JP4741565B2 - フォトマスクを製造する方法、層叉は層積層体をパターニングする方法、及びマスク基板上のレジスト積層体 - Google Patents

フォトマスクを製造する方法、層叉は層積層体をパターニングする方法、及びマスク基板上のレジスト積層体 Download PDF

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Description

本発明は、フォトマスクを製造する方法、層積層体をパターニングする方法、層をパターニングする方法、及びマスク基板上のレジスト積層体に関する。
構造を有する層は様々な技術分野で使用される。一例として、フォトマスク、叉はマイクロ機械構成要素は、パターニングされた層叉は層積層体を有する。ここで、異なる深さを有する構造を層に導入することができ、叉は、層積層体は局所的に数が異なるパターン層を有することができる。局所的に異なる深さを有するそのような構造は、例えば、様々なエッチング工程で製造することができる。ここで、最初に、層叉は層積層体の規定の横方向領域に規定の深さを有する構造が製造されるが、別の深さを有する構造が製造される層叉は層積層体の他の横方向領域は、マスクで覆われている。さらなるエッチング工程では、次に、異なる深さを有する構造が製造され、エッチングマスクが第1のエッチング工程とは異なる様にパターニングされる。エッチングマスクをパターニングする際、半導体及びマイクロシステム技術では、例えば、それぞれの場合において、レジストが露光され現像され、したがってパターニングされるリソグラフィ工程が利用される。その結果、レジスト自体がエッチングマスクとして働くことができる。レジスト内の構造をエッチングマスクに転写することも可能である。
複数のリソグラフィ工程がエッチングマスクのパターニングに利用される場合、特に、様々な構造の互いに対する位置精度が非常に重要である。第1のリソグラフィ工程で製造された構造に対して、第2のリソグラフィ工程で製造された構造の位置がわずかでもずれていると、リソグラフィ及びエッチング工程がその製造中に利用された構成要素の特性の欠陥や、さらには構成要素の破損につながる恐れがある。
さらに、第1のエッチング工程の後、層叉は層積層体のパターニングされた表面が存在し、すなわち前記表面はトポグラフィを有する。そのようなトポグラフィにより、レジスト内への正確なリソグラフィイメージングを実行することがより困難になり、それは、特に非常に小さな構造をイメージングする間の悪影響を有する。
一例として、非常に小さなレジスト構造を製造するために電子ビームリソグラフィが使用される。レジスト構造を製造するために電子ビーム露光装置が利用されると、複数のリソグラフィ工程によって、プロセス時間全体が非常に長くなり、したがって構成要素を製造するコストが高くなる。さらに、第2のリソグラフィ工程に電子ビーム露光装置が利用されると、既にパターニングされている層に電荷効果が生じる恐れがある。
DE3044434A1は、レジスト構造をパターニングする方法、及び上側及び下側レジスト層を含む基板上のレジスト構造を記載している。上側レジスト層は、下側レジスト層よりも厚さが薄く、かつ感度が低い。下側レジスト層は少なくとも100nmの厚さを有し、厚さは、上側レジスト層に後方散乱される電子の数が非常に少なくなるように寸法が決められる。これは、上側レジスト層が構造的に拡幅されるのを防ぐ。この方法では、上側及び下側のレジスト層が両方とも、レジスト構造の各領域において完全に、すなわち溶解するまで露光されるように、露光量が選択される。
本発明の1つの目的は、露光工程を1工程しか必要としない、フォトマスクを製造する方法を提供することである。さらに、本発明の1つの目的は、層叉は層積層体内に異なる構造深さを有する構造が製造される、露光工程を1工程しか必要としない方法を提供することである。さらに、本発明の1つの目的は、本発明に記載の方法を実施するため、レジスト積層体を提供することである。
本発明に記載の方法は請求項1〜3において請求され、本発明によるレジスト積層体は請求項12において請求される。本発明の概念の有利な形態及び発展は従属請求項に見出される。
フォトマスクを製造するための本発明に記載の方法により、1つの露光工程のみを用いて、マスク基板の第1及び第2の構造層を局所的に異なる形でパターニングすることが可能になる。
層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法により、1つの露光工程のみを用いて、層積層体の第1の領域において層積層体の第2の層のみがパターニングされ、第2の領域において層積層体の第1及び第2の層がパターニングされた構造を製造することが可能になる。
層をパターニングするための本発明に記載の方法により、異なる深さを有する構造を層内に製造することが可能になる。ここで、第1のエッチング工程では、レジスト積層体が第2の露光量に暴露された層表面の領域に構造が製造される。第2のエッチング工程では、レジスト積層体が第1の露光量に暴露された層表面の領域に追加の構造が製造される。第1のエッチング工程で既に製造されていた構造は、第2のエッチング工程でさらに深くなる。製造された構造の絶対深さは、エッチング工程の持続時間及びパラメータによって規定され、構造深さの互いに対する比は、エッチング工程の互いに対する持続時間及びパラメータの比によって規定される。
