JP2024021268A - モータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料ポンプのモータで発生する異常の検出精度を向上させる。【解決手段】燃料ポンプ制御装置8は、ポンプモータ22を回転させるモータ回転制御に失敗したか否かを判断する。そして燃料ポンプ制御装置8は、制御失敗回数を算出する。さらに燃料ポンプ制御装置8は、制御失敗回数に基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断する。制御失敗回数は、モータ回転制御に失敗した頻度と正の相関を有するパラメータである。【選択図】図2
Description
本開示は、モータを制御するモータ制御装置に関する。
特許文献1には、燃料ポンプの駆動源として機能するモータが駆動しているときのモータ電流値、モータ電圧値およびモータ回転数等を所定の判定閾値と比較することにより、異常の兆候を判定するモータ制御装置が記載されている。
燃料ポンプのモータに掛かるトルクが上昇する異常の発生原因は、燃料の圧力が上昇する場合と、燃料ポンプのインペラに異物が噛み込む場合と、燃料ポンプのインペラが変形してインペラと燃料ポンプのケーシングとが干渉する場合とが考えられる。
発明者の詳細な検討の結果、特許文献1に記載の技術では、燃料ポンプのモータに掛かるトルクが上昇する異常が発生した場合に、その原因を特定することができず、異常検出精度が低下するという課題が見出された。
本開示は、燃料ポンプのモータで発生する異常の検出精度を向上させることを目的とする。
本開示の一態様は、回転制御判断部(S40)と、パラメータ算出部(S50,S55)と、異常判断部(S60,S65,S100)とを備え、モータ(22)を制御するモータ制御装置(8)である。
回転制御判断部は、モータを回転させるモータ回転制御に失敗したか否かを判断するように構成される。
パラメータ算出部は、回転制御判断部による判断結果に基づいて、モータ回転制御に失敗した頻度と相関を有する制御失敗頻度パラメータを算出するように構成される。
パラメータ算出部は、回転制御判断部による判断結果に基づいて、モータ回転制御に失敗した頻度と相関を有する制御失敗頻度パラメータを算出するように構成される。
異常判断部は、制御失敗頻度パラメータに基づいて、モータに異常が発生したか否かを判断するように構成される。
このように構成された本開示のモータ制御装置は、モータ回転制御に失敗した頻度が多くなった場合に、燃料ポンプのインペラに異物が噛み込む異常、または、燃料ポンプのインペラと燃料ポンプのケーシングとが干渉する異常が発生したと判断することができる。このため、本開示のモータ制御装置は、燃料ポンプのモータに掛かるトルクが上昇する異常が発生した場合に、その原因を特定することができ、燃料ポンプのモータで発生する異常の検出精度を向上させることができる。
このように構成された本開示のモータ制御装置は、モータ回転制御に失敗した頻度が多くなった場合に、燃料ポンプのインペラに異物が噛み込む異常、または、燃料ポンプのインペラと燃料ポンプのケーシングとが干渉する異常が発生したと判断することができる。このため、本開示のモータ制御装置は、燃料ポンプのモータに掛かるトルクが上昇する異常が発生した場合に、その原因を特定することができ、燃料ポンプのモータで発生する異常の検出精度を向上させることができる。
本開示の別の態様は、指令時モータ始動部(S210,S220)と、指令時異常判断部(S230)とを備え、モータ(22)を制御するモータ制御装置(8)である。
指令時モータ始動部は、外部装置(7)から異常確認指令を受信すると、モータの始動が失敗し易くなるように予め設定された確認用始動条件でモータを始動させる確認用モータ始動を実行するように構成される。
指令時モータ始動部は、外部装置(7)から異常確認指令を受信すると、モータの始動が失敗し易くなるように予め設定された確認用始動条件でモータを始動させる確認用モータ始動を実行するように構成される。
指令時異常判断部は、指令時モータ始動部による確認用モータ始動の実行結果に基づいて、モータに異常が発生したか否かを判断するように構成される。
このように構成された本開示のモータ制御装置は、確認用始動条件でモータを始動させてモータの始動が失敗した場合に、燃料ポンプのインペラに異物が噛み込む異常、または、燃料ポンプのインペラと燃料ポンプのケーシングとが干渉する異常が発生したと判断することができる。このため、本開示のモータ制御装置は、燃料ポンプのモータに掛かるトルクが上昇する異常が発生した場合に、その原因を特定することができ、燃料ポンプのモータで発生する異常の検出精度を向上させることができる。
このように構成された本開示のモータ制御装置は、確認用始動条件でモータを始動させてモータの始動が失敗した場合に、燃料ポンプのインペラに異物が噛み込む異常、または、燃料ポンプのインペラと燃料ポンプのケーシングとが干渉する異常が発生したと判断することができる。このため、本開示のモータ制御装置は、燃料ポンプのモータに掛かるトルクが上昇する異常が発生した場合に、その原因を特定することができ、燃料ポンプのモータで発生する異常の検出精度を向上させることができる。
[第1実施形態]
以下に本開示の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の燃料供給システム1は、車両に搭載され、図1に示すように、燃料タンク2と、燃料ポンプ3と、サクションフィルタ4と、燃料配管5と、圧力センサ6と、エンジン制御装置7と、燃料ポンプ制御装置8とを備える。
以下に本開示の第1実施形態を図面とともに説明する。
本実施形態の燃料供給システム1は、車両に搭載され、図1に示すように、燃料タンク2と、燃料ポンプ3と、サクションフィルタ4と、燃料配管5と、圧力センサ6と、エンジン制御装置7と、燃料ポンプ制御装置8とを備える。
燃料タンク2は、車両のエンジンEGに供給される燃料を貯留する。エンジンEGは、複数の気筒のそれぞれに対応する複数のインジェクタを備える。複数のインジェクタは、対応する気筒に燃料を噴射する。
燃料ポンプ3は、燃料タンク2内に設置され、燃料タンク2に貯留された燃料を汲み上げる。サクションフィルタ4は、燃料タンク2内において燃料ポンプ3の吸入孔45の付近に設置され、燃料中の異物を捕集することにより、燃料ポンプ3が吸入する燃料から異物を除去する。
燃料配管5は、燃料ポンプ3から吐出された燃料をエンジンEGへ供給するための配管である。圧力センサ6は、燃料配管5内を流れる燃料の圧力を検出し、検出結果を示す圧力検出信号を出力する。
エンジン制御装置7は、複数のインジェクタを駆動して、エンジンEGへの燃料噴射を制御する。エンジン制御装置7は、圧力センサ6から取得した圧力検出信号が示す燃料圧力と目標燃料圧力とが一致するように、燃料ポンプ制御装置8を介して燃料ポンプ3を制御する。
燃料ポンプ制御装置8は、エンジン制御装置7からの指令に基づいて、燃料ポンプ3を制御する。
図2に示すように、燃料ポンプ3は、ポンプモータ22を備える。本実施形態では、ポンプモータ22は、3相ブラシレスモータである。
図2に示すように、燃料ポンプ3は、ポンプモータ22を備える。本実施形態では、ポンプモータ22は、3相ブラシレスモータである。
燃料ポンプ制御装置8は、インバータ回路11と、駆動部12と、制御部13とを備える。
