JP2004061838A - 可動型ディスプレイ動作制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動型ディスプレイ動作制御装置において、プロテクション処理動作後、ディスプレイの収納移動動作を自動的に再開させる。異物挟み込み判定時間を短くする。
【解決手段】可動型ディスプレイ動作制御装置において、異物の挟み込みプロテクション処理を2段階に構成する。1段階目のプロテクション処理動作が完了した時は、自動的に、ディスプレイの収納移動動作を再開する。また、異物の挟み込み判定時間を1回目は短時間に設定し、2回目は1回目よりも長い時間に設定する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動型ディスプレイ動作制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車載用テレビジョン受信機や車載用ナビゲーション装置などの各種情報を表示するための車載用ディスプレイ装置としては、車室内のインスツルメント・コンソール又はインスツルメント・パネルへ液晶のディスプレイを格納した状態で装着できるように構成したものがある。
【0003】
この車載用ディスプレイ装置は、ディスプレイ部分の保護や、使用しないときにディスプレイ部分が車室内へ突き出していて邪魔になるのを軽減する等の目的で、ディスプレイにモーターを用いた駆動機構を設けている。この駆動機構により、使用しないときには、ディスプレイをハウジング側に引き込んで格納し、ディスプレイの突出を極力少なくしている。また、使用するときには、ディスプレイを運転者等が見易い位置まで引き出し、チルトアップさせる構造が知られている。
【0004】
上記のように構成した車載用ディスプレイ装置では、ディスプレイが前方へ引き出されたり、前後に傾倒したりする一連の動作を行うため、そのディスプレイの移動方向に異物があると、それによりディスプレイの移動動作が妨害されたり、また、ディスプレイとインスツルメント・パネル等の周辺機構部との隙間に、指や異物を挟み込むおそれがあった。
【0005】
そこで、上記のように構成した従来の車載用ディスプレイ装置においては、特に、指や異物をディスプレイとインスツルメント・パネル等周辺機構部の隙間に挟み込んだ場合、直ちに、その挟み込み状態を解除できるようにするために、例えば、図4に示す可動型ディスプレイ動作制御装置によって、図5のフローチャートに示すようなディスプレイの移動制御を行っていた。
【0006】
図4の可動型ディスプレイ動作制御装置は、次のように構成されていた。1はディスプレイで、液晶モニタ部とそのバックライトなどから構成されている。2はモーターで、ディスプレイ移動機構(図示しない)を介してディスプレイ1へ移動力を供給し、ディスプレイを図6(A)に示す収納完了位置b(クローズ位置:ディスプレイ1をハウジング内へ引き込み完全に格納した位置)と、排出完了位置a(オープン位置:例えば、ディスプレイ1をチルトアップして、液晶モニタ部の画面を見ることができる所定位置)との間を移動させるように構成している。
【0007】
3はモーター2を駆動制御するモーター駆動制御部、4はディスプレイ1の移動量を検出するセンサ、5はディスプレイ1の収納完了位置bを検出する収納検出部、6はディスプレイ1の排出完了位置aを検出する排出検出部、7はディスプレイ1の収納又は排出の指示を入力するOPEN/CLOSEスイッチ、8はマイクロコンピュータで、各検出部や制御スイッチの状態を監視して、モーター駆動制御部3に対して、ディスプレイ1の収納又は排出動作の制御を行うとともに、一定時間当りのディスプレイ1の「移動量Δy/時間t」を計測するように構成している。
【0008】
上記のように構成した従来の可動型ディスプレイ動作制御装置の特に、収納動作について、図5のフローチャートと、図6の動作説明図にもとづき説明する。まず、図6(A)に示す排出完了位置aから収納動作を開始し、収納完了位置bに至る通常収納動作について説明する。図5(A)において、ディスプレイ1の収納を開始すると、ステップS1でディスプレイ1が異常なく収納動作中であるか否かをセンサ4で検出し、その検出信号にもとづき、マイクロコンピュータ8で「移動量Δy/時間t」が予め規定した量変化しているかどうかを計測する。
【0009】
