JP4746556B2 - 除電成形体 - Google Patents

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Description

本発明は、人体に帯電した静電気を除去する除電効果のある除電成形体に関し、なかでもドアノブのような被接着部材と接着することのできる接着層を有する除電成形体に関する。
例えば冬場の乾燥した状態で、指先などが金属製のドアノブなどに触れる場合、その直前に、指先に激痛を感じることがある。これは、人体に帯電した静電気がアーク放電するためである。しかし現代社会においては、人体に静電気を帯電させないことはほとんど不可能である。このため人体には静電気が帯電することを前提に、指先などに激痛を感じることなく静電気を除去する方法が必要とされる。そのためには、静電気をアーク放電させなければ良い。
ここで以前、本発明者らは、6.4mm離れた表面抵抗測定値が1×10〜5×1010Ωの物質であれば、人体のような電気伝導性のある物体に帯電した静電気を、コロナ放電にて除電できることを見いだしている。アーク放電と異なり、コロナ放電のような弱い放電では、放電時に指先などに激痛を感じることはない。かかる現象を利用して、表面抵抗値を10〜1010Ω程度に調整した物質による除電機能を持つ除電成形体(ドアノブやそのカバーなど)が知られている。例えば特許文献1では、表面抵抗値が1×10〜2×1011Ωであるポリエーテル樹脂を主成分とした、抵抗値が均一化された除電性を有する樹脂成形体が提案されている。
特開11−302399号公報
人体に帯電した静電気が除電成形体にコロナ放電した場合、静電気は当該除電成形体に移動して帯電することになる。除電成形体への帯電状態が解消されるためには、当該除電成形体がアースされている必要がある。すなわち、除電成形体は、帯電状態を速やかに解消するため、金属などの導電性のある部材に導電性を有した状態で接触してなければならない。
そうすると、例えば金属製ドアノブなどの部材に、後付けで除電効果を付与するために、当該金属部材の表面に除電成形体を例えば両面テーブで貼り付けることにより達成しようとする場合、当該両面テープは導電性テープでなければならないことになる。また、接着剤などで接着しようとする場合も同様であり、導電性のある接着剤を用いることになる。しかしながら、導電性両面テープや導電性を有する接着剤は、一般的な両面テープや接着剤に比較するとはるかに高価であり、除電成形体の普及の妨げとなる。
さらに、このような導電性のテープや接着剤は、経済的に導電性付与のため、カーボンブラックを含有させることが多いが、このようにカーボンブラックを含有させた場合、導電性のテープや接着剤は黒色になる。そうなると、特に除電成形体が透明または半透明色の場合、除電成形体表面から導電性テープや接着剤跡が透けて見えることになるので、意匠的に見劣りするものとなってしまう。
上記を鑑みたとき、本発明で解決しようとする問題点は、ドアノブのような被接着部材に除電成形体を接着する際に、被接着部材と除電成形体との貼り付けには、導電性テープや導電性接着剤が必要となり、高価であるにもかかわらず、意匠的に見劣りしてしまうことにある。
本発明者らは、アーク放電の生じる金属製などの部材である被接着部材と、除電成形体の貼り付けに、絶縁性のテープや接着剤を用いても、接着層の厚みが5mm以下であれば、除電効果が失われないことを見出した。またこのような接着層であれば、該接着層は透明色とすることができることを見出した。
若しくは、除電成形体の顔料としてアルミニウムを用いれば、除電性能を失うことなく除電成形体自身を意匠的に優れたメタリック色にできること、また除電成形体表面に節煙性の被覆層を設けて別途意匠付与する場合でも、60μm以下であれば、なお除電効果を失わないことを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明では、除電成形体の裏面に、接着層を設け、前記除電成形体の表面抵抗率が10〜1010Ω/□であり、前記接着層の体積抵抗率が1×10Ω・cm以上かつ接着層の厚みが5mm以下にすることを主要な解決手段とする。