インバータ回路11は、図示しないバッテリから電力供給を受けて、ポンプモータ22の各相U,V,Wの端子TU,TV,TW間(すなわち、U-V間、V-W間、W-U間)にバッテリ電圧VBを印加することでステータコイルへの通電を行い、ポンプモータ22を回転させる回路である。
インバータ回路11は、図示しないバッテリから電力供給を受けて、ポンプモータ22の各相U,V,Wの端子TU,TV,TW間(すなわち、U-V間、V-W間、W-U間)にバッテリ電圧VBを印加することでステータコイルへの通電を行い、ポンプモータ22を回転させる回路である。
ポンプモータ22の各相U,V,Wのステータコイルは、Y結線されている。そして、この結線部とは反対側の3つの端子TU,TV,TWに、インバータ回路11が接続されている。インバータ回路11は、6つのスイッチング素子Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6で形成される3相フルブリッジ回路を備える。
スイッチング素子Q1,Q2,Q3は、いわゆるハイサイドスイッチとして、バッテリの正極側とポンプモータ22の各相U,V,Wの端子TU,TV,TWとの間に配置されている。スイッチング素子Q4,Q5,Q6は、いわゆるローサイドスイッチとして、バッテリの負極側とポンプモータ22の各相U,V,Wの端子TU,TV,TWとの間に配置されている。
このため、インバータ回路11において、相が互いに異なる一つのハイサイドスイッチと一つのローサイドスイッチとをオン状態にすることで、ポンプモータ22の何れかの端子TU,TV,TW間にバッテリ電圧VBが印加される。
そして、オンさせるスイッチング素子を切り替えることで、バッテリ電圧VBを印加する端子およびバッテリ電圧VBの印加方向を切り替えることができ、スイッチング素子のオン時間を制御することで、ポンプモータ22に流れる電流を制御することができる。
駆動部12は、制御部13から出力された制御信号に従いインバータ回路11内のスイッチング素子Q1~Q6をオン状態またはオフ状態にすることで、ポンプモータ22の各相U,V,Wのステータコイルに電流を流し、ポンプモータ22を回転させる。
制御部13は、CPU13a、ROM13bおよびRAM13c等を備えたマイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置である。マイクロコンピュータの各種機能は、CPU13aが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、ROM13bが、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、CPU13aが実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、制御部13を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
制御部13は、エンジン制御装置7により指示される目標回転数とポンプモータ22の回転数(以下、モータ回転数)とが一致するように、各相U,V,Wのステータコイルに流れる電流を制御する。目標回転数は、燃料配管5内を流れる燃料の圧力が所定の圧力になるように設定される。
燃料ポンプ制御装置8は、更に、電圧検出部14と、電流検出部15とを備える。電圧検出部14は、ポンプモータ22の各相U,V,Wの端子TU,TV,TWそれぞれの電圧Vu,Vv,Vwを検出する。電流検出部15は、各相U,V,Wのそれぞれのステータコイルに流れた電流Iu,Iv,Iwを検出する。
電圧検出部14の検出信号と、電流検出部15の検出信号とは、制御部13に入力され、ポンプモータ22の制御および異常検出に利用される。
制御部13は、ポンプモータ22を回転させるために、相が互いに異なる一つのハイサイドスイッチと一つのローサイドスイッチとをオン状態にする。本実施形態では、制御部13は、パルス幅変調制御(以下、PWM制御)を行うことによりポンプモータ22を回転させる。具体的には、制御部13は、例えば、オン状態にする2つのスイッチング素子のうち、一方のスイッチング素子をオン状態に維持し、他方のスイッチング素子をデューティに従って周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替える。
制御部13は、ポンプモータ22を回転させるために、相が互いに異なる一つのハイサイドスイッチと一つのローサイドスイッチとをオン状態にする。本実施形態では、制御部13は、パルス幅変調制御(以下、PWM制御)を行うことによりポンプモータ22を回転させる。具体的には、制御部13は、例えば、オン状態にする2つのスイッチング素子のうち、一方のスイッチング素子をオン状態に維持し、他方のスイッチング素子をデューティに従って周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替える。
制御部13は、ポンプモータ22を回転させるために、ポンプモータ22の回転位置に同期して、オン状態にするスイッチング素子を切り替える。ポンプモータ22の回転位置に同期して駆動部12を制御するために、制御部13は、モータ20の回転位置を検出する。具体的には、制御部13は、電圧検出部14から取得した電圧Vu,Vv,Vwに基づいて、モータ20の回転位置を検出する。制御部13は、検出した回転位置に基づいて駆動指令を生成して駆動部12へ出力する。これにより、制御部13は、モータ20の回転位置に同期してモータ20を制御することができる。
図3に示すように、燃料ポンプ3は、ポンプハウジング21と、ポンプモータ22と、インペラ23と、ポンプケース24と、モータカバー25とを備える。
ポンプハウジング21は、円筒状に形成された金属製の部材である。
ポンプハウジング21は、円筒状に形成された金属製の部材である。
ポンプモータ22は、ロータ31と、複数のステータ32と、シャフト33とを備える。
ロータ31は、円筒状に形成された鉄心と、複数の磁極対とを備える。磁極対には、永久磁石が用いられる。磁極対は、鉄心の外周においてN極とS極とが交互に且つ均等に並ぶようにして配置される。
ロータ31は、円筒状に形成された鉄心と、複数の磁極対とを備える。磁極対には、永久磁石が用いられる。磁極対は、鉄心の外周においてN極とS極とが交互に且つ均等に並ぶようにして配置される。
ステータ32は、ロータ31の周囲に等角度間隔で配置され、巻線35が巻回される。ステータ32には、U相、V相およびW相の何れかの巻線35が巻回される。
シャフト33は、細長い円柱状に形成された金属製の部材である。シャフト33は、その軸とロータ31の軸とが一致するようにしてロータ31に固定される。
シャフト33は、細長い円柱状に形成された金属製の部材である。シャフト33は、その軸とロータ31の軸とが一致するようにしてロータ31に固定される。
そしてポンプモータ22は、シャフト33の軸とポンプハウジング21の円筒軸とが一致するようにして、ポンプハウジング21内に設置される。
インペラ23は、円板状に形成された樹脂製の部材である。インペラ23の外周縁には、周方向に沿って複数の羽根溝37が形成されている。インペラ23は、その軸とシャフト33の軸とが一致するようにしてシャフト33に固定され、更に、円筒状に形成されたポンプハウジング21における軸方向に沿った第1端側においてポンプハウジング21の内部に配置される。