この場合は、異常なくディスプレイ1が収納完了位置bの方向へ移動を続けているので、ステップS1は「NO」の状態がしばらく繰り返される。ディスプレイ1が図6(A)の収納完了位置bへ到達すると、移動量の変化が計測されなくなるので、ステップS1は「YES」となり、次のステップS2へ進む。ステップS2では、ディスプレイ1の収納が完了したことを収納検出部5が検出する。マイクロコンピュータ8は、この検出信号を読み込んでモーター駆動制御部3へモーター2の停止の指令を与え、次のステップS3でモーター2を停止し、一連の収納動作は終了する。
【0010】
一方、このディスプレイ1の収納動作途中の図6(B)に示す例えば、c位置で、異物がディスプレイ1とインスツルメント・パネル等の周辺機構部との隙間に挟み込むトラブルが発生すると、ディスプレイ1の移動動作は、その異物の挟み込みにより妨害される。この時、図5(A)のステップS1では、一定時間当りのディスプレイ1の移動量Δyが、予め規定した量変化しない状態、すなわち、一定時間ディスプレイ1の収納移動動作が停止した状態にあることをマイクロコンピュータ8が計測し、次のステップS2へ進む。ステップS2では、収納検出部5からディスプレイ1が収納完了したことを示す信号は、当然出力されないので、「収納完了か」は「NO」で、図5(B)に示すプロテクション処理のステップS4へ移行する。
【0011】
この図5(B)のプロテクション処理動作開始と同時に、ステップS41において、異物の挟み込みの誤判定を防止する目的で、判定時間t1(例えば、400msec)のタイマをスタートさせる。このステップS41の判定時間t1を測定途中において、挟み込んだ異物を外すことができた等の何等かの原因により、ディスプレイ1の収納動作が回復し、移動動作を再開した場合は、ステップS42は「YES」で、このプロテクション処理動作は終了する。
【0012】
一方、ディスプレイ1の収納動作が再開せず、かつ異物挟み込みの判定時間t1に至る前の時間測定途中の場合は、ステップS43で「NO」の状態が続き、ステップS42におけるディスプレイ1の収納動作開始を確認するための動作を繰り返す。ステップS43で、タイマ規定時間t1の時間が経過したことを確認すると、マイクロコンピュータ8は、異物を挟み込んだ状態にあると判定し、モーター駆動制御部3に対してモーター2を一旦停止するように指令を与えた後、モーター2を反転動作させて、ディスプレイ1を排出完了位置方向へ規定量移動動作するように指令を与える。この指令により、ステップS44で、ディスプレイ1が反転移動操作を規定量行った後、ステップS45で、モーター2を完全に停止させる。この時、挟み込んだ異物を取り除くことが可能となる。また、ディスプレイ1を再び収納動作を開始させるためには、ステップS46で、OPEN/CLOSEスイッチ7の入力操作を行い、一連のプロテクション処理動作を終了する。
【0013】
【発明が解決しょうとする課題】
上記従来の可動型ディスプレイ動作制御装置にあっては、プロテクション処理動作のためモーター2を図5(B)のステップS45で停止させると、挟み込んだ異物が取り除かれても、ユーザがあらためて図5(B)のステップS46でOPEN/CLOSEスイッチ7の入力操作をしなければディスプレイ1は、収納動作も排出動作も再開しないという操作の煩わしさがあった。また、上記のように、一度「異物の挟み込み」を検出すると、ディスプレイ1は収納動作も排出動作も再開しない構成であったことから、「異物の挟み込み」の誤判定を防止し、誤判定によるユーザの不快感をより少なくする目的から、「異物挟み込み」の判定時間をある程度長く(例えば、400msec)設定し、判定の精度を高める必要があった。この結果、指などが挟み込まれた時は、その判定に要する時間の間、挟み込まれた状態を解除することができず、ユーザに苦痛を与えることになり、セーフティ機能の役割を充分に果たしているとはいえない問題点があった。さらに、モーター2にも過負荷がかかる時間が長くなるという問題点があった。
【0014】
