JP4745505B2 - 合成樹脂製パレット用金型構造 - Google Patents

合成樹脂製パレット用金型構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製パレットを射出成形により、一体に成形する際に使用する合成樹脂製パレット用金型構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上部デッキボードと下部デッキボードを有するとともに、上部デッキボードと下部デッキボードとが、上部デッキボードと下部デッキボードの4つの角部を連結する隅桁、隅桁間に位置する中間桁及び中央部に位置する中央桁により連結されている、合成樹脂で一体成形されたパレットが知られてる。
【0003】
図9及び図10に示されているように、上部デッキボード1と下部デッキボード2の4つの角部を連結する隅桁3内には、合成樹脂製パレットの対角線上に位置する外側角部3aを挟んで位置する側壁3bに対して、それぞれ、略平行な仕切り壁3cが形成されており、外側角部3aを挟んで位置する側壁3bと仕切り壁3cと天部3dとにより、外側角部3a付近の隅桁3内には、下方が開放された、底無しの角柱状空間部S1が形成されており、また、角柱状の空間部S1は、外側角部3aと、仕切り壁3cにより形成される空間部S1の内側角部3eを連結する分割仕切り壁3fにより、2個の三角柱状空間部s1に分割されている。このように、仕切り壁3cや分割仕切り壁3fを形成することにより、隅桁3の外側角部3a付近の強度や剛性を高めるように構成されている。
【0004】
上述した構造を有する隅桁3内の仕切り壁3cや分割仕切り壁3fを成形するために、一例として、図11及び図12に示されているような、仕切り壁3cや天部3dを形成するための固定型m1と、分割仕切り壁3fや、固定型m1と共働して天部3dを形成する、中間スリットm2aを介して配置された三角柱部m2bを有する上下方向に移動可能な可動型m2と、可動型m2と共働して外側角部3aを挟んで位置する側壁3b等を形成する、横方向に移動可能なスライド型m3とからなる金型構造M1が組み立てられ、固定型m1、可動型m2及びスライド型m3とにより形成される間隙D1に溶融樹脂を流し込むことにより、隅桁3の側壁3bや仕切り壁3cや分割仕切り壁3f等が成形されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来、上述した分割仕切り壁3fにより仕切られた三角柱状空間部s1が細長いために、可動型m2を形成する一対の三角柱部m2bが細長く、従って、間隙D1に流れ込む溶融樹脂の射出圧により、三角柱部m2bが損傷するという問題や、三角柱部m2bが溶融樹脂の射出圧により傾いてしまい、肉厚が偏肉するという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、上述した従来の合成樹脂製パレット用金型構造が有する課題を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、合成樹脂製パレットを一体的に射出成形する際に使用される合成樹脂製パレット用金型構造において、第1には、該合成樹脂製パレット金型構造が、平坦な下面を有する固定型と、上面から下方に向かって延在する中間スリットを介して配置された細長い三角柱部を有する上下動可能な可動型と、横方向に移動可能なスライド型とからなり、前記固定型と前記可動型と前記スライド型とにより形成される間隙に、溶融樹脂を流し込むことにより、隅桁が成形されるように構成されており、また、前記可動型を構成する三角柱部の上面に、凸部を突設するとともに、前記固定型の下面に、前記三角柱部の上面に突設された凸部が嵌合される凹部を形成したものであり、第2には、前記スライド型の側壁面の上部に、突き当て突起を突設し、該突き当て突起が、前記可動型を構成する三角柱部の側壁面の上部に当接するように構成したものであり、第3には、前記固定型の垂直面の上端部の一部と前記可動型を構成する三角柱部の上端部の一部とが、突き当てられるように構成したものである。
【0008】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。なお、上述した従来の合成樹脂製パレット用金型構造と同じ構成部材につては、同じ符号を使用するとともに、その詳細な説明は省略する。
【0009】
本実施例においても、金型構造M2は、上述した従来の仕切り壁3cや天部3d等を形成する固定型m1と、分割仕切り壁3fや、固定型m1と共働して天部3dを形成する、中間スリットm2aを介して配置された細長い三角柱部m2bを有する上下方向に移動可能な可動型m2と、可動型m2と共働して外側角部3aを挟んで位置する側壁3b等を形成する、横方向に移動可能なスライド型m3とから構成されており、固定型m1、可動型m2及びスライド型m3とにより形成される間隙D1に、溶融樹脂を流し込むことにより、隅桁3内の仕切り壁3cや分割仕切り壁3fが成形される。
【0010】
本実施例においては、上下方向に移動可能な可動型m2を構成する三角柱部m2bの上面に、凸部m2cが形成されており、また、可動型m2の三角柱部m2bの上面に形成された凸部m2cが嵌合可能な凹部m1aが、固定型m1の下面に形成されている。そして、金型構造M2が組み立てられた状態においては、可動型m2の三角柱部m2bの上面に形成された凸部m2cが、固定型m1の下面に突設された凹部m1aに嵌合し、可動型m2の細長い三角柱部m2bの上部が、固定型m1により支えられるように構成されているので、間隙D1に流れ込む溶融樹脂の射出圧により、可動型m2の細長い三角柱部m2bが湾曲したり、折れたりするような損傷を防止することができるとともに、可動型m2の細長い三角柱部m2bの傾動による隅桁3の側壁3bや仕切り壁3c等の肉厚が不均一になるのを防止することができる。なお、可動型m2の三角柱部m2bの上面に、凹部を突設し、固定型m1の下面に、凸部を形成することもできる。
【0011】
上述した金型構造M2により射出成形された合成樹脂製パレットの隅桁3の天部3dには、図3に示されているように、可動型m2の細長い三角柱部m2bの上面に形成された凸部m2cにより、透孔3d1が形成されることになる。
