JP5448211B2 - 無線通信装置、無線ネットワークシステム、データ転送方法、及び、プログラム - Google Patents

無線通信装置、無線ネットワークシステム、データ転送方法、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5448211B2
JP5448211B2 JP2011505980A JP2011505980A JP5448211B2 JP 5448211 B2 JP5448211 B2 JP 5448211B2 JP 2011505980 A JP2011505980 A JP 2011505980A JP 2011505980 A JP2011505980 A JP 2011505980A JP 5448211 B2 JP5448211 B2 JP 5448211B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
node
transfer
multicast data
route
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011505980A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010110100A1 (ja
Inventor
宏之 飯塚
裕一郎 江連
良彰 高倉
哲也 伊藤
佑紀 熊谷
康宏 後藤
史郎 阪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Communication Systems Ltd
Priority to JP2011505980A priority Critical patent/JP5448211B2/ja
Publication of JPWO2010110100A1 publication Critical patent/JPWO2010110100A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5448211B2 publication Critical patent/JP5448211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/16Multipoint routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/54Organization of routing tables

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、マルチキャストデータパケットの転送を行う無線通信装置、無線ネットワークシステム、データ転送方法、及び、プログラムに関する。
デジタル化された音声や動画を、有線又は無線のIP(Internet protocol)ネットワーク上で配信する技術が注目されている(例えば、特許文献1〜4参照)。IPネットワーク上の配信は、IPマルチキャストによる1対多型の通信が有効である。昨今のコアネットワークの広帯域化、高品質化により、このような配信技術も現実のものとなりつつある。
IPマルチキャスト送信では、データリンク層においてブロードキャスト通信が行われ、トランスポート層においてUDP(User Datagram Protocol)プロトコルが用いられるのが一般的である。ブロードキャスト送信は、データリンク層において、到達確認がないため、パケットロスがアプリケーションレベルのデータ欠落につながる。これは、無線ネットワーク、例えば無線マルチホップネットワークでも同様である。
近年、無線ネットワークの中でも、例えば無線リンクを、多段に接続した形態をとる無線メッシュネットワークの利用が広まりつつある。このような無線ネットワークでは、有線ネットワークと比較して、電波伝搬のゆらぎ、フェージング、および、電波の干渉によるビットエラーが多く発生する傾向がある。このため、物理層で発生するパケットロスが、そのままアプリケーションレベルのデータ欠落に直結する。
さらに、IPマルチキャストによる放送や広告配信などを実現する上では、外部ネットワークから送られるデータのマルチキャスト通信を行えるようにする必要がある。基幹ネットワークと無線マルチホップネットワークを接続し、基幹ネットワークにマルチキャスト送信元が存在し、無線マルチホップネットワークに受信端末が存在する場合、受信端末は、LHR(Last Hop Router)に直接接続しない。このような場合では、既存のIGMP(Internet Group Management Protocol)−Proxying技術(非特許文献1参照)を用いることにより、IGMPパケットをLHRに送信し、マルチキャストデータパケットの転送経路を構築し、マルチキャストデータパケットを受信することができる。
特開2007−129779号公報 特開2007−49382号公報 特開2007−53486号公報 特開2002−281030号公報
IGMP-Proxying: Internet Group Management Protocol (IGMP) / Multicast Listener Discovery (MLD)-Based Multicast Forwarding ("IGMP/MLD Proxying"), RFC 4605
関連する無線ネットワークにおけるマルチキャスト送信には、以下に示す問題点がある。
(1)無線ネットワーク、例えば、無線メッシュネットワークでは、電波伝搬のゆらぎ、フェージング、電波の干渉によるビットエラーが多く発生し、パケットロスが多い傾向にある。現状のマルチキャスト送信では、データリンク層のブロードキャスト送信を行い、トランスポート層ではUDPプロトコルを行うので、データパケットの到達確認が行われないため、データパケットの配信率を高めることができない。
しかも、無線メッシュネットワークでは、隠れ端末問題によるパケットロスやさらし端末問題によるスループット低下が問題視されている。上述の特許文献1に記載のシステムでは、それらの問題に対する対処が行われていないため、パケットロスやスループット低下が生ずる可能性がある。
(2)データリンク層のブロードキャスト送信では、不特定の複数のノードが通信相手となるため、最も低い伝送レートでデータが送信される。これにより、ブロードキャスト送信によって通信帯域が占有される時間が長くなるので、高速なマルチキャスト通信を行うことができない。この結果、同時に同一チャネルを使用する他のユニキャスト通信の帯域が圧迫され、スループットが低下する。
(3)IGMP−Proxying技術は、無線マルチホップネットワークを考慮して考案されたものではなく、マルチキャストフローの上流(送信者側)および下流(受信者側)に接続する物理ポートの設定を固定する必要がある。そのため、あらゆるインターフェイスからのマルチキャストデータパケットを受信し、適切なインターフェイスに、動的に転送するのが困難となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、マルチキャストデータパケットの配信率を高めることができる無線通信装置、無線ネットワークシステム、データ転送方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る無線通信装置は、
マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードとして用いられる無線通信装置であって、
前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築部と、
前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御部と、
を備え
前記経路構築部は、
前記転送経路における下位の隣接ノードから受信される経路制御用パケットに基づいて、前記転送経路に関する情報を生成し、
前記経路制御用パケットとして、IGMP−Report又は無線マルチホップネットワークにおける、データリンク層の再送制御を取り入れたマルチキャスト通信方式であるWRM方式において、IGMP−Reportを受信した際に転送されるメッセージであるWRM−Reportを受信し、
前記経路制御用パケットとして、前記IGMP−Reportを受信した場合、前記転送経路における前記無線マルチホップネットワーク内の上位の隣接ノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、WRM−Reportを送信し、直接接続された外部ネットワークのノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、IGMP−Reportを送信する。
本発明の第2の観点に係る無線通信装置は、
マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードとして用いられる無線通信装置であって、
前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築部と、
前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御部と、
を備え、
前記経路構築部は、
前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流のノードを指定するためのノード指定パケットを受信すると、自らが最上流ノードであることを記憶するとともに、そのノード指定パケットを、前記無線マルチホップネットワーク全体にフラッディングする一方、
前記フラッディングされたノード指定パケットを受信すると、前記フラッディングを行ったノードを、最上流ノードとして登録する。
本発明の第3の観点に係る無線通信装置は、
マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードとして用いられる無線通信装置であって、
前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築部と、
前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御部と、
を備え、
前記無線マルチホップネットワークが仮想プライベートネットワークを形成する場合、
前記経路構築部は、
前記転送経路を追加する場合に、前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流ノードのMACアドレスの問い合わせパケットを、前記仮想プライベートネットワーク内にフラッディングする一方、
フラッディングされた問い合わせパケットを受信すると、隣接するノードに、前記問い合わせパケットを転送し、その応答パケットに含まれるアドレスが、前記基幹ネットワークのノードのものである場合には、自身が最上流ノードである旨の応答パケットを、フラッディングを行ったノードに返信する。
本発明の第の観点に係る無線ネットワークシステムは、本発明の無線通信装置を、無線中継ノードとする。
本発明の第の観点に係るデータ転送方法は、
マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードにおけるデータ転送方法であって、
前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築工程と、
前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御工程と、
を含み、
前記経路構築工程では、
前記転送経路における下位の隣接ノードから受信される経路制御用パケットに基づいて、前記転送経路に関する情報を生成し、
前記経路制御用パケットとして、IGMP−Report又は無線マルチホップネットワークにおける、データリンク層の再送制御を取り入れたマルチキャスト通信方式であるWRM方式において、IGMP−Reportを受信した際に転送されるメッセージであるWRM−Reportを受信し、
前記経路制御用パケットとして、前記IGMP−Reportを受信した場合、前記転送経路における前記無線マルチホップネットワーク内の上位の隣接ノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、WRM−Reportを送信し、直接接続された外部ネットワークのノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、IGMP−Reportを送信する。
本発明の第6の観点に係るデータ転送方法は、
マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードにおけるデータ転送方法であって、
前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築工程と、
前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御工程と、
を含み、
前記経路構築工程では、
前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流のノードを指定するためのノード指定パケットを受信すると、自らが最上流ノードであることを記憶するとともに、そのノード指定パケットを、前記無線マルチホップネットワーク全体にフラッディングする一方、
前記フラッディングされたノード指定パケットを受信すると、前記フラッディングを行ったノードを、最上流ノードとして登録する。
本発明の第7の観点に係るデータ転送方法は、
マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードにおけるデータ転送方法であって、
前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築工程と、
前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御工程と、
を含み、
前記無線マルチホップネットワークが仮想プライベートネットワークを形成する場合、
前記経路構築工程では、
前記転送経路を追加する場合に、前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流ノードのMACアドレスの問い合わせパケットを、前記仮想プライベートネットワーク内にフラッディングする一方、
フラッディングされた問い合わせパケットを受信すると、隣接するノードに、前記問い合わせパケットを転送し、その応答パケットに含まれるアドレスが、前記基幹ネットワークのノードのものである場合には、自身が最上流ノードである旨の応答パケットを、フラッディングを行ったノードに返信する。
本発明の第の観点に係るプログラムは、
マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードの制御に用いられるプログラムであって、
前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築手順と、