また前記接着層の色が透明であり、かつ前記除電成形体の色が透明、半透明または有色透明とする方法、前記除電成形体がアルミニウムを含有するものであり、かつ前記除電成形体全体に対する前記アルミニウムの含有割合が、0.05〜0.5重量%以下とする方法、前記除電成形体の表面の少なくとも一部が被覆層で覆われており、前記被覆層の表面抵抗率が1×1013Ω/□以上であり、かつ前記被覆層の厚みが、4〜60μmとする解決手段を採用することにより、除電成形体更に除電部材の意匠性を向上させることができる。
すなわち、前記除電成形体が、アルミニウムを含有する場合、前記除電成形体全体に対する前記アルミニウムの含有割合が、0.05〜0.5重量%である。
本発明は、前記除電成形体が、アルミニウムを含有する場合、前記アルミニウムがアルミニウムフレークであり、
前記除電成形体全体に対する前記アルミニウムの含有割合が、0.05〜0.5重量%である。
本発明は、前記除電成形体表面の少なくとも一部が、絶縁性の被覆層で覆われている場合、前記被覆層の厚みが、60μm以下である。
本発明は、前記除電成形体表面の少なくとも一部が、絶縁性の被覆層で覆われている場合、前記被覆層の厚みが、4〜60μmである。
本発明は、前記除電成形体表面の少なくとも一部が、被覆層で覆われている場合、前記被覆層の表面抵抗率が1×10 13 Ω/□以上であり、かつ前記被覆層の厚みが、4〜60μmである。
本発明は、前記除電成形体表面の少なくとも一部が、被覆層で覆われている場合、前記被覆層が合成樹脂からなり、前記被覆層の表面抵抗率が1×10 13 Ω/□以上であり、かつ前記被覆層の厚みが、4〜60μmである。

上記のとおり、本発明では、被接着部材と除電成形体の貼り付けに高価な導電性テープや導電性接着剤を用いる必要がないので、経済的である。
更に、導電性テープや導電性接着剤には、導電性物質として通常カーボンが含まれているので、一般的に黒色であるが、本発明の除電部材では、かかる色制限がない。このため、例えば除電成形体を透明色としても、導電性テープが目立つことなく、採用できるデザインの幅が広がる。
加えて、顔料にアルミニウムを用いた場合は、除電機能を維持しつつ、光沢のあるメタリック色の除電成形体とすることができるので、静電気放出の生じやすい金属製部材の代替品として使用することができる。また既存の金属製部材表面に本発明のシート状にしたものを付加しても違和感が少ない。
なかでも、アルミニウムをアルミニウムフレークにすることで、表面光沢をより優れたものにすることができる。また、除電成形体の基本成分であるベース樹脂を導電性高分子と合成樹脂の混合物とすることで、デザイン性を維持しつつ、耐久性に優れたものとすることができる。更にベース樹脂を導電性のある熱可塑性エラストマー樹脂とすれば、特にシート状の除電成形体を既存の金属製部材に併せて貼り付ける場合になどに、既存部材に容易にフィットさせることができる。
加えて上記のように除電成形体本体が絶縁性の被覆層により覆われている場合は、耐候性、耐久性に優れた除電成形体、除電部材とすることができる。また除電成形体の色に関わり無く、被覆層よってカラーバリエーションや図柄・模様を付与することもでき、デザイン的に優れた除電成形体とすることができる。
更に除電成形体本体の材料に導電性のある熱可塑性エラストマー樹脂を用いれば、特にシート状の除電成形体を既存の金属製部材に併せて貼り付ける場合になどに、既存部材に容易にフィットさせることができる。また、被覆層の材料に合成樹脂を用いた場合には、除電成形体本体の保護効果が大きいという利点があることに加え、被覆することが容易であり、コスト的にも利点がある。
(除電成形体)
