JP4743791B2 - 電磁比例弁の制御装置 - Google Patents
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Description
たスイッチング手段にPWM信号を与えてスイッチング素子をオン・オフ動作させること
により電源から電磁比例弁に供給される励磁電流を決定する制御装置であり、制御指令値
を出力する指令値発生手段と、制御指令値に基づいてデューティを演算して出力するデュ
ーティ演算手段と、デューティに基づいてPWM信号を生成し出力するPWM信号発生手
段と、電磁比例弁に通電された励磁電流を検知し、この検知信号(電流検出値)を、デュ
ーティ演算手段でのデューティの演算で用いるためデューティ演算手段の側に戻すフィー
ドバック回路部と、所定時点に実施される補正値取得動作であり、デューティ演算手段か
ら出力されるデューティを0に設定した状態で、フィードバック回路部から得られる出力
値を補正処理手段に基づいて所定の回数繰り返して取得して出力値を加算し最後に平均化
する補正値取得動作により取得した電流補正値を保存する補正値保存手段と、フィードバ
ック回路部を経由して戻ってきた検知信号(電流検出値)を補正値保存手段で保存された
電流補正値で補正し、得られた補正信号をデューティ演算手段に供給する補正処理手段と
を備えるように構成される。
る励磁電流に関する電流検出値では、通常、制御装置を構成する部品の個体差、使用する
環境の影響、または経年変化等の誤差が含まれるので、これらの誤差を除去するため、所
定の補正値取得処理による動作で得られる電流補正値を補正値保存手段で保存し、この電
流補正値を利用して通常動作時における電流検出値に対して補正処理手段で補正を行う。
上記の「所定の補正値取得処理による動作」は、通常の実際の制御動作とは異なり、実際
の制御動作の前の「所定時点」に実施されるものである。「所定の補正値取得処理による
動作」は、より具体的には、「デューティ演算手段から出力されるデューティを0に設定
した状態で、フィードバック回路部から得られる出力値を補正処理手段に基づいて所定の
回数繰り返して取得して出力値を加算し最後に平均化するという動作」であり、電流補正
値を取得するための動作である。こうして得られた電流補正値が補正値保存手段に保存さ
れる。これにより、電磁比例弁の制御装置における通常の制御動作時での電流検出値に含
まれる前述の誤差を除去し、より正確なデューティの算出を行うことができ、結果として
正確な励磁電流の通電を可能にする。
、上記の所定時点は装置の初期化時であって、電磁比例弁の制御装置を搭載した建設機械
を作動させるための電源投入時であることを特徴とする。「装置の初期化時」とは、より
具体的に、電磁比例弁の制御装置を動作させる目的で、建設機械等の電気系を作動させる
ため電源を投入した時の意味である。これにより、当該装置を構成する部品の個体差に起
因する誤差、使用環境の影響に起因する誤差、または経年変化に起因する誤差を除去でき
る。
第1に、実際に通電される励磁電流に関する電流検出値に含まれる、部品個体差、環境影響、または経年変化等の誤差を、予め補正値取得処理で得られた電流補正値で補正して除去できる構成としたため、電磁比例弁の制御装置における通常動作時での電流検出値に含まれる上記誤差を確実に除去し、より正確なデューティの算出を行うことができ、正確な励磁電流を電磁比例弁に通電させることができる。
第2に、高精度な部品を用いて装置を構成すること、および厳密な調整を行うことなく電磁比例弁の出力制御を高精度で行えるため、電磁比例弁およびその制御装置等の低価格化や性能向上を達成することができる。
第3に、環境影響や経年変化の誤差を除去できるため、過酷な環境下で長期に渡り使用される建設機械の油圧システムの電磁比例弁を常に高精度で制御することができる。
12 電磁比例弁
13 スイッチング素子
14 電源
15 電流・電圧変換器
16 増幅器
21 指令値発生部
22 デューティ演算部
23 PWM信号発生部
24 電流検出補正値保存部
25 補正処理部
26 平均化処理部
Claims (4)
- 電源と電磁比例弁の間に設けられたスイッチング手段にPWM信号を与えて前記スイッ
チング素子をオン・オフ動作させることにより前記電源から前記電磁比例弁に供給される
励磁電流を決定する電磁比例弁の制御装置において、
制御指令値を出力する指令値発生手段と、
前記制御指令値に基づいてデューティを演算して出力するデューティ演算手段と、
前記デューティに基づいて前記PWM信号を生成し出力するPWM信号発生手段と、
前記電磁比例弁に通電された励磁電流を検知し、この検知信号を、前記デューティ演算
手段での前記デューティの演算で用いるため前記デューティ演算手段の側に戻すフィード
バック回路部と、
所定時点に実施される補正値取得動作であり、前記デューティ演算手段から出力される
前記デューティを0に設定した状態で、前記フィードバック回路部から得られる出力値を
前記補正処理手段に基づいて所定の回数繰り返して取得して前記出力値を加算し最後に平
均化する前記補正値取得動作により取得した電流補正値を保存する補正値保存手段と、
前記フィードバック回路部を経由して戻ってきた前記検知信号を前記補正値保存手段で
保存された前記電流補正値で補正し、得られた補正信号を前記デューティ演算手段に供給
する補正処理手段と、
を備えることを特徴とする電磁比例弁の制御装置。 - 前記フィードバック回路部は電流・電圧変換手段と増幅手段を含むことを特徴とする請
求項1記載の電磁比例弁の制御装置。 - 前記補正値保存手段で保存される前記電流補正値は、装置を構成する部品の個体差、環
境変動、または経年変化による誤差を除去するための補正値であることを特徴とする請求
項1または2記載の電磁比例弁の制御装置。 - 前記所定時点は装置の初期化時であって、電磁比例弁の制御装置を搭載した建設機械を
作動させるための電源投入時であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
の電磁比例弁の制御装置。
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JP2007029773A JP4743791B2 (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | 電磁比例弁の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007029773A JP4743791B2 (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | 電磁比例弁の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008196529A JP2008196529A (ja) | 2008-08-28 |
JP4743791B2 true JP4743791B2 (ja) | 2011-08-10 |
Family
ID=39755671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007029773A Active JP4743791B2 (ja) | 2007-02-08 | 2007-02-08 | 電磁比例弁の制御装置 |
Country Status (1)
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-
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- 2007-02-08 JP JP2007029773A patent/JP4743791B2/ja active Active
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