JP4739792B2 - 誘導加熱装置及び誘導加熱装置のアークスポット抑制方法 - Google Patents

誘導加熱装置及び誘導加熱装置のアークスポット抑制方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱間圧延ラインにおける圧延材その他の被加熱材料を加熱するための誘導加熱装置に関するものであり、特に、C型インダクタを用いた被加熱材料のエッジ加熱時に発生するアークスポットを効果的に抑制する誘導加熱装置及び誘導加熱装置のアークスポット抑制方法に関する。
熱間圧延ラインにおいては、加熱炉によって圧延可能温度にまで加熱された圧延材を、粗圧延機において粗圧延して粗バーと呼ばれる状態に成形し、さらにこの粗バーを仕上圧延機にかけて所望の板圧や幅を有する製品を得ている。この場合、粗バーの状態の圧延材に対して、温度低下の防止あるいは各部の温度の均一化のために、被加熱材料を全幅に渡り加熱して全体の温度を上昇させる全幅加熱装置であるバーヒータや、中央部に比べて温度が低下する被加熱材料の両端部を加熱する端部加熱装置であるC型インダクタが用いられる。
このようなC型インダクタは、被加熱材料幅方向両端部に対に配置され、加熱コイルから発生する磁束Φを被加熱材料に鎖交させることにより、渦電流Iが流れ、これに対する被加熱材料の抵抗によりジュール熱を発生させて、被加熱材料の両端部を加熱するものである。このとき、加熱コイルに印加する電流は同位相、逆電流となり、被加熱材料の長手方向の中心を挟んで両端部で発生する渦電流の向きは逆方向となる。したがって、被加熱材料と加熱コイルの位置関係が被加熱材料の長手方向中心として対称性が崩れた場合には、軸電流が発生することとなる。
従来、このような軸電流を吸収する装置として、金属ロールを介して流れる渦電流の漏れ電流を電流回路の抵抗より小さい抵抗の回路をつくることによって、電流をバイパスさせるものがある(特許文献1)。また、被加熱材料全体をリング状の鉄心とそれに巻回されたコイルに貫通させ、コイルから発生する磁束により、軸電流を打ち消す装置がある(特許文献2)。
特開平11−290930号公報 特開2002−110335号公報
しかしながら、上記特許文献1の軸電流吸収装置では、被加熱材料を下方からサポートする金属ロールと、導電体を介して接続した一対の短絡ロールによって軸電流を吸収するものであるので、金属ロールの被加熱材料に対する接触面積が小さく、また十分な接触圧力をかけたものではなかった。また、軸電流を常時測定し、その電流値に基き積極的に材料位置、C型インダクタ位置を補正するものではないから、安定した軸電流の吸収が期待できなかった。
また、特許文献2では、軸電流を測定し、軸電流と逆向きの電流を印加することで軸電流を解消するものであって、軸電流そのものを0にするものではなかった。また、軸電流を積極的に循環させる構造を有するものではないから、軸電流の正確な検出ができなかった。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、安定した接触圧と接触面積の拡大により、安定した軸電流の吸収が可能であるとともに、アークスポットを効果的に抑制することで被加熱材料に生じる傷を減少させることのできる誘導加熱装置及び誘導加熱装置のアークスポット抑制方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、帯状をした被加熱材料の幅方向の端部に配置され、同位相、逆電流でエッジを加熱する一対のC型インダクタと、前記帯状をした被加熱材料の長さ方向からみて、前記一対のC型インダクタの前後に配置された一対のピンチロールとを備えた誘導加熱装置において、前記一対のC型インダクタによる加熱により、被加熱材料に発生する軸電流を測定する軸電流測定装置と、前記C型インダクタに対して前記帯状の被加熱材料をその幅方向に相対的に移動させる被加熱材料補正手段とを備え、この被加熱材料補正手段は、前記軸電流測定装置による測定値である被加熱材料の移動前の軸電流値と移動後の軸電流値との差分に基づいて、軸電流値をゼロにするようにC型インダクタと前記前記被加熱材料の幅方向相対位置を補正するものであることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1の発