JP2002335281A - マルチキャストパケット配信方法及びシステム、パケットのアドレス構造、並びに移動機 - Google Patents

マルチキャストパケット配信方法及びシステム、パケットのアドレス構造、並びに移動機

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JP2002335281A
JP2002335281A JP2001136598A JP2001136598A JP2002335281A JP 2002335281 A JP2002335281 A JP 2002335281A JP 2001136598 A JP2001136598 A JP 2001136598A JP 2001136598 A JP2001136598 A JP 2001136598A JP 2002335281 A JP2002335281 A JP 2002335281A
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Hidetoshi Ueno
英俊 上野
Norihiro Ishikawa
憲洋 石川
Hidemoto Suzuki
偉元 鈴木
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/02Topology update or discovery
    • H04L45/04Interdomain routing, e.g. hierarchical routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、パケットの配信を受けること
のできる領域を自由に設定することのできるマルチキャ
ストパケット配信方法及びシステムを提供することであ
る。 【解決手段】上記課題は、配信元ホストから一のドメイ
ン内のマルチキャストグループに宛ててパケットを送出
し、そのドメイン外の通信ノードを経由してそのパケッ
トを当該ドメイン宛てにユニキャストルーティング処理
の手順に従って転送し、該ドメイン内の所定の通信ノー
ドがそのパケットを受信したときに、その通信ノードか
らそのパケットを当該マルチキャストグループの配信先
ホスト宛てにマルチキャストルーティング処理の手順に
従って転送するマルチキャスト配信方法にて達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット通信網に
おけるマルチキャストパケット配信方法及びシステムに
係り、詳しくは、パケット通信網においてドメインアド
レスを利用してパケットの配信を行うマルチキャストパ
ケット配信方法及びシステムに関する。
【0002】また、本発明は、そのようなマルチキャス
トパケット配信方法及びシステムにて利用されるパケッ
トのアドレス構造に関する。
【0003】更に、本発明は、そのようなマルチキャス
トパケット配信方法に従ってパケットの配信を受ける移
動機に関する。
【0004】
【従来の技術】パケット通信網において、ある限定され
た領域にパケット(データ)をマルチキャスト配信する
場合、TTL(Time to Live)などの手法を使って、パ
ケット通信網内における送信ホストからパケットの到達
可能な受信ホストまでの距離(ホップ数等)が制御され
る。
【0005】このようなマルチキャストパケット配信方
法によれば、送信ホストを中心とした所定領域(所定ホ
ップ数の範囲内)に存在する複数の受信ホストに対して
パケットをマルチキャスト配信することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
マルチキャストパケット配信方法では、送信ホストから
パケットの到達可能な受信ホストまでの距離(ホップ数
等)を制御していることから、パケットのマルチキャス
ト配信を受けることが可能な領域を自由に設定すること
ができない。例えば、送信ホストから離れた領域内に限
ってパケットのマルチキャスト配信を行うことはできな
い。
【0007】また、従来のマルチキャスト配信方法で
は、基本的に配信元から広範囲に分散する受信ホストに
対してパケットのマルチキャスト配信(マルチキャスト
ルーティング処理)を行うことから、ネットワーク内に
おいてパケットの中継を行うバックボーンルータにおい
て、パケットを配送するマルチキャスト経路情報を、各
マルチキャストアドレス毎、各インターフェース毎に保
持管理する必要がある。そのため、パケットのマルチキ
ャスト配信を実現するために各バックボーンルータにて
多くの情報の管理が必要となる。
【0008】そこで、本発明の第一の課題は、パケット
の配信を受けることのできる領域を自由に設定すること
のできるマルチキャストパケット配信方法及びシステム
を提供することである。
【0009】また、本発明の第二の課題は、そのような
マルチキャストパケット配信方法及びシステムにて用い
られるパケットのアドレス構造を提供することである。
【0010】更に、本発明の第三の課題は、そのような
マルチキャストパケット配信方法に従ってパケットの配
信を受ける移動機に関する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
るため、本発明は、請求項1に記載されるように、配信
元ホストから論理的に複数のドメインに分割されたネッ
トワーク構成となるパケット通信網の各通信ノードを経
由してパケットをマルチキャストグループに属する配信
先ホストに対して配信するマルチキャストパケット配信
方法において、配信元ホストから一のドメイン内のマル
チキャストグループに宛ててパケットを送出し、そのド
メイン外の通信ノードを経由してそのパケットを当該ド
メイン宛てにユニキャストルーティング処理の手順に従
って転送し、該ドメイン内の所定の通信ノードがそのパ
ケットを受信したときに、その通信ノードからそのパケ
ットを当該マルチキャストグループの配信先ホスト宛て
にマルチキャストルーティング処理の手順に従って転送
するように構成される。
【0012】このようなマルチキャスト配信方法によれ
ば、配信元ホストから一のドメイン内のマルチキャスト
グループに宛てて送出されたパケットは、そのドメイン
外では、各通信ノードをユニキャストルーティング処理
の手順に従って転送される。そして、そのドメイン内の
所定の通信ノードから当該マルチキャストグループの配
信先ホストにマルチキャストルーティング処理の手順に
従って転送される。従って、配信元のホストから離れた
ドメイン内のホストに限ってパケットのマルチキャスト
配信が可能となる。
【0013】また、上記配信元のホストから送出された
パケットは、上記一のドメイン外では、各通信ノードを
ユニキャストルーティング処理の手順に従って転送され
るので、その各通信ノードは、従来のようにマルチキャ
スト経路情報の管理を行わなくて済むようになる。
【0014】上記マルチキャストパケット配信方法は、
請求項2に記載されるように、配信元ホストから上記一
のドメインを特定するドメインアドレスと、配信先ホス
トのグループを識別するグループアドレスとを有するド
メイン分割マルチキャストアドレスを含むパケットを送
出し、上記ドメイン外の通信ノードを経由してそのパケ
