JP4743366B2 - 野菜苗移植機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、畦を跨いで走行する車輪を備えた苗の移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
畦を跨いで走行する移植機としては、移植作業を行う機構部と少なくても左右2輪の走行部を備え、前記機構部に設けた動力源の回転を前記走行部の左右2輪に接続する駆動軸に伝えて自走可能としたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、走行部の左右2輪の駆動輪が駆動軸に直接取り付けられているこの種の移植機にあっては、左右の駆動輪と駆動軸の相対的な高さは変更できない構造となっていた。このため、左右2輪の駆動輪が走行する圃場の高さが異なる場合、すなわち、高畦などのように幅が区画された圃場の端部で、圃場の形状や大きさの問題から、畦の片側にしか畦谷部を形成できない場合、片側の駆動輪は畦山頂部を走行する事になり、機体は進行方向に対し左右に傾斜した状態となるため精度の高い移植作業はできなかった。左右傾斜した状態を解消する事は、左右駆動輪の車輪径を異なる物にする事で可能で有るが、左右駆動輪が同一の駆動軸に直接取付られた場合、駆動輪の周速が異なる事になり移植作業は不可能であった。
【0004】
また、畦を跨いで走行する移植機には、駆動軸から伝達機構を介し左右の車輪を駆動させる移植機、例えば特公平2−41285号公報に記載されているように、左右の車輪を独立して上下方向自在および任意位置固定自在に調節可能な機構を有するものが存するが、構造が複雑なため調整に時間を要し作業効率が低下する事や価格が高価になる経済的な問題があった。
【0005】
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたもので、請求項1では、野菜苗の移植作業を行う機構部と畦を跨ぐように配置された左右2輪の駆動輪からなる走行部とを備え、前記機構部に設けた動力源の回転を前記走行部の駆動輪を接続する駆動軸に伝えて自走可能とした移植機であって、左右2輪の駆動輪が前記駆動軸に対し取外し可能にかつスライド可能に取付機構を備えた移植機において、前記左右2輪の駆動輪のどちらか一方に変えて、前記駆動軸に対し相対回転可能に、かつスライド可能に従動輪を取付けたことを特徴とする。請求項1記載の発明においては、高畦が形成された圃場で、左右の駆動輪の走行する高さが異なる場合、即ち、高畦の圃場の端部が畦山部になっているような場所で移植作業を行う時、左右駆動輪の一方の車輪が畦山部を走行することになり、正常な移植作業を保つことができなくなる。この場合、畦山部側の駆動輪を取り外した後、機体の水平を維持するように車輪径を選択した従動輪を、駆動軸に相対回転可能に取付け畦山部に接地させる事で、精度の高い移植作業を行うことができる。請求項2では野菜苗の移植作業を行う機構部と畦を跨ぐように配置された左右2輪の駆動輪からなる走行部とを備え、前記機構部に設けた動力源の回転を前記走行部の駆動輪を接続する駆動軸に伝えて自走可能とした移植機であって、左右2輪の駆動輪が前記駆動軸に対し取外し可能にかつスライド可能に取付機構を備えた移植機において、前記左右2輪の駆動輪のどちらか一方に変えて、その移植機の機構部または走行部に対上下方向に位置調整自在の従動輪である補助輪を取付け、従動輪である補助輪は、移植機の機体に対して回動自在かつ固定可能な補助輪支持アームによって移植機の機体に取付けられることを特徴とする。請求項2記載の発明においては、左右2輪の駆動輪の内、畦山部側の駆動輪を取り外した後、補助輪支持アームを、上下方向位置調整自在の従動輪である補助輪を機体の水平を維持するよう調整することで、畦山部に接地させる事で精度の高い移植作業を行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図7は、本発明の第1の実施形態を示したものである。本実施の形態としての移植機は、連続苗1の2枚の薄膜2を左右に引き剥して取出した土付き苗3(図4)を高畦に4に植え付けようとするもので、進行方向(走行方向)Fの後側の下面に植え付け溝を形成するオープナー11を設けた機体12上に、後述の植付機構13を配設した移植機(機構部)10と、駆動軸16の両端部に駆動輪17、18を設けた2輪の走行車両(走行部)15と、移植機10と走行車両15を作動連結する連結機構20と、移植機10に高さ上下調整可能に取付けた従動輪である補助輪52を設けた機体支持部50から概略構成されている。