JP5814109B2 - 流量計測方法及びそれを使った流量計測装置 - Google Patents
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Description
ワークを流れる気体の流速及びワークの漏れ特性により圧力変動補正の算出式が異なる。ここでは以下の3つの状態を検討する。
(1) オリフィス特性のワークの漏れ穴で流速が音速未満の場合。
(2) オリフィス特性のワークの漏れ穴で流速が音速の場合。
(3) ワークの漏れ特性が粘性流を生じさせる場合。
図2Aに模式的に示すように、ワークの穴をオリフィスとみなして、そのオリフィスの入口での気体の圧力をP1(ゲージ圧)とし、出口での圧力をP0(ゲージ圧)とすると、周知のように入口側の流量Qtは流速が音速未満の場合次式で表される。
図2Aにおいて、オリフィスの入口での圧力P1と出口の圧力P0の絶対圧比が1.89以上となると、即ち、(B+P1)/(B+P0)≧1.89となると、オリフィスを通過する気体の流速は音速になり、音速を超える流速にはならない。このときのオリフィスの特性式は次式で表される。
このときの流量計測で、テスト圧が規定テスト圧からずれた場合を検討する。
Qac=KL1×(B+Pac) (14)
と表される。同様に、規定のテスト圧Ppがオリフィスの入り口に与えられた時の実体積流量Qpは式(13)から
Qp=KL1×(B+Pp) (15)
と表される。式(14), (15)から
図2Bに模式的に示すように、ワークの漏れ穴が細管とみなされる場合、細管を流れる気体の流量は粘性の影響を受ける。このような場合は粘性流の流れの式であるハーゲンポアゼイユ(Hagen-Poiseuille)の式に従う。その基本式は次のように表される。
上述では3つのワークの漏れ特性の場合についてそれぞれ規定テスト圧Ppからずれたテスト圧Pacで測定された換算流量Qac(20)を、規定テスト圧Ppで測定した場合の換算流量Qp(20)に変換する式を示した。この第1実施例においては、流速が音速未満のワーク漏れ特性の場合の圧力変動補正が可能な流量計測装置としてまず説明し、その後で流速が音速のワーク漏れ特性の場合及び粘性流となるワークの漏れ特性の場合の圧力変動補正を可能とする変形例を説明する。
ステップS1:開閉弁16を開いて空圧源11から流量計20を通してワーク40に気体を供給し、調圧弁12を調整してテスト圧計13が示すゲージ圧(大気圧との差圧ΔP)が規定テスト圧Ppに対し所定の許容範囲内となるようにテスト圧Pacを設定する。
ステップS2:温度計32及び気圧計33から計測環境の大気温度tac(℃)及び大気圧B(hPa)を記憶部30Mに読み込む。
ステップS3:流量計20が計測した計測環境での実体積流量Qacを演算装置30’に取り込む。
ステップS4:流量換算部30Rにおいて計測環境での実体積流量Qacに対し、式(9)により気圧Bと温度tacとテスト圧Pacを使って換算流量Qac(20)を計算する。
ステップS5:流量補正部30Cにおいて、測定した気圧B、測定したテスト圧Pac、規定テスト圧Ppを使って式(12a)により補正係数C1を計算し、更に式(12) により換算流量Qac(20)に補正係数C1を乗算して規定テスト圧Ppによる流量の標準状態への換算流量Qp(20)を得、表示部31に表示する。
図5のステップS1〜S3は図4のステップS1〜S3と同じであり、説明を省略する。
ステップSX1:選択部で設定されたワークの漏れ特性が粘性流特性か、オリフィス特性か判定し、粘性流特性の場合はステップS43に移り、オリフィス特性の場合はステップSX2に移る。
ステップSX2:設定したテスト圧Pac(ゲージ圧)と測定した大気圧B(hPa)とから(B+Pac)が1.89×B以上であるか判定し、否であれば流速は音速未満でありステップS41に移り、是であれば流速は音速でありステップS42に移る。
ステップS41,S51は図4のステップS4,S5と同じであり、説明を省略する。
ステップS42:流速は音速なので、式(18)により計測環境でのテスト圧Pacで測定された流量を標準状態の流量Qac(20)に換算する。
ステップS52:式(21)により換算流量Qac(20)に補正係数C2を乗算して規定テスト圧による流量の標準状態への換算流量Qp(20)を得て、表示する。
ステップS43:ワークの漏れ特性が粘性流の場合であり、式(31)により計測環境でのテスト圧Pacで測定された流量を標準状態の流量Qac(20)に換算する。
ステップS53:式(29)により換算流量Qac(20)に補正係数C3を乗算して規定テスト圧による流量の標準状態への換算流量Qp(20)を得て、表示する。
上述の実施例においては、既存の技術で計測した換算流量Qac(20)を規定テスト圧での換算流量Qp(20)に補正する場合を説明したが、実際のテスト圧Pacと環境条件から直接規定テスト圧での換算流量Qp(20)を以下のように求めてもよい。
