS製ガイドレール179を対向配備し、これらガイドレール179により矩形板状で極低摩擦滑動容易な樹脂(例えば、商品名ニューライト)からなる台車180を走行輪なしで直接スライドするように嵌め合わせてある。
この台車180は、そのままで充分な強度を有するが、その底面あるいは天面にSUS製などの補強枠181を付してある。この補強枠181を介して受け材182を取り付けてある。
【0065】
前記台車180は、ガイドレール179内に嵌り合うので、それ自体がレール内のスクレープ機能を果たし、その結果、水面以下で摺動させることができるようになった。
【0066】
図25の実施形態は、台車184を1枚板状とせず左右1対のものを補強材185で連結してなるものとし、その補強材185を介して受け材186を取り付けたものである。装置を安価で軽量化したものである。
【0067】
図26の実施形態は、ガイドレール188に前記のような台車189を嵌め合わせたもので、特に、台車189の底部に図27に示すような孔190…を形成してその中にSUS製のローラー191…を嵌め込んで同ローラー191…の方がガイドレール188内面で転動するようにして樹脂の耐久性を向上させるようにしたものである。図23から図27の実施形態は、沈澱池の汚泥掻寄装置にも適用される。ローラー191は樹脂でもよい。また、ローラー191は、台車189の他の面に設けてもよい。
【0068】
図28の実施形態は、ガイドレール193内に嵌る大きさの台車のスライダ194をSUS製の台枠195に取り付け、この台枠195に外スライダ196を備えてガイドレール193にスライドするようにしたものである。197は補強枠である。特に、スライダ194は、例えば、15cm□で長さ2mの量産規格的な部材をそのまま使用したものである。尚、この実施形態においても前記のように各所にローラーを配備してもよい。
【0069】
図29の実施形態は、沈澱池の底壁199上にアングルなどのガイドレール200を左右対称に配備し、これらに台車から下向きに伸ばした脚201にスライダ202を取り付けたものを進退自在にした汚泥掻寄装置の一部を示している。スライダ202の前後は斜めカットして汚泥を進行とともに側方に排除できるようにしてあり、特に、このスライダ202にもローラー203…を配備して耐久性の向上を図ったものである。
【0070】
図30は、ローラーを球ローラー205とした実施形態を示す。この場合、スライダ206,207を上下合わせ型とし、下のスライダ207に孔208を開けてその中に球ローラー205を装填し、上スライダ206を重ねて合体することで球ローラー205を簡単にして回転自在に内装したものである。尚、仮想線のようなすり鉢状の孔209にしてもよい。
この実施形態は、他の実施形態にも適用がある。同様に各実施形態における諸方式,構造は、他の実施形態においても適用できる。
【0071】
図31に示す仮想線で示すものは、中空くさび形で横長手状のスクレーパ211を前後に多数列配備して、それらをスクレーパ211の横長手方向に直交して通る左右複数本の帯長状のスライダ210で一体連結して、同スライダ210を、池底に敷設したスライダ受け212上で滑動するように構成されており、そして、中央を通るようにして繋いだ進退駆動バー213の動きに応じて全体を進退駆動させることで、各スクレーパ211が矢印の方向に前進して掻寄をし、矢印と逆方向に後退しながら斜面上を汚泥が越えるようにすることで復帰運動するようにしたいわゆるレシプロ式の汚泥掻寄装置が従前より実施されている。
【0072】
上記のものを基準にして、図に実線で示すように、前後2個分など複数個分のスクレーパ211,211にわたるような前後に長いタイプのロングスクレーパ214を構成してもよい。このロングスクレーパ214は、それ自体の底面にも付した滑動用の樹脂を従前同様に池底面に敷設した帯長状のスライダ受け212の上に添って滑動してゆくものであるが、同スクレーパ214は、斜面215が従前のスクレーパ211のそれよりもはるかに小さい角度になることから、復帰時に矢印Sのように超えることのある汚泥がより自然な態様で超え易く装置の復帰時の抵抗が少なくなって運転動力を少なく抑えることが可能になるとともにSによるロングスクレーパ213を介して滑動面に作用する負荷も軽減されて摩耗が少なくなる利点がある。
