JP4741163B2 - カラーフィルタ基板、カラーフィルタ基板の製造方法、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

カラーフィルタ基板、カラーフィルタ基板の製造方法、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー電気光学装置に用いられるカラーフィルタ基板、カラーフィルタ基板の製造方法、電気光学装置及び電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気光学装置の一例としての液晶装置は、電気光学パネルとしての一例としての液晶表示パネルとこれを駆動する駆動回路とを備える。液晶表示パネルは一対の基板間に電気光学物質の一例としての液晶が挟時されてなり、一対の基板の一方の基板に着色層を配置してカラーフィルタ基板とすることにより液晶装置のカラー表示を実現している。
【0003】
カラーフィルタ基板では、額縁状の遮光膜と、額縁状の遮光膜により囲まれた領域に例えばストライプ状に赤色着色層、緑色着色層、青色着色層の3色からなる着色層が配置されている。液晶装置の一対の基板各々には電極が配置され、向い合う電極と向い合う電極間に位置する液晶とにより絵素が形成され、各絵素毎に1色の着色層が配置される(例えば特許文献1参照)。そして、赤色着色層、緑色着色層及び青色着色層がそれぞれ配置された3つの絵素により1つの画素を形成し、各絵素毎に印加する電圧を選択的に変化させることによって、画素に所望の色表示を行うことができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−207210(第4頁―第5頁、図1)
【発明が解決しようとする課題】
上述の液晶装置において、額縁状遮光膜により囲まれた領域は表示領域となるわけだが、表示領域の中央部にある画素と、表示領域の最も端にある画素とでは、同じ色を表示しようとしても同じ色を表示できなかった。すなわち、表示領域の中央部に位置する画素は左右両側に画素が存在する状態であるのに対し、表示領域の最も端に位置する1ラインの画素群は一方の側に画素が存在してももう一方の側には画素が存在しない状態であるため、両者は同じ色を表示しようとしても、表示領域の最も端に位置する1ラインの画素群による表示色は、この1ラインの画素群の最も端にある絵素に配置される着色層の色に影響されていた。
【0005】
例えば、図10(b)に示すように、額縁状遮光膜50に囲まれた領域内に、図面上y軸方向に沿ってストライプ状に延びる赤色着色層、緑色着色層及び青色着色層を、順にx軸方向に沿って配置し、表示領域102の最も右側に位置する着色層が青色着色層であった場合、表示領域102の最も右側に位置する1ラインの画素群1202を注目してみると、表示領域102の中央部に位置する画素と同じ色表示を行っても、この1ラインの画素群1202はその中央部に位置する画素の表示色よりも青色がかった色が生じてしまっていた。このため、図10(b)に示すように、数字などの画像を表示した場合、この画像の表示が青色がかった色の1ラインの画素群1202及び額縁状遮光膜50により不鮮明となっていた。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するものであり、表示特性の良好なカラーフィルタ基板、カラーフィルタ基板の製造方法、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のカラーフィルタ基板は、データ線と走査線との交差する部分に対応して画素電極を形成し、複数の画素電極を有するほぼ矩形状の第1領域と、該第1領域の周縁の少なくとも一辺に隣り合い該周縁に沿って配置された複数の画素電極有し前記画素電極により1ラインを形成する第2領域とを備え、前記第2領域は前記第1領域の表示に応じて特定色が表示される電気光学装置に用いられるカラーフィルタ基板であって、前記カラーフィルタ基板は、基板と、前記基板上に配置され、前記第1領域と前記第2領域の両方を内側に配置させて囲む額縁状の遮光膜と、前記基板上の前記第1領域の各前記画素電極に対応してそれぞれ1色ずつ配置された3色の異なる第1領域用着色層と、前記基板上の前記第2領域の各前記画素電極に対応してそれぞれ3色配置され、且つ該3色が前記第1領域用着色層と同じ部材を含む第2領域用着色層と、を具備することを特徴とする。
【0008】
本発明のこのような構成によれば、このカラーフィルタ基板が組み込まれた電気光学装置は、表示画像が鮮明で表示品位が良い。すなわち、従来においては、額縁状遮光膜により囲まれた領域の中央部に位置する画素は左右両側に画素が存在する状態であるのに対し、表示領域の最も端に位置する1ラインの画素群は一方の側に画素が存在してももう一方の側には画素が存在しない状態であったため、両者は同じ色を表示しようとしても、表示領域の最も端に位置する1ラインの画素群による表示色は、この1ラインの画素群の最も端にある画素電極に配置される着色層の色に影響されていた。これに対し、本発明では、実際に画像が表示される有効画像表示領域(第1領域に相当)に隣接して第2領域が配置されるので、有効画像表示領域(第1領域に相当)の第2領域に隣り合う画素は両側に画素電極が存在する状態となり、更に第2領域に第1領域の表示色に応じた特定色を表示するので、画像が鮮明となり表示品位が向上する。また、本発明においては、第2領域に位置する1絵素毎に複数色の着色層を配置しているので、1画素電極毎に1色の着色層を形成して複数色の画素電極からなる画素を第2領域に配置する場合と比較して、額縁状遮光膜により区画された表示領域のうち実際に画像が表示される有効画像表示領域(第1領域に相当)以外の領域(第2領域に相当)を小さくすることができ、表示領域中の有効画像表示領域の占める割合を大きくとることができる。尚、本発明において、絵素とは、電気光学装置としたときの表示画面を構成する1単位である画素を特定の色に表示するために1画素を更に分割する単位とした画素電極である。例えば、赤色、青色及び緑色の3色の駆動される画素電極により1画素が形成される。
【0009】
また、前記第2領域は前記第1領域の表示に応じて白色または黒色に表示されることを特徴とする。
【0010】
このように、電気光学装置にカラーフィルタ基板を組み込んだときに、特定色として白色及び黒色を表示できるようにすることができる。具体的には、例えば第1領域が白地に黒やカラーで文字などを表示する場合には第2領域は白色に表示し、それ以外の場合、すなわち第1領域が黒地またはカラー地に白などで文字などを表示する場合には、第2領域は黒色に表示することができる。このようにすれば第1領域と第2領域との境界において第1領域の文字の表示色と第2領域の表示色とが重なって文字が視認し難くなるという不具合が生じない。
【0011】
また、前記第1領域はほぼ矩形状を有し、前記第2領域は前記第1領域の一辺に沿って配置されていることを特徴とする。
【0012】
このように第2領域を第1領域の外周の一部に沿って配置することができる。このようなカラーフィルタ基板が組み込まれた電気光学装置においては、第2領域に隣接して第1領域に表示される画像を鮮明に表示することができる。ここで、電子機器の一例である携帯電話電話機においては、一般に、電話番号が入力され表示領域中に番号が表示される場合、画面右側から数字が出現し、番号を入力する度に数字は表示画面の右側から左側に向かって移動していくので、表示画面中、特に右辺における表示品位が重要となってくる。従って、このような電子機器に、本発明のように特定色を表示する第2領域を第1領域の右辺に沿って設けることは有効であり、4辺全てに特定色を表示する第2領域を形成する場合と比較して有効画像表示領域を大きくとることができる。
