JP4742543B2 - Dnaチップ装置 - Google Patents

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本発明は、ハイブリダイゼーション検出のための電気回路を備えたDNAチップ装置に係り、特に、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出し得るDNAチップ装置に関する。
近年、生物学、医学分野での遺伝子解析等において、特定の配列を有するDNAを検出するためのDNAチップが開発されている。この種のDNAチップにおいては、従来から電気化学的にチップ上でDNAを合成させるものがある。基板上でのDNAの合成方法は、例えば特許文献1に詳しい。
従来のDNAチップでは、検出用DNAと被検出用DNAをハイブリダイゼーションさせる反応場は、電極とRAM上の選択回路だけの単純な構成により実現されている。ここで、DNA配列のハイブリダイゼーション検出にはスキャナと呼ばれる装置が用いられる。スキャナでは、DNAに蛍光物質を付けたプローブの写真を撮影し、ハイブリダイゼーション検出を判断する。
しかしながら、蛍光物質を写真撮影する方法では大規模な専用の測定装置が必要である。また、蛍光の内部消光のために一定量以上の蛍光物質をプローブとして導入することは困難である、などの欠点も有している。
そこで、装置をコンパクト化するために、反応場においてハイブリッドDNAを検出可能とするリガンドと酵素との反応による2次電流を増幅し、その電流値を測定してハイブリダイゼーション検出を判断するための電気回路を備えたDNAチップの開発が進められている。
特表2000−514802号公報
しかしながら、従来のDNAチップでは、電気回路で発生するノイズが多いため、検出した電流値を正確に測定することが困難であり、ハイブリダイゼーション検出の判断が困難である。これに伴い、ハイブリッドDNAの生成量は検出精度が低い状況にある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出し得るDNAチップ装置を提供することを目的とする。
請求項1に対応する発明は、基板と、前記基板上に形成され、検出用DNA及び被検出用DNAを保持可能な電極と、前記基板表面に形成された複数のアナログ回路素子及び複数のデジタル回路素子からなり、前記電極上に前記検出用DNAを合成させるためのDNA合成用回路と、前記基板表面で前記DNA合成用回路とは異なる領域に形成された複数のアナログ回路素子及び複数のデジタル回路素子からなり、前記検出用DNAと前記被検出用DNAとによるハイブリダイゼーションに対応する電流を前記電極から検出するためのDNA検出用回路と、前記DNA合成用回路を構成するアナログ回路素子及び前記DNA検出用回路を構成するアナログ回路素子からなるアナログ回路領域と、前記DNA合成用回路を構成するデジタル回路素子及び前記DNA検出用回路を構成するデジタル回路素子からなるデジタル回路領域と、前記基板上に形成され、いずれかの前記各アナログ回路素子に個別に接続されたアナログ配線層と、前記基板上に形成され、いずれかの前記各デジタル回路素子に個別に接続されたデジタル配線層と、前記アナログ配線層と前記デジタル配線層との間に形成された接地配線層とを備え、前記アナログ回路領域と前記デジタル回路領域を分離して配置しており、前記各アナログ配線層、前記各デジタル配線層及び前記各接地配線層から構成される配線層は、当該配線層を構成するアナログ配線層またはデジタル配線層を当該配線層と隣接して配置された配線層と共有するDNAチップ装置である。
請求項2に対応する発明は、請求項1に記載のDNAチップ装置において、前記基板表面で1つ以上の前記各デジタル回路素子又は1つ以上の前記各アナログ回路素子を部分的に囲うように各々形成され、少なくとも隣接した回路素子をノイズから保護するための複数のガードリング層を備えたDNAチップ装置である。
請求項3に対応する発明は、請求項1に記載のDNAチップ装置において、前記各回路素子のうち、互いに隣接し且つ略同一寸法の回路素子同士は、互いに同一の長手方向を有する向きに配列され、及び/又は、互いに中間に位置する仮想軸を中心に軸対象となる位置に配列されたDNAチップ装置である。
請求項4に対応する発明は、請求項に記載のDNAチップ装置において、前記各回路素子のうち、互いに隣接し且つ略同一寸法の回路素子同士は、互いに同一の長手方向を有する向きに配列され、及び/又は、互いに中間に位置する仮想軸を中心に軸対象となる位置に配列されたDNAチップ装置である。
<作用>