【0073】
図32および図33に示す実施形態は、図31の定姿勢型スクレーパ216を構成するか否かに拘わらず起伏型スクレーパ217を簡易型汚泥掻寄装置として構成したものを示している。同実施形態の場合、池底には、左右に複数列(3列)の樹脂板製スライダ受け218が敷設されている。その上を滑動するように掻寄装置側にはスライダ219が設けられており、これらスライダ219に直交するようにして中空くさび形をした定姿勢型スクレーパ216…が前後に複数列にわたって一体式に固定されている。尚、Oは装置のセンターラインで、これを介して装置は左右対称になっている。
【0074】
スライダ219…上には、これらに直交するようにして前後複数本の固定軸220が固定されており、各固定軸220回りに丸筒状の回転基部221を回転自在にすることで前記起伏型スクレーパ217が設けられている。
【0075】
この起伏型スクレーパ217は、定姿勢型スクレーパ216の前側に設けられ、図32の仮想線のように前伏した復帰状態と、実線のように垂直に起立した掻寄状態の態様に切り換え自在になっている。掻寄状態の起伏型,スクレーパ217は、定姿勢型スクレーパ216上に立設した掻寄用ストッパ222で背部を受け止められることで垂直状態を維持するが、前方へは倒れることができるようになっている。すなわち、R方向に装置が駆動されると汚泥がこの起伏型スクレーパ217に背部から作用することで仮想線のように伏倒して復帰状態に自動的に切り換わる。
【0076】
仮想線の伏倒状態は、下方の浮かしストッパ223により定姿勢型スクレーパ216の斜面に略連続するように前方が開放状となるように規定される。これにより、復帰時の汚泥は、定姿勢型スクレーパ216上を越えこの起伏型スクレーパ217上をも越えて前方である後方へと導かれる。一方、起伏型スクレーパ217が伏倒した状態から装置全体がF方向に前進すると、起伏型スクレーパ217が浮き上がっているので、その下側域に汚泥が溜まってゆくようになり、次第に起伏型スクレーパ217を押し上げてゆくようになって自然に起立するようになって掻寄状態になる。
【0077】
尚、起伏型スクレーパ217は、図32の仮想線のように固定軸220の中心よりも前側に起立するようにしたり、図示しないが固定軸220の軸中心上に起立するようにしてもよい。また、起伏型スクレーパ217は仮想線のように実線よりもより低いものにしてもよい。さらに、浮かしストッパ223は、例えば、起伏型スクレーパ217側の前面に折り曲げ材などにより凸部を設けてこれをストッパにしてもよいし、起伏型スクレーパ217の長手方向一部を前方へ折り曲げた形にしてこの部分をストッパにしてもよい。さらに、図32のLで示す起伏型スクレーパ217の前後間隔は図示よりかなり大きいものにしてもよい。他の構造部分についても図示の大きさに限定されないことはいうまでもない。
【0078】
また、同装置では、図31の進退駆動バー213で進退される場合の他、図示しないがワイヤーロープやリンクチェーンなどにより牽引駆動される場合がある。さらに、図32のように、定姿勢型スクレーパ216の底部には、くの字状で下向きに突出する汚泥捕捉部224が形成されており、これが掻寄時の汚泥を定姿勢型スクレーパ216内に掻き込むことで同スライダ216内に汚泥が溜まり勝ちになって微少の浮上現象を起こすことになり、これにより滑動抵抗が軽減されまた摩耗も少なくなることにつながる一方、復帰時にはソリの役目をして軽快な復帰動作に役立つ。
【0079】
また、前記掻寄用ストッパ222は省略して定姿勢型スクレーパ216をそのままストッパとして構成してもよい。その一方で、定姿勢型スクレーパ216を省略し、別にストッパを構成してもよい。さらに、各起伏型スクレーパ17は前後にリンクやリンクチェーンなどで運鎖状態にしてもよい。図33の225は斜材である補強材であり、必要に応じて適宜個所にも付す。
【0080】
図34に示す実施形態は、スライダ226上に固定軸227を固定するとともにその外周に起伏型スクレーパ228を起倒自在にし、さらに後方に定姿勢型スクレーパ229を併設したものにおいて、特に、構造の簡略化を図るため、起伏型スクレーパ228を前方凸状のくの字形にしてその凸部がストッパとして機能するようにした。この凸部は、別の仮想線のようにスライダ226上にあたるようにしてもよい。尚、起伏型スクレーパ228は、定姿勢型スクレーパ229をストッパにして垂直に規定されるようにしてもよい。
