JP4743662B2 - 燃料ポンプの検査方法 - Google Patents

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本発明は、燃料ポンプの検査方法に関し、特にブラシレスモータによって駆動されるポンプ部を備える燃料ポンプの検査方法に関する。
小型化および省電力化を図るために、ポンプ部を駆動する燃料ポンプの駆動源として、従来のブラシモータに代えてブラシレスモータの適用が提案されている(特許文献1、2,3参照)。このようなブラシレスモータの駆動回路は、ブラシレスモータを一定の高回転数に維持する。また、ブラシレスモータは、通電開始から極めて短期間で最高回転数に達する。そのため、従来のブラシモータと比較して低電圧の印加による低負荷の作動が困難である。その結果、ブラシレスモータの場合、例えば異物の介在あるいはロータのアンバランスなどのように低回転領域でのみ検出可能な回転阻害因子の検出は困難である。
特開昭62−247786号公報 特開昭62−267564号公報 特開平03−284187号公報
そこで、ブラシレスモータのシャフトを回転させてトルクの変化、いわゆるコギングトルクの検出を行うことにより、低回転領域での作動状態を検出することが考えられる。
しかしながら、燃料ポンプでは、燃料シール性の観点から、シャフトをポンプ内部で支持する構造を採用しており、シャフトは外部に露出していない。そのため、ポンプ部とブラシレスモータとを組み付けた後は、シャフトの回転によるコギングトルクの検出は実施できない。その結果、燃料ポンプを組み付けた後は、ブラシレスモータの作動状態の検査が不十分になるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、ブラシレスモータを備える燃料ポンプにおいて、低回転および低負荷における検査精度を向上する燃料ポンプの検査方法を提供することにある。
請求項1記載の発明では、強制転流のタイミングとロータの回転位置とから、強制転流のタイミングに対するロータの回転遅れを検出している。ブラシレスモータに供給する電力を強制転流したとき、不具合がなければロータは位置ずれおよび遅れを生じることなく所定の角度回転する。一方、例えば異物の介在、あるいはロータとこれを支持する軸受との間の不具合のように、ロータの回転に大きな抵抗が加わるとき、強制転流のタイミングに対するロータの回転に時期的な遅れが生じる。そこで、この強制転流に対するロータの回転遅れを検出することにより、低回転時におけるロータの不具合すなわち過大な抵抗の発生が検出される。したがって、低回転および低負荷における検査精度を向上することができる。
請求項記載の発明では、強制転流のタイミングに対するロータの回転遅れの検出と、電力の供給の遮断に対するロータの停止遅れとを検出している。上述の説明のように、強制転流のタイミングに対するロータの回転遅れからロータに加わる過大な抵抗が検出され、電力の供給の遮断に対するロータの停止遅れから回転する部材のアンバランスが検出される。しかし、回転する部材にアンバランスが生じるとともに、ロータに加わる抵抗が過大であるとき、すなわち双方の不具合が生じているとき、一方の不具合が他方の不具合を相殺し、全体として不具合が検出されないおそれがある。例えば、電力の供給の遮断に対するロータの停止遅れを検出するとき、回転する部材にアンバランスが生じていると、電力の供給の遮断からロータの停止までの期間は長くなる。一方、ロータの回転に抵抗が生じているとき、電力の供給を遮断すると、その抵抗によってロータは短期間で停止する。その結果、電力の供給の遮断からロータの停止までの期間が短縮され、ロータのアンバランスが生じていないと判断されるおそれがある。そこで、請求項記載の発明では、強制転流のタイミングに対するロータの回転遅れを検出することにより、ロータに加わる抵抗が過大でないかを検出するとともに、ロータの停止期間を検出している。これにより、不具合の相殺を招くことがない。したがって、低回転時および低負荷時における検査精度を向上することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する