従って、請求項1に対応する発明は以上のような手段を講じたことにより、DNA合成用回路及びDNA検出用回路において、デジタル回路領域とアナログ回路領域を分離して配置している。そのため、デジタル回路とアナログ回路との間のクロストークを減少させることができ、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出できるDNAチップ装置を提供することができる。また、請求項1に対応する発明は、各アナログ配線層と各デジタル配線層との間に接地配線層を備えたので、アナログ処理の電気信号とデジタル処理の電気信号がクロストークを起こそうとしても、接地配線層(グランド信号線)によりノイズが吸収される。そのため、基板上の電気回路においてアナログ信号とデジタル信号のクロストークを防ぐことが可能であり、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出できるDNAチップ装置を提供することができる。
請求項2に対応する発明は、ガードリング層により、回路素子の周囲をガードリングしている。そのため、請求項1に対応する作用に加え、DNAチップ内の各回路素子が互いに影響を及ぼす干渉効果を減少させることができるので、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出できるDNAチップ装置を提供することができる。
請求項3に対応する発明は、各回路素子のうち、互いに隣接し且つ略同一寸法の回路素子同士が、互いに同一の長手方向を有する向きに配列され、及び/又は、互いに中間に位置する仮想軸を中心に軸対称となる位置に配列されている。そのため、請求項1に対応する作用に加え、外部環境から受けるノイズに対する影響を統一しているので、ノイズの影響を最小限に抑えるようにDNAチップを使用することができる。これにより、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出できるDNAチップ装置を提供することができる。
請求項4に対応する発明は、各回路素子のうち、互いに隣接し且つ略同一寸法の回路素子同士が、互いに同一の長手方向を有する向きに配列され、及び/又は、互いに中間に位置する仮想軸を中心に軸対称となる位置に配列されている。そのため、請求項に対応する作用に加え、外部環境から受けるノイズに対する影響を統一しているので、ノイズの影響を最小限に抑えるようにDNAチップを使用することができる。これにより、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出できるDNAチップ装置を提供することができる。
以上説明したように本発明によれば、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出できるDNAチップ装置を提供できる。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係るDNAチップ装置の構成を示す模式図であり、図2及び図3は同装置における各ユニットセルの構成を示す模式図であって、図4乃至図6は基板の配線層の構成を示す模式図である。以下の説明は、同種の部分には同一の符号を付して重複した記載を省略する。
このDNAチップ装置10は、複数のユニットセル20、入力制御部30及び出力制御部40が基板50上に形成されている。
ここで、ユニットセル20は、図2に示すように、基板50上に形成された電極21、検出用DNA合成部(DNA合成用回路)22及びハイブリッドDNA検出部(DNA検出用回路)23とそれらを接続する配線層60を備えている。
電極21は表面上にあらかじめ核酸を配置しており、検出用DNA合成部22から電流が入力されると、核酸から検出用DNAを合成する。また、電極21は、合成された検出用DNAと被検出用DNAのハイブリダイゼーションによるハイブリッドDNAを検出可能とするリガンドと酵素との反応による2次電流をハイブリッドDNA検出部23へ出力する。
検出用DNA合成部22は、入力制御部30から電流が入力されると、電極21上にあらかじめ配置された核酸から検出用DNAを合成させる機能を有し、図3に示すように、電極21上に検出用DNAを合成させるための複数のアナログ回路素子及び複数のデジタル回路素子からなる複数の合成用回路ブロック22a〜22cを備えている。ここで、各合成用回路ブロック22a〜22cは、各回路素子が個別に配線層60に接続されている。なお、検出用DNA合成部22は、例えば特許文献1の第50頁に記載の「ハイブリッドデジタル/アナログの超大規模集積回路(VLSI)」等のように、半導体の集積回路技術によって形成可能となっている。