【0013】
また、前記第1領域はほぼ矩形状を有し、前記第2領域は前記第1領域を囲うように配置されていることを特徴とする。
【0014】
このように第2領域を第1領域の外周部に沿って配置することができる。このようなカラーフィルタ基板が組み込まれた電気光学装置においては、第2領域に隣接して第1領域に表示される画像を鮮明に表示することができる。
【0015】
また、前記複数の第1領域用着色層は、赤色着色層、青色着色層及び緑色着色層を有し、前記第2領域の各前記画素電極には、赤色着色層、青色着色層及び緑色着色層の3色の前記第2領域用着色層が配置されていることを特徴とする。
【0016】
このように着色層として赤色、緑色及び青色の着色層を用いることができる。
【0017】
本発明のカラーフィルタ基板の製造方法は、データ線と走査線との交差する部分に対応して画素電極を形成し、複数の画素電極を有するほぼ矩形状の第1領域と、該第1領域の周縁の少なくとも一辺に隣り合い該周縁に沿って配置された複数の画素電極有し前記画素電極により1ラインを形成する第2領域とを備え、前記第2領域は前記第1領域の表示に応じて特定色が表示される電気光学装置に用いられるカラーフィルタ基板で、前記カラーフィルタ基板は、基板と、前記基板上に配置され、前記第1領域と前記第2領域の両方を内側に配置させて囲む額縁状の遮光膜と、前記基板上の前記第1領域の各前記画素電極に対応してそれぞれ1色ずつ配置された3色の異なる第1領域用着色層と、前記基板上の前記第2領域の各前記画素電極に対応してそれぞれ3色配置され、且つ該3色が前記第1領域用着色層と同じ部材を含む第2領域用着色層と、を具備したカラーフィルタ基板の製造方法であって、基板上に前記第1領域と前記第2領域の両方を内側に配置させて囲むように額縁状の遮光膜を形成する工程と、前記基板上に前記第1領域の前記画素電極に対応して第1領域用の第1着色層を形成するとともに、前記第2領域の各前記画素電極の一部に対応して前記第1領域用の第1着色層と同じ部材からなる第2領域用の第1着色層を形成する工程と、前記基板上に前記第1領域の前記画素電極に対応して第1領域用の第2着色層を形成するとともに、前記第2領域の各前記画素電極の残りの一部に対応して前記第1領域用の第2着色層と同じ部材からなる第2領域用の第2着色層を形成する工程と、を具備することを特徴とする。
【0018】
本発明のこのような構成によれば実際に画像が表示される有効画像表示領域(第1領域に相当)に隣接して第2領域が配置されるので、有効画像表示領域(第1領域に相当)の第2領域に隣り合う画素電極は両側に画素電極が存在する状態となり、更に第2領域に第1領域の表示色に応じた特定色を表示するので、画像が鮮明となり表示品位が向上する。また、本発明においては、第2領域に位置する1画素電極毎に複数色の着色層を配置しているので、1画素電極毎に1色の着色層を形成して複数色の画素電極からなる画素を第2領域に配置する場合と比較して、額縁状遮光膜により区画された表示領域のうち実際に画像が表示される有効画像表示領域(第1領域に相当)以外の領域(第2領域に相当)を小さくすることができ、表示領域中の有効画像表示領域の占める割合を大きくとることができる。また、本製造方法によれば、第2領域に設けられる着色層を第1領域に設けられる着色層の形成工程と同一の工程で行うので、製造工程数を増やす必要がない。
【0019】
また、前記基板上に前記第1領域の前記画素電極に対応して第1領域用の第3着色層を形成するとともに、前記第2領域の各前記画素電極の残りの一部に対応して前記第1領域用の第3着色層と同じ部材からなる第2領域用の第3着色層を形成する工程を更に備えることを特徴とする。
【0020】
このように、3色の着色層を用いることができる。
【0021】
また、前記第1領域はほぼ矩形状を有し、前記第2領域は前記第1領域の一辺に沿って配置されていることを特徴とする。
【0022】
このように第2領域を第1領域の外周部に沿って配置することができる。このような製造方法によって製造されたカラーフィルタ基板が組み込まれた電気光学装置においては、第2領域に隣接して第1領域に表示される画像を鮮明に表示することができる。
【0023】
本発明の電気光学装置は、上述に記載のカラーフィルタ基板を備えたことを特徴とする。
【0024】
本発明のこのような構成によれば、画像が鮮明な表示品位の高い電気光学装置を得ることができる。
【0025】
本発明の電子機器は、上述に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする。
【0026】
本発明のこのような構成によれば、表示品位の高い表示画面をもった電子機器を得ることができる。
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る電子機器の一例として携帯電話機を例にあげて説明する。
【0027】
図22は、本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話機311を示している。ここに示す携帯電話機311は、複数の操作ボタン311aの他、受話口311b、送話口311cを有する外枠に、本発明に係る電気光学装置の一例としての液晶装置1(101)が組み込まれてなる。
【0028】
次に、この液晶装置1(101)について説明する。
【0029】
(第1実施形態)
以下に第1実施形態に係る電気光学装置としての液晶装置、これに組み込まれる電気光学パネルとしての液晶表示パネル、更にこれに組み込まれるカラーフィルタ基板の構造及びカラーフィルタ基板の製造方法について説明する。
【0030】
まず、液晶装置、液晶表示パネル及びカラーフィルタ基板の構造について図1〜図6を用いて説明する。図1は、液晶装置1の等価回路図である。図2は、液晶装置1の断面図である。図3は、液晶装置1に設けられるTFD、データ線及び画素電極の構造を説明する図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は図3(a)の線A−A’における断面図、図3(c)は概略斜視図である。図4は、カラーフィルタ電極基板の着色層の配置を説明するための概略平面図である。図5は、着色層、画素電極及び走査線の位置関係を示す液晶装置1の概略平面図である。図6は着色層、画素電極、データ線及び走査線の位置関係を示す液晶装置1の概略部分分解斜視図である。尚、本実施形態において、図示及び説明をわかりやすくするために、各種配線や電極、着色層の数を実際の構造よりも少なくしており、また図面間においても適宜それらの数を異ならせている。
【0031】
本実施形態においては、液晶装置として、TFD素子を用いたアクティブマトリクス型の透過型液晶装置に適用した場合を例にあげて説明する。尚、図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構成における縮尺や数などが異なっている。
【0032】
図2に示すように、液晶装置1は、液晶表示パネル2と、液晶表示パネル2を挟むように設けられた第1の偏光板18a及び第2の偏光板18bと、液晶表示パネル2に隣接して配置されたバックライト10と、カラーフィルタ電極基板20の対向基板26より張り出した張り出し部に実装された駆動用IC4a及び4b(図示せず)と、この駆動用IC4a及び4bとACF(異方性導電フィルム)を介して電気的に接続する配線基板とを有している。
【0033】
