JP4739618B2 - 窯業系建築材のレーザ刻印方法 - Google Patents
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Description
【技術分野】
本発明は,主としてセメントなどの無機質からなる窯業系建築材の表面側に,レーザ照射により凹状マークを施すレーザ刻印方法に関する。
【0002】
【従来技術】
住宅等の建築物の出隅部に施工される出隅材などの窯業系建築材には,製造過程を追跡できるようにするために,製造者名やロット番号などのマークが付されていることが多い。
【0003】
上記マークは,施工後に,建築材の表面側から認識できる必要があるため,建築材の表面側にレーザ照射により凹状マークを刻印することが提案されている(特願2001−2981)。
特に,無機質系の窯業系建築材の場合には,塗膜にレーザを照射したとき,照射部分以外のところへ熱が伝わりにくいため,より鮮明に凹状マークを付すことができる。
【0004】
窯業系建築材の表面側に刻印される上記凹状マークは,過度に目立ちすぎると施工後における壁面の外観を損ねてしまうことがある。一方,施工後において,ある程度は認識しやすいものであることが必要である。
上記表面側とは,窯業系建築材における意匠面側,つまり建築物に施工したときに人の目に触れる面をいう。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかるに,窯業系建築材は,その施工場所,施工主の好み等に対応するため,窯業系建築材の塗装には様々な塗料色が用いられている。そのため,上記凹状マークをレーザ刻印するにあたって,レーザ刻印装置のレーザ照射条件を同一にしておくと,刻印される凹状マークは上記塗料色の違いによって,その見え方が相違し,ある場合には認識が困難であり,ある場合には目立ちすぎて建築材の外観が損なわれてしまうという問題がある。
【0006】
そこで,本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり,窯業系建築材の表面に塗装された塗料色に対応して,上記窯業系建築材の外観を損なわない程度に見易く,かつ施工後にも認識することができる凹状マークを施す,窯業系建築材のレーザ刻印方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本発明は,窯業系建築材の表面側に塗装した塗膜に,レーザ照射により凹状マークを刻印する方法において,
上記レーザ照射にあたっては,上記塗膜の塗料色を特定するためのマンセル表色系におけるマンセル記号に基づいて,レーザ出力値を選定することを特徴とする窯業系建築材のレーザ刻印方法である(請求項1)。
【0008】
本発明において最も注目すべきことは,上記凹状マークをレーザ刻印するにあたって,上記塗料色を特定する上記マンセル記号に基づいてレーザ出力値を選定していることである。
【0009】
本発明によれば,窯業系建築材における塗膜の塗料色が相違しても,その塗料色のマンセル記号に基づいてレーザ出力値を選定しているので,その塗料色に応じて,外観を損なわず,かつ,認識が容易な凹状マークを刻印することができる。
つまり,必要以上に目立たず建築材の外観を損なわないことと,認識しやすいことという2つの排反する要求を,上記塗料色に応じて,両立することができる。
【0010】
また,人間の知覚特性を定量化したマンセル表色系におけるマンセル記号によれば,人間の視覚特性に近い状態により,上記塗膜の塗料を特定することができる。
したがって,本発明によれば,窯業系建築材の表面に塗装された塗料色に対応して,上記窯業系建築材の外観を損なわない程度に見易く,かつ施工後にも認識することができる凹状マークを施す窯業系建築材のレーザ刻印方法を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明において,上記マンセル表色系とはJIS Z 8721として採用されたものである。また,マンセル記号は,マンセル表色系に基づき色を定義するものである。マンセル記号には,色相を表す色相記号と明度を表す明度値と彩度を表す彩度値がある。
また,レーザ出力値は,上記塗料の材質によっても異なるが,通常は,1.8〜12ワットを用いる。
【0012】
本発明においては,窯業系建築材における塗膜の塗料色を特定するマンセル記号のうち,明度値Yを用いることができる。該明度値Yが大きく,明調の塗料色に対しては上記レーザ出力値を低く,一方明度値Yが小さく,暗調の塗料色に対しては上記レーザ出力値を高くすることが好ましい。
【0013】
以上のごとく,上記明度値Yに相応して上記レーザ出力値を設定することで,上記窯業系建築材の外観を損なわない程度に見易く,かつ施工後にも認識することができる凹状マークをレーザ刻印することができる。