ハイブリッドDNA検出部23は、電極21からリガンドと酵素との反応による2次電流を検出し、出力制御部40へ出力する機能を有し、検出用DNAと被検出用DNAとによるハイブリダイゼーションに対応する電流を電極21から検出するための複数のアナログ回路素子及び複数のデジタル回路素子からなる複数の検出用回路ブロック23a〜23cを備えている。ここで、各検出用回路ブロック23a〜23cは、各回路素子が個別に配線層60に接続されている。なお、ハイブリッドDNA検出部23は、例えば、DNAをインターカレータを介して電気化学的に検出する技術に基づき実現可能であり、具体的には例えばTUMジーン(旧名:TUM研究所)が完成させたECA(Electronic Chemical Array)チップ」等によって実現可能となっている。なお、ハイブリッドDNA検出部23は、インターカレータによる検出技術に限らず、DNAを電気化学的に検出する技術であれば、任意の技術を用いて実現可能なことは言うまでもない。
入力制御部30は、複数のユニットセル20のうち選択したユニットセルの検出用DNA合成部22に電流を入力する
出力制御部40は、ユニットセル20のハイブリッドDNA検出部23において検出された2次電流を出力制御する。
基板50は、DNAチップ装置10を構成する電気回路の基板であって、例えばチップ形状の半導体材料が使用可能となっている。
配線層60は、基板50上の電気・電子回路素子間を相互に接続する。ここでは、図4に示すように、各部22,23のいずれかの各アナログ回路素子に個別に接続されたアナログ配線層61と、各部22,23のいずれかの各デジタル回路素子に個別に接続されたデジタル配線層62に分離して構成している。アナログ配線層61とデジタル配線層62の間にはグランド(接地)配線層63を挿入している。また、このグランド配線層63は接地してあり、必要により各部22,23に個別に接続されている。
なお、配線層60は、図4に示すように、アナログ配線層61とデジタル配線層62との間にグランド配線層63が配置されていれば、任意の形態で実装可能となっている。例えば、配線層60は、図5に示すように、1種類の配線層(この例ではデジタル配線層62)を共有する形態としてもよい。また、配線層60は、図6に示すように、同一種類の配線層(この例ではデジタル配線層62)が隣接して配置された形態としてもよい。いずれにしても、アナログ配線層61とデジタル配線層62との間にグランド配線層63が配置されていることに変わりはないからである。
次に、以上のように構成されたDNAチップ装置の動作を説明する。
始めに、図示しない制御部は、図7に示すように、基板50の上の複数のユニットセルのうち検出用DNAを合成させるユニットセル20を選択し、その結果を入力制御部30に入力する(s1)。入力制御部30は、選択したユニットセル20の検出用DNA合成部22に電流を入力する(s2)。検出用DNA合成部22は、入力された電流により、電極21の上にあらかじめ配置された核酸から検出用DNAを合成する(s3)。このDNA合成の方法については、例えば特許文献1の第45〜47頁に記載の「合成工程」に詳しい。
次に、この電極21の上の検出用DNAと、あらかじめ特定の酵素と反応するリガンドに浸しておいた被検出用DNAをハイブリダイゼーションさせる。これを洗浄すると、リガンドによりハイブリットDNAだけが電極21の上に残る。これに酵素を反応させると数10pA程度の微小な2次電流が生じる。この2次電流をハイブリッドDNA検出部23で検出し(s4)、出力制御部40に出力する(s5)。これにより2次電流の電流値から、ハイブリッドDNAの生成量を図示しない測定部で測定する(s6)。
これにより、DNAチップ装置10は、特定の配列を有するDNAを検出する。ここで、DNAチップ装置10では、アナログ配送線61とデジタル配線層62の間にグランド配線層63を挿入している。そのため、アナログ処理の電気信号とデジタル処理の電気信号がクロストークを起こそうとしても、グランド配線層63によりノイズが吸収される。従って、アナログ処理の電気信号とデジタル処理の電気信号のクロストークを防ぐことができる。
上述したように本実施形態によれば、アナログ配線層61とデジタル配線層62との間にグランド配線層63を備えた構成により、基板50の上の電気回路においてアナログ信号とデジタル信号のクロストークを防ぐことができるので、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出できるDNAチップ装置10を提供することができる。
詳しくは、DNA検出時の数10pA程度の微小な電流信号を検出する際に、スイッチ切替などのデジタル信号により生じたスパイクノイズがアナログ信号に伝搬せず、途中のグランド配線層63に吸収される。このように、微小なアナログ信号に、デジタル信号のノイズが重畳しないので、DNAの検出精度を向上することができる。
