JP4737544B2 - 基板用コネクタ - Google Patents

基板用コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4737544B2
JP4737544B2 JP2006203329A JP2006203329A JP4737544B2 JP 4737544 B2 JP4737544 B2 JP 4737544B2 JP 2006203329 A JP2006203329 A JP 2006203329A JP 2006203329 A JP2006203329 A JP 2006203329A JP 4737544 B2 JP4737544 B2 JP 4737544B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
fixed component
housing
restricting portion
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006203329A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008034123A (ja
Inventor
寛 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2006203329A priority Critical patent/JP4737544B2/ja
Publication of JP2008034123A publication Critical patent/JP2008034123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4737544B2 publication Critical patent/JP4737544B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、基板用コネクタに関する。
従来、回路基板に対する基板用コネクタの取付構造としては、基板用コネクタをなすコネクタハウジング(以下、単にハウジングという)の側面から一体の基板固定部を突出させ、この基板固定部にねじを締め付ける構造のものが知られている。
上記取付構造では、基板固定部が大きくなり勝ちであったり、ねじの締め付け作業が必要で作業性が芳しくないなどの問題があった。そこで、近年、ハウジングの側部に金属製の固定金具を装着し、その固定金具を回路基板に対して半田付けするようにしたものが開発されており、その一例として下記特許文献1に記載されたものがある。
このものは、ハウジングの側部に形成された金具装着溝に固定金具が差し込まれるとともに、固定金具のうち回路基板側の端部から側方へ突出した半田付け部を半田付けすることで、ハウジングが固定金具を介して回路基板に固定されるようになっている。このようにすれば、基板用コネクタの実装面積を小さくできるとともに、従来のようなねじ締め作業が不要となって作業性の改善を図ることができる。
この固定金具は、金具装着溝内に差し込まれる際に治具によって押し込まれるのであるが、このとき治具が半田付け部に干渉して半田付け部が変形などするのを防ぐため、固定金具のうち半田付け部とは反対側の端部が治具により押し込まれる部分となっているとともに、その装着方向は回路基板とは反対側からとなっている。この固定金具における側縁には、圧入片が突設され、この圧入片が金具装着溝の溝縁に対して食い込むことで、ハウジングに対して固定金具が圧入保持されるようになっている。
特開2005−166491公報
ところで、ハウジングに対する固定金具の取付位置に関しては、半田付け部がハウジングの底面よりも回路基板側に突出するような位置に設定するのが望ましい。このような設定とすれば、半田付け部を回路基板に対して確実に当接させて半田付けすることができるからである。
しかし、ハウジングと固定金具との保持構造は、金具装着溝の溝縁に圧入片を食い込ませる構造であるため、回路基板に取り付けられた状態でハウジングを回路基板側へ押し込むような力が作用したとき、金具装着溝の溝縁から圧入片が抜けてしまい、ハウジングが固定金具に対して上記押し込み方向へ相対変位するおそれがある。
そうなると、固定金具に対してハウジングが上下に動きうる状態となるため、振動が加わったときハウジングが固定金具に対して上下にがたついてしまい、端子金具や固定金具の半田付け部分の半田にクラックが入ったり剥離が生じるなどの問題が生じる可能性があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路基板に対する接続部分に悪影響が及ぶのを防ぐことを目的とする。
