JP2003103383A - 窯業系建築材のレーザ刻印方法 - Google Patents

窯業系建築材のレーザ刻印方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窯業系建築材の表面に塗装された塗料色に対
応して,上記窯業系建築材の外観を損なわない程度に見
易く,かつ施工後にも認識することができる凹状マーク
を施す窯業系建築材のレーザ刻印方法を提供すること。 【解決手段】 窯業系建築材30の表面側に塗装した塗
膜に,レーザ照射により凹状マークを刻印する方法にお
いて,上記レーザ照射にあたっては,上記塗膜の塗料色
を特定するためのマンセル表色系におけるマンセル記号
に基づいて,レーザ出力値を選定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,主としてセメントなどの無機質
からなる窯業系建築材の表面側に,レーザ照射により凹
状マークを施すレーザ刻印方法に関する。
【0002】
【従来技術】住宅等の建築物の出隅部に施工される出隅
材などの窯業系建築材には,製造過程を追跡できるよう
にするために,製造者名やロット番号などのマークが付
されていることが多い。
【0003】上記マークは,施工後に,建築材の表面側
から認識できる必要があるため,建築材の表面側にレー
ザ照射により凹状マークを刻印することが提案されてい
る(特願2001−2981)。特に,無機質系の窯業
系建築材の場合には,塗膜にレーザを照射したとき,照
射部分以外のところへ熱が伝わりにくいため,より鮮明
に凹状マークを付すことができる。
【0004】窯業系建築材の表面側に刻印される上記凹
状マークは,過度に目立ちすぎると施工後における壁面
の外観を損ねてしまうことがある。一方,施工後におい
て,ある程度は認識しやすいものであることが必要であ
る。上記表面側とは,窯業系建築材における意匠面側,
つまり建築物に施工したときに人の目に触れる面をい
う。
【0005】
【解決しようとする課題】しかるに,窯業系建築材は,
その施工場所,施工主の好み等に対応するため,窯業系
建築材の塗装には様々な塗料色が用いられている。その
ため,上記凹状マークをレーザ刻印するにあたって,レ
ーザ刻印装置のレーザ照射条件を同一にしておくと,刻
印される凹状マークは上記塗料色の違いによって,その
見え方が相違し,ある場合には認識が困難であり,ある
場合には目立ちすぎて建築材の外観が損なわれてしまう
という問題がある。
【0006】そこで,本発明はかかる従来の問題点に鑑
みてなされたものであり,窯業系建築材の表面に塗装さ
れた塗料色に対応して,上記窯業系建築材の外観を損な
わない程度に見易く,かつ施工後にも認識することがで
きる凹状マークを施す,窯業系建築材のレーザ刻印方法
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,窯業系建築材の表面側に
塗装した塗膜に,レーザ照射により凹状マークを刻印す
る方法において,上記レーザ照射にあたっては,上記塗
膜の塗料色を特定するためのマンセル表色系におけるマ
ンセル記号に基づいて,レーザ出力値を選定することを
特徴とする窯業系建築材のレーザ刻印方法である(請求
項1)。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,上
記凹状マークをレーザ刻印するにあたって,上記塗料色
を特定する上記マンセル記号に基づいてレーザ出力値を
選定していることである。
【0009】本発明によれば,窯業系建築材における塗
膜の塗料色が相違しても,その塗料色のマンセル記号に
基づいてレーザ出力値を選定しているので,その塗料色
に応じて,外観を損なわず,かつ,認識が容易な凹状マ
ークを刻印することができる。つまり,必要以上に目立
たず建築材の外観を損なわないことと,認識しやすいこ
とという2つの排反する要求を,上記塗料色に応じて,
両立することができる。
【0010】また,人間の知覚特性を定量化したマンセ
ル表色系におけるマンセル記号によれば,人間の視覚特
性に近い状態により,上記塗膜の塗料を特定することが
できる。したがって,本発明によれば,窯業系建築材の
表面に塗装された塗料色に対応して,上記窯業系建築材
の外観を損なわない程度に見易く,かつ施工後にも認識
することができる凹状マークを施す窯業系建築材のレー