液晶表示パネル2は、カラーフィルタ電極基板20と、これに対向する対向基板26と、これら一対の基板20及び26を貼り合わせる基板周縁部に設けられたシール材3と、一対の基板20及び26とシール材3とにより形成された空間内に挟持された電気光学物質としての90度捩れのTN液晶110とを有している。一対の基板20及び26の間隙はスペーサ111によって保持されている。
【0034】
バックライト10は、カラーフィルタ電極基板20に隣接して配置され、光源(図示せず)と、光源から光が入射される導光板8と、拡散シート30、プリズムシート31及び32、反射シート5とを有している。拡散シート30は、液晶表示パネル2の表示画面内の光の輝度をより均一化させるためのものである。2枚のプリズムシート31及び32は、出射光の配向角を調整し、正面の輝度を向上させるためのものである。導光板8は、導光板8に対応して配置された液晶表示パネル2に対し、光源部から出射された光を液晶表示パネル2の面内に均一に照射するためのものであり、アクリル樹脂やポリカーボネートなどから形成される。
【0035】
図1に示すように、液晶装置1は、複数の第1データ線21及び1本の第2データ線121が列方向(y方向)に形成され、複数の走査線24が行方向(x方向)に形成されている。第2データ線121は、複数の第1データ線21群に隣り合って、第1データ線21とほぼ平行に1本配置されている。
【0036】
図1及び図2に示すように、走査線24は、ITO(Indium Tin Oxide)膜からなり、カラーフィルタ電極基板20の対向基板26と対向する面上にストライプ状に形成されている。走査線24には走査線駆動回路としての駆動用IC4bから走査信号が供給される。一方、第1データ線21及び第2データ線121は、ITO膜からなり、対向基板26のカラーフィルタ電極基板20と対向する面上に、走査線24と直交してストライプ状に形成されている。更に、対向基板26上には、第1データ線21に電気的に接続する複数のスイッチング素子としての第1TFD素子28と、各第1TFD素子28に電気的に接続した第1画素電極25(後述する)と、第2データ線121に電気的に接続する複数のスイッチング素子としての第2TFD素子128と、各TFD素子128に電気的に接続した第2画素電極125(後述する)とが形成されている。第1データ線21及び第2データ線121にはデータ線駆動回路としての駆動用IC4aから画像信号が供給される。
【0037】
図2に示すように、液晶表示パネル2を構成するカラーフィルタ電極基板20は、第1基板9bと、第1基板9b上に額縁状に配置された額縁状遮光膜50及びこの額縁状遮光膜50と同層からなる各絵素を区画する格子状遮光膜52と、格子状遮光膜52の隙間を埋めるように配置された第1領域用着色層160及び第2領域用着色層60と、着色層及び遮光膜を覆うように配置されたオーバーコート層13と、オーバーコート層13上に配置された走査線24と、走査線24及びオーバーコート層13を覆うように配置されたポリイミドなどからなる配向膜16bとを有している。走査線24はストライプ状に形成された着色層160とほぼ直交するように配置されている。尚、着色層の配置関係などの詳細については後述する。
【0038】
一方、図1及び図2に示すように、液晶表示パネル2を構成する対向基板26は、第2基板9aと、第2基板9a上に配置された走査線24とほぼ直交するように配置された第1データ線21及び第2データ線121と、第1データ線21に電気的に接続する複数のスイッチング素子としてのTFD素子28及び第2データ線121に電気的に接続するスイッチング素子としての第2TFD素子128と、各第1TFD素子28に電気的に接続した第1画素電極25及び各第2TFD素子128と電気的に接続した第2画素電極125と、これら第1データ線21、第2データ線121、第1TFD素子28、第2TFD素子128、第1画素電極25及び第2画素電極125を覆うように配置されたポリイミドなどからなる配向膜16aとを有している。更に、対向基板26の張り出し部(図示せず)には、第1データ線21及び第2データ線121が延在した配線とACFを介して電気的に接続する駆動用IC4a及び走査線24と電気的に接続する駆動用IC4bとが実装され、駆動用ICと配線基板とを電気的に接続するための接続端子部22が配置されている。また、上述の第1データ線21と第2データ線121、第1画素電極25と第2画素電極125、第1TFD素子28と第2TFD素子128とはそれぞれ同じ構造を有している。
【0039】
ここで、TFD、データ線及び画素電極の構造について図3を用いて説明する。
【0040】
図3は、基板9a上に配置されるTFD、データ線及び画素電極の構造を説明する図である。
【0041】
TFD素子28(128)は、図3(a)、(b)、(c)に示すように、基板9aの表面に成膜された下地層上に形成されたTFD素子28a及びTFD素子28bからなる2つのTFD素子28(128)によって、いわゆるBack−to−Back構造として構成されている。このため、TFD素子28(128)は、電流−電圧の非線形特性が正負双方向にわたって対称化されている。下地層は、例えば厚さ50〜200nm程度の酸化タンタル(Ta)によって構成されている。
【0042】
TFD素子28a及びTFD素子28bは、第1金属層32と、この第1金属層32の表面に形成された絶縁膜33と、絶縁膜33の表面に互いに離間して形成された第2金属層34a、34bとによって構成されている。第1金属層32は、例えば、厚さ100〜500nm、ここでは200nm程度のTa単体膜、Ta合金膜、ここではタンタルタングステン(TaW)などによって形成される。絶縁膜33は、例えば、陽極酸化法によって第1金属層32の表面を酸化することによって形成された厚さが10〜35nmの酸化タンタル(Ta)である。第2金属層34a、34bは、例えばクロム(Cr)などといった金属膜によって50〜300nm程度の厚さに形成されている。第2金属層34aは、そのままデータ線24の第3層41cとなり、他方の第2金属層34bは、ITO(Indium Tin Oxide)などといった透明導電材からなる画素電極25(125)に接続されている。データ線21は、第1金属層32と同時に形成された第1層41aと、絶縁膜33と同一工程で形成された第2層41bと、第3層41cとが積層した構造となっている。
【0043】
液晶装置1では、対向する走査線24と、画素電極25及び125、これらに挟持される液晶110とにより絵素が形成される。そして、各絵素に印加する電圧を選択的に変化させることによって液晶110の光学特性を変化させ、バックライト10から照射される光は各画素のこの液晶110を透過することによって変調される。
【0044】
図2及び図4に示すように、液晶装置1はほぼ矩形状の第1領域201とこの矩形状の第1領域の周縁の一部である1辺に沿って第1領域と隣り合って配置された第2領域202とを有している。カラーフィルタ電極基板20において、額縁状遮光膜50は第1領域201及び第2領域202を囲むように形成されており、額縁状遮光膜50により囲まれた領域は液晶装置1としたときの実際に表示が行われる表示領域102に相当する。尚、図4においては、格子状の遮光膜52は、着色層により隠れてしまうため図示を省略している。図4に示すように、第1領域201には、y軸方向に沿ってストライプ状に延びる3色の第1領域用赤色着色層160R、第1領域用緑色着色層160G及び第1領域用青色着色層160Bがx軸方向に沿って形成されている。第2領域202には、各第1領域用着色層160とほぼ同じ幅(図面上、x軸に沿った幅)でy軸方向に沿って、第2領域用赤色着色層60R、第2領域用緑色着色層60G及び第2領域用青色着色層60Bが順に繰り返し配置されている。
【0045】