前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御手順と、
をコンピュータに実行させ
前記経路構築手順では、
前記転送経路における下位の隣接ノードから受信される経路制御用パケットに基づいて、前記転送経路に関する情報を生成し、
前記経路制御用パケットとして、IGMP−Report又は無線マルチホップネットワークにおける、データリンク層の再送制御を取り入れたマルチキャスト通信方式であるWRM方式において、IGMP−Reportを受信した際に転送されるメッセージであるWRM−Reportを受信し、
前記経路制御用パケットとして、前記IGMP−Reportを受信した場合、前記転送経路における前記無線マルチホップネットワーク内の上位の隣接ノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、WRM−Reportを送信し、直接接続された外部ネットワークのノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、IGMP−Reportを送信する。
本発明の第9の観点に係るプログラムは、
マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードの制御に用いられるプログラムであって、
前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築手順と、
前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御手順と、
をコンピュータに実行させ、
前記経路構築手順では、
前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流のノードを指定するためのノード指定パケットを受信すると、自らが最上流ノードであることを記憶するとともに、そのノード指定パケットを、前記無線マルチホップネットワーク全体にフラッディングする一方、
前記フラッディングされたノード指定パケットを受信すると、前記フラッディングを行ったノードを、最上流ノードとして登録する。
本発明の第10の観点に係るプログラムは、
マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードの制御に用いられるプログラムであって、
前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築手順と、
前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御手順と、
をコンピュータに実行させ、
前記無線マルチホップネットワークが仮想プライベートネットワークを形成する場合、
前記経路構築手順では、
前記転送経路を追加する場合に、前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流ノードのMACアドレスの問い合わせパケットを、前記仮想プライベートネットワーク内にフラッディングする一方、
フラッディングされた問い合わせパケットを受信すると、隣接するノードに、前記問い合わせパケットを転送し、その応答パケットに含まれるアドレスが、前記基幹ネットワークのノードのものである場合には、自身が最上流ノードである旨の応答パケットを、フラッディングを行ったノードに返信する。
本発明によれば、マルチキャストデータパケットは、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信により送信される。この結果、マルチキャストデータパケットの配信率を高めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線ネットワークシステムのノード配置図である。 無線マルチホップマルチキャストルータの構成を示すブロック図である。 マルチキャストルーティングテーブルの管理情報(エントリ)を示す図である。 ソースゲートウエイテーブルの管理情報(エントリ)を示す図である。 マルチキャストデータ転送経路を構築、削除する際の経路制御用パケットの転送シーケンスを示す図である。 IGMP−Reportを受信した時のWMMRの処理フローである。 WRM−Reportのデータフォーマットを示す図である。 WRM−Reportを受信した時のWMMRの処理フローである。 登録された各WMMRのマルチキャストルーティングテーブルのエントリを示す図である。 受信端末の追加登録、削除する際の経路制御用パケットの転送シーケンスを示す図である。 追加登録後の各WMMRのマルチキャストルーティングテーブルのエントリを示す図である。 エントリ削除のWRM−Reportのパケットフィールドを示す図である。 エントリ維持のWRM−Reportのパケットフィールドを示す図である。 マルチキャストデータパケットの転送動作の処理フローである。 本発明の第2の実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すノード配置図である。 WRM−SGWADパケットのパケットフィールドを示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すノード配置図である。 図17のネットワークシステムにおける、登録後の各WMMRのマルチキャストルーティングテーブルのエントリを示す図である。 図17のネットワークシステムにおける、マルチキャストデータパケットの転送動作の処理フローである。 ブロードキャスト送信済みリストである。 VPNネットワークが形成されている場合の経路制御用パケットの転送シーケンスを示す図である。 VPNネットワークが形成されている場合のWRM−Reportを受信した時のWMMRの処理フローである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る無線ネットワークシステムのノード配置図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態における無線ネットワークシステムとしての無線マルチホップネットワーク309は、基幹マルチキャストネットワーク209と、接続されている。
ここで、「基幹マルチキャストネットワーク」とは、公知のマルチキャスト経路構築方法により構築されたマルチキャストネットワークである。このようなマルチキャスト経路構築方法としては、例えば、以下の文献に記載されたマルチキャストルーティングプロトコルであるPIM−SMやDVMRPを用いる方法がある。
(1)PIM-SM: Protocol Independent Multicast - Sparse Mode (PIM-SM): Protocol Specification (Revised), RFC4601
(2)DVMRP: Distance Vector Multicast Routing Protocol RFC1075
基幹マルチキャストネットワーク209は、マルチキャストルータ(Multicast Router、以下「MR」と略述する)201〜204を接続することにより構築されている。この基幹マルチキャストネットワーク209に、サーバ101が接続されている。サーバ101に接続するMRをFHR(First Hop Router)と呼ぶ。本実施形態では、このサーバ101が、マルチキャストデータパケットの配信元である。
無線マルチホップネットワーク309は、無線マルチホップマルチキャストルータ(Wireless Multihop Multicast Router、以下、「WMMR」と呼ぶ)301〜304で構築されている。WMMR303には、マルチキャストデータパケットを最終的に受信する受信端末401が接続され、WMMR302には、マルチキャストデータパケットを最終的に受信する受信端末402が接続されている。
受信端末401、402は、マルチキャストコンテンツの配信元であるサーバ101のIPアドレス、マルチキャストグループのIDを、取得済みである。取得方法として、以下の文献に示されるように、SDPによるセッション記述と、SAPやその他のプロトコルにより通知する方法や、マルチキャストアプリケーション固有の方法を用いることができる。
(3)SDP: Session Description Protocol, RFC 4566
(4)SAP: Session Announcement Protocol, RFC 2974
WMMR301〜304の中で、外部ネットワーク又はマルチキャストを配信する配信元と接続し、受信したデータパケットを、他の無線マルチホップネットワークに転送するものを、SGW(Source GateWay)と呼ぶ。SGWのうち、外部ネットワークに接続するSGWを、L−SGW(LHR-connected SGW)と呼び、データパケットの配信元と直接接続するSGWをS−SGW(Source-connected SGW)と呼ぶ。また、WMMRの中で、受信端末と接続するものを、RGW(Receiver GateWay)と呼ぶ。本実施形態では、WMMR301が、L−SGWである。逆に、WMMR301と接続するMRを、LHR(Last Hop Router)と呼ぶ。また、WMMR302、303は、RGWである。
無線メッシュネットワーク内では、ユニキャストルーティングテーブル(不図示)が構築されている。ユニキャストルーティングテーブルの構築には、例えば、以下の文献に示すOLSRやAODVによる方法が用いられる。これらのプロトコルには、リンク品質やトラフィック制御を考慮した拡張を施したものがある。そのような拡張の効果は、本実施形態に示すマルチキャスト経路構築方法においても有効である。
(5)OLSR: Optimized Link State Routing Protocol (OLSR), RFC 3626
(6)AODV: Ad hoc On-Demand Distance Vector (AODV) Routing, RFC3561
次に、図2は、無線マルチホップマルチキャストルータの構成を示すブロック図である。図2に示すように、WMMR301は、物理インターフェイスN01−1、N01−2、・・・、通信制御部N02−1、N02−2、経路制御部N03、受信者管理部N04、転送制御部N05、データキャッシュN06、経路管理部N07を備える。
物理インターフェイスN01−1、N01−2、・・・は、通信に使用する通信媒体との間で信号を送受信する。通信制御部N02−1、N02−2、・・・は、経路制御用データパケット及びデータパケット(マルチキャストデータパケットを含む)の送受信制御を行う。
物理インターフェイスや通信制御部は、少なくとも1つ設けられていれば良い。MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術を搭載するような場合には、1つの物理インターフェイスに対して複数の無線制御部が存在してもよい。また、物理インターフェイスは、通信媒体の種類により適切な機能を有する。例えば、無線LANなどの無線通信媒体であればアンテナを含む。有線LANなどの有線通信媒体であれば電圧を変化させる接点を含む。
この物理インターフェイスN01−1、…や、通信制御部N02に−1、…により、WMMRのインターフェイスi0、i2、…が形成される。図1では、各WMMR301〜304のインターフェイスi0、i1、i2が示されている。例えば、WMMR301のインターフェイスi0、i1、i2は、MR203のインターフェイスi0、WMMR302のインターフェイスi1、WMMR304のインターフェイスi1と接続している。WMMR302の物理インターフェイスi0、i2は、受信端末402のインターフェイスi0、WMMR303のインターフェイスi1と接続している。WMMR303のインターフェイスi0、i2は、受信端末401のインターフェイスi0、WMMR304のインターフェイスi2と接続している。
経路制御部N03は、経路制御用パケットの内容に基づいて、マルチキャストデータパケットの転送経路を構築する。受信者管理部N04は、受信端末401、402から送信される経路制御用パケットを受信する。転送制御部N05は、マルチキャストデータパケットを転送する。データキャッシュN06は、マルチキャストデータパケットを一時的に保存する。経路管理部N07は、マルチキャストルーティングテーブル10及びソースゲートウエイテーブル20などの管理テーブルを有し、これらの管理テーブルに基づいて、マルチキャストデータパケットの転送経路を管理する。
なお、以下の説明において、「ノードID」または「ID」は、無線中継ノードを、無線マルチホップネットワーク内で一意に識別できる識別子のことである。IDとしては、例えばIPアドレスを用いることができる。
WMMR301〜304の経路管理部N07は、以下の情報を管理する。
(A)マルチキャストルーティングテーブル(Multicast Routing Table、以下、「MRT」と略述する)10
(B)ソースゲートウエイテーブル(Source GateWay Table、以下、「SGWT」と略述する)20
図3は、マルチキャストルーティングテーブルの管理情報(エントリ)を示す図である。図3に示すように、MRT10のエントリは、(SID、GID、Policy、DS−MAC、DS−IF)の形式をとる。
ここで、SIDは、データパケットの配信元のIDである。図1のネットワーク構成では、サーバ101のIPアドレスが登録される。SIDには、データパケットの配信元を登録することもできるが、すべてのIDを意味する「全ID」を登録することもできる。
GIDは、マルチキャストグループのIDである。SID及びGIDにより、SIDを配信元とする1つのマルチキャストグループが定義される。
Policyは、転送可否を示す値である。Policyには、転送可の場合「ACCEPT」が登録され、転送不可の場合「DROP」が登録される。
DS−MACは、転送先ノードのMACアドレスである。WMMR301は、マルチキャストデータパケットを、このMACアドレスに対して転送する。DS−IFは、その転送先ノードが接続しているインターフェイスである。WMMR301は、マルチキャストデータパケットを、このインターフェイスを介して転送する。
例えば、WMMR301のMRT10が、図3に示すように、SIDが”192.168.0.1”であり、GIDが”239.192.0.1”であり、Policyが”ACCEPT”であり、DS−MACが”00:0d:02:be:4a:92”であり、DS-IFが”i0”であるエントリを有するものとする。これは、「配信元が”192.168.0.1”であり、かつ、マルチキャストグループIDが”239.192.0.1”であるマルチキャストデータパケットを受信すると、WMMR301は、そのパケットの送信先MACアドレスを”00:0d:02:be:4a:92”に書き換えて、そのパケットをインターフェイスi0から送信する」ことを意味している。
図4は、ソースゲートウエイテーブルの管理情報(エントリ)を示す図である。図4に示すように、SGWT20のエントリは、(SGWID、SID、GID、LHR−Conn)の形式をとる。ここで、SGWIDは、SGWのIDである。SIDは、マルチキャストデータパケットの配信元のIDである。GIDは、マルチキャストグループのIDである。