インペラ23は、円板状に形成された樹脂製の部材である。インペラ23の外周縁には、周方向に沿って複数の羽根溝37が形成されている。インペラ23は、その軸とシャフト33の軸とが一致するようにしてシャフト33に固定され、更に、円筒状に形成されたポンプハウジング21における軸方向に沿った第1端側においてポンプハウジング21の内部に配置される。
ポンプケース24は、第1ケーシング41と、第2ケーシング42とを備える。
第1ケーシング41は、ポンプハウジング21における上記の第1端側で、ポンプハウジング21の開口部を塞ぐように設置される。
第1ケーシング41は、ポンプハウジング21における上記の第1端側で、ポンプハウジング21の開口部を塞ぐように設置される。
第2ケーシング42は、ポンプハウジング21内において第1ケーシング41よりも内側で、第1ケーシング41と接するように設置される。
第2ケーシング42には、第1ケーシング41と対向する側において、凹部44が形成されている。インペラ23は、凹部44内に回転可能に収容される。
第2ケーシング42には、第1ケーシング41と対向する側において、凹部44が形成されている。インペラ23は、凹部44内に回転可能に収容される。
第1ケーシング41は、ポンプハウジング21の円筒軸方向に沿って第1ケーシング41を貫通する吸入孔45を備える。吸入孔45において第2ケーシング42と対向する側の開口部は、インペラ23における複数の羽根溝37の一部と対向するように形成されている。
第2ケーシング42は、ポンプハウジング21の円筒軸方向に沿って第2ケーシング42を貫通する吐出孔46を備える。吐出孔46において第1ケーシング41と対向する側の開口部は、インペラ23における複数の羽根溝37の一部と対向するように形成されている。また吐出孔46は、ポンプハウジング21の円筒軸方向に沿って吸入孔45と対向しないように配置される。
第1ケーシング41には、第2ケーシング42と対向する側の面上において、燃料を流通させるための第1流通溝47が形成されている。第1流通溝47は、インペラ23における複数の羽根溝37の一部と対向するようにして環状に形成されている。そして、環状に形成されている第1流通溝47の第1端は吸入孔45に対向し、第1流通溝47の第2端は吐出孔46に対向する。
第2ケーシング42の凹部44には、第1ケーシング41と対向する側の面上において、燃料を流通させるための第2流通溝48が形成されている。第2流通溝48は、インペラ23における複数の羽根溝37の一部と対向するようにして環状に形成されている。そして、環状に形成されている第2流通溝48の第1端は吸入孔45に対向し、第2流通溝48の第2端は吐出孔46に対向する。
インペラ23が回転して吸入孔45から燃料が汲み上げられると、第1,2流通溝47,48と複数の羽根溝37とにより形成される燃料流路内を燃料が流通する。そして、燃料が第1,2流通溝47,48の第2端に到達すると、燃料は吐出孔46から吐出される。
モータカバー25は、ポンプモータ22をポンプハウジング21内に固定するための部材である。モータカバー25は、円筒状に形成されたポンプハウジング21における円筒軸方向に沿った第2端側において、ポンプハウジング21の開口部を塞ぐように設置される。
モータカバー25は、ポンプハウジング21の円筒軸方向に沿ってモータカバー25を貫通する吐出孔51を備える。
ポンプケース24の吐出孔46から吐出された燃料は、ポンプモータ22のロータ31と複数のステータ32との間に形成されている燃料通路53等を通ってモータカバー25の吐出孔51まで導かれる。そして、吐出孔51まで導かれた燃料は、吐出孔51から燃料ポンプ3の外部へ吐出される。
ポンプケース24の吐出孔46から吐出された燃料は、ポンプモータ22のロータ31と複数のステータ32との間に形成されている燃料通路53等を通ってモータカバー25の吐出孔51まで導かれる。そして、吐出孔51まで導かれた燃料は、吐出孔51から燃料ポンプ3の外部へ吐出される。
次に、制御部13のCPU13aが実行するモータ制御処理の手順を説明する。モータ制御処理は、制御部13の動作中において繰り返し実行される処理である。またモータ制御処理は、ポンプモータ22の駆動停止を指示する指令をエンジン制御装置7から受信すると終了する。
モータ制御処理が実行されると、CPU13aは、図4に示すように、まずS10にて、ポンプモータ22の駆動開始を指示する指令をエンジン制御装置7から受信したか否かを判断する。ここで、駆動開始を指示する指令を受信していない場合には、CPU13aは、モータ制御処理を終了する。
一方、駆動開始を指示する指令を受信した場合には、CPU13aは、S20にて、ロータ位置決め制御を実行する。具体的には、CPU13aは、インバータ回路11を介して、ポンプモータ22の初期駆動用として予め設定された特定の相(例えば、U-V間)のステータコイルに通電することで、ロータ31の回転位置を所定の基準角度に位置決めする。
次にCPU13aは、S30にて、モータ回転数と目標回転数とが一致するようにフィードバック制御する。本実施形態では、CPU13aは、上記のフィードバック制御としてPI制御を実行する。具体的には、CPU13aは、モータ回転数と目標回転数との偏差に比例ゲインを乗じた値と、上記の偏差の積分値に積分ゲインを乗じた値とを加算したフィードバック制御量に基づいて、PWM制御のデューティを算出する。そしてCPU13aは、ポンプモータ22の回転位置に同期して、オンさせる2つのスイッチング素子を選択し、選択した2つのスイッチング素子のうち、一方のスイッチング素子をオン状態に維持し、他方のスイッチング素子をデューティに従って周期的にオン状態とオフ状態との間で切り替える。
そしてCPU13aは、S40にて、モータ制御が正常であるか否かを判断する。具体的には、CPU13aは、モータ20の回転位置が、現時点の通電パターンに対応する位置である場合に、モータ制御が正常であると判断する。またCPU13aは、モータ20の回転位置が、現時点の通電パターンに対応する位置でない場合に、モータ制御が正常でないと判断する。
なお、制御部13は、タイミングが早い順に第1通電パターン、第2通電パターン、第3通電パターン、第4通電パターン、第5通電パターンおよび第6通電パターンを順次切り替えることにより、モータ20を制御する。
例えば、第1通電パターンは、U相のハイサイドスイッチとV相のローサイドスイッチとをオン状態にする通電パターンである。第2通電パターンは、V相のハイサイドスイッチとW相のローサイドスイッチとをオン状態にする通電パターンである。第3通電パターンは、V相のハイサイドスイッチとU相のローサイドスイッチとをオン状態にする通電パターンである。第4通電パターンは、U相のハイサイドスイッチとW相のローサイドスイッチとをオン状態にする通電パターンである。第5通電パターンは、W相のハイサイドスイッチとU相のローサイドスイッチとをオン状態にする通電パターンである。第6通電パターンは、W相のハイサイドスイッチとV相のローサイドスイッチとをオン状態にする通電パターンである。
S40にてモータ制御が正常であると判断された場合には、CPU13aは、S30に移行する。一方、S40にてモータ制御が正常でないと判断された場合には、CPU13aは、S50にて、制御失敗回数COUNT_Fをインクリメント(すなわち、1加算)する。
そしてCPU13aは、S60にて、制御失敗回数COUNT_Fが予め設定された異常判定値J1(例えば、10回)より大きいか否かを判断する。