ザ刻印方法を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において,上記マンセル表
色系とはJIS Z 8721として採用されたもので
ある。また,マンセル記号は,マンセル表色系に基づき
色を定義するものである。マンセル記号には,色相を表
す色相記号と明度を表す明度値と彩度を表す彩度値があ
る。また,レーザ出力値は,上記塗料の材質によっても
異なるが,通常は,1.8〜12ワットを用いる。
【0012】本発明においては,窯業系建築材における
塗膜の塗料色を特定するマンセル記号のうち,明度値Y
を用いることができる。該明度値Yが大きく,明調の塗
料色に対しては上記レーザ出力値を低く,一方明度値Y
が小さく,暗調の塗料色に対しては上記レーザ出力値を
高くすることが好ましい。
【0013】以上のごとく,上記明度値Yに相応して上
記レーザ出力値を設定することで,上記窯業系建築材の
外観を損なわない程度に見易く,かつ施工後にも認識す
ることができる凹状マークをレーザ刻印することができ
る。
【0014】また,上記マンセル記号のうち,色相記号
Xを用いることができる。明度値Yが同様であっても,
色相記号Xの違いによって,レーザ刻印される凹状マー
クの見え方に違いが生じるからである。
【0015】ここに,色相記号XがR(赤),YR(黄
赤),Y(黄),GY(黄緑),G(緑)である集合を
第1グループとし,色相記号XがBG(青緑),B
(青),PB(青紫),P(紫),RP(赤紫)である
集合を第2グループとした場合に,第1グループに属す
る色相記号を有する塗料による塗膜は,第2グループに
属する色相記号を有する塗料による塗膜と比較して,レ
ーザ照射による凹状マークが目立ちやすい。
【0016】したがって,第1グループの色相記号を有
する塗料色と第2グループの色相記号を有する塗料色が
同一明度値を有する場合,第1グループの塗料色に対応
するレーザ出力値は,第2グループの色相記号の塗料色
に対応するレーザ出力値よりも低く設定することが好ま
しい。
【0017】以上のごとく,上記塗料の色相記号Xがい
ずれのグループに属するかに相応して上記レーザ出力値
を設定することで,上記窯業系建築材の外観を損なわな
い程度に見易く,かつ施工後にも認識することができる
凹状マークをレーザ刻印することができる。
【0018】なお,色相記号の分類方法は,2つのグル
ープに分類する方法のほか,2つ以上のグループに分類
する方法もある。また,レーザ照射時の印字速度が遅い
ほど凹状マークの凹形状が深くなって,その視認性が向
上し,印字速度が速いほど凹形状が浅くなってその視認
性が低くなる。また,上記窯業系建築材に施す塗料とし
ては,アクリル系塗料,シリコンアクリル系塗料等があ
る。
【0019】次に,上記マンセル記号のうち,色相記号
XがR(赤),YR(黄赤),Y(黄),GY(黄
緑),G(緑)の第1グループであるときには,上記マ
ンセル記号のうち,明度値Yが0.0以上〜5.0未満
の場合に,上記凹状マークを刻印するに適切なレーザ出
力値を,基準出力値L1としたとき,上記明度値Yが
5.0以上〜5.5未満の場合は,レーザ出力値を0.
7L1以上〜1.0L1未満に設定し,上記明度値Yが
5.5以上〜6.5未満の場合は,レーザ出力値を0.
5L1以上〜0.7L1未満に設定し,上記明度値Yが
6.5以上〜7.0未満の場合は,レーザ出力値を0.
3L1以上〜0.5L1未満に設定し,上記明度値Yが
7.0以上〜10.0以下の場合は,レーザ出力値を
0.3L 1未満に設定することが好ましい(請求項
2)。
【0020】この場合には,色相記号Xが上記第1グル
ープのとき,上記塗料色の明度値Yに相応したレーザ出
力を選定するので,一層外観性に優れ,凹状マークの視
認性にも優れたレーザ刻印をすることができる。また,
上記の基準出力値L1は,上記塗料の材質によって異な
るので,予め実験によって定めておく。
【0021】なお,色相記号Xが上記第1グループのと
き,上記塗料色の明度値Yと,明度値に相応したレーザ
出力値の関係を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】次に,上記マンセル記号のうち,色相記号
XがBG(青緑),B(青),PB(青紫),P
(紫),RP(赤紫)の第2グループであるときには,
上記マンセル記号のうち,明度値Yが0.0以上〜5.