まず、検査対象となる燃料ポンプについて説明する。
図1に示す燃料ポンプ10は、例えば排気量が150cc以下の二輪車両の燃料タンク内に設置されるインタンク式のタービンポンプである。
燃料ポンプ10は、ポンプ部11とポンプ部11を回転駆動するブラシレスモータ12とを備えている。ハウジング13は、ポンプ部11およびブラシレスモータ12の両方のハウジングを兼ねている。ハウジング13は、軸方向の両端において径方向内側に折り曲げられており、ポンプケース14、ポンプカバー15およびエンドカバー16をかしめにより固定している。ブラシレスモータ12においてハウジング13がステータコア17の外周を覆っている部分は、薄肉化されている。このように磁気回路では不要であるステータコア17の外周を覆うハウジング13の厚みを低減することにより、ブラシレスモータ12の外径を極力小径化している。
ポンプ部11は、ポンプケース14、ポンプカバー15およびインペラ18を有しているタービンポンプである。ポンプケース14は、ハウジング13の段差部19に軸方向へ突き当てられている。これにより、ポンプケース14は軸方向の位置が決定される。ポンプカバー15は、ハウジング13の一方の端部側でかしめによって固定されている。
ポンプケース14およびポンプカバー15は、回転部材としてのインペラ18を回転可能に収容する。ポンプケース14と、ポンプカバー15と、インペラ18との間には、燃料ポンプ10の周方向へC字形状のポンプ通路21が形成されている。ポンプカバー15に設けられた吸入口22から吸入された燃料は、インペラ18の回転によりポンプ通路21で昇圧される。昇圧された燃料は、ブラシレスモータ12側に圧送される。ブラシレスモータ12側に圧送された燃料は、ステータコア17とロータ30との間の燃料通路23および吐出通路24を経由して吐出口25からエンジン側へ供給される。
ブラシレスモータ12は、ブラシおよび整流子を有していないセンサレス駆動のブラシレスモータである。ブラシレスモータ12は、ステータコア17、ボビン26、コイル27およびロータ30を有している。ステータコア17は、六個のコア31を周方向に配置して構成されている。図示しない制御装置がロータ30の回転位置に応じてコイル27への通電を制御することにより、ロータ30と向き合う各コア31の内周面に形成される磁極は切り換えられる。
各コア31には、絶縁樹脂で形成されたボビン26がはめ込まれている。各コア31の外周部は周方向に幅の等しい円弧状に形成されており、六個のコア31が環状のコアを形成している。コイル27は、六個のコア31が周方向に設置されステータコア17を構成する前の単体の状態において、ボビン26の外周にコア31毎に巻線を集中巻して形成されている。各コイル27は、エンドカバー16側でターミナル28、29と電気的に接続している。ターミナル28は、コイル27と電気的に接続している部分からエンドカバー16の外側に露出している。これにより、ターミナル28は、図示しないコネクタと接続される。ターミナル29は、エンドカバー16から露出せず、コイル27同士を電気的に接続するために使用される。ターミナル28、29は、エンドカバー16の中心部に形成された軸受穴41からほぼ等距離の位置にインサート成形されている。これにより、ターミナル28、29と、径方向外側の金属製のハウジング13との間には距離が確保され、ターミナル28、29とハウジング13との間の絶縁が確保されている。
絶縁樹脂材42は、周方向に隣接しているコア31の間に充填され、コイル27を覆っている。また、絶縁樹脂材42は、ステータコア17に対してポンプ部11と反対側の端部を覆うエンドカバー16と一体に成形されている。エンドカバー16は、ロータ30の回転軸を構成するシャフト32を回転可能に支持する軸受穴41と、ターミナル28、29の支持部と、吐出口25とを絶縁樹脂材42により一体に成形している。エンドカバー16は、シャフト32を支持するための軸受穴41を中央部に有している。軸受穴41は、シャフト32を直接支持している。エンドカバー16には、軸受穴41から偏心して吐出通路24が形成されている。吐出通路24は直線状にエンドカバー16を軸方向へ貫いている。
