JP4741022B2 - マルチキャスト配信システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のターゲットに対しデータをマルチキャストにより配信するマルチキャスト配信システム及び方法に関し、特に、ルータを越えて複数のターゲットにデータをマルチキャストで配信するマルチキャスト配信システム及び方法に関する。
従来、ネットワークで接続された多数台のコンピュータにソフトウェア等を導入するためにマルチキャスト配信を使用しているが、近年、ネットワーク環境が複雑化し、ルータを越えるマルチキャスト配信でも性能が悪くならないことが要求されている。
図14は従来のルータを越えるマルチキャスト配信システムのブロック図を示す。図14において、セグメント100には同じコンピュータで動作する管理サーバ106と配信サーバ108が接続され、またデータ格納サーバ110とマルチキャスト配信するターゲット114−01,114−02が接続されている。
セグメント100に対してはルータ102を経由して別のセグメント104−1〜104−3が接続され、それぞれマルチキャスト配信の対象となるターゲット114−11,114−12,114−21,114−22,114−31,114−32が接続されている。なお、112−〜112−3は終端器である。
セグメント100に配置した配信サーバ108に対し別のセグメントにターゲットが存在する場合、即ち別のセグメント104−1〜104−3にターゲット114−11〜114−32が存在する場合、マルチキャストのデータはマルチキャスト対応のルータ102を経由してターゲット114−11〜114−32に送信される。
マルチキャスト対応のルータ102は、マルチキャストアドレスを宛先とするデータパケットを受信すると、マルチキャストの対象となるターゲットが存在するセグメント104−1〜104−3毎にコピーを生成し、コピーパケットをセグメント104−1〜104−3に送信する。
従来のマルチキャスト配信の動作を説明すると次のようになる。管理サーバ106に対しマルチキャストによるデータは配信要求があると、管理サーバ106が配信サーバ108を起動する。続いて管理サーバ106がマルチキャスト配信グループに登録されているターゲット114−1〜114−32の各々に配信サーバ108への接続を指示する。
ターゲット114−1〜114−32の全てが配信サーバ108に接続すると、マルチキャスト配信が開始される。マルチキャスト配信が終了すると、ターゲット114−01〜114−32が配信サーバとの接続を解除する。そして管理サーバ106が配信サーバ108を終了し、マルチキャスト配信が終了する。
なお、特許文献1,2は関連技術である。このうち特許文献1はマルチキャスト対応でないルータを通してマルチキャスト配信するためのトンネル化という技術を開示している。
特開2004−253975号公報 特開2003−069639号公報
しかしながら、このような従来のマルチキャスト配信システムにおいて、配信サーバとターゲットがマルチキャスト対応のルータを経由して接続されたネットワーク環境では、配信サーバとターゲットがルータを経由しない同じセグメントでのネットワーク環境に比べて配信性能が悪くなってしまう問題がある。
これはマルチキャスト対応のルータでセグメントの数だけパケットのコピーが行われるためである。
また、マルチキャスト配信のためのパケットを制御するためには、通常のユニキャストに対応したルータを使用することができず、マルチキャストに対応した高性能で高価なルータを使用する必要があり、更に、マルチキャスト対応のルータにあっては、マルチキャストの配信制御を行うための設定をしなければならないために手間と時間がかかるという問題もある。
本発明は、マルチキャスト対応のルータを使用することなく、ルータを経由した別のセグメントにマルチキャストでデータを高速配信可能とするマルチキャスト配信システム及び方法を提供することを目的とする。
(システム)
本発明はマルチキャトス配信システムを提供する。本発明のマルチキャスト配信システムは、
管理サーバ、プライマリ配信サーバ及びデータ格納サーバを配置したプライマリセグメントと、プライマリセグメントにルータを経由して接続される複数のターゲットを配置したセカンダリセグメントとで構成したネットワークと、
セカンダリセグメントに配置された複数のターゲットのいずれか1つに設けられ、エージェントを構築して動作させるエージェント動作部と、
エージェントに設けられ、管理サーバから配信サーバ起動命令を受信した際に、管理サーバに要求して受信した配信サーバ起動用ファイルに基づいてターゲット上にセカンダリ配信サーバを構築して起動させる配信サーバ起動部と、
管理サーバに設けられ、セカンダリ配信サーバから起動完了通知を受信した際に、エージェントを構築したターゲットを除く複数のターゲットに配信サーバ接続命令を送信する配信サーバ接続指示部と、
複数のターゲットの各々に設けられ、管理サーバから配信サーバ接続命令を受信した際に、セカンダリ配信サーバに接続する配信サーバ接続部と、
セカンダリ配信サーバに設けられ、複数のターゲットの全ての接続を確認した際に、データ格納サーバからデータを取得して一時的に保持した後に、記複数のターゲットにデータをマルチキャストにより配信するマルチキャスト配信部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、管理サーバは、1又は複数のセカンドセグメント毎に、エージェントを構築したターゲットを示すエージェント管理情報を登録して管理しており、マルチキャスト配信要求を受けた際に、エージェント管理情報からエージェントを構築しているターゲットを認識して配信サーバ起動命令を送信する。