0未満の場合に,上記凹状マークを刻印するに適切なレ
ーザ出力値を,基準出力値L2としたとき,上記明度値
Yが5.0以上〜5.5未満の場合は,レーザ出力値を
0.8L2以上〜1.0L2未満に設定し,上記明度値Y
が5.5以上〜6.5未満の場合は,レーザ出力値を
0.6L2以上〜0.8L2未満に設定し,上記明度値Y
が6.5以上〜7.0未満の場合は,レーザ出力値を
0.4L2以上〜0.6L2未満に設定し,上記明度値Y
が7.0以上〜10.0以下の場合は,レーザ出力値を
0.4L 2未満に設定することが好ましい(請求項
3)。
【0024】この場合には,色相記号Xが上記第2グル
ープのとき,上記塗料色の明度値Yに相応したレーザ出
力を選定するので,一層外観性に優れ,凹状マークの視
認性にも優れたレーザ刻印をすることができる。また,
上記の基準出力値L2は,上記塗料の材質によって異な
るので,予め実験によって定めておく必要がある。
【0025】なお,色相記号Xが上記第2グループのと
き,上記塗料色の明度値Yと,明度値に相応したレーザ
出力値の関係を表1に示す。
【0026】
【表2】
【0027】
【実施例】(実施例1)本発明の実施例にかかる窯業系
建築材のレーザ刻印方法につき,図1〜図4を用いて説
明する。本例は,図1に示すごとく,窯業系建築材30
の表面側に塗装した塗膜に,レーザ照射により凹状マー
ク31を刻印する方法において,上記レーザ照射にあた
っては,上記塗膜の塗料色を特定するためのマンセル表
色系におけるマンセル記号に基づいて,レーザ出力値を
選定するレーザ刻印方法である。上記レーザ刻印方法を
行うにあたっては,制御用パーソナルコンピュータ(P
C)10と,レーザ刻印装置20を用いる。
【0028】上記制御用PC10と上記レーザ刻印装置
20とは,シリアルケーブルやパラレルケーブル等の制
御信号線11によって連結する。また,窯業系建築材3
0は,図示しない作業台上に固定されている。上記制御
用PC10は,上記レーザ刻印装置20のレーザ照射条
件を入力する入力手段と,上記レーザ照射条件をレーザ
刻印装置20へ指令する通信手段を有する。通信手段と
しては,シリアル通信,パラレル通信などの方法が考え
られる。
【0029】上記レーザ刻印装置20は,制御用コント
ローラ21と,レーザ光源22と,X軸ガルバノメータ
23と,X軸ガルバノミラー24と,Y軸ガルバノメー
タ25と,Y軸ガルバノミラー26と,集光レンズ27
とよりなる。レーザ刻印装置20は,最大出力12W,
波長10.6μmの炭酸ガスレーザであり,0.18m
mのスポットレーザが100〜200mm/sの印字速
度で凹状マークを刻印する。
【0030】凹状マークを刻印しようとする窯業系建築
材30は,建築物のコーナー部分に設けられるL字状の
出隅材である。該窯業系建築材30は,たとえば,セメ
ント,珪砂,パルプなどの原料を混合し硬化養生させて
平板とし,その2枚の一端に45°のテーパーを付けそ
の部分を貼り合わせて作製されたものである。さらに,
窯業系建築材30には,その表面側(意匠面側)にシリ
コンアクリル系塗料により,およそ40〜65μmの厚
みの塗膜が形成されている。該塗膜の塗料色は,マンセ
ル記号のうち色相記号Xが上記第1グループに属する
3.1Y(黄色)であり,明度値Yが7.3のものであ
る。
【0031】次に,レーザ刻印にあたっては上記制御用
PC10に,刻印すべき文字,大きさ,位置,印字速
度,レーザ出力値などのレーザ照射条件を入力する。本
実施例では,刻印すべき文字を「ニチハ」,大きさを
1.5mm角,印字速度を200mm/sとしている。
【0032】本例では,上記塗料色の色相記号Xが上記
第1グループであることから,上記表1にしたがってレ
ーザ出力値を0.3L1未満とするのが適切である。こ
こに,予め行った実験により,上記第1グループの色相
記号を有する上記シリコンアクリル系塗料に対する上記
基準出力値L1を12ワットに定めている。したがっ