同じ層が両方のエッチング工程でパターニングされるので、両方のエッチング工程に同じエッチングプロセスを使用することが有利である。
フォトマスクを製造するための、及び層叉は層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法は、複数の露光工程を利用する従来のプロセスを越える多数の利点を有する。両方のレジスト材料内の構造が1つの同じ露光工程を用いて製造されるので、異なる構造の互いに対する位置合わせに関する問題がなくなる。換言すれば、第1の露光によってパターニングされた第1のレジスト材料を用いて製造された構造を、第2の露光によってパターニングされた第2のレジスト材料を用いて製造された構造に対して位置合わせする必要はない。これにより、製造された構造を含む製造された構成要素の特性が改善され、かつ歩留まりが増加される。
さらに、レジスト材料は両方とも、パターニングされていない表面上に塗布される。これにより、パターニングされた表面上に位置するレジスト材料内へのリソグラフィイメージングによって生じる問題が回避される。具体的には、異なる層の厚さを有する層を用いてレジスト積層体の表面を平坦化する必要がない。したがって、薄いレジスト材料も使用することができ、それによって、焦点合わせを改善することができ、その結果分解能を増加させることができる。
露光工程を減ずることにより、方法を実施するためのプロセス時間が短縮され、コストが節約される。
レジスト材料が両方とも1つの露光工程で露光されるので、異なる露光工程に異なる装置を利用することによって生じる恐れがある問題がなくなる。異なる露光工程に同じ露光装置が利用される場合であっても、露光工程の間に時間間隔があるため、装置のドリフトが生じる恐れがあり、それによって第2の露光工程が第1の露光工程からずれる場合がある。この問題も、1つの露光工程のみを利用することによって回避される。
本発明に記載の方法の特定の実施形態では、第1及び第2のレジスト材料は電子ビームレジストであり、露光は電子ビームリソグラフィを用いて実行される。しかしながら、本発明に記載の方法を、例えばイオンビームリソグラフィを用いるものなど、露光量を局所的に異ならせることができる他の露光方法を使用して実施することも可能である。レジスト構造を製造するためにそのような露光装置が利用される場合、本発明に記載の方法によって多数の利点が可能になる。1つの利点は、特に露光時間によって規定されるプロセス時間全体が短縮され、したがって構成要素を加工するコストが低減されることにある。さらに、パターニングされていない層は、露光工程の間、レジスト積層体の下に位置する。前記層が導電体層の場合、既にパターニングされている層の上のレジストを電子ビームで露光している間に生じ得るような、電荷効果を回避することができる。
特定の一実施形態では、第1及び第2のレジスト材料は同じ基礎材料に基づく。レジスト材料は、一般に、層形成ポリマー、溶媒、及び適切であれば光活性化合物を含む。化学増幅型レジスト材料は、さらに、レジスト材料内に露光量を導入することによって引き起こされる、化学反応の増幅に結び付く触媒を有する。触媒は、したがって、露光量に対するレジスト材料の感度を増加させる。したがって、基礎材料中の触媒の濃度を異ならせることによって、第1及び第2のレジスト材料の異なる感度を設定することが可能である。
第1及び第2のレジスト材料の相互混合は、異なる露光量を用いて第1及び第2のレジスト材料を異なる様にパターニングできるようにするため、回避されるように意図される。これを達成するため、本発明に記載の方法の特定の一実施形態では、第1の溶媒系を備えた第1のレジスト材料と第2の溶媒系を備えた第2のレジスト材料とが利用され、第1及び第2の溶媒系は互いに相互作用しない。特定の一実施形態では、一方の溶媒系はケトンベースであり、他方の溶媒系は水ベースである。
2つのレジスト材料の相互混合を回避するさらなる可能性は、第1のレジスト材料を塗布した後であって、かつ第2のレジスト材料を塗布した後にのみ熱工程を施すことにある。熱工程を用いて、溶媒は第1のレジスト材料から追い出され、レジスト材料は機械的に安定化される。
特定の一実施形態では、第1及び第2のレジスト材料の相互混合は、中間層を塗布することによって回避される。ここで、第1のレジスト材料を塗布した後であって、かつ第2のレジスト材料を塗布する前に、中間層が第1のレジスト材料に塗布される。中間層は、第2のレジスト材料を現像した後であって、及び露出している位置において第1のレジスト材料を1回目に現像する前に除去される。中間層は、第2のレジスト材料を完全に除去した後であって、かつ第1のレジスト材料を2回目に現像する前に完全に除去される。ここで、中間層は、第1及び第2のレジスト材料の相互混合を防ぐように構成されなければならず、これは、第1のレジスト材料を第1の露光量で露光することを妨げない。
特定の一実施形態では、中間層は窒化シリコンを含む。好ましくは、層の厚さは5nm〜30nmである。
記載される実施形態にしたがって中間層を使用する場合、第2のレジスト材料は、早ければ第1のエッチング工程の前に、現像された第2のレジスト材料にしたがって中間層がパターニングされた直後に完全に除去することができる。その結果、中間層は、本発明に記載の方法の第1のエッチング工程のためのエッチングマスクとして働く。