ットを上記ドメインアドレス宛てにユニキャストルーテ
ィング処理の手順に従って転送し、上記ドメイン内の所
定の通信ノードからそのパケットを上記グループアドレ
ス宛てにマルチキャストルーティング処理の手順に従っ
て転送するように構成することができる。
【0015】また、上記パケット通信網内の各通信ノー
ドにおける処理を具体的に実現するという観点から本発
明は、請求項3に記載されるように、上記各マルチキャ
スト配信方法において、パケット通信網内の各通信ノー
ドにおいて、自ノードが上記ドメイン内または外のいず
れに位置する通信ノードであるかを判定し、そのドメイ
ン外に位置する通信ノードと判定した各通信ノードにお
いて、受信したパケットを該ドメインアドレス宛てのパ
ケットとしてユニキャストルーティング処理の手順に従
って次の通信ノードに転送し、そのドメイン内に位置す
る通信ノードと判定した各通信ノードにおいて、受信し
たパケットを該グループアドレス宛てのパケットとして
マルチキャストルーティング処理の手順に従って次の通
信ノードまたはそのマルチキャストグループに属する配
信先ホストに転送するように構成することができる。
【0016】上記パケットのマルチキャストルーティン
グ処理の手順に従った転送を開始する所定の通信ノード
は適当な手法に従って定めることができる。例えば、当
該所定の通信ノードを、ドメイン外からドメイン内にパ
ケットの転送される経路に依存するように決定されるも
のであっても、ドメイン内で予め候補となる通信ノード
を定めておき、その候補となる通信ノードがユニキャス
トルーティング処理の手順にてパケットを受信したとき
に、その候補となる通信ノードを当該所定の通信ノード
として決めるようにすることもできる。
【0017】マルチキャストルーティング処理の手順に
従ったパケットの転送を開始する通信ノードを決める具
体的な手法を提供するという観点から、本発明は、請求
項4に記載されるように、上記マルチキャスト配信方法
において、各通信ノードにおいて、更に、自ノードがそ
のドメイン内であってそのドメイン外との境界部に位置
する通信ノードであるか否かを判定し、その境界部に位
置すると判定した通信ノードは、そのドメイン内の上記
所定の通信ノードとして、ユニキャストルーティング処
理の手順に従って受信したパケットをマルチキャストル
ーティング処理の手順に従って次の通信ノードまたはそ
のマルチキャストグループに属する配信先ホストに転送
するように構成することができる。
【0018】上記第一の課題を解決するため、本発明
は、請求項5に記載されるように配信元ホストから論理
的に複数のドメインに分割されたネットワーク構成とな
るパケット通信網の各通信ノードを経由してパケットを
マルチキャストグループに属する配信先ホストに対して
配信するマルチキャストパケット配信システムにおい
て、各通信ノードは、配信元ホストから一のドメイン内
のマルチキャストグループに宛てて送出されたパケット
を受信した際に、自ノードがそのドメイン外に位置する
ドメイン外通信ノード、そのドメイン内に位置するドメ
イン内通信ノード及びそのドメイン内でそのドメイン外
との境界部に位置する境界通信ノードのいずれであるか
を判定するノード判定手段と、該ノード判定手段にて自
ノードがドメイン外通信ノードであると判定されたとき
に、受信した上記パケットを当該ドメイン宛てにユニキ
ャストルーティング処理の手順に従って転送するドメイ
ン外ノード配信手段と、上記ノード判定手段にて自ノー
ドが境界通信ノードであると判定されたときに、ユニキ
ャストルーティング処理の手順に従って受信したパケッ
トを上記マルチキャストグループ宛てにマルチキャスト
ルーティング処理の手順に従って転送する境界ノード配
信手段と、上記ノード判定手段にて自ノードがドメイン
内通信ノードであると判定されたときに、マルチキャス
トルーティング処理の手順にて受信したパケットを上記
マルチキャストグループ宛てにそのマルチキャストルー
ティング処理の手順に従って転送するドメイン内ノード
配信手段とを有するように構成される。
【0019】更に、上記第二の課題を解決するため、本
発明は、請求項7に記載されるように、配信元ホストか
ら論理的に複数のドメインに分割されたネットワーク構
成となる各通信ノードを経由してパケットをマルチキャ
ストグループに属する配信先ホストに対して配信するマ
ルチキャストパケット配信方法において用いられるパケ
ットのアドレス構造において、一のドメインを特定する
ドメインアドレスと、配信先ホストのグループを識別す
るグループアドレスと、上記ドメインアドレスをグルー
プアドレスとを個別に利用可能であることを表す識別子
とを有するように構成される。
【0020】このような構造のアドレスを有するパケッ
トを配信する際に、上記ドメインアドレス宛てにユニキ
ャストルーティング処理の手順に従ってパケットを転送
し、更に、そのドメインアドレスにて特定されるドメイ
ン内の所定の通信ノードからそのグループアドレス宛て
に当該パケットをマルチキャストルーティング処理の手
順に従って転送することができる。その結果、そのグル
ープアドレスにて識別されるグループの配信先ホストに
対して情報のマルチキャスト配信が可能になる。
【0021】上記第三の課題を解決するため、本発明
は、請求項8に記載されるように、上述したいずれかの
マルチキャストパケット配信方法に従ってパケットの配
信を受ける配信先ホストとしての移動機において、マル
チキャストグループに対応したマルチキャストアドレス
を構成するドメインアドレス及びグループアドレスのう
ちのグループアドレスを予め登録するグループ登録手段
と、パケット通信網の通信ノードから無線通信ノードを
介して該通信ノードが属するドメインを特定するドメイ
ンアドレスを取得するドメイン取得手段と、該ドメイン
取得手段にて取得されたドメインアドレスと上記グルー
プ登録手段にて予め登録されたグループアドレスとを結
合してマルチキャストアドレスを作成するマルチキャス
トアドレス作成手段と、該アドレス作成手段にて作成さ
れたマルチキャストアドレスを上記通信ノードに通知す
る通知手段とを有し、マルチキャストルーティング処理
の手順に従って転送される該マルチキャストアドレスに
対応したマルチキャストグループ宛てのパケットが上記
通信ノードから転送されるように構成される。
【0022】このような移動機では、移動機が存在する
ドメインに属する通信ノードから取得されるドメインア
ドレスと登録されたグループアドレスを結合することに
よりマルチキャストアドレスを作成する。従って、移動
機のユーザは、その移動機が存在するドメインが変わる
毎に、マルチキャストアドレスをそのドメインに適した
ものに変更するための操作を行わなくても済む。
【0023】また、上記第三の課題を解決するため、本
発明は、請求項9に記載されるように、上述したいずれ
かのマルチキャストパケット配信方法に従ってパケット
の配信を受ける配信先ホストとしての移動機において、
マルチキャストグループに対応し、ドメインアドレスと
グループアドレスにて構成されるマルチキャストアドレ
スを予め登録するマルチキャストアドレス登録手段と、
パケット通信網の通信ノードから無線通信ノードを介し