管理サーバは、セカンドセグメントに配置した複数のターゲット上にエージェントが存在する場合、複数のターゲットの情報交換に基づいて自律的に決定されたターゲットをエージェント管理情報に配信サーバ起動命令の送信先ターゲットとして登録して管理する。
配信サーバ起動命令の送信先ターゲットとして、CPU性能の最も高いターゲット、メモリ容量の最も大きいターゲット、又はユーザが予め設定した優先度の最も高いターゲットを決定する。
プライマリ配信サーバは、管理サーバと同じコンピュータ上に構築されて動作する。
配信サーバ接続部は、エージェントを設けたターゲットを除く複数のターゲットの各々に設けられる。
マルチキャスト配信部は、データ格納サーバから配信データを分割した分割データを順次取得して一時的に保持した後に、複数のターゲットにデータをマルチキャストにより配信する処理を、最後の分割データまで繰り返す。
マルチキャスト配信部は、データ格納サーバから配信する全データを取得して一時的に保持した後に、複数のターゲットにデータをマルチキャストにより配信するようにしても良い。
ルータはマルチキャストに対応しないユニキャスト対応のルータである。
(方法)
本発明はマルチキャスト配信方法を提供する。本発明は、管理サーバ、プライマリ配信サーバ及びデータ格納サーバを配置したプライマリセグメントと、プライマリセグメントにルータを経由して接続される複数のターゲットを配置したセカンダリセグメントを備えたネットワーク構成を有し、複数のターゲットにデータ格納サーバのデータをルータを経由することなくマルチキャストにより配信するマルチキャスト配信方法に於いて、
セカンダリセグメントに配置された複数のターゲットのいずれか1つにエージェントを構築して動作させるエージェント動作ステップと、
管理サーバから前記エージェントに配信サーバ起動命令を送信し、エージェントから要求により配信サーバ起動用ファイルを送信してターゲット上にセカンダリ配信サーバを構築して起動させる配信サーバ起動ステップと、
管理サーバでセカンダリ配信サーバから起動完了通知を受けた際に、エージェントを構築したターゲットを除く複数のターゲットに対しセカンダリ配信サーバへの接続命令を送信して接続させるターゲット接続ステップと、
セカンダリ配信サーバで複数のターゲットの全ての接続を確認した際に、データ格納サーバからデータを取得して一時的に保持した後に、複数のターゲットに前記データをマルチキャストにより配信するマルチキャスト配信ステップと、
を備えたことを特徴とする。
本実施形態によれば、プライマリ配信サーバが配置されたプライマリセグメントからマルチキャストに対応していないルータを経由して別のセカンダリセグメントに存在する複数のターゲットにマルチキャストでデータを配信する際には、エージェントが動作しているターゲットのコンピュータに一時的にセカンダリ配信サーバを構築して起動し、これによりセカンダリ配信サーバと別のプライマリセグメントに配置されたデータ格納サーバからセカンダリ配信サーバがユニキャストによりルータを経由してデータを取得して一時的に格納し、同じセカンダリセグメントに存在するターゲットの接続を受けて一時的に格納しているデータをマルチキャストで配信するため、マルチキャストパケットがルータを通らなくてもよく、高性能で高価なマルチキャスト対応のルータを使用する必要がなくなり、コスト的に安価で既に普及している既存のユニキャスト対応のルータをそのまま使用することができ、またマルチキャスト対応ルータを通ることによる配信速度低下の問題を解消して高速配信することができる。
本実施形態によるマルチキャスト配信システムの実施形態を示したブロック図 本実施形態における管理サーバとターゲットの機能構成を示したブロック図 本実施形態の管理サーバに設けたマルチキャスト管理テーブルの説明図 本実施形態の管理サーバ、データ配信サーバ及びターゲットとして使用されるコンピュータのハードウェア構成を示したブロック図 本実施形態によるマルチキャスト配信処理を示したタイムチャート 本実施形態の管理サーバ処理を示したフローチャート 本実施形態のエージェント処理を示したフローチャート 本実施形態のセカンダリ配信サーバ処理を示したフローチャート 図8のステップS5におけるマルチキャスト配信処理の詳細を示したフローチャート 図8のステップS5におけるマルチキャスト配信処理の他の実施形態の詳細を示したフローチャート 本実施形態のターゲット処理を示したフローチャート 同一セグメントのターゲット間で自律的に配信サーバ起動用のターゲットを決定する機能を備えた本実施形態の他の実施形態を示したブロック図 図12の実施形態におけるエージェント決定処理を示したフローチャート ルータを経由してマルチキャストパケットを配信する従来システムのブロック図
図1は本発明によるマルチキャスト配信システムの実施形態を示した説明図である。図1において、管理サーバ16とプライマリ配信サーバ18は同じコンピュータ上で動作し、プライマリセグメント10に接続されている。
プライマリセグメント10にはデータ格納サーバ20が接続され、更にマルチキャストの配信対象となるターゲット24−01,24−02を接続している。またプライマリセグメント10の終端には終端器22−0が接続される。
プライマリセグメント10に対してはルータ12を経由して例えば3つのセカンダリセグメント14−1,14−2,14−3が接続され、それぞれ終端には終端器22−1,22−2,22−3が接続されている。
本実施形態のルータ12はマルチキャストに対応しておらず、通常のユニキャスト対応のルータを使用している。このため、プライマリ配信サーバ18からマルチキャストパケットを送信しても、ルータ12を通過してセカンダリセグメント14−1,14−2,14−3にマルチキャストパケットを送ることができない。