図7A、図8A、図9Aは3種類のワークについて規定テスト圧をそれぞれ200hPa, 500hPa, 1000hPaとした場合に、それぞれを中心としてテスト圧を変動させた時の従来技術により測定された換算流量と、それに対しこの発明により補正を行った補正流量と、補正流量の規定テスト圧での流量に対する偏差を表で示す。ただし、計測時の環境大気圧Bは1005hPa、大気温度は26.5℃であった。また、図7B、図8B、図9Bは図7A、図8A、図9Aにおける実測換算流量(×印で示す)と補正流量(○印で示す)の値をグラフで表したものであり、横軸はテスト圧(hPa)、縦軸は流量(L/min)示す。これらのグラフから明らかなように、いずれの場合も実測換算流量はテスト圧の変動により大きく変化するのに対し、補正流量の変化は著しく小さい。テスト圧の規定テスト圧に対する変動が10%以内では、補正流量の偏差は±1%以内に入っている。従って、この発明によれば、ワークを取り付ける毎に行うテスト圧の設定精度を高くする必要がなく、例えば規定テスト圧に対し±10%の範囲内となるようテスト圧を設定すれば、規定テスト圧による測定流量に対し±1%以内の誤差で測定可能であり、設定が容易である。
ところで、上述した各種ワークの漏れ特性についての換算流量の補正方法について説明したが、例えば流速が音速未満の場合の式(12)による補正換算流量Qp(20)を求めるためには、換算流量Qac(20)を式(9)により計算する必要がある。式(9)により換算流量Qac(20)を計算するには流量Qacを差圧流量計20で測定するが、流量Qacは式(4)から明らかなように気体密度ρacに依存する。ところが、気体密度ρacは気体の圧力Pac+Bと温度tacに依存するので、テスト圧Pacが同じに設定されたとしても環境温度tac及び大気圧Bの少なくとも一方が変化すると測定される流量Qacが変化することを意味している。つまり、流量計測装置が設置されている環境の時間変化あるいは装置を設置する地理的環境が異なることによって測定流量Qacが異なってしまい、その結果、補正換算流量も異なってしまう。同じ問題は流速が音速の場合の式(18)にも生じる。更に、粘性流の場合の式(23)には気体密度が含まれてないが、流体粘度ηは流体の温度に依存するので、計測環境温度が変化すれば計測される流量Qacが変化し、同じ問題がある。
図2Aにおいて、計測環境の大気温度がtac℃、大気圧がB(hPa)の時、テスト圧Pacを与えて生じる漏れ流量(オリフィス入口での流量)Qacは式(4)で与えられる。これをオリフィス出口の流量QBacに換算すると、
前述のように図2Aにおいて(B+P1)/(B+P0)≧1.89の場合であり、計測環境の大気温度がtac℃、大気圧がB(hPa)の時、テスト圧Pacを与えて生じる漏れ流量(オリフィス入口の流量)Qacは式(14)で与えられる。これをオリフィス出口の流量QBacに換算すると、
図2Bに模式的に示すように、ワークの漏れ穴が細管とみなされる場合、前述のように細管を流れる気体の流量は粘性の影響を受け、細管を流れる気体の流量は式(22)で表される。計測環境の大気温度がtac℃、大気圧がB(hPa)の時、テスト圧Pacを与えて生じる漏れ流量(細管内の流量)Q'acは式(23)で与えられる。これを細管出口の流量QBacに換算すると、
20℃の場合はη20=1.80×10-5(Pa・s)である。これを式(59)に代入すると、
Claims (12)
- 漏れの流速が音速未満のオリフィス特性を有するワークの漏れの流量計測方法であり、
(a) 計測環境の気圧Bと温度tacを測定する過程と、
(b) 流量計を通してワークに供給する気体のテスト圧Pacを測定する過程と、
(c) 流量計による計測環境での実体積流量Qacを測定する過程と、
(d) 上記温度tacと上記気圧Bと上記テスト圧Pacにより決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Qacに乗算して標準状態での流量Qac(20)に換算する過程と、
(e) 予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから、上記換算流量Qac(20)を、上記規定テスト圧Ppの気体がワークに与えられた時の流量に補正する補正係数を計算する過程と、
(f) 上記換算流量Qac(20)に上記補正係数を乗算して上記規定テスト圧Ppがワークに与えられた時の補正された換算流量Qp(20)を得て、表示する過程と、
を含み、
上記過程(e) は予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から上記補正係数C 1 を次式
により計算することを特徴とする流量計測方法。 - 漏れの流速が音速のオリフィス特性を有するワークの漏れの流量計測方法であり、
(a) 計測環境の気圧Bと温度t ac を測定する過程と、
(b) 流量計を通してワークに供給する気体のテスト圧P ac を測定する過程と、
(c) 流量計による計測環境での実体積流量Q ac を測定する過程と、