走行車両15の駆動軸16は、高畦4を跨ぐ十分な長さを有しており、これにより左右の駆動輪17,18は高畦4の両側の畦谷部5に接地可能となっている。また、駆動輪17,18はそれぞれ容易に脱着可能な構造になっており、駆動輪17,18のいずれか一方を取外した場合は、移植機10に回動自在、固定可能に取り付けられた補助輪支持アーム51を調節することで、従動輪である補助輪52を接地させ、機体の水平を支持する構造になっている。移植機10は、ここで接地型となっており、走行車両15の走行に応じてその機体12の後部を高畦4に接地させながら進行方向Fへ移動する。
【0007】
上記移植機10の植付機構13は、例えば特開平11−56022号公報に記載のものと基本構造を同一にしており、図4に良く示されるように、前記連続鉢苗1の集合体6を育苗箱(図示略)ごと載置する鉢苗載置部21と、鉢苗載置部21上の育苗箱から連接板22(図1)を経由して引出した連続鉢苗1を一列に整列して案内する鉢苗案内板23と、鉢苗案内板23から繰出された連続鉢苗1の2枚の薄膜2を左右に引剥して土付き苗3の状態で取り出す薄膜剥離装置24と、薄膜剥離装置24で取出した土付き苗3を起立状態で機体後部側へ挟持搬送するコンベアユニット25とを備えている。
【0008】
薄膜剥離装置24は、鉢苗案内板23から繰出された連続鉢苗1の2枚の薄膜2を相互に引剥し方向へ誘導する一対のガイド部材26と、各ガイド部材26を迂回させた薄膜2を挟持し引出す引出ローラ対27と、各引出ローラ対27により引出された各薄膜2を巻取る巻取リール28と、前記引出ローラ対27および巻取リール28を同期して回転させる駆動手段(図示略)とからなっている。
また、上記コンベアユニット25は、薄膜剥離装置24から繰出された土付き苗3の根ブロック部を挟持する搬送コンベア25aと土付き苗3の葉部を挟持する移植コンベア25bとからなっている。搬送コンベア25aは、その始端が薄膜剥離装置24のガイド部材26に接近するように位置決めされ、一方、移植コンベア25bは、搬送コンベア25aの終端部の上側にその始端部をラップさせるように配置されている。各コンベア25a、25bは同じ周速度で回転するようになっており、薄膜剥離装置24から繰出された土付き苗3は、先ず搬送コンベア25aにより、その根ブロック部を挟持された状態で機体後部側へ搬送され、続いて移植コンベア25bにより、その葉部を挟持された状態で機体の後方へ搬送される。なお、薄膜剥離装置24とコンベアユニット25とは、図示を略す1つのモータを動力源として同期して作動するようになっている。
【0009】
移植機10のオープナー11は有底箱形をなしており、その先端は鋭角に閉じられ、かつその後端は解放されている。このオープナー11を設けた機体12の後端部にはスリット(図示略)が形成されており、前記コンベアユニット25により機体後部側へ搬送された土付き苗3は、このスリットを通過してオープナー11内に入り込み、該オープナー11により形成された植付溝内に放出されるようになる。なお、機体12の後端には、前記植付溝内に放出された土付き苗3の周りの土を鎮圧するための鎮圧輪29と機体12を操作するためのハンドル30とが設けられている。
【0010】
上記走行車両15は図3及び図5に良く示されているように示されているように、その駆動軸が断面六角形をなす角棒からなっている。この駆動軸16の両端部は左右の駆動輪17,18の軸心位置に嵌合固定した六角筒状の中空軸(六角パイプ)
31,32によりスライド可能、取外し可能に嵌挿されている。各中空軸31、32は、円筒形の外面を有し、その端部に設けられたノブボルトB2により、駆動軸16に対して位置が規制されるようになっている。
これにより、駆動輪17,18は駆動軸16に沿って自由に動き、取外し自在になっている。
【0011】
上記連結機構20は図7によく示される様に、前記六角形の角棒からなる駆動軸16に嵌装された支持筒35と移植機10の機体12の背面から伸ばされ前記支持筒35に下端部が結合されたボックス(連結部材)36とを備えている。