倒れ防止部材43は、中央に軸方向へ貫く穴を有する環状に形成されている。倒れ防止部材43は、ポンプ部11と反対側のボビン26の端部に係止されている。倒れ防止部材43は、ターミナル28、29がはめ込まれる穴を有している。この穴にターミナル28、29がはめ込まれた状態で絶縁樹脂材42が形成される。これにより、絶縁樹脂材42を形成するとき、ターミナル28、29の倒れによる周囲の部品との干渉は低減される。
ロータ30は、シャフト32および永久磁石33を有している。ロータ30は、ステータコア17の内周に回転可能に設置されている。シャフト32の一方の端部は軸受部44により回転可能に支持され、他方の端部は軸受穴41に回転可能に支持されている。永久磁石33は、例えばPPS(ポリフェニレンスルフィド)などの熱可塑性樹脂材に磁性体の粉末を練り込んで円筒状に形成したプラスチックマグネットである。永久磁石33は、ローレット加工が施されたシャフト32の外周に射出成形などにより直接形成されている。永久磁石33は、回転方向に八つの磁極を形成している。八つの磁極は、ステータコア17と向き合う外周面側に回転方向に交互に異なる磁極を形成するように着磁されている。
エンドカバー16が形成する吐出口25の内部には、逆止弁50が設置されている。逆止弁50は、弁部材51、ストッパ52およびスプリング53を有している。ポンプ部11で昇圧された燃料の圧力が所定圧力以上になると、弁部材51はスプリング53の押し付け力に抗して開弁し、吐出口25から燃料がエンジン側へ吐出される。また、弁部材51は、燃料ポンプ10から吐出される燃料の逆流を防止する。
次に、上記の構成の燃料ポンプ10を検査するための検査装置60の概略を図2に示す。
検査装置60は、主に電源61、ドライバ62およびオシロスコープ63を備えている。電源61は、電源スイッチ64を経由してドライバ62に電力を供給する。ドライバ62は、検査対象となる燃料ポンプ10のブラシレスモータ12を駆動する電子回路である。燃料ポンプ10のブラシレスモータ12は、オシロスコープ63に接続されている。オシロスコープ63は、燃料ポンプ10のブラシレスモータ12の位相であるU相、V相、W相の電圧波形を表示する。検査装置60は、図2に示す回路構成を有することにより、ドライバ62から燃料ポンプ10のブラシレスモータ12への電力の供給を瞬間的に遮断する。すなわち、ドライバ62には電荷を蓄えるコンデンサが設置されていない。そのため、ドライバ62から燃料ポンプ10のブラシレスモータ12への電力の供給を停止すると、ドライバ62からブラシレスモータ12への電力の供給は瞬間的に遮断される。
また、検査装置60は、オシロスコープ63により燃料ポンプ10のブラシレスモータ12の各相から出力される電圧波形を検出する。ブラシレスモータ12に限らずモータは、電力の供給を停止し慣性力により回転するとき、発電機として機能する。そのため、ブラシレスモータ12は、電力の供給を停止すると、慣性力により回転するとき、各相から誘起起電力を発生する。そこで、オシロスコープ63では、ブラシレスモータ12から発生する各相の起電力を波形として表示する。
次に、上記構成の検査装置60を用いた燃料ポンプ10の検査方法について図3に基づいて説明する。
検査対象となる燃料ポンプ10は、検査装置60に取り付けられる(S101)。燃料ポンプ10のターミナル28、29は、図示しないコネクタを経由してドライバ62と接続される。検査装置60に燃料ポンプ10が取り付けられると、電源スイッチ64がオンされる(S102)。
燃料ポンプ10が取り付けられ、電源スイッチ64がオンになると、ドライバ62は燃料ポンプ10のブラシレスモータ12へ駆動信号を出力するとともに、ロータ30の回転位置を検出する(S103)。ドライバ62は、ブラシレスモータ12の各相へ所定の周波数の電力を供給し、ブラシレスモータ12を駆動する。このとき、ドライバ62は、ブラシレスモータ12へ強制転流しつつ電力を供給する。これにより、ブラシレスモータ12は、所定のタイミングで所定の角度回転する。