プライマリセグメント10に対しルータ12を経由して接続したセカンダリセグメント14−1,14−2,14−3のそれぞれには、ターゲット24−11〜24−13,2−21〜24−23,24−31〜24−33が接続されている。
このうち、例えばセカンダリセグメント14−1を例にとると、3つのターゲット24−11〜24−13のうち、例えばターゲット24−11に遠隔的に起動可能なエージェント26−1がターゲット24−11と同じコンピュータ上で動作可能に構築されている。具体的には、ターゲット24−11をインストールしたコンピュータにエージェント26−1を実現するプログラムを実装しており、ターゲット24−11のコンピュータを起動すると、同じコンピュータ上でエージェント26−1も起動して動作することになる。
ここで図1のセカンダリセグメント14−1〜14−3に接続しているターゲット24−11〜24−31と同じコンピュータにエージェント26−1〜26−3を存在させる方法は、例えば次の方法で同じコンピュータにターゲットとエージェントを存在させることができる。
(1)マルチキャスト配信対象となるターゲットと同じセグメントにあるコンピュータ(ターゲットを含む)に、サービス業務として予めエージェントプログラムをインストールし、常時、特定のターゲットにエージェントをインストールした状態とする。
(2)マルチキャストの配信対象となるターゲットと同じセグメントにある既に起動しているコンピュータ(ターゲットを含む)をいったんシャットダウンし、WinPE(R)のような一時的に使用するOSをPXEブートで起動させ、そのOS上でエージェントを動作させる。この方法は、予め対象とするターゲットにエージェントプログラムをインストールしておく必要はない。
セカンダリセグメント14−2については、3つのターゲット24−21〜24−23のうちの1つであるターゲット24−21に同じくエージェント24−2が構築されている。更にセカンダリセグメント14−3については、3つのターゲット24−31〜24−33のうち、そのうちの1つであるターゲット24−31にエージェント26−3が構築されている。
セカンダリセグメント14−1〜14−3のエージェント26−1〜26−3のそれぞれを配置したターゲット24−11〜24−31は、プライマリセグメント10に配置している管理サーバ16に対し、オペレータ操作などによりプログラムなどの情報を送るためのマルチキャスト配信要求が発生した場合、管理サーバ16から配信サーバ起動命令をエージェント26−1〜26−3のそれぞれで受けて、管理サーバ16から配信サーバ起動用ファイル(配信サーバ起動用のコンポーネント情報)を受信し、この配信サーバ起動用ファイルに基づいて、ターゲット24−11〜24−31のそれぞれのコンピュータ上にセカンダリ配信サーバ28−1,28−2,28−3を構築して起動させる。
セカンダリ配信サーバ28−1〜28−3は、それぞれマルチキャストで配信するデータの一時的な保管場所であるデータバッファ30−1,30−2,30−3を備えている。
セカンダリ配信サーバ28−1〜28−3は、正常に起動すると、起動完了通知を管理サーバ16に対し送信する。管理サーバ16は全てのセカンダリ配信サーバ28−1〜28−3からの起動完了通知を確認すると、マルチキャストの配信対象として予め登録している全てのターゲット、即ちプライマリセグメント10のターゲット24−01,24−02、更にセカンダリセグメント14−1〜14−3側のエージェント26−1〜26−3を配置しているターゲット24−11〜24−31を除くターゲット24−12,24−13,24−22,24−23,24−32,24−33のそれぞれに対し、配信サーバ接続命令を送信する。
プライマリ配信サーバ18と同じプライマリセグメント10に配置しているターゲット24−01,24−02については、従来のマルチキャスト配信と同様、プライマリ配信サーバ18に対し配信サーバ接続命令に基づき接続し、データ格納サーバ20から送られたマルチキャストデータパケットをマルチキャストアドレス(グループアドレス)に基づき取得して、自分自身のハードディスクドライブに格納する。
一方、セカンダリセグメント14−1〜14−3に接続されているターゲット24−12,24−13,24−22,24−23及び24−32,24−33については、同じセグメントに接続しているセカンダリ配信サーバ28−1,28−2,28−3のそれぞれに対し、配信サーバ接続命令に基づき接続する。
セカンダリ配信サーバ28−1〜28−3は、同じセグメント上に接続しているマルチキャストの配信対象となるすべてのターゲットからの接続を確認すると、プライマリセグメント10に配置しているデータ格納サーバ20からルータ12を経由してユニキャストによりデータを取得し、データバッファ30−1,30−2,30−3のそれぞれに一時的に格納した後、セカンダリセグメント14−1〜14−3上に一時的に保持しているデータをマルチキャストにより配信する。
このセカンダリセグメント14−1〜14−3に対するマルチキャストデータパケットの送信に伴うマルチキャストトラヒックに対し、ターゲット24−12,24−13,24−22,24−23及び24−32,24−33のそれぞれは、セグメントを対象としたマルチキャストアドレス(グループアドレス)を監視(リッスン)しており、マルチキャストアドレスを認識すると、そのパケットを取り込んで自分自身のハードディスクドライブに保存する。
ここで、例えばインターネットプロトコル・バージョン4(IPv4)を例にとると、マルチキャストアドレス(グループアドレス)は28ビットのアドレスの上位4ビットを1110に設定することで定義される224.0.0.0〜239.255.255.255のクラスDの範囲内のアドレスであるが、このうちの224.0.0.0〜224.0.0.255の範囲内のマルチキャストアドレスを、セグメント内のマルチキャストに使用するアドレスに割り当てている。