(d) 上記温度t ac と上記気圧Bと上記テスト圧P ac により決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Q ac に乗算して標準状態での流量Q ac(20) に換算する過程と、
(e) 予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から、上記換算流量Q ac(20) を、上記規定テスト圧P p の気体がワークに与えられた時の流量に補正する補正係数を計算する過程と、
(f) 上記換算流量Q ac(20) に上記補正係数を乗算して上記規定テスト圧P p がワークに与えられた時の補正された換算流量Q p(20) を得て、表示する過程と、
を含み、
上記過程(e) は予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから上記補正係数C2を次式
により計算することを特徴とする流量計測方法。 - 漏れの特性が粘性流であるワークの漏れの流量計測方法であり、
(a) 計測環境の気圧Bと温度t ac を測定する過程と、
(b) 流量計を通してワークに供給する気体のテスト圧P ac を測定する過程と、
(c) 流量計による計測環境での実体積流量Q ac を測定する過程と、
(d) 上記温度t ac と上記気圧Bと上記テスト圧P ac により決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Q ac に乗算して標準状態での流量Q ac(20) に換算する過程と、
(e) 予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から、上記換算流量Q ac(20) を、上記規定テスト圧P p の気体がワークに与えられた時の流量に補正する補正係数を計算する過程と、
(f) 上記換算流量Q ac(20) に上記補正係数を乗算して上記規定テスト圧P p がワークに与えられた時の補正された換算流量Q p(20) を得て、表示する過程と、
を含み、
上記過程(e) は予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから上記補正係数C3を次式
により計算することを特徴とする流量計測方法。 - 漏れの流速が音速未満のオリフィス特性を有するワークの漏れの流量計測方法であり、
(a) 計測環境の気圧Bと温度tacを測定する過程と、
(b) 流量計を通してワークに供給する気体のテスト圧Pacを測定する過程と、
(c) 流量計による計測環境での実体積流量Qacを測定する過程と、
(d) 上記温度tacと上記気圧Bと上記テスト圧Pacにより決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Qacに乗算して標準状態での換算流量Qac(20)に換算する過程と、
(e) 予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから、上記換算流量Qac(20)を、上記規定テスト圧の気体が標準状態でワークに与えられたと等価な流量に変換する等価係数を計算する過程と、
(f) 上記換算流量Qac(20)に上記等価係数を乗算して上記規定テスト圧Ppが標準状態でワークに与えられた時の等価流量QEpを得て、表示する過程と、
を含み、
上記過程(e) は予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から上記等価係数E 1 を次式
により計算することを特徴とする流量計測方法。 - 漏れの流速が音速のオリフィス特性を有するワークの漏れの流量計測方法であり、
(a) 計測環境の気圧Bと温度t ac を測定する過程と、
(b) 流量計を通してワークに供給する気体のテスト圧P ac を測定する過程と、
(c) 流量計による計測環境での実体積流量Q ac を測定する過程と、
(d) 上記温度t ac と上記気圧Bと上記テスト圧P ac により決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Q ac に乗算して標準状態での換算流量Q ac(20) に換算する過程と、
(e) 予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から、上記換算流量Q ac(20) を、上記規定テスト圧の気体が標準状態でワークに与えられたと等価な流量に変換する等価係数を計算する過程と、
(f) 上記換算流量Q ac(20) に上記等価係数を乗算して上記規定テスト圧P p が標準状態でワークに与えられた時の等価流量Q Ep を得て、表示する過程と、
を含み、
上記過程(e) は予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから上記補正係数E2を次式
により計算することを特徴とする流量計測方法。 - 漏れの特性が粘性流であるワークの漏れの流量計測方法であり、
(a) 計測環境の気圧Bと温度t ac を測定する過程と、
