JP4744922B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は,表示パネルなどが傾動(チルト)制御される車載用電子機器に関し,特に,表示パネルに傾動可能に取り付けられた操作パネルを有し,その操作パネルの傾動角を表示パネルの傾動角に対応させるよう制御等が行われる車載用電子機器に関する。
近年における車載用電子機器として,カーオーディオ,テレビ受像器及びカーナビゲーションなどが一体化されたオーディオ・ビジュアル・ナビゲーション装置(以下AVN装置)が普及しつつある。かかるAVN装置は,通常,車両の運転席前方のインストルメントパネル内に埋設される。そのため,AVN装置は,各種の機能実現のための電子デバイス等が格納される本体部と,本体部の前面側に設けられる表示パネルとで構成され,本体部がインストルメントパネル内に埋設され,前面側の表示パネルがインストルメントパネルの表面と同じ面内に収納される。また,表示パネルにはタッチパネルが併設され,表示パネルに操作ボタンを表示することで多様な操作を可能にしている。
上記のAVN装置は,インストルメントパネルからの制約を受けて,表示パネルの面積を最小化することが求められる。一方で,AVN装置の多機能化に対応するために,表示パネルの面積を大きくすると共に操作ボタンを有する操作パネルを併設することが求められる。
このような相反する要求を満たすために,表示パネルの下端部に回転動作制御可能に操作パネルを取りつけ,電源OFF時は操作パネルを閉じて表示パネルに重ね,電源ON時にユーザの操作に対応して操作パネルを開いたり閉じたりできるようにし,操作パネルを開いた状態で表示パネルを大画面化することが提案されている。例えば,以下の特許文献1の図10,図11に示されるとおりである。
特開2005−17968号公報
上記のAVN装置は,インストルメントパネルの制約下において,表示パネルの大画面化と操作パネルの併設とを実現することができる。
しかしながら,インストルメントパネル内におけるAVN装置の装着位置に対応して,ユーザが見やすい角度に調節できるように,表示パネルの傾動角(チルト角)を可変可能にすることが望まれる。表示パネルの傾動角を変更可能にすることは,一般に行われるところであるが,表示パネルに操作パネルを併設しているので,表示パネルの傾動角が変更されると,操作パネルの角度が不適切になり,ユーザによる操作パネルの操作性が悪くなるという課題を有する。つまり,表示パネルの傾動角の変更に伴って,操作パネルの傾動角も同時に調節することが必要になり,ユーザに煩雑な調節を強要することになる。
そこで,本発明の目的は,表示パネルと操作パネルの傾動角を自動制御する電子機器を提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明の第1の側面によれば,電子機器本体と,当該本体の前面部に前記本体に対して傾動可能(本体に対する傾斜角を可変できる)に取り付けられた表示パネルと,前記表示パネルの一端部に傾動可能に取り付けられ前記本体に対する操作ボタンが設けられた操作パネルと,前記表示パネルと操作パネルの傾動動作を制御する傾動制御ユニットとを有し,前記傾動制御ユニットは,第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルを傾動動作させ,第2の傾動角設定指令に応答して前記操作パネルを傾動動作させ,前記表示パネルの傾動角に対応して設定された前記操作パネルの傾動角情報を記憶し,さらに,前記第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルの傾動動作に加えて前記記憶した傾動角情報に基づいて前記操作パネルを傾動動作させる。
上記の第1の側面によれば,傾動制御ユニットが,前記第2の傾動角設定指令に対応して設定された操作パネルの傾動角情報を記憶しているので,ユーザが表示パネルの傾動角に対応して前記操作パネルを最適傾動角に設定した後は,ユーザからの表示パネルの傾動角変更指令に応答して,操作パネルを自動的に記憶された最適傾動角に傾動動作させることができ,ユーザによる操作パネルの傾動操作を無用とすることができる。
上記第1の側面において,好ましい実施例では,前記傾動制御ユニットは,前記表示パネルを前記本体から離れるオープン方向への第1の傾動角設定指令に応答して,前記表示パネルを傾動動作させた後に前記操作パネルを傾動動作させ,前記表示パネルを前記本体側に近づけるクローズ方向への第1の傾動角設定指令に応答して,前記操作パネルを傾動動作させた後に前記表示パネルを傾動動作させる。
この好ましい実施例によれば,表示パネルに対する操作パネルの傾動角を小さい角度の状態で表示パネルの傾動動作をさせることができ,車内の障害物への衝突をできるだけ回避することができる。
上記の目的を達成するために,本発明の第2の側面によれば,電子機器本体と,当該本体の前面部に前記本体に対して傾動可能に取り付けられた表示パネルと,前記表示パネルの一端部に傾動可能に取り付けられ前記本体に対する操作ボタンが設けられた操作パネルと,前記表示パネルと操作パネルの傾動動作を制御する傾動制御ユニットとを有し,前記傾動制御ユニットは,第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルを傾動動作させ,第2の傾動角設定指令に応答して前記操作パネルを傾動動作させ,前記表示パネルの傾動角に対応して設定された前記操作パネルの傾動角情報を記憶し,さらに,前記第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルの傾動動作に加えて当該表示パネルの傾動動作前における操作パネルの絶対角度に前記操作パネルを傾動動作させる。