て該通信ノードが属するドメインを特定するドメインア
ドレスを取得するドメイン取得手段と、該ドメイン取得
手段にて取得されたドメインアドレスと、上記マルチキ
ャストアドレス登録手段にて予め登録されたマルチキャ
ストアドレスに含まれるドメインアドレスが一致するか
否かを判定するドメインアドレス一致判定手段と、該ド
メインアドレス一致判定手段にてそれらのドメインアド
レスが一致すると判定されたときに、上記マルチキャス
トアドレス登録手段にて登録されたマルチキャストアド
レスを上記通信ノードに通知する通知手段とを有し、マ
ルチキャストルーティング処理の手順に従って転送され
る該マルチキャストアドレスに対応したマルチキャスト
グループ宛てのパケットが上記通信ノードから転送され
るように構成される。
【0024】このような移動機では、ユーザは、マルチ
キャスト配信を受けるべきドメインでのマルチキャスト
グループを特定するマルチキャストアドレスを予め登録
しておけば、移動機がそのマルチキャストアドレスに含
まれるドメインアドレスで特定されるドメインに進入し
た際に、自動的にマルチキャストアドレスに対応したマ
ルチキャストグループ宛てのパケットを受信できるよう
になる。従って、移動機のユーザは、その移動機が存在
するドメインを意識しなくても希望のマルチキャスト情
報の配信を受けることが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0026】図1に示すようなパケット通信網におい
て、パケットのマルチキャスト配信は、例えば、次のよ
うにしてなされる。なお、図1は、パケット通信網の構
成を模式的に示している。
【0027】図1において、このパケット通信網は、通
信経路にて接続されたルータ21、22、23(通信ノ
ード)を有している。ルータ21にはホスト(PC端
末、サーバ、携帯端末等、以下同様)10(1)が通信
経路を介して接続され、ルータ22にはホスト10
(2)が接続されている。更に、ルータ23にはホスト
10(3)及び10(4)がそれぞれ通信経路を介して
接続されている。
【0028】また、上記のようなパケット通信網におい
て、例えば、IPアドレスの224.0.0.0〜239.255.255.2
55(クラスD)がマルチキャストグループのアドレス
(以下、マルチキャストアドレスという)として割当て
られている。このマルチキャストグループはマルチキャ
スト配信される番組、情報種別等に対応付けられる。こ
れにより、ある番組やある種別の情報に係るパケットが
対応したマルチキャストアドレスのホストに対して配信
されることになる。
【0029】図1に示すパケット通信網において、ホス
ト10(1)からマルチキャスト配信される番組に係る
パケットをホスト10(4)にて受信する場合を例に、
そのパケットのマルチキャスト配信の手順について説明
する。
【0030】まず、ホスト10(4)は、あるコンテン
ツ(例えば、天気予報)の配信を受けるために、そのコ
ンテンツの配信先となるマルチキャストグループの受信
宣言(JOIN)を行う(例えば、IGMP(Internet Gro
up Management Protocol)に従う)。この受信宣言で
は、ユーザによる操作に従ってコンテンツの配信先を特
定するためのマルチキャストアドレス(例えば、224.1
0.10.10)が所定のレジスタにセットされて受信準備が
なされ、その後、そのセットされたマルチキャストアド
レス(224.10.10.10)がホスト10(4)からそれが接
続されるルータ23に通知される(受信開始報告)。そ
して、その通知を受けたルータ23は、そのマルチキャ
ストアドレスをホスト10(4)に向かう通信経路に対
応づけてエントリする(受信開始報告受付)。
【0031】このようにホスト10(4)が受信宣言
(JOIN)を完了した状態で、ホスト10(1)がコンテ
ンツに係る情報のパケットpを上記マルチキャストアド
レス(マルチキャストグループ)宛てに送出すると、そ
のパケットpは、パケット通信網内の各ルータ21、2
2、23を、マルチキャストルーチング処理に従って、
順次転送される。その過程で、上記マルチキャストグル
ープの受信宣言(JOIN)のなされていないホスト10
(2)が接続されたルータ22は受信したパケットpを
破棄する。また、その受信宣言(JOIN)のなされたホス
ト10(4)及びその受信宣言(JOIN)のなされていな
いホスト10(3)が接続されたルータ23は、その受
信宣言(JOIN)のなされていないホスト10(3)が接
続された通信経路に対してパケットpの送出は行わず、
その受信宣言(JOIN)のなされたホスト10(4)が接
続された通信経路にだけにパケットpの送出を行う。
【0032】このような手順により、パケット通信網内
においてコンテンツの配信先となるマルチキャストグル
ープの受信宣言(JOIN)を行ったホストだけに配信元の
ホストからの当該コンテンツに係るパケットpが順次転
送されることになる。
【0033】次に、図2に示すように、パケット通信網
が論理的に複数の領域(以下、必要に応じてドメインま
たはサブネットという)に分割されている場合における
パケットpのマルチキャスト配信の手法について説明す
る。この例では、ドメインCに属するホスト10(1)
から他のドメインAに属するホスト10(4)及び10
(5)に対してパケットpをマルチキャスト配信する。
そして、ドメインC及びBに属する各ホスト10
(2)、10(3)に対しては、そのマルチキャストグ
ループの受信宣言(JOIN)を行っているか否かにかかわ
らず、そのパケットpの配信はなされない。
【0034】情報の配信元となるホスト10(1)が送
出する各パケットの宛先となるIPアドレスは、例え
ば、図3に示すような構造になっている。
【0035】図3において、このIPアドレスは、識別
部、ドメインアドレス部及びグループアドレス部を有し
ている。識別部は、例えば、2バイトで構成され、前半
の1バイトは、このIPアドレスがマルチキャストアド
レスであるか否か、即ち、当該パケットがマルチキャス
ト配信方法に従って配信がなされるべきパケットである
か否かを表わす識別子である。その1バイトが“FF”
(16進数表記:以下同様)であるときに、当該IPア
ドレスがマルチキャストアドレスであることを表す。次
の1バイトのうち後半の4ビット(以下、scop部とい
う)は、このIPアドレスが本発明に係るマルチキャス
ト配信方法(以下、ドメイン分割マルチキャスト配信方
法という)にて使用されるIPアドレス(以下、ドメイ
ン分割マルチキャストアドレスという)であるか否かを
表す識別子である。このscop部が“F”であるときに、
当該IPアドレスがドメイン分割マルチキャストアドレ
スであることを表す。
【0036】上記ドメインアドレス部は、パケットが配
信されるべき領域となるドメイン(サブネット)を特定
するプレフィックス情報とそのプレフィックス情報の長
さを表すプレフィックス長(plen)にて構成される。ま
た、グループアドレス部は、ドメイン内でコンテンツ
(番組)の配信先のグループを識別するためのアドレス
情報となる。
【0037】上記のような構造のIPアドレスを有する
パケットが転送されるパケット通信網内の各ルータ(図
