JP4743745B2 - 小孔孔径自動計測装置、小孔孔径計測方法及びシャワープレート - Google Patents

小孔孔径自動計測装置、小孔孔径計測方法及びシャワープレート Download PDF

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Description

本発明は、基体に穿たれた小孔の孔径の計測に関し、特に例えば半導体製造装置等の真空チャンバーに於ける流体(ガス)の分散供給に使用するシャワープレートのオリフィス孔径等のプレートに穿設した小孔の孔径を自動計測するシステムの改良に関するものである。より具体的には、一枚のプレートに穿孔された複数の小孔の有効内径を高精度で迅速に自動計測できるようにしたプレートの小孔孔径計測システムに関するものである。
半導体製造装置・液晶ディスプレイ用では、被処理材の大型化により面内の均一性を確保する必要性がある。そのため、例えば、半導体製造用の真空チャンバーでは、チャンバーの内部上方に多数の小孔を有するプレートを配設し、当該プレートを介して被処理材(例えばシリコンウエハ)の上方へ各種の処理ガスを供給することが一般的に行なわれている。
而して、この種プレートは通常厚さ約3〜30mm、外径約100mm〜300mm程度のステンレス鋼材やセラミック材等から形成されており、内径約50μm〜3000μmの断面円形の小孔が規則的又は不規則的に約20個〜100個程度穿孔されている。
また、前記小孔は機械加工や化学的加工により形成されており、その加工精度は±1μm(誤差寸法)以内に規制されている。
上記プレートの小孔孔径は、処理ガスの噴出量に直接関係するため厳密に管理される必要があり、これ迄にも各種の技術が開発されている。
その中でも、(イ)小孔の一端から圧縮エアを供給し、小孔出口側のエア背圧の変化から小孔内径を検出する方法(例えば特開2003−65742号等)及び(ロ)小孔を流通するガス流量から小孔孔径を検出する方法(例えば、特表平4−502666号等)は、実用化が可能な技術として注目されている。
しかし、前記(イ)の方法は、比較的細径の管状体の内径測定を直接の目的とするものであるため、被測定対象がプレートに穿孔された断面円形の小孔のような場合には、小孔の長さが比較的短かいため、小孔出口側圧力(背圧)を簡単にしかも高精度で測定することが出来ないと云う問題がある。
一方、後者の(ロ)の方法は、図8に示されているように、臨界条件下に於いて空気流を被検出材である小孔へ流し、空気流の温度を温度検出器により、また空気流量を差圧式流量計で夫々測定すると共に、前記測定した空気流量値と空気温度値を用いて、小孔の有効断面積を演算するものである。
尚、図8に於いて、20はフィルタ、21は多数のチューブ体22を並列に組み合せした差圧式流量測定器、23は被検出材である小孔、24は真空ポンプ、25は圧力計、26は温度計である。
小孔23の内径測定に際しては、先ず真空ポンプ24の運転により空気流通系を所謂臨界条件下に置き(P1 /P2 が約2倍以上、換言すれば臨界圧力比P 2 /P 1 が約0.5以下)、差圧式流量測定器21により小孔23を流通する空気流量VE を測定すると共に、空気温度Tを測定する。
次に、前記各測定値から小孔断面積Aを
A=K′・VE ・〔1−0.0017(T−20)〕を用いて演算する。但し、ここでK′は定数、VE は空気の体積流量の測定値、Tは空気温度(℃)である。
しかし、上記(ロ)の方法は、空気の体積流量VE を多数のチューブ体22を並列に組み合せて形成した層流区間の差圧ΔPを用いて演算するようにした所謂差圧式流量計を用いており、流量計そのものの構成が複雑になると共に高精度な空気体積流量VE の計測が困難であると云う問題がある。
また、前記(ロ)の方法では、小孔23の断面積Aを前述の如き式を用いて演算するようにしているが、小孔23の長さ寸法が比較的長くなり(例えば3〜10mm)且つ断面積Aの変化部分が小孔の長さ方向に複数箇所存在するような場合には、空気流の粘性等の影響により前記の如き式でもって小孔23の断面積Aを正確に計測することが困難となり、本願発明者等の実証テストに於いても、大幅な誤差を生じることが判明している。
更に、当該(ロ)の方法は、被検査体である小孔23の交換に手数と時間が掛かるため、プレートに形成された多数の小孔の如き被検査体の場合には、能率よくしかも高精度で小孔内径を測定することが困難となる。