本発明は、回路基板に対して取り付けられるものであって、前記回路基板に対して電気的に接続される端子金具を備えるコネクタハウジングと、前記回路基板に対して半田付けにより固定される半田付け部を備えるとともに、前記コネクタハウジングに設けられた装着部に対して前記回路基板側とは反対側から押し込まれて装着され、所定深さに達したところで、前記装着部に設けられた受け部に突き当てられることでそれ以上の押し込みが規制される固定部品と、この固定部品に設けられ、前記回路基板側とは反対側を向いた係止面と、前記装着部における前記固定部品との対向面から固定部品側へ突出して設けられるとともに、前記受け部により前記固定部品の押し込みが規制された状態で、前記係止面に対して係止される規制部とを備え、前記規制部は、前記対向面からの突出端が前記固定部品の押し込み方向に沿って延びる線状をなしており、かつ、幅方向に沿って切断したときの断面形状が、楕円状とされている。
このようにすると、コネクタハウジングの装着部に対して回路基板側とは反対側から固定部品を押し込んで所定深さに達すると、受け部に突き当てられることで、それ以上の押し込みが規制される。固定部品の半田付け部を回路基板に半田付けすることで、固定部品を介してコネクタハウジングが回路基板に固定される。ここで、コネクタハウジングを回路基板側へ接近させるような押し込み力が作用した場合でも、固定部品のうち回路基板側とは反対側を向いた係止面に対して規制部が係止されているので、コネクタハウジングが固定部品に対して回路基板側へ相対変位するのを規制することができる。これにより、振動が作用したときでもコネクタハウジングが回路基板に接離する方向にがたつくような事態が防がれる。
また、規制部は、対向面からの突出端が固定部品の押し込み方向に沿って延びる線状をなしている構成としたことで、仮に対向面からの突出端を面状にした場合と比較すると、固定部品の装着時に規制部が摺接される部分の面積が小さくなるので、摺接に伴って発生する抵抗が小さくなり、もって固定部品の装着作業性を良好なものとすることができる。
また、規制部は、幅方向に沿って切断したときの断面形状が、楕円状とされている構成としたことで、対向面からの規制部の突出代を抑制しつつ、係止面に対する係止面積を大きく確保することができるので、固定部品の装着作業性を良好に保ちつつ、コネクタハウジングに対する保持力を向上させることができる。
本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
(1)前記固定部品における前記規制部との対向面には、前記規制部が進入可能とされる孔部が設けられており、この孔部の孔縁のうち前記回路基板側とは反対側を向いた部分が前記係止面とされている構成とする。このようにすれば、規制部及び孔部は、固定部品のうち回路基板側とは反対側の端面よりも回路基板寄りの位置に配置される。ここで、固定部品を装着部に装着する際には、固定部品が規制部に干渉することで、抵抗が発生するのであるが、上記配置によれば、装着作業の初期段階から上記抵抗が生じることがないので、固定部品の装着作業性が良好なものとなる。
(2)前記孔部の孔縁のうち、前記係止面をなす部分と隣り合う両側縁部が前記規制部に当接される構成とする。これにより、コネクタハウジングのがたつきをさらに有効に規制することができる。
(3)前記固定部品のうち前記回路基板側とは反対側の外端面が前記係止面とされている構成とする。これにより、係止面を設けるにあたって固定部品を特別な形状に加工する必要がないから、低コストで対応することができる。
(4)前記規制部は、前記回路基板側に行くに連れて前記対向面からの突出代が漸増する形態とされている構成とする。これにより、装着にあたって固定部品が規制部の外面に乗り上げる際に生じる抵抗が徐々に増加するので、固定部品の装着作業性が良好なものとなる。
(5)前記規制部は、前記回路基板側とは反対側に行くに連れて幅寸法が漸減する形態とされている構成とする。これにより、装着にあたって固定部品が規制部の外面に乗り上げる初期段階で発生する抵抗が低減されるので、固定部品の装着作業性が良好なものとなる。
(6)前記規制部は、前記固定部品の押し込み方向に沿った線を対称軸とした対称形状とされている構成とする。これにより、仮に規制部を非対称形状とした場合と比較すると、固定部品を装着部に装着する際に生じる抵抗が幅方向についてほぼ均等に作用するので、装着作業がし易くなる。