【0014】
また,上記マンセル記号のうち,色相記号Xを用いることができる。明度値Yが同様であっても,色相記号Xの違いによって,レーザ刻印される凹状マークの見え方に違いが生じるからである。
【0015】
ここに,色相記号XがR(赤),YR(黄赤),Y(黄),GY(黄緑),G(緑)である集合を第1グループとし,色相記号XがBG(青緑),B(青),PB(青紫),P(紫),RP(赤紫)である集合を第2グループとした場合に,第1グループに属する色相記号を有する塗料による塗膜は,第2グループに属する色相記号を有する塗料による塗膜と比較して,レーザ照射による凹状マークが目立ちやすい。
【0016】
したがって,第1グループの色相記号を有する塗料色と第2グループの色相記号を有する塗料色が同一明度値を有する場合,第1グループの塗料色に対応するレーザ出力値は,第2グループの色相記号の塗料色に対応するレーザ出力値よりも低く設定することが好ましい。
【0017】
以上のごとく,上記塗料の色相記号Xがいずれのグループに属するかに相応して上記レーザ出力値を設定することで,上記窯業系建築材の外観を損なわない程度に見易く,かつ施工後にも認識することができる凹状マークをレーザ刻印することができる。
【0018】
なお,色相記号の分類方法は,2つのグループに分類する方法のほか,2つ以上のグループに分類する方法もある。
また,レーザ照射時の印字速度が遅いほど凹状マークの凹形状が深くなって,その視認性が向上し,印字速度が速いほど凹形状が浅くなってその視認性が低くなる。
また,上記窯業系建築材に施す塗料としては,アクリル系塗料,シリコンアクリル系塗料等がある。
【0019】
次に,上記マンセル記号のうち,色相記号XがR(赤),YR(黄赤),Y(黄),GY(黄緑),G(緑)の第1グループであるときには,
上記マンセル記号のうち,明度値Yが0.0以上〜5.0未満の場合に,上記凹状マークを刻印するに適切なレーザ出力値を,基準出力値L1としたとき,
上記明度値Yが5.0以上〜5.5未満の場合は,レーザ出力値を0.7L1以上〜1.0L1未満に設定し,
上記明度値Yが5.5以上〜6.5未満の場合は,レーザ出力値を0.5L1以上〜0.7L1未満に設定し,
上記明度値Yが6.5以上〜7.0未満の場合は,レーザ出力値を0.3L1以上〜0.5L1未満に設定し,
上記明度値Yが7.0以上〜10.0以下の場合は,レーザ出力値を0.3L1未満に設定することが好ましい(請求項2)。
【0020】
この場合には,色相記号Xが上記第1グループのとき,上記塗料色の明度値Yに相応したレーザ出力を選定するので,一層外観性に優れ,凹状マークの視認性にも優れたレーザ刻印をすることができる。
また,上記の基準出力値L1は,上記塗料の材質によって異なるので,予め実験によって定めておく。
【0021】
なお,色相記号Xが上記第1グループのとき,上記塗料色の明度値Yと,明度値に相応したレーザ出力値の関係を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
次に,上記マンセル記号のうち,色相記号XがBG(青緑),B(青),PB(青紫),P(紫),RP(赤紫)の第2グループであるときには,
上記マンセル記号のうち,明度値Yが0.0以上〜5.0未満の場合に,上記凹状マークを刻印するに適切なレーザ出力値を,基準出力値L2としたとき,
上記明度値Yが5.0以上〜5.5未満の場合は,レーザ出力値を0.8L2以上〜1.0L2未満に設定し,
上記明度値Yが5.5以上〜6.5未満の場合は,レーザ出力値を0.6L2以上〜0.8L2未満に設定し,
上記明度値Yが6.5以上〜7.0未満の場合は,レーザ出力値を0.4L2以上〜0.6L2未満に設定し,
上記明度値Yが7.0以上〜10.0以下の場合は,レーザ出力値を0.4L2未満に設定することが好ましい(請求項3)。
【0024】
この場合には,色相記号Xが上記第2グループのとき,上記塗料色の明度値Yに相応したレーザ出力を選定するので,一層外観性に優れ,凹状マークの視認性にも優れたレーザ刻印をすることができる。
また,上記の基準出力値L2は,上記塗料の材質によって異なるので,予め実験によって定めておく必要がある。
【0025】
なお,色相記号Xが上記第2グループのとき,上記塗料色の明度値Yと,明度値に相応したレーザ出力値の関係を表1に示す。
【0026】
【表2】
【0027】
【実施例】
(実施例1)
本発明の実施例にかかる窯業系建築材のレーザ刻印方法につき,図1〜図4を用いて説明する。
本例は,図1に示すごとく,窯業系建築材30の表面側に塗装した塗膜に,レーザ照射により凹状マーク31を刻印する方法において,上記レーザ照射にあたっては,上記塗膜の塗料色を特定するためのマンセル表色系におけるマンセル記号に基づいて,レーザ出力値を選定するレーザ刻印方法である。上記レーザ刻印方法を行うにあたっては,制御用パーソナルコンピュータ(PC)10と,レーザ刻印装置20を用いる。