LHR−Connは、該当するSGWが、LHR(Last Hop Router)に接続している(すなわちL−SGWである)か、そうでない(すなわちS−SGWである)か、を示す値である。LHR−Connは、接続している場合は”Connected”となり、そうでない場合は”NOT-Connected”となる。
SIDには、マルチキャストデータパケットの配信元のIDの代わりに、すべてのIDを意味する「全ID」を登録することもできる。また、GIDには、マルチキャストデータパケットが配信されるグループのIDの代わりに、すべてのIDを意味する「全ID」を登録することもできる。
例えば、SGWIDが”192.168.101.101”であり、SIDが、”192.168.0.1”であり、GIDが”239.192.0.1”であり、LHR−Connが”Connected”であるエントリを有するものとする。これは、「マルチキャストデータパケットの配信元が、”192.168.0.1”であり、かつ、マルチキャストグループIDが”239.192.0.1”であるマルチキャストデータパケットを担当するSGWは、”192.168.101.101”であり、そのSGWは、LHRに接続している、すなわちL−SGWである。」ということを意味している。
なお、WMMR302、303、304の構成も、図2と同じである。
次に、本実施形態に係る通信システムの動作について説明する。
(マルチキャストデータパケットの転送経路の新規構築)
マルチキャストデータパケットの転送経路を新規に構築するための動作について説明する。本実施形態では、受信端末が、マルチキャストグループに参加および離脱をする際には、以下の文献に示すIGMPのバージョン3による一般的な方法を用いる。
(7)Internet Group Management Protocol, Version 3, RFC 3376
IGMPバージョン3は、バージョン1及び2と互換性があるため、バージョン1又は2を実装する受信端末に対しても、本実施形態に係るマルチキャストデータパケットの転送経路の構築方法を適用できる。
この方法では、全WMMR301〜304のSGWT20に、L−SGWとしてのWMMR301を登録する。具体的には、全WMMR301〜304のSGWT20に、(WMMR301、全ID、全ID、Connected)のエントリを登録する。
最初に、図1に示す無線マルチホップネットワーク309に接続し、マルチキャストに参加する受信端末が、まだ、1つもない状態で、受信端末401が、マルチキャストデータパケットの配信元がサーバ101であるマルチキャストグループGIDのグループに参加するときの処理(新規登録処理)について説明する。
図5は、マルチキャストデータ転送経路を構築、削除する際の経路制御用パケットの転送シーケンスを示す図である。図5に示すように、受信端末401は、配信元のSID(サーバ101のIPアドレス)と、マルチキャストグループのGIDとが情報として含まれるIGMP−Report501を、RGWであるWMMR303に送信する。
図6は、IGMP−Reportを受信した時のWMMRの処理フローである。以下、本図を参照して説明する。
まず、IGMP−Report501を受信した時のWMMR303の処理について説明する。図6に示すように、RGWであるWMMR303では、インターフェイスi0、すなわち物理インターフェイスN01−1と通信制御部N02−1を介して、受信者管理部N04が、そのIGMP−Report501を受信する(ステップS601)。
続いて、WMMR303の経路制御部N03は、受信したIGMP−Report501に含まれる配信元のSID及びマルチキャストグループのGID等の情報を取得する(ステップS602)。ここで取得された情報を用いて、経路制御部N03は、MRT10に、(SID、GID、Policy=”ACCEPT”、GIDに対応するMACアドレス、i0)のエントリを登録することにより、MRT10を更新する(ステップS603)。
ここで、「GIDに対応するMACアドレス」について説明を補足する。GIDとしてIPアドレスを用いる場合、「GIDに対応するMACアドレス」の上位25ビットは、16進表記”01005E”に続けて1ビットの”0”を足したものである。下位23ビットは、GIDの下位23ビットである。例えば、GIDが”239.192.0.1”であれば、このGIDに対応するMACアドレスは、”01:00:5E:40:00:01”となる。
次に、経路制御部N03は、この更新登録前後で、MRT10のエントリ(SID、GID、Policy)に変更があるか否かを判定する(ステップS604)。ここでは、MRT10内に、新規にエントリが作成されるため、変更ありと判定され(ステップS604;Yes)、ステップS605に進む。
次に、経路制御部N03は、SGWT20を参照して、変更があった(SID、GID)を担当するSGWを検索する(ステップS605)。ここでは、SGWとして、WMMR301が取得される。
続いて、経路制御部N03は、検索結果のSGWが、自身であるか否かを判定する(ステップS606)。SGWが自分でないので(ステップS606;No)、経路制御部N03は、自ノードのユニキャストルーティングテーブル(不図示)を参照し、SGWへの経路の次ホップを検索する(ステップS607)。ここでは、次ホップとして、WMMR302が取得される。WMMR302が取得された後、経路制御部N03は、WMMR302宛に、MRT10の差分情報(更新前後の差分情報)が含まれるWRM−Report502(図5参照)を、インターフェイスi1からユニキャスト送信する(ステップS608)。
図7は、WRM−Reportのデータフォーマットを示す図である。エントリ追加のWRM−Report502では、図7に示すように、パケットフィールドのうち、WRM−Typeフィールドに、Reportであることを示す”0x12”が記述されている。また、Update−Typeフィールドには、差分であることを示す”0x02”が記述されている。また、numof(S,G)フィールドには、このパケットの中に記述する(SID、GID)の数”1”が記述されている。また、Modifiyフィールドには、追加であることを示す”0x02”が記述されている。また、DS−MAC[1]フィールドには、WRM−Reportを送信するインターフェイスのMACアドレスが記述されている。また、SIDフィールドには、受信したいマルチキャストデータパケットの配信元のIDが記述されている。GIDフィールドには、受信したいマルチキャストグループのIDが記述されている。
WRM−Report502を受信すると、WMMR302は、WRM−Report502の内容に基づくエントリを追加するとともに、WRM−Report503を、WMMR301に送信する。
図8は、WRM−Reportを受信した時のWMMRの処理フローである。WRM−Report502を受信した時のWMMR302の処理について、本図を参照して説明する。図8に示すように、WMMR302の受信者管理部N04は、インターフェイスi2を介して、WRM−Reportを受信する(ステップS701)。続いて、WMMR302の経路制御部N03は、受信されたWRM−Report502に含まれるマルチキャストデータパケットの配信元のSID、マルチキャストグループのGID、WRM−Reportを送信するインターフェイスのMACアドレスを取得する(ステップS702)。
ここで取得された情報を用いて、経路制御部N03は、(SID、GID、Policy=”ACCEPT”、WRM−Reportを送信したインターフェイスのMACアドレス、WRM−Reportを送信したインターフェイス)というエントリを、MRT10に登録することにより、MRT10を更新する(ステップS703)。
続いて、経路制御部N03は、この更新登録前後で、MRT10のエントリ(SID、GID、Policy)に変更があるか否かを判定する(ステップS704)。ここでは、MRT10内に、新規にエントリが作成されるため、変更ありと判定される(ステップS704;Yes)。
続いて、経路制御部N03は、SGWT20を参照し、その差分の(SID、GID)を担当するSGWを検索する(ステップS705)。ここでは、そのSGWとして、WMMR301が取得される。
続いて、経路制御部N03は、検索結果のSGWが自身でないか否かを判定する(ステップS706)。SGWが自身でないので(ステップS706;No)、経路制御部N03は、自ノードのユニキャストルーティングテーブル(不図示)を参照し、SGWへの経路の次ホップを検索する(ステップS707)。ここでは、次ホップとして、WMMR301が取得される。続いて、経路制御部N03は、取得されたWMMR301宛に、MRT10の差分情報(更新前後の差分情報)が含まれるWRM−Report503(図5参照)を、ユニキャスト送信する(ステップS708)。
WRM−Report503を受信すると、WMMR301は、受信したパケットの内容に基づくエントリを追加するとともに、IGMP−Report504をMR203に送信する。
WRM−Report503を受信した時のWMMR301の処理は、図8に示す処理と同じである。すなわち、受信者管理部N04による、インターフェイスi1を介したWRM−Reportの受信(ステップS701)、経路制御部N03による、受信したWRM−Reportに含まれるマルチキャスト送信者のSID、マルチキャストグループのGID、DS−MACの取得(ステップS702)、取得された情報に基づくMRT10へのエントリの登録(ステップS703)が行われる。
続いて、(SID、GID、Policy)の変更判定では、変更ありと判定され(ステップS704;Yes)、経路制御部N03は、SGWT20を参照し、変更のあった(SID、GID)を担当するSGWを検索する(ステップS705)。ここでは、そのSGWとして、WMMR301が取得される。
続いて、検索されたSGWが自身であるか否かの検索が行われる(ステップS706)。ここでの判定は肯定されるので(ステップS706;Yes)、経路制御部N03は、自身が、LHRに接続している(すなわちL−SGWである)か、否か(すなわちS−SGWである)か、を判定する(ステップS711)。WMMR301は、LHRに接続している(すなわちL−SGWである)ため、判定が肯定され(ステップS711;Yes)、ステップS712に進む。
経路制御部N03は、最新のMRT10に基づいて、MR203(LHR)に接続しているインターフェイスi0より、マルチキャスト送信者SID及びマルチキャストGIDに参加する旨のIGMP−Report504(図5参照)を送信する(ステップS712)。
MR(LHR)203は、このIGMP−Report504を受信すると、以後、該当SID、GIDのマルチキャストデータパケットをWMMR301に転送する。
以上の処理により、無線マルチホップネットワーク309内において、マルチキャストデータパケットの転送経路が構築される。図9は、登録された各WMMRのマルチキャストルーティングテーブルのエントリを示す図である。具体的には、図9に示すような、MRT10のエントリが、各WMMR301、302、303に登録される。ここで、「MAC(N)」という表記は、ノードNのMACアドレスのことを意味する。以降、同様の表記を同じ意味で用いる。
(受信端末の追加登録)
次に、受信端末が追加登録される場合について説明する。図10は、受信端末の追加登録、削除する際の経路制御用パケットの転送シーケンスを示す図である。
図1において、上述した新規登録処理により、受信端末401だけが、配信元がSIDであり、GIDのマルチキャストグループに参加している状態で、新たに、受信端末402が配信元をサーバ101とするマルチキャストグループに参加するときの処理(追加登録処理)について、図10を参照して説明する。
受信端末402は、受信したい配信元のSID及びマルチキャストグループのGIDが含まれるIGMP−Report901を送信する。
図6に示すように、RGWであるWMMR302の受信者管理部N04は、物理インターフェイスi0から、IGMP−Reportを受信する(ステップS601)。続いて、WMMR302の経路制御部N03は、受信されたIGMP−Reportに含まれるマルチキャスト送信者のSIDおよびマルチキャストグループのGIDを取得する(ステップS602)。続いて、経路制御部N03は、取得された情報に基づいて、(SID、GID、Policy=”ACCEPT”、GIDに対応するMACアドレス、インターフェイス)のエントリを、MRT10に登録することにより、MRT10を更新する(ステップS603)。次に、経路制御部N03は、この更新登録前後において、(SID、GID、Policy)に変更があるか否かを判定する(ステップS604)。ここでは、登録前に、すでに、該当するエントリが登録されているため、変更なしであるため、判定が否定され(ステップS604;No)、処理を完了する。
以上の処理により、追加登録された受信端末402に対するマルチキャストデータパケットの転送経路が構築される。図11は、追加登録後の各WMMRのマルチキャストルーティングテーブルのエントリを示す図である。具体的には、図11に示すMRT10のエントリが、各WMMR302に追加登録される。図11に示すように、受信端末402に対応する、WMMR302のMRT10のエントリのDS−MACには、”multicast”が登録されている。これは、WMMR302は、受信端末402に対して、ブロードキャスト送信を行うことを意味している。
(受信端末の離脱)
次に、受信端末が離脱する場合について説明する。
図1において、上記の新規登録処理により、受信端末401、402が、配信元のSID及びマルチキャストグループGIDに参加している状態で、最初に、受信端末402が離脱し、続いて、受信端末401が離脱するときの処理(削除処理)について説明する。
受信端末402は、離脱したいマルチキャスト送信者のSIDおよびマルチキャストグループのGIDが含まれるIGMP−Report901を送信する(図10参照)。図6に示すように、RGWであるWMMR302の受信者管理部N04は、インターフェイスi0を介してIGMP−Report901を受信する(ステップS601)。続いて、WMMR302は、受信されたIGMP−Report901に含まれる配信元のSID及びマルチキャストグループのGIDを取得する(ステップS602)。
続いて、経路制御部N03は、取得された情報を用いて、削除対象となるMRT10のエントリを検索し、(SID、GID、Policy=”ACCEPT”、GIDに対応するMACアドレス、i0)のエントリをMRT10から削除することにより、MRT10を更新する(ステップS603)。
続いて、経路制御部N03は、この更新登録前後で、(SID、GID、Policy)に変更があるか否かを判定する(ステップS604)。ここで、経路制御部N03は、図11に示すように、依然として、(SID、GID、Policy)のエントリが保持されているため、登録前後の差分がないものと判定し(ステップS605;No)、処理を完了する。
