JP4739615B2 - 間隙部シール材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は間隙部シール材に係り、加硫工程などを含む製造操作を円滑に実施せしめることができると共に適用される部体間の間隙部の条件に自在に即応せしめ、円滑に着脱操作せしめて安定且つ的確な設定をなすことができると共に自在な伸縮変形性を有していて常に好ましいシール設定状態を形成することのできる間隙部シール材を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート部体や金属部体などの構造部体間において間隙を形成することはその構築ないし構成維持上不可欠的であって、従来から種々の填隙手段が採用されており、本出願人側においても特公昭62−15791号や意匠登録第727917号のような提案をなし、その製作や実地的な施工に携わって来た。勿論他の同業者においても種々の提案と実施が重ねられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記したような従来の技術においては前述したような技術的条件下において、シール材製作上および部材間間隙部の多様な変化条件に対し有効且つ的確なシール設定をなし、また安定なシール作用を確保することが必ずしも容易でない。即ちこのようなシール材の採用される部材間の間隙部形状は多様に変化し、そうした適用部分の変化に対し有効に即応するためにはシール材の断面形状が多様に変形することが必要であって、そうした多様な変形状態を形成し、しかも安定な間隙部に対する設定を確保することは容易でない。
【0004】
また上記したようなシール材として好ましい変形作用を得しめる材質としてはゴム質と言わざるを得ないところ、このゴム質によって上述したような多様の部材間間隙部に即応し安定且つ有効な設定シール状態を形成し、それを適切に維持するためには両側の設定シール部がそれなりの面積を有し、しかもそれら設定シール部間が閉塞状態を形成、確保せしめると共に自在に変形伸縮することが必要であって、更にそうした部材の適切な加硫を確保することが必要であって、これらを適切に満足させることは容易でない。
【0005】
また内外圧の変化する条件下や振動や衝撃ないし音波その他の発生する条件下において的確なシールを形成すると共に確保することは容易でなく、防砂、防塵、防音などの目的を有効に確保したシール材ないしその填隙、装脱操作を簡易且つ的確に達成するようにしたものは得難いなどの不利がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記したような多様な技術的条件下において、それらの課題を解決することについて検討を重ねて創案されたものであって以下の如くである。
【0007】
本発明に係る間隙部シール材は、両側の接合シール部が、それら接合シール部の幅方向の夫々の中間部に設けられた連結部、及びこの2つの前記連結部どうしを結合する可曲部を介して連結一体化され、両側の接合シール部を折立てた状態で、断面H型となるゴム質の間隙部シール材であって、加硫後に構造体の間隙部にセットする前の前記両側の接合シール部を折立てた状態で、両側の各前記接合シール部は、その幅方向の両端部がその幅方向の前記中間部よりも夫々外側に向けて突出するように屈曲し、前記可曲部は、両側の2つの前記連結部の間に形成され、前記接合シール部の幅方向に向けて一方向に弯曲可能であり、更に、加硫前の成形製造時の状態で、両側の夫々の前記接合シール部は、夫々の同じ側の外側端縁が外側に開いて傾斜して配置され、各前記接合シール部の前記連結部からゴム質の支持突部が前記可曲部側に突出して、前記支持突部が前記可曲部と結合し、両側の夫々の前記シール部の同じ側の2つの前記外側端縁、及び両側の2つの前記支持突部が、前記間隙部シール材を支持するための4つの支持ラインを構成することを特徴とするものである。
【0009】
この発明に係る間隙部シール材において、前記構造体の間隙部に対する装脱の際に、前記可曲部の屈曲角度を変化させることにより、前記接合シール部の採る傾斜角を可変にするものとすることができる。
【0010】
【作用】
両側の接合シール部とそれら接合シール部の幅方向中間部を連結部によって連結一体化した断面H型の間隙部シール材であって、前記接合シール部が幅方向両端部を夫々外側に向けて屈曲突出せしめられたことにより、設定すべき溝部内面に対し前記接合シール部を接合させてセットすることによって中間部の連結部が溝部をカバー閉塞した状態に設定せしめ、前記した両側の接合シール部が溝部内側面に接合シールして閉塞状態を簡易に形成せしめる。
【0011】
上記したような連結部の中間部分に前記接合シール部の幅方向に向け一方向に弯曲するようにした可曲部を形成したことにより可曲部の屈曲程度を適宜に変化せしめて適用すべき溝部の幅員変化に適宜追従し溝部内を有効にカバーせしめて設定することができる。
【0012】
両側における接合シール部の一端側を外側に開いて傾斜せしめ中間部の連結部両側における接合シール部連結部側を側面方向にゴム質などの弾性条件下で突出せしめることにより前記接合シール部の端縁部に近接した支持突部を形成するようにしたことによって設定すべき溝部内面や溝部内面における係止段部に対し適切に係止した設定状態を形成せしめる。
【0013】