2に示すパケット通信網では、ルータ21、31、4
1)は、例えば、図4に示す手順に従って処理を行う。
【0038】図4において、パケットpが受信されると
(S1)、そのパケットpに含まれるIPアドレス(送
信先を特定)がドメイン分割マルチキャストアドレスか
否かが判定される(S2)。このドメイン分割マルチキ
ャストアドレスであるか否かの判定は、例えば、図5に
示す手順に従って行われる。即ち、受信したパケットp
からIPアドレスを確認した後(S21)、そのIPア
ドレス(図3参照)における認識部の先頭の1バイトが
“FF”であり、かつscop部が“F”であるか否かが判定
される。認識部の先頭1バイトが“FF”であり、かつsc
op部が“F”である場合には、受信したパケットpに含
まれるIPアドレスがドメイン分割マルチキャストアド
レスであると判定され(S23)、そうでなければ、そ
の受信したパケットpに含まれるIPアドレスがその他
のIPアドレス(ユニキャスト配信あるいは既存のマル
チキャスト配信に用いられるIPアドレス)であると判
定される(S24)。
【0039】図4に戻って、上記のようにして受信した
パケットに含まれるIPアドレスがその他のIPアドレ
スであると判定されると(図5におけるS24)、その
受信されたパケットは、公知のルーティング手順に従っ
て隣接するルータに転送される(S3)。一方、受信し
たパケットpに含まれるIPアドレスがドメイン分割マ
ルチキャストアドレスであると判定されると(図5にお
けるS23)、そのIPアドレスからドメインアドレス
部が抽出される(S4)。
【0040】このように受信したパケットに含まれるI
Pアドレスからドメインアドレス部が抽出されると、そ
のドメインアドレス部(プレフックス情報及びプレフィ
ックス長)に基づいて、図6に示すように、自ルータが
そのドメインアドレス部で特定されるドメインDMの内
に位置するルータ(以下、ドメイン内ルータRiとい
う)、そのドメインDM内における該ドメインDM外と
の境界部に位置するルータ(以下、境界ルータRbとい
う)、そのドメインDMの外に位置するルータ(以下、
ドメイン外ルータRoという)のいずれであるかが判定
される(S5)。この判定処理の詳細は後述する。ここ
で、自ルータがドメイン外ルータRoであると判定した
ルータは、そのドメインアドレス部に基づいて次のルー
タを判定し、受信したパケットをそのルータに向けて転
送する(S6)。この処理は、ユニキャストルーティン
グ処理の手順にてなされる。
【0041】その結果、図2におけるホスト10(1)
からドメインアドレス部が「A」(ドメインAを特定)
及びグループアドレス部が「1」となるIPアドレス
(ドメイン分割マルチキャストアドレス)を有するパケ
ットpを受信したドメインCのルータ21及び、そのパ
ケットpを他のルータから受信したドメインBのルータ
31は、ドメイン外ルータRoとして機能し、その受信
したパケットpをドメインA宛てのパケットとして次の
ルータに転送する(ユニキャストルーティング処理)。
【0042】一方、自ルータが境界ルータRbであると
判定したルータでは、受信側の隣接ルータとのインタフ
ェース(ユニキャストルーチング)と送信側の隣接ルー
タとのインタフェース(マルチキャストルーチング)が
異なる。即ち、隣接するルータから上記ユニキャストル
ーティング処理の手順に従って受信したパケットpをマ
ルチキャストルーティング処理の手順に従って次のルー
タまたは上述したようにマルチキャストアドレス(ドメ
インアドレス部とグループアドレス部)で特定されるマ
ルチキャストグループの受信宣言(JOIN)を行ったホス
トに対して転送する(S7)。また、自ルータがドメイ
ン内ルータRiであると判定したルータは、マルチキャ
ストルーティング処理に従って受信したパケットpをそ
のマルチキャストルーティング処理に従って次のルータ
またはマルチキャストアドレスで特定されるマルチキャ
ストグループの受信宣言(JOIN)を行ったホストに対し
て転送する(S8)。
【0043】上記のような手順に従った処理を、例え
ば、図2に示すパケット網内の各ルータ21、31、4
1が行うことにより、ドメインCのホスト10(1)か
ら送出された[A(ドメインアドレス部)・1(グルー
プアドレス部)]のドメイン分割マルチキャストアドレ
スを有するパケットpは、ドメイン「A」の境界ルータ
Rbとなるルータ41まで、ユニキャストルーティング
処理の手順に従って、ドメイン外ルータRoとなる各ル
ータ21、31を介して順次転送される。この境界ルー
タRbとなるルータ41は、ユニキャストルーティング
処理の手順に従って受信したドメイン「A」宛てのパケ
ットpをマルチキャストルーティング処理の手順に従っ
てグループアドレス宛てに転送する(マルチキャスト配
信)。
【0044】そして、そのドメイン「A」(サブネッ
ト)内の各ルータ(ドメイン内ルータRi)は、上記の
ようにしてルータ41(境界ルータRb)からマルチキ
ャスト配信されるパケットpをマルチキャストルーティ
ング処理の手順に従って順次転送する。その結果、この
ドメイン「A」内のルータに接続され、かつ、マルチキ
ャストアドレス[A・1]で特定されるマルチキャスト
グループの受信宣言(JOIN)を行った各ホスト10
(4)、10(5)は、それぞれ接続されたルータから
そのマルチキャストグループ宛てのパケットpの配信を
受ける。
【0045】このようなマルチキャストパケット配信方
法によれば、配信元となるホスト10(1)から離れた
領域(ドメイン)内に存在する各ホストに対してだけコ
ンテンツのマルチキャスト配信が可能となる。
【0046】また、ドメインAの外部に存在するルータ
21、31は、受信したパケットをユニキャストルーテ
ィング処理に基づいたルート情報の管理だけでよく、マ
ルチキャストルーティング処理に基づいたルート情報の
管理を行わなくて済む。
【0047】ところで、各ルータが上述したようなドメ
イン内ルータRi、境界ルータRb、ドメイン外ルータ
Roのいずれであるかを判定するための具体的な処理
(図4におけるS5)について説明する。この判定処理
は、例えば、図7に示す手順に従って行われる。
【0048】ルータは、隣接するルータからパケットを
受信すると、そのパケットに含まれるドメインアドレス
部(図3参照)の情報(ネットワークプレフィックス情
報とプレフィックス長)を取得する(S51)。そし
て、そのルータは、自ルータの各インターフェースのア
ドレスに含まれるネットワークプレフィックス情報とそ
の受信パケットから取得したネットワークプレフィック
ス情報とを比較し、各インターフェースが、受信パケッ
トのネットワークプレフィックス情報で指定されたサブ
ネット(ドメイン)に含まれるか否かを判定する(S5
2)。ここで、全てのインタフェースがそのサブネット
に含まれていないと判定されると(S53の)、その
ルータは、自ルータがパケットのマルチキャスト配信を
行うべきドメイン(サブネット)の外に位置するドメイ
ン外ルータRoであると判定する(S54)。また、イ
ンターフェースの一部がそのサブネットに含まれている
と判定されると(S53で)、そのルータは、自ルー
タがパケットのマルチキャスト配信を行うべきドメイン