本発明に用いられる除電成形体の材料は、表面抵抗率1×10〜1×1010Ω/□の物質であれば、適宜選択することができる。コスト面からは、材料として適当なものは、一般的な絶縁性樹脂に、導電性物質にて表面抵抗率を調整した合成樹脂である。具体的には、ABS樹脂のような絶縁性の樹脂に、導電性高分子やカーボンブラックなどを混合して成形した導電性プラスチックなどを挙げることができる。導電性物質を含有した合成樹脂以外の材料でも、金属のような導電性までは要求されないので、例えば導電性ホウ化チタンのような導電性セラミックスやその複合焼結体やポリフェニルビニレンやポリピロールなどπ共役高分子のような導電性高分子、アルミナなどの絶縁性セラミックスにカーボンブラックなどの導電性物質を分散させたものなども使用できる。なお、表面抵抗率1×10〜1×1010Ω/□を維持できる限りにおいて、顔料などの添加物を添加しても良い。
なかでも、絶縁性の樹脂と導電性高分子の混合物により除電成形体を構成すると、一般的に絶縁性樹脂と導電性高分子は相溶性が高く、導電性高分子が均一に分散しやすいので、性能の高い除電成形体とすることができる。なおこの場合、更に他の添加物を添加させることもできる。
さらに、本発明における除電成形体として、表面抵抗率1×10〜1×1010Ω/□の導電性を付与した熱可塑性エラストマー樹脂を用いると、熱可塑性エラストマー樹脂がゴム弾性を有する材料であるので、特にシート状に成形したものを被接着部材の表面に付加する場合に、伸び縮みすることで被接着部材にフィットしやすく好ましい。また、熱可塑性エラストマー樹脂に適度な弾力性があるので、これを用いた除電部材に触れたときの感触が好ましい。熱可塑性エラストマー樹脂としては公知のスチレン系、オレフィン系、塩ビ系、ウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系などの樹脂を用いることができる。
成形した除電成形体の表面抵抗率は、その表面の抵抗値を測定し、これを換算することによって求めることができる。具体的には、成形した除電成形体表面の6.4mm離れた二点間にプローブを押し付け、10V或いは100V印加したときに流れる電流を測定することから求められる抵抗値(Ω)を換算することで得ることができる。
本発明の除電成形体の表面積は少なくとも170mm(1.7cm)以上であることが好ましい。表面積が170mm未満であると、例えば被接着部材が除電成形体で完全に覆われていない場合、当該むき出しの被接着部材の表面と指などの帯電体(被除電体)との間でアーク放電が生じるおそれがあるからである。
(アルミニウム)
本発明では、意匠性を高めるための別の方法として、前記除電成形体に、メタリック色顔料としてアルミニウムを含ませることができる。アルミニウムの含有率は除電成形体全体に対して0.05〜0.5重量%であることが好ましい。アルミニウムフレーク含有量が少ないと、光沢のあるメタリック色を維持することができず、一方含有量が多すぎると、除電成形体の表面抵抗率を1×10〜1×1010Ω/□に維持できないからである。
本発明で用いるアルミニウムは、除電成形体に用いられるベースとなる樹脂成分(ベース樹脂)との混合性の観点から、粒子状のものが好ましい。具体的には、アルミニウムフレークを挙げることができる。ここでアルミニウムフレークとは、一般的に平均粒子径が5〜180μmの燐片状の粒子を指す。粒子状のアルミニウムのなかでも、アルミニウムフレークを用いると、燐片状粒子が配向して、除電成形体の表面を均一な光沢にすることができ、外観上、金属製品と同等の意匠効果を発揮することができる。
(アルミニウムの混合方法)
前記ベース樹脂とアルミニウムは、そのまま混合しても良いが、通常相溶性がないので、混合状態が不均一になりやすい。そこでアルミニウムフレークをベース樹脂と相溶性のある樹脂と混合したもの(以下「マスターバッチ」という)を使用して、当該マスターバッチとベース樹脂を混合させるのが好ましい。マスターバッチとベース樹脂との混合は、ニーダーを使用するなど公知の方法で混合することが可能である。なお、除電成形体の表面抵抗率を1×10〜1×1010Ω/□を維持できる限りにおいて、アルミニウム顔料以外の添加物を添加することもできる。