ドライバ62からブラシレスモータ12へ供給する電力を強制転流することにより、ロータ30は所定の角度回転する。ドライバ62は、センサレスのブラシレスモータ12を駆動する場合、所定の周期でU相、V相、W相のうちのいずれか二つの相に通電し、残る一つを非通電とする。このとき、非通電の相からは、ロータ30の回転にともなう起電力が出力される。そこで、ドライバ62は、この非通電の相から出力される起電力からロータ30の回転角度を検出する。
ここで、燃料ポンプ10に不具合があるとき、強制転流のタイミングとロータ30の回転位置との間にはずれが生じる。すなわち、燃料ポンプ10に不具合があるとき、強制転流を行ってからロータ30が所定の回転位置まで回転するまでに時期的な遅延が生じる。そこで、ドライバ62でこの時期的な遅延を検出することにより、燃料ポンプ10のブラシレスモータ12の低回転域における不具合を検出することができる。ここで、検出される燃料ポンプ10の不具合は、例えば軸受部44もしくは軸受穴41とシャフト32との軸ずれにともなう摺動の不具合、ロータ30とステータコア17との間への異物の介在、もしくはポンプ通路21における異物の介在にともなうブラシレスモータ12の回転の不具合、またはポンプ通路21とインペラ18との位置ずれにともなうブラシレスモータ12の回転の不具合など、ブラシレスモータ12のロータ30の回転に抵抗が生じる場合に発生する。このように、ドライバ62からブラシレスモータ12へ供給する強制転流のタイミングとロータ30の回転のずれとから、燃料ポンプ10の不具合を検出することができる。
強制転流による不具合の検出が終了すると、ドライバ62はブラシレスモータ12を所定の回転数まで上昇させる(S104)。すなわち、ドライバ62は、ブラシレスモータ12を強制転流による初期動作から安定動作へ移行させる。そして、ブラシレスモータ12が所定の回転数に達すると、所定の期間その回転数を維持して運転の安定を図る。ブラシレスモータ12が安定して運転しているとき、高回転で実施すべき検査項目の検査を実施する(S105)。
高回転で実施すべき検査項目の検査が終了すると、検査装置60の回路を切り換えてドライバ62からブラシレスモータ12への電力の供給を瞬間的に遮断するとともに、電力の供給の遮断に同期してブラシレスモータ12とオシロスコープ63とを接続する(S106)。そして、ドライバ62からブラシレスモータ12への電力の供給停止からロータ30の回転の停止までの期間を検出する。
ブラシレスモータ12への電力の供給を遮断することにより、ブラシレスモータ12のロータ30は数十ミリ秒程度の短期間で停止する。上述のように慣性力によってロータ30が回転しているとき、ブラシレスモータ12は発電機として機能する。そのため、ブラシレスモータ12の各相からは、ロータ30の回転が停止するまで誘起起電力にともなう電圧が出力される。
図4(A)に示すように製品として合格の燃料ポンプ10の場合、ドライバ62からの電力の供給の停止からロータ30が停止するまで、すなわち誘起起電力が0になるまでの期間である収束所要期間t1は短い。これは、製品として合格の燃料ポンプ10の場合、例えばロータ30の回転バランスが成立しており、誘起起電力の発生による発電抵抗によってロータ30が速やかに停止するからである。
一方、図4(B)に示すように製品として不合格の燃料ポンプ10の場合、ドライバ62からの電力の供給の停止からロータ30が停止するまで、すなわち誘起起電力が0になるまでの収束所要期間t2は合格品の燃料ポンプ10の収束所要時間t1に比較して長くなる。これは、製品として不合格の燃料ポンプ10の場合、ロータ30の回転バランスが低下し、ロータ30の回転にアンバランスが生じる。ロータ30に生じるアンバランスとしては、例えばロータ30の重量的なアンバランスや中心軸のずれにともなうアンバランスなどである。その結果、発電抵抗が生じても、ロータ30のアンバランスによって生じる慣性力により、ロータ30が回転し続け、収束所要期間が延長するためである。このように、ブラシレスモータ12への電力の供給を瞬間的に遮断してから、ロータ30が回転を停止するまでの期間、すなわちオーバーランの期間を検出することにより、燃料ポンプ10の不具合を検出することができる。
以上の手順により、燃料ポンプ10の低回転時における不具合の検査が終了する。