の内においてそのドメイン外との境界部に位置する境界
ルータRbであると判定する(S55)。更に、全ての
インタフェースがそのサブネットに含まれいていると判
定されると(S53で)、そのルータは、自ルータが
パケットのマルチキャスト配信を行うべきドメイン(サ
ブネット)の内に位置するドメイン内ルータRiである
と判定する(S56)。
【0049】例えば、図8に示すように、親サブネット
(ドメイン)DM0が2つのサブネット(ドメイン)D
M1及びDM2を含むように、ネットワークの構造が階
層化されている場合には、各ルータには次のようなネッ
トワークプレフィックス情報が付与される。
【0050】サブネットDM1に接続されるルータR1
には、親サブネットDM0を特定するネットワークプレ
フィックス情報(プレフィックス/プレフィックス長:
3FFE::/16)及びサブネットDM1を特定するネットワ
ークプレフィックス情報(3FFE:0001::/32)が付与され
る。また、サブネットDM2に接続されるルータR2に
は、親サブネットDM0を特定するネットワークプレフ
ィックス情報(3FFE::/16)及びサブネットDM2を特
定するネットワークプレフィックス情報(3FFE:0002::/
32)が付与される。
【0051】このような場合、ドメインアドレス部が
(3FFE::/16)となる親サブネットDM0宛てのパケッ
トをユニキャストルーティング処理の手順に従ってルー
タR1が受信すると、上述した手順(図7参照)によ
り、そのルータR1は、自ルータが境界ルータRbであ
ると判定する。そして、ルータR1は、その受信したパ
ケットをマルチキャストルーティング処理の手順に従っ
て隣接する各ルータに転送する。また、そのようにマル
チキャストルーティング処理の手順に従って順次転送さ
れる当該パケットをルータR2が受信すると、上述した
手順(図7参照)により、そのルータR2は、自ルータ
がドメイン内ルータRiであると判定する。そして、ル
ータR2は、その受信したパケットをマルチキャストル
ーティング処理の手順に従って隣接する各ルータに転送
する。その結果、そのパケットは、親サブネットDM0
に対してマルチキャスト配信される(図8における点線
矢印参照)。
【0052】一方、ドメインアドレス部が(3FFE:000
2::/32)となるサブネットDM2宛てのパケットをユニ
キャストルーティング処理に従ってルータR1が受信す
ると、上述した手順(図7参照)により、そのルータR
1は、自ルータがドメイン外ルータRoであると判定す
る。そして、ルータR1は、その受信したパケットをユ
ニキャストルーティング処理の手順に従って隣接する各
ルータに転送する。また、そのようにユニキャストルー
ティング処理の手順に従って順次転送される当該パケッ
トをルータR2が受信すると、そのルータR2は、自ル
ータが境界ルータRbであると判定する。そして、ルー
タR2は、その受信したパケットをマルチキャストルー
ティング処理の手順に従って隣接する各ルータに転送す
る。その結果、そのパケットは、サブネットDM2に対
してマルチキャスト配信される(図8における実線矢印
参照)。
【0053】なお、各ルータがドメイン内ルータRi、
境界ルータRb及びドメイン外ルータRoのいずれかで
あるかを判定するための手法は、上述したような手法
(図7参照)に限られない。例えば、各ルータがネット
ワーク内に存在する各ドメイン(ドメインアドレス)に
対して、ドメイン内ルータRi、境界ルータRb及びド
メイン外ルータRoのいずれであるかを管理しておき、
その管理情報に基づいて受信したパケットのドメインア
ドレスに対応するルータの種別(ドメイン内ルータR
i、境界ルータRb及びドメイン外ルータRoのいずれ
か)を判定することもできる。
【0054】上述した例では、パケットの配信を受ける
ホストは、PC端末やサーバ等の固定機であり、そのホ
ストが接続されるルータは変わらない。そのため、ホス
トは、一度マルチキャストグループの受信宣言(JOIN)
を行えば、そのマルチキャストグループに対応したコン
テンツのパケットを継続的に受信することができる。
【0055】しかし、上述したようなドメイン分割マル
チキャスト配信方法に従ってパケットの配信を受けるホ
ストが移動機の場合、移動機が移動先のドメイン(東
京、大阪など)でマルチキャスト情報を受信するために
は、その移動機は、各移動先のドメインでマルチキャス
トアドレス(ドメインアドレス部及びグループアドレス
部)を選択して受信宣言(JOIN)を行う必要がある。
【0056】このように移動機が接続されるドメインが
変わる毎に、マルチキャストアドレスを選択して対応す
るドメインにおいてマルチキャストグループの受信宣言
(JOIN)を行わなければならないとすると、ユーザは、
移動機が接続されるドメイン(東京、大阪等)が変わる
毎に、そのドメインでマルチキャストアドレス(ドメイ
ンアドレス及びグループアドレス)の入力操作を行わな
ければならない。
【0057】このようなユーザの入力操作の煩雑さを回
避するために、コンテンツのマルチキャスト配信を受け
る移動機は、例えば、図9に示す手順に従って処理を行
う。
【0058】図9において、移動機(ホスト)は、パケ
ットの配信先を特定するIPアドレスの一部となるグル
ープアドレスが自機に既に登録されているか否かを判定
する(S101)。グループアドレスがまだ登録されて
いない場合(S101でNO)、移動機は、ユーザの操
作に基づいて例えば希望する番組に対応したグループア
ドレス(例えば、「1」)を内部メモリに格納(登録)
すると共に所定のレジスタに設定する(S102)。ま
た、グループアドレスが既に登録されている場合には
(S101でYES)、その登録されたグループアドレ
スからユーザの希望するグループアドレスの選択処理が
行われる(S103)。このグループアドレスの選択処
理では、例えば、登録されたグループアドレスまたはそ
れに対応する番組名を移動機の表示ユニットに表示し、
ユーザの選択操作にて指定されたグループアドレスまた
は指定された番組名に対応したグループアドレスが所定
のレジスタに設定される。
【0059】このようにグループアドレスの設定が終了
すると、移動機は、無線通信ノードを介して接続される
ルータが属するドメイン(サブネット)の確認処理を行
う(S104)。即ち、移動機は、無線通信を行う無縁
通信ノードを介してそれが接続されるルータからそのル
ータが属するドメインを特定するネットワークプレフィ
ックス情報(ネットワークアドレス:例えば、「A」)
を受信する。移動機は、その受信したネットワークプレ
フィックス情報により自機が接続されるルータが属する
ドメインを確認する。その後、移動機は、その受信した
ネットワークプレフィックス情報が前回取得したネット
ワークプレフィックス情報(始めてネットワークプレフ
ィックス情報を受信した場合には、予め定めた初期値)
と異なるか否かに基づいて自機が接続されるルータの属
するドメインが変更されたか否かを判定する(S10
5)。なお、上記初期値は、システム内のどのドメイン
のプレフィックス情報とも異なる情報である。
【0060】移動機は、自機が接続されるルータの属す
るドメインが変更されたと判定すると(S105でYE