(成形)
前記除電成形体は、前記ベース樹脂に、必要な場合にはアルミニウム等の顔料を加えて混合した後、射出成形等通常の成形法で成形することで、本発明の除電成形体に成形することができる。このような工程を経て得られた本発明の除電成形体の表面抵抗率もまた1×10〜1×1010Ω/□である。
(接着層)
本発明の接着層は、人体が触れるときにアーク放電を引き起こしてしまう金属製などの被接着部材に、前記除電成形体を接着させるための層である。このため、接着層は除電成形体が被接着部材と接する面、すなわち裏面に設けることになる。ここで、本発明にいう接着とは、接着剤によって一体化した本来の意味の接着だけでなく、両面テープなどで粘着させたような場合も含まれる。本発明においては、いわゆる接着であるか粘着であるかによって効果が変わるものではないからである。
本発明における接着層による接着では、被接着部材に除電成形体を接着した際に、一応容易に剥がれない状態になれば足り、接着後に両者が絶対に剥がれないほど一体化されることまでは要求されない。何もしないのに除電成形体が被接着部材から容易に剥がれ落ちるようでは実用性に劣るが、除電成形体のデザインを変更したい場合や、長時間使用後除電成形体が劣化して新たな除電成形体を貼り付ける必要等の理由から、除電成形体を被接着部材から剥がす必要がある用途も考えられるからである。
本発明に用いられる接着層は絶縁性のものである。ここで絶縁性とは、具体的には接着層の体積抵抗率が1×10−2Ω・cm以上であることをいう。通常、導電性があるといわれるテープまたは接着剤の体積抵抗率は悪くても1×10−2Ω・cmを超えるものではない。本発明では接着層の体積抵抗率を1×10−2Ω・cm以上1×10Ω・cm未満とするか、または1×10Ω・cm以上である場合は、接着層の厚みを5mm以下とする。接着層が絶縁性(1×10−2Ω・cm以上)であっても、体積抵抗率が1×10Ω・cm未満であれば、除電成形体から静電気を逃がすには十分であることが、今回分かったからである。加えて1×10Ω・cm以上であっても、厚さが5mm以下であれば、除電成形体から静電気を逃がすことができることが分かったからである。これは、接着層の絶縁性が大きい場合でも、厚さが5mm以下であれば、被接着部材と除電成形体の間で、当該接着層を通り抜けて放電が生じるためと推測される。
前記接着層の体積抵抗率は、公知の方法で測定することができる。例えば、両面テープの場合は、両面テープ表裏にプローブを押し付け、10V或いは100V印加したときに流れる電流を測定することから求められる抵抗値(Ω)を換算することで得ることができる。
本発明において、前記接着層の色を透明にすれば、前記除電成形体の色が透明、半透明または有色透明である場合でも、接着層が外観に現れる不都合を回避することができ、意匠的に優れたものにすることができる。十分な接着能を有しつつ、かつ透明な接着層を形成することのできる材料としては、例えば透明なアクリル樹脂を内部に気泡を含ませることなく、紫外線にて適度な粘度を残した状態まで硬化させ、テープ状に成形した両面テープなどがある。具体的には(株)スリオンテック社の品番#5083などを使用することができる。
(被覆層)
更に、本発明の除電成形体の意匠性を高める方法として、前記除電成形体の表面の少なくとも一部を絶縁性の被覆層で覆うこともできる。これにより、外観上、除電成形体の本体や接着層の外観を隠して、被覆層による自由な外観作出が可能になる。
本発明の除電成形体に用いる被覆層は、絶縁性である。具体的には、表面抵抗率が1×1013Ω/□以上であれば、本発明においては絶縁性を有するとしてよい。被覆層の表面抵抗率が1×1013Ω/□であれば、被覆層の材料は特段制限されないが、除電成形体の本体に対する被覆しやすさとコスト面を考慮すれば、塩化ビニルやポリエチレンなど、一般的な合成樹脂を材料にすることが好ましい。なかでもポリウレタン樹脂を被覆層の材料とした場合、ポリウレタンの溶剤を除電成形体の本体の表面に簡単に被覆層を形成できる。被覆層により前記除電成形体の表面が被覆される。すなわち被覆層には、除電成形体の本体の保護膜としても機能する。
