JP4994365B2 - ホール素子及び磁気センサ - Google Patents

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Description

本発明は、ホール素子及び磁気センサに関し、より詳細には、p型のシリコンからなるp型半導体基板層の表面にn型不純物領域を設け、このn型不純物領域が感磁部として機能するホール素子及びそのホール素子を用いた磁気センサに関する。特に、方位角センサに用いられるものである。
従来から地磁気を検出して方位を求める方位角センサは、微小な地磁気を検出するために感度の高いホール素子が採用されてきた。この種のホール素子としては、基板表面(チップ面)に対して垂直な磁界成分を検出する従来良く知られているホール素子と、基板表面(チップ面)に水平な磁界成分を検出する縦型ホール素子とがある。
図1は、従来の縦型ホール素子を説明するための構成図である。この縦型ホール素子は、特許文献1に記載されているもので、p型のシリコンからなる半導体基板層11と、基板表面にn型の導電型不純物が導入されて拡散層(ウェル)として形成されたn型の半導体領域(nウェル)12とを備えている。また、この半導体領域12に隣接してホール素子を他のホール素子と素子分離するためのp型拡散層(pウェル)14が設けられていて、このp型拡散層14は、半導体基板層11に囲繞されるように形成されている。
また、この半導体領域12の不純物濃度が低く(薄く)なるほど、同領域におけるキャリア移動度は大きくなるため、磁気検出素子としての感度を上げるためには、すなわち、出力電圧として大きな電圧を得るためには、この半導体領域12の不純物濃度を低く(薄く)することが望ましい。そのために、半導体領域12の不純物濃度は、例えば、1.0×1014/cm〜1.0×1017/cmに設定されている。
そして、半導体領域12の表面においてこの拡散層14にて囲まれる領域(活性領域)には、同表面の不純物濃度(n型)が選択的に高められるようにコンタクト領域(n+拡散層)13a,13d,13eが設けられている。
特開2005−333103号公報
これまでに開発されてきた方位角センサは、いずれも磁気抵抗素子やフラックスゲートなどホール効果とは別の原理に基づいてもので、信号処理チップと方位角センサは、別置きの構成を採らざるを得なかったため、その構成が煩雑であった。そこで、Siモノリシックな方位角センサの開発が望まれていたが、Siホール素子の感度の低さからくるS/N比の不足が実用を阻んでいたという現状がある。
図1に示した従来のホール素子は、半導体基板層11の表面にn型の導電型不純物を添加、拡散して半導体領域12を拡散層(ウェル)として形成し、単一の導電型からなる基板層についてもこれをホール素子の半導体基板層として採用することができるようになり、ホール素子の形成に用いる基板層の選択自由度が高められるという効果を奏するものである。
しかしながら、本願発明のように、濃度が薄いnウェルを適切な範囲で用いることにより、高感度でかつ電流当たりのS/N比の向上に資するホール素子を実現し、また、高耐圧でかつ高信頼性を有するホール素子が実現するには依然として問題が残されていた。さらに、感磁部の周辺の接合容量を減少させて、カップリングによるノイズの影響を受けづらくするという工夫はなされていなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、濃度が薄いnウェルを適切な範囲に限定することにより、高感度でかつ電流当たりのS/N比の向上に資するようなホール素子及び磁気センサを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、p型半導体基板層の表面にn型不純物領域を設け、該n型不純物領域が感磁部として機能する、前記p型半導体基板層に対して垂直な磁界成分を検出するホール素子において、前記n型不純物領域の表面にp型不純物領域を設けるとともに、前記n型不純物領域が、前記p型半導体基板層のp型基板領域で囲まれており、前記n型不純物領域の表面の不純物濃度Nが、1×1016(atoms/cm)≦N≦3×1016(atoms/cm)であり、かつ前記n型不純物領域の表面から前記n型不純物領域の表面の不純物濃度が一桁下がる深さまでの分布深さDが、3.0μm≦D≦5.0μmであることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記p型基板領域が、前記p型半導体基板層と同じ抵抗率を有していることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のホール素子を半導体基板上に複数個設け、該ホール素子上に磁気収束機能を有する磁性体を設けたことを特徴とする磁気センサである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の磁気センサを用いたことを特徴とする方位計測装置である。
本発明によれば、n型不純物領域の表面にp型不純物領域を設けるとともに、n型不純物領域が、p型半導体基板層のp型基板領域で囲まれているようにしたので、濃度が薄いnウェルを適切な範囲に限定することにより、高感度でかつ電流当たりのS/N比の向上に資するホール素子を実現するとともに、高耐圧でかつ高信頼性を有するホール素子が実現できるという効果を奏する。
また、p型基板領域に感磁部が囲まれるように構成されているため、高耐圧でかつ高信頼性を有するホール素子が実現できるばかりでなく、感磁部の周辺の接合容量が減少するため、カップリングによるノイズの影響を受けづらいという効果を奏する。
従来の縦型ホール素子を説明するための構成図である。 本発明のホール素子の実施例1を説明するための構成図で、(a)は上面図、(b)は(a)のA−B線断面図である。 本発明のホール素子の抵抗値と磁気感度の関係を示す図である。 本発明のホール素子におけるn型不純物領域の不純物濃度の分布深さを説明するためのグラフを示す図である。 本発明のホール素子におけるn型不純物領域の不純物濃度の分布深さと比較するための従来のホール素子における不純物濃度の分布深さを説明するためのグラフを示す図(その1)である。 本発明のホール素子におけるn型不純物領域の不純物濃度の分布深さと比較するための従来のホール素子における不純物濃度の分布深さを説明するためのグラフを示す図(その2)である。 本発明のホール素子の実施例2を説明するための構成図である。 本発明のホール素子を磁気センサに適用した場合を示す図である。 図8に示した磁気センサコアの動作原理を説明するための図である。 図8に示した方位角センサを用いた方位角計測装置の回路ブロック図である。 (a)乃至(d)は、図10に示した方位角計測装置の回路に用いられるオフセットキャンセルの方法を説明するための図である。 図10に示した回路ブロック図の動作を説明するためのS/N測定シーケンスの一例を示す図である。 図8に示した方位角センサとして実用的なホール素子の抵抗値を示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図2(a),(b)は、本発明のホール素子の実施例1を説明するための構成図で、図2(a)は上面図、図2(b)は、図2(a)のA−B線断面図である。図中符号21はp型半導体基板層、21aはp型基板領域、22はn型不純物領域(nウェル)、23はp型不純物領域(p+拡散層)、24はn型領域(n+拡散層)、25はp型領域(p+拡散層)、26は感磁部、27は電極を示している。
本発明のホール素子は、p型のシリコンからなるp型半導体基板層21と、このp型半導体基板層21の表面に設けられたn型不純物領域22を備えている。そして、このn型不純物領域22は感磁部26として機能するものである。
また、n型不純物領域22の表面には、p型不純物領域23が設けられ、このp型不純物領域23の側部にはn型領域24が設けられている。また、n型不純物領域22の周辺には、p型半導体基板層21と同じ抵抗率を有するp型基板領域21aが配置されている。
p型基板領域21aに感磁部が囲まれるように構成されていることは、2つの優位性を有する。その一つは、pウェルよりも不純物濃度が低いp型基板領域21aで囲まれることにより、横方向の空乏層の広がりが大きくなるため、p型基板領域21aとnウェル領域22の間の耐圧が向上し、高耐圧でかつ高信頼性を有するホール素子が実現できる。もう一つは、感磁部の周辺の接合容量が減少するため、容量を通して周辺からカップリングするノイズの影響を受けづらいという利点を有する。このp型基板領域21aの表面にはp型領域(p+拡散層)25が設けられており、基板電位を決定する。