支持筒35は、前記駆動軸16として用いられる角棒に整合する多角形の内面と円筒形の外面とを備え、駆動軸16に相対回転不能にかつスライド可能に嵌合されている。なお、この駆動軸16の移動は、その一端部または両端部にねじ込んだノブボルトB1により規制される様になっている。前記ボックス36は、この支持筒35の外面に一対の軸受37を介して回動自在に結合されている。より詳しくは、各軸受37は、ボックス36の左右側板36a、36bの外面に突設したホルダ38内に納められ、ボックス36の左右側板36a、36bを挿通して伸ばされた前記支持筒35の端部を支持している。軸受37はまた、支持筒35の外面に嵌着したCリング39によりそれぞれ端面が押さえられており、これにより支持筒35とボックス36との相対移動が規制されている。
【0012】
ここで、上記ボックス36内の、機体12に近接する箇所にはモータ(動力源)40が配置固定されており、その出力軸にはスプロケット41が取付けられている。一方、上記支持筒35の外面にもスプロケット(受動手段)42が嵌合固定されており、このスプロケット42と前記モータ40側のスプロケット41との間にはチェーン43が掛け回されている。すなわちモーターの回転は両スプロケット41,42及び43を介して支持筒に伝達され、このとき、支持等35が駆動軸16に相対回転不能に嵌合されていることから、支持等35と一体に駆動軸16が回転する様になる。なお、モータ40には変速機やクラッチ等が付設されているが、これらについては図示省略する。
【0013】
上記機体支持部は 図6に良く示される様に、移植機10の機体12の左右側面に設けた補助輪支持筒53、54とこの支持筒53、54に回動自在に嵌挿される回動軸55から後方斜め下向きに一体に設けられ補助輪支持アーム51と、前記補助輪支持アーム51の下端部に設けられた補助輪支持軸56に軸支された補助輪52から構成されている。上記補助輪支持アーム51は、補助輪支持等53,54のどちらにも取付可能であり、上記補助輪支持アーム51の揺動角度は、補助輪支持筒53に一体化したナット(溶接ナット)にねじ込まれるノブボルトB3により回動を規制される様になっている。前記補助輪52は補助輪支持軸56に軸受を介し回動自在に結合されている。
【0014】
以下、上記のように構成した農作業による移植作業について説明する。
移植機進行方向Fに向かい、高畦の左に畦谷が形成されていない圃場への苗の移植作業に際しては、先ず、高畦4の植え付けラインl(図1)上に移植機10の幅中心(農作業中心)がくるように、走行車両15の駆動軸16に対して移植機10を位置決めし、ノブボルトB1をねじ込んで移植機10の位置を固定する。その後、高畦4の一端部に走行車両15を乗り入れ、左側駆動輪18が高畦4上面に接地、右側駆動輪17が畦谷部に接地された状態とする。すなわち機体は進行方向に対し右下がりに傾斜した状態となる。ここで、左側の補助輪支持筒53に補助輪支持アーム51を取り付けると共に揺動角度を調整し、左側駆動輪18が浮上するよう補助輪52を畦山部に接地させ、補助輪支持筒53のノブボルトB3をねじ込んで補助輪支持アーム51を固定する。ここで、左側駆動輪18の中空軸32に設けたノブボルトB2を緩め、駆動軸16から左側駆動輪18を取り外す。その後、補助輪支持筒53のノブボルトB3を緩め、補助輪51を高畦上面4に接地させ状態で、機体12が略水平になるようた補助輪支持アーム51の揺動角度を調整し、ノブボルトB3をねじ込み走行車両15の位置を固定する。
【0015】
そして図1に示すように移植機10の機体12上の鉢苗載置部21に、育苗を終えた連続鉢苗1の集合体6を納めた育苗箱(図示略)を載置し、この集合体6から連続鉢苗1の一端を引き出し、連接板22から鉢苗案内板23を通して、その端部側の2枚の薄膜2を手作業にて適当な長さに剥離し、各薄膜2をガイド部材26を迂回させながら引き出しローラー対27の間を通して、それぞれの先端部を対応する巻き取りリール28に固定する。なお、図1および図2では、説明の便宜のため、連続鉢苗1、その集合体6等は省略してある。
【0016】