上記の第2の側面によれば,表示パネルの傾動角を変更する指令に応答して,表示パネルを傾動動作させると共に,表示パネルの傾動動作前の操作パネルの絶対角度を維持するよう操作パネルを傾動動作させるので,ユーザに最適な操作パネルの方向を維持することができる。また,表示パネルの全ての傾動角に対応して操作パネルの最適方向を初期設定しなくても,表示パネルの1つの傾動角に対して操作パネルの傾動角を設定すれば,それ以外の表示パネルの傾動角についても操作パネルの方向を一定に保つことができる。
本発明によれば,ユーザによる表示パネルの傾動角変更指令に応答して,操作パネルを自動で好みの傾動角に傾動動作させることができる。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は,本実施の形態における車載用電子機器の正面図である。以下,車載用電子機器の一例として,オーディオシステムと,テレビ受像器と,カーナビシステムなどが一体化されたAVN装置を例にして説明する。図1には,AVN装置の操作パネルACPが閉じた(クローズした)状態と開いた(オープンした)状態での正面図が示される。液晶表示パネルまたは有機ELパネルなどからなる表示パネルDISPが,図示されない本体に対して表示面が上方向に向くように傾動可能(傾斜可能)に取り付けられ,その表示パネルDISPの下端部に操作パネルACPが傾動可能に取り付けられている。図1では,表示パネルDISPに操作パネルACPを軸支して回転動作可能にする傾動手段13により,操作パネルが傾動可能になっている。
操作パネルACPがクローズした状態でユーザ側に露出される裏面には,パネルを開く方向に傾動動作するためのオープン操作ボタンBT2が設けられ(ACPクローズ状態参照),操作パネルACPがオープンした状態で露出されるユーザ側に露出される表面側には,操作パネルを閉じる方向に傾動動作するためのクローズ操作ボタンCLOSEと,本体の前面側を露出するように表示パネルをフルオープン状態に傾動動作させるためのイジェクト操作ボタンEJCTと,オーディオシステム,テレビ,カーナビシステムなどの複数の操作ボタンBT1とが設けられている(ACPオープン状態参照)。
図2は,AVN装置の表示パネルと操作パネルの種々の傾動状態の一例を示す図である。図2(a)では,本体10の正面に表示パネルDISPがその上端部で軸支され,本体10から離れるオープン方向に約15度程度傾斜(傾動)している。また,表示パネルDISPの下端部に取り付けられた操作パネルACPは,表示パネルに対してクローズした状態にある。一方,図2(b)では,同様に表示パネルDISPが傾動状態にあり,それに対応して操作パネルACPも傾動状態にあり,操作パネルが水平状態に保たれその表面側が上側を向いている。この状態であれば,ユーザは,上部斜め上から表示パネルを観察することができると共に,水平状態に保たれた操作パネルの表面に配置されている各種操作ボタンを容易に操作することができる。
図2(c)では,表示パネルDISPが本体10に対して大きく傾動しており,それに伴って操作パネルACPも大きく傾動している。そして,図2(d)では,表示パネルDISPが本体10に対して90度傾動していて,操作パネルACPは表示パネルに対してクローズ状態にある。この状態で本体10の前面10Aが100%露出され,前面10Aに設けられたCDやDVDなどの媒体ディスクを挿入・排出する挿排口(図示せず)へのアクセス可能状態になっている。この状態は,表示パネルの100%フルオープン状態である。
図3は,本実施の形態におけるAVN装置の概略構成図である。AVN装置は,前述のとおり,本体10と表示パネルDISPと操作パネルACPで構成される。本体10には,表示パネルや操作パネルの制御を行う制御ボード16が設けられ,制御ボード16には表示パネルDISPに対して表示制御を行う表示制御ユニット20と,操作パネルACPの操作制御を行う操作制御ユニット22と,表示パネルや操作パネルの傾動制御を含む種々の制御を行うAVN制御ユニット18と,表示パネルDISPの傾動ユニット12内のモータA122を駆動するドライバDrAと,操作パネルACPのモータB132を駆動するドライバDrBとを有する。
表示パネルDISPの傾動駆動を行う傾動ユニット12は,表示パネルの本体10に対する角度を検出する角度センサA121と,表示パネルを傾動動作させる傾動用のモータ122とを有する。角度センサA121からの検出角度信号がAVN制御ユニット18に与えられ,同ユニット18からの駆動信号に対応してドライバDrAからの駆動信号によりモータ122が順方向と逆方向とに駆動される。また,操作パネルユニットには,操作パネルの表示パネルに対する傾動角を検出する角度センサB131と,傾動動作させるモータ132と,図1に示した操作ボタン133とが設けられ,角度センサB131の検出角度信号がAVN制御ユニット18に与えられ,同ユニット18からの駆動信号に対応してドライバDrBからの駆動信号によりモータB132が順方向と逆方向とに駆動される。また,操作ボタン133からの操作信号は操作制御ユニット22を介してAVN制御ユニット18に与えられる。さらに,表示パネルDISPに設けられるタッチパネルユニット14からの操作信号も操作制御ユニット22を介してAVN制御ユニット18に与えられる。
図4は,本実施の形態におけるAVN制御ユニットの構成図である。AVN制御ユニット18は,例えば汎用マイクロプロセッサまたはASIC(特定用途集積回路)からなるプロセッサであり,中央処理ユニットCPUと,制御プログラムが格納されたプログラムメモリP−ROMと,インターフェースIFと,不揮発性メモリNVMEMとを有し,それらは内部バスBUSを介して接続される。プログラムメモリP−ROM内には,後述するAVN装置の表示パネルや操作パネルの傾動制御プログラムが格納されている。