本発明によれば、回路基板に対する接続部分に悪影響が及ぶのを防ぐことができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。この実施形態1では、回路基板Kに対して基板用コネクタCを、いわゆるリフロー半田付けによって取り付けるようにしたものを例示する。なお以下では、上下方向については図3や図5を基準とし、図3の右側(相手コネクタとの嵌合面側)を前側、左側を後側として説明するものとする。
回路基板Kは、耐熱性に優れた合成樹脂製とされ、その表面には、所定パターンの導電路(図示せず)が配索形成されている。この回路基板Kにおける所定位置には、続いて説明する基板用コネクタCが取り付けられるようになっている。
基板用コネクタCは、大まかには、図1ないし図3に示すように、回路基板Kに対して電気的に接続可能とされる複数の端子金具30と、各端子金具30が装着されるコネクタハウジング10(以下、単にハウジング10という)と、ハウジング10に装着される一対の固定部品40とから構成される。この基板用コネクタCには、例えば電線の端末に設けられた相手コネクタ(図示せず)が前方から嵌合接続可能とされ、その嵌合・離脱方向は前後方向(回路基板Kの板面)に沿った向きに設定されている。
ハウジング10は、絶縁性を有するとともに耐熱性に優れた合成樹脂材料(例えばLCP(液晶ポリマー)やPPS(ポリフェニレンサルファイド))からなり、全体として横長な形状とされる。このハウジング10は、端子金具30を保持可能な端子保持部11と、端子保持部11の周縁から前方へ突出するフード部12と、端子保持部11の側縁から後方へ突出する端子保護部13とから構成される。
端子保持部11は、横長で回路基板Kに対してほぼ垂直に立てられる壁状をなしている。端子保持部11には、後方から端子金具30を挿入可能な端子挿入孔14が複数設けられている。各端子挿入孔14は、幅方向に沿って並列した状態で上下2段に配されており、詳しくは上段側が3個ずつ図1に示す左右に分けて配置されるのに対し、下段側については9個がほぼ等ピッチで並べられている。
フード部12は、前方へ開口する略筒状(詳しくは略角筒状)に形成されており、その内部には前方から相手コネクタをなす相手ハウジングが嵌合可能とされている。フード部12の上部における幅方向略中央位置には、相手ハウジングに設けられたロック部位に係止されることで、両ハウジングを嵌合状態に保持可能なハウジングロック部15が設けられている。そして、フード部12の両側部には、それぞれ固定部品40を上方(回路基板K側とは反対側)から装着可能な装着部16が一対設けられている。なお装着部16の構造については、固定部品40と共に後に詳しく説明するものとする。
端子金具30は、導電性を有する金属製とされ、端子保持部11から後方へ突出した部分を所定位置から下方へ向けて屈曲させるとともに、その下端部を再度後方へ向けて屈曲させた形状(クランク状)となっている。端子金具30のうち、端子保持部11の前面(相手ハウジングとの嵌合面)から前方へ突出するとともにフード部12により取り囲まれる部分が、相手ハウジングに備えられた相手端子と導通接続可能なコネクタ側接続部31となっている。
一方、端子金具30のうち、回路基板Kの板面に沿って延びる形態の後端部が、回路基板K上の導電路に対して半田により導通接続状態に固着される基板側接続部32とされている。各端子金具30をハウジング10に装着した状態では、上段の端子金具30と下段の端子金具30は、幅方向について互いにずれた配置とされるとともに、上下各段の端子金具30における基板側接続部32が前後方向についてほぼ同じ位置に配される。また、各端子金具30のうち端子保持部11から後方へ突出した部分(基板側接続部32を含む)については、ハウジング10の端子保護部13によって側方から覆われてその保護が図られている。
続いて、固定部品40及び装着部16について詳細に説明する。固定部品40は、ハウジング10とは別体の金属板からなり、金属母材を所定形状に打ち抜くとともに曲げ加工などを施すことで成形されている。固定部品40は、上下方向及び前後方向(回路基板Kの板面と直交する方向)に沿う略平板状をなす本体部41と、本体部41の下端から幅方向(回路基板Kの板面と平行な方向)に沿って側方へ突出する半田付け部42とから構成され、全体として正面から見て略L字型をなしている。固定部品40の高さは、ハウジング10の高さよりも低くなる設定とされる。