上記準備完了後、モーター40を駆動させ、走行移植機10の機体12の後部を接地させながら走行車両15を進行方向Fへ前進させ、これと同時に図示を略す手元スイッチを操作して薄膜剥離装置24およびコンベアユニット25を作動させる。すると、薄膜剥離装置より、連続鉢苗1の2枚の薄膜2が引剥がされ、土付き苗3が順次取り出されてコンベアユニット25側へ一個ずつ繰り出され、さらに搬送コンベア25aおよび移植コンベア25bにより機体12の後方に搬送される。移植コンベア25bは土付き苗3の葉部を挟持するようになっており、これにより土付き苗3は自重で鉛直上に垂れ下がり、移植コンベア25bの終端付近で機体12の後端部に設けられた図示を略すスリットを通してオープナー11内に次第に入り込み、移植コンベア25bの終端からオープナー11により形成された植付溝内に放出される。一方、オープナー11により形成された植付溝内の周りの土は、オープナー11が通過すると同時にその通過後に崩落し、この崩落する土によって前記土付き苗3が捕捉され、さらに後続の鎮圧輪29によって押圧固定される。
【0017】
このようにして高畦4の上面には、植え付けラインL(図1)に沿って所定のピッチで土付き苗3が連続的に植え付けられる。尚、他の畦での苗移植作業、例えば右側に畦谷部が形成されていない高畦への移植については、基本的に同様の作業で有り、畦の両端に畦谷部が形成されている高畦への移植作業は、左右の駆動輪を取付け畦谷部に左右2輪を接地させた状態にすると共に、補助輪支持アーム51を調整し補助輪52を畦上面から浮上させた状態で移植作業を行うが、詳細な説明は省略する。
【0018】
図8〜図9は、本発明の第2の実施形態を示したものである。本発明第2の実施の形態の特徴とするところは、畦谷部の一方が形成されない高畦面に移植作業を行う場合、前記走行部の内、一方の駆動輪17,18を取り外した後、畦山部に接地し機体の水平を支持する車輪径の従動輪62を、駆動輪16に相対回転可能に取り付ける点にある。なお、移植機10については、上記第1の実施形態と基本構造が同じで有るので、ここでは、前記図1〜図7に示した部分と同一の符号を付し、かつ重複する説明は省略する。
移植機は、植付機構13を配設した移植機(機構部)10と、駆動軸16の両端部に駆動輪17、18を設けた2輪の走行車両(走行部)15と、移植機10と走行車両15を作動連結する連結機構20とから概略構成されている。走行車両15の駆動軸16は、高畦4を跨ぐ十分な長さを有しており、これにより左右の駆動輪17,18は高畦4の両側の畦谷部5に接地可能となっている。また、駆動輪17,18は容易に脱着可能な構造になっている。
駆動軸16には、従動である従動輪62が取付可能な構造となっており、駆動輪17,18のいずれか一方を取外した場合、従動輪62を畦上面に接地させる事で機体を支持する事が可能な構造になっている。移植機10は、ここで接地型となっており、走行車両15の走行に応じてその機体12の後部を高畦4に接地させながら進行方向Fへ移動する。
【0019】
上記走行車両15は、その駆動軸が断面六角形をなす角棒からなっている。この駆動軸16の両端部には、左右の駆動輪17,18が軸心位置に嵌合固定した六角筒状の中空軸(六角パイプ)31,32により相対回転不能にかつスライド可能にかつ取外し自在に嵌挿されている。各中空軸31、32は、それぞれは、円筒形の外面を有し、その端部に設けられたノブボルトB2により、駆動軸16に対して位置が規制されるようになっている。
これにより、駆動輪17,18は駆動軸16に沿って自由に動き、取外し自在になっている。
【0020】
上記従動輪62は図8〜9によく示される様に、前記六角形の角棒からなる駆動軸16に嵌装された補助輪中空軸61に回動可能に取り付けられている。従動輪中空軸61は前記駆動軸16として用いられる角棒に整合する多角形の内面と軸方向に段付き円筒形の外面を備えており、駆動軸16に相対回転不能にかつスライド可能に嵌装できる構造となっており、この駆動軸16上の移動または取付は、その一端部にねじ込んだノブボルトB4により規制される。従動輪62には、その軸心部に一対の軸受67,68を納めたホルダ64が設けられており、従動輪62のホルダー64は従動輪中空軸61の小径軸部61aに軸受67,68を介して勘合させている。従動輪62のホルダー64は図9に示されるように中空軸61に嵌着したCリング63により中空軸61の段部に対して位置固定さている。前記したように従動輪中空軸61は駆動軸16に取付外し可能にかつスライド可能となっていることから、従動輪62は 駆動軸16に対し相対回転可能にかつ取外し自在に結合されるようになる。
【0021】