感磁部26として機能するn型不純物領域22の不純物濃度Nは、1×1016(atoms/cm)≦N≦3×1016(atoms/cm)であることが好ましく、不純物濃度の分布深さDは、3.0μm≦D≦5.0μmであることが好ましい。このように、上述した特許文献1に記載されたホール素子における半導体領域12の不純物濃度が、1.0×1014/cm〜1.0×1017/cmであるのに対して、本発明におけるn型不純物領域22の不純物濃度Nを、1×1016(atoms/cm)≦N≦3×1016(atoms/cm)としたので、従来のものよりも薄いnウェル濃度の適切な範囲が限定されたホール素子を実現することができる。
次に、その根拠を図3に基づいて説明する。
図3は、本発明のホール素子の抵抗値と磁気感度の関係を示す図で、低濃度のnウェルが感度上昇に及ぼす影響を示すグラフを示している。図中の実線丸印がクロス型、破線丸印が角型のホール素子を示し、右上の丸印が本発明のホール素子、左下の丸印がノーマルなホール素子を示している。ホール素子は、一定電流で駆動されており、磁気感度は単位電流、単位磁場当たりの出力電圧で表されている。より理解しやすくするために、数値を表1に示す。この表1は、本発明のホール素子の抵抗値と磁気感度をまとめた表である。
Figure 0004994365
この図3及び表1によれば、クロス型のノーマルなホール素子の抵抗値が約2.0kΩで、感度が約0.095(mV/mT)であるのに対して、クロス型の本発明のホール素子の抵抗値が約4.30kΩで、感度が約0.25(mV/mT)である。ホール素子の理論によれば、一定電流で駆動されたホール素子の磁気感度はその抵抗値に比例するが、これら2つのホール素子を比較すると、抵抗値が4.30/2.0=2.15倍に上昇している一方、磁気感度は0.25/0.095=2.63倍に上昇している。低濃度のnウェルを備えた本発明のホール素子の方が、理論値以上に感度が上昇していることが分かる。適切な信号処理を行えば、ホール素子のフリッカーノイズは除去でき、熱雑音が支配的となる。熱雑音は抵抗値の1/2乗に比例することが理論的に知られている。
これら2つのホール素子を比較すると、抵抗値は2.15倍上昇しているので、熱雑音は√(2.15)倍に上昇するが、感度は2.63倍に上昇しているので、S/N比でいえば2.63/√(2.15)=1.79倍向上することになる。ホール素子の理論の教えるところに従えば、S/N比は2.0/√(2.15)=1.36倍の向上が予想されるが、本発明のホール素子ではそれ以上の向上が見られることがわかる。角型のホール素子においても、程度の違いはあるが同様な効果が見られる。
このような効果は、本発明の低濃度nウェルを用いたホール素子で顕著である。その証拠は、ノーマルなホール素子のクロス型と角型を比較してみるとよく理解できる。ノーマルなクロス型ホール素子の抵抗値は、角型の抵抗値の約1.8倍なのに対して、磁気感度は0.095/0.053=1.79倍となっており、ほぼ抵抗値倍されていることがわかる。
図4は、本発明のホール素子におけるn型不純物領域の不純物濃度の分布深さを説明するためのグラフを示す図である。ホール素子の感磁部26をSIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry)分析の結果(燐(P)濃度)を示している。深さDは、不純物濃度Nが一桁下がる点、つまり、1.5×1015から1.5×1016で定義してある。本発明においては、不純物濃度の分布深さDは、3.0μm≦D≦5.0μmの範囲が好ましい。
図5及び図6は、本発明のホール素子におけるn型不純物領域の不純物濃度の分布深さと比較するための従来のホール素子における不純物濃度の分布深さを説明するためのグラフを示す図である。ホール素子の感磁部をSIMS分析の結果(燐(P)濃度)を示している。
図5においては、深さDは、不純物濃度Nが一桁下がる点、つまり、3.5×1015から3.5×1016で定義してある。この場合、深さが3.7μmにおける不純物濃度Nは3.5×1015を示している。また、図6においては、深さDは、不純物濃度Nが一桁下がる点、つまり、7×1015から7×1016で定義してある。この場合、深さが1.8μmにおける不純物濃度Nは7×1015を示している。