ここで、制御失敗回数COUNT_Fが異常判定値J1以下である場合には、CPU13aは、S20に移行する。一方、制御失敗回数COUNT_Fが異常判定値J1より大きい場合には、CPU13aは、S70にて、燃料ポンプ制御装置8の異常チェックを実行する。例えば、CPU13aは、燃料ポンプ制御装置8とポンプモータ22との間の配線において短絡または切断が発生しているか否かを確認したり、燃料ポンプ制御装置8の内部の配線において短絡または切断が発生しているか否かを確認したりする。
ここで、制御失敗回数COUNT_Fが異常判定値J1以下である場合には、CPU13aは、S20に移行する。一方、制御失敗回数COUNT_Fが異常判定値J1より大きい場合には、CPU13aは、S70にて、燃料ポンプ制御装置8の異常チェックを実行する。例えば、CPU13aは、燃料ポンプ制御装置8とポンプモータ22との間の配線において短絡または切断が発生しているか否かを確認したり、燃料ポンプ制御装置8の内部の配線において短絡または切断が発生しているか否かを確認したりする。
そしてCPU13aは、S80にて、S70でのチェック結果に基づいて、燃料ポンプ制御装置8に異常が発生しているか否かを判断する。ここで、燃料ポンプ制御装置8に異常が発生している場合には、CPU13aは、モータ制御処理を終了する。
一方、燃料ポンプ制御装置8に異常が発生していない場合には、CPU13aは、S90にて、トルク異常チェックを実行する。
具体的には、CPU13aは、まず、目標回転数を、トルク異常チェックのために予め設定された第1チェック目標回転数に設定し、且つ、始動時デューティを、トルク異常チェックのために予め設定された第1チェック始動時デューティに設定して、ポンプモータ22を始動させる。第1チェック目標回転数は、通常時にポンプモータ22を始動するときの目標回転数よりも高くなるように設定されている。第1チェック始動時デューティは、通常時にポンプモータ22を始動するときの始動時デューティよりも小さくなるように設定されている。
具体的には、CPU13aは、まず、目標回転数を、トルク異常チェックのために予め設定された第1チェック目標回転数に設定し、且つ、始動時デューティを、トルク異常チェックのために予め設定された第1チェック始動時デューティに設定して、ポンプモータ22を始動させる。第1チェック目標回転数は、通常時にポンプモータ22を始動するときの目標回転数よりも高くなるように設定されている。第1チェック始動時デューティは、通常時にポンプモータ22を始動するときの始動時デューティよりも小さくなるように設定されている。
第1チェック目標回転数および第1チェック始動時デューティは、ポンプモータ22の始動を失敗させ易くするための条件である。
インペラ23が静止している時のトルクが大きいと、インペラ23を動作させる力を大きくする必要がある。しかし、インペラ23を動作させる力を大きくすると、インペラ23が動き出した際の加速が通常時より大きくなり、燃料ポンプ制御装置8の設計時に想定していた加速とポンプモータ22が回転するときの加速との相違が大きくなり過ぎるために、ポンプモータ22の誘起電圧のゼロクロスが誤検出防止用のマスクに覆い隠されてしまい、ポンプモータ22が脱調してしまう。このため、第1チェック目標回転数が高いと、ポンプモータ22の始動を失敗させ易くすることができる。
インペラ23が静止している時のトルクが大きいと、インペラ23を動作させる力を大きくする必要がある。しかし、インペラ23を動作させる力を大きくすると、インペラ23が動き出した際の加速が通常時より大きくなり、燃料ポンプ制御装置8の設計時に想定していた加速とポンプモータ22が回転するときの加速との相違が大きくなり過ぎるために、ポンプモータ22の誘起電圧のゼロクロスが誤検出防止用のマスクに覆い隠されてしまい、ポンプモータ22が脱調してしまう。このため、第1チェック目標回転数が高いと、ポンプモータ22の始動を失敗させ易くすることができる。
また、インペラ23が静止している時のトルクが大きいと、ポンプモータ22を始動させるときにインペラ23を始動時の規定の位置に設定することができないためにポンプモータ22を良好に始動させることができない。このため、始動時デューティが小さいと、ポンプモータ22の始動を失敗させ易くすることができる。
そしてCPU13aは、第1チェック目標回転数および第1チェック始動時デューティでポンプモータ22を始動させる処理を行った後に、ポンプモータ22の始動に成功したか否かを判断する。
次にCPU13aは、目標回転数を、トルク異常チェックのために予め設定された第2チェック目標回転数に設定し、且つ、始動時デューティを、トルク異常チェックのために予め設定された第2チェック始動時デューティに設定して、ポンプモータ22を始動させる。第2チェック目標回転数は、通常時にポンプモータ22を始動するときの目標回転数よりも低くなるように設定されている。第2チェック始動時デューティは、通常時にポンプモータ22を始動するときの始動時デューティよりも大きくなるように設定されている。第2チェック目標回転数および第2チェック始動時デューティは、ポンプモータ22の始動を成功させ易くするための条件である。
そしてCPU13aは、第2チェック目標回転数および第2チェック始動時デューティでポンプモータ22を始動させる処理を行った後に、ポンプモータ22の始動に成功したか否かを判断する。
トルク異常チェックが終了すると、CPU13aは、S100にて、S90でのチェック結果に基づいて、トルク異常が発生しているか否かを判断する。具体的には、CPU13aは、第1チェック目標回転数および第1チェック始動時デューティでポンプモータ22の始動に失敗し、且つ、第2チェック目標回転数および第2チェック始動時デューティでポンプモータ22の始動に成功した場合に、トルク異常が発生していると判断する。
ここで、トルク異常が発生していない場合には、CPU13aは、S20に移行する。一方、トルク異常が発生している場合には、CPU13aは、S110にて、トルク異常が発生していることを示すトルク異常通知をエンジン制御装置7へ送信する。トルク異常通知を受信したエンジン制御装置7は、車両状態等を運転者に対して表示するメータパネルを制御するメータ制御装置に、トルク異常通知を送信する。トルク異常通知を受信したメータ制御装置は、トルク異常が発生していることをメータパネルに表示させる。これにより、車両の運転者は、燃料ポンプ3においてトルク異常が発生していることを認識することができる。
さらにCPU13aは、S120にて、異常時処理を実行し、S20に移行する。具体的には、CPU13aは、ポンプモータ22の温度を低下させるために、予め設定された待機時間(例えば、60秒)が経過するまで、ポンプモータ22の駆動を停止した状態で待機し、待機時間が経過すると、S20に移行する。
このように構成された燃料ポンプ制御装置8は、ポンプモータ22を回転させるモータ回転制御に失敗したか否かを判断する。そして燃料ポンプ制御装置8は、制御失敗回数COUNT_Fを算出する。さらに燃料ポンプ制御装置8は、制御失敗回数COUNT_Fに基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断する。なお、この異常は、ポンプモータ22に固定されてポンプモータ22の駆動により回転するインペラ23に掛かるトルクが上昇することである。制御失敗回数COUNT_Fは、モータ回転制御に失敗した頻度と正の相関を有するパラメータである。「頻度と正の相関を有する」とは、頻度の増大に伴い段階的にパラメータが増加することだけではなく、頻度の増大に伴い連続的にパラメータが増加することも含む。