明をアークスポット抑制方法という観点から捉えたものであって、帯状をした被加熱材料の幅方向の端部に配置され、同位相、逆電流でエッジを加熱する一対のC型インダクタと、前記帯状をした被加熱材料の長さ方向からみて、前記一対のC型インダクタの前後に配置された一対のピンチロールとを備えた誘導加熱装置のアークスポット抑制方法において、前記一対のC型インダクタによる加熱により、被加熱材料に発生する軸電流を測定する処理と、前記C型インダクタに対して前記帯状の被加熱材料をその幅方向に相対的に移動させる被加熱材料補正処理とを含み、この被加熱材料補正処理は、前記軸電流測定装置による測定値である被加熱材料の移動前の軸電流値と移動後の軸電流値との差分に基づいて、軸電流値をゼロにするようにC型インダクタと前記前記被加熱材料の幅方向相対位置を補正する処理であることを特徴とする。
以上のような請求項1又は5の発明では、C型インダクタと被加熱材料の位置関係がずれることによって加熱により被加熱材料に生ずる渦電流のバランスが崩れ、被加熱材料に軸電流が生じた場合であっても、軸電流測定装置によってこの軸電流を検出することができる。そして、検出した軸電流値に基づいて被加熱材料の幅方向の位置を補正することによって、被加熱材料の長手方向の中心としてC型インダクタと被加熱材料の位置関係を補正することによって、軸電流を打ち消すことが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記被加熱材料位置補正手段は、前記被加熱材料を幅方向に移動させることによって位置補正を行うことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記被加熱材料位置補正手段は、前記C型インダクタを前記被加熱材料の幅方向に移動させることによって前記被加熱材料の位置補正を行うことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2の発明をアークスポット抑制方法という観点から捉えたものであって、請求項5記載の発明において、前記被加熱材料の位置補正は、前記被加熱材料を幅方向に移動させる処理を含むことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5又は6記載の発明において、請求項3の発明をアークスポット抑制方法という観点から捉えたものであって、前記被加熱材料位置補正は、前記C型インダクタを前記被加熱材料の幅方向に移動させる処理を含むことを特徴とする。
以上のような請求項2又は3並びに請求項5又は6の発明では、被加熱材料に生ずる軸電流を検出し、被加熱材料位置またはC型インダクタ位置の少なくともどちらかの位置を補正することで軸電流を0に近づけてアークスポットの発生を抑制し、板品質の向上と安定した操業を実現することができる。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、前記軸電流測定装置は、前記ピンチロール端部に設けられたスリップリングと、当該スリップリングに設けられたアースブラシとを備えた軸電流吸収手段と、前記C型インダクタの前後に配置されて前記ピンチロールの軸電流吸収手段間を短絡する電流循環ケーブルと、前記電流循環ケーブルに流れる電流を測定する電流検出手段とからなることを特徴とする。
以上のような請求項4の発明では、C型インダクタ前後に設置されているピンチロールには軸電流の収集を目的とするスリップリングとアースブラシが設置され、このアースブラシ同士は電流循環ケーブルで短絡させたことにより、アークスポットを抑制して板に生じる傷を減少させることが可能となる。
本発明によれば、安定した接触圧と接触面積の拡大により、安定した軸電流の吸収が可能であるとともに、アークスポットを効果的に抑制することで被加熱材料に生じる傷の減少させることのできる誘導加熱装置及び誘導加熱装置のアークスポット抑制方法を提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に説明する。
(1)実施形態
(1−1)構成
本実施形態の誘導加熱装置は、図1に示すように、C型インダクタ1a 、1bと、被加熱材Bを挟持して搬送するピンチロール2a,2bがそれぞれC型インダクタ1a,1bの入側と出側に設けられている。