除電成形体が除電効果を失わないための被覆層の厚みは60μm以下である。好ましくは30μm以下である。この点、除電成形体がその除電効果を奏するためには、表面抵抗率1×10〜1×1010Ω/□であることが必要条件であるならば、その表面を被覆してしまった場合には、当該除電効果が失われるとも思われる。しかし本発明では、表面を被覆しても、厚みが一定以下であれば、なお除電効果が失われないことを見出したものである。このことによって、被覆された除電成形体を得ることができ、応用性に富む除電成形体にしえたものである。
また被覆層の厚みは、4μm以上であることが好ましい。被覆層厚みが薄すぎる場合には、被覆層による除電成形体本体の保護効果が小さくなるからである。また被覆層は、除電成形体の表面全体を覆った場合に保護効果が最も大きくなる。しかし、必ずしも除電成形体の表面全体を被覆する必要はない。被覆度合いに応じてそれなりの効果が期待できるからである。
除電成形体表面に被覆層を被覆するには、公知の方法を用いることができる。例えば、液状の被覆層原料を除電成形体表面に印刷やキャスティングにより被覆して、乾燥させる方法を用いることができる。また被覆層を形成する絶縁材料が溶解している溶剤を除電成形体にスプレー噴霧して被覆することもできる。除電成形体の表面全体が、被覆層に覆われた場合では、被覆層の表面抵抗率がそのまま本発明の除電成形体の表面抵抗率となる。その結果、本発明の除電成形体の表面抵抗率は、除電成形体の本体の表面抵抗率とは異なり、1×1013Ω/□以上となる。
(除電部材)
本発明の除電部材は、被接着部材と本発明の除電成形体とが、前記接着層を介して接着されているものである。被接着部材は、その表面がむき出しのままでは人体との間で静電気のアーク放電が生じる部材である。すなわち、導電性を有する部材で、典型的には金属部材である。ただし、表面全体が導電性である必要はなく、少なくとも表面の一部が導電性を有していれば足りる。かかる被接着部材の具体例は、下記に例示したようなドアノブや自動車の内装用品などである。このとき被接着部材と除電成形体とは必ずしも両者の全面に渡って接着層が介在している必要はない。被接着部材に本発明の要件を満たす接着層を介して接着された除電成形体は、人体からコロナ放電で受けた静電気による帯電を、速やかに被接着部材に放出することができる。
或いは、本発明の除電成形体を静電気放電の生じやすい部位の部材形状に成形し、そのまま除電部材として用いることもできる。例えば、ドアノブへの応用を例にすれば、本発明の除電成形体をシート状に成形して、適当な大きさに切って、両面テープや接着剤などで既存の金属製ドアノブに貼り付けた除電部材とすることもできるが、本発明の除電成形体をドアノブの形状に成形して、そのままドアの部材として用いることもできるし、ドアノブカバーのような形状に成形して、既存の金属性ドアノブに被せることもできる。
以下、実施例にて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は実施例の様態に限られるものではない。
(実施例1)
導電性ABS樹脂(旭化成(株)社「スタイラック(登録商標)IC39A」)に5重量%のパール顔料を混入し、平板を成形して除電成形体を得た。パール顔料には商品名「120ラスター」(メルクジャパン(株)製)を用いた。得られた除電成形体の表面抵抗率は1×10Ω/□であった。次に体積抵抗率が1×10Ω・cm、厚みが0.5mmの両面テープを18mm×90mmの大きさに切り取り、前記平板の片面に貼り付けて実施例1の除電成形体とした。実施例1の除電成形体を自動車用ドアノブに接着し、実施例1の除電部材とした。温度25℃湿度50%で10kVに帯電したヒトの人差し指を、実施例1の除電部材(ドアノブ)に近づけたところ、2cm離れたところでコロナ放電により帯電した電荷が緩和され、痛みを感じないで指をドアノブに接することができた。