図5及び図6に示すように、第1領域201には、第1画素電極25が配置されており、y軸方向に沿って配置された1ラインの第1画素電極25毎に第1領域用着色層160が配置され、第1領域201では1つの絵素に対して1色の第1領域用着色層160が対応する状態となっている。一方、第2領域202には、第2画素電極125がy軸方向に沿って1ラインに配置されており、第2領域202では1つの絵素に対して3色の第2領域用着色層60R、60G、60Bが対応する状態となっている。走査線24は、x軸方向に沿って1ラインに並ぶ第1画素電極25及び第2画素電極125に対応して配置されている。また、図6に示すように、第1データ線21及び第2データ線121は走査線24とほぼ直交するように配置され、第1データ線21は第1画素電極25に図示を省略しているTFD素子を介して電気的に接続され、第2データ線121は第2画素電極125に図示を省略しているTFD素子を介して電気的に接続されている。液晶装置1の第1領域201においては、第1領域用赤色着色層160R、第1領域用緑色着色層160G及び第1領域用青色着色層160Bがそれぞれ配置された3つの絵素により1つの画素を形成し、各絵素毎に印加する電圧を選択的に変化させることによって、画素に所望の色表示を行うことができる。また、第2領域202においては、第2領域202に配置される各絵素には同じ電圧が印加され、本実施形態においては第2領域202における1ラインは、特定色として白色または黒色に表示され、これらの色は第1領域201の表示に応じて選択される。具体的には、例えば第1領域201が白地に黒やカラーで文字などを表示する場合には第2領域202は白色に表示される。一方、それ以外の場合、すなわち第1領域が黒地またはカラー地に白などで文字などを表示する場合には、第2領域202は黒色に表示される。
【0046】
次に、上述の液晶装置1の駆動方法について図7〜図9を用いて説明する。
【0047】
図7は、液晶装置1の構成を示すブロック図である。この図において、符号2は液晶表示パネル、4bは液晶表示パネル2の走査線を駆動する走査線駆動回路、4aは液晶表示パネル2のデータ線を駆動するデータ線駆動回路である。4−1、4−2・・・・4−nはアナログスイッチであり、各アナログスイッチ4−1〜4−nのソースは表示信号ライン105に接続され、ドレインは液晶表示パネル2のデータ線に接続され、ゲートはデータ線駆動回路4aに接続されている。
【0048】
107はタイミングパルスの発生回路であり、システムクロックパルスに基づいて走査線駆動信号及びデータ線駆動信号を形成し、走査線駆動回路4b及びデータ線駆動回路4aへ各々出力する。
【0049】
このような構成において、走査線駆動回路4bが、まず第1走査線(最上位の走査線)へH(ハイ)レベルの信号を出力する。次いで、データ線駆動回路4aがアナログスイッチ4−1、4−2・・・を順次オンとする。これにより、表示信号ライン105の表示信号(アナログ信号)が液晶表示パネル2の第1行目の各絵素に順次書き込まれる。次に、走査線駆動回路4bが液晶表示パネル2の第2走査線へH(ハイ)レベルの信号を出力し、次いで、データ線駆動回路4aがアナログスイッチ4−1、4−2・・・を順次オンとする。これにより、表示信号ライン105の表示信号が液晶表示パネル2の第2行目の各絵素に順次書き込まれる。以下、同様の手順で液晶表示パネル2の各絵素に順次表示信号が書き込まれ、これにより画像表示が行われる。尚、上述の構成は従来から周知の構成である。
【0050】
次に、図7において、符号10は外部から供給され表示信号(アナログ信号)が印加される端子、11は上述の第2領域の表示色を白色または黒色に制御する表示制御回路である。この表示制御回路11は液晶表示パネル2の表示領域の1辺部に位置する第2領域に白色または黒色を表示するための回路であり、マスク信号発生回路112と、アナログスイッチ113、114と、インバータ115と、マスク制御回路116とから構成されている。
【0051】
マスク信号発生回路112は、白色または黒色を表示するためのアナログ電圧(マスク信号)を常時出力する。第2領域の表示の色を白色または黒色とするかは、上述のように第1領域201に表示される色、例えば第1領域201における表示の地の色によって選択され、この地が表示される絵素に印加される電圧の値によって決定することができる。マスク制御回路116は、常時アナログスイッチ114をオン、113をオフとする制御信号MSを出力する。これにより、端子10の表示信号VSがアナログスイッチ114を介して表示信号ライン105は供給され、これにより、液晶表示パネル2の画像表示が行われる。また、このマスク制御回路116は、タイミング供給手段であるタイミングパルス発生回路107から供給されるデータ線駆動信号に基づいて、液晶表示パネル2の第2領域の各絵素の駆動タイミングを検出し、該タイミングにおいてアナログスイッチ114をオフ、アナログスイッチ113をオンとする制御信号MSを出力する。
【0052】
すなわち、いま、図8における(イ)を垂直同期信号、(ロ)を走査線駆動タイミングとする。なお、図8(ロ)における数字1,2、・・・は走査線の番号を示している。走査線を駆動するタイミングにおいては、マスク制御回路116からは制御信号MSは出力されない。また、図9における(イ)を水平同期信号、(ロ)をデータ線駆動タイミングとすると、マスク制御回路116は液晶表示パネル2の表示領域における右端から1本目のデータ線(第2データ線)を駆動するタイミングにおいて、同図(ハ)に示す制御信号MSを出力する。これにより、そのデータ線に接続されている絵素へ表示信号VSに代えてマスク信号が印加され、第2領域における各絵素は白色または黒色で表示される。
【0053】
以上のように、本実施形態においては、第1領域における表示に応じて表示領域の周辺部の一部(第2領域)の表示色を調整しているので、この第2領域に隣り合った位置に文字などを画像表示した場合、その文字が不鮮明となることなく、鮮明に表示を行うことができ、表示特性が向上する。
【0054】
以下に、図10及び図11を用いて本実施形態における効果について説明する。
図10(a)は本実施形態における液晶装置の表示画像であり、図10(b)は従来における液晶装置の表示画像であり、共に表示画面が白地である場合を例にあげている。図10において、額縁状遮光膜50に囲まれた領域内には、図示を省略しているが、図面上y軸方向に沿ってストライプ状に延びる赤色着色層、緑色着色層及び青色着色層が順にx軸方向に沿って左から右に向かって配置され、図10(a)においては図4に示すように表示領域102の最も右端に位置する絵素群からなる1ライン(第2領域202に相当)は絵素毎に3色の第2領域用着色層60が配置される。一方、図10(b)においては表示領域102の最も右端に位置する絵素群からなる1ラインにはストライプ状の青色着色層が配置され、符号1202は表示領域102の右端の3行の絵素群からなる1ラインの画素群を示している。例えば、表示領域102の右辺に接して数字が表示される場合、従来においては、図10(b)に示すように、1ラインの画素群1202は、本来表示したい色よりも青色がかった色が生じてしまうため、数字の表示が不鮮明となっていた。これに対し、本実施形態においては、表示領域102の最も右端の1ライン(第2領域202)が特定色、ここでは白色に表示されるので、数字の表示が鮮明となって表示品位が向上する。また、本実施形態においては、特定色を表示する第2領域を1行の絵素群からなる1ラインで形成しているので、第2領域を第1領域のように3行の絵素群からなる1ラインの画素群により形成する場合と比較して、表示領域102の実際に画像が表示される領域(第1領域に相当)以外の領域(第2領域に相当)を小さくすることができ、表示領域の有効画像表示領域を大きくとることができる。更に、例えば携帯電話機においては、電話番号を入力し表示領域102中に番号が表示される場合、画面右側から数字が出現し、番号を入力する度に数字は図示する矢印の方向に沿って、右側から左側に向かって移動していくので、表示領域中、特に右辺における表示品位が重要となってくる。従って、本実施形態のように右辺に特定色を表示する1ラインを形成することは有効であり、4辺全てに特定色を表示する1ラインを形成する場合と比較して有効画像表示領域を大きくとることができる。