S)、上記のように受信したネットワークプレフィック
ス情報をドメインアドレスとして取得し(S106)、
上記のように内部レジスタに設定されたグループアドレ
スとその取得したドメインアドレスとを結合することに
より、マルチキャストアドレス(例えば、「A・1」)
を作成する(S107)。
【0061】このようにマルチキャストアドレスが作成
されると、移動機は、そのマルチキャストアドレスを所
定のレジスタに設定して受信準備状態となる(S10
8)。そして、移動機は、その設定されたマルチキャス
トアドレスを無線通信ノードを介して接続されたルータ
に通知することにより(受信開始報告)、上記マルチキ
ャストアドレスで特定されるマルチキャストグループの
受信宣言をおこなう(S109)。このように移動機が
マルチキャストグループの受信宣言を行うと、当該移動
機が接続されるルータは、受信したマルチキャストアド
レスを移動機(無線通信ノード)に向かう通信経路に対
応付けてエントリする(受信開始報告受付)。
【0062】このようにして、移動機からマルチキャス
トグループの受信宣言がなされた後に、当該移動機の接
続されたルータが属するドメインにおいて上記マルチキ
ャストグループ(例えば、マルチキャストアドレス[A
・1]にて特定される)に配信されるべきコンテンツに
係るパケットが上述した手順に従って(図2、図4、図
5、図6、図7参照)マルチキャスト配信されると、そ
のルータから無線通信ノードを介して移動機に対してそ
のパケットが配信される。
【0063】このように、ユーザがあるドメイン(例え
ば、東京)において希望の番組(例えば、天気予報)に
対応付けられたグループアドレスを移動機に設定するこ
とにより、そのユーザは、ドメインアドレスの入力操作
を行うことなく(ドメインを意識することなく)、その
番組の情報(東京地方の天気予報)を移動機にて取得す
ることができる。
【0064】上記のようにして情報の配信を受ける移動
機が移動中に無線通信ノード間でハンドオーバする際
に、ハンドオーバ後の無線通信ノードが接続されるルー
タが変更されたか否か確認する。そして、そのルータが
変更されていると、上述したようなそのルータが属する
ドメインの確認(S104)及びそのドメインが変更さ
れたか否かの判定(S105)を行う。移動中の移動機
は、そのような処理を繰り返し実行する。その過程で、
移動機は、自機が無線通信ノードを介して接続されるル
ータの属するドメインが変更されたと判定すると(S1
05でYES)、その変更されたドメインを特定するネ
ットワークプレフィックス情報(例えば、「B」)をド
メインアドレスとして取得する(S106)。そして、
移動機は、そのドメインアドレスと上記のように設定さ
れたグループアドレスを結合して新たなマルチキャスト
アドレス(例えば、[B・1])を作成する(S10
7)。その後、移動機は、上述した処理(S108、S
109)と同様の手順に従って、その作成されたマルチ
キャストアドレスにて特定されるマルチキャストグルー
プの受信宣言を行い、新たなドメインにおいてそのマル
チキャストアドレス宛てに配信されるパケットを受信で
きるようになる。
【0065】例えば、各コンテンツの配信先となるマル
チキャストグループを特定するマルチキャストアドレス
に含まれるグループアドレスをそのコンテンツの種類や
番組(例えば、天気予報)に対応させ、同じ種類でドメ
イン毎に異なる内容のコンテンツの配信を行うことがで
きる。この場合、各コンテンツに係るパケットのマルチ
キャストアドレス(ドメイン分割マルチキャストアドレ
ス)は、同じグループアドレスとドメイン毎に異なるド
メインアドレスにて構成される。従って、上述したよう
に希望するコンテンツに対応したグループアドレスを移
動機に予め登録しておけば、ユーザは、各ドメイン(東
京、大阪など)において、マルチキャストアドレスに関
する情報の入力操作を特に行わなくても、そのドメイン
固有の内容で同じ種類のコンテンツ(例えば、東京地方
の天気予報、大阪地方の天気予報など)を移動機にて容
易に受信することができるようになる。
【0066】次に、マルチキャストアドレスを移動機に
予め登録しておき、その移動機が登録されたマルチキャ
ストアドレスに含まれるドメインアドレスにて特定され
るドメイン内に進入した際に、そのマルチキャストアド
レス宛てのパケットのマルチキャスト配信を自動的に受
けることができるようにした例について説明する。この
例では、移動機は、図10に示すような手順に従って処
理を行う。
【0067】図10において、ユーザの入力操作に基づ
いて、移動機は、ユーザ希望のコンテンツの配信先を特
定するためのマルチキャストアドレスを内部のメモリに
登録する(S201)。このマルチキャストアドレス
は、ドメインアドレスとグループアドレスにて構成され
る。その後、移動機は、前述した例(図9参照)と同様
に、無線通信ノードを介して接続されるルータが属する
ドメイン(サブネット)の確認処理を行う(S20
2)。即ち、無線通信を行う無線通信ノードを介してそ
れが接続されるルータからそのルータが属するドメイン
を特定するネットワークプレフィックス情報を受信す
る。その後、移動機は、その受信したネットワークプレ
フィックス情報が前回取得したネットワークプレフィッ
クス情報(始めてネットワークプレフィックス情報を受
信した場合には、予め定めた初期値)と異なるか否かに
基づいて自機が接続されるルータの属するドメインが変
更されたか否かを判定する(S203)。
【0068】移動機は、自機が接続されるルータの属す
るドメインが変更されたと判定すると(S203でYE
S)、上記のように受信したネットワークプレフィック
ス情報をドメインアドレスとして取得する(S20
4)。その後、上記のように登録されたマルチキャスト
アドレスからドメインアドレスが抽出され、その抽出さ
れたドメインアドレスと上記ルータからのドメインアド
レスとが一致するか否かが判定される(S205)。
【0069】それらのドメインアドレスが一致しない場
合、移動機は、無線通信ノード間でハンドオーバを行う
毎に、そのハンドオーバ先の無線通信ノードに接続され
るルータが変更されたか否かを判定し、その変更がなさ
れたときに、その変更後のルータから取得されるネット
ワークプレフィックス情報に基づいて当該移動機が接続
されるルータの属するドメインを確認する(S20
2)。そして、そのドメインが変更されたか否かの判定
がなされる(S203)。そのドメインの変更がなされ
たと判定されると(S203でYES)、上記と同様
に、登録されたマルチキャストアドレスに含まれるドメ
インアドレスと上記ルータからのドメインアドレスが一
致したか否かの判定がなされる(S204、S20
5)。移動機が移動している際に、このような処理(S
202〜S205)が繰り返し実行される。
【0070】その過程で、ルータからのドメインアドレ
スと登録されたマルチキャストアドレスから抽出された
ドメインアドレスが一致すると(S205でYES)、
移動機は、希望するコンテンツのマルチキャスト配信が
なされるドメインに進入したとして、登録されたマルチ
キャストアドレスを所定のレジスタに設定して受信準備
状態となる(S206)。そして、移動機は、その設定