以上の処理により、受信端末402が離脱する。
次に、受信端末401は、離脱したいマルチキャスト送信者のSID及びマルチキャストグループのGIDが含まれるIGMP−Report501を送信する(図5参照)。
RGWであるWMMR303の受信者管理部N04は、インターフェイスi0を介して、IGMP−Report501を受信する(ステップS601)。続いて、経路制御部N03は、受信したIGMP−Report501に含まれる配信元のSID及びマルチキャストグループのGIDを取得する(ステップS602)。
続いて、経路制御部N03は、ここで取得された情報を用いて、削除対象となるMRT10のエントリを検索し、(SID、GID、Policy=”ACCEPT”、GIDに対応するMACアドレス、i0)のエントリをMRT10から削除することにより、MRT10を更新する(ステップS603)。
次に、受信者管理部N04は、この更新登録前後で、(SID、GID、Policy)に変更があるか否かを判定する(ステップS604)。ここで、WMMR303のMRT10からは、(SID、GID、Policy)のエントリが削除されるので、登録前後に変更があると判定される(ステップS604;Yes)。
続いて、経路制御部N03は、SGWT20を参照し、変更のあった(SID、GID)を担当するSGWを検索する(ステップS605)。取得されるSGWは、WMMR301である。検索結果のSGWは、自身でないので(ステップS606;No)、経路制御部N03は、自ノードのユニキャストルーティングテーブルを参照し、SGWへの経路の次ホップを、検索する(ステップS607)。ここでは、WMMR302が取得される。続いて、経路制御部N03は、WMMR302宛に、MRT10の差分情報を含むWRM−Report502(図5参照)を、ユニキャスト送信する(ステップS608)。
図12は、エントリ削除のWRM−Reportのパケットフィールドを示す図である。図12に示すように、WRM−Typeフィールドには、Reportであることを示す”0x12”が記述されている。また、Update−Typeフィールドには、差分であることを示す”0x02”が記述されている。また、numof(S,G)フィールドには、このパケットに含まれる(S、G)の数”1”が記述されている。また、Modifyフィールドには、削除であることを示す”0x03”が記述されている。また、DS−MAC[1]フィールドには、WRM−Reportを送信するインターフェイスのMACアドレス(MAC(WMMR303))が記述されている。また、SIDフィールドには、削除したい配信元のIDが記述されている。また、GIDフィールドには、削除したいマルチキャスグループのIDが記述されている。
図8に示すように、WMMR302の受信者管理部N04は、インターフェイスi2においてWRM−Report502を受信する(ステップS701)。続いて、WMMR302の経路制御部N03は、受信したWRM−Report502に含まれる配信元のSID、マルチキャストグループのGID、DS−MACを取得する(ステップS702)。続いて、経路制御部N03は、ここで取得された情報を用いて、削除対象となるMRT10のエントリを検索し、(SID、GID、Policy=”ACCEPT”、DS−MAC、I2)のエントリを、MRT10から削除することにより、MRT10を更新する(ステップS703)。
次に、経路制御部N03は、この更新登録前後で、エントリ(SID、GID、Policy)に変更があるか否かを判定する(ステップS704)。ここでは、WMMR302のMRT10から(SID、GID)のエントリが削除されているため、登録前後で変更があると判定される(ステップS704;Yes)。
次に、経路制御部N03は、SGWT20を参照して、その差分の(SID、GID)を担当するSGWを検索する(ステップS705)。ここでは、そのSGWとして、WMMR301が取得される。
続いて、経路制御部N03は、検索結果のSGWが自身でない場合(ステップS706;No)、自ノードのユニキャストルーティングテーブルを参照し、SGWへの経路の次ホップを検索し、WMMR301を取得する(ステップS707)。そして、経路制御部N03は、WMMR301宛にMRT10の差分情報を含むWRM−Report503(図5参照)を、ユニキャスト送信する(ステップS708)。
図1のネットワーク構成であれば、以上の処理により、WRM−Report503がSGW(WMMR301)に到達するが、ホップ数がこれよりも多い場合、SGW方向の隣接ノードで、順次、ステップS701〜S708が繰り返され、最終的に、WRM−ReportがSGWに到達する。
図8に示すように、WMMR301の受信者管理部N04は、インターフェイスi1を介してWRM−Report503を受信する(ステップS701)。続いて、WMMR301の経路制御部N03は、受信されたWRM−Report503に含まれる配信元のSID、マルチキャストグループのGID、DS−MACを取得する(ステップS702)。
続いて、経路制御部N03は、ここで取得された情報を用いて、削除対象となるMRT10のエントリを検索し、(SID、GID、Policy=”ACCEPT”、DS−MAC、i1)のエントリを、MRT10から削除することにより、MRT10を更新する(ステップS703)。
続いて、経路制御部N03は、この更新登録前後で、(SID、GID、Policy)に変更があるか否かを判定する(ステップS704)。ここでは、WMMR301のMRT10から、該当するエントリが削除されているので、登録前後で、変更があると判定される(ステップS704;Yes)。そこで、経路制御部N03は、SGWT20を参照し、その差分の(SID、GID)を担当するSGWを検索する(ステップS705)。ここでは、SGWとして、WMMR301が取得される。
続いて、経路制御部N03は、検索結果のSGWが自身であるので(ステップS706;Yes)、自身がLHRに接続している(すなわちL−SGWである)か、否か(すなわちS−SGWである)か、を判定する(ステップS711)。WMMR301は、MR(LHR)202に接続しており、L−SGWであるので、判定は肯定され(ステップS711;Yes)、経路制御部N03は、最新のMRT10に基づいて、LHRに接続しているインターフェイスより、配信元のSIDおよびマルチキャストGIDに、離脱する旨のIGMP−Report504(図5参照)を送信する(ステップS712)。MR(LHR)203は、このIGMP−Reportを受信すると、以後、該当SID、GIDのマルチキャストデータパケットを、WMMR301に転送しないようになる。
以上の処理により、マルチキャストデータパケットの転送経路が削除される。
なお、IGMP version3では Source−filtering機能により、「マルチキャストグループGIDの、配信元のSID以外の送信者からのマルチキャストに参加する」というようなきめ細かい受信制御が可能である。本実施形態においても、Policyの設定(ACCEPT/DROP)やSIDの「全ID」指定などを組み合わせることにより、IGMP version3と同等の制御を実現可能である。
(マルチキャストデータパケットの転送経路の維持)
次に、マルチキャストデータパケットの転送経路を維持する方法について詳細に説明する。
すべてのWMMR301〜304は、一定周期で、すべてのMRT10のエントリを含むWRM−Reportを、各エントリに対応するSGW方向の隣接ノードに送信する。それを受信したWMMR301〜304は、受信したWRM−Reportに含まれるエントリを、自身のMRTと比較し、新たなエントリを発見した場合には、そのエントリだけを含むWRM−Reportを、対応するSGW方向の隣接ノードに送信する。このWRM−Reportを受信したノードは、受信したWRM−Reportに基づいて自身のMRT10を更新し、MRT10に変更(差分)があれば、そのWRM−Reportを、さらにSGW方向の隣接ノードに送信する。
このような処理を繰り返すことにより、最終的にWRM−ReportがSGWに到達する。このようにしてマルチキャストデータパケットの転送経路が維持される。
なお、マルチキャストデータパケットの配信元やWMMRが、離脱メッセージを送信せずに消滅した場合は、そのノード宛の維持処理は行われなくなり、一定時間後に対応するMRT10のエントリが消去される。
図13は、エントリ維持のWRM−Reportのパケットフィールドを示す図である。図13に示すように、WRM−Typeフィールドには、Reportであることを示す”0x12”が記述されている。また、Update−Typeフィールドには、エントリ全体であることを示す”0x01”が記述されている。また、numof(S,G)フィールドには、このパケットに含まれる(S、G)の数”1”が記述されている。また、Modifyフィールドには、「変更なし」であることを示す”0x01”が記述されている。また、DS−MACフィールド[1]には、WRM−Reportを送信するインターフェイスのMACアドレスが記述されている。また、SIDフィールドには、維持されるエントリのマルチキャストデータパケットの配信元のIDが記述されている。また、GIDフィールドには、維持されるエントリのマルチキャスグループIDが記述されている。
(マルチキャストデータパケットの転送動作)
次に、マルチキャストデータパケットの転送動作について説明する。ここでは、図1において、受信端末401、402が参加しているマルチキャストデータパケットの転送処理について詳細に説明する。
上述のようにして、無線メッシュネットワーク309における一連のマルチキャストデータパケットの転送経路の構築処理が完了し、WMMR301がLHRにIGMP−Report504(図5参照)を送信すると、基幹マルチキャストネットワーク209において、サーバ101からLHRに至るマルチキャスト経路が構築される。その後、サーバ101が、マルチキャストグループGID宛のマルチキャストデータパケットを送信すると、そのマルチキャストデータパケットは、基幹マルチキャストネットワーク209内を転送され、MR(LHR)を経由して、WMMR301に送信される。
図14は、マルチキャストデータパケットの転送動作の処理フローである。図14に示すように、WMMR301では、インターフェイスi0、すなわち、物理インターフェイス部N01及び通信制御部N02を介して、転送制御部N05が、そのマルチキャストデータパケットを受信する(ステップS1401)。
続いて、転送制御部N05は、データキャッシュN06を参照し(ステップS1402)、受信されたパケットが、既に受信されたものと同一であるか否かを判定する(ステップS1403)。ここで、パケットが、初めて受信したパケットであると判定された場合(ステップS1403;No)、転送制御部N05は、そのパケットの情報をデータキャッシュに登録した後(ステップS1404)、MRT10における(SID、GID)のエントリを検索し、転送先のエントリを取得する(ステップS1405)。ここでは、エントリ(SID、GID、Policy=”ACCEPT”、DS−MAC=”MAC(302)”、i1)が取得される。
続いて、転送制御部N05は、転送先が複数ある場合、マルチキャストデータパケットを複製し(ステップS1406)、マルチキャストデータパケットの送信元MACアドレスを、自身のMACアドレスに変更し、宛先MACアドレスを、MAC(302)に変更し(ステップS1407)、インターフェイスi1から送信する(ステップS1408)。
一方、転送制御部N05は、受信されたマルチキャストデータパケットが、既に受信したパケットと同一と判定される場合(ステップS1403;Yes)、そのパケットを廃棄し(ステップS1410)、処理を完了とする。
本実施形態では、同様の処理がWMMR302、303においても行われる。
以上の処理により、サーバ101から配信され、基幹マルチキャストネットワーク209、MR203(LHR)を経由して流入したマルチキャストデータパケットが、受信端末401、402に届けられる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図15は、本発明の第2の実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すノード配置図である。図15に示すように、WMMR301〜304で構成される無線マルチホップネットワーク309は、マルチキャストデータパケットを配信するサーバ102と、受信端末401、402と接続されている。すなわち、無線マルチホップネットワーク309に、マルチキャストデータパケットの配信元のサーバ102が直接接続されている。また、WMMR302およびWMMR303が、RGWである。
本実施形態では、WMMR301が、S−SGWとなる。それ以外は、上記第1の実施形態と同じである。本実施形態では、SGWでないWMMR302、303、304の動作は、上記第1の実施形態と同じである。本実施形態では、すべてのWMMR301〜304のSGWT20に、S−SGWとして、WMMR301が登録されている。より具体的には、全WMMRのSGWT20に、(WMMR301, 全ID, 全ID, NOT-Connected)のエントリが存在している。
SGWであるWMMR301は、隣接するノードからIGMP−Report又はWRM−Reportを受信すると(図6のステップS601、図8のステップS701)、そのパケットから情報を取得し、MRT10のエントリを登録または削除することにより、MRT10を更新する(図6のステップS602、S603又は図8のステップS702、S703)。
MRT10に変更があり(図6のステップS604又は図8のステップS704;Yes)、自身がMRTの差分の(SID、GID)を担当するSGWである場合(図6のステップS606又は図8のステップS706;Yes)、経路制御部N03は、自身がL−SGWであるか否かを判定する(図6のステップS611又は図8のステップS711)。WMMR301はS−SGWであるので、判定は否定され(図6のステップS611又は図8のステップS711;No)、処理を終了する。
すなわち、SGWが、配信元に直接接続されている場合には、SGWからは、IGMP−Reportは送信されない。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態に係るネットワーク構成は、上記第1の実施形態(図1参照)と同じである。本実施形態では、全WMMR301〜304におけるSGWT20の登録が自動的に行われる。
(L−SGWの設定と通知)
まず、L−SGWの設定方法と、その内容を、全WMMRに通知する方法について図1を参照して説明する。図1において、基幹マルチキャストネットワークのLHRであるMR203は、インターフェイスi0より、定期的にIGMP−Queryパケットを送信する。
WMMR301は、そのIGMP−Queryパケットを受信した場合、自身のSGWT20に、自身がL−SGWであることを登録する。より具体的には、WMMR301の経路制御部N03は、SGWT20に、(WMMR301, 全ID, 全ID, Connected)のエントリを登録する。