露光工程は、露光される基板を露光装置に導入し、基板を装置内の基準位置に対して配向し、露光量をレジスト材料に導入し、かつ露光された基板を装置から取り出すことを含む。ここで、第1及び第2のレジスト材料を露光するため、異なる量の露光量が必要である。ここで、「露光」は、ポジ型レジストの場合、現像液に対して可溶性になるように、レジスト材料を化学的に変性することを意味する。
局所的に異なる露光量、すなわち第1のレジスト材料の露光のための第1の露光量及び第2のレジスト材料の露光のための第2の露光量は、ここで、露光工程の間異なる様に製造することができる。
本発明に記載の方法の特定の実施形態では、露光工程は単一の露光操作のみによって行われ、局所的に異なる露光量は、例えば、電子ビームのシャッター時間を変更することによって製造される。
しかしながら、最初に、構造がその中に製造されることが意図されるレジスト積層体のすべての領域を第1の露光量に暴露し、第2の露光操作において、選択された領域のみを第2の露光量と第1の露光量の間の差以上の追加の露光量に暴露することも可能である。
マスク基板上の本発明によるレジスト積層体は、マスク基板の表面上の第1のレジスト材料と、第1のレジスト材料の上に配置された第2のレジスト材料とを含む。第1のレジスト材料は露光量に対して第1の感度を有し、第2のレジスト材料は露光量に対して第1の感度よりも低い第2の感度を有する。ここで、レジスト材料の感度及びレジスト材料の厚さは、第2のレジストが露光されない第1の露光量で第1のレジスト材料を露光することができるように設定される。ここで、レジスト層の厚さは、100nm〜450nm程度である。層の厚さは、本質的に、パターニングプロセス、すなわちエッチングプロセスによって決まる。一例として、クロムをエッチングするときのレジスト層の厚さは、クロムエッチングプロセスの間のレジストの除去量よりも大きくなければならない。著しく薄い層の厚さを許容するパターニングプロセスが、将来的に可能になるであろうことは無視できない。層の厚さの比は、典型的には、パターニングされる層に使用される材料によって、したがって使用されるパターニングプロセスによって決まる。MoSi層をマスク基板の第1の構造層として、クロム層をマスク基板の第2の構造層として使用したとき、第1のレジスト材料は好ましくは200nmの厚さを有し、第2のレジスト材料は好ましくは約420nmの厚さを有する。
本発明によるレジスト積層体により、本発明による、フォトマスクを製造する方法及び層叉は層積層体をパターニングする方法を実施することが可能になる。
本発明を、図面を参照して代表的な実施形態とともに以下により詳細に説明する。
図面中、同一の、叉は相互に対応する領域、構成要素/構成要素群は、同じ参照番号によって識別される。
図1Aは、本発明によるレジスト積層体20の第1の実施形態を示す。レジスト積層体20は、第1のレジスト材料2及び第2のレジスト材料3を含む。露光量に対して第1の感度を有する第1のレジスト材料2は、基板表面10を有する基板1上に配置される。露光量に対して第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2のレジスト材料3は、第1のレジスト材料2上に配置される。
ここで、「感度」は、レジスト材料が規定の露光量で完全に露光される能力を意味する。換言すれば、レジスト材料の感度が高い程、完全に露光させるのに必要な露光量は少ない。一例として、例えば、第1のレジスト材料2の必要露光量は5μC/cmであり、第2のレジスト材料3の必要露光量は10μC/cmである。2つのレジスト材料2及び3は、必ずしも同じレジストタイプに関連していなくてもよい。換言すれば、第1のレジスト2及び第2のレジスト3は両方ともポジ型レジストであることができ、叉は第1のレジスト2及び第2のレジスト3は両方ともネガ型レジストであることができ、叉は第1のレジスト2及び第2のレジスト3は異なるレジストタイプのものであることができる。
第1のレジスト材料2及び第2のレジスト材料3は、電子ビームレジストであることができる。しかしながら、例えばイオンビーム露光に適した他のレジストも、第1のレジスト材料2及び第2のレジスト材料3として利用することができる。
第1のレジスト材料2と第2のレジスト材料3の相互混合を防ぐため、第1のレジスト材料2及び第2のレジスト材料3は、それぞれの場合において、互いに相互作用しない溶媒系を有することができる。ここで、一方のレジスト材料2叉は3の溶媒系はケトンベースであることができ、他方のレジスト材料2叉は3の溶媒系は水ベースであることができる。
図1Bは、本発明によるレジスト積層体20の第2の実施形態を示す。レジスト積層体20は、第1のレジスト材料2、中間層4、及び第2のレジスト材料3を含む。ここで、第1のレジスト材料2は、基板表面10を有する基板1上に配置される。中間層4は、第1のレジスト材料2の表面上に配置され、第2のレジスト材料3は、中間層の表面上に配置される。図1Aを参照して記載したように、レジスト材料2及び3は両方とも、再度同じレジストタイプに関連している。中間層4は、レジスト材料2及び3の相互混合を防ぐように構成されなければならない。一方、中間層4は、第1の露光量による第1のレジスト材料2の露光を妨げないものでなければならず、第1の露光量は、第2のレジスト材料3が露光されないような非常に少ないものである。
好ましくは、中間層4は窒化シリコンを含む。中間層4は、さらに好ましくは、5nm〜30nmの厚さ、例えば5nm〜20nmの厚さを有する。
層をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態を、図2A〜2Fを参照して説明する。図2Aは、本発明に記載の方法の第1のプロセス工程における構成要素を示す。第1のレジスト材料2は、層表面10を有する層1上に塗布される。層1は、基板叉は基板上の任意の所望の層であることができ、具体的には、層1は、非導電体叉は半導体の層叉は基板であることもできる。しかしながら、その場合、電子ビーム露光中の層1の荷電を防ぐ対策が必然的に適切である。第1のレジスト材料2は露光量に対して第1の感度を有する。露光量に対して第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2のレジスト材料3は、第1のレジスト材料2の上に塗布される。レジスト材料2及び3は両方とも、ここに示される実施形態ではポジ型レジストである。
図3Aを参照して以下により詳細に説明するように、第1のレジスト材料2と第2のレジスト材料3の間に中間層を塗布することができる。これにより、図3A〜3Hを参照して説明するように、いくつかの追加のプロセス工程がもたらされる。
第1のレジスト材料2及び第2のレジスト材料3を含むレジスト積層体20は、層表面10の規定領域において局所的に異なる露光量に暴露され、露光量は第1の露光量5と第2の露光量6の間で異なる。ここで、第1の露光量5は、第1のレジスト材料2を露光するのに十分に多いが、第2のレジスト材料3を露光するのに必要な露光量よりは少ない。第2の露光量6は、第2のレジスト材料3を露光するのに十分に多い。露光により、レジスト材料2及び3に被露光位置7が製造される。ここで、第1の露光量5で露光された領域では、被露光位置7が第1のレジスト材料2内のみに製造され、第2の露光量6で露光された領域では、第1のレジスト材料2内及び第2のレジスト材料3内に被露光位置7が製造される。露光後に存在するレジスト材料2及び3内に被露光位置7を有する構造を、図2Aに示す。
その後、最初にレジスト材料3が現像され、被露光位置7が除去される。続いて、レジスト材料2が現像され、既に除去されたレジスト材料3を通して自由にアクセス可能な、レジスト材料2内の被露光位置7のみが除去される。換言すれば、第2の露光量6に暴露された位置において、レジスト材料2及び3が現像され除去される。位置における露光量はレジスト材料3を露光するのに十分に多くなかったため、ここで、第1の露光量5の作用によって製造されたレジスト材料2内の被露光位置7は現像されない。
レジスト積層体20の現像後、第2のレジスト材料3の表面から基板1の表面10まで延びる開口部8が、レジスト積層体20に形成される。結果として得られる構造を図2Bに示す。ここで、層1の表面10は、レジスト材料2及び3が第2の露光量6に暴露された位置においてのみ露出している。
続いて、層1は、層1の表面10が露出している位置においてエッチングされ、第1の構造91が層1内に形成される。ここで、レジスト材料2及び3は、エッチング工程のためのエッチングマスクの役割を果たす。結果として得られる構造を図2Cに示す。
その後、レジスト材料2のみが層1の表面10上に位置するように、第2のレジスト材料3は完全に除去される。第1のレジスト材料2がもう一度現像され、第1の露光量5によって製造された被露光位置7は、の位置において露光されていないレジスト材料3によってもう覆われていないので除去される。それによって、第2の開口部8がレジスト材料2に形成される。結果として得られる構造を図2Dに示す。
第2のエッチング工程では、層1は、層1の表面10が露出している位置においてエッチングされる。結果として、第1の構造91は層1内でさらに深くなり、表面10が今度は露出している位置において、第2の構造92が層1内に製造される。エッチング動作の終了後、異なる構造深さを有する構造91及び92が層1内に位置する。構造91は、層1の表面10から測定された深さd91を有し、構造92は、層1の表面10から測定された深さd92を有する。ここで、d92はd91よりも小さい。深さd91及びd92の絶対値は、第1及び第2のエッチング工程のプロセスパラメータ及び持続時間によって得られる。深さd91とd92の比は、個々のエッチング工程のプロセスパラメータ及び持続時間を用いて設定することができる。具体的には、同じ層1がパターニングされるので、同じプロセスパラメータを両方のエッチング工程に利用することができる。レジスト積層体20の開口部8の横方向寸法と、層1内に既に部分的に形成されている構造91の横方向寸法及び深さとは、同様に、エッチング深さd91及びd92を達成するためのパラメータである。結果として得られる構造を図2Eに示す。
図2Eに示される実施形態では、深さd91及びd92は、層1の厚さd1よりも小さい。しかしながら、構造91が層1の後面101まで延びることも可能である。換言すれば、深さd91は、層1の厚さd1以上であることができる。したがって、層1の下に配置されたさらなる層が、例えば、エッチング停止層としての役割を果たすか、叉は、深さd91とd92の比がエッチング工程のパラメータ及び持続時間のみに依存しなくなるように、エッチング動作を変更することができる。
その後、第1のレジスト材料2は、層1の表面10から完全に除去される。したがって、層1は、図2Fに示されるように、異なる構造深さd91及びd92を有する第1の構造91及び第2の構造92を含む。