連結部の中間部分に形成された可曲部の屈曲角度を変化することにより該連結部両側に連結成形された接合シール部が連結部に対して採る傾斜角を可変し設定端面間に対する装脱操作を容易ならしめるようにしたことによって溝部内の如き設定部に対する装脱設定を簡便適切とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
上記したような本発明によるものの具体的な実施態様を添付図面に示すものについて説明すると、先ず本発明においては図1に示すように製造時において主体部1における両側に連結形成された接合シール部2,2とそれら接合シール部2,2の幅方向中間部に形成された連結部21によって連結一体化した接合シール部2,2を連結部21を中心として図2に示すように折立てることによって断面H型のシール材主体部1が形成されるように構成されたものであって、前記接合シール部2,2が主体部1の幅方向両端部を夫々外側に向けて屈曲突出せしめ、上記連結部21,21間の中間部分に前記接合シール部2,2の幅方向に向け別に図2に示すように一方向に弯曲するようにした可曲部11を形成したものである。
【0015】
上記した図1に示すような成形製造時の形態は主体部1における中間部両側底面に支持突部1b,1bが形成され、接合シール部2の外側端部2b,2bと共に4つの支持ラインによって支持されることとなり、安定した支持状態が形成される。即ち、このような安定した支持状態は本発明によるものの製造時において枢要な構成であってゴム質による成形後の加硫処理を円滑且つ適切に行わしめ、軟質の一体成形ゴム製品であっても的確な加硫を行わしめ得る。
【0016】
上述したように加硫行程を経て製品化された本発明によるシール材は目的とする溝状間隙孔部6に対し図3〜図5に示すように作用する。即ちコンクリートなどによって形成された構造部体5,5の端面15,15間には係止段部16が対設されていて、上記のように主体部1の両側に対設された接合シール部2,2の外側端部2b,2bを受け、接合シール部2,2を平行状態として構造部体5,5間にセットし、両部体5,5間をシールせしめる。
【0017】
即ち接合シール部2,2を平行状(垂立状)とすることによって構造部体5,5間にシール材主体部1における外側端部2b,2bが幅狭とされて接合シール部2,2が平行状となり、構造部体5,5の端面15,15間に的確に落し込み、係止段部16上に外側端部2b,2bを支持せしめて安定にセットせしめ、外側端部2b,2bの支持段部16上における拘束接合に伴い接合シール部2の上端2aは外側方向に押出されて端面15に接合することと相俟ってバランスしたシール状態を形成せしめる。
【0018】
上記したような接合シール部2a,2bによるシール状態は安定したバランス状態であって構造部体5,5間の間隔が図3〜図5に示すように相当に変化した条件下においても均衡した好ましいダブルシール関係を形成し、内外圧の変化条件においても的確なシール状態を確保する。シール形成が相当の幅員を以てなされてもシール材形成のための資材量は僅少で足りる。
【0019】
【発明の効果】
上記したような本発明によるものは比較的少ない僅少な素材によって充分な範囲におけるダブルシール状態を形成せしめ、またゴム質により加硫行程などを不可欠とした製造過程を容易且つ適切に行わしめて有効なシール材を平易に提供し、しかも相当の幅員をもったダブルシール機構を有効に形成して好ましいシール状態を確保せしめるなどの効果を共に具備するものであるから工業的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による間隙部シール材の成形製造状態を示した部分的斜面図である。
【図2】図1に示したものを間隙部に装入すべく接合シール部を折立てた状態の斜面図である。
【図3】本発明シール材を比較的間隔の大きい間隙部にセットした状態の断面図である。
【図4】間隔が標準状態の間隙部に対するセット状態の断面図である。
【図5】間隔が比較的狭い間隙部に対するセット状態の断面図である。
【符号の説明】
1 主体部
1a 主体部上部端縁
1b 支持突部
2 接合シール部
2a 上部端縁
2b 外側端縁
5 構造部体
6 溝状間隙部
15 構造部体の端面
16 支持段部

Claims (2)

  1. 両側の接合シール部が、それら接合シール部の幅方向の夫々の中間部に設けられた連結部、及びこの2つの前記連結部どうしを結合する可曲部を介して連結一体化され、両側の接合シール部を折立てた状態で、断面H型となるゴム質の間隙部シール材であって、
    加硫後に構造体の間隙部にセットする前の前記両側の接合シール部を折立てた状態で、両側の各前記接合シール部は、その幅方向の両端部がその幅方向の前記中間部よりも夫々外側に向けて突出するように屈曲し、前記可曲部は、両側の2つの前記連結部の間に形成され、前記接合シール部の幅方向に向けて一方向に弯曲可能であり、更に、
    加硫前の成形製造時の状態で、両側の夫々の前記接合シール部は、夫々の同じ側の外側端縁が外側に開いて傾斜して配置され、各前記接合シール部の前記連結部からゴム質の支持突部が前記可曲部側に突出して、前記支持突部が前記可曲部と結合し、両側の夫々の前記シール部の同じ側の2つの前記外側端縁、及び両側の2つの前記支持突部が、前記間隙部シール材を支持するための4つの支持ラインを構成することを特徴とする間隙部シール材。
  2. 前記構造体の間隙部に対する装脱の際に、前記可曲部の屈曲角度を変化させることにより、前記接合シール部の採る傾斜角を可変にしたことを特徴とする請求項1記載の間隙部シール材。
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