加えて、当該(ロ)の方法では、被検査体である小孔23の自動交換や測定した小孔の孔径の結果に対する処理(例えば、小孔の孔径の検査結果の良否の判定や判定値の伝達等)について一切考慮がされていないため、現実の半導体製造プラントへは容易に適用することが出来ないと云う問題がある。
更に、小孔から流出するガス流量は、小孔の内径の管理だけでは高精度でこれを管理することは困難である。何故なら、ガス流量は小孔の内径だけでなく、真円度や深さ、テーパーの有無等によっても大きく変動するからである。
特開2003−65742号 特表平4−502666号
本発明は、従前の小孔を通過する流体の流量を計測し、その流量計測値から小孔の等価的な断面積Aを検出(演算)するようにした小孔の孔径の測定方法に於ける上述の如き問題、即ち(1)層流区間を備えた差圧式流量計を使用するようにしているため、流量計そのものが複雑になること、(2)プレートに形成した小孔のように比較的短い寸法の小孔の場合には、流量計測値から正確な小孔の有効断面積Aを演算することができないこと、(3)プレートに形成した小孔のような場合には、迅速に効率よく小孔の孔径の測定が出来ないこと及び(4)小孔の孔径の測定値の処理やその伝達に関する対応が未完成で、現実の半導体製造プラントへの適用が困難なこと等の問題の少なくとも一つを解決せんとするものであり、プレートに穿設された複数の小孔の孔径を迅速且つ正確に測定(又は検出)することが出来ると共に、検出した小孔の孔径(或いは有効断面積)が許容範囲内のものであるかを自動的に判別し、更にその判別結果を任意の箇所へリアルタイムで伝達できるようにしたプレートの小孔孔径自動計測システムを提供することを主たる発明の目的とするものである。
請求項1の発明は、プレートに形成した複数の小孔の孔径を順次連続的に計測するプレートの小孔孔径計測装置に於いて、プレート7の小孔8の出口側圧力P2 と小孔8の入口側圧力P1 とを流体の臨界状態に保持し乍ら、所望の設定入口側圧力P1 で流体流量を制御しつつ前記小孔8の入口側へ流体を供給する自動圧力制御器4を主体する流量計測部Bと、前記プレート7を回転自在に保持するプレート支持装置12と、その上方に前記小孔8の入口側へ気密に密接して流量計測部Bからの流体を供給するテストプローブ6を昇降並びに横移動自在に支持するテストプローブ支持装置13と、前記両支持装置12・13の制御装置14・15とから成るプレート保持部と,前記流量計測部Bからの流量計測値に基づいて流体を供給中の小孔8の孔径又は断面積を演算する演算・判定部C2 と、当該演算値を外部へ出力する外部出力部C3 とを備えたコントロール部Cと,を発明の基本構成とするものである。
請求項2の発明は請求項1の発明に於いて、コントロール部Cの演算・判定部C2 を、下記の数式により小孔8の断面積Aを演算する演算・判定部としたものである。
A=Qg・(Gg・T)1/2 ・17/(203・P1 ・αo)
但し、Qgは標準状態に換算した小孔への流体の供給量(Nm3 /h)、P1 は小孔入口側の流体の絶対圧力(kgf/cm2 abs)、Tは流体の温度(K),Ggは流体の比重、αoは流体の縮流係数。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明に於いて、流体を窒素又は空気とすると共に、縮流係数αoを0.8とするようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1の発明に於いて、プレート支持装置をプレート7の小孔8の出口側を大気へ開放させた構成のプレート支持装置としたものである。
請求項5の発明は、請求項1の発明に於いてプレート支持装置12をプレート受台12と、前記プレート受台12を所定の角度ピッチで間欠的に回動させる回転駆動モータ12bと、前記回転駆動モータ12bの駆動を制御するモータ制御装置14とから構成するようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項1の発明に於いてテストプローブ支持装置13をガイドレール13cに移動自在に支持した台車13bと、前記台車13bに上端部を固定したテレスコープ状に伸縮するプローブ支持体13aと、前記プローブ支持体13aの下端部に固定したテストプローブ6とから構成するようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項1の発明に於いて、コントロール部Cの外部出力部C 3 を、流量計測値及び孔径又は断面積の演算値を外部へ出力する外部出力部としたものである。