されたマルチキャストアドレスを無線通信ノードを介し
て接続されたルータに通知することにより(受信開始報
告)、上記マルチキャストアドレスにて特定されるマル
チキャストグループの受信宣言を行う(S207)。
【0071】その後、当該移動機から無線通信ノードを
介してマルチキャストアドレスを受信したルータは、そ
のマルチキャストアドレスを移動機に向かう通信経路に
対応づけてエントリする(受信開始報告受付)。そし
て、そのルータは、当該マルチキャストグループに配信
されるべきコンテンツに係るパケットを受信すると、そ
のパケットを無線通信ノードを介して当該移動機に配信
する。当該移動機は、そのようにして配信されるパケッ
トの受信処理を行う。
【0072】上述したような例によれば、移動機は、特
定のドメイン(例えば、東京)に配信されるマルチキャ
スト情報(例えば、東京地方の天気予報)の配信を受け
る際に、そのマルチキャスト情報の配信先を特定するマ
ルチキャストアドレスを予め登録しておけば、当該移動
機がその特定のドメインに進入したときに自動的にその
マルチキャスト情報の配信を受けることができるように
なる。
【0073】上記各例において、図4に示すS5での処
理(図7に示す処理)がノード判定手段に対応し、S6
での処理がドメイン外ノード配信手段に対応し、S7で
の処理が境界ノード配信手段に対応し、S8での処理が
ドメイン内ノード配信手段に対応する。
【0074】図9に示すS101での処理がグループ登
録手段に対応し、S104、S105、S106での処
理がドメイン取得手段に対応し、S107での処理がマ
ルチキャストアドレス作成手段に対応し、S109での
処理が通知手段に対応する。更に、図10に示すS20
1での処理がマルチキャストアドレス登録手段に対応
し、S202、S204、S204での処理がドメイン
取得手段に対応し、S205での処理がドメインアドレ
ス一致判定手段に対応し、S207での処理が通知手段
に対応する。
【0075】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1乃至6
記載の本願発明によれば、配信元ホストから離れたドメ
イン内のホストに限ってパケットのマルチキャスト配信
が可能になることから、パケットの配信を受けることの
できる領域を自由に設定することのできるマルチキャス
トパケット配信方法及びシステムを実現することができ
る。
【0076】また、請求項7記載の本願発明によれば、
そのようなマルチキャストパケット配信方法及びシステ
ムにて用いられるパケットのアドレス構造を提供するこ
とができる。
【0077】更に、請求項8及び9記載の本願発明によ
れば、そのようなマルチキャストパケット配信方法に従
ってパケットの配信を受ける移動機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パケット通信網におけるパケットのマルチキャ
スト配信の手順の一例を示す図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るマルチキャストパ
ケット配信方法を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係るマルチキャストパ
ケット配信方法に従って配信されるパケットのアドレス
構造の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係るマルチキャストパ
ケット配信方法に従ってパケットを配信する各ルータで
の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】受信したパケットに含まれるIPアドレスがド
メイン分割マルチキャストアドレスか否かを判定するた
めの手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】ドメイン外ルータ、ドメイン内ルータ及び境界
ルータを示す図である。
【図7】パケットを受信したルーがドメイン外ルータ、
ドメイン内ルータ及び境界ルータのいずれであるかを判
定するための処理手順の一例を示す図である。
【図8】パケット通信網におけるネットワーク構成と境
界ルータとの関係の一例を示す図である。
【図9】パケットの配信を受けるホストが移動機である
場合における当該移動機の処理手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図10】パケットの配信を受けるホストが移動機であ
る場合における当該移動機の処理手順の他の一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10(1)〜10(5) ホスト 21、22、23、31、41 ルータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 偉元 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K030 GA08 HA08 HC09 HD03 JL01 JT09 LB05 LD06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配信元ホストから論理的に複数のドメイン
    に分割されたネットワーク構成となるパケット通信網の
    各通信ノードを経由してパケットをマルチキャストグル
    ープに属する配信先ホストに対して配信するマルチキャ
    ストパケット配信方法において、 配信元ホストから一のドメイン内のマルチキャストグル
    ープに宛ててパケットを送出し、 そのドメイン外の通信ノードを経由してそのパケットを
    当該ドメイン宛てにユニキャストルーティング処理の手
    順に従って転送し、 該ドメイン内の所定の通信ノードがそのパケットを受信
    したときに、その通信ノードからそのパケットを当該マ
    ルチキャストグループの配信先ホスト宛てにマルチキャ
    ストルーティング処理の手順に従って転送するマルチキ
    ャスト配信方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマルチキャスト配信方法に
    おいて、 配信元ホストから上記一のドメインを特定するドメイン
    アドレスと、配信先ホストのグループを識別するグルー
    プアドレスとを有するドメイン分割マルチキャストアド
    レスを含むパケットを送出し、 上記ドメイン外の通信ノードを経由してそのパケットを
    上記ドメインアドレス宛てにユニキャストルーティング
    処理の手順に従って転送し、 上記ドメイン内の所定の通信ノードからそのパケットを
    上記グループアドレス宛てにマルチキャストルーティン
    グ処理の手順に従って転送するマルチキャスト配信方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のマルチキャスト配
    信方法において、 パケット通信網内の各通信ノードにおいて、自ノードが
    上記ドメイン内または外のいずれに位置する通信ノード
    であるかを判定し、 そのドメイン外に位置する通信ノードと判定した各通信