また、定姿勢型スクレーパ229の底部には、汚泥捕捉部230を前後向きに備えてもよい。
【0081】
図35に示す実施形態は、スライダ232上の固定軸233に起伏型スクレーパ234を起倒自在にしたものにおいて、起伏型スクレーパ234の基部などに掻寄用ストッパ235を一体化してスライダ232上にあたるようにした例と、それとは独自の例として、起伏型スクレーパ234の先端を斜めカットして汚泥誘引部236として汚泥が誘引されやすくしたものである。起伏型スクレーパは,中空型にしてもよい。この場合、密閉型にする場合と開放型にする場合とがある。
【0082】
図36ないし図38に示す実施形態は、沈澱池の幅間中央に溝型のガイドレール239を固定し、同レール239内で極低摩擦滑動容易な樹脂であるニューライトのようなスライダ240を装備して滑動式で進退自在にしたものである。このスライダ240は、リンクチェーンのような牽引伝達手段241により進退駆動されるとともに、同スライダ240の前後複数個所には、横孔を形成してその中を通じてSUS製などの回転軸242を装備することで、その回りに回転パイプ243を介して取り付けた起伏型スクレーパ244が図38のように垂直な掻寄状態と仮想線の復帰状態とに切り換えられるようにしたものである。245は回転軸242の押さえ板である。
【0083】
尚、装置全体の必要強度を得るためと回転パイプ243下方からの汚泥の抜けを防止するため、起伏型スクレーパ244の各後側には定姿勢型スクレーパ246を配備してある。247は側枠体で、これと中央のスライダ240との間に同定姿勢型スクレーパ246の各端部を固定して全体枠を構成してある。248は連結片で、定姿勢型スクレーパ246をスライダ240に固定するためのものである。また、起伏型スクレーパ244の基部は係合部250とされ、同係合部250が定姿勢型スクレーパ246をストッパとして角度規定されるようになっている。
【0084】
さらに、図37に仮想線で示すように、ガイドレール239,スライダ240などは中央でなく左右両側に配置してもよく、この場合、ガイドレール239は溝型以外にアングルでもよい。また、図38に示すように、示すように、定姿勢型スクレーパ246の前面には通孔251を備えて汚泥が内部に入り込むようにして汚泥上での浮上滑動作用を得るようにしてもよい。
【0085】
図39に示す実施形態は、図36ないし図38に示す実施形態に関連するもので、池中央のガイドレール252を山型のものとし、台車であるスライダ253が山型突起と嵌り合うようにされている。図40に示す実施形態は、左右に大きく離間させたアングル型ガイドレール254に滑動するようにスライダ255,255を配し、これらの間に固定軸256を装架してスクレーパ257を回転自在に配したものである。258はスライダ255間の連結材を示す。尚、仮想線のように間隔を少し小さくして全体を構成してもよい。
【0086】
図41および図42に示す実施形態は、ガイドレール260を側壁261に取り付けるのでなく、沈澱池あるいは沈砂池の池中央の高いところに1本通し状のガイドレール262を通して進退の案内をするものである。すなわち、ガイドレール260のように左右1対配備するとそれらの芯合わせ作業が大変なもので,この実施形態ではその点を解消することを目的としたものである。
【0087】
池底からは、H型材である支柱263…を複数本列設固定して,これらの支柱263…上を渡るようにして前記ガイドレール262をH型材として固定してある。ガイドレール262上には走行輪264を介して台車265が進退自在とされるとともに、台車265から横向きに張り出した吊受け材266を介してスクレーパ受け体267が吊持されている。同受け体267は左右1対設けられ、それぞれには図41のように掻寄状態と復帰状態とに切り換えられるスクレーパ268が取り付けられている。同スクレーパ268は、上下のバランスが均等でスクレーパ軸269で支持されている。
【0088】