一方、装着部16は、フード部12の側部を上下方向に沿って貫通する形態とされ、本体部41がその板面方向に沿って挿入可能な本体部収容部17と、半田付け部42がその板面方向と直交する方向に沿って挿通可能な半田付け部挿通部18とから構成される。本体部収容部17は、本体部41の板厚とほぼ同じ厚みの溝状に形成されている。半田付け部挿通部18は、フード部12の側部のうち本体部収容部17よりも外側部分を側方へ開口させる形態とされる。なお、フード部12の側部のうち本体部収容部17の内側(装着される固定部品40と相手ハウジングの嵌合空間との間)の壁部19は、装着部16によって本体部41と並行して延びる薄肉状に形成されている。
固定部品40における本体部41は、図4に示すように、上部43(幅広板部)、中部44(中間幅板部)、下部45(幅狭板部)の順で上側から幅が狭くなるよう3段階の幅寸法(前後方向についての長さ寸法)を有する段付き状に形成され、半田付け部42は、連結される下部45とほぼ同じ幅寸法に形成されている。これに対し、装着部16における本体部収容部17は、本体部41の上部43とほぼ同じかそれよりも大きい幅寸法の幅広部20と、本体部41の中部44とほぼ同じかそれよりも大きい幅寸法の幅狭部21とを上下に繋げた構成とされている。また、装着部16における半田付け部挿通部18は、本体部41の下部45及び半田付け部42とほぼ同じ寸法かそれよりも大きく且つ幅狭部21よりは小さい幅寸法に形成されている。従って、壁部19の外側には、半田付け部挿通部18の縁部をなす前後一対の外壁部22が所定の間隔(本体部41の厚み寸法程度の間隔)を空けて対向して配され、壁部19と外壁部22との間に本体部41が挟持されるようになっている。
半田付け部42は、図5に示すように、その側方への突出代について外端がハウジング10の外側面(外壁部22の外面)とほぼ同じ位置になる設定とされる。半田付け部42における幅方向略中央には、図4に示すように、半田付け部42や本体部41の一部(下部45の全域を含む)を前後に分断するスリット46が形成されており、このスリット46は、本体部41の中部44の途中にまで達する深さとされる。スリット46により半田付け部42が前後に分割されることで、仮にハウジング10に熱膨張が生じ、半田付け部42の前部または後部のいずれか一方が半田とのつきまわりが悪化したとしても、他方側にその影響が及ぶのが防がれるようになっている。またスリット46の上端部は、円弧状に形成されている。
半田付け部42のうちスリット46を挟んだ前部及び後部のうち、それぞれの中央外端部には、図2及び図3に示すように、上下方向及び外側方へ開口する凹部47が形成されている。さらには、半田付け部42の前部及び後部のうち、上記凹部47を挟んだ前後位置には、上下方向に開口する貫通孔48が一対ずつ形成されている。これら凹部47及び貫通孔48には、半田付け時に半田が流入されるようになっており、これにより固定部品40を回路基板Kに対して強固な保持力でもって固定することができる。
上記のような構成の固定部品40が装着部16に対して上方から押し込まれて所定深さ(正規深さ)に達すると、図4に示すように、本体部41の上部43における下端側の段部43a(突き当て部)が本体部収容部17の幅広部20の下端側の段部20a(受け部)に対して突き当たることで、装着された固定部品40のそれ以上の押し込みが規制されるようになっている。言い換えると、両段部20a,43aが突き当たり合うことで、ハウジング10が固定部品40に対して相対的に上方(回路基板K側とは反対側)へ相対変位するのが規制される。この装着状態では、固定部品40の半田付け部42がハウジング10の下面10a(回路基板Kとの対向面)から下方(回路基板K側)へ僅かに突出する設定とされる。また、装着状態では固定部品40は、その上端面がハウジング10の上端面よりも低くなる深さまで押し込まれており、言い換えると装着部16の上部には、固定部品40が配されない余剰空間が確保されている。なお、ハウジング10に装着される各端子金具30の基板側接続部32についても同様にハウジング10の下面10aから下方へ僅かに突出する設定とされる。
また、上記装着状態では、本体部41の下部45と本体部収容部17の幅狭部21との間には、前後に所定の隙間S1が空けられ、これが側方外部へ開口している。また、本体部41の下部45のうち、中部44との境界部分付近(上端部)には、図5に示すように、外側へ張り出す形態の屈曲部49が形成され、下部45のうちこの屈曲部49よりも下側部分と、壁部19のうち装着される本体部41との対向面19a(外面)との間には、所定の隙間S2が空けられる。上記両隙間S1,S2は、互いに連通されており、ここが溶融された半田が流入するのを許容する半田流入空間となっている。なお、半田付け部挿通部18の縁部である外壁部22の下端部には、図3に示すように、半田流入空間に連通するテーパ状の切り欠き16aが形成され、側方から半田が流入し易くなっている。また、この切り欠き16aは、装着部16における周縁下端部(周縁のうち回路基板Kと対向する部分)のほぼ全周にわたって形成されている。
