JP2001277791A - レーザ彫刻機を用いた着色紙への彫刻方法 - Google Patents

レーザ彫刻機を用いた着色紙への彫刻方法

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JP2001277791A JP2000096681A JP2000096681A JP2001277791A JP 2001277791 A JP2001277791 A JP 2001277791A JP 2000096681 A JP2000096681 A JP 2000096681A JP 2000096681 A JP2000096681 A JP 2000096681A JP 2001277791 A JP2001277791 A JP 2001277791A
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恵太 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】素材の色とレーザで加工した後に残る紙の色と
の間に差を設け、文字及び図形が全体として浮かび上が
らせるような彫刻方法を提供する。 【構成】 有色又は白色のレーザー彫刻するカード用紙
(染料が染みこんだもの)の表面に単色で異なる色を一
面に印刷する表面処理工程と、該表面処理工程後に、該
カード用紙をレーザ彫刻機に載置し、所定の出力及びス
ピードにて当該カード用紙の表面にレーザ光を照射し、
表面処理した印刷部分を剥ぎ取ると共に文字又は図形を
彫る工程とからなるカード用紙への新規印刷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード紙等の染料
が中まで浸透した厚み20〜400kg/cmの紙にレ
ーザ彫刻機を用いて彫刻を行い、紙上に凹凸のある文字
や図形を描くための彫刻方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られているレーザ彫刻機は主
に炭酸ガスレーザを用いたもので、ゴム、アクリル、セ
ラミックス、プラスチックス、木、皮革、アルマイト、
硝子などの材料にレーザー光を照射することにより凹凸
のある文字や図形を彫刻することにより描いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
レーザ彫刻機を用いたものは一定の深さまで彫ることが
必要であると共に紙の場合には素材の色とレーザで加工
した後に残る紙の色との間に差が少なく、文字及び図形
として浮かび上がらせるような彫刻方法は知られていな
かった。また一般に紙に施された色は表面のみであっ
て、これを彫った場合には紙本来の色があらわれるため
に表面の色との間に違和感を生じさせるものであった。
そこで本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑みなされた
もので、彫った部分と残った部分との間に色が異なるよ
うにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、有色
又は白色のレーザー彫刻するカード用紙(染料が染みこ
んだもの)の表面に単色で異なる色を一面に印刷する表
面処理工程と、該表面処理工程後に、該カード用紙をレ
ーザ彫刻機に載置し、所定の出力及びスピードにて当該
カード用紙の表面にレーザ光を照射し、表面処理した印
刷部分を剥ぎ取ると共に文字又は図形を彫る工程とから
なるカード用紙への新規印刷方法により本目的を達成す
る。
【0005】請求項2の発明は、前記表面処理工程にお
いてカード用紙表面に施す印刷の厚みを10〜200マ
イクロメータとし、紙本来の色とは異なる色を施すこと
により文字及び図形が2色で表されるようにしたもので
ある。
【0006】請求項3の発明は、有色又は白色のカード
用紙の色に対して、該カード表面に施す色が12色環、
24色環又は48色環の補色で構成することによりカー
ド表面の色とカード本体の色同士を違いに補完させるこ
とによりきれいに文字及び図形をきれいに見せようとす
るものである。
【0007】請求項4の発明は、カード用紙の色を赤、
橙、黄、黄緑、紫、赤紫などの進出色のもので構成し、
該カード表面に施す色を緑、青緑、緑青、青、青紫など
の後退色で構成することにより文字及び図形が窪んだイ
メージに見せようとするものである。
【0008】請求項5の発明は、カード用紙の色を緑、
青緑、緑青、青、青紫などの後退色のもので構成し、該
カード表面に施す色を赤、橙、黄、黄緑、紫、赤紫など
の進出色で構成することにより文字及び図形を浮き出た
イメージに見せようとするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示された実施例
に従って詳細に説明する。図1は第1実施例を示すもの
であり1は、内部まで有色の染料が浸透した厚み20〜
400kg/cmのカード用紙であり、該カード用紙1
の表面には該染料とは12色環、24色環又は48色環
の補色となる色で厚さ10〜100μmに単色印刷2が
施されている。例えば、赤=緑、青=オレンジ、黄=紫
等の組み合わせからなる。
【0010】人間に視覚は、長い波長の暖色系の色は近
くあるように見え(進出色)、短い波長の寒色系は遠く
にあるように見える(後退色)と言われている。すなわ
ち、赤、橙、黄、黄緑、紫、赤紫などは暖色系で進出色
であり、緑、緑青、青、青紫などは寒色系で後退色とな
っている。
【0011】そこで第2実施例では、カード用紙1を暖
色系の進出色、カード表面の単色印刷2を寒色系の後退
色で施すか又は、カード用紙1を寒色系の後退色、カー
ド表面の単色印刷を暖色系の進出色で厚さ10〜100
μm施すように構成した。
【0012】図2に示すものは紙にレーザー加工を施す
ための構成であり、3は文字・図形などを入力する手段
としてのパソコンであり、該パソコン3はケーブル6を
介してイメージスキャナー4と接続されており、該イメ
ージスキャナー4を介して写真などの既存のイメージデ
ータをパソコンで読み取ることが可能となっている。5
はパソコン3とケーブル6を介して接続された少なくと
もX−Y方向にレーザー光を動作させる機能及び照射出
力の調整が可能であると共に前記X−Y方向への移動速
度が調整可能なレーザー加工機である。例えば株式会社
中沢商会販売の「WIN−LASER」の名称からなる
炭酸ガスレーザー加工機を使用する。該レーザー加工機
を使用すれば1〜1000dpi程度の精度にて文字又
は図形を印字することが可能である。
【0013】以上述べた構成からなるカード用紙1及び
図2のレーザー加工装置を用いて、以下の工程によりカ
ード用紙に文字又は図形を描く。 (1)予め補色の色をカード用紙1表面に印刷2を施す
か、カード用紙1の色(進出色又は後退色)とは反対径
の色(後退色又は進出色)をカード用紙1表面に厚さ1
0〜100μmに均一に印刷を施す。 (2)次に印刷を施したカード用紙1をレーザー加工機
5の加工テーブルにセットする。 (3)パソコン3を介して所望の文字の入力及びそのデ
ザインを決定する。又はイメージスキャナーを介して既
存の文字又は図形をスキャンを行うことによりパソコン
に取り込み 、さらにカード用紙の大きさに合わせて画
像の拡大・縮小を行う。 (4)パソコン3を介してレーザー加工機5の印字密度
を1〜1000dpiの範囲で決定すると共に、レーザ
ー光の照射出力及び移動速度を決定し、カード用紙1に
施された色の印刷部分2をパソコンから指示された文字
又は図形の部分7だけ剥ぎ取る形でレーザー加工する。
【0014】その結果加工後のカード用紙1の表面に
は、レーザー光が照射された部分だけが補色又は(進出
色又は後退色)の印刷部分2が剥がれ、カード用紙1そ
のものの色が文字又は図形の形であらわれる。カード用
紙1の色とその表面に施された色は、補色又は(後退色
又は進出色)なので、描かれた文字又は図形はくっきり
と艶やかにあらわれることになる。またカードの色が後
退色で、印刷部分が進出色で構成されたカード用紙で
は、描かれた文字又は図形の部分が窪んで見え、逆にカ
ードの色が進出色で、印刷部分が後退色で構成されたカ
ード用紙では文字又は図形が浮き出た状態に見えること
になる。
【0015】尚、本実施例ではレーザー加工機を用いて
カード用紙表面の印刷を剥ぎ取る場合について説明した
が、カード用紙がある程度の厚さを有するものの場合に
はレーザーの照射出力を上げ、さらに移動スピードを下
げることによりカード用紙表面に文字又は図形をある程
度の深さまで彫り下げることが可能である。かかる場合
にカード用紙の色を後退色で構成し、さらにカード表面
に施す色を進出色で構成した場合には、実際にレーザー
加工機にて彫りさげた深さよりもより窪んだイメージを
付加させることができ、相乗的に彫りの深い文字及び図
形を薄いカード用紙に施すことが可能となり、今までに
ない印刷イメージを作り上げることが可能となる。尚、
本実施例では、カード用紙に色を施しカードの持つ色
と、これに施した色との関係で文字又は図形を描くよう
に構成したが、これに限定されるものではなく、異なる
色からなる複数枚の肉薄カード用紙を貼着し、その後に
レーザー加工機を用いてカード1枚分又は2枚分を剥ぎ
取ることにより文字又は図形を描くように構成しても同
様の効果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明にかかるカード
用紙への印刷方法では、従来の印刷では味わうことので
きなかった彫りのある文字又は図形を薄いカード用紙に
施すことができると共に、施す色彩の選択によりさらに
凹凸のある文字又は図形を印刷できることになりカード
印刷の利用価値が多様化することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カード用紙に印刷を施した状態を示す一部破
断斜視図である。
【図2】 カード用紙にレーザー加工を施すための装置
全体を示す概略図である。
【符号の説明】
1 カード用紙 2 印刷部分 3 パソコン 4 イメージスキャナー 5 レーザー加工機 6 ケーブル 7 印字された文字又は図形