また,不揮発性メモリNVMEMには,表示パネルDISPの傾動角0〜30度(5度毎7段階)に対応して,操作パネルACPの傾動角90〜150度(10度毎7段階)を記憶する。図中,Xは,表示パネルDISP毎に設定された操作パネルの傾動角を示す。図4の例では,表示パネルの本体に対する傾動角が0度では,操作パネルの表示パネルに対する傾動角が90度に設定されている。また,表示パネルの傾動角5度,10度に対しては操作パネルの傾動角が100度に設定されている。さらに,表示パネルの傾動角15度,20度に対しては110度に,25度に対しては120度に,30度に対しては130度にそれぞれ設定されている。
好ましい実施例では,この不揮発メモリNVMEMには,表示パネルの全ての傾動角に対して操作パネルの傾動角が90度に初期設定されている。そして,ユーザが各表示パネルを好みの傾動角に設定する時に同時に設定した操作パネルの傾動角が,カスタマイズされた傾動角としてこのメモリに記憶される。一旦操作パネルの傾動角が設定されると,その後は,ユーザによる表示パネルの傾動角制御に対応して,操作パネルの傾動角は最後に設定された傾動角に自動で傾動制御される。したがって,ユーザが表示パネルの傾動角の制御に伴って,操作パネルの傾動角をその都度制御する必要がなく,煩雑な設定をなくしユーザの利便性を高めることができる。
図5は,本実施の形態のおける第1の傾動動作のオープン傾動動作を示す図である。図5(a)は電源OFFの状態を示し,AVN装置の本体10に対して表示パネルDISPが傾動角0度,操作パネルACPも表示パネルに対して傾動角0度にクローズした状態になっている。この状態で,例えば車両のイグニッションキーにより電源ON操作されると車両内の電源がONとなり,図5(b)に示されるように操作パネルACPが自動的に90度の傾動角に傾動制御される。この状態で,操作パネルACPの表面側が上側を向くことになり,表面側の操作ボタンを操作可能にする。
次に,ユーザからの表示パネルをオープン方向に傾動する指令が与えられると,図5(c)に示すように,表示パネルDISPが指令角度に対応する傾動角まで傾動動作する。このとき,操作パネルACPは90度の状態を維持する。そして,表示パネルの傾動動作完了後に,図5(d)に示すように,操作パネルACPが表示パネルの傾動角に対応して設定済みの傾動角まで自動的に傾動制御される。表示パネルの傾動指令は,例えば,表示パネルに表示される傾動指令ボタンへの操作をタッチパネルにより検出することで,AVN制御ユニットに与えられる。その操作に応答して,表示パネルの傾動動作が実行され,その後操作パネルの傾動動作がユーザからの操作なしに自動的に実行される。しかも,操作パネルの傾動角は,表示パネルの傾動角に対応して設定された直前の傾動角に制御される。なお,初期の状態(前回の使用履歴がない場合)には,対応する設定角度はないので操作パネルは最初の傾動動作のみを行う。
表示パネルと操作パネルの傾動角動作を同時に行ってもよいが,上記のように,オープン方向の傾動動作において,最初に表示パネルを傾動動作し,その後に操作パネルを傾動動作することで,傾動動作に伴って必要な車両内の空間をできるだけ狭くすることができ,車両内に置かれる種々の物への衝突をできるだけ回避することができる。また,直前に設定された表示パネルの傾動角に対応する操作パネルの傾動角は,車両内の空間で移動可能な実績のある位置であり,そのような傾動角への傾動制御は,他の物への衝突の可能性が最も少なく,不揮発性メモリに記憶した直前の傾動角に操作パネルを傾動制御するのが好ましい。
操作パネルを先にオープン方向に傾動動作させた後に,表示パネルをオープン方向に傾動動作させると,表示パネルの傾動動作中に操作パネルが他の物に衝突する場合があり,操作パネルの破壊を招き好ましくない。
図6は,第1の傾動動作における衝突時の動作を示す図である。この動作は,表示パネルのオープン方向の傾動動作時及びクローズ方向の傾動動作時の両方に適用可能である。また,前述の表示パネルの角度と操作パネルの角度を対応付けしたものに限らず,少なくとも形動制御される駆動対象を有するものにも適用可能である。以下,オープン方向の傾動動作で説明する。
表示パネルのオープン方向の傾動動作では,前述のとおり,最初に表示パネルを傾動動作し,その後操作パネルを傾動動作する。その場合,最初の傾動動作中に障害物に衝突して傾動動作が完了できない場合は,何らかの異常発生と見なして,その次の傾動動作を中止する。図6(a)では,表示パネルDISPが本体10に対して約20度傾動し,操作パネルACPが表示パネルに対して110度傾動した状態にある。そこで,表示パネルに対するオープン方向の傾動指令があると,表示パネルDISPがオープン方向に傾動制御される。この時,図6(b)に示すように,何らかの障害物30に衝突して所定時間内に傾動動作を完了することができない場合は,第1に,表示パネルDISPの傾動動作を中止し元の傾動位置に戻す。第2に,図6(c)に示すように,その後の操作パネルACPの傾動動作を中止する。これにより,不測の事態が発生するのを未然に防ぐことができる。
図7は,第1の傾動動作におけるオープン方向の傾動動作制御のフローチャート図である。この傾動動作制御は,AVN制御ユニットの制御プログラムにより行われる。最初に,表示パネルにはタッチパネルによる操作ボタンとして表示パネルの傾動動作指示ボタンが表示される。その傾動動作指示ボタンによりオープン方向の操作がONされると(S10),まず,傾動動作の前に操作パネルの全操作ボタン及び表示パネルの表示中の全操作ボタンが無効化される。これにより傾動動作中に障害物に衝突してユーザが希望しない操作指令が出されるのを防止する(S14)。そして,表示パネルをオープン方向に傾動動作する(S14)。この傾動動作は,表示パネルの傾動ユニット内のモータを駆動させることで行われるが,一定時間内に目標角度まで移動するか否かが監視される(S16,S24)。一定時間内に目標角度まで表示パネルの傾動動作が完了すると(S16のYES),次に操作パネルACPの傾動動作が行われる(S18)。この傾動動作は,AVN制御ユニット内の不揮発性メモリVNMEMに記憶された表示パネルの傾動角度に対応する操作パネルの傾動角になるようユーザからの操作指令を待つことなく自動で動作制御される。そして,目標角度まで傾動動作が完了すると(S20のYES),操作パネルや表示パネルの操作ボタンを有効化する(S22)。