【0028】
上記制御用PC10と上記レーザ刻印装置20とは,シリアルケーブルやパラレルケーブル等の制御信号線11によって連結する。また,窯業系建築材30は,図示しない作業台上に固定されている。
上記制御用PC10は,上記レーザ刻印装置20のレーザ照射条件を入力する入力手段と,上記レーザ照射条件をレーザ刻印装置20へ指令する通信手段を有する。通信手段としては,シリアル通信,パラレル通信などの方法が考えられる。
【0029】
上記レーザ刻印装置20は,制御用コントローラ21と,レーザ光源22と,X軸ガルバノメータ23と,X軸ガルバノミラー24と,Y軸ガルバノメータ25と,Y軸ガルバノミラー26と,集光レンズ27とよりなる。レーザ刻印装置20は,最大出力12W,波長10.6μmの炭酸ガスレーザであり,0.18mmのスポットレーザが100〜200mm/sの印字速度で凹状マークを刻印する。
【0030】
凹状マークを刻印しようとする窯業系建築材30は,建築物のコーナー部分に設けられるL字状の出隅材である。
該窯業系建築材30は,たとえば,セメント,珪砂,パルプなどの原料を混合し硬化養生させて平板とし,その2枚の一端に45°のテーパーを付けその部分を貼り合わせて作製されたものである。
さらに,窯業系建築材30には,その表面側(意匠面側)にシリコンアクリル系塗料により,およそ40〜65μmの厚みの塗膜が形成されている。
該塗膜の塗料色は,マンセル記号のうち色相記号Xが上記第1グループに属する3.1Y(黄色)であり,明度値Yが7.3のものである。
【0031】
次に,レーザ刻印にあたっては上記制御用PC10に,刻印すべき文字,大きさ,位置,印字速度,レーザ出力値などのレーザ照射条件を入力する。本実施例では,刻印すべき文字を「チハ」,大きさを1.5mm角,印字速度を200mm/sとしている。
【0032】
本例では,上記塗料色の色相記号Xが上記第1グループであることから,上記表1にしたがってレーザ出力値を0.3L1未満とするのが適切である。ここに,予め行った実験により,上記第1グループの色相記号を有する上記シリコンアクリル系塗料に対する上記基準出力値L1を12ワットに定めている。
したがって,本実施例においては,上記レーザ出力値を0.3L1未満である3.5ワットとしている。
【0033】
次に,上記のように制御用PC10により入力された上記レーザ照射条件は,制御信号線11を介して,制御値として上記レーザ刻印装置20に送信される。
レーザ刻印装置20の制御用コントローラ21は,制御用PC10から送信されたレーザ照射条件を受信し,制御信号線28を介してレーザ光源22,X軸ガルバノメータ23,及びY軸ガルバノメータ25を制御し,レーザ刻印装置20が所定の動作をするように制御する。
【0034】
レーザ光源22から発光されたレーザビームは,X軸ガルバノメータ23に接続されたX軸ガルバノミラー24と,Y軸ガルバノメータ25に接続されたY軸ガルバノミラー26によって,そのビーム方向が制御され,窯業系建築材30の表面の塗膜に凹状マークを刻印する。
【0035】
本実施例においては,図2に示すごとく,上記制御用PC10に入力されたレーザ照射条件により,1.5mm角の「チハ」の凹状マーク31が上記塗膜に刻印される。
【0036】
図3に示すごとく,窯業系建築材30の表面に形成された塗膜に刻印された「チハ」の文字は,レーザ照射による溝32によって構成されている。図4に示すごとく,レーザ照射によって形成された溝32は,窯業系建築材30の表面の塗膜に形成された凹状部分である。
【0037】
なお,表3には,本実施例の窯業系建築材を試料1として,色相記号Xと明度記号Yとレーザ照射時のレーザ出力値を示している。
【0038】
【表3】
【0039】
本実施例において,上記試料1に刻印した凹状マーク31の「チハ」の文字は,窯業系建築材の表面に塗装された塗料色に対応して,上記窯業系建築材の外観を損なわない程度に見易く,かつ施工後にも認識することができる凹状マークとなっていた。なお,本例では,上記レーザ照射条件を入力するにあたって制御用PC10を用いたが,これを用いることなく直接に制御用コントローラ21に入力することもできる。
【0040】
(実施例2)
表3に示すごとく,各種シリコンアクリル系塗料を施した窯業系建築材30(試料2〜試料8)に対して,実施例1に準じて凹状マークのレーザ刻印を行った。
【0041】
表3において,試料2〜試料8のうち,試料2〜試料7は上記第1グループに属する試料であり,試料8は上記第2グループに属する試料である。第1グループに属する試料については上記表1を適用し,第2グループに属する試料については上記表2を適用して上記レーザ出力値を設定した。