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有色又は白色のレーザー彫刻するカード
    用紙(染料が染みこんだもの)の表面に単色で異なる色
    を一面に印刷する表面処理工程と、 該表面処理工程後に、該カード用紙をレーザ彫刻機に載
    置し、所定の出力及びスピードにて当該カード用紙の表
    面にレーザ光を照射し、表面処理した印刷部分を剥ぎ取
    ると共に文字又は図形を彫る工程とからなるカード用紙
    への新規印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記表面処理工程においてカード用紙表
    面に施す印刷の厚みが10〜200マイクロメータであ
    ることを特徴とする請求項1記載カード用紙への新規印
    刷方法。
  3. 【請求項3】 有色又は白色のカード用紙の色に対し
    て、該カード表面に施す色が12色環、24色環又は4
    8色環の補色で構成したことを特徴とする請求項1記載
    のカード用紙への新規印刷方法。
  4. 【請求項4】 カード用紙の色が赤、橙、黄、黄緑、
    紫、赤紫などの進出色のもので構成し、該カード表面に
    施す色が緑、青緑、緑青、青、青紫などの後退色で構成
    したことを特徴とする請求項1記載のカード用紙への新
    規印刷方法。
  5. 【請求項5】 カード用紙の色が緑、青緑、緑青、青、
    青紫などの後退色のもので構成し、該カード表面に施す
    色が赤、橙、黄、黄緑、紫、赤紫などの進出色で構成し
    たことを特徴とする請求項1記載のカード用紙への新規
    印刷方法。
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