スクレーパ受け体267にはガイドレール262に当るサイドローラー270が取り付けられている。また、台車265は、ワイヤーロープ,リンクチェーンなどの牽引伝達手段271により図41の矢印方向及びその逆方向に駆動されるものとされ、その牽引伝達手段271を支柱263に明けた通孔272及びローラー273を介して進退するようになっている。尚、支柱263間には汚泥が溜まることから、そこには屋根型をした汚泥分流材274が配備されている。
【0089】
尚、図41に仮想線で示すものは、装置の進行とともに汚水を導引する導水手段275と、同手段275からの汚水を逐次溜めることのできるアキュムレータ276とを装備して、これらで蓄積されたエネルギーを、例えば、スクレーパ268の切り換え運動に利用したり、あるいは掻寄装置の駆動用に利用することができるものとしてある。また、前記サイドローラー270は、図42に仮想線で示すように下部に配してもよい。
【0090】
図43および図44に示す実施形態は、図43の矢印方向から汚水とともに流れくる沈砂池内の有機等夾雑物を擂り作用により強制的に粉砕処理するようにした方式である。278は沈砂池内の擂鉢状部分で、その下流側には吸揚ポンプ279が配置されている。擂鉢状部分278には、突起280…を多数有する擂り体281が正逆に回転自在に装備されている。特に、この擂り体281は、四角筒状の従動筒282を備えるもので、これに対し、回転駆動軸283も外周が四角面になっていて、これらの軸は、内外に隙間をもっているため、図44のように、遠心回転により擂鉢状部分278内ですりこぎ運動する擂り体281が反力を受けた時に図44の破線矢印のようにエスケープ運動をするのである。
【0091】
図45および図46に示す実施形態は、同じく沈砂池内での有機固形物などを粉砕処理するための他の方式を示すもので、285は上方の回転支点、286はスイングアームであり、同アーム286の下端には、図46のように円弧状溝287内に添って運動する擂り体288が設けられている。この擂り体288の運動方向は、図45に示すように沈砂池の幅方向であったり、仮想線のように流れ方向であってもよい。尚、この実施形態でも同様に、スイングアーム286を上下に2分して下半部分が上方に逃げ得るように遊びをもって連結してもよい。
【0092】
図47に示す実施形態は、ガイドレール300に添ってニューライトのような樹脂製のスライダ301を進退駆動自在とし、その駆動をワイヤロープやリンクチェーン等の索引伝達手段にて行なうようにしたものを前提とし、ガイドレール300を池(沈澱池等)の幅間に複数又は単一本敷設して、スライダ301間に押さえ体302により前後複数本の固定シャフト303…を横架固定するとともに、同シャフト303回りに回転するスクレーパパイプ304を外装したものであって、特に、スクレーパパイプ304には、互いに重量バランスを保つ関係で180度位相をずらせて上下1対(下側のみでもよい)のスクレーパ305を装着するとともに、同スクレーパ305を図47の実線の掻寄状態と仮想線の復帰状態とに垂直・水平切換自在とし、各状態をストッパ306にて規定化するようにしたものである。
【0093】
前記スクレーパ305は、重量的に軽量化し軽く回転し得るように中空型として浮力と重量とが均衡化するようにしてある。そして、スクレーパ305には、シャフト303中心を境に前後に切り換わるバランサ307を付設してある。
308は掻寄→復帰への切換アタッカーで、図48に示すように、バランサ305…とともに池幅方向に位置をずらせて配置しておくことにより、複数のバランサ307…にアタッカー308…が同時に作用するようになっている。例えば、スクレーパ305…間をリンクで継ぐものに比し構造的に簡略化するが、リンクやリンクチェーン、チェーン、ロープ等でスクレーパ305…の前後間を継ぎ、1つのスクレーパ305がアタッカー308で作動すると他のスクレーパ305も連鎖動するようにすることは自由である。
【0094】
図47は掻寄状態の終り近くの様子をあらわしている。下スクレーパ305はバランサ307で右回りに付勢された状態でストッパ306で受け止められて垂直な掻寄状態を維持しつつ右向きに掻寄運動をしている。下スクレーパ305の前面には汚泥が溜まって進行するので安定な掻寄状態となり、図47のように、バランサ307がアタッカー308に当ることでバランスが仮想線のよう切換わる。これは復帰状態でバランサ307が後方へ移りストッパ306で受止められることでスクレーパ305は水平な姿勢にロックされ、そののち、図47の左方向にスライダ301が索引されることで復帰する。この際、底面上の汚泥は、底面とスクレーパ305間の隙間を通じて逃げるので掻き戻すおそれはない。復帰終了端においては、図47の掻寄から復帰への切換手段と略同様にして切換がなされる。