併せて、検出される電流値のばらつきが少なくなることにより、電極21の歩留りが改善されてくるので、DNAチップ装置10におけるユニットセル20の歩留りを改善することが可能となる。
<第2の実施形態>
図8は本発明の第2の実施形態に係るDNAチップ装置内の回路素子の一例を示す模式図である。
本実施形態は、例えばデジタル回路素子が生じるノイズからアナログ回路素子を保護するものであり、具体的には、DNAチップ装置内の電気回路で使用される回路素子の周囲にガードリング層を備えている。ここでは簡単のために2つのトランジスタを例にとって説明するが、本実施形態は、回路素子がトランジスタに限定されるものではなく、回路素子も2つに限定されるものでもない。同様に、n型、p型といった導電型は一例であり、両者を反転させても良いことは言うまでもない。
回路素子70は、前述した各回路ブロック22a〜22c,23a〜23cを構成する各回路素子のうち、任意の2つのトランジスタ素子に対応する。回路素子70は、n型のシリコン基板71の上にp型ウェル層72が形成され、p型ウェル層72上に、トランジスタ73a,73bを形成するためのn型ウェル層74a,74bが選択的に形成されている。2つのトランジスタ73a,73bの間には、p型ウェル層72が露出している。p型ウェル層72表面の一部には、各トランジスタ73a,73bのn型ウェル層74a,74bを部分的に囲うように、n型のガードリング層75が形成されている。
ガードリング層75は1つの回路素子毎に周囲を囲むように形成してもよく、複数の回路素子からなる回路ブロック毎に周囲を囲むように形成してもよい。但し、ガードリング層75は、少なくとも隣接したアナログ回路素子をノイズから保護する観点から、アナログ回路素子とデジタル回路素子とを一緒には囲わずに別々に囲うように配置される。また、ガードリング層75は、他のガードリング層を囲むように2重、3重…に形成してもよい。同様に、ガードリング層75は、ユニットセル20の周囲を囲むように形成してもよい。
なお、ガードリング層75は、図示しない直流電源ライン(VDD:最も高い電位の電源ライン)の配線層に接続され、各トランジスタ73a,73b間のノイズ(交流電流)を直流電源を介して外部に流出させるためのものである。なお、ガードリング層は、p型層の場合、VSS(最も低い電位の電源ライン)に接続される。
トランジスタ73aでは、n型ウェル層74a上にゲート電極76aが形成され、ゲート電極76aを挟むように、n型ウェル層74a表面にp型ソース層77a及びp型ドレイン層78aが選択的に形成されている。p型ソース層77a上にはソース電極が形成されている。p型ドレイン層78aにはドレイン電極が形成されている。
同様にトランジスタ73bでは、n型ウェル層74b上にゲート電極76bが形成され、ゲート電極76bを挟むように、n型ウェル層74b表面にp型ソース層77b及びp型ドレイン層78bが選択的に形成されている。p型ソース層77b上にはソース電極が形成されている。p型ドレイン層78bにはドレイン電極が形成されている。
次に、以上のように構成された回路素子70の作用を説明する。DNAチップ装置10の動作については、第1の実施形態と同様であるので、ここではDNAチップ装置内の電気回路で使用される回路素子の構成について説明する。
仮に、図9に示すように、トランジスタ73aと73bの間にガードリング層75が存在しないとする。このとき、トランジスタ73aで生じたノイズが大きいと、ノイズは、n型ウェル層74aを通過してp型ウェル層72まで到達してしまう。この場合、ノイズはP型ウェル72内を伝達可能となる。そして、ノイズの一部は、隣接するn型ウェル層74bを通過してトランジスタ73bまで到達することがある。
特に、隣接するトランジスタに向かうx方向に伝搬する経路p1の方が、隣接するトランジスタに向かう方向に垂直なy方向に伝搬してp型ウェル層72をx方向に伝搬し再度y方向に伝搬する経路p2より、距離が短くなるためノイズが到達する確率が高くなる。
そこで、本実施形態にかかる回路素子70は、経路p1の部分にガードリング層75を形成して、経路p1を伝搬するノイズを流出させている。
上述したように本実施形態によれば、ガードリング層75により各回路素子を囲む構成にしたので、DNAチップ装置10内の各回路素子が互いに影響を及ぼす干渉効果を減少させ、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出できるDNAチップ装置を提供することができる。併せて、DNAチップ10におけるユニットセル20の歩留りを改善することが可能となる。