1番目の表示パネルの傾動動作において一定時間経過するまでに目標角度まで傾動動作が完了しない場合は(S24のYES),その傾動動作を停止し元の傾動角に戻すと共に,2番目の操作パネルACPに対する傾動動作を解除し,操作ボタンを有効化する(S26)。また,2番目の操作パネルの傾動動作中においても,一定時間経過するまでに目標角度まで傾動動作が完了しない場合は,その操作パネルの傾動動作を解除し,元の傾動角に戻すようにするのが好ましい。
図8は,第1の傾動動作におけるクローズ方向の傾動動作を示す図である。図8(a)では表示パネルDISPが本体10に対して約20度で開いた状態にあり,操作パネルACPは水平方向に傾動されている。この状態で,表示パネルの操作ボタンにより表示パネルを本体に対して0度に閉じる操作が行われると,その傾動指令に応答して,まず,操作パネルACPが表示パネル0度に対して記憶された傾動角90度まで傾動動作される。すなわち,図8(b)に示すとおりである。その後,図8(c)に示されるとおり,表示パネルDISPを指令された角度0度まで傾動動作する。そして,電源OFFされると,操作パネルACPは表示パネルに対して0度に傾動動作され完全に閉じた状態にされる。図8(a)の状態から電源OFFにされた場合は,最初に操作パネルACPが表示パネルに対して0度まで傾動動作され,その後に表示パネルが本体に対して0度まで傾動動作される。
このように,表示パネルのクローズ方向の傾動動作では,それに伴って操作パネルACPはよりクローズする方向に傾動動作するものという前提で,第1に操作パネルACPを傾動動作し,表示パネルと操作パネルを合わせた形状をできるだけ小さくし,第2に表示パネルDISPを傾動動作させる。これにより,表示パネルの傾動動作中の形状を小さくし,車内の障害物への衝突の可能性を低くすることができる。また,操作パネルが表示パネルに対して開いた状態で,表示パネルをクローズする方向に傾動動作すると,開いている操作パネルが車内の床などに衝突する可能性があるので,操作パネルを表示パネルより先に傾動動作するのが好ましい。さらに,クローズ方向の傾動動作においても,図6の説明と同様に,最初の傾動動作で操作パネルの傾動動作が一定時間内に完了しない場合は,その傾動動作を解除して元の位置に戻すと共に,次に予定されている表示パネルの傾動動作もキャンセルする。
図9は,第1の傾動動作におけるクローズ方向の傾動動作制御のフローチャート図である。最初に,表示パネルの傾動角をクローズ方向にする操作指令があると(S30のYES),まず,傾動中の不測の操作指令をなくすために,全てのボタン操作を無効化する(S32)。その後,操作パネルACPを次の表示パネルの傾動角に対応して記憶されている傾動角まで傾動動作させる(S34)。この傾動動作が一定時間経過するまでに目標角度まで移動したら(S36のYES),次に表示チャネルをクローズ方向に傾動動作させる(S38)。傾動動作完了すると(S40のYES),全てのボタン操作を有効化する(S42)。
また,操作パネルの傾動動作が一定時間経過内に完了しない場合は(S44のYES),その傾動動作を停止して元の位置に戻し,次に予定されている表示パネルの傾動動作も解除する。その後全ボタン操作を有効化する(S46)。
以上,第1の傾動動作では,表示パネルがオープン方向に傾動指令された場合は,操作パネルもオープン方向に傾動されることを前提にして,表示パネルを傾動動作した後に操作パネルを傾動動作する。一方,表示パネルがクローズ方向に傾動動作された場合は,操作パネルもクローズ方向に傾動されることを前提にして,操作パネルを傾動動作した後に表示パネルを傾動動作する。そして,いずれの場合も,傾動動作中のボタン操作を無効化する。さらに,最初の傾動動作が一定時間内に完了しない場合は,その傾動動作を停止し元に戻すと共に次の傾動動作もキャンセルする。また,表示パネルの傾動角に対応してユーザにより設定された操作パネルの傾動角がそれぞれ記憶され,表示パネルの傾動指令に応答して,操作パネルの傾動動作を自動的に行う。
図10は,本実施の形態における第2の傾動動作を示す図である。この傾動動作では,表示パネルのオープン方向またはクローズ方向の傾動指令に対して,いずれの場合も,最初に操作パネルを表示パネルに対して90度の位置(基準位置)に閉じるよう傾動動作し,その後表示パネルを目標角度まで傾動動作する。したがって,表示パネルの傾動中は操作パネルは常に90度の位置になる。また,別の方法として,表示パネルを傾動動作した後に,操作パネルをメモリに記憶された位置に傾動動作してもよい。あるいは,表示パネルを傾動動作した後は,操作パネルの傾動角の調整を行わない,若しくはマニュアルで調整可能にしてもよい。これらの操作パネルの傾動角を調整することについての3つの調整モード(メモリ記憶位置に自動傾動,マニュアル調整,傾動調整を行わない)をあらかじめ設定可能にしてもよい。そして,第1の傾動動作と同様に,傾動動作中にボタン操作を無効化し,所定時間内に傾動動作完了しない場合は,その傾動動作を解除し次の傾動動作も解除する。