このエントリをもつ間、WMMR301の経路制御部N03は、WRM−SGWADパケットを、無線マルチホップネットワーク309全体にフラッディングする。
図16は、WRM−SGWADパケットのパケットフィールドを示す図である。図16に示すように、WRM−TypeフィールドにはSG−WADであることを示す”0x11”が記述されている。また、numof(S,G)フィールドには、このパケットに含まれる(SID、GID)の数”1”が記述されている。また、SGWIDフィールドには、SGWのIDが記述されている。また、SIDフィールドには、SGWが担当する配信元のIDが記述されている。また、GIDフィールドには、SGWが担当するマルチキャストグループIDが記述されている。SIDフィールド及びGIDフィールドには、すべてのIDを意味する「全ID」と記述されている。また、LHR−Connフィールドには、L−SGWであることを示す”Connected”が記述されている。
なお、フラッディングする方法としては、例えば、一般的に用いられているSMFプロトコルによる方法を用いることができる。SMFプロトコルの詳細については、以下の文献に明らかにされている。
SMF: Simplified Multicast Forwarding for MANET, draft-ietf-manet-smf-08
全てのWMMR301〜304は、WMMR301によって送信されたWRM−SGWADパケットを受信すると、そのWRM−SGWADパケットに含まれる情報に基づいて、自ノードのSGWT20に、エントリを追加する。
(S−SGWの設定と通知)
まず、S−SGWの設定方法と、その内容を、全WMMRに通知する方法について、図15を参照して説明する。
図15に示すように、サーバ102は、マルチキャストデータパケットの配信元特有のパケットをWMMR301に送信する。「配信元特有のパケット」としては、マルチキャストデータパケットの発信元だけが送信するパケットや、他ノードが送信するパケットで配信元のIDが含まれているものなどが該当する。「配信元特有のパケット」として、例えば、RTCPのSender Reportや、マルチキャストデータパケットや、マルチキャストアプリケーション固有のパケットを用いることができる。
WMMR301は、配信元特有のパケットを受信すると、自身のSGWT20に、自身がS−SGWであることを登録する。より具体的には、WMMR301の経路管理部N07は、SGWT20に、(WMMR301, 全ID, 全ID, NOT-Connected)のエントリを登録する。
このエントリをもつ間、WMMR301は、WRM−SGWADパケットを、無線マルチホップネットワーク309全体にフラッディングする。
ここで、WRM−SGWADパケットのLHR−Connフィールドには、S−SGWであることを示す「NOT-Connected」が記述される。その他のフィールドは、上記L−SGWの場合と同様である。
(SGWの維持)
MR203と、WMMR301が接続されている間、MR203は、インターフェイスi0より定期的にIGMP−Queryパケットを送信し、WMMR301は、そのIGMP−Queryパケットを受信する。この状態では、SGWであるWMMR301は、定期的にWRM−SGWADパケットをフラッディング送信する。
WRM−SGWADパケットを受信したWMMRは、そのWRM−SGWADパケットに含まれる情報に基づいて、自ノードのSGWT20にエントリを追加する。ただし、SGWT20に同一のエントリがすでに存在する場合、WMMRは、何もしない。WRM−SGWADパケットを定期的に受信している期間、全WMMRのSGWT20のエントリは維持される。
MR(LHR)203と、WMMR301との接続が切断され、一定時間経過すると、WMMR301は、SGWT20のエントリを削除し、WRM−SGWADパケットの送信を停止する。他のWMMRは、一定時間、WRM−SGWADパケットを受信しない場合には、自身のSGWT20のエントリを削除する。
以上の処理により、全てのWMMRにSGWT20のエントリが登録され、維持される。全WMMRにSGWT20のエントリが登録されている間、上記第1の実施形態に係るマルチキャストデータ転送経路の構築処理とマルチキャストデータパケット転送処理を行うことが可能である。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
本実施形態では、RGWと受信端末との間のデータ通信のデータリンク層において、ユニキャスト送信とブロードキャスト送信を併用する。
上記各実施形態では、RGWから受信端末へ送信されるマルチキャストパケットは、データリンク層のブロードキャスト通信を用いて送信される。このようにすれば、受信端末において、特別な機能を付加する必要がないからである。しかしながら、この場合、RGWと、受信端末との間で、パケットロスが発生する可能性がある。
そこで、本実施形態では、RGWから受信端末への送信についても、データリンク層のユニキャスト送信とブロードキャスト送信を併用する。このデータリンク層のユニキャスト通信を実現するためには、宛先IPアドレスがマルチキャストであり、かつ、宛先MACアドレスが、ユニキャストであるようなパケットを、自身宛であると判別できる機能が受信端末側に必要である。
(マルチキャストデータパケットの転送経路を構築する方法)
マルチキャストデータパケットの転送経路を構築する方法については、受信端末からのIGMP−Reportを、RGWが受信した時の処理だけが、上記第各実施形態と異なる。
図17は、本発明の第4の実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すノード配置図である。図17に示すように、マルチキャストネットワーク1401は、1個以上のマルチキャストデータパケットの配信元を含んでいる。無線マルチホップネットワーク309は、WMMR301〜306を備えている。ここで、マルチキャストネットワーク1401は、図1の基幹マルチキャストネットワーク209のようなネットワークを含んでも良いし、図15に示すように、配信元のサーバだけで構成されてもよい。
上記第1の実施形態と同じ手順により、受信端末401は、受信したいマルチキャスト送信者のSID及びマルチキャストグループのGIDを含むIGMP−Reportを送信する。RGWであるWMMR303は、インターフェイスi0において、そのIGMP−Reportを受信する。
図6に示すように、WMMR301の受信者管理部N04は、インターフェイスi0においてIGMP−Reportを受信する(ステップS601)。続いて、経路制御部N03は、受信されたIGMP−Reportに含まれるマルチキャストデータパケットの配信元のSID及びマルチキャストグループのGIDを取得する(ステップS602)。
ここで、経路制御部N03は、IGMP−Reportの送信元MACアドレスを取得する。このMACアドレスは、受信端末401のMACアドレスに等しい。ここで取得された情報を用いて、経路制御部N03は、(SID、GID、Policy=”ACCEPT”、MAC(401)、i0)のエントリを、MRT10に登録することにより、MRT10を更新する(ステップS603)。以降の処理は、第1の実施形態と同様に、MRT10の登録または削除処理、WRM−Reportの送信処理を行う。
同様に、図17の受信端末402、403、404、405についても、RGWであるWMMR305、306において、上述した処理が実施される。図18は、図17のネットワークシステムにおける、登録後の各WMMRのマルチキャストルーティングテーブルのエントリを示す図である。これにより、WMMR303、305,306のMRT10のエントリは、図18に示すようになる。
上記以外のWMMRのMRT10のエントリは、上記第1の実施形態と同様の方法で登録される。
(マルチキャストデータパケットの転送動作)
マルチキャストネットワーク1401内のマルチキャストデータパケットの配信元が、マルチキャストデータパケットを送信すると、そのパケットはマルチキャストネットワーク1401を介してWMMR301によって受信される。WMMR301は、第1の実施形態と同様の方法で、マルチキャストデータパケットをWMMR302に送信する。WMMR302は、マルチキャストデータパケットを、WMMR303、305、306にそれぞれユニキャスト送信する。
図19は、図17のネットワークシステムにおける、マルチキャストデータパケットの転送動作の処理フローである。図19に示すように、WMMR303の転送制御部N05は、インターフェイスi1において、マルチキャストデータパケットの配信元のSID及びおよびマルチキャストグループGIDのマルチキャストデータパケットを受信すると(ステップS1901)、データキャッシュN06を参照し(ステップS1902)、受信したパケットが、既に受信したものと同一であるか否かを判定する(ステップS1903)。
ここで、マルチキャストデータパケットが、初めて受信されたパケットであると判定された場合(ステップS1903;No)、転送制御部N05は、そのパケットの情報を、データキャッシュに登録した後(ステップS1904)、(SID、GID)を有するMRT10を検索し、転送先のMACアドレス、転送するインターフェイスを(DS−MAC=MAC(401)、i0)を取得する(ステップS1905)。
次に、転送制御部N05は、データリンク層の送信方法を決定する(ステップS1906)。ここでは、データリンク層の送信方法の決定方法として、例えば以下の方法を用いることができる。
(方法1):予め設定された下流の隣接ノード数の閾値より、送信先のノード数が多い場合、ブロードキャスト送信を行う。それ以外の場合にはユニキャスト送信を行う。
(方法2):ユニキャスト送信する場合の無線帯域占有時間と、マルチキャスト送信する場合の無線帯域占有時間とを算出し、その値が小さくなる方の送信方法を用いる。
さらに、ユニキャスト送信とブロードキャスト送信とを、受信端末毎に選択することも可能である。その方法には、例えば以下の方法がある。
(方法3): 予め設定されたパケットロス率の閾値よりも、パケットロス率が高いリンクで接続する受信端末に対してはユニキャスト送信を用い、それ以外の受信端末に対してはブロードキャスト送信を用いる。
(方法4):予め設定された遅延閾値よりも遅延の大きいリンクで接続する受信端末に対してはブロードキャスト送信を用い、それ以外の受信端末に対しては、ユニキャスト送信を用いる。
ただし、データリンク層の送信方法の決定の仕方は、上述した方法に限定されるものではない。また、以下の方法を適切に組み合わせることも可能である。具体的には、例えば(方法1)を採用し、「予め設定された下流隣接ノード数の閾値」を2とする場合、WMMR303は、下流隣接ノード数が1であるので、マルチキャストデータパケットをユニキャスト送信する。WMMR305も、同様の処理を行い、ユニキャスト送信を行う。WMMR306においては、下流隣接ノード数=3であるのでブロードキャスト送信を行う。
その後、転送制御部N05は、マルチキャストデータパケットを転送先数の分だけ複製し(ステップS1907)、転送先ごとに、以下の処理を行なう(ステップS1908〜S1913)。
転送制御部N05は、転送先へのデータリンク層の送信方法がユニキャストである場合(ステップS1909;Yes)、マルチキャストデータパケットの送信元MACアドレスを自身のMACアドレスに更新し、宛先MACアドレスをMAC(401)に更新し、インターフェイスi0より送信する(ステップS1915)。
図20は、ブロードキャスト送信済みリストである。転送先へのデータリンク層の送信方法がユニキャスト送信でなく、ブロードキャスト送信である場合(ステップS1909;No)、図20に示すブロードキャスト送信済みリスト30を参照し、送信しようとするインターフェイスに、既にブロードキャスト送信済みであるか否かを判定する(ステップS1910)。転送制御部N05は、送信済みでなければ(ステップS1910;No)、マルチキャストデータパケットの送信元MACアドレスを自身のMACアドレスに更新し、宛先MACアドレスをGIDに対応するMACアドレスに更新して、インターフェイスi0より送信する(ステップS1911)。続いて、転送制御部N05は、図20のブロードキャスト送信済リスト30に登録する(ステップS1912)。
転送制御部N05は、送信しようとするインターフェイスに、既にブロードキャスト送信済みである場合には(ステップS1910;Yes)、パケットを廃棄する(ステップS1914)。
一方、既に受信したパケットと同一であった場合(ステップS1903)、転送制御部N05は、受信パケットを破棄する(ステップS1916)のは、上記各実施形態と同じである。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態では、WMMR間のデータ通信を行うデータリンク層において、ユニキャスト送信とブロードキャスト送信を併用する。
あるWMMRについて、隣接する送信先のノードが多く、それらとの通信品質が良好であると、場合によっては、ブロードキャスト送信のほうが高配信率かつ低遅延な通信ができる場合がある。本実施形態では、WMMR間の通信についても、データリンク層のユニキャスト送信とブロードキャスト送信とを併用する。
本実施形態では、マルチキャストデータパケットの転送経路の構築方法については、上記第1の実施形態に係る方法と同じである。
マルチキャストデータパケット転送処理では、上記第4の実施形態で示した(方法1)〜(方法4)の「データリンク層のユニキャスト送信を使うかブロードキャスト送信を使うかを選択する方法」を用いて、ユニキャスト送信かマルチキャスト送信を選択し、その送信方法により送信する。例えば、上記方法として、(方法1)を採用し、予め設定された下流隣接ノード数の閾値を2とする。この場合、図17に示すネットワーク構成であれば、WMMR301からWMMR302の送信には、ユニキャスト送信が用いられ、WMMR302からWMMR303、305、306への送信には、ブロードキャスト送信が用いられる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。本実施形態では、無線メッシュネットワーク309により、VPN(Virtual Private Network)が形成されている。
無線メッシュネットワークには、接続する端末と基地局とが同一のサブネットワークアドレスを有するフラット型と、端末と基地局が異なるサブネットワークアドレスを有するVPN型との2種類がある。
フラット型無線メッシュネットワークでは、一般的なIPパケット転送で実現することができるというメリットがあるが、端末を使用するユーザが、無線メッシュネットワークのIPアドレス体系を意識する必要があるというデメリットがある。一方、VPN型無線メッシュネットワークでは、ネットワークの出入り口で端末のパケットをカプセル化およびデカプセルする機能が必要であるため、一般的なIP転送だけでは実現できないというデメリットがあるが、端末にとっては、無線メッシュネットワークの内部構造を意識せずに使うことができるというメリットがある。