<第3の実施形態>
図10は本発明の第3の実施形態に係るDNAチップ装置を構成する電気回路素子の配列の一例を示す模式図である。
本実施形態は、各回路素子における外乱から受ける影響の均一化を図るものであり、具体的には、DNAチップ装置10内の各回路素子の配列方向を揃えるとともに、対称配列にした構成となっている。ここでは簡単のために2つの回路素子を例にとって説明するが、本実施形態にかかる発明は、2つの回路素子に限定されるものではない。なお、ここでいう2つの回路素子c1,c2とは、互いに同じ機能を有する各回路素子であり、これを形式的に定義する観点から、互いに隣接し且つ略同一寸法の回路素子同士としている。
ここで、2つの回路素子c1,c2は、互いに同一の長手方向Diを有する向きに配列されている。例えば回路素子c1,c2がトランジスタ素子の場合、図11に示すように、ソースS・ドレインD間を結ぶ長手方向が互いに同一方向となるように配列される。この場合、ソース配線層64s、ドレイン配線層64d及びゲート配線層64gもそれぞれ長手方向が互いに同一方向に配列されている。すなわち、回路素子の配線層64s〜64gの配線パターンが同一の長手方向又は軸対称に形成されるようにしてもよい。
以上のような構成によれば、配列の違いにより、例えば図12(a)に示すように、2つの回路素子c1,c2の配列を揃えた場合と、図12(b)に示す如き、配列を揃えていない場合とでは、回路素子c1,c2が外部電場Eから受ける影響が異なる。仮に、2つの回路素子c1,c2の配列が揃っていれば、回路素子c1とc2には外部電場E等のノイズに対して同じような作用が働く。また、2つの回路素子c1,c2の配列が揃っていなければ、回路素子c1,c2にはノイズに対して異なった作用が働くことになる。すなわち、回路素子の配列を揃えた場合(図12(a))は配列を揃えていない場合(図12(b))に比べ、外部電場Eから受ける影響を統一することができる。
具体的には、2つの回路素子c1,c2からなる回路が外部電場Eにより影響を受け、ノイズを生じさせる場合、2つの回路素子c1,c2からなる回路が、外部電場Eから受ける影響は、各回路素子c1,c2が受ける影響の和である。そのため、回路素子の配列を揃えた場合(図12(a)))は配列を揃えていない場合(図12(b))に比べ、外部電場Eから強く影響を受ける場合はより強くなる。逆に、外部電場Eから弱く影響を受ける場合はより弱くなる。すなわち、回路素子の配列を揃えることにより、外部電場Eの影響を小さくしてDNAチップ装置10を使用することが可能となる。
そこで、本実施形態では、2つの回路素子c1,c2の配列を揃えることで、外部電場Eから受ける影響を統一させている。これにより、外部電場Eの影響を最小限に抑えるようにDNAチップ装置10を使用できる。
また、同様の理由で、図13及び図14に示すように、同一機能を有する回路を構成する回路素子を、互いに中間に位置する仮想軸Axを中心に軸対称となる位置に配列している。図13〜図15において、2つの回路素子c1,c2からなる回路e1,e2の配列が軸対称になっている場合(図13,図14)と、軸対称になっていない場合(図15)では、外部電場Eから受ける影響が異なってくる。そのため、回路e1,e2に、外部電場Eに対して同じような作用が働くように対称配列にしている。これにより、外部電場Eから受ける影響を統一させており、外部電場Eの影響を最小限に抑えるようにDNAチップ装置10を使用できる。
なお、ここでは、外部から受けるノイズとして電場を例にとって説明したが、電場に限られるものではないことは言うまでもない。
上述した本実施形態によれば、DNAチップ装置10内の電気回路で使用される複数の電気回路素子の配列方向を揃えるとともに、対称配列にした構成により、外部環境から受けるノイズに対する影響を統一しているので、ノイズの影響を最小限に抑えるようにDNAチップを使用することができる。そのため、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出できるDNAチップを提供することができる。併せて、DNAチップ装置10におけるユニットセル20の歩留りを改善することが可能となる。
<第4の実施形態>
図16及び図17は本発明の第4の実施形態に係るDNAチップ装置の各ユニットセルを構成する電気回路の構成を示す模式図である。
本実施形態は、DNAチップ装置を構成するユニットセルで使用される電気回路をアナログとデジタルの処理機能に分けて配列している。
ユニットセル20を構成する電気回路は、各アナログ回路素子からなるアナログ回路領域81と、各デジタル回路領域からなるデジタル回路領域82から構成される。また、ユニットセル20では、アナログ回路領域81とデジタル回路領域82を分離して配置している。