このような燃料ポンプ制御装置8は、モータ回転制御に失敗した頻度が多くなった場合に、燃料ポンプ3のインペラ23に異物が噛み込む異常、または、燃料ポンプ3のインペラ23と燃料ポンプの第1,2ケーシング41,42とが干渉する異常が発生したと判断することができる。このため、燃料ポンプ制御装置8は、燃料ポンプ3のポンプモータ22に掛かるトルクが上昇する異常が発生した場合に、その原因を特定することができ、燃料ポンプ3のポンプモータ22で発生する異常の検出精度を向上させることができる。
また燃料ポンプ制御装置8は、制御失敗回数COUNT_Fに基づいて、モータ回転制御に失敗した頻度が多いことを示す予め設定された確認開始条件が成立したか否かを判断し、確認開始条件が成立した場合に、ポンプモータ22の始動が失敗し易くなるように予め設定された確認用始動条件でポンプモータ22を始動させる確認用モータ始動を実行する。本実施形態の確認開始条件は、制御失敗回数COUNT_Fが予め設定された異常判定値J1より大きくなることである。確認用始動条件は、目標回転数を第1チェック目標回転数に設定し、且つ、始動時デューティを第1チェック始動時デューティに設定することである。そして燃料ポンプ制御装置8は、確認用モータ始動の実行結果に基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断する。このような燃料ポンプ制御装置8は、燃料ポンプ3のインペラ23に異物が噛み込む異常、または、燃料ポンプ3のインペラ23と燃料ポンプの第1,2ケーシング41,42とが干渉する異常をより高精度に検出することができる。このため、燃料ポンプ制御装置8は、燃料ポンプ3のポンプモータ22で発生する異常の検出精度を更に向上させることができる。
また燃料ポンプ制御装置8は、ポンプモータ22に異常が発生したと判断した場合に、トルク異常通知をエンジン制御装置7へ送信することにより、ポンプモータ22に異常が発生したことを通知する。これにより、燃料ポンプ制御装置8は、ポンプモータ22に異常が発生した場合に、この異常に対応するための処理をエンジン制御装置7に実行させたり、異常が発生したことを車両の運転者に認識させたりすることができる。
以上説明した実施形態において、燃料ポンプ制御装置8はモータ制御装置に相当し、ポンプモータ22はモータに相当する。
また、S40は回転制御判断部としての処理に相当し、S50はパラメータ算出部としての処理に相当し、制御失敗回数COUNT_Fは制御失敗頻度パラメータに相当し、S60,S100は異常判断部としての処理に相当する。
また、S40は回転制御判断部としての処理に相当し、S50はパラメータ算出部としての処理に相当し、制御失敗回数COUNT_Fは制御失敗頻度パラメータに相当し、S60,S100は異常判断部としての処理に相当する。
また、S90はモータ始動部としての処理に相当し、S110は異常通知部としての処理に相当する。
[第2実施形態]
以下に本開示の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
[第2実施形態]
以下に本開示の第2実施形態を図面とともに説明する。なお第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
第2実施形態の燃料供給システム1は、モータ制御処理が変更された点が第1実施形態と異なる。
第2実施形態のモータ制御処理は、S60,S110の処理が省略された点と、S15,S55,S65,S115の処理が追加された点とが第1実施形態と異なる。
第2実施形態のモータ制御処理は、S60,S110の処理が省略された点と、S15,S55,S65,S115の処理が追加された点とが第1実施形態と異なる。
すなわち、図5に示すように、S10にて、駆動開始を指示する指令を受信した場合には、CPU13aは、S15にて、始動回数COUNT_Sをインクリメントし、S20に移行する。
また、S50の処理が終了すると、CPU13aは、S55にて、制御失敗回数COUNT_Fを始動回数COUNT_Sで除することによって、制御失敗確率PROB_Fを算出する。
そしてCPU13aは、S65にて、制御失敗確率PROB_Fが予め設定された異常判定値J2より大きいか否かを判断する。ここで、制御失敗確率PROB_Fが異常判定値J2以下である場合には、CPU13aは、S15に移行する。一方、制御失敗確率PROB_Fが異常判定値J2より大きい場合には、CPU13aは、S70に移行する。
また、S100にて、トルク異常が発生していると判断された場合には、CPU13aは、S115にて、制御失敗確率PROB_Fの値を示す制御失敗確率情報をエンジン制御装置7へ送信し、S120に移行する。
このように構成された燃料ポンプ制御装置8は、ポンプモータ22を回転させるモータ回転制御に失敗したか否かを判断する。そして燃料ポンプ制御装置8は、制御失敗確率PROB_Fを算出する。さらに燃料ポンプ制御装置8は、制御失敗確率PROB_Fに基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断する。制御失敗確率PROB_Fは、モータ回転制御に失敗した頻度と正の相関を有するパラメータである。
このような燃料ポンプ制御装置8は、制御失敗確率PROB_Fの値が大きくなった場合に、燃料ポンプ3のインペラ23に異物が噛み込む異常、または、燃料ポンプ3のインペラ23と燃料ポンプの第1,2ケーシング41,42とが干渉する異常が発生したと判断することができる。このため、燃料ポンプ制御装置8は、燃料ポンプ3のポンプモータ22に掛かるトルクが上昇する異常が発生した場合に、その原因を特定することができ、燃料ポンプ3のポンプモータ22で発生する異常の検出精度を向上させることができる。
また燃料ポンプ制御装置8は、制御失敗確率PROB_Fの値を示す制御失敗確率情報をエンジン制御装置7へ送信することにより、制御失敗確率を通知する。これにより、燃料ポンプ制御装置8は、ポンプモータ22に異常が発生した場合に、この異常に対応するための処理をエンジン制御装置7に実行させたり、異常が発生したことを車両の運転者に認識させたりすることができる。
以上説明した実施形態において、S15,S50,S55はパラメータ算出部および失敗確率算出部としての処理に相当し、制御失敗確率PROB_Fは制御失敗頻度パラメータに相当し、S65,S100は異常判断部としての処理に相当し、S115は失敗確率通知部としての処理に相当する。
[第3実施形態]
以下に本開示の第3実施形態を図面とともに説明する。なお第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
以下に本開示の第3実施形態を図面とともに説明する。なお第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分を説明する。共通する構成については同一の符号を付す。
第3実施形態の燃料供給システム1は、燃料ポンプ制御装置8の制御部13がトルク異常検出処理を実行する点が第1実施形態と異なる。
次に、制御部13のCPU13aが実行するトルク異常検出処理の手順を説明する。モータ制御処理は、制御部13の動作中において繰り返し実行される処理である。