て,本実施例においては,上記レーザ出力値を0.3L
1未満である3.5ワットとしている。
【0033】次に,上記のように制御用PC10により
入力された上記レーザ照射条件は,制御信号線11を介
して,制御値として上記レーザ刻印装置20に送信され
る。レーザ刻印装置20の制御用コントローラ21は,
制御用PC10から送信されたレーザ照射条件を受信
し,制御信号線28を介してレーザ光源22,X軸ガル
バノメータ23,及びY軸ガルバノメータ25を制御
し,レーザ刻印装置20が所定の動作をするように制御
する。
【0034】レーザ光源22から発光されたレーザビー
ムは,X軸ガルバノメータ23に接続されたX軸ガルバ
ノミラー24と,Y軸ガルバノメータ25に接続された
Y軸ガルバノミラー26によって,そのビーム方向が制
御され,窯業系建築材30の表面の塗膜に凹状マークを
刻印する。
【0035】本実施例においては,図2に示すごとく,
上記制御用PC10に入力されたレーザ照射条件によ
り,1.5mm角の「ニチハ」の凹状マーク31が上記
塗膜に刻印される。
【0036】図3に示すごとく,窯業系建築材30の表
面に形成された塗膜に刻印された「ニチハ」の文字は,
レーザ照射による溝32によって構成されている。図4
に示すごとく,レーザ照射によって形成された溝32
は,窯業系建築材30の表面の塗膜に形成された凹状部
分である。
【0037】なお,表3には,本実施例の窯業系建築材
を試料1として,色相記号Xと明度記号Yとレーザ照射
時のレーザ出力値を示している。
【0038】
【表3】
【0039】本実施例において,上記試料1に刻印した
凹状マーク31の「ニチハ」の文字は,窯業系建築材の
表面に塗装された塗料色に対応して,上記窯業系建築材
の外観を損なわない程度に見易く,かつ施工後にも認識
することができる凹状マークとなっていた。なお,本例
では,上記レーザ照射条件を入力するにあたって制御用
PC10を用いたが,これを用いることなく直接に制御
用コントローラ21に入力することもできる。
【0040】(実施例2)表3に示すごとく,各種シリ
コンアクリル系塗料を施した窯業系建築材30(試料2
〜試料8)に対して,実施例1に準じて凹状マークのレ
ーザ刻印を行った。
【0041】表3において,試料2〜試料8のうち,試
料2〜試料7は上記第1グループに属する試料であり,
試料8は上記第2グループに属する試料である。第1グ
ループに属する試料については上記表1を適用し,第2
グループに属する試料については上記表2を適用して上
記レーザ出力値を設定した。
【0042】ここに,上記のように上記第1グループの
色相記号を有するシリコンアクリル系塗料に対する基準
出力値L1は12ワットであり,また,予め行った実験
により,上記第2グループの色相記号を有するシリコン
アクリル系塗料に対する基準出力値L2も12ワットで
ある。
【0043】実験の結果,試料2〜試料8にレーザ刻印
された凹状マークは,すべての試料において,同程度の
見易さを有し,かつ,いずれも窯業系建築材30の外観
を損なうことがない優れたものであった。
【0044】(比較例)本発明の実施例と比較するた
め,本発明とは異なるレーザ出力による凹状マークの刻
印を行った。これを比較試料C1,C2とし,設定した
レーザ出力値を表3に示した。ここに,比較試料C1,
C2は,上記第1グループの色相記号を有するシリコン
アクリル系塗料を施した窯業系建築材であり,上記のよ
うに基準出力値L1は12ワットである。
【0045】比較試料C1は,色相記号Xが第1グルー
プで,かつ明度値Yが7.3であるから,適正なレーザ
出力値は0.3L1未満であるが,この範囲を上回るレ
ーザ出力値10ワットを設定している。
【0046】一方,比較試料C2は,色相記号Xが第1
グループで,かつ明度値Yが4.4であるから,適正な
レーザ出力値は,1.0L1であるが,これより小さい
レーザ出力値3ワットを設定している。
【0047】比較試料C1において,レーザ刻印された
