JP4738410B2 - 鉄強化用組成物 - Google Patents

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Description

本願発明は、ポリフェノール類を含有する飲食品用の鉄強化用組成物及び、その鉄強化用組成物を含有する鉄強化飲食品に関する。
近年、ミネラル摂取量の不足が指摘され、その原因により引き起こされるとされる成人病の予防や健康維持等に関して、いろいろな種類のミネラルの役割が重要視され始めている。
その中でも鉄は血中の蛋白質であるヘモグロビンに結合した状態で存在することが知られており、鉄不足の状態になると組織中の貯蔵鉄から補われる。貯蔵鉄が不足した状態は潜在性貧血症と呼ばれ、日本人の約60%以上が患っていると言われている。この傾向は、女子高生や若い成人女性において特に顕著であり、その結果鉄欠乏性貧血を起こす女性が多数見られる。
このように鉄は、健康維持に関して重要な役割を果たすミネラルであり、日頃の食生活の中で摂取することが望ましいが、現代人の食生活では十分に摂取できないのが現状である。このような現状を改善するためにあらゆる形態の飲食品又は鉄を配合した鉄強化飲食品がこれまでも研究されてきた。
しかし、果実や野菜、カカオマス、緑茶等のような飲食品は、ポリフェノール類を多く含有している。そして、これらのポリフェノール類を含有する飲食品に鉄塩を配合すると、鉄とポリフェノール類が反応を起こし、該飲食品が黒色に変色(黒色変化)するという問題点がある。また、この反応により生成された鉄−ポリフェノール類塩は、生体に吸収されにくいと言われている。それを解決する方法として、鉄−ラクトフェリンを鉄強化剤として、タンニン類含有飲食品に配合して鉄分を強化する方法(例えば、特許文献1参照)が知られているが、ラクトフェリンは着色や特有の風味を有するため、食品への利用が限定され、また特定の臓器から抽出されるものであるため、その抽出に煩雑な工程を必要とするので大量に製造することができないという問題点がある。
特開平08−266249号公報(第1−4頁)
従って本発明は、ポリフェノール類を含有する飲食品に配合しても、該飲食品の風味を損なうことなしに、鉄とポリフェノール類の反応により起こる該飲食品の黒色変化を低減することができる、鉄強化用組成物及びそれを含有する鉄強化飲食品を提供することを目的とする。
本願発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、ポリフェノール類を含有する飲食品に、鉄剤として水不溶性鉄塩と乳化剤を混合してなる鉄強化用組成物を配合することにより、本来鉄とポリフェノール類の反応により起こる該飲食品の黒色変化を低減できることを見出した。さらに、これらの鉄強化用組成物を配合したポリフェノールを含有する鉄強化飲食品に、キレート剤を添加することにより、さらに効果が増大することを見出し、本願発明を完成させた。
すなわち、本発明は、
[1]水不溶性鉄塩と乳化剤を含有してなる鉄強化用組成物と、アントシアニン類と、クエン酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、グルコン酸塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、及びポリリン酸塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上のキレート剤とを含有する鉄強化飲食品
[2]水不溶性鉄塩が乳化剤により被覆されていることを特徴とする、[1]記載の鉄強化飲食品
[3]乳化剤が、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン、およびリゾレシチンからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする[1]または[2]記載の鉄強化飲食品に関する。
本発明によれば、ポリフェノール類を含有する飲食品中に配合しても、該飲食品の風味を損なうことなしに、鉄とポリフェノール類の反応により起こる該飲食品の黒色変化を低減することができる、鉄強化用組成物及びそれを含有する鉄強化飲食品を提供することができる。
本発明に使用される鉄強化用組成物は、水不溶性鉄塩と乳化剤を含有することを1つの大きな特徴とする。好ましくは、水不溶性鉄塩と乳化剤は混合物の形態で存在し、より好ましくは、水不溶性鉄塩は乳化剤によって被覆されている。そのため飲食品中にポリフェノール類が存在していても、鉄とポリフェノール類との反応は抑えられ、該飲食品の黒色変化を低減することができる。