請求項8の発明は、請求項6の発明に於いてテストプローブ6を保持体6aと、保持体6aに固定した押え部材6bと、押え部材6bの下端面に設けたシール材6dと、押え部材6bに穿設した流体通路6eとを備えたものとしたものである。
請求項9の発明は、基体に形成された小孔の孔径を計測する小孔孔径計測装置に於いて、前記小孔の出口側圧力P2 と入口側圧力P1 とを流体の臨界状態に保持しながら所望の入口側圧力P1 で流体を前記小孔の入口側に供給する圧力制御手段と、前記圧力制御手段によって前記小孔の入口側に供給される流体の流量を計測する流量計測手段と、下記の数式により前記小孔の断面積Aを算出する算出手段とを備えたことを発明の基本構成とするものである。
A=Qg・(Gg・T)1/2 ・17/(203・P1 ・αo)
但し、Qgは標準状態に換算した小孔への流体の供給量(Nm3 /h)、P1 は小孔入口側の流体の絶対圧力(kgf/cm2 abs)、Tは流体の温度(K),Ggは流体の比重、αoは流体の縮流係数
請求項10の発明は、請求項9の発明に於いて、前記流量計測手段は、マスフローコントローラーを含むものとしたものである。
請求項11の発明は、基体に形成された小孔の孔径を計測する小孔孔径計測方法に於いて、前記小孔の出口側圧力P2 と入口側圧力P1 とを流体の臨界状態に保持しながら、圧力制御手段によって所望の入口側圧力P1 で流体を前記小孔の入口側に供給する段階と、前記圧力制御手段によって前記小孔の入口側に供給される流体の流量を計測する段階と、下記の数式により前記小孔の断面積Aを算出する段階とを含むことを発明の基本構成とするものである。
A=Qg・(Gg・T)1/2 ・17/(203・P1 ・αo)
但し、Qgは標準状態に換算した小孔への流体の供給量(Nm3 /h)、P1 は小孔入口側の流体の絶対圧力(kgf/cm2 abs)、Tは流体の温度(K),Ggは流体の比重、αoは流体の縮流係数
請求項12の発明は、請求項11の発明に於いて、前記流量の計測は、マスフローコントローラーを少なくとも用いて行うものとしたものである。
請求項13の発明は、プレートの所定の部分に所定の孔径で2個以上の所定の個数の小孔を有するプレートの前記小孔の孔径を請求項1乃至請求項10の何れか一つに記載の小孔孔径計測装置を用いて測定することを発明の基本構成とするものである。
請求項14の発明は、プレートの所定の部分に所定の孔径で2個以上の所定の個数の小孔を有するプレートの前記小孔の孔径を請求項11又は請求項12に記載の小孔孔径計測方法によって測定することを発明の基本構成とするものである。
請求項15の発明は、請求項13又は請求項14の発明に於いて、前記孔径の測定によって、前記所定の個数の小孔の口径のばらつきが所定の範囲内にあるかどうかを判定する工程を含むようにしたものである。
請求項16の発明は、請求項13乃至請求項15の何れか一つに記載の小孔孔径計測方法によって小孔の孔径を計測したシャワープレートであることを発明の基本構成とするものである。
本願発明に於いては、プレートを回転自在なプレート受台上に載置すると共に、その上方に横方向移動可能に支持したテストプローブを上方より所定のプレート上の小孔の流体入口側へ向けて下降させ、その先端を気密に小孔の流体入口側上面へ押圧する構成としているため、予かじめ定めた所定のプログラムに従ってテストプローブの先端をプレート上の各小孔の流体入口側へ自動連結することが出来、小孔孔径の測定をより効率的に行なえる。
また、本願発明にあっては、流体流量計に使用実績の多い自動圧力制御器と熱量式マスフローコントローラを使用する構成としているため、小孔を流通する流体流量を迅速且つ正確に測定することができる。
更に、本発明に於いては、小孔孔径(小孔有効断面積)を、流体機器分野に於いて長期の使用実績を有する「小孔断面積とCv値と小孔縮流係数αo」との関係式を用いて演算するようにしているため、より高い精度でもって小孔孔径(小孔有効断面積)を測定することができる。即ち、本発明では、小孔Cv値と断面積Aとから求められる小孔の有効断面積に着目し、同一圧力の時に流れるガス流量でもって小孔相互のバラツキを管理するようにしているため、単に小孔の内径のみによって小孔のバラツキを管理する場合に比較して、より高精度な管理が可能となる。