図10(a)の状態で表示パネルのクローズ方向の傾動指令があると,図10(b)のように操作パネルACPを表示パネルDISPに対して90度の位置(基準位置)に傾動動作し,その後,図10(c)のように表示パネルDISPを指示された位置まで傾動動作する。この状態で傾動動作を完了する。また,別の方法として,図10(d)のように,その後に操作パネルACPを表示パネルDISPに対してメモリに記憶されている位置まで傾動動作してもよい。
逆に,表示パネルのオープン方向の傾動指令がある場合は,図10(d)の状態から最初に操作パネルACPを90度にクローズし(図10(c)),表示パネルをオープン方向に傾動動作する(図10(b))。別の方法として,その後に操作パネルをその表示パネルの傾動角に対応して記憶されている傾動位置に傾動動作してもよい(図10(a))。
いずれの方向に表示パネルを傾動動作する場合も,操作パネルを一旦90度の基準位置までクローズするので,表示パネルの傾動動作中に操作パネルが車内の障害物に衝突する可能性を低くすることができる。また,操作パネルの傾動位置がどのように設定されていても,表示パネルの傾動動作する前に操作パネルが90度の位置にクローズされるので,障害物への衝突の可能性を抑えることができる。そして,操作パネルがオープン状態の中で最も閉じた状態の90度の位置で表示パネルの傾動動作が保証されている場合は,第2の傾動動作のようにすることで,その保証範囲での傾動動作を行うことができる。
図11は,第2の傾動動作の制御フローチャート図である。最初に表示パネルの傾動動作が操作されると(S50のYES),全てのボタン操作を無効化し(S52),操作パネルを初期値90度まで傾動動作する(S54)。この傾動動作が一定時間内に完了すると(S56のYES),次に表示パネルを目標角度まで傾動動作する(S58)。その傾動動作が完了すると(S60のYES),ボタン操作を有効化する(S62)。また,操作パネルの傾動動作が一定時間内に完了しない場合は(S64のYES),その傾動動作を解除し元の位置に戻し,次の表示パネルの傾動動作を解除する。そして,ボタン操作を有効化する(S66)。
図12は,本実施の形態における第3の傾動動作を示す図である。この傾動動作では,表示パネルの傾動動作指令に対して,操作パネルの絶対角度を維持するように傾動制御を行う。その際,オープン方向の傾動指令では表示パネルを先に傾動制御しその後操作パネルと傾動制御する。逆に,クローズ方向の傾動指令では操作パネルを先に傾動制御しその後表示パネルを傾動制御する。
図12(a)の状態で,表示パネルDISPのオープン方向の傾動指令があると,まず,図12(b)のように表示パネルDISPを指令位置まで傾動動作する。その後,図12(c)のように操作パネルACPを表示パネルと同じ角度だけオープン方向に傾動動作する。その結果,操作パネルは表示パネルの傾動指令前の絶対角度(図12の例では水平方向)を維持する。そして,操作パネルを表示パネルの傾動動作前と動作後のうちより閉じた状態(図12(a)の状態)で,表示パネルを傾動動作させることができる。逆に,図12(c)の状態で,表示パネルDISPのクローズ方向の傾動指令があると,最初に,操作パネルを表示パネルと同じ角度だけクローズ方向の傾動動作をして図12(b)の状態にする。その後,表示パネルを閉じる方向に傾動動作して図12(a)の状態にする。この場合も,操作パネルをより閉じた状態で表示パネルの傾動動作をさせることができる。
図13は,第3の傾動動作におけるオープン方向への傾動動作制御のフローチャート図である。表示パネルのタッチパネルから表示パネルについてオープン方向の操作があると(S70のYES),ボタン操作を無効化し(S72),最初に表示パネルをオープン方向に傾動動作する(S74)。一定時間経過内に目標角度まで表示パネルが傾動動作すると(S76のYES),その後操作パネルACPを表示パネルと同じ角度だけ傾動動作する(S78)。これにより,操作パネルACPの絶対角度は維持される。そして,目標位置まで傾動動作が終了すると(S80のYES),ボタン操作が有効化される(S82)。この場合でも,最初の表示パネルの傾動動作が一定時間内に終了しない場合は(S84のYES),その表示パネルの傾動動作を停止し,後続の操作パネルACPの傾動動作をキャンセルし,ボタン操作を有効化する(S86)。
図14は,第3の傾動動作におけるクローズ方向への傾動動作制御のフローチャート図である。表示パネルのタッチパネルから表示パネルについてクローズ方向の操作があると(S90のYES),ボタン操作を無効化し(S92),最初に操作パネルを表示パネルの移動角度と同じ角度だけクローズ方向に傾動動作する(S94)。一定時間経過内に目標角度まで操作パネルが傾動動作すると(S96のYES),その後表示パネルをクローズ方向に傾動動作する(S98)。そして,目標位置まで傾動動作が終了すると(S100のYES),ボタン操作が有効化される(S102)。この場合でも,最初の操作パネルの傾動動作が一定時間内に終了しない場合は(S104のYES),その操作パネルの傾動動作を停止し,後続の表示パネルの傾動動作をキャンセルし,ボタン操作を有効化する(S106)。
第3の傾動動作では,表示パネルの傾動指令があると,傾動指令前の操作パネルの絶対角度が維持されたまま表示パネルの傾動動作が行われる。この場合は,傾動後の表示パネルの傾動角度に対応してメモリに記憶されている操作パネルの傾動角度は利用されない。したがって,ユーザは,一つの表示パネルの傾動角に対する操作パネルの傾動角を設定するだけで,その後,表示パネルの傾動指令により,その時の操作パネルの絶対角度を維持して自動的に傾動動作させることができる。
図15は,本実施の形態における第4の傾動動作を示す図である。この傾動動作では,表示パネルのオープン方向及びクローズ方向のいずれの傾動指令に対しても,最初に操作パネルACPを表示パネルに対して0度にクローズする傾動動作をして操作パネルを基準位置(0度)に移動させ,クローズした状態で表示パネルを傾動動作し,最後に操作パネルを傾動前の絶対角度になるように傾動動作する。