本発明に用いられる水不溶性鉄塩とは、特に限定されるものではなく、例えば、ピロリン酸第二鉄、リン酸第二鉄、水酸化第二鉄、酸化第二鉄、水酸化第一鉄、ピロリン酸第一鉄、リン酸第一鉄等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本願発明に用いられる水不溶性鉄塩の不溶性とは、特に限定されるものではないが、味、消化管粘膜刺激性等の観点から、日本の第七版食品添加物公定書通則29の試験法において「極めて溶けにくい」(溶質1gを溶かすに要する水の量が1,000ml以上10,000ml未満)又は、「ほとんど溶けない」(溶質1gを溶かすに要する水の量が10,000ml以上)に該当するものをいい、好ましくは、「ほとんど溶けない」に該当するものである。
本願発明における乳化剤は、水不溶性鉄塩を被覆することができるものであれば特に限定するものではなく、一般的な食品用乳化剤、例えばポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、有機酸脂肪酸エステル、レシチン、リゾレシチン等が挙げられる。それらの中でも、リゾレシチン、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステルからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。
本願発明におけるリゾレシチンとは、レシチンをホスホリパーゼによって加水分解することで得られるものであれば、特に限定されるものではない。その原料となるレシチンについては、大豆等の植物由来レシチン又は卵黄等の動物由来レシチンのいずれでも使用できる。ホスホリパーゼについては、豚膵臓等の動物起源、キャベツ等の植物起源、カビ類等の微生物起源等の由来を問わず、ホスホリパーゼA及び/又はD活性を有するものであればいずれでも使用でき、好ましくは、ジアシルグリセロリン脂質の1位又は2位の脂肪酸エステル結合を加水分解する酵素であるホスホリパーゼAが良く、更に好ましくは、ジアシルグリセロリン脂質の2位を加水分解するホスホリパーゼAが良い。
本願発明で用いられるポリグリセリン脂肪酸エステルとは、ポリグリセリンと脂肪酸とのエステルをいい、これを構成するポリグリセリンの平均重合度や脂肪酸の種類、エステル化率については、特に限定されるものではないが、水不溶性鉄塩をより強く被覆するためには、ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリンの平均重合度は、3以上が好ましく、3〜11が更に好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の炭素数は、6〜22が好ましく、8〜18がより好ましく、12〜14が更に好ましい。
本願発明で用いられるショ糖脂肪酸エステルとは、ショ糖と脂肪酸とのエステルをいい、これを構成する脂肪酸の種類ついては、特に限定されるものではないが、水不溶性鉄塩をより強く被覆するためには、炭素数が8〜20であることが好ましく、10〜16がより好ましく、12〜14が更に好ましい。
本願発明で用いられる乳化剤のHLBは、特に限定されるものではないが、水不溶性鉄塩をより強く被覆するためには、好ましくはHLB6〜20であり、より好ましくは8〜18であり、更に好ましくは10〜16である。HLBの値は、例えば本発明において使用する各種乳化剤の使用量の比を調節することにより調整することができる。即ち、2種以上の乳化剤を用いる場合は、乳化剤全体のHLBが上記の範囲内にあることが好ましい。
本願発明の鉄強化用組成物は例えば、水不溶性鉄塩と乳化剤を混合、攪拌することにより得ることができる。混合の方法としては、水不溶性鉄塩分散液に乳化剤を溶解する方法、乳化剤の水溶液に鉄塩を分散させる方法等が用いられる。また、水に水不溶性鉄塩分散液及び乳化剤を同時に添加し、混合してもよい。攪拌は例えばホモミキサー等を使用して行うことができる。強い攪拌を行うことにより、より強く乳化被覆された水不溶性鉄塩を得ることができる。