【0095】
図49は、沈砂池のピット310底を凹凸状の擂り受部311とし、その上方に擂り作用部312を有する擂り体313を縦軸回りに回転自在に対向配置して構成した実施形態を示すものである。
【0096】
314はスクリュウハウジングで、同ハウジング314内には、上部の駆動源315により回転駆動されるスクリュウ軸316が装備されており、同スクリュウ軸316は、A方向とその逆方向に切換駆動されるようになっているとともに、同軸316下端には、ワンウェイクラッチ317を介して前記擂り体313が連結装備され、スクリュウ軸316とともにA方向には同行駆動されるが、その逆方向には空回りする関係になっている。従って、A方向の回転により有機固結分などが擂り体313と擂り受部311とによって粉砕処理される。尚、この粉砕時には、過負荷が作用することがあり、その場合、擂り体313は上動してエスケープ可能に連結することにより対処され得る。これにより、損傷等のトラブルは解消される。そして、Aと逆方向にスクリュウ軸316が回転されると擂り体313は休止する一方、Bのようにハウジング下側域一帯からのものが吸い揚げられ、排除シュート318を通じて次の段階へもっとゆかれる。
【0097】
図50もそれに関連する実施形態で、ピット320に擂り受部321が形成され、それに対向する擂り体322が装備されたことは同様である。唯、擂り体322は、モーターM1と伝達手段323により回転駆動される中央のシャフト324にてA方向に回転されるとともに、モーターM2と伝達手段325により回転駆動される外周のスクリュウ軸326がハウジング327内で回転することでBのように吸い揚げ可能になっている。A回転とBの吸い揚げは、単独作動であったり、同時作動であることもある。矢印Xは汚水の流れ方向である。
尚、モーターM1,M2は単一個で可逆切換方式にしてもよい。
【0098】
図51は、ピット330に擂り受部331を形成し、それに擂り体332が対向して回転するものであって、特に、可逆式の吸揚ポンプ333の出力軸334にワイウェイクラッチ335を介して前記擂り体332を連動連結したものである。336はスクリュウである。
したがって、一定方向に出力軸334を回転するとワンウェイクラッチ335がONになって擂り体332が駆動される。この場合、吸い揚げはなされないが、出力軸334が逆回転されるとワンウエイクラッチ335がOFFになってこの際吸い揚げ作用がなされる。
【0099】
図52、53に示す実施形態は、沈砂池を平面視したもので、340は流れに直交して凹設した落とし込み凹部であり、
この凹部340は半円筒形とされ、この凹部340内でスクリュウ341が回転駆動されるようになっている。このスクリュウ341は、側凹部342内に固定の擂り受部343側と他方の変換伝達ボックス344(例えばベベルギア組合わせ)により支持されているとともに、仮想線で示す池上の駆動源345と縦向きの伝達シャフト346により強制駆動されるようになっている。そして、スクリュウ341の一端には、擂り受部343に対向する擂り体347が装備されている。スクリュウ341の外周には、別体あるいは一体式に破砕刃348が配備されている。尚、349は吸揚ポンプである。したがって、図52の矢印のように有機固形物その他が流れ込んでスクリュウ341により一定方向に送られると同時に破砕刃348…により大まかな裁断がなされてゆく。そののち、これらは擂り体347と擂り受部343間にもち込まれ、ここで細かい粉砕がなされ、吸揚ポンプ349にてこれらは吸揚処理される。尚、前記各実施形態におけるスクリュウ(軸)は斜軸でもよい。
【0100】
【発明の効果】
この発明は以上のようであるので、よりシンプルな構造で故障の少ない沈砂・汚泥等の掻寄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す沈砂掻寄装置の側断面図。
【図2】図1のII−II線の横断面図。