さて、固定部品40の本体部41には、図4に示すように、孔部50が本体部41の厚み方向に貫通して形成されているのに対し、装着部16のうち固定部品40の本体部41と対向する壁部19の対向面19aには、上記孔部50に対して進入可能な規制部23が外方(固定部品40側)へ突出して設けられている。そして、この規制部23が孔部50の孔縁に設けられた係止面51に係止することで、ハウジング10が固定部品40に対して相対的に下方(回路基板K側)へ相対変位するのが規制可能とされる。
詳しくは、孔部50は、本体部41(固定部品40の規制部23との対向面)を内方及び外方へ開口させる窓状に形成され、その孔縁が固定部品40の外周縁とは非連続で(独立し)環状をなしている。孔部50は、側方から見て上下に細長い四角形状に形成され、その幅寸法及び高さ寸法がそれぞれ一定とされる。孔部50は、本体部41の中部44のうち幅方向についてスリット46とほぼ整合する位置(幅方向略中央位置)で且つ高さ方向略中央位置に配されている。孔部50の幅寸法は、スリット46の幅寸法とほぼ同じに設定されている。そして、この孔部50の孔縁のうち、回路基板Kとは反対側の上方を向いた下縁部が、次述する規制部23が係止可能とされる係止面51となっている。係止面51は、水平方向(回路基板Kの板面方向)に沿ってほぼ真っ直ぐな面とされている。
規制部23は、その幅寸法が上方(回路基板Kとは反対側)へ行くに連れて次第に減少(漸減)する形態とされている。規制部23は、側方から見て釣り鐘型(弾丸型)をなしており、その幅方向の両側端部は、上側ほど曲率が次第に大きくなり、下側ほど曲率が次第に小さくなるような曲線形状となっている。言い換えると、規制部23は、幅寸法の変化率が上側ほど大きく、下側ほど小さくなっている。規制部23は、その上端部23aを通る上下方向(固定部品40の押し込み方向)に沿った線を対称軸とした対称形状とされている。
規制部23は、下端部(被係止面24を有する部分)の幅寸法が最大となっており、その大きさは、孔部50の幅寸法とほぼ同じ程度で且つスリット46の幅寸法ともほぼ同じ程度とされる。従って、固定部品40を装着する過程では、規制部23がスリット46を挿通可能とされ、装着状態では、規制部23の下端部の両側端部23bが、孔部50のうち係止面51と隣り合う両側縁部50aに対して当接可能とされる。
規制部23のうち回路基板K側を向いた端面である下端面が、既述した係止面51が係止される被係止面24となっている。被係止面24は、係止面51に沿ってほぼ真っ直ぐな面とされる。規制部23の上端部23a(回路基板K側とは反対側の端部)は、規制部23のうちで幅寸法が最も小さくなっていて上方に向けて尖った形状となっており、この上端部23aには固定部品40を装着する際の初期段階で固定部品40が点接触可能とされる。
規制部23における壁部19の対向面19aからの突出代(突出寸法)については、図5に示すように、上端部23aから下方(回路基板K側)に行くに連れて次第に増加(漸増)する設定とされている。規制部23は、上下方向に沿った断面形状が、半割した釣り鐘型(半割した弾丸型)をなしている。規制部23の外側面は、上側ほど曲率が次第に大きくなり、下側ほど曲率が次第に小さくなるような曲線形状となっている。言い換えると、規制部23は、対向面19aからの突出代の変化率が上側ほど大きく、下側ほど小さくなっている。従って、規制部23のうち上端部23aの突出代が最も小さく、下端部(被係止面24を有する部分)の突出代が最も大きくなっている。規制部23のうち下端部の突出代は、本体部41の板厚寸法(本体部収容部17の溝幅)よりも少し小さい程度とされている。
規制部23における幅方向に沿った断面形状は、図6に示すように、短軸方向を規制部23の突出方向とし、長軸方向を幅方向とした楕円を半割した形状とされている。つまり、規制部23における対向面19aからの突出代は、両端部から幅方向中央側に接近するに連れて漸増し、その幅方向中央部が突出端23cとなっている。そして、この規制部23の突出端23cは、上下方向(固定部品40の押し込み方向)に沿って真っ直ぐに延びる線状をなすとともに、対称軸と一致している。固定部品40を装着する際には、この線状をなす突出端23c(上端部23aを含む)が固定部品40に対して摺接されるようになっている。