上記のように、水不溶性鉄塩と乳化剤の混合、攪拌は水溶液中で行うことができる。乳化剤による水不溶性鉄塩の被覆を安定して行うという観点から、水不溶性鉄塩と乳化剤との混合、攪拌時に使用する水の量としては、水不溶性鉄塩100重量部に対して水100重量部以上であることが好ましく、300重量部以上であることがより好ましい。使用する水の量の上限としては特に限定はされず、例えば混合、攪拌に使用される容器の大きさ等に応じて、使用可能な水の量を使用すればよい。また、ここで使用される水の種類としては特に限定されるものではないが、例えばイオン交換水などを使用することができる。
水不溶性鉄塩と乳化剤を混合する際の混合比率としては、乳化剤による水不溶性鉄塩の被覆を安定して行うという観点から、水不溶性鉄塩100重量部あたり乳化剤が1重量部以上であることが好ましく、5重量部以上であることがより好ましい。また上限としては、水不溶性鉄塩100重量部に対して乳化剤が2000重量部以下であることが好ましく、1000重量部以下であることがより好ましい。かかる範囲内であれば、飲食品中に本鉄強化用組成物が含有されていても、乳化剤由来の独特の味により該飲食品本来の風味が損なわれることが少ないために、好ましい。
また、水不溶性鉄塩と乳化剤を攪拌する際の攪拌時間は特に限定されるものではなく、攪拌に使用するミキサーの種類等に応じて、水不溶性鉄塩が乳化剤により被覆された状態となるように適宜設定されればよい。なお、水不溶性鉄塩が乳化剤に被覆されたかどうかの確認は、例えば以下のようにして行うことができる。混合、攪拌後の水不溶性鉄塩と乳化剤を含有する水溶液を、例えばCellulose Acetate(0.1μm;ADVANTEC製)等のフィルターを使用してフィルター濾過することにより水不溶性鉄塩を取り除く。残りの水溶液中に存在する乳化剤の量を測定し、用いた乳化剤の全量と比較する。以上により、水不溶性鉄塩の被覆に使用された乳化剤の量を確認でき、水不溶性鉄塩が乳化剤に被覆されたかどうかを間接的に確認することができる。また、電子顕微鏡等を使用して、水不溶性鉄塩が乳化剤に被覆されているかどうかを直接的に確認してもよい。
本願発明における、ポリフェノール類とは、同一ベンゼン環上に2個以上のフェノール性水酸基を持つ化合物のことであり、光合成を行う植物に多く含有される。本発明において、ポリフェノール類を含有する飲食品としては、ポリフェノール類を含有していれば特に限定はないが、例えば緑茶、ウーロン茶、紅茶、黒茶、麦茶、杜仲茶、クコ茶、柿葉茶等の茶類、コーヒー豆、カカオ豆、小豆、大豆、エンドウ豆、インゲン豆等の豆、種子類、オレンジ,グレープフルーツ,レモン、ミカン、いちご、ブルーベリー、柿、バナナ、パイナップル、リンゴ、桃、グレープ(ぶどう)、マスカット、なし、メロン、マンゴー、キウイフルーツ等の果実や果汁、果皮、レンコン、なす、カリフラワー、ゴボウ、玉葱、オクラ、ニガウリ、ほうれん草、青菜、ニンジン、ピーマン、カリフラワー、サツマイモ(紫イモを含む)、紫トウモロコシ、赤キャベツ等の各種緑黄色野菜等が挙げられ、また、これらを原材料として得られた加工品、抽出エキス、抽出エキス粉末等も含まれる。
ポリフェノール類の具体例としては、例えばタンニン類(縮合型タンニン、加水分解型タンニン、フロロタンニン、複合タンニンなど)、カテキン類(カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレート等)、フラボノイド類(フラバノン、フラボン、フラボノール、フラボノール配糖体、イソフラボン、フラバノノール、カルコン、オーロン等)、ルチン、ケルセチン、クロロゲン酸、アントシアニン類(アントシアニン、アントシアニジン、アントシアニジン配糖体)、カテコール類(カテコール、メチルカテコール、エチルカテコール、メトキシカテコール)及びこれらの誘導体、重合体、立体異性体から選ばれる少なくとも1種又は2種以上の混合物が挙げられる。本発明の鉄強化用組成物による飲食品の黒色変化低減効果がより顕著であるという観点からは、本発明のポリフェノール類を含有する飲食品としては、カテキン類、フラボノイド類及びアントシアニン類からなる群より選択される1種または2種以上を含有する飲食品が好ましく、アントシアニン類を含有する飲食品がより好ましい。
アントシアニン類とは、アントシアニジンに糖が結合した配糖体であり、野菜、果実や種子などの植物体に含まれている。アントシアニン類を含有する飲食品としては、例えば、ブドウ、ラズベリー、クランベリー、タマリンド、小豆、黒豆、紫とうもろこし、チョークベリー、クランベリー、ブラックチョークベリー、ブルーベリー、ホワートルベリー、エルダーベリー、イチゴ、紫キャベツ、サツマイモ等が挙げられ、また、これらを原材料として得られた加工品、抽出エキス、抽出エキス粉末等も含まれる。