図16は,第4の傾動動作の制御フローチャート図である。図15,図16を参照して,傾動動作を説明する。図15(a)の状態から,表示パネルの傾動操作指令があると(S110のYES),全てのボタン操作を無効化し(S112),図15(b)に示すように,最初に操作パネルACPを表示パネルDISPに対して0度にクローズする傾動動作を行う(S114)。一定時間内に操作パネルがクローズ角度(0度)になると(S116のYES),次に,図15(c)のように,表示パネルDISPを操作指令された位置まで傾動動作する(S118)。目標角度まで傾動動作が完了すると(S120),図15(d)のように,操作パネルACPを元の絶対角度まで傾動動作する(S122)。目標角度まで移動すると(S124のYES),最後にボタン操作を有効化する(S126)。上記の傾動動作S118,S122で一定時間内に目標角度まで傾動動作完了しない場合は,その傾動動作を途中で解除して,元の位置に戻す(図示せず)。
また,最初の操作パネルACPをクローズする傾動動作が一定時間内に完了しない場合は(S128のYES),その操作パネルの傾動動作を解除し,元の位置に戻し,その後の表示パネルの傾動動作を解除する。そして,最後にボタン操作を有効化する(S130)。これにより,途中で傾動動作が完了しない場合に,その後の制御を全てキャンセルして,不測の事態を招くことを防止することができる。
図17は,第4の傾動動作の特殊例を示す図である。この特殊例は,表示パネルのフルオープンの傾動動作である。表示パネルのフルオープンは,本体の前面側に設けられた媒体ディスクの挿入窓を100%露出した状態にするもので,操作パネルACPの表面側のボタンEJECT(図1参照)を操作した時に制御される。この場合,図17(a)の状態で操作ボタンEJECTが操作されると,図17(b)のように操作パネルACPが表示パネルDISPに対して0度の位置までクローズする傾動動作をする。その後,本体10に内側部に設けられた傾動用溝10Bに沿って表示パネルDISPの軸が下方に移動し,図17(c)のように表示パネルDISPを本体10に対して90度開いた位置まで傾動動作する。この状態で,操作パネルACPは元の角度に傾動動作することはない。その結果,本体10の前面10Aが100%開いた状態になる。
逆に,表示パネルのフルオープン状態から元の状態に戻す場合は,図17(c),(b),(a)の逆方向の傾動動作を行う。この復帰動作は,操作パネルACPの裏側のオープンボタンBT2(図1参照)を操作することにより行われる。この場合も,操作パネルが完全に閉じた状態で表示パネルが傾動動作されるので,特殊なフルオープンの傾動動作において,車内の障害物に衝突する可能性を低くすることができる。
図18は,本実施の形態における操作ボタンの無効化を説明する図である。また,図19は,その制御を示すフローチャート図である。図18(a)の状態で,表示パネルを傾動する指令があると,前述したとおり,図18(b)のように表示パネルDISPと操作パネルACPの傾動動作中は,ボタン操作を無効化する。さらに,図18(c)に示すとおり,操作パネルACPが表示パネルDISPに対してクローズ(閉じた)状態にある時は,その間に障害物30が挟まって表面のボタンが操作される可能性があるので,操作パネルがクローズ状態にあるときは,表面ボタンの操作を無効化する。この場合,操作パネルのクローズ状態とは,例えば,表示パネルに対して90度未満の状態をいう。
また,図18(d)に示すとおり,操作パネルACPが表示パネルDISPに対してオープン(開いた)状態にある時は,インストルメントパネル42につながる車両の床40に近い位置に本体10が装着されている場合は,操作パネルACPの裏側のボタンBT2が床40に衝突して操作される可能性があるので,操作パネルの裏側のボタンは操作無効化する。
図19のフローチャートにより,図18(c)(d)の操作ボタンの無効化をより詳細に説明する。まず,AVN制御ユニットは,表示パネルと操作パネルの角度状態をセンサからの信号により検出する(S140)。表示パネルが例えば40度以下の場合は(S142のYES),操作パネルが表示パネルに対して90度未満の場合は(S144のYES),図19の(a)に示す状態であるので,操作パネル表面のボタンを無効化する(S148)。これは,図18(c)の状態に対応する。一方で,操作パネルが表示パネルに対して90度未満でない場合は(S144のNO),図19(b)に示す状態にあるので,操作パネル裏面のボタンを無効化する(S150)。これは,図18(d)の状態に対応する。
次に,表示パネルの傾動角が本体に対して40度を超えている場合は(S142のNO),実質的に表示パネルが100%オープン状態を意味するので,操作パネルが表示パネルに対して90度未満の場合は(S146のYES),図19(c)に示す状態にあるので,操作パネルの表面側のボタン操作を無効化する(S152)。逆に,操作パネルが表示パネルに対して90度未満でない場合は(S146のNO),図19(d)に示す状態であり通常あり得ない状態であるが,操作パネルの裏面側ボタンを無効化する(S154)。
以上のように,表示パネルが通常のオープン状態(40度以下)の場合は,操作パネルが通常のオープン状態であれば(90度以上),図19(b)の状態にあるので,操作パネルの裏面側のボタンが無効化され,操作パネルの表面側の全てのボタンは有効化される。この状態で,ボタンEJECTが操作されると,表示パネルが100%オープンで操作パネルがクローズした状態(図19(c))に傾動制御される。