加えて、本発明に於いては、小孔孔径の測定結果と予かじめ定めた小孔孔径の基準値とを自動的に対比し、その結果を任意の箇所へ伝達できる構成としているため、測定結果の管理及び処理をより効率的に行なうことが出来る。
以下、図面に基づいて、本発明の創作の基礎を為す基礎実験とその結果を述べ、続いて本発明の各実施形態を説明する。
図1は、本発明の基礎データを得るための試験装置の概要図であり、図に於いて1は圧力調整器、2はフィルタ、3は熱量式マスフローコントローラ(定格500SCCM)、4は自動圧力制御器、5は連結チューブ(PFAチューブ3.2mmφ×3m)、6はテストプローブ、7はプレート、8はプレートの小孔、9は操作制御盤、10は電源装置、11はペンレコーダである。
また、前記自動圧力制御器4はフィルタ4a、コントロール弁4b、圧力検出器4c、演算制御装置4d、サーミスター4e等から形成されており、プレート7の小孔8の上流側圧力P1 連結チューブ5内の圧力P1 と小孔8の下流側圧力P 2 大気圧)とが臨界状態にある場合、つまり小孔8の上流側圧力P 1 が小孔8の下流側圧力P 2 約2倍以上(換言すれば、小孔8の下流側圧力P 2 と小孔8の上流側圧力P 1 との臨界圧力比が約0.5以下)の所謂臨界条件下にある場合には、上流側圧力P1 のみによって小孔8を通過する流量が規制されると云う流量制御特性を有している。
更に、前記テストプローブ6はステンレス鋼製の保持6a、樹脂製の押え部材6b、接続具6c、シール材6d、6f等を備えており、上方より保持6aをプレート7の上面側へ押し付けることにより、シール材6dによって接続具6cの流体通路6eと小孔6とが気密状に連結される。
前記プレート7は、図2に示す如く2列の同芯円の上に等間隔で12個(内側)及び28個(外側)の断面円形の小孔8を備えており、各小孔8の孔径は100μm±1μmの精度で形成(機械的加工)されている。尚、プレート7の厚さtはt=3mm〜30mmに設定されている。
試験に際しては、先ずテストプローブ6をプレート7の所定の小孔8の入口端(プレート7の上面)へ気密状に押し付け固定する。次に、流体供給源から圧縮流体例えば圧縮空気を供給し、圧力調整器1でフィルタ2への流入圧力Poを500KPaに調整をすると共に、操作制御盤9から自動圧力制御器4へ圧力制御信号(即ち、圧力P1 の制御信号)を送り、コントロール弁4bを調整して小孔8の上流側圧力P1 を順次変化させ、夫々の上流側圧力P1 に於ける小孔8の流体通過流量(供給流量Q)を測定した。
尚、自動圧力制御器4の作動と同時に熱量式マスフローコントローラ3による流量測定も行ない、夫々の測定値をペンレコーダ11へ送って自動記録をした。
図3は、前記図1の試験装置によって試験を行なった結果を示すものであり、曲線Aは、小孔入口側圧力P1 を変化させたときの熱量式マスフローコントローラ3による測定流量である。
尚、測定は各小孔入口側圧力P1 について3回づつ行なったが、流量測定誤差は何れの場合も1SCCM以下であることが確認されている。
図3の曲線Aからも明らかなように、空気流に対する所謂臨界条件(P1/P2 2 大気圧)が約2倍以上)が満足されている限り、小孔8を流通する空気量(小孔8への供給空気量は、小孔8の上流側圧力P1 に比例していることが判る。
結果から、自動圧力制御器4を用いて、小孔8の空気流通量を正確に計測可能なことが確認できる。
図4は、前記図1の実験装置を用いて測定した、小孔入口側の空気圧力P1 を300KPaabsとした場合に於けるプレート7に形成されている全小孔8(合計40個)に対する流量測定値を示すものである。
尚、NO15及びNO20は測定値が大きく他の小孔の場合と異なるため(小孔の孔径が、人為的又は加工精度の狂いにより他のものよりも異なっていると想定される)、これ等を除いた場合と、これ等を含めた場合について、夫々小孔の平均流量と標準偏差を求めている(前者の場合・・214.54SCCM、標準偏差σ:7.35、後者の場合・・210.32SCCM、標準偏差σ:20.3)。
表1は、前記図1の実験に使用したプレート7の小孔8の中の一部の現実の孔径(μm)寸法と、入口側圧力P1 =300KPaabsに於ける空気流通量とを別途に測定した場合を示すものであり、孔径は精密孔径測定装置によって機械的に、また空気流通量は熱量式マスフローメータ(日本アエラ製)を用いて測定したものである。