本願発明における鉄強化飲食品は、ポリフェノール類が多く含有されていても、鉄とポリフェノール類との反応によりおこる該飲食品の黒色変化を低減することができる。従って、本願発明におけるポリフェノール類を含有する飲食品中のポリフェノール類の含有量は特に限定されるものではないが、特に、ポリフェノール類が高含有されている飲食品において本発明の効果が顕著である。ここで高含有とは、該飲食品中に、ポリフェノール類が好ましくは0.005重量%以上、より好ましくは0.01重量%以上、さらに好ましくは0.02重量%以上含有されている状態をいう。
また、本願発明における、ポリフェノール類を含有する飲食品の形態としては、特に限定されるものではなく、例えば、飲料類、乳製品、調味料、畜肉加工食品、水産加工食品、タブレット形状食品、経口又は経腸栄養食等が挙げられる。
本発明の鉄強化飲食品は、例えば、上記のようなポリフェノール類を含有する飲食品に本発明の鉄強化用組成物を配合することによって製造することができる。ここで上記のようなポリフェノール類を含有する飲食品としては、例えば市販されているものを用いることができる。配合方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポリフェノールを含有する飲食品に、鉄強化用組成物をそのまま添加する方法や、スプレードライヤー等を用いて、鉄強化用組成物を粉末状にして添加する方法などが挙げられる。
ポリフェノール類を含有する飲食品への本発明の鉄強化用組成物の配合量については特に制限はなく、該組成物を配合する飲食品の種類及び形態、ならびに該飲食品を摂取するヒトの性別及び年齢等に応じて適宜決定すればよい。
さらに、本発明の鉄強化飲食品には、鉄強化用組成物による飲食品の黒色変化低減効果をより顕著にする観点から、キレート剤が含有されていることが好ましい。
本願発明におけるキレート剤としては、キレート能を有していれば特に限定されるものではないが、例えばクエン酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、グルコン酸塩等の有機酸塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、ポリリン酸塩等の縮合リン酸塩、EDTA塩等が挙げられ、これらは一種で、又は2種以上を組み合わせて用いられる。また、鉄とポリフェノール類の反応をより抑制するという観点からは、メタリン酸塩、ピロリン酸塩及びクエン酸塩からなる群より選択される1種または2種以上が好ましい。なお、塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
本発明の鉄強化飲食品にキレート剤を含有させる方法としては、特に限定はされないが、例えば、上記キレート剤を、鉄強化用組成物と同時に、ポリフェノール類を含有する飲食品中に添加する方法が挙げられる。また、鉄強化用組成物を、ポリフェノール類を含有する飲食品中に配合する前または後に、上記キレート剤を該飲食品中に添加してもよい。
本願発明の鉄強化飲食品中のキレート剤の含有量としては、特に限定はないが、鉄強化飲食品の黒色変化をより低減させるという観点から、該鉄強化飲食品中の鉄塩100重量部に対してキレート剤が50重量部以上であることが好ましく、200重量部以上であることがより好ましく、500重量部以上であることがさらに好ましい。また含有量の上限としては、10000重量部以下であることが好ましく、5000重量部以下であることがより好ましい。かかる範囲内であれば、本発明の鉄強化飲食品においてキレート剤が含有されていても該飲食品本来の風味が損なわれることが少ないために、好ましい。
実施例1
ピロリン酸第二鉄90g、リゾレシチン(サンソフトA−1:太陽化学(株)製リゾレシチン含量33%、HLB18.0)13.5gをイオン交換水796.5gに混合し、ホモミキサーにて充分に攪拌、分散し、10%ピロリン酸第二鉄組成物懸濁液(生成物I)900gを得た。
実施例2
ピロリン酸第二鉄90g、ポリグリセリン脂肪酸エステル(サンソフトA−14E:太陽化学(株)製、HLB13.0)27g、リゾレシチン(サンソフトA−1:太陽化学(株)製リゾレシチン含量33%、HLB18.0)13.5gをイオン交換水769.5gに混合し、ホモミキサーにて充分に攪拌、分散し、10%ピロリン酸第二鉄組成物懸濁液(生成物II)900gを得た。