(実施例2)
実施例1と同じく、導電性ABS樹脂に5重量%のパール顔料を混入して、表面抵抗率1×10Ω/□である平板の除電成形体を成形した。次に体積抵抗率が1×1012Ω・cm、厚みが0.5mmの両面テープを18mm×90mmの大きさに切り取り、前記平板の片面に貼り付けて実施例2の除電成形体とした。この除電成形体を自動車用ドアノブに接着し、実施例2の除電部材とした。温度25℃湿度50%で10kVに帯電したヒトの人差し指を、実施例2の除電部材に近づけたところ、2cm離れたところでコロナ放電により帯電した電荷が緩和され、痛みを感じないで指をドアノブに接することができた。
(実施例3)
まず、ABS樹脂を温度80℃で3時間乾燥させた。この乾燥させたABS樹脂に、アルミニウムフレークを含有するマスターバッチを加えて軽く手混合した。導電性ABS樹脂としては旭化成(株)社「スタイラック(登録商標)IC39A」(表面抵抗率1×10Ω/□)、マスターバッチとしては、TBK290PA−1(東洋アルミ商事(株)社製)を使用した。
まず、樹脂全体量に対して、マスターバッチ量を8重量%添加した原料混合物を用意した。マスターバッチに含まれるアルミニウムフレーク含有率は5重量%であることから、成形体全体に対するアルミニウム含有割合を換算すると、0.4重量%である。当該原料混合物を射出成形にてドアノブの形状に成形し、実施例3の除電成形体を得た。
得られた実施例3の除電成形体の表面低効率は、1×10Ω/□であった。またその表面は、メタリック色で、金属光沢があった。
このドアノブ形状の除電成形体をアースに接続し、温度25℃湿度60%で10kVに帯電したヒトの人差し指を近づけたところ、2cm離れたところでコロナ放電により帯電した電荷が緩和され、痛みを感じないで指をドアノブに接することができた。
(実施例4)
アルミニウム含有割合を0.5重量%(換算割合、実施例3参照)に変更した以外は、実施例3と同様の方法で実施例4のドアノブの形状の除電成形体を得た。得られた実施例4の除電成形体の表面抵抗率は、1×1010Ω/□であった。またその表面は、メタリック色で、金属光沢があった。
このドアノブ形状の除電成形体をアースに接続し、温度25℃湿度60%で10kVに帯電したヒトの人差し指を近づけたところ、2cm離れたところでコロナ放電により帯電した電荷が緩和され、痛みを感じないで指をドアノブに接することができた。
(実施例5)
熱可塑性エラストマー樹脂と導電性高分子の混合物を成形し除電成形体の本体を得た。具体的には、熱可塑性エラストマー樹脂としてセプトン透明樹脂(クラレプラスチック(株)社製)を用い、導電性高分子としてイルガスタット(登録商標;チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)を用いた。導電性高分子は、混合物全体に対して12重量%混合した。当該混合物を原料として射出成形にて自動車用ドアノブの形状に成形し、除電成形体の本体を得た。除電成形体本体の表面抵抗率は、1×10Ω/□であった。
前記除電成形体の本体に、ウレタン樹脂スプレー「オリジンプレートZ」(オリジン電機(株)社製)の噴霧による4層塗工を行うことで、前記除電成形体本体の表面に40μmの厚さの被覆層を形成して実施例5の除電成形体を得た。
上記で得られたウレタン被覆された除電成形体の被覆層の表面抵抗率は、1×1014Ω/□であった。このドアノブ形状の除電成形体をアースに接続し、温度25℃湿度60%で10kVに帯電したヒトの人差し指を近づけたところ、2cm離れたところでコロナ放電により帯電した電荷が緩和され、痛みを感じないで指をドアノブに接することができた。
(比較例1)