上述した本発明の一実施形態では、ドライバ62からブラシレスモータ12へ供給する電力の強制転流時にロータ30の回転遅れを検出している。これにより、ブラシレスモータ12の低回転域でしか検出することのできない異物の介在などの回転抵抗の増大について検査することができる。
また、本発明の一実施形態では、ドライバ62からブラシレスモータ12への電力の供給を瞬間的に遮断することによって、ロータ30の慣性力による回転期間を検出している。これにより、ロータ30に生じるアンバランスを検出することができる。
さらに、本発明の一実施形態では、上述の回転抵抗の増大とロータ30のアンバランスとを継続して検査している。例えばロータ30にアンバランスが生じており、かつロータ30の回転抵抗が大きいとき、ドライバ62からブラシレスモータ12へ供給する電力を停止すると、大きな回転抵抗によってロータ30が短期間で回転を停止することが考えられる。この場合、燃料ポンプ10は、製品として不合格であるにも関わらず、不具合が相殺されて検査の結果は合格であると判断される可能性がある。しかし、本実施形態の場合、ロータ30のアンバランスの検査に先立って過大な回転抵抗を検査しているため、燃料ポンプ10の不具合が確実に検査される。したがって、燃料ポンプ10の検査精度を高めることができる。
本発明の一実施形態では、燃料ポンプ10のブラシレスモータ12の強制転流に対する回転の遅れ、および電力の供給停止からロータ30の回転停止までの期間に基づいて燃料ポンプ10の不具合を検査している。そのため、ブラシレスモータ12の不具合だけでなく、ブラシレスモータ12が組み付けられた燃料ポンプ10の不具合についても検査される。したがって、燃料ポンプ10の不具合を確実に検査することができる。
以上説明した本発明の一実施形態では、ブラシレスモータ12の強制転流による検査と、ブラシレスモータ12への電力の供給の遮断による検査とを継続して行う例について説明した。しかし、検査の手順および手法によっては、強制転流による検査または電力の供給の遮断による検査のいずれか一方のみを行ってもよい。
上述した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本発明の一実施形態による検査方法の検査対象となる燃料ポンプの概略を示す断面図。 本発明の一実施形態による燃料ポンプの検査装置の概略を示すブロック図。 本発明の一実施形態による燃料ポンプの検査方法の手順を示す概略図。 燃料ポンプのブラシレスモータへの電力の供給停止からロータの回転停止までの収束所要期間を示す概略図であり、(A)は検査合格の燃料ポンプの収束所要期間を示し、(B)は検査不合格の燃料ポンプの収束所要期間を示す図。
符号の説明
10:燃料ポンプ、11:ポンプ部、12:ブラシレスモータ、30:ロータ、60:検査装置

Claims (2)

  1. ロータを有するブラシレスモータと、前記ブラシレスモータにより駆動されるポンプ部とを備える燃料ポンプの検査方法であって、
    前記ブラシレスモータへ供給する電力を強制転流する工程と、
    強制転流のタイミングと前記ロータの回転位置とから、強制転流のタイミングに対する前記ロータの回転遅れを検出する工程と、
    を含む燃料ポンプの検査方法。
  2. ロータを有するブラシレスモータと、前記ブラシレスモータにより駆動されるポンプ部とを備える燃料ポンプの検査方法であって、
    前記ブラシレスモータへ供給する電力を強制転流する工程と、
    強制転流のタイミングと前記ロータの回転位置とから、強制転流のタイミングに対する前記ロータの回転遅れを検出する工程と、
    前記ブラシレスモータに供給する電力を強制転流した後、前記ブラシレスモータを所定の回転数で安定して運転する工程と、
    所定の回転数で安定して運転している前記ブラシレスモータへの電力の供給を遮断する工程と、
    電力の供給の遮断から前記ロータの回転停止までの期間に基づいて、電力の供給の遮断に対する前記ロータの停止遅れを検出する工程と、
    を含む燃料ポンプの検査方法。
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