【0055】
図11(a)は本実施形態における液晶装置の表示画像であり、図11(b)は従来における液晶装置の表示画像であり、共に表示画面が黒地である場合を例にあげている。図11において、額縁状遮光膜50に囲まれた領域内には、図示を省略しているが、図面上y軸方向に沿ってストライプ状に延びる赤色着色層、緑色着色層及び青色着色層が順にx軸方向に沿って配置され、図11(a)においては図4に示すように表示領域102の最も右端に位置する絵素群からなる1ライン(第2領域202に相当)は絵素毎に3色の第2領域用着色層60が配置される。一方、図11(b)においては表示領域102の最も右端に位置する絵素群からなる1ラインにはストライプ状の青色着色層が配置され、符号1202は表示領域102の右端の3ラインの絵素群からなる1ラインの画素群を示している。例えば、表示領域102の右辺に接して数字が表示される場合、従来においては、図11(b)に示すように、1ラインの画素群1202は、本来表示したい色よりも青色がかった色が生じてしまうため、数字の表示が不鮮明となっていた。これに対し、本実施形態においては、表示領域102の最も右端の1ライン(第2領域202)が特定色、ここでは黒色に表示されるので、数字の表示が鮮明となって表示品位が向上する。また、本実施形態においては、特定色を表示する第2領域を1行の絵素群からなる1ラインで形成しているので、第2領域を第1領域のように3行の絵素群からなる1ラインの画素群により形成する場合と比較して、表示領域102の実際に画像が表示される領域(第1領域に相当)以外の領域(第2領域に相当)を小さくすることができ、表示領域の有効画像表示領域を大きくとることができる。更に、例えば携帯電話機においては、電話番号が入力され表示領域102中に番号が表示される場合、画面右側から数字が出現し、番号が入力される度に数字は図示する矢印の方向に沿って、右側から左側に向かって移動していくので、表示領域中、特に右辺における表示品位が重要となってくる。従って、本実施形態のように右辺に特定色を表示する1ラインを形成することは有効であり、4辺全てに特定色を表示する1ラインを形成する場合と比較して有効画像表示領域を大きくとることができる。なお、図11においては、符号の引出線を図面をわかりやすくするために、黒色に表示される領域のみ白色で表示している。
【0056】
次に、上述のカラーフィルタ電極基板20の製造方法を図12を用いて説明する。図12は、カラーフィルタ電極基板20製造時の各工程における断面図及び平面図であり、断面図は図12(a)に示す平面図の線B−B´に沿って切断した部分断面図に相当する。図12(b)〜(d)においては、格子状の遮光膜52の図示を省略している。
【0057】
図12(a)に示すように、第1基板9b上に、例えばスパッタによりクロムを堆積した後、パターニングして額縁状の遮光膜50及び格子状の遮光膜52を形成する。本実施形態においては、絵素は格子状の遮光膜52により区画される。
【0058】
次に、額縁状遮光膜50及び格子状遮光膜52を含む第1基板9b上全面に、赤色着色材料を塗布する。その後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングし、図12(b)に示すように、第1領域201にストライプ状の第1領域用の第1着色層としての第1領域用赤色着色層160R及び第2領域202に対応する絵素の約1/3の面積に第2領域用の第1着色層として第2領域用赤色着色層60Rを形成する。
【0059】
次に、額縁状遮光膜50、格子状遮光膜52、第1領域用赤色着色層160R及び第2領域用赤色着色層60Rを含む第1基板9b上全面に、緑色着色材料を塗布する。その後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングし、図12(c)に示すように、第1領域201にストライプ状の第1領域用の第2着色層としての第1領域用緑色着色層160G及び第2領域202に対応する絵素の約1/3の面積に第2領域用の第2着色層として第2領域用緑色着色層60Gを形成する。
【0060】
次に、額縁状遮光膜50、格子状遮光膜52、第1領域用赤色着色層160R、第2領域用赤色着色層60R、第1領域用緑色着色層160G及び第2領域用緑色着色層60Gを含む第1基板9b上全面に、青色着色材料を塗布する。その後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングし、図12(d)に示すように、第1領域201にストライプ状の第1領域用の第3着色層として第1領域用青色着色層160B及び第2領域202に対応する絵素の約1/3の面積に第2領域用の第3着色層として第2領域用青色着色層60Bを形成する。これにより基板上に着色層が形成されたカラーフィルタ基板20´を得る。
【0061】
その後、カラーフィルタ基板20´上に例えばアクリル樹脂などからなるオーバーコート層をスピンコート法による形成する。次に、ITO(IndiumuTin Oxide)膜をスパッタ法によりオーバーコート層上に成膜し、この膜をパターニングしてオーバーコート層上にストライプ状の走査線を形成する。その後、走査線を含むオーバーコート層上にポリイミドなどからなる配向膜を形成し、カラーフィルタ電極基板20を得る。
【0062】
本実施形態における製造方法では、第2領域に形成する着色層を第1領域に形成する着色層と同一工程で形成するので、従来の製造工程数と変わりない。
【0063】
尚、遮光膜として、上述ではCr(クロム)の金属膜を例にあげたが、黒色顔料が分散された樹脂などを用いることもできる。また、着色層としては顔料が分散された樹脂などを用いることができる。
【0064】
(第2実施形態)
以下に第2実施形態に係る電気光学装置としての液晶装置、これに組み込まれる電気光学パネルとしての液晶表示パネル、更にこれに組み込まれるカラーフィルタ基板の構造及びカラーフィルタ基板の製造方法について説明する。第1実施形態におけるカラーフィルタ基板では、ほぼ矩形状の表示領域の一辺に沿って特定色が表示される第2領域が設けられていたが、本実施形態におけるカラーフィルタ基板では、表示領域の外周部に特定色が表示される第2領域が設けられている。尚、第1実施形態と同じ構造については同じ符号を付している。上記相違点以外の構成については、第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。以下、図13〜図16を用いて本実施形態について説明する。
【0065】
図13は液晶装置101の等価回路図である。図14は、液晶装置101の断面図である。図15は、液晶装置101に設けられるカラーフィルタ基板の着色層の配置を説明するための概略平面図である。図16は、カラーフィルタ基板上の着色層、画素電極及び走査線の位置関係を示す概略平面図である。液晶装置101は、図14に示すように、カラーフィルタ基板120と対向基板26とを有する。
【0066】