Figure 0004743745
表1のNO15及びNO20からも明らかなように、機械式の孔径測定装置による測定値が約100μmであっても、NO15とNO20とでは空気流通量の上に大きな変化が見られるが、その原因は、測定箇所から外れた小孔奥部の位置で部分的に孔径が小さくなっていて、それによって流量の減少が生じているものと想定される。
勿論、前記図4からも明らかなように、このような孔径の狂い(機械式精密孔径測定装置では検出出来ない狂い)の場合であっても、本願発明の方法によればその孔径の異常を容易に検出することが可能である(図4のNO15及びNO20の例)。
上記のように、小孔8を流通する空気流量を測定出来れば、次に、測定流量値から、小孔8の孔径即ち有効断面積Aを求める。
本願発明に於いては、水等の液体の流体の分野に於いて慣用されている「流体の流れ易さを示すCv値と流体流路の有効断面積Amm2 」との間の関係式Cv=A/17…(1)式に着目し、この(1)式の有効断面積Amm2 に縮流係数αoを乗じてCv=αoA/17…(2)の型とすることにより、ガス流体も水等の流体の場合と同じように取扱いすることが可能なことを着想し、これを実験により確認することとした。
尚、前記「水等の液流体の流れ易さを示すCv値と流体流路の有効断面積Amm2 」との間の関係式Cv=A/17…(1)式は、下記の如き過程を経て得られるものである。
即ち、今、流体(水)が流れる小孔を考えると、小孔を通過する流量Qの演算式は、ベルヌーイの連続の式より
Q=αAo×10-6(2g/G(P1 −P2 ))1/2 ×109 ×60×60
=1.593αAo((P1 −P2 )/G)1/2 となる。
ここで、液体の比重(水を1000としたときの水との比重)をGL ′とすると、GL ′=G/1000となる。この関係を上式に代入すると、
Q=0.0504αAo((P1 −P2 )/GL ′)1/2 …イ
また、ここでαAo=A(有効断面積Amm2 )とすると、
Q=0.0504A×((P1 −P2 )/GL ′)1/2 …ロとなる。
但し、上記各式に於いて、
Q=流量m3 /h、
1 =小孔入口圧(kg/cm2 )、
2 =小孔出口圧(kg/cm2 )、
Ao=小孔断面積(mm2 )、
α=流量係数(0.65〜0.95)、
g=重力の加速度(m/sec2 )、
G=流体の密度(kg/cm3 )、
GL ′=液体の比重(水との)である。
一方、Cv値の定義は「清水を小孔等の出入口の差圧を1psi(0.07kg/cm2 )に保って流した時の流量をgal/minで表した数値をその小孔等のCv値とする。」とあるので、これを式で表すと、
Q′=Cv((P1 ′−P2 ′)/GL ′)1/2 …ハ
ここで、Q′=gal/min、P1 ′=入口圧psi、P2 ′=出口圧Psi、1gal=3.785l、1psi≒0.07kg/cm2 であるので、
Q′=(Q×1000)/(3.785×60)及びP1 ′−P2 ′=(P1 −P2 )/0.07の関係を上記ハ式に代入すると、メートル単位系にハ式を直した下記のニ式が得られる。
Q=0.858Cv((P1 −P2 )/GL ′)1/2 …ニ
ニ式は又、Cv=1.165Q(GL ′/√(P1 −P2 ))1/2 …ニ′と書くことが出来る。
ここで、前記ロ式とニ式とを比較すると、0.0504A=0.858Cvとなり、ここから下記の式ホが得られる。
Cv=A/17…ホ
即ち、この式ホが前記流体が液流体(水)の場合の「流体の流れ易さを示すCv値と流体流路の有効断面積A」との関係を示す(1)式を示すものである。
一方、上記ホ式のCv値は小孔に水を流した時の、Cv値の定義から導出したものである。従って、これをガス流体(例えば空気)に直接適用した場合には、小孔に於けるガス流体の流れ易さを表す値(Cv値)は、下記の式(4)のような型で表されることになる。
Cv=Qg・(Gg・T)1/2 /(203・P1 )…(4)
但し、ここでQg=標準状態における気体の流量(Nm3 /h)、
1 =小孔上流側の絶対圧力(kgf/cm2 abs)、Gg=ガス流体の比重(空気=1としたとき)、T=ガス流体の温度(K)であって、ガス流体は臨界条件(P1 /P2 が約以上)を満足している場合である。