したがって、本実施形態のセカンダリセグメント14−1〜14−3に配置されたマルチキャストの配信対象となるターゲット24−12,24−13,24−22,24−23,24−32,24−33については、セグメント内マルチキャストアドレスを予め設定し、セカンダリ配信サーバ28−1から所定のセグメント内マルチキャストアドレスを設定したデータパケットを送信することで、それぞれの対象ターゲットがセグメント内マルチキャストアドレスを持つパケットを取り込んで、セカンダリ配信サーバ28−1のデータバッファ30−1に一時的に保持したデータを受信して取得することができる。
図2は本実施形態における管理サーバとターゲットの機能構成を示したブロック図である。ここで図2にあっては、図1のプライマリセグメント10に設けた管理サーバ16、プライマリ配信サーバ18及びデータ格納サーバ20とデータ12を経由して接続されたセカンダリセグメント14−1に接続したターゲット24−11〜24−13を取り出して示している。
プライマリセグメント10側に設けた管理サーバ16には、エージェント管理部32、配信サーバ起動指示部34、配信サーバ起動情報送信部36及び配信サーバ接続指示部38が設けられている。
また管理サーバ16に対してはマルチキャストグループ管理テーブル40が設けられ、マルチキャストの配信対象となるターゲットをセグメント情報と共に管理している。
一方、ルータ12を経由したセカンダリセグメント14−1に接続したターゲット24−11〜24−13のうち、ターゲット24−11にはエージェント26−1が配置され、ターゲット24−1と同じコンピュータ上でエージェント26−1が起動して動作しており、エージェント26−1にはエージェント動作部4の機能が設けられ、エージェント26−1を構築して動作させる。
エージェント26−1には配信サーバ起動部4の機能が設けられる。配信サーバ起動部4は、管理サーバ16に設けた配信サーバ起動指示部34から配信サーバ起動命令を受信した際に、管理サーバ16の配信サーバ起動情報送信部36に対し配信サーバ起動用ファイルを要求し、この要求に基づいて管理サーバ16から受信した配信サーバ起動用ファイルに基づいて、ターゲット24−11上にセカンダリ配信サーバ28−1を構築して起動させる。セカンダリ配信サーバ28−1は正常に起動すると、管理サーバ16に対し起動完了通知を送信する。
一方、プライマリセグメント10側の管理サーバ16には配信サーバ接続指示部38が設けられている。配信サーバ接続指示部38は、セカンダリセグメント14−1側のセカンダリ配信サーバ28−1から起動完了通知を受信した際に、エージェント26−1を設けたターゲット24−11を除く同じセグメントの他のターゲット24−12,24−13に対し配信サーバ接続命令を送信する。
なお図2はルータ12を経由したセカンダリセグメント14−1を取り出しているが、管理サーバ16の配信サーバ接続指示部38は、ルータ12を経由したセカンダリセグメント14−1〜14−3に設けている図1に示したセカンダリ配信サーバ28−1〜28−3の全てから起動完了通知を受信して起動完了を確認した際に、セカンダリセグメント14−1〜14−3に接続しているエージェントを配置した以外のターゲットに対し、それぞれ配信サーバ接続命令を送信する。
セカンダリセグメント14−1に接続したマルチキャスト配信対象となるターゲット24−12,24−13には配信サーバ接続部46−2,46−3が設けられている。配信サーバ接続部46−2,46−3は、管理サーバ16からルータ12を経由して配信サーバ接続命令を受信した際に、同じセグメントに接続しているターゲット24−11のセカンダリ配信サーバ28−1に接続する。
セカンダリ配信サーバ28−1にはマルチキャスト配信部4の機能が設けられている。マルチキャスト配信部4は、同じセグメントに接続しているターゲット24−12,24−13のすべての接続を確認した際に、ルータ12を経由してプライマリセグメント10に接続しているデータ格納サーバ20からマルチキャスト配信対象となったデータをユニキャスト配信により取得してデータバッファ30−1に一時的に保持した後、データバッファ30−1に保持したデータを、セグメント内マルチキャストアドレスを設定したパケットによりセカンダリセグメント14−1に送信し、ターゲット24−12,24−13のそれぞれにマルチキャスト配信して、内部のハードディスクドライブに格納させる。
図3は本実施形態の図2に示す管理サーバ16に設けたマルチキャストグループ管理テーブルの説明図である。図3において、マルチキャストグループ管理テーブル40には、セグメント、ターゲットURL及び配信サーバ起動エージェントの3つの項目が登録されている。
セグメントは管理サーバ16が存在するプライマリセグメント10に対しルータ12を介して接続されたセカンダリセグメント14−1〜14−3を示す識別情報であり、例えばセカンダリセグメント14−1〜14−3に対応して、セグメント識別情報としてSG001,SG002,SG003が登録されている。
次のターゲットURLには、セカンダリセグメント14−1〜14−3に接続されたターゲット24−11〜24−33のIPアドレスであるURLが登録されている。
更に、配信サーバ起動エージェントには、各セグメントに登録したターゲットURLのうち、エージェント26−1〜26−3を配置するターゲットを特定するためのフラグ情報が設定されている。この配信サーバ起動エージェントのフラグは、フラグ1で有効、0で無効であり、有効となったターゲットにエージェントが配置されていることがわかる。