図13に示すように、本実施形態における液晶装置101では、複数の第1データ線21及びこの第1データ線21を挟んで両側に1本づつ配置された第2データ線121が列方向(y方向)に形成されている。また、複数の第1走査線24及びこの第1走査線24を挟んで両側に1本づつ配置された第2走査線124が行方向(x方向)に形成されている。第2データ線121及び第2走査線124に対応して位置する画素電極には、第2TFD素子128が電気的に接続される。また、この第2TFD素子128に電気的に接続しない画素電極には、第1TFD素子28が電気的に接続される。
【0067】
図14及び図15に示すように、液晶装置101はほぼ矩形状の第1領域1201とこの矩形状の第1領域1201の外周を囲うように第1領域1201と隣り合って配置された第2領域1202とを有している。カラーフィルタ電極基板120において、額縁状遮光膜50は第1領域1201及び第2領域1202を囲むように形成されており、額縁状遮光膜50により囲まれた領域は液晶装置101としたときに実際に表示が行われる表示領域102に相当する。尚、図15においては、格子状の遮光膜52は、着色層により隠れてしまうため図示を省略している。第1領域1201には、y軸方向に沿ってストライプ状に延びる3色の第1領域用赤色着色層160R、第1領域用緑色着色層160G及び第1領域用青色着色層160Bが形成されている。第2領域1202には、y軸方向に沿って、第2領域用赤色着色層60R、第2領域用緑色着色層60G及び第2領域用青色着色層60Bが順に配置されており、図面上、表示領域102のx軸に沿った辺に位置する第2領域1202部分では、y軸方向に沿って第2領域用赤色着色層60R、第2領域用緑色着色層60G及び第2領域用青色着色層60Bが順に3色配置され、表示領域102のy軸に沿った辺に位置する第2領域1202部分では、y軸方向に沿って第2領域用赤色着色層60R、第2領域用緑色着色層60G及び第2領域用青色着色層60Bが順に繰り返し配置された状態となっている。
【0068】
図14及び図16に示すように、第1領域1201には、第1画素電極25が配置されており、y軸方向に沿って配置された1ラインの第1画素電極25毎に第1領域用着色層160が配置され、第1領域201では1つの絵素に対して1色の第1領域用着色層160が対応した状態となっている。一方、第2領域1202には、第1領域1201を囲むように、第2画素電極125がy軸方向及びx軸方向に沿って1ライン配置されており、第2領域202では1つの絵素に対して3色の第2領域用着色層61R、61G、61Bが対応した状態となっている。第1走査線24は、x軸方向に沿って1ラインに並ぶ第1画素電極25及び第2画素電極125に対応して配置されている。また、第2走査線124は、複数の第1走査線24を挟むように両側に1本づつ配置され、x軸方向に沿って1ラインに並ぶ第2画素電極125に対応して配置されている。また、図示を省略しているが、第1データ線及び第2データ線は走査線24及び124とほぼ直交して、第1画素電極25及び第2画素電極125に対応して配置される。液晶装置101の第1領域1201においては、第1領域用赤色着色層160R、第1領域用緑色着色層160G及び第1領域用青色着色層160Bがそれぞれ配置された3つの絵素により1つの画素を形成し、各絵素毎に印加する電圧を選択的に変化させることによって、画素に所望の色表示を行うことができる。また、第2領域1202においては、第2領域1202に配置される各絵素には同じ電圧が印加され、本実施形態においては第2領域1202は、特定色として白色または黒色に表示され、これらの色は第1領域1201の表示に応じて選択される。具体的には、例えば第1領域1201が白地に黒やカラーで文字などを表示する場合には第2領域1202は白色に表示される。一方、それ以外の場合、例えば第1領域が黒地またはカラー地に白で文字などを表示する場合には、第2領域1202は黒色に表示される。
【0069】
次に、上述の液晶装置101の駆動方法について図7、図17及び図18を用いて説明する。
【0070】
図7の説明については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0071】
すなわち、いま、図17における(イ)を垂直同期信号、(ロ)を走査線駆動タイミングとする。なお、図17(ロ)における数字1,2、・・・は走査線の番号を示している。マスク制御回路1116は、液晶表示パネル2の最上部の1本の走査線(第2走査線124)を駆動するタイミング及び最下部の1本の走査線(第2走査線124)を駆動するタイミングにおいて同図(ハ)に示す制御信号MSを出力する。これにより、その走査線(第2走査線124)に接続される画素へ表示信号VSに代えてマスク信号が印加され、各絵素が白色または黒色で表示される。また、図18における(イ)を水平同期信号、(ロ)をデータ線駆動タイミングとすると、マスク制御回路1116は液晶表示パネル2の表示領域における左端から1本目のデータ線(第2データ線121)及び右端から1本目のデータ線(第2データ線121)を駆動するタイミングにおいて、同図(ハ)に示す制御信号MSを出力する。これにより、そのデータ線(第2データ線121)に接続されている絵素へ表示信号VSに代えてマスク信号が印加され、そのデータ線(第2データ線121)に接続される絵素は白色または黒色で表示される。以上により、第2領域における各絵素は白色または黒色で表示される。
【0072】
以上のように、本実施形態においては、第1領域における表示に応じて、表示領域の周辺部(第2領域)の表示色を調整しているので、この第2領域に隣り合った位置に文字などを画像表示した場合、その文字が不鮮明となることなく、鮮明に表示を行うことができ、表示特性が向上する。
【0073】
以下に、図19を用いて本実施形態における効果について説明する。図19(a)は本実施形態における液晶装置の表示画像であり、図19(b)は従来における液晶装置の表示画像であり、共に表示画面が白地である場合を例にあげている。図19において、額縁状遮光膜50に囲まれた領域内には、図示を省略しているが、図面上y軸方向に沿ってストライプ状に延びる赤色着色層、緑色着色層及び青色着色層が順にx軸方向に沿って左から右に向かって配置され、図19(a)においては図16に示すように表示領域102の周辺の1ライン(第2領域1202に相当)は絵素毎に3色の第2領域用着色層61が配置される。一方、図19(b)においては表示領域102の最も右端に位置する絵素群からなる1ラインにはストライプ状の青色着色層、左端に位置する絵素群からなる1ラインにはストライプ状の赤色着色層が配置され、符号2202は表示領域102の左右両側に配置される3行の絵素群からなる1ラインの画素群と、表示領域102の上下両側に配置される1列の赤色着色層、緑色着色層及び青色着色層からなる画素群とを示している。例えば、表示領域102中に数字が表示される場合、従来においては、図19(b)に示すように、表示領域102の周辺部に相当する領域1202では、表示領域102の右辺に沿った部分において本来表示したい色よりも青色がかった色が生じ、表示領域102の左辺に沿った部分において本来表示したい色よりも赤色がかった色が生じ、表示領域102の上辺及び下辺に沿った部分では額縁状遮光膜50と画素がくっついたような状態となるため、表示領域102の外周部に沿って表示される数字の表示が不鮮明となっていた。これに対し、本実施形態においては、表示領域102の外周部(第2領域1202)が特定色、ここでは白色に表示されるので、数字の表示が鮮明となって表示品位が向上する。また、本実施形態においては、特定色を表示する第2領域のうち、y方向に沿って延びる部分は、1行の絵素群からなる1ラインで形成しているので、第2領域を第1領域のように3行の絵素群、すなわち1行の画素群により形成する場合と比較して、表示領域102の実際に画像が表示される領域(第1領域に相当)以外の領域(第2領域に相当)を小さくすることができ、表示領域の有効画像表示領域を大きくとることができる。また、特定色を表示する第2領域のうち、x方向に沿って延びる部分は、1列の絵素群からなる1ラインで形成しているので、表示領域102の実際に画像が表示される領域(第1領域に相当)以外の領域(第2領域に相当)を小さくすることができ、表示領域の有効画像表示領域を大きくとることができる。