上記各実施形態に係るネットワークは、フラット型無線メッシュネットワークとVPN型無線メッシュネットワークの両方に適用できるものであった。本実施形態では、VPN型無線メッシュネットワークの場合に、第1及び第2の実施形態のSGWの固定設定や、第2の実施形態のWRM−SGWADを用いずに、SGWの設定を行う方法について説明する。
本実施形態に係るマルチキャストデータパケットの転送は、以下の前提条件下で実施される。
(1)全WMMRは、自身に接続する端末のMACアドレスを常に管理するとともに、その情報を全WMMRに通知する。これにより、全WMMRには無線メッシュネットワークに接続する端末と、その端末が接続しているWMMRの対応関係が構築される。この機能を帰属管理機能とよび、ここで管理される対応関係を帰属管理情報と呼ぶ。
(2)LHRには、無線メッシュ外のネットワークの端末宛のARP−Requestに対して自身のMACアドレスを応答するProxy−ARP機能が搭載されている。
(マルチキャストデータパケットの転送経路を構築する段階)
本実施形態では、各WMMRには、LHRのIDが設定されている。LHRは基幹ネットワークに位置しているため、変更はごく稀である。しかも、受信端末がユニキャスト通信で用いるデフォルトゲートウエイがLHRに一致する場合がほとんどであるため、LHRのインターフェイスのIDは、受信端末のデフォルトゲートウエイの設定と同じものを設定すればよい。各WMMRにおけるLHR設定方法には、例えば、静的設定による方法や、受信端末がDHCPによる動的IPアドレス設定をする場合には、そのパケット内部に記述されるデフォルトゲートウエイのIPアドレスを取得して設定する方法などがある。
まず、受信端末401は、受信したいマルチキャスト送信者のSIDおよびマルチキャストグループのGIDを含むIGMP−Report2101を送信する。RGWであるWMMR303は、インターフェイスi0において、そのIGMP−Reportを受信する。図22は、VPNネットワークが形成されている場合のWRM−Reportを受信した時のWMMRの処理フローである。WMMR303の処理の流れを図22に示す。
図22に示すように、ステップS2201〜S2205と、S2206〜S2212は、第1の実施形態の構築処理(図6参照)におけるステップS601〜S605と、S606〜S612と同じである。
図22において、WMMR303の経路制御部N03は、IGMP−Reportが受信されたら(ステップS2201)、第1の実施形態と同様の手順で、IGMP−Report内の(参加離脱種別、SID、GID)を取得する(ステップS2202)。
経路制御部N03は、SIDとGIDを用いてMRT10を更新し(ステップS2203)、MRT10の更新前後で、(SID、GID、Policy)に変更があるか否かを判定する(ステップS2204)。変更がある場合(ステップS2204;No)、経路制御部N03は、変更があった(SID、GID)を担当するSGWを、SGWT20から検索する(ステップS2205)。ここで、担当するSGWが発見された場合(ステップS2206;Yes)、上記第1の実施形態と同様の処理(S2206〜S2212)が実施される。
図21は、VPNネットワークが形成されている場合の経路制御用パケットの転送シーケンスを示す図である。SGWTに担当するSGWが発見されなかった場合(ステップS2206;No)、経路制御部N03は、SIDのMACアドレスを問い合わせるためのARP−Request2102(図21参照)を作成し(ステップ2222)、VPN内にフラッディング送信(ステップS2223)を行った後、その応答としてのARP−Replyの受信待ち状態になる。
このVPN内のARP−Requestは、無線メッシュネットワーク及び一般のIP機能により処理される。具体的には以下のようになる。
このVPN内ARP−Requestはフラッディング機能により、すべてのWMMRに届く。具体的には、図21に示すように、WMMR303が送信したVPN内ARP−Request2102を、WMMR302が受信する。その後、WMMR302が、VPN内ARP−Request2103を送信し、WMMR301が受信する。WMMR301は、自身に帰属する端末に対し、ARP−Request2104を送信する。ARP−Request2104の問い合わせ先であるMR203は、自身のMACアドレスが記述されたARP−Reply2105を、ユニキャスト送信によりWMMR301に返送する。WMMR301は、ARP−Reply2106を、VPN内にユニキャスト送信する。WMMR302を経由して、WMMR303が、ARP−Reply2107を受信する。
以上、一連の処理により、WMMR303が、VPN内ARP−Reply2107を受信したら、経路制御部N03は、その送信元ID(送信元のIPアドレス)を、SGWとしてSGWTに登録する(ステップS2224)。以降、第1の実施形態と同様の処理(ステップS2207〜S2212)を実施する。これにより、図21に示すように、WRM−Report2108、2109、IGMP−Report2110が転送され、マルチキャストデータパケットの転送経路が構築される。
以上詳細に説明したように、上記各実施形態に係る無線マルチホップネットワーク309によれば、以下に示す効果を有する。
(1)無線ネットワークにおいて、データリンク層で到達確認と未到達パケットの再送制御のあるユニキャスト送信を行うため、パケットロスが発生してもデータリンク層でのパケットロス回復が可能である。これにより、データリンク層にマルチキャスト送信を用いる場合と比較してアプリケーションレベルのデータ欠落を少なくすることができる。
例えば、パケットロス率0.1のリンクにおいて、マルチキャストデータパケットを送信する場合のパケット到達率は0.9(=1−0.1)であるが、再送最大回数3回のユニキャスト送信を用いれば、0.9999=(1−0.1)4という高いパケット到達率が得られる。
このように、上記各実施形態によれば、ユニキャスト送信を用いることで、信頼性の高い、高スループットな通信が可能である。この方法は、特に、音声や動画の配信に最適である。
(2)高速なユニキャスト送信を用いることにより、帯域占有時間を小さくすることができる。たとえば、無線規格IEEE802.11aにおいて、データリンク層で、1000Byteのパケットを送信する場合、マルチキャスト送信では、伝送レート6Mbpsで、帯域占有時間が1509.5μsecとなる。一方、ユニキャスト送信では、伝送レート54Mbpsの場合、帯域占有時間は、321.5μsecとなる。すなわち、ユニキャスト送信は、マルチキャスト送信の場合に比べ、通信帯域占有時間が、およそ3分の1となる。
(3)マルチキャスト受信端末によって送信されるIGMP−Reportを、無線メッシュネットワークのWRMの情報に変換し、無線メッシュネットワークのSGWにおいてIGMPに再変換することにより、LHRに、IGMP−Reportを送信することができる。これにより、受信端末に特別な機能を追加することなく、マルチキャストデータパケットの転送経路を構築することができる。
また、本実施形態に係るWMMRは、送信先ごとに、データリンク層の品質を考慮してユニキャスト送信とブロードキャスト送信とを選択することができるため、パケットロスの発生率が低く、スループットの高い通信を行うことができる。
なお、上記各実施形態では、IGMP−Report及びWRM−Reportにより、マルチキャストデータパケットの転送経路が構築されたが、マルチキャストデータパケットの転送経路をあらかじめWMMRに設定しておくことにより、WRM−Reportを用いずに経路構築を行うようにしてもよい。
なお、上記各実施形態では、IPv4におけるIGMPプロトコルを用いたが、この代わりに、ネットワーク層のプロトコルとしてIpv6が用いられる場合には、MLDプロトコルを用いてもよい。MLDプロトコルは、例えば、以下の文献に詳細に記述されている。
Multicast Listener Discovery Version 2 (MLDv2) for IPv6, RFC 3810
なお、本願については、日本国特許出願2009−071048号を基礎とする優先権を主張し、本明細書中に日本国特許出願2009−071048号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
10 マルチキャストルーティングテーブル(MRT)
20 ソースゲートウエイテーブル(SGWT)
30 ブロードキャスト送信済みリスト
101、102 サーバ
201、202、203、204 マルチキャストルータ(MR)
209 基幹マルチキャストネットワーク
301、302、303、304、305、306 無線マルチホップマルチキャストルータ(WMMR)
309 無線マルチホップネットワーク
401、402、403、404、405 受信端末
501、504、901、2101、2110 IGMP−Report
502、503、2108、2109 WRM−Report
1401 マルチキャストネットワーク
2102、2103 VPN内ARP−Request
2104 ARP−Request
2105 ARP−Reply
2106、2107 VPN内ARP−Reply
N01−1、N01−2、… 物理インターフェイス
N02−1、N02−2、… 通信制御部
N03 経路制御部
N04 受信者管理部
N05 転送制御部
N06 データキャッシュ
N07 経路管理部

Claims (13)

  1. マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードとして用いられる無線通信装置であって、
    前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築部と、
    前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御部と、
    を備え
    前記経路構築部は、
    前記転送経路における下位の隣接ノードから受信される経路制御用パケットに基づいて、前記転送経路に関する情報を生成し、
    前記経路制御用パケットとして、IGMP−Report又は無線マルチホップネットワークにおける、データリンク層の再送制御を取り入れたマルチキャスト通信方式であるWRM方式において、IGMP−Reportを受信した際に転送されるメッセージであるWRM−Reportを受信し、
    前記経路制御用パケットとして、前記IGMP−Reportを受信した場合、前記転送経路における前記無線マルチホップネットワーク内の上位の隣接ノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、WRM−Reportを送信し、直接接続された外部ネットワークのノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、IGMP−Reportを送信する、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードとして用いられる無線通信装置であって、
    前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築部と、
    前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御部と、
    を備え
    前記経路構築部は、
    前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流のノードを指定するためのノード指定パケットを受信すると、自らが最上流ノードであることを記憶するとともに、そのノード指定パケットを、前記無線マルチホップネットワーク全体にフラッディングする一方、
    前記フラッディングされたノード指定パケットを受信すると、前記フラッディングを行ったノードを、最上流ノードとして登録する、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  3. マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードとして用いられる無線通信装置であって、
    前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築部と、
    前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御部と、
    を備え
    前記無線マルチホップネットワークが仮想プライベートネットワークを形成する場合、
    前記経路構築部は、
    前記転送経路を追加する場合に、前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流ノードのMACアドレスの問い合わせパケットを、前記仮想プライベートネットワーク内にフラッディングする一方、
    フラッディングされた問い合わせパケットを受信すると、隣接するノードに、前記問い合わせパケットを転送し、その応答パケットに含まれるアドレスが、前記基幹ネットワークのノードのものである場合には、自身が最上流ノードである旨の応答パケットを、フラッディングを行ったノードに返信する、
    ことを特徴とする無線通信装置。
  4. 前記転送制御部は、
    前記マルチキャストデータパケットを、データリンク層の送信方式として、到達確認及び再送制御のないブロードキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送可能であり、
    前記マルチキャストデータパケットを送信するノードの数と、前記マルチキャストデータパケットを送信する際の無線帯域の占有時間との少なくとも一方に基づいて、前記マルチキャストデータパケットを、前記ユニキャスト送信を用いて送信するか、ブロードキャスト送信を用いて送信するかを決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. 前記転送制御部は、
    前記マルチキャストデータパケットを、データリンク層の送信方式として到達確認及び再送制御のないブロードキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送可能であり、
    前記マルチキャストデータパケットを送信するノード各々に対して、そのノードへ送信されるパケットのパケットロス率及び送信の遅延時間との少なくとも一方に基づいて、前記マルチキャストデータパケットをユニキャスト送信するか、ブロードキャスト送信するかを決定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 前記経路構築部は、
    任意のタイミングで、前記転送経路を維持するための経路維持用パケットを、前記無線マルチホップネットワーク全体にフラッディングする一方、