このため管理サーバ16は、マルチキャスト配信要求を受けた際に、マルチキャストグループ管理テーブル40を参照して各セグメントにおける配信サーバ起動エージェントにフラグ1にセットされているターゲットURLを宛先として、それぞれのエージェント26−1〜26−3に対し配信サーバ起動命令を送信することができる。
また管理サーバ16でセカンダリセグメント14−1〜14−3に構築して起動したセカンダリ配信サーバ28−1〜28−3から起動完了通知を受けた際のターゲットに対する配信サーバ接続命令についても、マルチキャストグループ管理テーブル40を参照し、配信サーバ起動エージェントのフラグが0となっているセグメントのターゲットURLを使用して配信サーバ接続命令を送信することができる。
図4は本実施形態の管理サーバ、データ配信サーバ及びターゲットで使用されるコンピュータのハードウェア構成を示したブロック図である。
図4において、本実施形態で使用するコンピュータはCPU48のバス50に対し、RAM52、ROM54、ハードディスクドライブ56、キーボード60,マウス62,ディスプレイ64を接続するデバイスインターフェイス58、及びネットワークアダプタ66を接続している。
ハードディスクドライブ56に管理サーバ16、プライマリ配信サーバ18、データ格納サーバ20もしくはターゲットのそれぞれの処理機能を実現するためのプログラムがインストールされている。
コンピュータを起動すると、BIOSにより初期化及び自己診断を行った後、ROM54の先頭のブートコードの実行により、ハードディスクドライブ56からOSをRAM52に読み出し配置し、このOSをCPU48により実行することで、ハードディスクドライブ56から各コンピュータにインストールされたマルチキャスト配信に使用するプログラムをRAM52に読み出し配置し、CPU48で実行することになる。
図5は本実施形態によるマルチキャスト配信処理を示したタイムチャートであり、図2に示したように、プライマリセグメント10からルータ12を経由したセカンダリセグメント14−1側に配置したターゲット24−11,24−12を示しており、ターゲット24−13は省略している。
図5において、管理サーバ16においてオペレータ操作などによりマルチキャスト配信要求が発生すると、ステップS1で配信サーバ起動命令をセカンダリセグメント14−1のターゲット24−11上で動作しているエージェント26−1に送信する。
エージェント26−1は、ステップS101で管理サーバ16からの配信サーバ起動命令を受信すると、ステップS102で配信サーバ起動に必要なファイルを管理サーバ16に要求する。管理サーバ16は、ステップS2でエージェント26−1からの配信サーバの起動に必要なファイル送信要求を受信すると、ステップS3で配信サーバ起動用ファイルを送信する。
エージェント26−1は、ステップS103で管理サーバ16から配信サーバ起動用ファイルを受信すると、ステップS104で、受信した配信サーバ起動用ファイルをコンピュータのRAM上にコピーしてCPUで実行することにより、セカンダリ配信サーバ28−1をステップS201で起動する。
セカンダリ配信サーバ28−1が正常に起動すると、ステップS202で起動完了通知を管理サーバ16に送信する。管理サーバ16は、ステップS4で配信サーバの起動を確認し、マルチキャストの配信対象となる全セグメントで動作したセカンダリ配信サーバの起動完了通知を確認すると、ステップS5でマルチキャストの配信対象となるすべてのターゲットに対し配信サーバへの接続命令を送信する。
これを受けてターゲット24−12は、ステップS401で管理サーバ16からの配信サーバへの接続命令を受信し、ステップS402で同じセグメントに配置しているターゲット24−11のセカンダリ配信サーバ28−1に接続する。
セカンダリ配信サーバ28−1は、同じセグメント内の全ターゲットの接続を確認すると、ステップS204で管理サーバ16と同じプライマリセグメント10に配置しているデータ格納サーバ20から配信対象となったデータをユニキャスト配信により受信(コピー)し、データバッファ30−1に、ステップS301に示すように、受信した配信データを一時的に保存する。
続いてステップS205で、セカンダリ配信サーバ28−1はデータバッファ30−1に保持している配信データを読み出し、セグメント内マルチキャストアドレスを設定したマルチキャストデータパケットを送出することでマルチキャスト配信を開始する。
本実施形態におけるマルチキャスト配信には、後の説明で明らかにするように、管理サーバ16から指示されたサイズで配信データを分割してターゲット24−12側と同期を取りながら分割データを順番にマルチキャスト発信する方法と、全データを一括して取得して一時的に保持した後、全データをマルチキャスト配信する方法とがある。
ステップS205でセカンダリ配信サーバ28−1によるマルチキャスト配信が開始されると、ターゲット24−12はステップS403で配信データを受信し、自分自身のハードディスクドライブに保存する。配信データの受信が完了すると、ステップS404でセカンダリ配信サーバ28−1との接続を解除して処理を終了する。
セカンダリ配信サーバ28−1は、ステップS206で、現在接続している同じセグメントのすべてのターゲットの接続解除を確認すると、配信サーバの動作を終了する。
エージェント26−1はセカンダリ配信サーバ28−1の終了を確認すると、ステップS105で配信終了通知を管理サーバ16に送信し、これを受けて管理サーバ16は、ステップS6で一連の配信処理を完了する。
図6は本実施形態の管理サーバ処理を示したフローチャートであり、図2を参照して説明すると次のようになる。
図6において、管理サーバ処理は、ステップS1でオペレータなどによるマルチキャスト配信要求を判別すると、ステップS2に進み、図3に示したマルチキャストグループ管理テーブル40を参照し、ルータを経由したセグメント、即ちセカンダリセグメント14−1〜14−3側のエージェント有効ターゲットのフラグが1となっているターゲットのエージェントに対し配信サーバ起動命令を送信する。