実施例1と同じく、導電性ABS樹脂に5重量%のパール顔料を混入して、表面抵抗率1×10Ω/□である平板の除電成形体を成形した。次に体積抵抗率が1×1012Ω・cm、厚みが6mmの両面テープを18mm×90mmの大きさに切り取り、前記平板の片面に貼り付けて比較例1の除電成形体とした。この除電成形体を自動車用ドアノブに接着し、比較例1の除電部材とした。温度25℃湿度50%で10kVに帯電したヒトの人差し指を、比較例1の除電部材に近づけたところ、放電は生じず、ヒトに帯電した電荷は緩和されなかった。その後、アースから1cm離れたところにヒトの人差し指を近づけるとアーク放電が発生し帯電した電荷が緩和され、指先に強い痛みを感じた。
(比較例2)
アルミニウム含有割合を0.6重量%(換算割合、実施例3参照)に変更した以外は、実施例3と同様の方法で比較例1のドアノブの形状の除電成形体を得た。得られた比較例2の除電成形体の表面低効率は、1×1012Ω/□であった。またその表面は、メタリック色で、金属光沢があった。
このドアノブ形状の除電成形体をアースに接続し、温度25℃湿度60%で10kVに帯電したヒトの人差し指を近づけたところ、2cm離れたところでは、放電は起きずヒトに帯電した電荷は緩和されなかった。その後、アースから1cm離れたところにヒトの人差し指を近づけるとアーク放電が発生し、帯電した電荷が緩和され、指先に強い痛みを感じた。
(比較例3)
実施例5と同様の方法にて除電成形体本体を得た。前記除電成形体の本体に2層塗工により20μmの厚さのクロムメッキ被膜を形成して、比較例3の除電成形体を得た。
クロム被膜の形成された比較例3における除電成形体のメッキ被膜の表面抵抗率は、1×10−4Ω/□であった。このドアノブ形状の除電成形体をアースに接続し、10kVに帯電したヒトの人差し指を近づけたところ、1cm離れたところでアーク放電が発生し、指先に強い痛みを感じた。
(実施例6)
透明な塩化ビニル樹脂であるPX−110A(日本プラス工業製)に、マスターバッチ状にしたイルガスタット(登録商標;チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)を5重量%混合した。この混合物を射出成形(ニイガタマシンテクノ製成形機)によって厚さ1mmのシート状に成形することで除電成形体(除電シート)を得た。得られた除電成形体の表面抵抗率は1×10Ω/□であった。次に、透明な両面テープである体積抵抗率が1×1012Ω・cm、厚み0.25mmの両面テープ((株)スリオンテック製両面テープ No.5083)を前記除電成形体の片面に1枚〜21枚重ねて貼り付け(すなわち両面テープ層の厚み0.25〜5.25mm)、前記両面テープを介して金属基体(材質:鉄)に貼り付けた。この際、テープ厚みが5.25mmのときであっても該導電性樹脂と該両面テープを通して、貼り付けた金属基体の表面が観察でき、また見かけ上、該両面テープの存在を感じさせないものであった。
次にパンデグラフ(静電高圧発生装置)を用いて、およそ10kV〜20kV人体を帯電させた。この帯電した状態で、上記で作製した除電成形体(除電シート)に人差し指で約2秒間触れ、その後直ちに同じ人差し指で、別の金属基体(材質:鉄)に触れたときに、指先にアーク放電による衝撃が生じるかを官能評価にて調べた。両面テープ枚数(厚み)と官能評価の結果(除電評価)の関係を表1に示す。
Figure 0004746556

表1から、両面テープ層(接着増)の厚みが0.25〜2mmにおいては完全な除電効果が認められるが、厚みが2.25〜5mmにあっても一定程度の除電効果は認められた。
本発明の除電成形体は、静電気放電が生じる任意の被接着部材に貼付可能な、裏面に接着層を有する除電成形シートとして産業上利用性を有する。また本発明の除電部材は、自動車等の把手、自動車内のグリップやハンドルなど、人体が触れることのある内装用品、自動車や電車などの座席シート、家や車の鍵、車の方向転換装置、建築用ドアハンドル、ドアノブ、ドアレバー、マンション等の鍵、鍵用合成樹脂製カバー、建築用の各種樹脂成形品、靴やスリッパ等の底敷、エレベーターの金属操作板、ドライバーやペンチのような工具の柄の部分、シャープペンやボールペン等の筆記具など、各種の成形品として使用できる。更に本発明の除電成形体は、それ自体を素材としたキャッシュカードやクレジットカードなどのカード類に使用することできる。また、上記の既存の製品のカバーやシート、或いは保護フィルムとして使用しても効果を発揮することができる。更に何らかの製品を包む合成樹脂製カバーや、繊維製品にも適用することができる。