(b) 流量計を通してワークに供給する気体のテスト圧P ac を測定する過程と、
(c) 流量計による計測環境での実体積流量Q ac を測定する過程と、
(d) 上記温度t ac と上記気圧Bと上記テスト圧P ac により決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Q ac に乗算して標準状態での換算流量Q ac(20) に換算する過程と、
(e) 予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から、上記換算流量Q ac(20) を、上記規定テスト圧の気体が標準状態でワークに与えられたと等価な流量に変換する等価係数を計算する過程と、
(f) 上記換算流量Q ac(20) に上記等価係数を乗算して上記規定テスト圧P p が標準状態でワークに与えられた時の等価流量Q Ep を得て、表示する過程と、
を含み、
上記過程(e) は予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから補正係数E3を次式
により計算することを特徴とする流量計測方法。 - 漏れの流速が音速未満のオリフィス特性を有するワークの漏れの流量計測装置であり、
計測環境の気圧Bを測定する気圧計と、
計測環境の温度tacを測定する温度計と、
空圧源からテスト導管を通してワークに供給する気体のテスト圧Pacを調整する調圧弁と、
上記調圧弁の下流において上記テスト導管に直列に挿入され、ワークに供給される上記気体の実体積流量Qacを測定する流量計と、
上記流量計を通してワークに供給する上記気体のテスト圧Pacを測定するテスト圧計と、
上記温度tacと上記気圧Bと上記テスト圧Pacにより決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Qacに乗算して標準状態での換算流量Qac(20)に換算する流量換算部と、
予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから、上記換算流量を、上記規定テスト圧の気体がワークに与えられた時の流量に補正する補正係数を計算し、上記換算流量Qac(20)に上記補正係数を乗算して上記規定テスト圧Ppがワークに与えられた時の補正された換算流量Qp(20)を得る流量補正部と、
上記補正された換算流量Qp(20)を表示する表示部と、
を含み、
上記流量補正部は予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から上記補正係数C 1 を次式
により計算することを特徴とする流量計測装置。 - 漏れの流速が音速のオリフィス特性を有するワークの漏れの流量計測装置であり、
計測環境の気圧Bを測定する気圧計と、
計測環境の温度t ac を測定する温度計と、
空圧源からテスト導管を通してワークに供給する気体のテスト圧P ac を調整する調圧弁と、
上記調圧弁の下流において上記テスト導管に直列に挿入され、ワークに供給される上記気体の実体積流量Q ac を測定する流量計と、
上記流量計を通してワークに供給する上記気体のテスト圧P ac を測定するテスト圧計と、
上記温度t ac と上記気圧Bと上記テスト圧P ac により決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Q ac に乗算して標準状態での換算流量Q ac(20) に換算する流量換算部と、
予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から、上記換算流量を、上記規定テスト圧の気体がワークに与えられた時の流量に補正する補正係数を計算し、上記換算流量Q ac(20) に上記補正係数を乗算して上記規定テスト圧P p がワークに与えられた時の補正された換算流量Q p(20) を得る流量補正部と、
上記補正された換算流量Q p(20) を表示する表示部と、
を含み、
上記流量補正部は予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから上記補正係数C2を次式
により計算することを特徴とする流量計測装置。 - 漏れの特性が粘性流であるワークの漏れの流量計測装置であり、
計測環境の気圧Bを測定する気圧計と、
計測環境の温度t ac を測定する温度計と、
空圧源からテスト導管を通してワークに供給する気体のテスト圧P ac を調整する調圧弁と、
上記調圧弁の下流において上記テスト導管に直列に挿入され、ワークに供給される上記気体の実体積流量Q ac を測定する流量計と、
上記流量計を通してワークに供給する上記気体のテスト圧P ac を測定するテスト圧計と、
上記温度t ac と上記気圧Bと上記テスト圧P ac により決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Q ac に乗算して標準状態での換算流量Q ac(20) に換算する流量換算部と、