本願発明に於いては、前述の通り流体が液体とは異なってガス流体であることに着目し、流体が水の場合の前記Cv値と流路有効断面積Aとの関係を示す(1)式に於ける有効断面積Aに縮流係数αoを乗じ、このαoAを0.8Aとすること、即ちαoを0.8とすることにより、前記Cv=αoA/17…(2)式が空気流等のガス流に対しても極めて高精度で成立することを見出した。
今、ここで、前記ガス流に対する(3)式のCv値と、前記(2)式のCv値を結合すると、
17・Cv=αoA 17・Qg・(Gg・T)1/2 /(203・P1 )=αo・A
A=Qg・(Gg・T)1/2 ・17/(203・P1 ・αo)(mm2 )…(4)
となり、この(4)式にQg(標準状態に於けるガスの流量(Nm3 /h))、P1 (ガスの小孔上流側絶対圧力(kgf/cm2 abs))、T(ガスの温度K)、Gg(ガス(空気)の比重=1)及びαo(ガス流の場合の縮流係数=0.8)を代入することにより、ガスが流通する小孔8の有効断面積A(mm2 )を演算により求めることが出来る。
図5は、前記図4に示した空気流量の測定値から上記(4)式を用いて演算をした各小孔の有効断面積A(mm2 )から、各小孔8の孔径φ(mm)を求めた結果であり、合計40個の小孔8の平均孔径は96.15μm(標準偏差σ=5.28)であり、製作時から孔径φ(mm)に狂のあるNO15及びNO20の小孔8を除くと、小孔8の演算平均孔径は97.24μm(標準偏差σ=1.69)となった。
即ち、本願発明に於いては、プレート7の各小孔8へ臨界条件下で空気を流通させ、自動圧力制御器4と熱量式マスフローコントローラ3を用いて空気流量計測を行うことにより、±1sccm以内の誤差でもって各小孔8を流通する空気流量を再現性をもって計測できることが判明した。
また、本願発明に於いては、式(2)及び式(3)より導出した式(4)を用いることにより、各小孔8の孔径を平均97.2μm、標準偏差1.69として演算することができ、現実の平均孔径が100μmと仮定しても、平均2.3μmの差異でもって各小孔孔径を演算することが出来た。
更に、各小孔8相互間の孔径のバラツキも本発明により十分に確認できることが、前記図1に示した試験装置による小孔ガス流量等の測定試験により判明した。
図6は、本発明に係る小孔孔径測定システムで使用するプレート支持装置12とテストプローブ支持装置13の概要図である。
前記プレート支持装置12はモータ支持架台12a、回転駆動モータ12b、モータ回転支軸12c、プレート受台12d及びモータ制御装置14等から形成されており、プレート受台12d上にプレート7を水平状態に支持した状態でプレート受台12dが、モータ制御装置14からの制御信号により、回転駆動モータ12bを介して所定の角度づつ間欠的に回転駆動される。
前記テストプローブ支持装置13は、テレスコープ状に伸縮するプローブ支持体13a、プルーブ支持体13aを移動させる台車13b、台車13bのガイドレール13c及びテストプローブ制御装置15等から形成されており、前記プローブ支持体13aの先端にテストプローブ6が固定されている。
前記プローブ支持体13aは、テストプローブ制御装置15からの制御信号によって台車13bを移動させることにより、左右方向へ任意に移動される。また、プローブ支持体13aは、内挿したシリンダ装置(図示省略)により所定の位置で適宜に伸縮され、先端のテストプローブ6をプレート7上へ押圧することにより、各小孔8へ空気流を供給する。
尚、プローブ支持体13aの横方向移動とプレート受台12cの間欠回動とを適宜に組み合わせすることにより、プレート7に同芯状に穿設された全小孔8へテストプローブ6を気密状に接当させることが可能となる。
また、図6に於いて、12は空気抜孔、12fはクッション受台である。
図7は、本発明に係るプレートの小孔孔径自動測定システムの実施形態を示す全体系統図であり、図7に於いてAは小孔孔径自動計測装置、Bは流量計測部、Cはコントロール部、Dはプレート保持部である。
プレートの小孔孔径自動計測装置Aは流量計測部Bとコントロール部Cとプレート保持部D等とから形成されている。
また、流量計測部Bは前述の通り圧力調整器1、フィルタ2、自動圧力制御器4等から形成されている。
更に、コントロール部Cは、設定部C1 演算・判定部C2 外部出力部C3 、電源部C4 及び表示部C5 等から形成れており、プレート保持部Dはプレート支持装置12、テストプローブ支持装置13、モータ制御装置14及びテストプローブ制御装置15等から形成されている。