    ノードにおいて、受信したパケットを該ドメインアドレ
    ス宛てのパケットとしてユニキャストルーティング処理
    の手順に従って次の通信ノードに転送し、 そのドメイン内に位置する通信ノードと判定した各通信
    ノードにおいて、受信したパケットを該グループアドレ
    ス宛てのパケットとしてマルチキャストルーティング処
    理の手順に従って次の通信ノードまたはそのマルチキャ
    ストグループに属する配信先ホストに転送するマルチキ
    ャストパケット配信方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載のマルチキャスト配信方法に
    おいて、 各通信ノードにおいて、更に、自ノードがそのドメイン
    内であってそのドメイン外との境界部に位置する通信ノ
    ードであるか否かを判定し、 その境界部に位置すると判定した通信ノードは、そのド
    メイン内の上記所定の通信ノードとして、ユニキャスト
    ルーティング処理の手順に従って受信したパケットをマ
    ルチキャストルーティング処理の手順に従って次の通信
    ノードまたはそのマルチキャストグループに属する配信
    先ホストに転送するマルチキャストパケット配信方法。
  5. 【請求項5】配信元ホストから論理的に複数のドメイン
    に分割されたネットワーク構成となるパケット通信網の
    各通信ノードを経由してパケットをマルチキャストグル
    ープに属する配信先ホストに対して配信するマルチキャ
    ストパケット配信システムにおいて、 各通信ノードは、配信元ホストから一のドメイン内のマ
    ルチキャストグループに宛てて送出されたパケットを受
    信した際に、自ノードがそのドメイン外に位置するドメ
    イン外通信ノード、そのドメイン内に位置するドメイン
    内通信ノード及びそのドメイン内でそのドメイン外との
    境界部に位置する境界通信ノードのいずれであるかを判
    定するノード判定手段と、 該ノード判定手段にて自ノードがドメイン外通信ノード
    であると判定されたときに、受信した上記パケットを当
    該ドメイン宛てにユニキャストルーティング処理の手順
    に従って転送するドメイン外ノード配信手段と、 上記ノード判定手段にて自ノードが境界通信ノードであ
    ると判定されたときに、ユニキャストルーティング処理
    の手順に従って受信したパケットを上記マルチキャスト
    グループ宛てにマルチキャストルーティング処理の手順
    に従って転送する境界ノード配信手段と、 上記ノード判定手段にて自ノードがドメイン内通信ノー
    ドであると判定されたときに、マルチキャストルーティ
    ング処理の手順にて受信したパケットを上記マルチキャ
    ストグループ宛てにそのマルチキャストルーティング処
    理の手順に従って転送するドメイン内ノード配信手段と
    を有するマルチキャストパケット配信システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載のマルチキャストパケット配
    信システムにおいて、 配信元ホストから上記一のドメインを特定するドメイン
    アドレスと、配信先ホストのグループを識別するグルー
    プアドレスとを有するドメイン分割マルチキャストアド
    レスを含むパケットが送出される場合、 上記ドメイン外ノード転送手段は、受信したパケットを
    上記ドメインアドレス宛てのパケットとしてユニキャス
    トルーティング処理の手順に従ってに転送し、 上記境界ノード転送手段及びドメイン内ノード転送手段
    は、受信したパケットを上記グループアドレス宛てのパ
    ケットとしてマルチキャストルーティング処理の手順に
    従って転送するようにしたマルチキャストパケット配信
    システム。
  7. 【請求項7】配信元ホストから論理的に複数のドメイン
    に分割されたネットワーク構成となる各通信ノードを経
    由してパケットをマルチキャストグループに属する配信
    先ホストに対して配信するマルチキャストパケット配信
    方法において用いられるパケットのアドレス構造におい
    て、 一のドメインを特定するドメインアドレスと、 配信先ホストのグループを識別するグループアドレス
    と、 上記ドメインアドレスをグループアドレスとを個別に利
    用可能であることを表す識別子とを有するアドレス構
    造。
  8. 【請求項8】請求項1乃至4いずれか記載のマルチキャ
    ストパケット配信方法に従ってパケットの配信を受ける
    配信先ホストとしての移動機において、 マルチキャストグループに対応したマルチキャストアド
    レスを構成するドメインアドレス及びグループアドレス
    のうちのグループアドレスを予め登録するグループ登録
    手段と、 パケット通信網の通信ノードから無線通信ノードを介し
    て該通信ノードが属するドメインを特定するドメインア
    ドレスを取得するドメイン取得手段と、 該ドメイン取得手段にて取得されたドメインアドレスと
    上記グループ登録手段にて予め登録されたグループアド
    レスとを結合してマルチキャストアドレスを作成するマ
    ルチキャストアドレス作成手段と、 該アドレス作成手段にて作成されたマルチキャストアド
    レスを上記通信ノードに通知する通知手段とを有し、 マルチキャストルーティング処理の手順に従って転送さ
    れる該マルチキャストアドレスに対応したマルチキャス
    トグループ宛てのパケットが上記通信ノードから転送さ
    れるようにした移動機。
  9. 【請求項9】請求項1乃至4いずれか記載のマルチキャ
    ストパケット配信方法に従ってパケットの配信を受ける
    配信先ホストとしての移動機において、 あるマルチキャストグループに対応し、ドメインアドレ
    スとグループアドレスにて構成されるマルチキャストア
    ドレスを予め登録するマルチキャストアドレス登録手段
    と、 パケット通信網の通信ノードから無線通信ノードを介し
    て該通信ノードが属するドメインを特定するドメインア
    ドレスを取得するドメイン取得手段と、 該ドメイン取得手段にて取得されたドメインアドレス
    と、上記マルチキャストアドレス登録手段にて予め登録
    されたマルチキャストアドレスに含まれるドメインアド
    レスが一致するか否かを判定するドメインアドレス一致
    判定手段と、 該ドメインアドレス一致判定手段にてそれらのドメイン
    アドレスが一致すると判定されたときに、上記マルチキ
    ャストアドレス登録手段にて登録されたマルチキャスト
    アドレスを上記通信ノードに通知する通知手段とを有
    し、 マルチキャストルーティング処理の手順に従って転送さ
    れる該マルチキャストアドレスに対応したマルチキャス
    トグループ宛てのパケットが上記通信ノードから転送さ
    れるようにした移動機。
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