このように、図3に示した本発明においては、この場合、深さが3.7μmにおける不純物濃度Nは1.5×1015を示しているように、図5及び図6と比較して、感磁部がさらに低濃度で実現されていることが分かる。この濃度領域では、上述したように、抵抗値の上昇以上に磁気感度が上昇するという効果が顕著であり、更に薄い濃度では効果はより一層大きいと考えられるが、抵抗値の上昇をもたらす。方位計測装置の実用的な観点から、抵抗値には制限がある。これは後述の実施例2においても説明してあるが、抵抗値Rの好適な範囲は、1kΩ≦R≦5.3kΩであることを我々は見出している。ホール素子の抵抗値は、nウェルの濃度を不純物の深さで決定される。薄い濃度であっても、深さが深ければ抵抗値を下げることは可能であるが、高エネルギーのインプラント等特殊なプロセスを要求することになる。
本発明では、このような特殊プロセスを使用せず、方位計測装置として実用的かつ磁気感度上昇効果が大きなホール素子を実現するという観点から、濃度範囲を1×1016(atoms/cm)≦N≦3×1016(atoms/cm)、不純物濃度の分布深さDは、3.0μm≦D≦5.0μmとした。上述したように、ノーマルなnウェルの濃度領域である3.5×1015では抵抗値の上昇以上に磁気感度が上昇するという効果は見られない。
また、S/N比を向上のためにp+拡散層23をnウェル22上に形成することによりS/N比を改善することができる。p+拡散層の存在により、nウェルとの界面に空乏層が形成され、ホール素子のキャリアは欠陥の多い界面を避けて流れるようになり、キャリアの散乱ならびに再結合によるノイズが抑制される効果があるためである。
図7は、本発明のホール素子の実施例2を説明するための構成図で、図2(a)のA−B線断面図である。図中符号28は空乏層、C1,C2,C3は接合容量を示している。なお、その他の符号は、図2(b)に示したものと同じである。
この実施例2においては、n型不純物領域22とp型半導体基板層21との界面には、空乏層28の幅の大きな領域が設けられている。つまり、低濃度のp型半導体基板層21と低濃度のnウェル22との界面での空乏層幅を大きくしているため、接合容量C1,C2,C3が減少して、p型半導体基板層21からのカップリングノイズが減少し、S/N比が改善されている。また、耐圧向上による高信頼性が得られ、S/N比の向上のためにホール素子の印加電圧をチャージポンプなどで昇圧することも可能になる。このように、接合容量の減少によりp型半導体基板層21からのカップリングノイズの回り込みが少なくなって感度が上昇する。
図8は、本発明のホール素子を磁気センサに適用した場合を示す図で、Siモノリシックな方位角センサのコア部分を示している。図中符号31a乃至31hはクロス型のホール素子、32は磁性体、33は配線パターンを示している。なお、図中の矢印が電流方向を示している。
ホール素子31a乃至31hを半導体基板上に複数個設け、このホール素子31a乃至31h上に磁気収束機能を有する円形の磁性体32(以下、磁気収束板と称する)が設けられている。つまり、X−X方向に4つのホール素子31a,31b,31c,31dが設けられ、Y−Y方向に4つのホール素子31e,31f,31g,31hが設けられていて、合計8個のホール素子が設けられている。
図9は、図8に示した磁気センサコアの動作原理を説明するための図である。なお、符号30はICチップを示している。磁気収束板32により、横方向(図中XあるいはY)から進入した磁束は、縦方向に偏向され、ホール素子に入力される。磁気収束板32を挟んで対称に配置されたホール素子が受ける磁場の方向は、逆方向となる。また、縦方向(Z方向)から進入した磁束に関しては、磁気収束板32は偏向作用を持たない。従って、磁気収束板32を挟んで対称に配置されたホール素子が受ける磁場の方向は、同方向となる。適切な信号処理により、各ホール素子の出力電圧の差分を取れば、横方向(XY方向)の磁場を検出する。このとき、縦方向(Z)の磁場成分は同方向の入力なのでキャンセルされる。また、各ホール素子の出力電圧の和を取れば、縦方向(Z)方向の磁場を検出し、横方向成分はキャンセルされる。このように、ホール素子出力の和あるいは差を取る演算を切り替えることによって、XYZ方向の磁場検出が可能である。