続いてステップS3で配信サーバ起動命令を送信したエージェントから配信サーバ起動用ファイルの送信要求の受信を判別すると、ステップS4で配信サーバ起動用ファイルを要求元のエージェントに送信する。
続いてステップS5でセカンダリ配信サーバ28−1〜28−3のすべての起動完了通知の受信の有無をチェックしており、これを受信すると、ステップS6でセカンダリ配信サーバ28−1〜28−3の起動を確認し、ステップS7で図3のマルチキャストグループ管理テーブル40を参照して、エージェントを配置していないターゲット、即ち配信サーバ起動エージェントのフラグが0となっているターゲットに対し、セカンダリ配信サーバへの接続命令を送信する。
続いてステップS8でエージェント26−1〜26−3からの配信終了通知の受信の有無をチェックしており、全てのエージェントからの配信終了通知の受信を判別すると、ステップS9で配信完了処理を行って、一連のマルチキャスト配信を終了する。このようなステップS1〜S9の処理を、ステップS10でログオフなどによる停止指示があるまで繰り返す。
図7は本実施形態のエージェント処理を示したフローチャートであり、例えば図2のターゲット24−11上で動作するエージェント26−1を例にとって説明すると次のようになる。
図7において、エージェント26−1はステップS1で管理サーバ16からの配信サーバ起動命令の受信を判別すると、ステップS2で管理サーバ16に対し配信サーバ起動用ファイルを要求する。この要求に対しステップS3で管理サーバ16からの配信サーバ起動用ファイルの受信が判別されると、ステップS4で同じコンピュータ上にセカンダリ配信サーバを構築して起動する。
その後、ステップS5でセカンダリ配信サーバ28−1の終了の有無をチェックしており、終了を判別すると、ステップS6で管理サーバ16に配信終了通知を送信する。このようなステップS1〜S6の処理を、ステップS7でログオフなどによる停止指示があるまで繰り返す。
図8は本実施形態のセカンダリ配信サーバ処理を示したフローチャートであり、例えば図2のセカンダリ配信サーバ28−1を例にとって説明すると次のようになる。
図8のセカンダリ配信サーバ処理は、エージェント26−1によるセカンダリ配信サーバ28−1と同じコンピュータ上での構築と起動により開始される。ステップS1でセカンダリ配信サーバ28−1が正常に起動完了したことが判別されると、ステップS2に進み、管理サーバ16に起動完了通知を送信する。
続いてステップS3でターゲット24−12,24−13からのセカンダリ配信サーバ28−1に対する接続を確認すると、ステップS4で管理サーバ16と同じプライマリセグメント10に設けているデータ格納サーバ20からマルチキャストの配信対象となるデータを取得してデータバッファ30−1に保存する。
続いてステップS5で、ターゲット24−12,24−13に対しデータバッファ30−1に一時的に保存しているデータをマルチキャストで配信する配信処理を実行する。
ステップS6でマルチキャスト配信終了を判別すると、ステップS7でエージェント26−1に終了を通知し、ステップS8でターゲット24−12,24−13の接続解除を確認して一連の処理を終了する。
図9は図8のステップS5におけるマルチキャスト配信処理の詳細を示したフローチャートであり、配信データを分割してターゲットと同期を取りながらマルチキャスト配信することを特徴とする。
図9において、この実施形態のマルチキャスト配信処理は、ステップS1で管理サーバ16から指示されたデータ分割数Aを設定し、続いてステップS2で分割データの転送数を示すカウンタNをN=1に初期化する。続いてステップS3でデータ格納サーバ20から第Nデータ、即ちN=1であることから第1分割データの受信を開始して、データバッファ30−1に保存する。
続いてステップS4で第1分割データの受信完了の有無をチェックしており、第1データの受信完了を判別すると、ステップS5で第1分割データをターゲット24−12,24−13に対しマルチキャストで配信する。
この配信中に、ステップS6でデータ格納サーバ20から第N+1分割データ、即ち第2分割データの受信を開始してデータバッファ30−1に保存する。
続いてステップS7で第1分割データの配信終了を判別すると、ステップS8で第1分割データをデータバッファ30−1から削除し、ステップS9で現在の配信済データ数を示すが、ステップS1でサーバから指示された分割データ数Nに達したか否かチェックする。
配信分割データの数Nが分割データ数Aに達していない場合には、ステップS10でカウンタNを1つ増加した後、ステップS4に戻り、現在受信中の第2分割データの受信完了を判別し、同様にステップS5で第2分割データをターゲットにマルチキャスト配信し、これを分割データ数NがN=Aに達するまで繰り返し、一連の処理を終了する。
図10は図8のステップS5におけるマルチキャスト配信処理の他の実施形態の詳細を示したフローチャートであり、この実施形態にあっては、データ配信サーバから配信対象となるデータを一括して受信して一時的に保持した後に、ターゲットにマルチキャスト配信することを特徴とする。
図10において、まずステップS1で管理サーバ16から指示された全データの一括受信を設定し、ステップS2でデータ格納サーバ20からデータの受信を開始して、データバッファ30−1に格納する。
ステップS3で全データの受信完了を判別すると、ステップS4でターゲット24−12,24−13に対し、データバッファ30−1に保存しているデータのマルチキャスト配信を行う。マルチキャスト配信が済むと、ステップS5でデータバッファ30−1からデータを削除する。