ここで、アナログ回路領域81は、検出用DNA合成部22の各アナログ回路素子からなるアナログ回路領域22Aと、ハイブリッドDNA検出部23の各アナログ回路素子からなるアナログ回路領域23Aとからなる全体のアナログ回路領域である。
デジタル回路領域82は、検出用DNA合成部22の各デジタル回路素子からなるデジタル回路領域22Dと、ハイブリッドDNA検出部23の各デジタル回路素子からなるデジタル回路領域23Dとからなる全体のデジタル回路領域である。 なお、検出用DNA合成部22は、例えば、前述した如きハイブリッドデジタル/アナログの超大規模集積回路(VLSI)を形成する各アナログ回路素子と各デジタル素子とが分離されて構成されるので、図17に示すように、デジタル回路領域22Dとアナログ回路領域22Aとの間を各種信号が往復しながら合成処理を実行する。
同様に、ハイブリッドDNA検出部23は、例えば、前述した如きエレクトロニック・ケミカル・アレイ(ECA)を形成する各アナログ回路素子と各デジタル素子とが分離されて構成されるので、図17に示すように、アナログ回路領域23Aとデジタル回路領域23Dとの間を各種信号が往復しながら検出処理を実行する。
ガードリング層83は、信号処理をするための一部の空間(配線領域)r1を除き、アナログ回路領域81とデジタル回路領域82をそれぞれガードリングしている。
次に、以上のように構成されたDNAチップ装置の作用を説明する。DNAチップ装置の動作については、第1の実施形態と同様であるので、ここではDNAチップ装置内の電気回路で使用される回路の配置について説明する。
アナログ回路領域81とデジタル回路領域82とは分離して構成されている。これにより、例えば、デジタル回路領域82で発生したクロックノイズが、アナログ回路領域81に伝搬して悪影響を与えるクロストークを抑えることができる。同様に、アナログ回路領域81で発生したノイズにより、デジタル回路領域82に影響を及ぼすことを防いでいる。
上述したように本実施形態によれば、アナログ回路領域81とデジタル回路領域82とを分離した構成により、電気回路間のクロストークを防いでいるので、ハイブリッドDNAの生成量を高精度に検出できるDNAチップ装置を提供できる。併せて、DNAチップ装置10におけるユニットセル20の歩留りを改善することが可能となる。
<第5の実施形態>
図18は本発明の第5の実施形態に係るDNAチップ装置のユニットセルの構成を示す模式図である。
本実施形態は、第1〜第4の実施形態を組み合わせた例であり、具体的には例えば第1の実施形態の配線層60が、第4の実施形態のアナログ回路領域22A,23A及びデジタル回路領域22D,23Dに接続されている。
各アナログ回路領域22A,23Aは、合成用回路ブロック22c’及び検出用回路ブロック23a’がそれぞれ各アナログ回路素子が集積されてなり、各アナログ回路素子が軸対称又は一定方向に配列されており、且つガードリング層75で囲まれた構成となっている。
同様に、各デジタル回路領域22D,23Dは、合成用回路ブロック 22a’,22b’及び検出用回路ブロック23b’,23c’がそれぞれ各デジタル回路素子が集積されてなり、各デジタル回路素子が軸対称又は一定方向に配列されており、且つガードリング層75で囲まれた構成となっている。
以上のような構成によれば、第1〜第4の実施形態の効果を同時に得ることができる。また、本実施形態は、第1〜第4の実施形態を全て組み合わせた場合を述べたが、これに限らず、第1〜第4の実施形態のうち、任意の2つ又は3つの各実施形態を組み合わせた構成としても、同様に、組合せに係る各実施形態の効果を同時に得ることができる。
なお、本願発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るDNAチップ装置の構成を示す模式図である。 同実施形態における各ユニットセルの構成を示す模式図である。 同実施形態における各ユニットセルの構成を示す模式図である。 同実施形態における基板の配線層の構成を示す模式図である。 同実施形態における基板の配線層の構成を示す模式図である。 同実施形態における基板の配線層の構成を示す模式図である。 同実施形態におけるDNAチップ装置の動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るDNAチップ装置内の回路素子の一例を示す模式図である。 同実施形態における回路素子の作用を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るDNAチップ装置を構成する電気回路素子の配列の一例を示す模式図である。 