また,表示パネルが通常のオープン状態の場合でも,操作パネルがクローズ状態であれば(90度未満,通常0度しかない),図19(a)の状態になるので,操作パネルの表面側のボタンを無効化して,障害物を挟んでも不測の操作が行われないようにする。この状態で,操作パネルの裏面側のオープンボタンBT2が操作されると,操作パネルをメモリに記憶した傾動角度まで傾動動作する。
次に,表示パネルが通常のオープン状態以外(40度超)の場合は,表示パネルが100%オープン状態で操作パネルがクローズ状態しか通常はあり得ないので,その場合は,図19(c)のように操作パネルの表面ボタンを無効化する。この状態で,操作パネルの裏面側のオープンボタンBT2が操作されると,操作パネルと表示パネルとをフルオープン状態になる前の状態に復帰動作する。
さらに,通常あり得ないような図19(d)の状態の時は,操作パネルの裏面ボタンを無効化する。但し,操作パネルの表面のボタンEJECTとボタンCLOSEは有効にするが,それ以外の操作ボタンは無効化する。これにより,最小限の表面ボタンのみを有効化する。つまり,操作パネル表面のボタンEJECTの操作により表示パネルがフルオープンする前の状態に表示パネルと操作パネルとが傾動動作する。
上記説明した以外に,本実施の形態では,操作パネルACPの表面側にクローズボタンCLOSEを設けている(図1参照)。操作パネルが開かれた状態でオートエアコンなどの別の操作ボタンを遮る場合に,このクローズボタンCLOSEを操作することで,一時的に操作パネルを表示パネルに対して0度の位置にクローズ動作する。そして,その後操作パネルの裏面側のオープンボタンBT2を操作することで,一時的に閉じられた操作パネルを,元の位置に復帰させる。この一連の傾動動作制御を行うことで,一時的に他の操作ボタンが遮られた場合でも,表示パネルを傾動動作することなく,他の操作ボタンの操作を可能にすることができる。
さらに,本実施の形態の第1の傾動動作では,電源ONに応答して,表示パネルが電源OFF時の傾動角まで傾動動作し,その後操作パネルがメモリに記憶したその表示パネルの傾動角に対応する傾動角への傾動動作が自動的に行われる。その状態で,表示パネルを傾動操作するとその希望する角度に傾動動作し,当該表示パネルの傾動角に対応する傾動角度に操作パネルが自動制御される。ここで,電源をOFFにするとその時の表示パネルの傾動角が記憶される。そして,次に電源ONにすると,直前の傾動角に表示パネルが制御され,それに対応してメモリに記憶した傾動角に操作パネルが自動制御される。この状態で,操作パネル表面のクローズボタンCLOSEを操作すると,一時的に操作パネルが閉じるよう傾動動作する。そこで,操作パネル裏面のオープンボタンBT2を操作すると,前の傾動角まで操作パネルが傾動動作する。
以上のとおり,本発明によれば,表示パネルのサイズを最大化することができると共に,表示パネルの下端部に軸支された操作パネルの傾動動作を自動的に行うことができ,ユーザの利便性を高めることができる。
本実施の形態における車載用電子機器の正面図である。 AVN装置の表示パネルと操作パネルの種々の傾動状態の一例を示す図である。 本実施の形態におけるAVN装置の概略構成図である。 本実施の形態におけるAVN制御ユニットの構成図である。 本実施の形態のおける第1の傾動動作のオープン傾動動作を示す図である。 第1の傾動動作における衝突時の動作を示す図である。 第1の傾動動作におけるオープン方向の傾動動作制御のフローチャート図である。 第1の傾動動作におけるクローズ方向の傾動動作を示す図である。 第1の傾動動作におけるクローズ方向の傾動動作制御のフローチャート図である。 本実施の形態における第2の傾動動作を示す図である。 第2の傾動動作の制御フローチャート図である。 本実施の形態における第3の傾動動作を示す図である。 第3の傾動動作におけるオープン方向への傾動動作制御のフローチャート図である。 第3の傾動動作におけるクローズ方向への傾動動作制御のフローチャート図である。 本実施の形態における第4の傾動動作を示す図である。 第4の傾動動作の制御フローチャート図である。 第4の傾動動作の特殊例を示す図である。 本実施の形態における操作ボタンの無効化を説明する図である。 本実施の形態における操作ボタンの無効化の制御を示すフローチャート図である。
符号の説明
10:本体 DISP:表示パネル ACP:操作パネル
BT1:操作ボタン BT2:操作ボタン

Claims (13)

  1. 電子機器本体と,
    当該本体の前面部に前記本体に対して傾動可能に取り付けられた表示パネルと,
    前記表示パネルの一端部に傾動可能に取り付けられ前記本体に対する操作ボタンが設けられた操作パネルと,
    前記表示パネルと操作パネルの傾動動作を制御する傾動制御ユニットとを有し,
    前記傾動制御ユニットは,第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルを傾動動作させ,第2の傾動角設定指令に応答して前記操作パネルを傾動動作させ,前記表示パネルの傾動角に対応して設定された前記操作パネルの傾動角情報を記憶し,さらに,前記第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルの傾動動作に加えて前記記憶した傾動角情報に基づいて前記操作パネルを傾動動作させることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1において,前記傾動制御ユニットは,前記第2の傾動角設定指令に応答して前記操作パネルを傾動動作させた時に,前記傾動角情報を更新することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1において,前記傾動制御ユニットは,前記表示パネルを前記本体から離れるオープン方向への第1の傾動角