このように規制部23は、幅方向に沿った断面形状が楕円形状とされるとともに、上方に行くに連れて次第にその長軸寸法及び短軸寸法が共に減少するような形態とされていると言える。また、規制部23の最大高さ寸法及び最大幅寸法は、孔部50の高さ寸法及び幅寸法とそれぞれほぼ同じかそれによりも小さくなるよう設定されている。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。まず、基板用コネクタCの組み付け手順について説明する。ハウジング10の各端子挿入孔14に対して後方から各端子金具30を挿入する。その一方、ハウジング10の両装着部16に対してそれぞれ固定部品40を装着する作業を行う。
図7及び図8に示すように、半田付け部42を下側に向けた姿勢とした固定部品40のうち、本体部41の上端面を工具や治具(図示せず)によって下方へ押し込むと、本体部41が装着部16の本体部収容部17内に挿入されるとともに、半田付け部42が半田付け部挿通部18に挿通される。固定部品40が所定の深さまで押し込まれると、スリット46内に規制部23が進入する。
さらに押し込みが進行すると、規制部23がスリット46の上端縁部に乗り上げる。この初期段階では、規制部23のうち尖った形状の上端部23aがスリット46の上端縁部に対して点接触する。その状態から固定部品40を押し込むのに伴い、規制部23の外側面のうち幅方向中央の線状部分が、本体部41のうちスリット46と孔部50との間の部分に摺接される。このとき、本体部41と壁部19とのいずれか一方、または双方が一時的に弾性変形することで、乗り上げが許容されている。
そして、固定部品40が装着部16に対して正規深さまで押し込まれると、図4及び図5に示すように、本体部41のうち上部43の段部43aが本体部収容部17のうち幅広部20の段部20aに対して突き当たることで、それ以上の押し込みが規制されるとともに、本体部41または壁部19の弾性変形していた部分が復元して規制部23が孔部50内に進入される。このとき、規制部23の被係止面24の下側に孔部50の係止面51が対向して配されるとともに、両面が当接(係止)されることで、ハウジング10が固定部品40に対して下方へ相対変位するのが規制される。これにより、ハウジング10が固定部品40に対して上下方向について相対変位するのが規制される。また、このとき規制部23の下端部の両側端部23bが、図6に示すように、孔部50の両側縁部50aに当接されることで、ハウジング10が固定部品40に対して前後方向について相対変位するのが規制される。なお、規制部23は、本体部41よりも内側に引っ込んでいて、その外側に突出することがない。
上記のようにして組み付けた基板用コネクタCを回路基板Kに取り付ける手順について説明する。予め回路基板Kの上面(基板用コネクタCとの対向面)に所定のパターンの半田を印刷しておき、その回路基板Kにおける取付予定位置に基板用コネクタCを搭載する。ここで、基板用コネクタCにおいて固定部品40の半田付け部42や端子金具30の基板側接続部32がハウジング10の下面10aから僅かに下方に突出しているので、半田付け部42や基板側接続部32を回路基板Kに対して確実に当接される。これにより、次述する半田付けが確実に行われるようになっている。
続いて、基板用コネクタCを搭載した回路基板Kを図示しないリフロー炉内に搬入する。リフロー炉内のうち高温環境とされた加熱領域を通過する過程で、回路基板Kに印刷した半田が溶融し、リフロー炉内の低温環境とされた冷却領域を通過する過程で、溶融した半田が固化することで、半田付け部42や基板側接続部32が回路基板Kに対して固定(固着)される。これにより、基板用コネクタCが回路基板Kに対して取付状態に保持される。また、基板側接続部32は、半田により回路基板Kの導電路に対して電気的に接続される。その後、基板用コネクタCに対して相手コネクタを嵌合接続する作業を行う。
ところで、基板用コネクタCを回路基板Kに取り付けた状態では、図4に示すように、固定部品40の半田付け部42や端子金具30の基板側接続部32がハウジング10の下面10aから下方へ突出しているので、その分だけ回路基板Kとハウジング10との間には隙間S3があけられる。このため、取付状態でハウジング10に対して下方へ押し込むような力が作用したときには、ハウジング10が固定部品40や回路基板Kに対して沈み込み(下方へ相対変位し)、上下にがたつきが生じることが懸念される。