同実施形態における配列の一例を具体的に示す模式図である。 同実施形態における配列による作用を説明するための図である。 同実施形態における配列による作用を説明するための図である。 同実施形態における配列による作用を説明するための図である。 同実施形態における配列による作用を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態に係るDNAチップ装置の各ユニットセルを構成する電気回路の構成を示す模式図である。 同実施形態における各ユニットセルを構成する電気回路の構成を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態に係るDNAチップ装置の各ユニットセルを構成する電気回路の構成を示す模式図である。
符号の説明
10・・・DNAチップ、20・・・ユニットセル、21…電極、22…検出用DNA合成部、22a〜22c,22a’〜22c’…合成用回路ブロック、22A,23A,81…アナログ回路領域、22D,23D,82…デジタル回路領域、23…ハイブリッドDNA検出部、23a〜23c,23a’〜23c’…合成用回路ブロック、30…入力制御部、40…出力制御部、50・・・基板、60・・・配線層、61…アナログ配線層、62…デジタル配線層、63…グランド配線層、64s…ソース配線層、64d…ドレイン配線層、64g…ゲート配線層、70・・・回路素子、71・・・シリコン基板、72・・・p型ウェル、73a,73b・・・トランジスタ、74a,74b・・・n型ウェル層、75・・・ガードリング層、76a,76b・・・ゲート電極、77a,77b・・・p型ソース層、78a,78b・・・p型ドレイン層、c1,c2…回路素子、Di…長手方向、E…外部電場、Ax…仮想軸、e1,e2…回路、r1…空間。

Claims (4)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成され、検出用DNA及び被検出用DNAを保持可能な電極と、
    前記基板表面に形成された複数のアナログ回路素子及び複数のデジタル回路素子からなり、前記電極上に前記検出用DNAを合成させるためのDNA合成用回路と、
    前記基板表面で前記DNA合成用回路とは異なる領域に形成された複数のアナログ回路素子及び複数のデジタル回路素子からなり、前記検出用DNAと前記被検出用DNAとによるハイブリダイゼーションに対応する電流を前記電極から検出するためのDNA検出用回路と、
    前記DNA合成用回路を構成するアナログ回路素子及び前記DNA検出用回路を構成するアナログ回路素子からなるアナログ回路領域と、
    前記DNA合成用回路を構成するデジタル回路素子及び前記DNA検出用回路を構成するデジタル回路素子からなるデジタル回路領域と
    前記基板上に形成され、いずれかの前記各アナログ回路素子に個別に接続された複数のアナログ配線層と、
    前記基板上に形成され、いずれかの前記各デジタル回路素子に個別に接続された複数のデジタル配線層と、
    前記各アナログ配線層と前記各デジタル配線層との間に形成された複数の接地配線層と
    を備え、
    前記アナログ回路領域と前記デジタル回路領域を分離して配置しており、
    前記各アナログ配線層、前記各デジタル配線層及び前記各接地配線層から構成される配線層は、当該配線層を構成するアナログ配線層またはデジタル配線層を当該配線層と隣接して配置された配線層と共有する
    ことを特徴とするDNAチップ装置。
  2. 請求項に記載のDNAチップ装置において、
    前記基板表面で1つ以上の前記各デジタル回路素子又は1つ以上の前記各アナログ回路素子を部分的に囲うように各々形成され、少なくとも隣接した回路素子をノイズから保護するための複数のガードリング層を備えたことを特徴とするDNAチップ装置。
  3. 請求項に記載のDNAチップ装置において、
    前記各回路素子のうち、互いに隣接し且つ略同一寸法の回路素子同士は、互いに同一の長手方向を有する向きに配列され、及び/又は、互いに中間に位置する仮想軸を中心に軸対象となる位置に配列されたことを特徴とするDNAチップ装置。
  4. 請求項に記載のDNAチップ装置において、
    前記各回路素子のうち、互いに隣接し且つ略同一寸法の回路素子同士は、互いに同一の長手方向を有する向きに配列され、及び/又は、互いに中間に位置する仮想軸を中心に軸対象となる位置に配列されたことを特徴とするDNAチップ装置。
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