【0012】
図4〜図6に示されている実施例は、横方向に移動可能なスライド型m3の側壁面m3aの上部に、突き当て突起m3bを突設し、この突き当て突起m3bを、可動型m2の三角柱部m2bの側壁面m2dの上部に当接するようにしたものである。このように構成することにより、更に、可動型m2の細長い三角柱部m2bが湾曲し、折れたりするような損傷を防止することができる。なお、可動型m2の細長い三角柱部m2bの側壁面m2dの上部に、突き当て突起を突設し、この突き当て突起を、スライド型m3の側壁面m3aの上部に当接するように構成することもできる。
【0013】
上述した金型構造M3により射出成形された合成樹脂製パレットの隅桁3の外側角部3aを挟んで位置する側壁3bには、透孔3b1が形成されることになる。
【0014】
図7及び図8に示されている実施例は、仕切り壁3cを形成する固定型m1の垂直面m1bの上端部m1cの一部と、同じく、固定型m1と共働して仕切り壁3cを形成する可動型m2の三角柱部m2bの上端部m2b’の一部とを、突き当てたものである。上述したように、可動型m2の三角柱部m2bの上面に形成された凸部m2cを、固定型m1の下面に突設された凹部m1aに嵌合することにより、可動型m2の細長い三角柱部m2bの上部を支えるとともに、横方向に移動可能なスライド型m3の側壁面m3aの上部に突設された突き当て突起m3bを、可動型m2を構成する三角柱部m2bの側壁面m2dの上部に当接することにより、更に、可動型m2を支えることに追加して、仕切り壁3cを形成する固定型m1の垂直面m1bの上端部m1cの一部と、同じく、固定型m1と共働して仕切り壁3cを形成する可動型m2の三角柱部m2bの上端部m2b’の一部とを突き当てることにより、可動型m2を構成する三角柱部m2bを支えるように構成したので、可動型m2の細長い三角柱部m2bが湾曲したり、折れたりするような損傷を確実に防止することができる。
【0015】
上述した金型構造M4により射出成形された合成樹脂製パレットの隅桁3の天部3dには、切り欠き3d2が形成されるとともに、仕切り壁3cの上端には、三角柱状空間部s1に連通する透孔3c1が形成されることになる。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0017】
細長い可動型と、該可動型に接近して配置される固定型とを、凹部と凸部とからなる嵌合手段を介して連結したので、溶融樹脂の射出圧により、可動型が湾曲したり、折れたりするような損傷を防止することができるとともに、可動型の傾動により肉厚が不均一になるようなことを防止することができる。
【0018】
可動型とスライド型とを、突き当て突起を介して当接したので、更に、溶融樹脂の射出圧により、可動型が湾曲したり、折れたりするような損傷を防止することができる。
【0019】
可動型と固定型とを、突き当て突起を介して当接したので、溶融樹脂の射出圧により、可動型が湾曲したり、折れたりするような損傷を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の合成樹脂製パレット用金型構造の一部破断面を含む部分斜視図である。
【図2】図2は図1に示されている合成樹脂製パレット用金型構造の部分垂直側断面図である。
【図3】図3は本発明の合成樹脂製パレット用金型構造により成形された合成樹脂製パレットの隅桁付近の部分斜視図である。
【図4】図4は本発明の別の実施例の合成樹脂製パレット用金型構造の一部破断面を含む部分斜視図である。
【図5】図5は図4に示されている合成樹脂製パレット用金型構造の部分垂直側断面図である。
【図6】図6は図4に示されている本発明の合成樹脂製パレット用金型構造により成形された合成樹脂製パレットの隅桁付近の部分斜視図である。
【図7】図7は本発明の更に別の実施例の合成樹脂製パレット用金型構造の部分垂直側断面図である。
【図8】図8は図7に示されている本発明の合成樹脂製パレット用金型構造により成形された合成樹脂製パレットの隅桁付近の部分斜視図である。
【図9】図9は従来の合成樹脂製パレットの部分斜視図である。
【図10】図10は従来の合成樹脂製パレットの隅桁付近の部分斜視図である。
【図11】図11は従来の合成樹脂製パレットを成形するための金型構造の部分分解斜視図である。
【図12】図12は従来の合成樹脂製パレット用金型構造の部分垂直側断面図である。
【符号の説明】
M・・・・・・・・・・・・金型構造
m1・・・・・・・・・・・固定型
m2・・・・・・・・・・・可動型
m3・・・・・・・・・・・スライド型
3・・・・・・・・・・・・隅桁

Claims (3)

  1. 合成樹脂製パレットを一体的に射出成形する際に使用される合成樹脂製パレット金型構造において、該合成樹脂製パレット金型構造が、平坦な下面を有する固定型と、上面から下方に向かって延在する中間スリットを介して配置された細長い三角柱部を有する上下動可能な可動型と、横方向に移動可能なスライド型とからなり、前記固定型と前記可動型と前記スライド型とにより形成される間隙に、溶融樹脂を流し込むことにより、隅桁が成形されるように構成されており、また、前記可動型を構成する三角柱部の上面には、凸部が突設されているとともに、前記固定型の下面には、前記三角柱部の上面に突設された凸部が嵌合される凹部が形成されていることを特徴とする合成樹脂製パレット用金型構造。
  2. 前記スライド型の側壁面の上部に、突き当て突起を突設し、該突き当て突起が、前記可動型を構成する三角柱部の側壁面の上部に当接するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製パレット用金型構造。
  3. 前記固定型の垂直面の上端部の一部と前記可動型を構成する三角柱部の上端部の一部とが、突き当てられるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の合成樹脂製パレット用金型構造。
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