[C型インダクタの構成]
C型インダクタ1a,1bは、開口部3を挟んで上下のC型鉄心4a,4bに加熱コイル5a,5bを巻回した構成となっている。また、C型インダクタ1a,1bは、図2に示すように、台車6a,6bに搭載され、この台車6a,6bには移動用車輪7が設けられ、レール8(図1では図示せず)上をモータ9a,9bの駆動によって被加熱材Bの幅方向に移動可能に構成されている。
図2にC型インダクタ1a,1b及びこれを搭載する台車6a,6bの詳細を示す。台車6a,6bには、台車の被加熱材Bの幅方向相対位置を検出する台車位置検出装置10a,10bが取り付けられており、この台車位置検出装置10a,10bによって検出された台車位置に基づいて、制御装置11がモータ制御装置12に調整指令を行う。このモータ制御装置12によってモータ9a,9bが駆動され、移動用車輪7がレール8上を移動することによって台車6a,6bの位置が調整されるようになっている。なお、このC型インダクタ1aと1bの台車6a,6bは、各々独立して制御されており、加熱する被加熱材Bの板幅に応じてあるいは、後述するC型インダクタ1の加熱により被加熱材Bに生じる渦電流のバランスに応じてその位置を調節するようになっている。
[ピンチロール及び循環ケーブルの構成]
一方、図3(a)、(b)に示すように、ピンチロール2a,2bの両端部には、それぞれピンチロールの回転軸に固定した集電環からなるスリップリング21a,21bと、スリップリング21a,21bと摺動接触し、端子に電気的に接続されたアースブラシ22a,22bとが設けられている。また、アースブラシ22a,22bには循環ケーブル23が取り付けられている。そして、軸電流が発生した場合には、電流はピンチロール2aからスリップリング21a,21bとアースブラシ22a,22bを介して循環ケーブル23を流れ、もう一方のピンチロール2bへ循環するように構成されている。
また、図1に示すように、循環ケーブル23の途中には、この循環ケーブル23に流れる電流を検出する軸電流検出装置24と軸電流測定装置25とが設けられ、この軸電流検出装置24は信号線26を介して制御装置11へ接続されている。また、制御装置11は、ヒューマンマシンインタフェイスに代表される表示装置である演算結果表示装置Dに接続されている。
[被加熱材移動装置の構成]
図1に示すように、ピンチロール2aの下流側には、被加熱材Bの幅方向相対位置を被加熱材Bを移動させることによって調整する材料位置調整装置30が設けられている。この材料位置調整装置30は、図4に示すように、被加熱材Bの下側には、水平方向に固定的に設けられた2つの保持ローラ31a,31bが設けられ、上側には、ジャッキ33によって一方の端部が水平方向に移動可能に設けられた1つの位置調整ローラ32が設けられている。この位置調整ローラ32は、前記の通り、ジャッキ33によって一方の端部が水平方向に移動することにより、保持ローラ31a,31b上の被加熱材Bとの接触面を変化させることで、被加熱材Bの幅方向L,R位置を移動させるものである。
また、この材料位置調整装置30には、被加熱材Bの位置を検出する位置検出装置34が設けられるとともに、この位置検出装置34と材料位置調整装置30はともに制御装置11に接続されている。
(1−2)作用効果
以上のような構成からなる本実施形態の作用について説明する。まず、C型インダクタ1a,1bから発生する磁束Φを被加熱材Bに鎖交させることにより、図5に示すように渦電流Iが流れ、被加熱材Bの抵抗によりジュール熱を発生させて、被加熱材Bの両端部を加熱する。
このとき、加熱コイル5a,5bに印加する電流は同位相、逆電流とし、被加熱材Bの長手方向の中心を挟んで両端部で発生する渦電流Iの向きは、逆方向となる。よって、C型インダクタと被加熱材Bの位置関係が両C型インダクタで同じ場合、つまり、被加熱材Bの長手方向中心を基準として、C型インダクタ1a,1bが対称な位置にあれば、軸電流は打ち消し合い発生しない。
一方で、被加熱材BとC型インダクタの位置関係が被加熱材Bの中心を挟み、対称性が崩れた場合に軸電流が生じる。軸電流が発生した場合には、電流はピンチロール2aからスリップリング21a,21bとアースブラシ22a,22bを通して電流循環ケーブルを流れ、もう一方のピンチロール2bへ循環する。