図11は本実施形態のターゲット処理を示したフローチャートであり、例えば図2のセカンダリセグメント14−1に接続したターゲット24−12を例にとって説明すると次のようになる。
図11において、ターゲット処理は、ステップS1でセカンダリ配信サーバ28−1への接続命令を受信したか否か判別しており、この命令を受信すると、ステップS2でセカンダリ配信サーバ28−1に接続する。
続いてステップS3でセカンダリセグメント14−1にセカンダリ配信サーバ28−1から送信されるパケットのアドレスをチェックし、セグメント内マルチキャストアドレスを持つマルチキャストパケットであることを判別すると、ステップS4でパケットを取り込み、データを取得する。
続いてステップS5で全パケットの受信を判別するまでステップS3からの処理を繰り返し、全パケットの受信を判別すると、ステップS6でセカンダリ配信サーバ28−1との接続を解除し、ステップS7で受信した配信データをハードディスクドライブに保存する。このようなステップS1〜S7の処理を、ステップS8でログオフなどによる停止指示があるまで繰り返す。
図12は他の実施形態を示したブロック図であり、この実施形態にあっては、同一セグメントのターゲット間で自律的に配信サーバ起動エージェントを決定する機能を備えたことを特徴する。
図12において、管理サーバ16及びプライマリ配信サーバ18、更に、データ格納サーバ20を配置したプライマリセグメント10に対し、ルータ12を経由して接続されたセカンダリセグメント14−1〜14−3には、セカンダリセグメント14−1に代表して示すように、例えば3つのターゲット24−11〜24−13が配置されている。
本実施形態にあっては、セカンダリセグメント14−1に接続している3つのターゲット24−11〜24−13の全てエージェント26−11,26−12,26−13が存在している。
更にターゲット24−11〜24−13の全てが管理サーバ16に対するマルチキャスト配信要求に対するマルチキャスト配信先として、マルチキャストグループ管理テーブル40に登録されている。
このようにセカンダリセグメント14−1に配置したターゲット24−11〜24−13の全てにエージェント26−11〜26−13が存在する場合には、エージェント26−11〜26−13側で自律的にそれぞれの資産情報の交換に基づいてセカンダリ配信サーバを構築して起動する配信サーバ起動エージェントを決定する。
このためターゲット24−11〜24−13と同じコンピュータ上で動作するエージェント26−11〜26−13にはエージェント決定部70−1〜70−3が設けられている。
エージェント決定部70−1〜70−3は、適宜のエージェント決定タイミング例えばターゲットの起動時に、ターゲット24−11〜24−13の相互間でそれぞれのコンピュータとしての資産情報を交換し、自律的に配信サーバを起動するエージェントを決定する。
この配信サーバ起動エージェントを決定するためのエージェント決定部70−1〜70−3によるコンピュータ資産情報としては、
(1) CPU性能
(2) メモリ容量
(3) ユーザが予め設定した優先度
がある。
そして、CPU性能の最も高いターゲット、メモリ容量の最も大きいターゲット、またはユーザが予め設定した優先度の最も高いターゲットのエージェントが、配信サーバ起動エージェントとなり、この自律的に決定した結果を管理サーバ16に通知し、マルチキャストグループ管理テーブル40に登録する。
具体的には、図3に示したマルチキャストグループ管理テーブル40の配信サーバ起動エージェントの設定フラグを1にセットする。
図13は図12の実施形態におけるエージェント決定処理を示したフローチャートであり、例えばターゲット24−11に設けたエージェント26−11を例にとると次のようになる。
図13において、エージェント決定処理は、ステップS1でコンピュータ起動などのエージェント決定タイミングか否かチェックし、エージェント決定タイミングを判別すると、ステップS2でCPU速度、メモリ容量、ユーザ設定優先度などを含む資産情報を生成し、ステップS3で同一セグメントの他のエージェントに資産情報を通知する。
続いてステップS4で他のエージェントからの資産情報の受信を判別すると、ステップS5で資産情報を保存する。テップS6で全てのエージェントから受信したことを判別すると、ステップS7で自己の資産情報と他の資産情報を比較する。
続いてステップS8で資産情報の比較結果からエージェントの地位、即ちセカンダリ配信サーバを構築起動するエージェントとしての地位を取得したか否かチェックし、取得した場合には、ステップS9で管理サーバ16にエージェントに決定されたことを通知し、図3のマルチキャストグループ管理テーブル40に示すように、対応する配信サーバ起動エージェントのフラグを1にセットさせる。
一方、ステップS8でエージェントの地位を取得できなかった場合には、ステップS10でエージェントを無効化し、管理サーバ16側から配信サーバ起動命令を受信しても、これを無視することになる。このようなステップS1〜S10の処理を、ステップS11でログオフなどの停止指示があるまで繰り返す。
ここでステップS1のエージェント決定タイミングとしては、コンピュータを起動してセカンダリセグメント14−1にターゲットが接続を開始したタイミングを例に取るものであったが、これ以外に、セカンダリ配信サーバを起動構築するエージェントを設けたコンピュータが障害などにより停止した場合、このエラーを認識して、ステップS1でエージェント決定タイミングとし、同じセグメント上の有効に動作しているターゲット間で、改めて自律的に配信サーバ起動エージェントを決定して、管理サーバ16に通知するようにしてもよい。