本発明は、プロテクション処理を2段階に構成し、異物が挟み込まれた時は、短時間で挟み込みの判定を行い、1段階目のプロテクション処理動作を開始し、ディスプレイの移動を規定量反転動作させて、移動を停止させて異物を取り除いた後、再び自動的にディスプレイの収納動作を開始させることができる可動型ディスプレイ動作制御装置を得ることを目的としており、さらに、1段階目のプロテクション処理で挟み込んだ異物を取り除くことができなかった場合、あるいは再度、異物の挟み込みが検出された場合には、2段階目のプロテクション処理動作を実行することができるように構成した可動型ディスプレイ動作制御装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の可動型ディスプレイ動作制御装置においては、ディスプレイと、ディスプレイを収納完了位置と排出完了位置との間を移動させるディスプレイ移動手段と、ディスプレイの一定時間当りの移動量に対応した信号を検出する移動量検出手段と、移動量検出手段からの信号を監視するとともに、ディスプレイの収納完了位置と排出完了位置を検出し、ディスプレイが収納完了位置又は排出完了位置へ到達した時は、ディスプレイ移動手段の停止制御を行い、また、ディスプレイが収納完了位置へ到達する前に移動量検出手段において移動量の変化が検出されない時は、異物の挟み込み判定時間経過後、異物の挟み込みありと判定してディスプレイ移動手段に対して排出方向への一定量の反転動作と停止動作を行うプロテクション制御処理を実行する制御手段とを備えた可動型ディスプレイ動作制御装置において、制御手段におけるプロテクション制御処理を2段階に構成するとともに、異物の挟み込み判定時間を1回目は短時間に、また2回目は1回目よりも長い時間にそれぞれ設定したものである。
【0016】
また、上記の可動型ディスプレイ動作制御装置において、1段階目のプロテクション制御処理実行後、再びディスプレイ移動手段によるディスプレイの収納動作を開始するように構成することが効果的である。
【0017】
さらに、上記の可動型ディスプレイ動作制御装置において、1段階目のプロテクション制御処理実行後、再びディスプレイ移動手段によるディスプレイの収納動作を開始させた際、ディスプレイが収納完了位置へ到達する前に移動量検出手段において移動量の変化が検出されない場合は、異物の挟み込みありと判断して、2段階目のプロテクション制御処理を実行するように構成することがさらに効果的である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
なお、上述した従来例と同一部分には同一の符号を用いて説明し、その共通する箇所の詳細な説明は重複するので省略する。
本発明に係わる可動型ディスプレイ動作制御装置の特長とするところは、1)ディスプレイの収納動作途中において、異物を挟み込んでしまった場合のプロテクション処理を2段階に構成していること、2)また、1段階目のプロテクション処理後、自動的に再びディスプレイの収納動作を開始するように構成するとともに、この再収納動作の途中で再び異物の挟み込みと判定した時には、2段階目のプロテクション処理を実行すること、3)さらに、「異物挟み込み」と判断する際の異物挟み込み判定時間を1回目は短時間に、また、2回目は1回目よりも長い時間に設定したことにある。
【0019】
以下、図1および図2のフローチャートにもとづいて本発明の実施例を説明する。まず、図6(A)に示す排出完了位置aから収納動作を開始し、収納完了位置bに至る通常収納動作は、上述した従来例の図5(A)で説明したステップS1からステップS3に至る動作と同様の動作によって、図1(A)のステップS11からステップS13に至り、ディスプレイ1の収納動作は終了する。
【0020】
一方、ディスプレイ1の収納動作途中の図6(B)に示す、例えば、c位置で異物をディスプレイ1とインスツルメント・パネル等の周辺機構部との隙間に挟み込むトラブルが発生すると、ディスプレイ1の移動動作は、その挟み込みによって妨害される。この時、図1のステップS11では、一定時間当りのディスプレイ1の移動量Δyが、予め規定した量変化しない状態、すなわち、一定時間ディスプレイ1の収納動作が停止した状態にあることをマイクロコンピュータ8が計測し、次のステップS12へ進む。ステップS12では、収納検出部5からディスプレイ1が収納完了したことを示す検出信号は当然出力されないので、「収納完了か」は「NO]で、ステップS14へ移行する。このステップS14では、2段階に構成されたプロテクション処理の1段階目の実行であるためカウンター=1で、図2(A)のプロテクションAの処理動作を開始する。
【0021】
図2(A)のプロテクションAの処理動作開始と同時に、ステップS151において、異物挟み込み判定時間t2のタイマがスタートする。この判定時間t2は、例えば、100msecに設定されている。このステップS151の判定時間t2を計測中に、挟み込んだ異物を取り外すことができた等の何等かの原因により、ディスプレイ1の収納動作が再開した場合は、ステップS152は「YES」で、図1の収納開始に戻る。