層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法を、図3A〜3Hを参照して説明する。フォトマスクを製造するための本発明に記載の方法は、個々の図面の説明において検討されるように個々の層を選択することにより、層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法とは異なる。しかしながら、図3A〜3Hを参照して示される方法は、ここに示される中間層4なしで実行することもでき、その場合、中間層4に関する方法工程は省略される。
第1に、第1の層11と第1の層11の上に配置された第2の層12とを含む層積層体1を設ける。ここで、第2の層12の表面は層積層体表面10を規定する。一例として、フォトマスクのマスク基板はそのような層積層体1を含むことができる。ここで、第1の層11は第1の構造層であり、第2の層12は第2の構造層である。第1の構造層11は、例えば位相シフト層であることができ、第2の構造層12は、例えば不透明層であることができる。第1の構造層11は、例えば、MoSiON叉はガラス(例えばSiO)を含むことができる。第2の構造層12は、例えばクロムを含むことができる。さらに、フォトマスクのマスク基板はさらなる層を含むことができるが、それらはここでは示されない。
露光量に対して第1の感度を有する第1のレジスト材料2は、層積層体表面10上に塗布される。中間層4は、第1のレジスト材料2上に塗布される。露光量に対して第1のレジスト材料の第1の感度よりも低い第2の感度を有する第2のレジスト材料3は、中間層4上に塗布される。中間層は、例えば窒化シリコンを含むが、例えば、MoSi叉はポリマーなどの他の材料も考えられる。ここで、中間層4は次の特性を有していなければならない。第1に、第1のレジスト材料2と第2のレジスト材料3の相互混合を防ぐものでなければならない。第2に、選択された露光方法によって第1のレジスト材料2が露光されるのを妨げてはならない。具体的には、中間層4の下にある第1のレジスト材料2を露光するのに必要な露光量は、第2のレジスト材料3を露光するのに必要な露光量よりも少なくなければならない。さらに、中間層4は、例えば、レジスト材料3の現像及び第1の構造を製造する第1のエッチング工程などの、後で実施される工程において、レジスト材料2の影響、いわゆる架橋を防ぐように意図される。
続いて、塗布されたレジスト材料2及び3は、層積層体表面10の規定領域において、局所的に異なる露光量に暴露され、露光量は第1の露光量5と第2の露光量6の間で異なる。ここで、第1の露光量5は、第1のレジスト材料2は露光されるが、第2のレジスト材料3は露光されないように選択される。第2の露光量6は、第2のレジスト材料3が、したがって第1のレジスト材料2も露光されるように選択される。露光の結果、被露光位置7がレジスト積層体20内に形成される。ここで、レジスト積層体20が第1の露光量5に暴露された領域における被露光位置7は、第1のレジスト材料2内にのみ位置し、レジスト積層体20が第2の露光量6に暴露された領域における被露光位置7は、レジスト材料2及び3内に位置する。露光後に存在する構造を図3Aに示す。
露光工程の後、最初に、第2のレジスト材料3が現像され、レジスト積層体20が第2の露光量6で露光された領域において、開口部8がレジスト材料3に形成される。レジスト材料2は中間層4によって完全に覆われているので、第1のレジスト材料2は現像されない。したがって、レジスト材料3の開口部8では、レジスト積層体が第2の露光量6で露光された位置において、中間層4が露出している。結果として得られる構造を図3Bに示す。
その後、レジスト積層体が第2の露光量6で露光された位置において、第1のレジスト材料2の表面が結果として露出するように、レジスト材料3の開口部8内の中間層4が除去される。結果として得られる構造を図3Cに示す。
その後、第1のレジスト材料2が現像され、自由にアクセス可能なレジスト材料2内の被露光位置7のみが除去される。換言すれば、レジスト材料2内の被露光位置7は、レジスト積層体20が第2の露光量6に暴露された領域においてのみ除去される。第1のレジスト材料2の現像後、レジスト積層体20が第2の露光量6で露光された領域において、開口部8が、レジスト材料2及び3、及び中間層4に位置している。層積層体1の表面10は、これらの位置で、すなわち開口部8内において露出する。結果として得られる構造を図3Dに示す。
第1のエッチング工程では、レジスト積層体20が第2の露光量6で露光された位置において、第1の構造91が層積層体1内に製造される。第1のエッチング工程中に、ここでは第2の層12がこれらの領域において完全に除去され、第1の層11は第1の深さまでエッチングされる。この第1のエッチング工程では、第2の層12を除去するためと、第1の層11をエッチングするためとに、異なるエッチング工程を使用することが可能である。ここで、第1のエッチング工程後に存在する構造91の第1の深さは、第1のエッチング工程のエッチングパラメータ及び持続時間によって規定される。結果として得られる構造を図3Eに示す。