ところが、本実施形態では、固定部品40のうち上方を向いた係止面51が規制部23のうち下方を向いた被係止面24に係止しているので、上記のような押し込み力が作用した場合でも、ハウジング10が固定部品40や回路基板Kに対して下方へ相対変位する事態が防がれる。従って、取付状態で振動が作用したとき、ハウジング10が上下方向、つまり回路基板Kに対して接離する方向にがたつくような事態を防ぐことができる。これにより、半田付け部42や基板側接続部32に付着した半田にクラックが入ったり、剥離が生じるのを防止することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、固定部品40に設けられ、回路基板Kとは反対側を向いた係止面51に対し、装着部16における固定部品40との対向面19aから固定部品40側へ突出して設けられた規制部23が、段部20aにより固定部品40の押し込みが規制された状態で係止されるようになっているから、ハウジング10が固定部品40に対して、回路基板Kに接離する方向について相対変位するのが規制される。これにより、取付状態で振動が作用したときでも、ハウジング10が回路基板Kに接離する方向にがたつくような事態が防がれ、もって回路基板Kに対する接続部分に悪影響が及ぶのが防がれる。
また、固定部品40における規制部23との対向面19aに規制部23が進入可能な孔部50を設け、その孔部50の孔縁のうち回路基板K側とは反対側を向いた部分を係止面51としているので、規制部23及び孔部50は、固定部品40のうち回路基板K側とは反対側の上端面よりも回路基板K寄りの位置に配置されることになる。ここで、固定部品40を装着部16に装着する際には、固定部品40が規制部23に干渉することで、抵抗が発生するのであるが、上記配置によれば、装着作業の途中の段階で抵抗が生じ、初期段階では抵抗が生じることがないので、固定部品40の装着作業性が良好なものとなる。
また、孔部50の孔縁のうち、係止面51をなす部分と隣り合う両側縁部50aが規制部23に当接されるようになっているから、ハウジング10のがたつきをさらに有効に規制することができる。
また、規制部23は、回路基板K側に行くに連れて対向面19aからの突出代が漸増する形態とされているから、固定部品40の装着にあたって固定部品40が規制部23の外面に乗り上げる際に生じる抵抗が徐々に増加することになり、固定部品40の装着作業性が良好なものとなる。
また、規制部23は、回路基板K側とは反対側に行くに連れて幅寸法が漸減する形態とされているから、固定部品40の装着にあたって固定部品40が規制部23の外面に乗り上げる初期段階で発生する抵抗が低減されることになり、固定部品40の装着作業性が良好なものとなる。
また、規制部23は、固定部品40の押し込み方向に沿った線を対称軸とした対称形状とされているから、仮に規制部23を非対称形状とした場合と比較すると、固定部品40を装着部16に装着する際に生じる抵抗が幅方向についてほぼ均等に作用するので、装着作業がし易くなる。
また、規制部23は、対向面19aからの突出端23cが固定部品40の押し込み方向に沿って延びる線状をなす形態とされているから、仮に対向面19aからの突出端23cを面状にした場合と比較すると、固定部品40の装着時に規制部23が摺接される部分の面積が小さくなるので、摺接に伴って発生する抵抗が小さくなり、もって固定部品40の装着作業性を良好なものとすることができる。
また、規制部23は、幅方向に沿って切断したときの断面形状が楕円状とされているから、仮に幅方向についての断面形状を真円状とした場合と比較すると、対向面19aからの突出代を同一としたときの断面積は、楕円状とした方が大きくなり、このことは、係止面51に対する係止面積が増加することを意味する。従って、固定部品40を押し込む際に生じる抵抗については極力低く抑えつつ、固定部品40の保持力については高くすることができる。
<変形例>
上記した実施形態1の変形例を図9または図10によって説明する。この変形例では、固定部品40Aの形状を変更したものを示す。なおこの変形例では、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
固定部品40Aの本体部41Aには、図9及び図10に示すように、孔部50Aを三方から囲む略チャンネル型のスリット52が形成されることで、片持ち状の弾性片53が形成されている。弾性片53は、上端部(回路基板Kとは反対側の端部)が本体部41Aに連結された基端部53aとされるとともに、下端部(回路基板K側の端部)が自由端部53bとされ、基端部53aを支点として外側(規制部23から離間する方向)へ開くようにして弾性変形可能とされている。孔部50Aは、弾性片53において基端部53aとの距離より、自由端部53bとの距離の方が近い位置(自由端寄りの位置)に配置されている。