尚、図7に於ける流量計測部B及びプレート保持部の各構成部材については、図1及び図6等記載のものと同一であるため、ここではその説明を省略する。
前記コントロール部Cは主として流量計測部B及びプレート保持部等を制御するものであり、その設定部C1 へは流量計測部Bの空気圧力値P0 、P1 、自動圧力制御器4のの制御圧力範囲の指定、被検査体であるプレート7の小孔8に関する情報及びその孔径測定順位、孔径判別の基準値、小孔有効断面積Aの演算式等の必要情報が入力される。
また、演算判定部C2 では流量計測部Bの熱量式マスフローコントローラ3からの測定流量測定値信号に基づいて、小孔孔径の演算並びに基準値との対比等が行われ、その結果が外部出力部C3 を通して外部へ伝送されると共に、表示部C5 に表示される。
更に、コントロール部Cからはプレート保持部の各制御装置14、15へ制御信号が遅られ、テストフローブ6の昇降及びプレート受台12dの回転角度等の制御が行われる。
本発明は、主として半導体製造用のプロセスチャンバー内で使用されるシャワープレートのオリフィス孔径のチェックに使用されるが、円形や角形の板状体に複数の小孔を形成し、全部又は一部の小孔を通してガス等の流体を供給する型式のプレートであれば、半導体製造装置用以外で使用されるプレートであっても、或いはプロセスチャンバーの内部以外の箇所で使用されるプレートであっても、本発明を適用することが可能であり、化学装置や一般産業装置で使用されるプレートにも利用されるものである。
本発明の基礎データを得るための試験装置の概要説明図である。 プレートの平面図である。 図1の試験装置による試験結果を示す線図である。 図1の試験結果の流量測定値を表した結果を示す線図である。 図1の試験結果よりA=Cv×17/0.8の実験式を用いて演算した結果を示す線図である。 プレート支持装置及びテストプローブ支持装置の概要図である。 小孔孔径測定システムのシステム構成図である。 従前の小孔孔径の測定方法の説明図である。
符号の説明
A 小孔孔径自動計測装置、B 流量計測部、C コントロール部、C1 設定部、C2 演算判定部、C3 外部出力部、C4 電源部、C5 表示部、D プレート保持部、1 圧力調整器、2 フィルタ、3 熱量式マスフローコントローラ、4 自動圧力制御器、4a フィルタ、4b コントロール弁、4c 圧力検出器、4d 演算制御装置、5 連結チューブ、6 テストフローブ、6a 保持、6b 押え部材、6c 接続具、6d シール材、6e 流体通路、7 プレート、8 プレートの小孔、9 操作制御盤、10 電源装置、11 ペンレコーダ、12 プレート支持装置、12a モータ支持架台、12b 回転駆動モータ、12c モータ回転支軸、12d プレート受台、12e 空気抜孔、12f クッション受台、13 テストプローブ支持装置、13a プローブ支持体、13b 台車、13c ガイドレール、14 モータ制御装置、15 テストプローブ制御装置。

Claims (16)

  1. プレートに形成した複数の小孔の孔径を順次連続的に計測するプレートの小孔孔径計測装置に於いて、プレート(7)の小孔(8)の出口側圧力P2 と小孔(8)の入口側圧力P1 とを流体の臨界状態に保持し乍ら、所望の設定入口側圧力P1 で流体流量を制御しつつ前記小孔(8)の入口側へ流体を供給する自動圧力制御器(4)を主体する流量計測部(B)と,前記プレート(7)を回転自在に保持するプレート支持装置(12)と、その上方に前記小孔(8)の入口側へ気密に密接して流量計測部(B)からの流体を供給するテストプローブ(6)を昇降並びに横移動自在に支持するテストプローブ支持装置(13)と、前記両支持装置(12)・(13)の制御装置(14)・(15)とから成るプレート保持部()と,前記流量計測部(B)からの流量計測値に基づいて流体を供給中の小孔(8)の孔径又は断面積を演算する演算・判定部(C2 )と、当該演算値を外部へ出力する外部出力部(C3 )とを備えたコントロール部(C)と,から構成したことを特徴とする小孔孔径計測装置。
  2. コントロール部(C)の演算・判定部(C2 )を、下記の数式により小孔(8)の断面積(A)を演算する演算・判定部とした請求項1に記載の小孔孔径計測装置。
    A=Qg・(Gg・T)1/2 ・17/(203・P1 ・αo)
    但し、Qgは標準状態に換算した小孔への流体の供給量(Nm3 /h)、P1 は小孔入口側の流体の絶対圧力(kgf/cm2 abs)、Tは流体の温度(K),Ggは流体の比重、αoは流体の縮流係数