実施例3
ピロリン酸第二鉄90g、ショ糖脂肪酸エステル(サンソフトSE−16:太陽化学(株)製、HLB16.0)54g、リゾレシチン(サンソフトA−1:太陽化学(株)製リゾレシチン含量33%、HLB18.0)13.5gをイオン交換水742.5gに混合し、ホモミキサーにて充分に攪拌、分散し、10%ピロリン酸第二鉄組成物懸濁液(生成物III)900gを得た。
比較例1
ピロリン酸第二鉄90gをイオン交換水810gに混合し、ホモミキサーにて充分に攪拌、分散し、10%ピロリン酸第二鉄組成物懸濁液(対照品IV)900gを得た。
比較例2
塩化第二鉄90gをイオン交換水810gに混合し、ホモミキサーにて充分に攪拌、溶解し、10%塩化第二鉄組成物懸濁液(対照品V)900gを得た。
比較例3
硫酸第一鉄90gをイオン交換水810gに混合し、ホモミキサーにて充分に攪拌、溶解し、10%硫酸第一鉄組成物懸濁液(対照品VI)900gを得た。
試験例1
実施例1〜3で得られた生成物I〜IIIを、イチゴ組成物(フレッシュストロベリーNS200:太陽化学(株)製、イチゴ73%含有、その他少量の砂糖、クエン酸を含有、アントシアニン類20mg/100g含有)100gに、それぞれ最終の鉄含量を10mg/100gになるように添加して、鉄強化飲食品I〜IIIを調製した。同様に比較例1〜3で得られた対照品IV〜VIを、イチゴ組成物(フレッシュストロベリーNS200)100gに、それぞれ最終の鉄含量を10mg/100gになるように添加して鉄強化飲食品IV〜VIを調製した。
鉄強化飲食品I〜VIを80℃で10分間加熱殺菌したのち、常温(25℃)で静置しておいた際の色を目視により観察した。飲食品の黒色変化度を、全く変化しないを1、完全に黒色に変化するを10として、10段階評価を行った。
10名のパネラーによる黒色変化度の評価の平均値の結果を表1に示す。
Figure 0004738410
表1に示すように、ポリフェノール類を含有する飲食品に、水不溶性鉄塩と乳化剤を混合してなる鉄強化用組成物を添加することにより、黒色変化を低減することができることが確認された。これに対して、予め乳化剤と混合させていない鉄剤を添加すると黒色に大きく変化する結果となった。
試験例2
次に、上記の鉄組成物I〜VIをポリフェノール類含有飲食品と混合する際に、キレート剤をさらに添加してその効果を試験した。
実施例1〜3で得られた生成物I〜IIIを、イチゴ組成物(フレッシュストロベリーNS200)100gにそれぞれ最終の鉄含量を10mg/100gになるように添加して、さらにメタリン酸ナトリウム300mgを添加してよく混合し、鉄強化飲食品VII〜IXを調製した。同様に比較例1〜3で得られた対照品IV〜VIを、イチゴ組成物(フレッシュストロベリーNS200)100gにそれぞれ最終の鉄含量を10mg/100gになるように添加して、さらにメタリン酸ナトリウム300mgを添加してよく混合し、鉄強化飲食品X〜XIIを調製した。
鉄強化飲食品VII〜XIIを80℃で10分間加熱殺菌したのち、常温(25℃)で静置しておいた際の色を目視により観察した。飲食品の黒色変化度を、全く変化しないを1、完全に黒色に変化するを10として、10段階評価を行った。
10名のパネラーによる黒色変化度の評価の平均値の結果を表2に示す。
Figure 0004738410
試験例3
試験例2の試験におけるキレート剤をクエン酸ナトリウムに変えて同様の試験を行い、評価した。黒色変化度の結果を表3に示す。
Figure 0004738410
表2及び3に示すように、ポリフェノール類を含有する飲食品に、水不溶性鉄塩と乳化剤を混合してなる本発明の鉄強化用組成物を添加し、さらにキレート剤を添加、混合することで、さらに該飲食品の黒色への変化を低減させる効果があることが確認された。これに対して、本発明の鉄強化用組成物を用いず、水不溶性鉄塩のみを添加し、さらにキレート剤を300mg/100gの量で添加、混合した場合においては、該飲食品の黒色変化の低減は見られなかった。
試験例4
次に、比較例1〜3で得られた対照品IV〜VIに対して、キレート剤(メタリン酸ナトリウム)の量を10倍量となる3000mgに増加する以外は試験例2と同様にして、鉄強化飲食品XIX〜XXIを調製した。鉄強化飲食品XIX〜XXIに対して試験例2と同様の試験を行い評価した。黒色変化度の結果を表4に示す。
Figure 0004738410