次に、制御部13のCPU13aが実行するトルク異常検出処理の手順を説明する。モータ制御処理は、制御部13の動作中において繰り返し実行される処理である。
トルク異常検出処理が実行されると、CPU13aは、図6に示すように、まずS210にて、トルク異常検出の開始を指示する異常検出指令をエンジン制御装置7から受信したか否かを判断する。なお、エンジン制御装置7は、第1開始判定条件、第2開始判定条件および第3開始判定条件の少なくとも1つが成立した場合に、異常検出指令を燃料ポンプ制御装置8へ送信する。
第1開始判定条件は、燃料タンク2の温度が予め設定された第1開始判定温度以上であり、且つ、エンジンEGの停止直後であることである。
第2開始判定条件は、燃料ポンプ3の温度が予め設定された第2開始判定温度以上であり、且つ、エンジンEGの停止直後であることである。
第2開始判定条件は、燃料ポンプ3の温度が予め設定された第2開始判定温度以上であり、且つ、エンジンEGの停止直後であることである。
第3開始判定条件は、燃料タンク2内または燃料配管5内の燃料の温度が予め設定された第3開始判定温度以上であり、且つ、エンジンEGの停止直後であることである。
ここで、異常検出指令を受信していない場合には、CPU13aは、トルク異常検出処理を終了する。
ここで、異常検出指令を受信していない場合には、CPU13aは、トルク異常検出処理を終了する。
一方、異常検出指令を受信した場合には、CPU13aは、S220にて、S90と同様にしてトルク異常チェックを実行する。
そしてCPU13aは、S230にて、S100と同様にして、トルク異常が発生しているか否かを判断する。ここで、トルク異常が発生していない場合には、CPU13aは、トルク異常検出処理を終了する。一方、トルク異常が発生している場合には、CPU13aは、S240にて、S110と同様にして、トルク異常通知をエンジン制御装置7へ送信し、トルク異常検出処理を終了する。
そしてCPU13aは、S230にて、S100と同様にして、トルク異常が発生しているか否かを判断する。ここで、トルク異常が発生していない場合には、CPU13aは、トルク異常検出処理を終了する。一方、トルク異常が発生している場合には、CPU13aは、S240にて、S110と同様にして、トルク異常通知をエンジン制御装置7へ送信し、トルク異常検出処理を終了する。
このように構成された燃料ポンプ制御装置8は、エンジン制御装置7から異常検出指令を受信すると、モータの始動が失敗し易くなるように予め設定された確認用始動条件でポンプモータ22を始動させる確認用モータ始動を実行する。そして燃料ポンプ制御装置8は、確認用モータ始動の実行結果に基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断する。
このような燃料ポンプ制御装置8は、確認用始動条件でポンプモータ22を始動させてポンプモータ22の始動が失敗した場合に、燃料ポンプ3のインペラ23に異物が噛み込む異常、または、燃料ポンプ3のインペラ23と燃料ポンプ3の第1,2ケーシング41,42とが干渉する異常が発生したと判断することができる。このため、燃料ポンプ制御装置8は、燃料ポンプ3のポンプモータ22に掛かるトルクが上昇する異常が発生した場合に、その原因を特定することができ、燃料ポンプ3のポンプモータ22で発生する異常の検出精度を向上させることができる。
以上説明した実施形態において、エンジン制御装置7は外部装置に相当し、S210,S220は指令時モータ始動部としての処理に相当し、S230は指令時異常判断部としての処理に相当する。
また、エンジンEGは内燃機関に相当し、第1開始判定温度、第2開始判定温度および第3開始判定温度は開始判定温度に相当する。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができる。
[変形例1]
例えば上記実施形態では、制御失敗回数COUNT_Fが異常判定値J1より大きい場合にトルク異常チェックを実行し、トルク異常チェックの結果に基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断する形態を示した。しかし、制御失敗回数COUNT_Fが異常判定値J1より大きい場合に、ポンプモータ22に異常が発生したと判断するようにしてもよい。
例えば上記実施形態では、制御失敗回数COUNT_Fが異常判定値J1より大きい場合にトルク異常チェックを実行し、トルク異常チェックの結果に基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断する形態を示した。しかし、制御失敗回数COUNT_Fが異常判定値J1より大きい場合に、ポンプモータ22に異常が発生したと判断するようにしてもよい。
[変形例2]
上記実施形態では、第1チェック目標回転数および第1チェック始動時デューティでポンプモータ22を始動させる処理を行った後に、第2チェック目標回転数および第2チェック始動時デューティでポンプモータ22を始動させる処理を実行する形態を示した。しかし、第2チェック目標回転数および第2チェック始動時デューティでポンプモータ22を始動させる処理を実行しないで判断するようにしてもよい。すなわち、CPU13aは、第1チェック目標回転数および第1チェック始動時デューティでポンプモータ22を始動させる処理を行った結果、ポンプモータ22の始動に失敗した場合に、トルク異常が発生していると判断するようにしてもよい。
上記実施形態では、第1チェック目標回転数および第1チェック始動時デューティでポンプモータ22を始動させる処理を行った後に、第2チェック目標回転数および第2チェック始動時デューティでポンプモータ22を始動させる処理を実行する形態を示した。しかし、第2チェック目標回転数および第2チェック始動時デューティでポンプモータ22を始動させる処理を実行しないで判断するようにしてもよい。すなわち、CPU13aは、第1チェック目標回転数および第1チェック始動時デューティでポンプモータ22を始動させる処理を行った結果、ポンプモータ22の始動に失敗した場合に、トルク異常が発生していると判断するようにしてもよい。
[変形例3]
上記実施形態では、モータ回転制御に失敗した頻度と正の相関を有する制御失敗回数COUNT_Fまたは制御失敗確率PROB_Fを算出し、制御失敗回数COUNT_Fまたは制御失敗確率PROB_Fに基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断する形態を示した。しかし、モータ回転制御に失敗した頻度と負の相関を有する制御成功回数または制御成功確率を算出し、制御成功回数または制御成功確率に基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断するようにしてもよい。
上記実施形態では、モータ回転制御に失敗した頻度と正の相関を有する制御失敗回数COUNT_Fまたは制御失敗確率PROB_Fを算出し、制御失敗回数COUNT_Fまたは制御失敗確率PROB_Fに基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断する形態を示した。しかし、モータ回転制御に失敗した頻度と負の相関を有する制御成功回数または制御成功確率を算出し、制御成功回数または制御成功確率に基づいて、ポンプモータ22に異常が発生したか否かを判断するようにしてもよい。