ここで、被加熱材料の材料位置調整装置30における位置補正処理について、詳しく説明する。まず、軸電流検出装置24で軸電流が検出されると、軸電流測定装置25で電流値に応じた信号に変換される。次に、この信号は信号線26を通り、制御装置11に入力されて電流値が演算される(図1参照)。なお、演算された軸電流値は、制御装置11と接続された演算結果表示装置Dに表示される。
さらに、制御装置11は、検出した軸電流値に基づき、材料位置調整装置30に位置補正信号を出力する。この位置補正信号に基づいて、材料位置調整装置30は、図4に示すように、ジャッキ33の作用により、位置調整ローラ32の一方の端部Xが、所定の方向、例えば上方向へ所定量移動し、被加熱材Bを搬送方向左側のL方向へ移動させる。
次に、制御装置11は、この移動に伴って変化する軸電流値を軸電流検出装置24及び軸電流測定装置25から検出し、材料位置調整装置30による被加熱材Bの移動前の軸電流値(1) と移動後の軸電流値(2) を比較する。ここで、移動前軸電流値(1) が移動後軸電流(2) より小さい場合には、材料位置調整装置30の位置調整ローラ32の端部Xを下方向へ移動させ、被加熱材Bを逆方向のR方向へ移動させる。そして、再度、移動後軸電流(3) が移動前軸電流(1) より小さい場合には、さらに被加熱材Bを同一方向へ移動させる。
このように、軸電流の差分を常に検出しながら、上記処理を繰り返し、最終的に軸電流値を0にする、すなわち、被加熱材料の長手方向中心を基準として、C型インダクタ1a,1bが対称に位置するように補正する。
また、C型インダクタの位置補正における位置補正処理については、上記同様であり、、制御装置11が検出した軸電流値に基づき、C型インダクタ1a,1bに位置補正信号を出力する。この位置補正信号に基づいてC型インダクタ1a,1bは、台車6a,6b及び移動用車輪7の作用により、所定の方向、例えばL方向へ所定量移動させる。そして、上記同様、軸電流の差分を検出して、C型インダクタ1a,1bをL方向又はR方向へ移動させることにより、最終的に軸電流値を0となるように、C型インダクタの幅方向相対位置を制御するものである。
以上のように作用する本実施形態よれば、C型インダクタ1a,1bと被加熱材Bの位置関係がずれることによって、加熱により被加熱材Bに生ずる渦電流Iのバランスが崩れて被加熱材Bに軸電流が生じた場合であっても、軸電流検出装置24及び軸電流測定装置25によってこの軸電流を検出することができる。また、C型インダクタ前後に設置されるピンチロール2a,2bと被加熱材Bのずれ、C型インダクタ1a,1bのずれから生じる軸電流を検出して、この軸電流値に基づき被加熱材Bの位置、C型インダクタの位置の少なくともどちらかの位置を補正することで、ピンチロールへ流れる軸電流を0に近づけてアークスポットの発生を抑制することが可能となる。これにより、板へのアーク痕が残ることを防ぎ、高品質な製品を製造することができるようになる。
また、C型インダクタ1a,1bの前後に設置されているピンチロール2a,2bには軸電流の収集を目的とするスリップリング21a,21bとアースブラシ22a,22bが設置され、このアースブラシ22a,22b同士は循環ケーブル23で短絡させたことにより、被加熱材Bに対する安定した接触圧と接触面積の拡大により、安定して軸電流の吸収が可能であるとともに、これによりアークスポットを抑制して板に生じる傷を減少させることが可能となる。
(2)他の実施の形態
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、次に示すような他の実施形態も含む。例えば、上記実施形態では、C型インダクタの位置補正手段と被加熱材Bの位置補正手段をともに備えた誘導加熱装置を示したが、本発明では、これに限らず、例えば、図6に示すように、被加熱材Bの位置補正手段である被加熱材料の材料位置調整装置30のみを設けた構成とすることも可能である。また反対に、図6に示すように、C型インダクタの移動手段のみで構成することも可能である。
さらに、上述したC型インダクタの移動手段あるいは被加熱材Bの移動手段は本発明を実施する一態様を示すに過ぎず、C型インダクタを幅方向相対位置に移動させる手段であれば、他の公知のいずれの手段によっても構成可能である。