その後、第1のレジスト材料2の表面が露出するように、第2のレジスト材料3及び中間層4が完全に除去される。第2のレジスト材料3は、早ければ第1の現像工程で露出した開口部8内の中間層4を除去した後に、完全に除去することができる。しかしながら、レジスト積層体20を1回目に現像した後であって、かつ層積層体1をエッチングする前に、第2のレジスト材料3を除去することも可能である。換言すれば、第2のレジスト材料3は、早ければ図3C叉は図3Dに示したプロセス工程の後に除去することができる。中間層4を完全に除去した後、第1のレジスト材料2がもう一度現像され、レジスト積層体20が第1の露光量5に暴露された領域の被露光位置7が除去される。これにより、レジスト材料2にさらなる開口部8が生じ、開口部内において層積層体1の表面10が露出する。換言すれば、第1のレジスト材料2を2回目に現像した後、層積層体1の第1の構造91の表面と層積層体1の表面10とは、レジスト材料2が露光された位置において露出する。結果として得られる構造を図3Fに示す。
第2のエッチング工程では、次に、層積層体1の第2の層12がエッチングされ、第2の構造92が層積層体1内に製造される。第1の層11に対するこのエッチング工程の選択性に応じて、構造91は、適切な場合、それらの構造深さを増加させることができるようにさらにエッチングされる。ここで、第2の構造92が第2の層12内にのみ位置するように意図される場合、第1の層11に対するエッチングプロセスの選択性が高いことが望ましい。結果として得られる構造を図3Gに示す。
その後、第1のレジスト材料2は、層積層体1の表面10から完全に除去される。図3Hに示される、結果として得られる構造は、第1の構造91及び第2の構造92を有する。ここで、第1の構造91は、層積層体1の表面10から第1の層11の中まで延び、第2の構造92は、層積層体1の第2の層12内にのみ位置する。
図2A〜2Fを参照して示された方法の1つの利点は、1つの露光工程のみを用いて、層1内に異なる深さの構造を製造できることである。結果として、プロセス時間及びコストを低減することができ、2つの露光工程が利用された場合に生じる位置合わせ精度に関する問題を回避することができる。
さらなる利点は、露光中のトポグラフィの問題が回避されることである。通常、層叉は層積層体1内に異なる深さの構造を製造するために、エッチング工程によって互いから分離された2つの露光工程が利用されるが、その際、パターニングされた層叉はパターニングされた層積層体1は、第2の露光工程ではレジスト材料の下に既に存在している。それにより、レジスト材料内の構造のリソグラフィイメージング中に問題が生じる場合がある。本発明に記載の方法の場合には、露光が一度だけ実施され、この場合、層叉は層積層体1がレジスト材料2及び3の下にパターニングされていない形で存在するので、これらの問題は回避される。
これらの利点は、同様に、図3A〜3Hを参照して説明した方法を実施した場合に得られる。第1の層11が非導電体層であり、第2の層12が導電体層である場合、例えば電子ビーム露光を用いて、露光工程中の層積層体1の荷電が回避されるので、第2の層12のエッチング工程によって互いから分離された2つの露光工程を利用する従来の方法を越える、本発明に記載の方法のさらなる利点が得られる。
局所的に異なる露光量は、露光工程中に様々なやり方で製造することができる。1つの可能性は、例えば、電子ビーム露光装置を利用した場合、レジスト積層体20の表面に電子ビームが衝突する持続時間を局所的に異ならせることにある。
図4は、電子ビーム露光装置40の構成を概略的に示す。電子源41で生成された電子ビームは、制御可能な機械的マウント47上に位置するレジストで被覆された構造46上に所望の構造を製造するような形で、偏向コイル42、集光レンズ43、及びアパーチャ45を用いて集束され配向される。ここで、電子ビームは、基板46に衝突しないように、コンデンサプレート44における電界を用いてマスクすることができる。ここで、制御電子ユニット49は、構造の規格48にしたがってレジストで被覆された基板46内に構造が製造されるような形で、偏向コイル42、集光レンズ43、コンデンサプレート44、及び機械的マウント49を制御する。局所的に異なる露光量は、例えば、ビームをマスクするためのコンデンサプレート44の時間的制御を異ならせることによって製造することができる。換言すれば、電子ビームは異なる時間長の間導入されるかマスクされるので、レジストで被覆された基板46は、その表面の異なる領域において、異なる時間長の間電子ビームに暴露される。
図3A〜3Hを参照して説明したような層積層体をパターニングする方法は、特には、フォトマスクを製造するのに使用することができるが、それに限定されない。特には、例えばマイクロ機械スイッチなどのマイクロ機械系、叉は、製造する際に非常に小さな構造の互いに対する高い位置合わせ精度が必要な他の構成要素は、層叉は層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法によって、有利に製造することができる。