凹状マークは,窯業系建築材30の塗膜の塗料色に対し
て溝が深すぎ,外部光によって過度の陰影を生じてい
た。そのため,窯業系建築材30の外観を損なうもので
あった。
【0048】比較試料C2において,レーザ刻印された
凹状マークは,窯業系建築材30の塗膜の塗料色に対し
て溝が浅すぎ,外部光によって生じる陰影が目立たず,
非常に見えにくく,視認性が不足していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のレーザ刻印システム構成図。
【図2】実施例1における,凹状マークが刻印された窯
業系建築材である出隅材の斜視図。
【図3】実施例1における,凹状マーク部分の拡大図。
【図4】実施例1における,凹状マーク部分の断面図。
【符号の説明】
10...制御用PC, 20...レーザ刻印装置, 21...制御用コントローラ, 22...レーザ光源, 30...窯業系建築材, 31...凹状マーク, 33...塗膜,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA57 AB04 AB22 FA06 GA33W GB23W 4E068 AB00 CA02 DA00 DB11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窯業系建築材の表面側に塗装した塗膜
    に,レーザ照射により凹状マークを刻印する方法におい
    て,上記レーザ照射にあたっては,上記塗膜の塗料色を
    特定するためのマンセル表色系におけるマンセル記号に
    基づいて,レーザ出力値を選定することを特徴とする窯
    業系建築材のレーザ刻印方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記マンセル記号の
    うち,色相記号XがR(赤),YR(黄赤),Y
    (黄),GY(黄緑),G(緑)の第1グループである
    ときには,上記マンセル記号のうち,明度値Yが0.0
    以上〜5.0未満の場合に,上記凹状マークを刻印する
    に適切なレーザ出力値を,基準出力値L1としたとき,
    上記明度値Yが5.0以上〜5.5未満の場合は,レー
    ザ出力値を0.7L1以上〜1.0L1未満に設定し,上
    記明度値Yが5.5以上〜6.5未満の場合は,レーザ
    出力値を0.5L1以上〜0.7L1未満に設定し,上記
    明度値Yが6.5以上〜7.0未満の場合は,レーザ出
    力値を0.3L1以上〜0.5L1未満に設定し,上記明
    度値Yが7.0以上〜10.0以下の場合は,レーザ出
    力値を0.3L 1未満に設定することを特徴とする窯業
    系建築材のレーザ刻印方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において,上記マンセル記号の
    うち,色相記号XがBG(青緑),B(青),PB(青
    紫),P(紫),RP(赤紫)の第2グループであると
    きには,上記マンセル記号のうち,明度値Yが0.0以
    上〜5.0未満の場合に,上記凹状マークを刻印するに
    適切なレーザ出力値を,基準出力値L2としたとき,上
    記明度値Yが5.0以上〜5.5未満の場合は,レーザ
    出力値を0.8L2以上〜1.0L2未満に設定し,上記
    明度値Yが5.5以上〜6.5未満の場合は,レーザ出
    力値を0.6L2以上〜0.8L2未満に設定し,上記明
    度値Yが6.5以上〜7.0未満の場合は,レーザ出力
    値を0.4L2以上〜0.6L2未満に設定し,上記明度
    値Yが7.0以上〜10.0以下の場合は,レーザ出力
    値を0.4L 2未満に設定することを特徴とする窯業系
    建築材のレーザ刻印方法。
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