Claims (19)

  1. 除電成形体本体の裏面に、接着層を設けた除電成形体であって、
    前記除電成形体本体の表面抵抗率は10〜1010Ω/□であり、
    前記接着層は絶縁性であり、その体積抵抗率は1×10 Ω・cm以上であり、かつ前記接着層の厚みは5mm以下である
    除電成形体。
  2. 前記除電成形体本体が、少なくとも絶縁性樹脂と導電性高分子とからなる混合物からなるものである請求項1記載の除電成形体。
  3. 前記接着層が、両面テープである請求項1記載の除電成形体。
  4. 前記接着層の色が透明であり、かつ前記除電成形体の色が透明、半透明または有色透明である請求項1記載の除電成形体。
  5. 前記除電成形体本体が、アルミニウムを含有するものであり、
    前記除電成形体本体全体に対する前記アルミニウムの含有割合が、0.05〜0.5重量%である
    請求項1記載の除電成形体。
  6. 前記除電成形体本体が、アルミニウムを含有するものであり、
    前記アルミニウムが、アルミニウムフレークであり、
    前記除電成形体本体全体に対する前記アルミニウムの含有割合が、0.05〜0.5重量%である
    請求項1記載の除電成形体。
  7. 前記除電成形体本体表面の少なくとも一部が、絶縁性の被覆層で覆われており、
    前記被覆層の厚みが、60μm以下である
    請求項1記載の除電成形体。
  8. 前記除電成形体本体表面の少なくとも一部が、絶縁性の被覆層で覆われており、
    前記被覆層の厚みが、4〜60μmである
    請求項1記載の除電成形体。
  9. 前記除電成形体本体表面の少なくとも一部が、被覆層で覆われており、
    前記被覆層の表面抵抗率が1×1013Ω/□以上であり、かつ前記被覆層の厚みが、4〜60μmである
    請求項1記載の除電成形体。
  10. 前記除電成形体本体表面の少なくとも一部が、被覆層で覆われており、
    前記被覆層が合成樹脂からなり、前記被覆層の表面抵抗率が1×1013Ω/□以上であり、かつ前記被覆層の厚みが、4〜60μmである
    請求項1記載の除電成形体。
  11. 除電成形体本体と被接着部材とが、前記除電成形体本体に設けられた接着層を介して接着されている除電部材であり、
    前記除電成形体本体は、その表面抵抗率が10〜1010Ω/□であり、
    前記接着層の体積抵抗率が1×10Ω・cm以上であり、かつ前記接着層の厚みが5mm以下である
    除電部材。
  12. 前記除電成形体本体が、少なくとも絶縁性樹脂と導電性高分子とからなる混合物からなるものである請求項11記載の除電部材。
  13. 前記被接着部材の材質が、金属である請求項11記載の除電部材。
  14. 前記接着層が、両面テープである請求項11記載の除電部材。
  15. 前記接着層の色が透明であり、かつ前記除電成形体本体の色が透明、半透明または有色透明である請求項11記載の除電部材。
  16. 前記除電成形体本体が、アルミニウムを含有するものであり、
    前記除電成形体全体に対する前記アルミニウムの含有割合が、0.05〜0.5重量%である
    請求項11記載の除電部材。
  17. 前記除電成形体本体の表面の少なくとも一部が、絶縁性の被覆層で覆われており、
    前記被覆層の厚みが、60μm以下である
    請求項11記載の除電部材。
  18. 前記被接着部材が自動車用または住居用ドアノブである請求項11記載の除電部材からなる自動車用または住居用ドアノブ。
  19. 前記被接着部材が自動車用内装用品である請求項11記載の除電部材を有する自動車。
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