[変形例4]
上記実施形態では、燃料タンク2の温度、燃料ポンプ3の温度、および、燃料の温度の少なくとも一つが予め設定された開始判定温度以上となった場合に、異常検出指令を燃料ポンプ制御装置8へ送信する形態を示した。しかし、車両室内の温度、または、外気温が、燃料タンク2の温度、燃料ポンプ3の温度、および、燃料の温度の少なくとも一つと相関を有している場合には、車両室内の温度または外気温が予め設定された開始判定温度以上となった場合に、異常検出指令を燃料ポンプ制御装置8へ送信するようにしてもよい。
上記実施形態では、燃料タンク2の温度、燃料ポンプ3の温度、および、燃料の温度の少なくとも一つが予め設定された開始判定温度以上となった場合に、異常検出指令を燃料ポンプ制御装置8へ送信する形態を示した。しかし、車両室内の温度、または、外気温が、燃料タンク2の温度、燃料ポンプ3の温度、および、燃料の温度の少なくとも一つと相関を有している場合には、車両室内の温度または外気温が予め設定された開始判定温度以上となった場合に、異常検出指令を燃料ポンプ制御装置8へ送信するようにしてもよい。
本開示に記載の制御部13およびその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制御部13およびその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制御部13およびその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されてもよい。制御部13に含まれる各部の機能を実現する手法には、必ずしもソフトウェアが含まれている必要はなく、その全部の機能が、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。
上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加または置換してもよい。
上述した燃料ポンプ制御装置8の他、当該燃料ポンプ制御装置8を構成要素とするシステム、当該燃料ポンプ制御装置8としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実体的記録媒体、異常検出方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
[本明細書が開示する技術思想]
[項目1]
モータ(22)を制御するモータ制御装置(8)であって、
前記モータを回転させるモータ回転制御に失敗したか否かを判断するように構成された回転制御判断部(S40)と、
前記回転制御判断部による判断結果に基づいて、前記モータ回転制御に失敗した頻度と相関を有する制御失敗頻度パラメータを算出するように構成されたパラメータ算出部(S50,S55)と、
前記制御失敗頻度パラメータに基づいて、前記モータに異常が発生したか否かを判断するように構成された異常判断部(S60,S65,S100)と
を備えるモータ制御装置。
[本明細書が開示する技術思想]
[項目1]
モータ(22)を制御するモータ制御装置(8)であって、
前記モータを回転させるモータ回転制御に失敗したか否かを判断するように構成された回転制御判断部(S40)と、
前記回転制御判断部による判断結果に基づいて、前記モータ回転制御に失敗した頻度と相関を有する制御失敗頻度パラメータを算出するように構成されたパラメータ算出部(S50,S55)と、
前記制御失敗頻度パラメータに基づいて、前記モータに異常が発生したか否かを判断するように構成された異常判断部(S60,S65,S100)と
を備えるモータ制御装置。
[項目2]
項目1に記載のモータ制御装置であって、
前記異常は、前記モータに固定されて前記モータの駆動により回転する回転部材(23)に掛かるトルクが上昇することであるモータ制御装置。
項目1に記載のモータ制御装置であって、
前記異常は、前記モータに固定されて前記モータの駆動により回転する回転部材(23)に掛かるトルクが上昇することであるモータ制御装置。
[項目3]
項目1または項目2に記載のモータ制御装置であって、
前記異常判断部は、
前記制御失敗頻度パラメータに基づいて、前記モータ回転制御に失敗した頻度が多いことを示す予め設定された確認開始条件が成立したか否かを判断し、前記確認開始条件が成立した場合に、前記モータの始動が失敗し易くなるように予め設定された確認用始動条件で前記モータを始動させる確認用モータ始動を実行するように構成されたモータ始動部(S90)を備え、
前記異常判断部は、前記モータ始動部による前記確認用モータ始動の実行結果に基づいて、前記モータに異常が発生したか否かを判断するモータ制御装置。
項目1または項目2に記載のモータ制御装置であって、
前記異常判断部は、
前記制御失敗頻度パラメータに基づいて、前記モータ回転制御に失敗した頻度が多いことを示す予め設定された確認開始条件が成立したか否かを判断し、前記確認開始条件が成立した場合に、前記モータの始動が失敗し易くなるように予め設定された確認用始動条件で前記モータを始動させる確認用モータ始動を実行するように構成されたモータ始動部(S90)を備え、
前記異常判断部は、前記モータ始動部による前記確認用モータ始動の実行結果に基づいて、前記モータに異常が発生したか否かを判断するモータ制御装置。
[項目4]
項目1~項目3の何れか1項に記載のモータ制御装置であって、
前記モータに異常が発生したと前記異常判断部が判断した場合に、前記モータに異常が発生したことを通知するように構成された異常通知部(S110)を備えるモータ制御装置。
項目1~項目3の何れか1項に記載のモータ制御装置であって、
前記モータに異常が発生したと前記異常判断部が判断した場合に、前記モータに異常が発生したことを通知するように構成された異常通知部(S110)を備えるモータ制御装置。
[項目5]
項目1~項目4の何れか1項に記載のモータ制御装置であって、
前記モータ回転制御に失敗した確率である制御失敗確率を算出するように構成された失敗確率算出部(S15,S50,S55)と、
前記制御失敗確率を通知するように構成された失敗確率通知部(S115)と
を備えるモータ制御装置。
項目1~項目4の何れか1項に記載のモータ制御装置であって、
前記モータ回転制御に失敗した確率である制御失敗確率を算出するように構成された失敗確率算出部(S15,S50,S55)と、
前記制御失敗確率を通知するように構成された失敗確率通知部(S115)と
を備えるモータ制御装置。
[項目6]
モータ(22)を制御するモータ制御装置(8)であって、
外部装置(7)から異常確認指令を受信すると、前記モータの始動が失敗し易くなるように予め設定された確認用始動条件で前記モータを始動させる確認用モータ始動を実行するように構成された指令時モータ始動部(S210,S220)と、
前記指令時モータ始動部による前記確認用モータ始動の実行結果に基づいて、前記モータに異常が発生したか否かを判断するように構成された指令時異常判断部(S230)と
を備えるモータ制御装置。
モータ(22)を制御するモータ制御装置(8)であって、
外部装置(7)から異常確認指令を受信すると、前記モータの始動が失敗し易くなるように予め設定された確認用始動条件で前記モータを始動させる確認用モータ始動を実行するように構成された指令時モータ始動部(S210,S220)と、
前記指令時モータ始動部による前記確認用モータ始動の実行結果に基づいて、前記モータに異常が発生したか否かを判断するように構成された指令時異常判断部(S230)と