図10は、図8に示した方位角センサを用いた方位角計測装置の回路ブロック図である。図中符号41は回路ユニット、42aはVDP端子、42bはVDN端子、42cはMCLK端子、42dはV150PRE端子、42eはVDD端子、42fはVSS端子、42gはV150B端子、42hは出力端子、51aはX方向ホール素子(4個)とそれらに直結された駆動用スイッチ、51bはY方向ホール素子(4個)とそれらに直結された駆動用スイッチ、52a,52b,52c,52dはXYZ各チャネルの4個のホール素子のうちどのチャネルを測定するかを選択するチャネル選択用マルチプレクサ、53はプレアンプであるDDA(Differential Difference Amplifier)の基準電圧発生回路、54はクロック発生回路、55a,55bはZ方向検出用極性切替スイッチ、56はプレアンプであるDDA、57はチョッパスイッチ(動作は後述)、58はモニタスイッチ、59はバッファアンプの基準電圧発生回路、60はバッファアンプを示している。
続いて、本回路の動作を、図12の測定シーケンスを含めて説明する。図8に示されるXY方向合計8個のホール素子は、VDP端子42a及びVDN端子42bを介して一定電流値で駆動される。それぞれのホール素子には、図8の矢印で示される方向に電流駆動される。電流の方向は、SWとMCLKを元に生成された、クロック信号によって切り替えられる。これは、ホール素子のオフセットならびにフリッカーノイズをキャンセル方法としてよく知られたスピニングカレントメソッドにより、ホール素子並びにプレアンプであるDDA56のオフセットとフリッカーノイズをキャンセルする目的で行われる。
図11(a)乃至(d)は、図10に示した方位角計測装置の回路に用いられるオフセットキャンセルの方法を説明するための図である。ホール素子の駆動方向とDDA56の出力の極性をチョッパスイッチ57により切り替えることでホール素子の駆動方向を360度方向に切り替えられる。各フェーズの出力を加算すると、最終的にはDDA56とホール素子のオフセットがキャンセルされ、ホール電圧が4倍に増幅されて出力される。加算処理の方法は色々な方法が考えられるが、積分器を用いる方式や、サンプルアンドホールド回路を用いる方式が好適である。XYZ方向のホール電圧は、選択器であるMUX(マルチプレクサ)によりいずれか1つのチャネルのホール電圧のみがDDA56に入力され、X→Y→Zというように逐次切り替えられ、DDA56に入力される。このDDA56により増幅されたホール電圧は、バッファアンプ60を通してアナログ電圧として出力される。
図12は、具体的な測定シーケンスの一例を示す図である。選択され、DDA56にて増幅されたX方向のホール素子の出力電圧は、ノイズ低減と増幅のために積分器で10msの積分を行い、A/D変換される。逐次Y、Zと切り替え、同様の処理を行い、ZのA/D変換を終えた時点で1回の測定が終了する。1回の測定から次の測定までのインターバルは200msで行われている。この処理は、図10に示した回路と連結された別基板により行われている。本方式により、地磁気のような微小な磁気信号をホール素子により実用的なS/N比で検出することが可能である。
図13は、図8に示された方位角センサを図10に示した方位角計測器の回路ブロックとして実現した場合の実用的なホール素子の抵抗値の範囲を示した図である。図3に示したように、図中の実線丸印がクロス型、破線丸印が角型のホール素子を示し、右上の丸印が本発明のホール素子、左下の丸印がノーマルなホール素子を示している。なお、図中の破線で示した領域は、携帯機器に使用な範囲の抵抗値として1kΩ乃至5.3kΩの範囲を示している。
この実用範囲規定の根拠を以下に説明する。方位角計測装置として、その実用性を示す指標としてS/N比があるが、携帯機器でのアプリケーションでは、S/N=30を一つの指標として考えられる。周知のように、携帯機器では部品の消費電流が小さいことが必要条件である。
例えば、抵抗値が低いホール素子があった場合、熱雑音が小さいという利点があるわけであるが、感度は小さいという欠点を同時に有する。感度が小さいという欠点は、ホール素子の駆動電流を増加することで克服できるわけであるが、携帯機器への応用としては消費電流増大という欠点を有する。実用的に、ホール素子での消費電流が5mA以下という指標を設けた場合、S/N比が30以上という値が得られる抵抗値は、本発明で開示されたホール素子の場合においては1kΩ以上となる。