また本実施形態は図1のマルチキャスト配信システムに設けている管理サーバ16、ルータ12を経由したセカンダリセグメント側で動作しているエージェントセカンダリ配信サーバ、更にはマルチキャスト配信対象となるターゲットのそれぞれのコンピュータで実行されるプログラムを提供するものであり、このプログラムは図6〜図9及び図13のフローチャートに示した内容となる。
なお、セカンダリセグメント14−1側でセカンダリ配信サーバ28−1を構築起動しているターゲット24−11〜24−31のデータ配信については、同じセグメントのターゲットにマルチキャスト配信するデータを、管理サーバ16側のデータ格納サーバ20からデータバッファ30−1〜30−3にコピーしていることから、データバッファ30−1〜30−3のコピーをターゲット24−11〜24−31自身で取り込んで自分自身のハードディスクドライブに保存することで、結果的にはマルチキャストによるデータ配信を受けたこと同じになる。
なお上記の実施形態は、プライマリセグメント10に対しルータ12を経由して接続されたセカンダリセグメント14−1へ14−3を例にとっているが、複数のルータを経由してセカンダリセグメントを多段に配置した場合についても、同様に適用できる。
また本マルチキャスト配信システム及び方法は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を含む適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。

Claims (6)

  1. 管理サーバ、プライマリ配信サーバ及びデータ格納サーバを配置したプライマリセグメントと、前記プライマリセグメントにルータを経由して接続される複数のターゲットを配置したセカンダリセグメントとで構成したネットワークと、
    前記セカンダリセグメントに配置された複数のターゲットのいずれか1つに設けられ、エージェントを構築して動作させるエージェント動作部と、
    前記エージェントに設けられ、前記管理サーバから配信サーバ起動命令を受信した際に、前記管理サーバに要求して受信した配信サーバ起動用情報に基づいて前記ターゲット上にセカンダリ配信サーバを構築して起動させる配信サーバ起動部と、
    前記管理サーバに設けられ、前記セカンダリ配信サーバから起動完了通知を受信した際に、前記エージェントを構築したターゲットを除く複数のターゲットに配信サーバ接続命令を送信する配信サーバ接続指示部と、
    前記複数のターゲットの各々に設けられ、前記管理サーバから配信サーバ接続命令を受信した際に、前記セカンダリ配信サーバに接続する配信サーバ接続部と、
    前記セカンダリ配信サーバに設けられ、前記複数のターゲットの全ての接続を確認した際に、前記データ格納サーバからデータを取得して一時的に保持した後に、前記複数のターゲットに前記データをマルチキャストにより配信するマルチキャスト配信部と、
    を備えたことを特徴とするマルチキャスト配信システム。
  2. 請求項1記載のマルチキャスト配信システムに於いて、前記管理サーバは、1又は複数のセカンドセグメント毎に、前記エージェントを構築したターゲットを示すエージェント管理情報を登録して管理しており、マルチキャスト配信要求を受けた際に、前記エージェント管理情報からエージェントを構築しているターゲットを認識して配信サーバ起動命令を送信することを特徴とするマルチキャスト配信システム。
  3. 請求項2記載のマルチキャスト配信システムに於いて、前記管理サーバは、前記セカンドセグメントに配置した複数のターゲット上に前記エージェントが存在する場合、複数のターゲットの資産情報の交換に基づいて自律的に決定されたターゲットを前記エージェント管理情報に配信サーバ起動命令の送信先ターゲットとして登録して管理することを特徴とするマルチキャスト配信システム。
  4. 請求項1記載のマルチキャスト配信システムに於いて、前記マルチキャスト配信部は、前記データ格納サーバから配信データを分割した分割データを順次取得して一時的に保持した後に、前記複数のターゲットに前記データをマルチキャストにより配信する処理を、最後の分割データまで繰り返すことを特徴とするマルチキャスト配信システム。
  5. 請求項1記載のマルチキャスト配信システムに於いて、前記ルータはマルチキャストをサポートしないルータであることを特徴とするマルチキャスト配信システム。
  6. 管理サーバ、プライマリ配信サーバ及びデータ格納サーバを配置したプライマリセグメントと、前記プライマリセグメントにルータを経由して接続される複数のターゲットを配置したセカンダリセグメントを備えたネットワーク構成を有し、前記複数のターゲットに前記データ格納サーバのデータを前記ルータを経由することなくマルチキャストにより配信するマルチキャスト配信方法に於いて、
    前記セカンダリセグメントに配置された複数のターゲットのいずれか1つにエージェントを構築して動作させるエージェント動作プロセスと、
    前記管理サーバから前記エージェントに配信サーバ起動命令を送信し、前記エージェントから要求により配信サーバ起動用ファイルを送信して前記ターゲット上にセカンダリ配信サーバを構築して起動させるステップと、
    前記管理サーバで前記セカンダリ配信サーバから起動完了通知を受けた際に、前記エージェントを設けたターゲットを除く前記複数のターゲットに対し前記セカンダリ配信サーバへの接続命令を送信して接続させるステップと、
    前記セカンダリ配信サーバで複数のターゲットの全ての接続を確認した際に、前記データ格納サーバからデータを取得して一時的に保持した後に、前記複数のターゲットに前記データをマルチキャストにより配信するステップと、
    を備えたことを特徴とするマルチキャスト配信方法。
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