を備えるモータ制御装置。
[項目7]
項目6に記載のモータ制御装置であって、
前記モータ制御装置は、車両に搭載され、
前記モータ制御装置は、前記車両に搭載された内燃機関(EG)へ供給される燃料を貯留する燃料タンク(2)から前記燃料を汲み上げて燃料配管(5)を介して前記内燃機関へ供給するように構成された燃料ポンプ(3)の前記モータを制御するように構成され、
前記外部装置は、前記燃料タンクの温度、前記燃料ポンプの温度、前記燃料の温度、前記燃料タンクの温度と相関を有する温度、前記燃料ポンプの温度と相関を有する温度、および、前記燃料の温度と相関を有する温度の少なくとも一つが予め設定された開始判定温度以上となった場合において、前記内燃機関の駆動が停止した直後に、前記異常確認指令を前記モータ制御装置へ送信するモータ制御装置。
項目6に記載のモータ制御装置であって、
前記モータ制御装置は、車両に搭載され、
前記モータ制御装置は、前記車両に搭載された内燃機関(EG)へ供給される燃料を貯留する燃料タンク(2)から前記燃料を汲み上げて燃料配管(5)を介して前記内燃機関へ供給するように構成された燃料ポンプ(3)の前記モータを制御するように構成され、
前記外部装置は、前記燃料タンクの温度、前記燃料ポンプの温度、前記燃料の温度、前記燃料タンクの温度と相関を有する温度、前記燃料ポンプの温度と相関を有する温度、および、前記燃料の温度と相関を有する温度の少なくとも一つが予め設定された開始判定温度以上となった場合において、前記内燃機関の駆動が停止した直後に、前記異常確認指令を前記モータ制御装置へ送信するモータ制御装置。
7…エンジン制御装置、8…燃料ポンプ制御装置、13…制御部、22…ポンプモータ
Claims (7)
- モータ(22)を制御するモータ制御装置(8)であって、
前記モータを回転させるモータ回転制御に失敗したか否かを判断するように構成された回転制御判断部(S40)と、
前記回転制御判断部による判断結果に基づいて、前記モータ回転制御に失敗した頻度と相関を有する制御失敗頻度パラメータを算出するように構成されたパラメータ算出部(S50,S55)と、
前記制御失敗頻度パラメータに基づいて、前記モータに異常が発生したか否かを判断するように構成された異常判断部(S60,S65,S100)と
を備えるモータ制御装置。 - 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
前記異常は、前記モータに固定されて前記モータの駆動により回転する回転部材(23)に掛かるトルクが上昇することであるモータ制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載のモータ制御装置であって、
前記異常判断部は、
前記制御失敗頻度パラメータに基づいて、前記モータ回転制御に失敗した頻度が多いことを示す予め設定された確認開始条件が成立したか否かを判断し、前記確認開始条件が成立した場合に、前記モータの始動が失敗し易くなるように予め設定された確認用始動条件で前記モータを始動させる確認用モータ始動を実行するように構成されたモータ始動部(S90)を備え、
前記異常判断部は、前記モータ始動部による前記確認用モータ始動の実行結果に基づいて、前記モータに異常が発生したか否かを判断するモータ制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載のモータ制御装置であって、
前記モータに異常が発生したと前記異常判断部が判断した場合に、前記モータに異常が発生したことを通知するように構成された異常通知部(S110)を備えるモータ制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載のモータ制御装置であって、
前記モータ回転制御に失敗した確率である制御失敗確率を算出するように構成された失敗確率算出部(S15,S50,S55)と、
前記制御失敗確率を通知するように構成された失敗確率通知部(S115)と
を備えるモータ制御装置。 - モータ(22)を制御するモータ制御装置(8)であって、
外部装置(7)から異常確認指令を受信すると、前記モータの始動が失敗し易くなるように予め設定された確認用始動条件で前記モータを始動させる確認用モータ始動を実行するように構成された指令時モータ始動部(S210,S220)と、
前記指令時モータ始動部による前記確認用モータ始動の実行結果に基づいて、前記モータに異常が発生したか否かを判断するように構成された指令時異常判断部(S230)と
を備えるモータ制御装置。 - 請求項6に記載のモータ制御装置であって、
前記モータ制御装置は、車両に搭載され、
前記モータ制御装置は、前記車両に搭載された内燃機関(EG)へ供給される燃料を貯留する燃料タンク(2)から前記燃料を汲み上げて燃料配管(5)を介して前記内燃機関へ供給するように構成された燃料ポンプ(3)の前記モータを制御するように構成され、
前記外部装置は、前記燃料タンクの温度、前記燃料ポンプの温度、前記燃料の温度、前記燃料タンクの温度と相関を有する温度、前記燃料ポンプの温度と相関を有する温度、および、前記燃料の温度と相関を有する温度の少なくとも一つが予め設定された開始判定温度以上となった場合において、前記内燃機関の駆動が停止した直後に、前記異常確認指令を前記モータ制御装置へ送信するモータ制御装置。
Priority Applications (3)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2022123988A JP2024021268A (ja) | 2022-08-03 | 2022-08-03 | モータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2022123988A Pending JP2024021268A (ja) | 2022-08-03 | 2022-08-03 | モータ制御装置 |
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WO2012123985A1 (ja) * | 2011-03-14 | 2012-09-20 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料供給システムの異常検出装置 |
JP7010064B2 (ja) * | 2018-03-05 | 2022-01-26 | トヨタ自動車株式会社 | 制御装置 |
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2022
- 2022-08-03 JP JP2022123988A patent/JP2024021268A/ja active Pending
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2023
- 2023-05-26 US US18/324,241 patent/US20240044301A1/en active Pending
- 2023-08-01 CN CN202310962170.7A patent/CN117514500A/zh active Pending
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