図1Aは、本発明によるレジスト積層体の第1の実施形態の断面図である。 図1Bは、本発明によるレジスト積層体の第2の実施形態の断面図である。 図2Aは、層をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第1のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図2Bは、層をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第2のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図2Cは、層をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第3のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図2Dは、層をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第4のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図2Eは、層をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第5のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図2Fは、層をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第6のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図3Aは、層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第1のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図3Bは、層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第2のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図3Cは、層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第3のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図3Dは、層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第4のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図3Eは、層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第5のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図3Fは、層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第6のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図3Gは、層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第7のプロセス工程における構成要素の断面図である。 図3Hは、層積層体をパターニングするための本発明に記載の方法の第1の実施形態の第8のプロセス工程における構成要素の断面図である。 電子ビーム露光装置の概略図である。

Claims (18)

  1. フォトマスクの製造方法であって、第1の構造層(11)と、第1の構造層(11)の上に配置され、その表面が基板表面(10)を規定する第2の構造層(12)とを備えるマスク基板(1)を設ける工程と、基板表面(10)上に、露光量に対して第1の感度を有するポジ型の第1のレジスト材料(2)を塗布する工程と、第1のレジスト材料(2)の上に、露光量に対して第1の感度よりも低い第2の感度を有するポジ型の第2のレジスト材料(3)を塗布してレジスト積層体(20)を製造する工程と、レジスト積層体(20)を、基板表面(10)の規定領域において局所的に異なる露光量に暴露する露光工程であって、露光量が第1の露光量と第2の露光量の間で局所的に異なり、第1の露光量が第2の露光量よりも少ない露光工程を実施する露光工程と、レジスト積層体(20)が第2の露光量に暴露された位置においてのみマスク基板(1)の表面(10)を露出させてレジスト積層体(20)を現像する工程と、基板表面(10)が露出している位置においてマスク基板(1)の第1及び第2の構造層(11、12)をエッチングする工程と、第2のレジスト材料(3)を完全に除去する工程と、レジスト積層体(20)が第1の露光量に暴露された位置においてマスク基板(1)の表面(10)を露出させて第1のレジスト材料(2)を現像する工程と、基板表面(10)が露出している位置においてマスク基板(1)の第2の構造層(12)をエッチングする工程と、第1のレジスト材料(2)を完全に除去する工程とを含む、製造方法。
  2. 層積層体(1)をパターニングする方法であって、第1の層(11)と、第1の層(11)の上に配置され、その表面が基板表面(10)を規定する第2の層(12)とを備える層積層体(1)を設ける工程と、層積層体表面(10)上に、露光量に対して第1の感度を有するポジ型の第1のレジスト材料(2)を塗布する工程と、第1のレジスト材料(2)の上に、露光量に対して第1の感度よりも低い第2の感度を有するポジ型の第2のレジスト材料(3)を塗布してレジスト積層体(20)を製造する工程と、レジスト積層体(20)を、層積層体表面(10)の規定領域において局所的に異なる露光量に暴露する露光工程であって、露光量が第1の露光量と第2の露光量の間で局所的に異なり、第1の露光量が第2の露光量よりも少ない露光工程を実施する工程と、レジスト積層体(20)が第2の露光量に暴露された位置においてのみ層積層体(1)の表面(10)を露出させてレジスト積層体(20)を現像する工程と、層積層体表面(10)が露出している位置において層積層体(1)の第1及び第2の層(11、12)をエッチングする工程と、第2のレジスト材料(3)を完全に除去する工程と、レジスト積層体(20)が第1の露光量に暴露された位置において層積層体(1)の表面(10)を露出させて第1のレジスト材料(2)を現像する工程と、