予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から、上記換算流量を、上記規定テスト圧の気体がワークに与えられた時の流量に補正する補正係数を計算し、上記換算流量Q ac(20) に上記補正係数を乗算して上記規定テスト圧P p がワークに与えられた時の補正された換算流量Q p(20) を得る流量補正部と、
上記補正された換算流量Q p(20) を表示する表示部と、
を含み、
上記流量補正部は予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから上記補正係数C3を次式
により計算することを特徴とする流量計測装置。 - 漏れの流速が音速未満のオリフィス特性を有するワークの漏れの流量計測装置であり、
計測環境の気圧Bを測定する気圧計と、
計測環境の温度tacを測定する温度計と、
空圧源からテスト導管を通してワークに供給する気体のテスト圧Pacを調整する調圧弁と、
上記調圧弁の下流において上記テスト導管に直列に挿入され、ワークに供給される上記気体の実体積流量Qacを測定する流量計と、
上記流量計を通してワークに供給する上記気体のテスト圧Pacを測定するテスト圧計と、
上記温度tacと上記気圧Bと上記テスト圧Pacにより決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Qacに乗算して標準状態での換算流量Qac(20)に換算する流量換算部と、
予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから、上記換算流量Qac(20)を、上記規定テスト圧Ppの気体が標準状態でワークに与えられたと等価な流量に変換する等価係数を計算し、上記換算流量Qac(20)に上記等価係数を乗算して等価流量QEpを得る流量等価部と、
上記等価流量QEpを表示する表示部と、
を含み、
上記流量等価部は予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから上記等価係数E1を次式
により計算することを特徴とする流量計測装置。 - 漏れの流速が音速のオリフィス特性を有するワークの漏れの流量計測装置であり、
計測環境の気圧Bを測定する気圧計と、
計測環境の温度t ac を測定する温度計と、
空圧源からテスト導管を通してワークに供給する気体のテスト圧P ac を調整する調圧弁と、
上記調圧弁の下流において上記テスト導管に直列に挿入され、ワークに供給される上記気体の実体積流量Q ac を測定する流量計と、
上記流量計を通してワークに供給する上記気体のテスト圧P ac を測定するテスト圧計と、
上記温度t ac と上記気圧Bと上記テスト圧P ac により決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Q ac に乗算して標準状態での換算流量Q ac(20) に換算する流量換算部と、
予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から、上記換算流量Q ac(20) を、上記規定テスト圧P p の気体が標準状態でワークに与えられたと等価な流量に変換する等価係数を計算し、上記換算流量Q ac(20) に上記等価係数を乗算して等価流量Q Ep を得る流量等価部と、
上記等価流量Q Ep を表示する表示部と、
を含み、
上記流量等価部は予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから上記等価係数E2を次式
により計算することを特徴とする流量計測装置。 - 漏れの特性が粘性流であるワークの漏れの流量計測装置であり、
計測環境の気圧Bを測定する気圧計と、
計測環境の温度t ac を測定する温度計と、
空圧源からテスト導管を通してワークに供給する気体のテスト圧P ac を調整する調圧弁と、
上記調圧弁の下流において上記テスト導管に直列に挿入され、ワークに供給される上記気体の実体積流量Q ac を測定する流量計と、
上記流量計を通してワークに供給する上記気体のテスト圧P ac を測定するテスト圧計と、
上記温度t ac と上記気圧Bと上記テスト圧P ac により決まる所定の標準状態への換算係数を上記計測環境での実体積流量Q ac に乗算して標準状態での換算流量Q ac(20) に換算する流量換算部と、
予め決めた規定テスト圧P p と測定された上記気圧B及び上記テスト圧P ac から、上記換算流量Q ac(20) を、上記規定テスト圧P p の気体が標準状態でワークに与えられたと等価な流量に変換する等価係数を計算し、上記換算流量Q ac(20) に上記等価係数を乗算して等価流量Q Ep を得る流量等価部と、
上記等価流量Q Ep を表示する表示部と、
を含み、
上記流量等価部は予め決めた規定テスト圧Ppと測定された上記気圧B及び上記テスト圧Pacから上記等価係数E3を次式
により計算することを特徴とする流量計測装置。
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