【0074】
また、表示画面が黒地である場合においても同様に、第2領域を黒表示させることにより、数字や文字などの画像が鮮明に表示することができる。
【0075】
次に、上述のカラーフィルタ電極基板120の製造方法について図20及び図21を用いて説明する。図20及び図21は、カラーフィルタ電極基板20製造時の各工程における断面図及び平面図であり、断面図は図20(a)に示す平面図の線C−C´に沿って切断した部分断面図に相当する。図20(b)、図21(a)(b)においては、格子状の遮光膜52の図示を省略している。
【0076】
図20(a)に示すように、第1基板9b上に、例えばスパッタによりクロムを堆積した後、パターニングして額縁状の遮光膜50及び格子状の遮光膜52を形成する。本実施形態においては、絵素は格子状の遮光膜52により区画される。
【0077】
次に、額縁状遮光膜50及び格子状遮光膜52を含む第1基板9b上全面に、赤色着色材料を塗布する。その後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングし、図20(b)に示すように、第1領域1201にストライプ状の第1領域用の第1着色層としての第1領域用赤色着色層160R及び第2領域202に対応する絵素の約1/3の面積に第2領域用の第1着色層として第2領域用赤色着色層61Rを形成する。
【0078】
次に、額縁状遮光膜50、格子状遮光膜52、第1領域用赤色着色層160R及び第2領域用赤色着色層61Rを含む第1基板9b上全面に、緑色着色材料を塗布する。その後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングし、図21(a)に示すように、第1領域1201にストライプ状の第1領域用の第2着色層としての第1領域用緑色着色層160G及び第2領域1202に対応する絵素の約1/3の面積に第2領域用の第2着色層として第2領域用緑色着色層61Gを形成する。
【0079】
次に、額縁状遮光膜50、格子状遮光膜52、第1領域用赤色着色層160R、第2領域用赤色着色層61R、第1領域用緑色着色層160G及び第2領域用緑色着色層61Gを含む第1基板9b上全面に、青色着色材料を塗布する。その後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングし、図21(b)に示すように、第1領域1201にストライプ状の第1領域用の第3着色層として第1領域用青色着色層160B及び第2領域1202に対応する絵素の約1/3の面積に第2領域用の第3着色層として第2領域用青色着色層61Bを形成する。これにより基板上に着色層が形成されたカラーフィルタ基板120´を得る。
【0080】
その後、カラーフィルタ基板120´上に例えばアクリル樹脂などからなるオーバーコート層をスピンコート法による形成する。次に、ITO(Indiumu Tin Oxide)膜をスパッタ法によりオ−バーコート層上に成膜し、この膜をパターニングしてオーバーコート層上にストライプ状の走査線を形成する。その後、走査線を含むオーバーコート層上にポリイミドなどからなる配向膜を形成し、カラーフィルタ電極基板120を得る。
【0081】
本実施形態における製造方法では、第2領域に形成する着色層を第1領域に形成する着色層と同一工程で形成するので、従来の製造工程数と変わりない。
【0082】
尚、遮光膜として、上述ではCr(クロム)の金属膜を例にあげたが、黒色顔料が分散された樹脂などを用いることもできる。また、着色層としては顔料が分散された樹脂などを用いることができる。
【0083】
上述した実施形態では、電気光学装置として、透過型のTFD素子を用いたアクティブマトリクス型の液晶装置を例にあげたが、これに限られものではなく、反射型液晶装置や半透過半反射型液晶装置、TFT素子を用いたアクティブマトリクス型の液晶装置や単純マトリクス型の液晶装置に適用できることは言うまでもない。また、上述した実施形態では、電気光学装置として、液晶装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、プラズマディスプレイ装置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管、液晶シャッター等を用いた小型テレビ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いた装置などの各種の電気光学装置に適用できる。
【0084】
さらに、上述の実施形態においては、電子機器として携帯電話機を例にあげて説明したが他の電子機器に適用することもできる。以下に、本発明の液晶装置1及び101を電子機器に搭載した例を記す。
【0085】
上記電気光学パネルを含む電気光学装置を電子機器の表示装置として用いる場合の実施形態について説明する。図23は、本実施形態の全体構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器は、上記と同様の液晶パネル2と、これを制御する制御手段1200とを有する。ここでは、液晶パネル200を、パネル構造体2Aと、半導体IC等で構成される駆動回路2Bとに概念的に分けて描いてある。また、制御手段1200は、表示情報出力源1210と、表示処理回路1220と、電源回路1230と、タイミングジェネレータ1240とを有する。
【0086】
表示情報出力源1210は、ROM(Read Only Memory )やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ1240によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路1220に供給するように構成されている。
【0087】
表示情報処理回路1220は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路200Bへ供給する。駆動回路200Bは、走査線駆動回路、データ線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路1230は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
【0088】
また、本発明に係る電子機器としては、モバイル型パーソナルコンピュータ、ディジタルウォッチ、ディジタルスチルカメラ、タッチパネル、電卓、液晶テレビ、プロジェクタ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話機、POS端末機などがあげられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として本発明に係る電気光学装置を用いることができる。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る液晶装置の等価回路図である。
【図2】 第1実施形態に係る液晶装置の断面図である。
【図3】 基板9a上に配置されるTFD、データ線及び画素電極の構造を説明する図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は図3(a)の線A−A´における断面図、図3(c)は概略斜視図である。