試験例5
試験例2で得られた鉄強化飲食品VII〜IX及び試験例4で得られた鉄強化飲食品XIX〜XXIについてそれぞれ調製直後のものの官能試験を行なった。10人のパネラーにより、鉄強化飲食品の風味評価を、風味が良いを1、風味が悪いを10として、10段階評価を行った。
Figure 0004738410
表4に示すように、本発明の鉄強化用組成物を用いずに大量のキレート剤を添加することによっても、添加した鉄による該飲食品の黒色への変化を低減させることができることが確認されたが、この場合、表5に示すように該飲食品の風味が大きく低減することが観察された。それに対して、水不溶性鉄塩と乳化剤を混合してなる本発明の鉄強化用組成物を添加した場合には、食品の味に変化を及ぼさない程度の微量なキレート剤の添加で、該飲食品の黒色への変化を低減させる効果を強めることができることが確認された。
実施例4
実施例2で得られた10%ピロリン酸第二鉄組成物懸濁液(生成物II)を、スプレードライヤーで粉末化を行い、70%ピロリン酸第二鉄強化用組成物粉末(生成物VII)を得た。
実施例5
ぶどう果汁飲料1Lに実施例1で得られた生成物I(鉄として約3.0重量%含有)1.0gを添加し、加熱殺菌して、鉄強化ぶどう果汁飲料を得た(鉄量3.0mg/100ml、ポリフェノール類5mg/100ml含有)。
実施例6
いちご果実入りドリンクヨーグルト1kgに、実施例1で得られた生成物I(鉄として約3.0重量%含有)1.0gを添加し、加熱殺菌して、鉄強化いちご果実入りドリンクヨーグルトを得た(鉄量3.0mg/100g、ポリフェノール類5mg/100g含有)。
実施例7
いちごジャム1kgに、実施例1で得られた生成物I(鉄として約3.0重量%含有)1.0gを添加し、さらにメタリン酸ナトリウム600mgを添加、混合して、加熱殺菌して、鉄強化イチゴジャムを得た(鉄量3.0mg/100g、ポリフェノール類10mg/100g含有)。
実施例8
ココア飲料1Lに、実施例1で得られた生成物I(鉄として約3.0重量%含有)1.0gを添加し、さらにクエン酸ナトリウム600mgを添加、混合して、加熱殺菌して、鉄強化ココア飲料を得た(鉄量3.0mg/100ml、ポリフェノール類40mg/100ml含有)。
実施例9
乳糖10gに、緑茶抽出ポリフェノール0.5g、さらに実施例4で得られた生成物VII(鉄として約21.0重量%含有)0.1gを添加して、打錠を行い、鉄強化タブレットを得た(鉄量2.1mg/1g、ポリフェノール類50mg/1g含有)。
実施例5〜9で得られたそれぞれの鉄強化飲食品について、調製後30日経過後においてもポリフェノール類と鉄との反応による黒色変化は観察されなかった。
これまでポリフェノール類を含有する飲食品に鉄塩を配合すると、鉄とポリフェノール類の反応により、該飲食品が黒色変化するという問題があった。しかし、鉄強化用組成物として、本願発明で得られた乳化剤被膜した水不溶性鉄塩を配合することにより、ポリフェノール類が存在していても該飲食品の黒色変化は低減される。さらに、該飲食品にキレート剤を配合することによりその効果はさらに増大する。よって、本発明の鉄強化用組成物はポリフェノール類を含有する飲食品に配合しても、該飲食品の明らかな黒色変化を伴わず、また、該飲食品の風味も損なわないことから、該飲食品用の鉄強化用組成物として非常に有用であり、その産業上の利用価値は大である。

Claims (3)

  1. 水不溶性鉄塩と乳化剤を含有してなる鉄強化用組成物と、アントシアニン類と、クエン酸塩、リンゴ酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、グルコン酸塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、及びポリリン酸塩からなる群より選ばれる1種又は2種以上のキレート剤とを含有する鉄強化飲食品
  2. 水不溶性鉄塩が乳化剤により被覆されていることを特徴とする、請求項1記載の鉄強化飲食品
  3. 乳化剤が、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン、およびリゾレシチンからなる群より選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1または2記載の鉄強化飲食品
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