【0022】
一方、ディスプレイ1の収納動作が再開せず、かつ判定時間t2に至る前の時間測定途中の場合は、ステップS153で「NO」の状態が続き、ステップS153におけるディスプレイ1の収納再開を確認し続ける動作を繰り返す。ステップS153で、タイマ規定時間t2の時間経過が確認されると、マイクロコンピュータ8は、異物が挟み込まれた状態にあると判定し、ステップS154で、モーター駆動制御部3に対し、モーター2を一旦停止するように指令を与えた後、モーター2を反転動作させて、ディスプレイ1を排出完了位置方向へ規定量移動動作するように指令を与える。このディスプレイ1の規定量の反転移動動作の後、ステップS155によって、モーター2を停止する。この時、挟み込んだ異物を取り除くことが可能となる。
【0023】
さらに、ステップS156で、プロテクション処理の回数を示すカウンターを「2」として、図1の収納開始へ戻る。このように、1段階目の異物挟み込み判定時間を短くした場合は、自動的にディスプレイ1の収納移動動作を再開させることができ、従来のように、OPEN/CLOSEスイッチ7を入力操作する操作上の煩わしさ解消することができる。また、1回目の異物挟み込み検出が過剰な反応によって、誤った判定をしていた場合でも、極めて短時間でディスプレイ1の収納動作を再開させることができるので、ユーザに不快感を与えることがない。さらに、指等の挟み込みの場合でも、判定時間が短時間でディスプレイ1を反転移動動作させることができるため、ユーザに苦痛を与えることが少なくすることができ、セーフティ機能を有効に発揮させることができる。
【0024】
上記のように、1段階目のプロテクション処理動作を実行した後、自動的に図1の収納開始に戻り、図6(A)の収納完了位置bへ到達した時は、ステップS13でモーター2を停止し、一連の収納動作を終了する。しかし、この1段階目のプロテクション処理動作の実行の際に、異物の挟み込みを取り除くことができずに、挟み込み状態が続いている場合は、あるいは、再度、異物の挟み込みが検出された場合は、ステップS11は「YES」で、次のステップS12は、「NO」となり、ステップS14へ再び移行する。このステップS14では、図2(A)のステップS156で「カウンター=2」に設定されているため、ステップS16の図2(B)で示す2段階目のプロテクションBの処理動作を開始する。
【0025】
図2(B)のプロテクションBの処理動作を開始すると同時に、ステップS161において、2回目の異物挟み込み判定時間t3のタイマがスタートする。このステップS161の判定時間t3は、1回目の判定時間t2よりも長い例えば、500msecに設定されている。このステップS161の判定時間t3を計測途中に、挟み込んだ異物を取り除くことができた等の何等かの原因でディスプレイ1の収納動作が再開した場合は、ステップS162は「YES」で、ディスプレイ1が収納完了位置bに到達した時に一連の収納動作は終了する。
【0026】
一方、ディスプレイ1の収納動作は再開せず、かつ判定時間t3に至る前の時間計測途中の場合は、ステップS163で「NO」の状態が続き、ステップS162におけるディスプレイ1の収納動作再開の確認動作を繰り返す。ステップS163でタイマ規定時間t3の時間が経過したことを確認すると、マイクロコンピュータ8は、異物を挟み込んだ状態にあると判定し、ステップS164でモーター駆動制御部3に対し、モーター2を一旦停止するように指令を与えた後、モーター2を反転動作させて、ディスプレイ1を排出完了位置方向へ規定量移動動作させるように指令を与える。ディスプレイ1が反転移動を規定量行った後、ステップS165でモーター2を完全に停止させる。この時、挟み込んだ異物を取り除くことが可能となる。また、ディスプレイ1を再び収納動作させるためには、OPEN/CLOSEスイッチ7の入力操作を行い一連のプロテクション処理動作を終了する。なお、図3は、上述した従来のプロテクション処理動作の過程と、本発明のプロテクション処理動作の過程を比較したものであって、図3(A)は、従来のプロテクション処理動作の過程を示したものであり、図3(B)は、本発明のプロテクション処理動作の過程を示すものである。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、ディスプレイの収納動作中に、指などをディスプレイとインスツルメント・パネル等の周辺機構部との隙間に挟み込んでしまった場合においても、プロテクション処理を2段階に構成し、その1段階目の挟み込み判定時間を短時間に設定したことにより、直ちに、セーフティ機能が働きディスプレイを反転移動させることができるため、挟み込み状態をきわめて短時間で解除することができ、ユーザに苦痛を与えるのを少なくすることができ、安全性の向上を図ることができる。