【0042】
ここに,上記のように上記第1グループの色相記号を有するシリコンアクリル系塗料に対する基準出力値L1は12ワットであり,また,予め行った実験により,上記第2グループの色相記号を有するシリコンアクリル系塗料に対する基準出力値L2も12ワットである。
【0043】
実験の結果,試料2〜試料8にレーザ刻印された凹状マークは,すべての試料において,同程度の見易さを有し,かつ,いずれも窯業系建築材30の外観を損なうことがない優れたものであった。
【0044】
(比較例)
本発明の実施例と比較するため,本発明とは異なるレーザ出力による凹状マークの刻印を行った。これを比較試料C1,C2とし,設定したレーザ出力値を表3に示した。
ここに,比較試料C1,C2は,上記第1グループの色相記号を有するシリコンアクリル系塗料を施した窯業系建築材であり,上記のように基準出力値L1は12ワットである。
【0045】
比較試料C1は,色相記号Xが第1グループで,かつ明度値Yが7.3であるから,適正なレーザ出力値は0.3L1未満であるが,この範囲を上回るレーザ出力値10ワットを設定している。
【0046】
一方,比較試料C2は,色相記号Xが第1グループで,かつ明度値Yが4.4であるから,適正なレーザ出力値は,1.0L1であるが,これより小さいレーザ出力値3ワットを設定している。
【0047】
比較試料C1において,レーザ刻印された凹状マークは,窯業系建築材30の塗膜の塗料色に対して溝が深すぎ,外部光によって過度の陰影を生じていた。そのため,窯業系建築材30の外観を損なうものであった。
【0048】
比較試料C2において,レーザ刻印された凹状マークは,窯業系建築材30の塗膜の塗料色に対して溝が浅すぎ,外部光によって生じる陰影が目立たず,非常に見えにくく,視認性が不足していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のレーザ刻印システム構成図。
【図2】実施例1における,凹状マークが刻印された窯業系建築材である出隅材の斜視図。
【図3】実施例1における,凹状マーク部分の拡大図。
【図4】実施例1における,凹状マーク部分の断面図。
【符号の説明】
10...制御用PC,
20...レーザ刻印装置,
21...制御用コントローラ,
22...レーザ光源,
30...窯業系建築材,
31...凹状マーク,
33...塗膜,
Claims (2)
- 窯業系建築材の表面側に塗装した塗膜に,レーザ照射により凹状マークを刻印する方法において,
上記レーザ照射にあたっては,上記塗膜の塗料色を特定するためのマンセル表色系におけるマンセル記号の色相記号Xと明度値Yに基づいており,
上記マンセル記号のうち,色相記号XがR(赤),YR(黄赤),Y(黄),GY(黄緑),G(緑)の第1グループで,明度値Yが0.0以上〜5.0未満の場合には,上記凹状マークを刻印するに適切なレーザ出力値を,基準出力値L 1 としたとき,上記明度値Yが5.0以上〜5.5未満の場合は,レーザ出力値を0.7L 1 以上〜1.0L 1 未満に設定し,上記明度値Yが5.5以上〜6.5未満の場合は,レーザ出力値を0.5L 1 以上〜0.7L 1 未満に設定し,上記明度値Yが6.5以上〜7.0未満の場合は,レーザ出力値を0.3L 1 以上〜0.5L 1 未満に設定し,上記明度値Yが7.0以上〜10.0以下の場合は,レーザ出力値を0.3L 1 未満に設定して,レーザ出力値を1.8〜12ワットに選定する
ことを特徴とする窯業系建築材のレーザ刻印方法。 - 窯業系建築材の表面側に塗装した塗膜に,レーザ照射により凹状マークを刻印する方法において,
上記レーザ照射にあたっては,上記塗膜の塗料色を特定するためのマンセル表色系におけるマンセル記号の色相記号Xと明度値Yに基づいており,
上記マンセル記号のうち,色相記号XがBG(青緑),B(青),PB(青紫),P(紫),RP(赤紫)の第2グループで,上記マンセル記号のうち,明度値Yが0.0以上〜5.0未満の場合に,上記凹状マークを刻印するに適切なレーザ出力値を,基準出力値L 2 としたとき,上記明度値Yが5.0以上〜5.5未満の場合は,レーザ出力値を0.8L 2 以上〜1.0L 2 未満に設定し,上記明度値Yが5.5以上〜6.5未満の場合は,レーザ出力値を0.6L 2 以上〜0.8L 2 未満に設定し,上記明度値Yが6.5以上〜7.0未満の場合は,レーザ出力値を0.4L 2 以上〜0.6L 2 未満に設定し,上記明度値Yが7.0以上〜10.0以下の場合は,レーザ出力値を0.4L 2 未満に設定して,レーザ出力値を1.8〜12ワットに選定する
ことを特徴とする窯業系建築材のレーザ刻印方法。
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