    前記フラッディングされた経路維持用パケットを受信すると、その経路維持用パケットに基づいて、前記転送経路に関する情報を更新し、
    所定期間更新が行われなかった前記転送経路に関する情報を消去する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の無線通信装置を、無線中継ノードとする、無線ネットワークシステム。
  8. マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードにおけるデータ転送方法であって、
    前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築工程と、
    前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御工程と、
    を含み、
    前記経路構築工程では、
    前記転送経路における下位の隣接ノードから受信される経路制御用パケットに基づいて、前記転送経路に関する情報を生成し、
    前記経路制御用パケットとして、IGMP−Report又は無線マルチホップネットワークにおける、データリンク層の再送制御を取り入れたマルチキャスト通信方式であるWRM方式において、IGMP−Reportを受信した際に転送されるメッセージであるWRM−Reportを受信し、
    前記経路制御用パケットとして、前記IGMP−Reportを受信した場合、前記転送経路における前記無線マルチホップネットワーク内の上位の隣接ノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、WRM−Reportを送信し、直接接続された外部ネットワークのノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、IGMP−Reportを送信するデータ転送方法。
  9. マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードにおけるデータ転送方法であって、
    前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築工程と、
    前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御工程と、
    を含み、
    前記経路構築工程では、
    前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流のノードを指定するためのノード指定パケットを受信すると、自らが最上流ノードであることを記憶するとともに、そのノード指定パケットを、前記無線マルチホップネットワーク全体にフラッディングする一方、
    前記フラッディングされたノード指定パケットを受信すると、前記フラッディングを行ったノードを、最上流ノードとして登録するデータ転送方法。
  10. マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードにおけるデータ転送方法であって、
    前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築工程と、
    前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御工程と、
    を含み、
    前記無線マルチホップネットワークが仮想プライベートネットワークを形成する場合、
    前記経路構築工程では、
    前記転送経路を追加する場合に、前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流ノードのMACアドレスの問い合わせパケットを、前記仮想プライベートネットワーク内にフラッディングする一方、
    フラッディングされた問い合わせパケットを受信すると、隣接するノードに、前記問い合わせパケットを転送し、その応答パケットに含まれるアドレスが、前記基幹ネットワークのノードのものである場合には、自身が最上流ノードである旨の応答パケットを、フラッディングを行ったノードに返信するデータ転送方法。
  11. マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードの制御に用いられるプログラムであって、
    前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築手順と、
    前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御手順と、
    をコンピュータに実行させ
    前記経路構築手順では、
    前記転送経路における下位の隣接ノードから受信される経路制御用パケットに基づいて、前記転送経路に関する情報を生成し、
    前記経路制御用パケットとして、IGMP−Report又は無線マルチホップネットワークにおける、データリンク層の再送制御を取り入れたマルチキャスト通信方式であるWRM方式において、IGMP−Reportを受信した際に転送されるメッセージであるWRM−Reportを受信し、
    前記経路制御用パケットとして、前記IGMP−Reportを受信した場合、前記転送経路における前記無線マルチホップネットワーク内の上位の隣接ノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、WRM−Reportを送信し、直接接続された外部ネットワークのノードに対しては、前記経路制御用パケットとして、IGMP−Reportを送信するプログラム。
  12. マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードの制御に用いられるプログラムであって、
    前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築手順と、
    前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記経路構築手順では、
    前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流のノードを指定するためのノード指定パケットを受信すると、自らが最上流ノードであることを記憶するとともに、そのノード指定パケットを、前記無線マルチホップネットワーク全体にフラッディングする一方、
    前記フラッディングされたノード指定パケットを受信すると、前記フラッディングを行ったノードを、最上流ノードとして登録するプログラム。
  13. マルチキャストデータパケットの配信元を含む基幹ネットワークに接続された無線マルチホップネットワークの無線中継ノードの制御に用いられるプログラムであって、
    前記配信元と受信端末との間を結ぶ、マルチキャストデータパケットの転送経路を、ユニキャスト経路に基づいて構築する経路構築手順と、
    前記無線マルチホップネットワークで、マルチキャストデータパケットを送信する際に、到達確認及び再送制御のあるユニキャスト送信を用いて、直接接続された転送先に転送する転送制御手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記無線マルチホップネットワークが仮想プライベートネットワークを形成する場合、
    前記経路構築手順では、
    前記転送経路を追加する場合に、前記基幹ネットワークのノードと接続される最上流ノードのMACアドレスの問い合わせパケットを、前記仮想プライベートネットワーク内にフラッディングする一方、
    フラッディングされた問い合わせパケットを受信すると、隣接するノードに、前記問い合わせパケットを転送し、その応答パケットに含まれるアドレスが、前記基幹ネットワークのノードのものである場合には、自身が最上流ノードである旨の応答パケットを、フラッディングを行ったノードに返信するプログラム。
JP2011505980A 2009-03-23 2010-03-15 無線通信装置、無線ネットワークシステム、データ転送方法、及び、プログラム Active JP5448211B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011505980A JP5448211B2 (ja) 2009-03-23 2010-03-15 無線通信装置、無線ネットワークシステム、データ転送方法、及び、プログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009071048 2009-03-23
JP2009071048 2009-03-23
PCT/JP2010/054295 WO2010110100A1 (ja) 2009-03-23 2010-03-15 無線通信装置、無線ネットワークシステム、データ転送方法、及び、記録媒体
JP2011505980A JP5448211B2 (ja) 2009-03-23 2010-03-15 無線通信装置、無線ネットワークシステム、データ転送方法、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010110100A1 JPWO2010110100A1 (ja) 2012-09-27
JP5448211B2 true JP5448211B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=42780792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011505980A Active JP5448211B2 (ja) 2009-03-23 2010-03-15 無線通信装置、無線ネットワークシステム、データ転送方法、及び、プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20120014309A1 (ja)
JP (1) JP5448211B2 (ja)
WO (1) WO2010110100A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9369967B2 (en) 2009-04-21 2016-06-14 Optis Wireless Technology, Llc Terminal apparatus and retransmission control method
US9661535B2 (en) 2007-02-28 2017-05-23 Unwired Planet, Llc Self configuration and optimization of cell neighbors in wireless telecommunications

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9234757B2 (en) 2013-11-29 2016-01-12 Fedex Corporate Services, Inc. Determining node location using a variable power characteristic of a node in a wireless node network
US10453023B2 (en) 2014-05-28 2019-10-22 Fedex Corporate Services, Inc. Methods and node apparatus for adaptive node communication within a wireless node network
GB2529705B (en) 2014-08-29 2021-02-10 Metaswitch Networks Ltd Message processing
US11238397B2 (en) 2015-02-09 2022-02-01 Fedex Corporate Services, Inc. Methods, apparatus, and systems for generating a corrective pickup notification for a shipped item using a mobile master node
US10200920B2 (en) * 2015-02-10 2019-02-05 Qualcomm Incorporated On-demand system information
US10616822B2 (en) 2015-02-10 2020-04-07 Qualcomm Incorporated System information updating
US10305744B2 (en) 2015-07-08 2019-05-28 Fedex Corporate Services, Inc. System, apparatus, and methods of event monitoring for an event candidate related to an ID node within a wireless node network
US10357688B2 (en) * 2016-11-18 2019-07-23 MAD Apparel, Inc. Exercise biofeedback using sensor-equipped athletic garments
EP3433809A4 (en) 2016-03-23 2019-10-02 Fedex Corporate Services, Inc. SYSTEMS, APPARATUS AND METHODS FOR AUTOMATIC ADJUSTMENT OF BROADCAST ADJUSTMENT OF A NODE IN A WIRELESS NODE NETWORK
GB2550220B (en) * 2016-05-12 2022-02-16 Tridonic Gmbh & Co Kg Building technology network device and method for forwarding multi-cast messages in a network comprising lighting devices
CN106656795B (zh) * 2016-09-27 2019-10-18 河海大学 一种无线传感器执行器网络分簇路由选择方法
US10944669B1 (en) 2018-02-09 2021-03-09 GoTenna, Inc. System and method for efficient network-wide broadcast in a multi-hop wireless network using packet echos
WO2020023909A1 (en) 2018-07-27 2020-01-30 GoTenna, Inc. Vine™: zero-control routing using data packet inspection for wireless mesh networks