以下、上記のように構成した移植機による移植作業について説明する。
移植機進行方向Fに向かい、高畦4の左に畦谷が形成されていない圃場への苗の移植に際しては、先ず、高畦4の植え付けラインl(図1)上に移植機10の幅中心(農作業中心)がくるように、走行車両15の駆動軸16に対して移植機10を位置決めし、ノブボルトB1をねじ込んで移植機10の位置を固定する。その後、高畦4の一端部に走行車両15を乗り入れ、左側駆動輪18が高畦4の上面に、右側駆動輪17が畦谷部に接地され状態とする。すなわち機体は進行方向に対し右下がりに傾斜した状態となる。ここで、左側駆動輪18の中空軸32に設けたノブボルトB2を緩め、駆動軸16から左側駆動輪18を取り外す。その後、高畦上面に接地させるよう従動輪62を駆動軸16に取付け従動輪中空軸61に設けたノブボルトB4を締付け位置固定する。従動輪62は、車輪径の異なる複数の車輪を用意し、機体が略水平になるように選択する様にしても良い。そして移植機10の機体12上の鉢苗載置部21に、育苗を終えた連続鉢苗1の集合体6を納めた育苗箱(図示略)を載置し、モーター40を駆動させ、走行移植機10の機体12の後部を接地させながら、高畦4の上面に土付き苗3の植え付けを行う事ができる。 他の畦での移植作業については、基本的に同様の作業であり説明を省略する。
【0022】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、高畦等に移植作業を行う場合、駆動輪の走行する高さが異なる様な圃場においても、駆動輪の1輪を取外した後、機体の略水平を維持するよう従動輪又は補助輪を畦山部に接地させる事で、精度の高い移植作業ができ、そのため、圃場の形状や大きさの問題から畦の片側に畦谷部が形成できない様な圃場においても移植作業の効率が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態としての移植機の全体構造を示す平面図である。
【図2】第1の実施の形態としての移植機の全体構造を示す側面図である。
【図3】第1の実施の形態としての移植機の全体構造を示す正面図である。
【図4】機構部としての接地型移植機の植え付け機構を模式的に示す平面図である。
【図5】本移植機における駆動軸に対する一方の駆動輪取付構造を示す正面図である。
【図6】第1の実施の形態としての機体支持部を示す正面図である。
【図7】本移植機と走行車両の連結構造を示す断面図である。
【図8】第2の実施の形態としての移植機の全体構造を示す平面図である。
【図9】第2の実施の形態としての従動輪の取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
4 高畦
5 畦谷部
10 移植部機構部
12 移植機の機体
13 植付機構
15 走行車両(走行部)
16 駆動軸
17,18 駆動輪
31,32 中空軸
35 支持筒
36 ボックス(連結部材)
37 軸受
40 モータ(動力源)
52 補助輪
62 従動輪

Claims (2)

  1. 野菜苗の移植作業を行う機構部と畦を跨ぐように配置された左右2輪の駆動輪からなる走行部とを備え、前記機構部に設けた動力源の回転を前記走行部の駆動輪を接続する駆動軸に伝えて自走可能とした移植機であって、左右2輪の駆動輪が前記駆動軸に対し取外し可能にかつスライド可能に取付機構を備えた移植機において、前記左右2輪の駆動輪のどちらか一方に変えて、前記駆動軸に対し相対回転可能に、かつスライド可能に従動輪を取付けたことを特徴とする野菜苗移植機。
  2. 野菜苗の移植作業を行う機構部と畦を跨ぐように配置された左右2輪の駆動輪からなる走行部とを備え、前記機構部に設けた動力源の回転を前記走行部の駆動輪を接続する駆動軸に伝えて自走可能とした移植機であって、左右2輪の駆動輪が前記駆動軸に対し取外し可能にかつスライド可能に取付機構を備えた移植機において、前記左右2輪の駆動輪のどちらか一方に変えて、前記移植機の機構部または走行部に対上下方向に位置調整自在の従動輪である補助輪を取付け、前記従動輪である補助輪は、前記移植機の機体に対して回動自在かつ固定可能な補助輪支持アームによって前記移植機の機体に取付けられることを特徴とする野菜苗移植機。
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