本発明の実施形態における誘導加熱装置の全体構成を示す図。 本発明の実施形態におけるC型インダクタの構成を示す模式図。 本発明の実施形態におけるピンチロールの構成を示す図。 本発明の実施形態における材料位置調整装置の構成を示す図。 本発明の実施形態における誘導加熱装置に発生する渦電流を示す概念図。 本発明の他の実施形態における誘導加熱装置の全体構成を示す図。
符号の説明
1,1a,1b…C型インダクタ
2a,2b…ピンチロール
3…開口部
4a,4b…C型鉄心
5a,5b…加熱コイル
6a,6b…台車
7…移動用車輪
8…レール
9a,9b…モータ
10a,10b…台車位置検出装置
11…制御装置
12…モータ制御装置
21a,21b…スリップリング
22a,22b…アースブラシ
23…循環ケーブル
24…軸電流検出装置
25…軸電流測定装置
26…信号線
30…材料位置調整装置
31a…保持ローラ
32…位置調整ローラ
33…ジャッキ
34…位置検出装置
B…被加熱材
D…演算結果表示装置

Claims (7)

  1. 帯状をした被加熱材料の幅方向の端部に配置され、同位相、逆電流でエッジを加熱する一対のC型インダクタと、
    前記帯状をした被加熱材料の長さ方向からみて、前記一対のC型インダクタの前後に配置された一対のピンチロールとを備えた誘導加熱装置において、
    前記一対のC型インダクタによる加熱により、被加熱材料に発生する軸電流を測定する軸電流測定装置と、
    前記C型インダクタに対して前記帯状の被加熱材料をその幅方向に相対的に移動させる被加熱材料補正手段とを備え、
    この被加熱材料補正手段は、前記軸電流測定装置による測定値である被加熱材料の移動前の軸電流値と移動後の軸電流値との差分に基づいて、軸電流値をゼロにするようにC型インダクタと前記前記被加熱材料の幅方向相対位置を補正するものであることを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 前記被加熱材料位置補正手段は、前記被加熱材料を幅方向に移動させることによって位置補正を行うことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱装置。
  3. 前記被加熱材料位置補正手段は、前記C型インダクタを前記被加熱材料の幅方向に移動させることによって前記被加熱材料の位置補正を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱装置。
  4. 前記軸電流測定装置は、前記ピンチロール端部に設けられたスリップリングと、当該スリップリングに設けられたアースブラシとを備えた軸電流吸収手段と、前記C型インダクタの前後に配置されて前記ピンチロールの軸電流吸収手段間を短絡する電流循環ケーブルと、前記電流循環ケーブルに流れる電流を測定する電流検出手段とからなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  5. 帯状をした被加熱材料の幅方向の端部に配置され、同位相、逆電流でエッジを加熱する一対のC型インダクタと、
    前記帯状をした被加熱材料の長さ方向からみて、前記一対のC型インダクタの前後に配置された一対のピンチロールとを備えた誘導加熱装置のアークスポット抑制方法において、
    前記一対のC型インダクタによる加熱により、被加熱材料に発生する軸電流を測定する処理と、
    前記C型インダクタに対して前記帯状の被加熱材料をその幅方向に相対的に移動させる被加熱材料補正処理とを含み、
    この被加熱材料補正処理は、前記軸電流測定装置による測定値である被加熱材料の移動前の軸電流値と移動後の軸電流値との差分に基づいて、軸電流値をゼロにするようにC型インダクタと前記前記被加熱材料の幅方向相対位置を補正する処理であることを特徴とする誘導加熱装置のアークスポット抑制方法。
  6. 前記被加熱材料の位置補正は、前記被加熱材料を幅方向に移動させる処理を含むことを特徴とする請求項5記載の誘導加熱装置のアークスポット抑制方法。
  7. 前記被加熱材料位置補正は、前記C型インダクタを前記被加熱材料の幅方向に移動させる処理を含むことを特徴とする請求項5又は6記載の誘導加熱装置のアークスポット抑制方法。
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