【図3】掻寄装置の拡大側面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】図3のV−V線断面図。
【図6】他の実施形態を示すバランサ取付構造の側面図。
【図7】他の実施形態を示す走行輪取付構造の断面図。
【図8】前後間連動リンクの他の取付方式を示す側面図。
【図9】他の実施形態を示すロープテンショナ方式を示す側面図。
【図10】図9の平面図。
【図11】牽引伝達手段の引き締め方式を示す分解斜視図。
【図12】付加的な例を示す平面図。
【図13】図12の横断面図。
【図14】他の実施形態を示す縦断側面図。
【図15】図14の平面図。
【図16】図15の縦断正面図。
【図17】他の実施形態を示す側断面図。
【図18】他の実施形態を復帰終了位置において示す側断面図。
【図19】図18の実施形態を掻寄状態において示す側面図。
【図20】図18の実施形態を掻寄状態から復帰状態に切り換えられた状態を示す側面図。
【図21】他の実施形態を掻寄状態において示す側面図。
【図22】図21の実施形態を復帰状態において示す側面図。
【図23】他の実施形態を示す縦断正面図。
【図24】図23の実施形態の平面図。
【図25】他の実施形態を示す縦断正面図。
【図26】他の実施形態を示す正面図。
【図27】他の実施形態を示す拡大側面図。
【図28】他の実施形態を示す縦断正面図。
【図29】他の実施形態を示す斜視図。
【図30】他の実施形態を示す断面図。
【図31】他の実施形態を示す側面図。
【図32】他の実施形態を示す側断面図。
【図33】図32の平面図。
【図34】他の実施形態を示す断面図。
【図35】他の実施形態を示す断面図。
【図36】他の実施形態を示す平面図。
【図37】図36の正面図。
【図38】図36のX−X線断面図。
【図39】他の実施形態を示す縦断正面図。
【図40】他の実施形態を示す正面図。
【図41】他の実施形態を示す縦断側面図。
【図42】図41の正面図。
【図43】他の実施形態を示す平面図。
【図44】図43のY−Y線断面図。
【図45】他の実施形態を示す平面図。
【図46】図45のZ−Z線断面図。
【図47】他の実施形態を示す側断面図。
【図48】図47の平面概要説明図
【図49】他の実施形態を示す沈砂池の粉砕処理システムの縦断側面図。
【図50】他の実施形態を示す縦断側面図。
【図51】他の実施形態を示す縦断側面図。
【図52】他の実施形態を示す平面図
【図53】図52のQ−Q線断面図。
【符号の説明】
1…沈砂池 13…ガイドレール 16…台車 20…走行輪 31…スクレーパアーム 32…スクレーパ W1、W2…牽引伝達手段。
Claims (1)
- 左右に側壁を備え前後に端壁を備えるとともに前方に凹状のピットを形成した底壁備えた沈砂池や沈澱池などの処理池の前記底壁より上方位置に長手方向を前後とした状態で直線状に敷設された左右一対のガイドレールと、左右一対を1組とし前後に複数組配列された走行輪を前記ガイドレール上に沿わせるように進退可能とされた台車と、同台車の前後位置において前記左右にそれぞれ向くように設けられた軸心回りに回転自在に支持された前後のスクレーパアームと、各スクレーパアームの下部に取り付けられたスクレーパと、前記台車に備えた前後のシーブと、後側のスクレーパアームに一端が連結されるとともに前シーブ回りを介して前方へ伸びるものと前側のスクレーパアームに一端が連結されるとともに後シーブ回りを介して後方へ伸びるものとでなりこれら前後各方向に伸びたものが交互に牽引自在とされることで前後のスクレーパアームを前後同時に上下に応動可能とするワイヤロープなどの牽引伝達手段とを備えており、牽引伝達手段の前側のものが前方へ牽かれてスクレーパアームが掻寄姿勢とされるとともに台車が前進することによりスクレーパがピット方向に前進して処理池の池底に溜まる沈砂や汚泥などをピットの方向に掻き寄せる一方、牽引伝達手段の後側のものが後方へ牽かれてスクレーパアームが持ち上げ姿勢とされるとともに台車が後退することにより同スクレーパが持ち上げ姿勢で後退復帰するように構成された沈砂・汚泥等の掻寄装置において、前記前後のシーブは、前後の走行輪の各軸中心回りに同軸状に配置されていることを特徴とする沈砂・汚泥等の掻寄装置。
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