設定指令に応答して,前記表示パネルを傾動動作させた後に前記操作パネルを傾動動作させることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1または3において,前記傾動制御ユニットは,前記表示パネルを前記本体側に近づけるクローズ方向への第1の傾動角設定指令に応答して,前記操作パネルを傾動動作させた後に前記表示パネルを傾動動作させることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1において,前記傾動制御ユニットは,前記第1の傾動角設定指令に応答して,前記操作パネルを基準位置に傾動動作した後に,前記表示パネルを目標傾動角に傾動動作させ,その後,前記操作パネルを前記記憶した傾動角情報に対応する傾動角に傾動動作させることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5において,前記基準位置は,前記操作パネルが前記表示パネルに対して略90度または略0度の傾動角であることを特徴とする電子機器。
  7. 電子機器本体と,
    当該本体の前面部に前記本体に対して傾動可能に取り付けられた表示パネルと,
    前記表示パネルの一端部に傾動可能に取り付けられ前記本体に対する操作ボタンが設けられた操作パネルと,
    前記表示パネルと操作パネルの傾動動作を制御する傾動制御ユニットとを有し,
    前記傾動制御ユニットは,第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルを傾動動作させ,第2の傾動角設定指令に応答して前記操作パネルを傾動動作させ,
    前記傾動制御ユニットは,前記第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルまたは操作パネルを傾動動作させる時に,所定時間内に目標傾動角への傾動動作が完了しない場合は,その後の操作パネルまたは表示パネルの傾動動作を行わないことを特徴とする電子機器。
  8. 電子機器本体と,
    当該本体の前面部に前記本体に対して傾動可能に取り付けられた表示パネルと,
    前記表示パネルの一端部に傾動可能に取り付けられ前記本体に対する操作ボタンが設けられた操作パネルと,
    前記表示パネルと操作パネルの傾動動作を制御する傾動制御ユニットとを有し,
    前記傾動制御ユニットは,第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルを傾動動作させ,第2の傾動角設定指令に応答して前記操作パネルを傾動動作させ,前記表示パネルの傾動角に対応して設定された前記操作パネルの傾動角情報を記憶し,さらに,前記第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルの傾動動作に加えて当該表示パネルの傾動動作前における操作パネルの絶対角度に前記操作パネルを傾動動作させることを特徴とする車載用電子機器。
  9. 請求項1,7または8において,前記傾動制御ユニットは,前記表示パネルまたは操作パネルの傾動動作中は,前記操作パネルの操作ボタンの操作を無効にし,当該傾動動作完了後に前記操作パネルの操作ボタンの操作を有効にすることを特徴とする車載用電子機器。
  10. 請求項1,7または8において,
    前記操作パネルは,操作パネルが開いた状態の表面側に表面側操作ボタンを有し,操作パネルが閉じた状態の裏面側に前記表示パネルを開く裏面側操作ボタンを有し,
    前記傾動制御ユニットは,前記操作パネルが前記表示パネルに対して所定の基準角度より閉じている状態で前記表面側操作ボタンを無効にし裏面側操作ボタンを有効にし,前記操作パネルが前記表示パネルに対して所定の基準角度より開いている状態で前記表面側操作ボタンを有効にし裏面側操作ボタンを無効にすることを特徴とする車載用電子機器。
  11. 請求項1,7または8において,
    前記傾動制御ユニットは,前記表示パネルを本体の前面側を露出するフルオープン状態への第1の傾動角設定指令に応答して,前記操作パネルの表面側を前記表示パネルの表面側に対して最も近接した状態に傾動動作させた後に,前記表示パネルをフルオープン状態まで傾動動作させることを特徴とする車載用電子機器。
  12. 請求項1,7または8において,
    前記操作パネルは,操作パネルが開いた状態の表面側に表面側操作ボタンと当該操作パネル及び表示パネルを閉じるクローズボタンを有し,操作パネルが閉じた状態の裏面側に当該操作パネル及び表示パネルを元の状態に開くオープンボタンを有し,
    前記傾動制御ユニットは,前記クローズボタンの操作に応答して,前記操作パネル及び表示パネルを閉じる傾動制御を行い,前記オープンボタンの操作に応答して,前記閉じる傾動制御の直前の傾動角に前記操作パネル及び表示パネルを開く傾動制御を行うことを特徴とする車載用電子機器。
  13. 電子機器本体と,
    当該本体の前面部に前記本体に対して傾動可能に取り付けられた表示パネルと,
    前記表示パネルの一端部に傾動可能に取り付けられ前記本体に対する操作ボタンが設けられた操作パネルと,
    前記表示パネルと操作パネルの傾動動作を制御する傾動制御ユニットとを有し,
    前記傾動制御ユニットは,第1の傾動角設定指令に応答して前記表示パネルを傾動動作させ,第2の傾動角設定指令に応答して前記操作パネルを傾動動作させ,
    前記傾動制御ユニットは,前記第1の傾動角設定指令に応答して,前記操作パネルを基準位置に傾動動作した後に,前記表示パネルを目標傾動角に傾動動作させることを特徴とする電子機器。
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