JP7075380B2 (ja) * 2019-08-29 2022-05-25 Kddi株式会社 情報配信装置、コンピュータプログラム及び情報配信方法
US11949597B2 (en) * 2021-12-06 2024-04-02 Cisco Technology, Inc. Platform independent on demand network management and monitoring
CN114696952B (zh) * 2022-02-21 2023-09-26 北京交通大学 基于二层路由的网络编码传输方法及系统

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171257A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Sony Corp 無線伝送装置及び無線伝送方法
JP2004297579A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Ntt Docomo Inc データ中継装置、配信経路管理装置、配信経路管理システム及び配信経路管理方法
JP2005184662A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Sharp Corp データ伝送装置、データ受信装置、および通信システム
JP2006054853A (ja) * 2004-07-14 2006-02-23 Iwatsu Electric Co Ltd 無線lanにおけるパケット伝送方法及び装置
JP2006238484A (ja) * 2006-04-28 2006-09-07 Anritsu Corp 中継装置及び中継方法
JP2006333182A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 通信端末
US7184421B1 (en) * 2001-12-21 2007-02-27 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Method and apparatus for on demand multicast and unicast using controlled flood multicast communications
JP2008510433A (ja) * 2004-08-16 2008-04-03 クゥアルコム・フラリオン・テクノロジーズ、インコーポレイテッド グループ通信信号を送信する方法及び装置
JP2008533809A (ja) * 2005-03-10 2008-08-21 トムソン ライセンシング ハイブリッド型メッシュ・ルーティング・プロトコル
JP2009510953A (ja) * 2005-10-05 2009-03-12 ノーテル・ネットワークス・リミテッド プロバイダ・リンク状態ブリッジング

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6640251B1 (en) * 1999-03-12 2003-10-28 Nortel Networks Limited Multicast-enabled address resolution protocol (ME-ARP)
US6894990B1 (en) * 2000-10-13 2005-05-17 Viasat, Inc. IP multicasting in mesh TDMA satellite networks
JP4077330B2 (ja) * 2003-02-06 2008-04-16 富士通株式会社 データ生成装置
US7623474B2 (en) * 2006-02-14 2009-11-24 Cisco Technology, Inc. Techniques for distributing information using multicast subsets
US20070204021A1 (en) * 2006-02-28 2007-08-30 Ekl Randy L Method and apparatus for myopic root node selection in an ad hoc network

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171257A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Sony Corp 無線伝送装置及び無線伝送方法
US7184421B1 (en) * 2001-12-21 2007-02-27 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Method and apparatus for on demand multicast and unicast using controlled flood multicast communications
JP2004297579A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Ntt Docomo Inc データ中継装置、配信経路管理装置、配信経路管理システム及び配信経路管理方法
JP2005184662A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Sharp Corp データ伝送装置、データ受信装置、および通信システム
JP2006054853A (ja) * 2004-07-14 2006-02-23 Iwatsu Electric Co Ltd 無線lanにおけるパケット伝送方法及び装置
JP2008510433A (ja) * 2004-08-16 2008-04-03 クゥアルコム・フラリオン・テクノロジーズ、インコーポレイテッド グループ通信信号を送信する方法及び装置
JP2008533809A (ja) * 2005-03-10 2008-08-21 トムソン ライセンシング ハイブリッド型メッシュ・ルーティング・プロトコル
JP2006333182A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 通信端末
JP2009510953A (ja) * 2005-10-05 2009-03-12 ノーテル・ネットワークス・リミテッド プロバイダ・リンク状態ブリッジング
JP2006238484A (ja) * 2006-04-28 2006-09-07 Anritsu Corp 中継装置及び中継方法

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNB200500234001; C-K.Toh 著,構造計画研究所 訳: アドホックモバイルワイヤレスネットワーク 第1版, 20030531, p.176-178, (株)構造計画研究所 *
CSNG201000034001; 飯塚宏之 他: '無線マルチホップネットワークにおける高信頼マルチキャストプロトコルの開発と実験' 電子情報通信学会技術研究報告 第109巻,第247号, 200910, p.1-6 *
JPN6013017656; C-K.Toh 著,構造計画研究所 訳: アドホックモバイルワイヤレスネットワーク 第1版, 20030531, p.176-178, (株)構造計画研究所 *

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9661535B2 (en) 2007-02-28 2017-05-23 Unwired Planet, Llc Self configuration and optimization of cell neighbors in wireless telecommunications
US10123244B2 (en) 2007-02-28 2018-11-06 Unwired Planet, Llc Self configuration and optimization of cell neighbors in wireless telecommunications
US20190021030A1 (en) 2007-02-28 2019-01-17 Unwired Planet, Llc Self configuration and optimization of cell neighbors in wireless telecommunications
US10536883B2 (en) 2007-02-28 2020-01-14 Unwired Planet, Llc Self configuration and optimization of cell neighbors in wireless telecommunications
US10785691B2 (en) 2007-02-28 2020-09-22 Unwired Planet, Llc Self configuring and optimization of cell neighbors in wireless telecommunications networks
US11317327B2 (en) 2007-02-28 2022-04-26 Unwired Planet, Llc Self configuring and optimization of cell neighbors in wireless telecommunications networks
US9369967B2 (en) 2009-04-21 2016-06-14 Optis Wireless Technology, Llc Terminal apparatus and retransmission control method
US9854534B2 (en) 2009-04-21 2017-12-26 Optis Wireless Technology, Llc Terminal apparatus and retransmission control method
US10455516B2 (en) 2009-04-21 2019-10-22 Optis Wireless Technology, Llc Terminal apparatus and retransmission control method

Also Published As

Publication number Publication date
US20120014309A1 (en) 2012-01-19
WO2010110100A1 (ja) 2010-09-30
JPWO2010110100A1 (ja) 2012-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5448211B2 (ja) 無線通信装置、無線ネットワークシステム、データ転送方法、及び、プログラム
EP3070890B1 (en) Multicast flow overlay using registration over a reliable transport
KR101086111B1 (ko) 메시 네트워크에서의 멀티캐스트를 위한 라우팅 프로토콜
US7403492B2 (en) Method to support multicast routing in multi-hop wireless networks
KR100915276B1 (ko) 대규모 무선 메쉬 네트워크에 있어서 멀티캐스트 라우팅을 지원하는 시스템 및 방법, 통신 네트워크
JP5026617B2 (ja) マルチホップ中継通信システムにおけるマルチキャスト・ツリー管理のための方法および装置
Lai et al. Mobile multicast with routing optimization for recipient mobility
US9014051B2 (en) Updating multicast group information of a client device of a wireless mesh network
WO2005041498A1 (ja) パケット配送制御方法
JP5287622B2 (ja) 通信システム、ノード、通信制御方法、およびプログラム
Lin et al. A comparison of the internet multicast routing protocols
JP2004297579A (ja) データ中継装置、配信経路管理装置、配信経路管理システム及び配信経路管理方法
JP5465328B2 (ja) 無線通信装置および無線通信方法
WO2009064165A2 (en) A fast packet forwarding engine for scalable routing
Mihailovic et al. Sparse mode multicast as a mobility solution for internet campus networks
KR100434913B1 (ko) 이동호스트 지원 멀티캐스팅 환경에서의 홈에이전트 선택방법
Ruiz et al. Multicast routing for MANET extensions to IP access networks: the MMARP protocol
Aljober et al. A Sufficient and Scalable Multicast Routing Protocol in Wireless Mesh Networks MeshSPT (Shortest Path Tree algorithm for wireless Mesh network)
Wang et al. An intelligent on-demand multicast routing protocol in ad hoc networks
JP2004173209A (ja) 情報配信方法
Kumar et al. A Comprehensive Survey Paper on Multi Casting Routing Protocols
KR20090063502A (ko) 하이브리드 애드 혹 망에서의 멀티캐스트 라우팅 시스템,장치 및 방법
Lee et al. An Efficient Multicasting Architecture for Context-Aware Messaging Services in the Future Internet
JP2010511317A (ja) エックスキャストipデータグラムをルーティングする装置及び方法
JP2007266907A (ja) パケット中継装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5448211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150