一方、抵抗値が高いホール素子があった場合、熱雑音が大きいという欠点を有する一方、感度が高いという利点を有する。抵抗が低いホール素子に比して、同じ駆動電流で駆動した場合、高いS/N比が得られる。ところが、実際にホール素子を駆動する電流は、回路設計上制約を受ける。同じ電流で駆動することを考えた場合、抵抗値の高いホール素子の方がホール素子による電圧降下(抵抗値×駆動電流)が大きい。実際の回路設計を考える場合、この電圧降下が決められた電圧(例えば、電源電圧)を超えることは許されない。従って、抵抗値が高いホール素子は、駆動電流は制限を受けやすい。例えば、抵抗値がRと2Rのホール素子があった場合、理論上感度はSと2Sとなる。駆動電流は電圧降下の制限を考えると、2IとIとなり、実際に得られるホール電圧は同じとなってしまう。
一方、熱雑音という観点では、抵抗値が低いホール素子の方が√2倍小さいので、最終的なS/N比は、抵抗値の低いホール素子の方が有利になる。このような制約を考えると、ホール素子の抵抗はある上限を持ち、S/N比30を確保し、3.0Vという電源電圧と、それに伴いホール素子による電圧降下を2.0Vとした場合、本実施例では5.3kΩとなる。図13によれば、クロス型のノーマルなホール素子の抵抗値が約2.0kΩで、電流当たりのS/N比が約9であるのに対して、クロス型の本発明のホール素子の抵抗値が約4.30kΩで、電流当たりのS/N比が約18である。
図13中には、本発明で開示したホール素子と、ノーマルなホール素子がプロットされているが、形状によらず低濃度のnウェルの方が単位電流当たりのS/N的に有利であり、図6に示した効果も併せて考えると、クロス型のホール素子で効果が大きく、携帯機器用途の方位角計測装置には特に好適である。
高感度でかつ電流当たりのS/N比の向上に資するホール素子を実現するとともに、高耐圧でかつ高信頼性を有するホール素子が実現できる。
また、p型基板領域に感磁部が囲まれるように構成されているため、高耐圧でかつ高信頼性を有するホール素子が実現できる。
11 半導体基板層
12 n型の半導体領域(nウェル)
13a,13d,13e コンタクト領域(n+拡散層)
14 p型拡散層(pウェル)
21 p型半導体基板層
21a p型基板領域
22 n型不純物領域(nウェル)
23 p型不純物領域(p+拡散層)
24 n型領域(n+拡散層)
25 p型領域(p+拡散層)
26 感磁部
27 電極
28 空乏層
C1,C2,C3 接合容量
31a〜31h ホール素子(クロス型)
32 磁性体
33 配線パターン
41 回路ユニット
42a〜42h 端子
51a X方向ホール素子(4個)とその駆動用スイッチ
51b Y方向ホール素子(4個)とその駆動用スイッチ
52a,52b,52c,52d チャネル選択用マルチプレクサ
53 プレアンプの基準電圧発生回路
54 クロック
55a,55b Z方向検出用極性切り替えスイッチ
56 プレアンプ(DDA)
57 チョッパスイッチ
58 モニタスイッチ
59 バッファアンプの基準電圧発生回路
60 バッファアンプ

Claims (4)

  1. p型半導体基板層の表面にn型不純物領域を設け、該n型不純物領域が感磁部として機能する、前記p型半導体基板層に対して垂直な磁界成分を検出するホール素子において、
    前記n型不純物領域の表面にp型不純物領域を設けるとともに、前記n型不純物領域が、前記p型半導体基板層のp型基板領域で囲まれており、前記n型不純物領域の表面の不純物濃度Nが、1×10 16 (atoms/cm )≦N≦3×10 16 (atoms/cm )であり、かつ前記n型不純物領域の表面から前記n型不純物領域の表面の不純物濃度が一桁下がる深さまでの分布深さDが、3.0μm≦D≦5.0μmであることを特徴とするホール素子。
  2. 前記p型基板領域が、前記p型半導体基板層と同じ抵抗率を有していることを特徴とする請求項1に記載のホール素子。
  3. 請求項1又は2に記載のホール素子を半導体基板上に複数個設け、該ホール素子上に磁気収束機能を有する磁性体を設けたことを特徴とする磁気センサ。
  4. 請求項に記載の磁気センサを用いたことを特徴とする方位計測装置。
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