  3. 流体を窒素又は空気とすると共に、縮流係数αoを0.8とするようにした請求項1又は請求項2に記載の小孔孔径計測装置。
  4. プレート支持装置(12)をプレート(7)の小孔(8)の出口側を大気へ開放させた構成のプレート支持装置とした請求項1に記載の小孔孔径計測装置。
  5. プレート支持装置(12)をプレート受台(12)と、前記プレート受台(12)を所定の角度ピッチで間欠的に回動させる回転駆動モータ(12b)と、前記回転駆動モータ(12b)の駆動を制御するモータ制御装置(14)とから構成した請求項1に記載の小孔孔径計測装置。
  6. テストプローブ支持装置(13)を支持レール(13c)に移動自在に支持した台車(13b)と、前記台車(13b)に上端部を固定したテレスコープ状に伸縮するプローブ支持体(13a)と、前記プローブ支持体(13a)の下端部に固定したテストプローブ(6)とから構成した請求項1に記載の小孔孔径計測装置
  7. コントロール部(C)の外部出力部(C3 )を、流量計測値及び孔径又は断面積の演算値を外部へ出力する外部出力部とした請求項1に記載の小孔孔径計測装置。
  8. テストプローブ(6)を保持体(6a)と、保持体(6a)に固定した押え部材(6b)と、押え部材(6b)の下端面に設けたシール材(6d)と、押え部材(6b)に穿設した流体通路(6e)とを備えた構成とした請求項6に記載の小孔孔径計測装置。
  9. 基体に形成された小孔の孔径を計測する小孔孔径計測装置に於いて、前記小孔の出口側圧力P2 と入口側圧力P1 とを流体の臨界状態に保持しながら所望の入口側圧力P1 で流体を前記小孔の入口側に供給する圧力制御手段と、前記圧力制御手段によって前記小孔の入口側に供給される流体の流量を計測する流量計測手段と、下記の数式により前記小孔の

    断面積Aを算出する算出手段とを備えたことを特徴とする小孔孔径計測装置。
    A=Qg・(Gg・T)1/2 ・17/(203・P1 ・αo)
    但し、Qgは標準状態に換算した小孔への流体の供給量(Nm3 /h)、P1 は小孔入口側の流体の絶対圧力(kgf/cm2 abs)、Tは流体の温度(K),Ggは流体の比重、αoは流体の縮流係数
  10. 前記流量計測手段は、マスフローコントローラーを含むことを特徴とする請求項9に記載の小孔孔径計測装置。
  11. 基体に形成された小孔の孔径を計測する小孔孔径計測方法に於いて、前記小孔の出口側圧力P2 と入口側圧力P1 とを流体の臨界状態に保持しながら、圧力制御手段によって所望の入口側圧力P1 で流体を前記小孔の入口側に供給する段階と、前記圧力制御手段によって前記小孔の入口側に供給される流体の流量を計測する段階と、下記の数式により前記小孔の断面積Aを算出する段階とを含むことを特徴とする小孔孔径計測方法。
    A=Qg・(Gg・T)1/2 ・17/(203・P1 ・αo)
    但し、Qgは標準状態に換算した小孔への流体の供給量(Nm3 /h)、P1 は小孔入口側の流体の絶対圧力(kgf/cm2 abs)、Tは流体の温度(K),Ggは流体の比重、αoは流体の縮流係数
  12. 前記流量の計測は、マスフローコントローラーを少なくとも用いて行うことを特徴とする請求項11に記載の小孔孔径計測方法。
  13. プレートの所定の部分に所定の孔径で2個以上の所定の個数の小孔を有するプレートの前記小孔の孔径を請求項1乃至請求項10の何れか一つに記載の小孔孔径計測装置を用いて測定することを特徴とする小孔孔径計測方法。
  14. プレートの所定の部分に所定の孔径で2個以上の所定の個数の小孔を有するプレートの前記小孔の孔径を請求項11又は請求項12に記載の小孔孔径計測方法によって測定することを特徴とする小孔孔径計測方法。
  15. 前記孔径の測定によって、前記所定の個数の小孔の径のばらつきが所定の範囲内にあるかどうかを判定する工程を含むことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の小孔孔径計測方法。
  16. 請求項13乃至請求項15の何れか一つに記載の小孔孔径計測方法によって小孔の孔径を計測したシャワープレート。
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