【0028】
また、挟み込んだ異物を取り除いた後は、自動的に収納動作を再開することができるため、再度OPEN/CLOSEスイッチを入力操作する煩わしさがなくなり、操作性の改善を図ることができる。さらに、過剰な反応によって1回目の挟み込み判定を行った場合も、自動的にディスプレイの収納動作を再開することができるから、誤判定があってもユーザに不快感を与えることがない。
【0029】
また、異物が取り除きにくい状態、あるいは機械的な何等かのトラブルのため、ディスプレイが収納不可能な状態になっても、2段階目のプロテクション処理動作によって、モーターを完全に停止させることができるから、モーターに負担をかけることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる可動型ディスプレイ動作制御装置の動作を示すフローチャート図である。
【図2】図1のプロテクション処理動作を示すフローチャート図である。
【図3】本発明に係わる可動型ディスプレイ動作制御装置のプロテクション処理動作の過程と、従来の可動型ディスプレイ動作制御装置のプロテクション処理動作の過程を示す説明図である。
【図4】可動型ディスプレイ動作制御装置の制御系統の構成を示す説明図である。
【図5】従来の可動型ディスプレイ動作制御装置の収納動作およびプロテクション処理動作を示すフローチャート図である。
【図6】ディスプレイの通常収納動作と収納時のプロテクション処理動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1  ディスプレイ
2  モーター
3  モーター駆動制御部
4  センサ
5  収納検出部
6  排出検出部
7  OPEN/CLOSEスイッチ
8  マイクロコンピュータ

Claims (3)

  1. ディスプレイと、
    ディスプレイを収納完了位置と排出完了位置との間を移動させるディスプレイ移動手段と、
    ディスプレイの一定時間当りの移動量に対応した信号を検出する移動量検出手段と、
    移動量検出手段からの信号を監視するとともに、ディスプレイの収納完了位置と排出完了位置を検出し、ディスプレイが収納完了位置又は排出完了位置へ到達した時は、ディスプレイ移動手段の停止制御を行い、また、ディスプレイが収納完了位置へ到達する前に移動量検出手段において移動量の変化が検出されない時は、異物の挟み込み判定時間経過後、異物の挟み込みありと判定してディスプレイ移動手段に対して排出方向への一定量の反転動作と停止動作を行うプロテクション制御処理を実行する制御手段と、
    を備えた可動型ディスプレイ動作制御装置において、
    制御手段におけるプロテクション制御処理を2段階に構成するとともに、異物の挟み込み判定時間を1回目は短時間に、また2回目は1回目よりも長い時間にそれぞれ設定したことを特徴とする可動型ディスプレイ動作制御装置。
  2. 請求項1記載の可動型ディスプレイ動作制御装置において、
    1段階目のプロテクション制御処理実行後、再びディスプレイ移動手段によるディスプレイの収納動作を開始するように構成したことを特徴とする可動型ディスプレイ動作制御装置。
  3. 請求項1又は2記載の可動型ディスプレイ動作制御装置において、
    1段階目のプロテクション制御処理実行後、再びディスプレイ移動手段によるディスプレイの収納動作を開始させた際、ディスプレイが収納完了位置へ到達する前に移動量検出手段において移動量の変化が検出されない場合は、異物の挟み込みありと判断して、2段階目のプロテクション制御処理を実行するように構成したことを特徴とする可動型ディスプレイ動作制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006120963A1 (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Fujitsu Ten Limited 電子機器

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