【図4】 第1実施形態におけるカラーフィルタ電極基板の平面図であり、着色層の配置を説明する図である。
【図5】 第1実施形態における液晶装置の着色層、走査線及び画素電極との位置関係を説明するための平面図である。
【図6】 第1実施形態における液晶装置の着色層、走査線、画素電極及びデータ線との位置関係を説明するための部分分解斜視図である。
【図7】 第1実施形態及び第2実施形態にかかわる液晶装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 第1実施形態にかかわる液晶装置の動作を説明するためのタイミング図である。
【図9】 第1実施形態にかかわる液晶装置の動作を説明するためのタイミング図である。
【図10】 第1実施形態にかかわる液晶装置の効果を説明するための図であり、図10(a)は第1実施形態における表示画面の図、図10(b)は従来の液晶装置における表示画面の図である。
【図11】 第1実施形態にかかわる液晶装置の効果を説明するための図であり、図11(a)は第1実施形態における液晶装置の表示画面の図、図11(b)は従来の液晶装置における表示画面の図である。
【図12】 第1実施形態に係るカラーフィルタ基板の製造方法を示す工程図であり、各工程における基板の平面図及び図12(a)に示す平面図の線B−B´に沿って切断した部分に対応する断面図である。
【図13】 第2実施形態に係る液晶装置の等価回路図である。
【図14】 第2実施形態に係る液晶装置の断面図である。
【図15】 第2実施形態におけるカラーフィルタ電極基板の平面図であり、着色層の配置を説明する図である。
【図16】 第2実施形態における液晶装置の着色層、走査線及び画素電極との位置関係を説明するための平面図である。
【図17】 第2実施形態にかかわる液晶装置の動作を説明するためのタイミング図である。
【図18】 第2実施形態にかかわる液晶装置の動作を説明するためのタイミング図である。
【図19】 第2実施形態にかかわる液晶装置の効果を説明するための図であり、図19(a)は第2実施形態における液晶装置の表示画面の図、図19(b)は従来の液晶装置における表示画面の図である。
【図20】 第2実施形態に係るカラーフィルタ基板の製造方法を示す工程図であり、各工程における基板の平面図及び図12(a)に示す平面図の線C−C´に沿って切断した部分に対応する断面図である。
【図21】 図20(b)の次の工程を示す工程図である。
【図22】 本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話機を示す斜視図である。
【図23】 本発明に係る電子機器のブロック図である。
【符号の説明】
1、101…液晶装置
2…液晶表示パネル
9a…第2基板
9b…第1基板
20、120…カラーフィルタ電極基板
20´、120´…カラーフィルタ基板
24…走査線、第1走査線
25…第1画素電極
26…対向基板
50…額縁状の遮光膜
60R,61R…第2領域用赤色着色層
60G、61G…第2領域用緑色着色層
60B,61B…第2領域用青色着色層
110…液晶
124…第2走査線
125…第2画素電極
160R…第1領域用赤色着色層
160G…第1領域用緑色着色層
160B…第1領域用青色着色層
201、1201…第1領域
202、1202…第2領域
311…携帯電話機

Claims (8)

  1. データ線と走査線との交差する部分に対応して画素電極を形成し、
    複数の前記画素電極を有するほぼ矩形状の第1領域と、該第1領域の周縁の少なくとも一辺に隣り合い該周縁に沿って配置された複数の前記画素電極有し前記画素電極により1ラインを形成する第2領域とを備え、前記第2領域は前記第1領域の表示に応じて特定色が表示される電気光学装置に用いられるカラーフィルタ基板であって、
    前記カラーフィルタ基板は、
    基板と、
    前記基板上に配置され、前記第1領域と前記第2領域の両方を内側に配置させて囲む額縁状の遮光膜と、
    前記基板上の前記第1領域の各前記画素電極に対応してそれぞれ1色ずつ配置された3色の色の異なる第1領域用着色層と、
    前記基板上の前記第2領域の各前記画素電極に対応してそれぞれ3色配置され、且つ該3色が前記第1領域用着色層と同じ部材を含む第2領域用着色層と、
    を具備することを特徴とするカラーフィルタ基板。
  2. 前記第2領域は前記第1領域の表示に応じて白色または黒色に表示されることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ基板。
  3. 前記第1領域はほぼ矩形状を有し、前記第2領域は前記第1領域を囲うように配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のカラーフィルタ基板。
  4. 前記複数の第1領域用着色層は、赤色着色層、青色着色層及び緑色着色層を有し、
    前記第2領域の各前記画素電極には、赤色着色層、青色着色層及び緑色着色層の3色の前記第2領域用着色層が配置されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のカラーフィルタ基板。
  5. データ線と走査線との交差する部分に対応して画素電極を形成し、
    複数の画素電極を有するほぼ矩形状の第1領域と、該第1領域の周縁の少なくとも一辺に隣り合い該周縁に沿って配置された複数の画素電極有し前記画素電極により1ラインを形成する第2領域とを備え、前記第2領域は前記第1領域の表示に応じて特定色が表示される電気光学装置に用いられるカラーフィルタ基板で、
    前記カラーフィルタ基板は、基板と、前記基板上に配置され、前記第1領域と前記第2領域の両方を内側に配置させて囲む額縁状の遮光膜と、前記基板上の前記第1領域の各前記画素電極に対応してそれぞれ1色ずつ配置された3色の異なる第1領域用着色層と、前記基板上の前記第2領域の各前記画素電極に対応してそれぞれ3色配置され、且つ該3色が前記第1領域用着色層と同じ部材を含む第2領域用着色層と、を具備したカラーフィルタ基板の製造方法であって、
    前記基板上に前記第1領域と前記第2領域の両方を内側に配置させて囲むように額縁状の遮光膜を形成する工程と、
    前記基板上に前記第1領域の前記画素電極に対応して第1領域用の第1着色層を形成するとともに、前記第2領域の各前記画素電極の一部に対応して前記第1領域用の第1着色層と同じ部材からなる第2領域用の第1着色層を形成する工程と、
    前記基板上に前記第1領域の前記画素電極に対応して第1領域用の第2着色層を形成するとともに、前記第2領域の各前記画素電極の残りの一部に対応して前記第1領域用の第2着色層と同じ部材からなる第2領域用の第2着色層を形成する工程と、
    を具備することを特徴とするカラーフィルタ基板の製造方法。
  6. 前記基板上に前記第1領域の前記画素電極に対応して第1領域用の第3着色層を形成するとともに、前記第2領域の各前記画素電極の残りの一部に対応して前記第1領域用の第3着色層と同じ部材からなる第2領域用の第3着色層を形成する工程を更に備えることを特徴とする請求項記載のカラーフィルタ基板の製造方法。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のカラーフィルタ基板を備えた電気光学装置。
  8. 請求項記載の電気光学装置を備えた電子機器。
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