    層積層体表面(10)が露出している位置において層積層体(1)の第2の層(12)をエッチングする工程と、第1のレジスト材料(2)を完全に除去する工程とを含む、方法。
  3. 層(1)をパターニングする方法であって、層表面(10)を有する層(1)を設ける工程と、基板表面(10)上に、露光量に対して第1の感度を有するポジ型の第1のレジスト材料(2)を塗布する工程と、第1のレジスト材料(2)の上に、露光量に対して第1の感度よりも低い第2の感度を有するポジ型の第2のレジスト材料(3)を塗布してレジスト積層体(20)を製造する工程と、レジスト積層体(20)を、基板表面(10)の規定領域において局所的に異なる露光量に暴露する露光工程であって、露光量が第1の露光量と第2の露光量の間で局所的に異なり、第1の露光量が第2の露光量よりも少ない露光工程を実施する工程と、レジスト積層体(20)が第2の露光量に暴露された位置においてのみ層(1)の表面(10)を露出させてレジスト積層体(20)を現像する工程と、層表面(10)が露出している位置において層(1)をエッチングする工程と、第2のレジスト材料(3)を完全に除去する工程と、レジスト積層体(20)が第1の露光量に暴露された位置において層(1)の表面(10)を露出させて第1のレジスト材料(2)を現像する工程と、層表面(10)が露出している位置において層(1)をエッチングする工程と、第1のレジスト材料(2)を完全に除去する工程とを含む、方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の方法であって、第1及び第2のレジスト材料(2、3)が電子ビームレジスト材料であり、露光が電子ビームリソグラフィを用いて実施される、方法。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の方法であって、第1及び第2のレジスト材料(2、3)が同じ基礎材料に基づくが、触媒の濃度の点で異なる、方法。
  6. 請求項1から3のいずれか一項に記載の方法であって、レジスト積層体(20)の露光工程が、局所的に異なる露光量による単一の露光操作のみによって行われる、方法。
  7. 請求項1から3のいずれか一項に記載の方法であって、第1及び第2のレジスト材料(2、3)の溶媒系が互いに相互作用しない、方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、一方の溶媒系がケトンベースであり、他方の溶媒系が水ベースである、方法。
  9. 請求項1から3のいずれか一項に記載の方法であって第1のレジスト材料(2)を塗布する工程と第2のレジスト材料(3)を塗布する工程との間に中間層(4)を塗布する工程が行われ、前記中間層(4)が、第2のレジスト材料(3)を現像する工程と、露出している位置において第1のレジスト材料(2)を1回目に現像する工程との間に除去され、中間層(4)が、第2のレジスト材料(3)を完全に除去する工程の後であって、かつ第1のレジスト材料(2)を2回目に現像する工程の前に完全に除去される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、中間層(4)が窒化シリコンを含む、方法。
  11. 請求項1から3のいずれか一項に記載の方法であって、
    第1のレジスト材料(2)を塗布する工程と第2のレジスト材料(3)を塗布する工程との間に熱工程が実行される、方法。
  12. マスク基板(1)と、マスク基板(1)上に設けられたレジスト積層体(20)とを備えるマスク装置であって、レジスト積層体が、マスク基板(1)の表面(10)上に設けられ、露光量に対して第1の感度を有するポジ型の第1のレジスト材料(2)と、第1のレジスト材料(2)の上に配置され、露光量に対して第1の感度よりも低い第2の感度を有するポジ型の第2のレジスト材料(3)とを有する、マスク装置。
  13. 請求項12に記載のマスク装置であって、第1及び第2のレジスト材料(2、3)が電子ビームレジストである、マスク装置
  14. 請求項12に記載のマスク装置であって、第1及び第2のレジスト材料(2、3)の溶媒系が互いに相互作用しない、マスク装置
  15. 請求項14に記載のマスク装置であって、一方の溶媒系がケトンベースであり、他方の溶媒系が水ベースである、マスク装置
  16. 請求項12に記載のマスク装置であって、第1及び第2のレジスト材料(2、3)の間に中間層(4)が配置された、マスク装置
  17. 請求項16に記載のマスク装置であって、中間層(4)が窒化シリコンを含む、マスク装置
  18. 請求項12に記載のマスク装置であって、第1及び第2のレジスト材料(2、3)が同じ基礎材料に基づくが、触媒の濃度の点で異なる、マスク装置
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