上記構成の固定部品40Aをハウジング10の装着部16に装着する過程では、弾性片53の自由端部53bが規制部23に乗り上げるとともに、弾性片53が基端部53aを支点として外側に開くよう弾性変形される。そして、固定部品40Aが正規深さまで押し込まれると、固定部品40Aの段部43aAが装着部16の段部20aに突き当たることで、それ以上の押し込みが規制されるとともに、弾性片53が復元して規制部23が孔部50A内に進入され孔部50Aの係止面51Aに対して規制部23の被係止面24が係止される。これにより、固定部品40Aがハウジング10に対して上下方向についてがたつくことなく保持される。
以上のように装着過程では、装着過程で固定部品40Aに形成した弾性片53が規制部23に乗り上げて弾性変形されるようになっているので、実施形態1と比較すると装着に伴って生じる抵抗を低減することができ、もって固定部品40Aの装着作業性を向上させることができる。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を図11または図12によって説明する。この実施形態2では、規制部25の配設位置を変更するとともに固定部品40の形状を変更したものを示す。なおこの実施形態2では、上記した実施形態1と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。
規制部25は、図11及び図12に示すように、壁部19Bにおける本体部41Bとの対向面19aBのうち、上端位置付近に設置されている。詳しくは、規制部25は、その被係止面26が装着部16Bに装着した固定部品40Bの上端面とほぼ同じ高さ位置となるような配置とされている。そして、固定部品40Bの外周端面のうち上端面(回路基板K側とは反対側を向いた外端面)が係止面54とされ、これに規制部25の被係止面26が係止可能とされている。規制部25は、互いに前後方向(固定部品40Bの係止面54に沿った方向)に離間した3箇所に分散して設置されることで、固定部品40Bに対する係止力を前後方向についてバランスよく作用させることができ、これによりハウジング10Bが固定部品40Bに対して傾くような事態が確実に防がれるようになっている。規制部25は、壁部19Bの対向面19aBのうち前後方向の略中央位置に1つ、前後方向の両端付近に2つ設置され、前後方向について対称となる配置とされる。
以上説明したように本実施形態によれば、固定部品40Bのうち回路基板K側とは反対側の外端面である上端面が係止面54とされているから、実施形態1のように固定部品40に孔部50を形成した場合に固定部品40を製造する際に孔部50の加工が必要なのと比較すると、固定部品40Bを特別な形状に加工する必要ないから、低コストで対応することができる。
<関連技術>
本発明の技術的範囲には直接含まれないものの、本発明の関連技術として以下の態様が挙げられる。
(1)えば、規制部60を、図13に示すように、半割した円錐状に形成したものが挙げられる。つまり、規制部60における幅寸法及び突出代の上下方向についての変化率が一定で、その外側面がテーパ状とされるとともに、幅方向に沿った断面形状が真円を半割した形状とされるものである。
(2)例えば、規制部61を、図14に示すように、三角錐状に形成したものが挙げられる。つまり、規制部61における幅寸法及び突出代の上下方向についての変化率が一定で、その外側面がテーパ状とされるとともに、幅方向に沿った断面形状が三角形状とされるものである。
(3)例えば、規制部62を、図15に示すように、四角錐状に形成したものが挙げられる。つまり、規制部62における幅寸法及び突出代の上下方向についての変化率が一定で、その外側面がテーパ状とされるとともに、幅方向に沿った断面形状が四角形状とされるものである。また規制部62における突出端62aが側方視三角形の面状とされている。
(4)例えば、規制部63を、図16に示すように、断面台形の角錐状に形成したものが挙げられる。つまり、規制部63における幅寸法及び突出代の上下方向についての変化率が一定で、その外側面がテーパ状とされるとともに、幅方向に沿った断面形状が突出端63a側ほど幅寸法が減少する台形状とされるものである。また規制部63における突出端63aが側方視三角形の面状とされている。
(5)例えば、規制部64を、図17に示すように、上下方向に沿った断面形状が三角形のブロック状に形成したものが挙げられる。つまり、規制部64における幅寸法が一定とされるとともに、突出代の上下方向についての変化率が一定とされて外側面がテーパ状とされ、幅方向に沿った断面形状が四角形状とされるものである。また規制部64における突出端64aが側方視四角形の面状とされ、上端部64bが幅方向に沿って真っ直ぐな線状をなす。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
)上記した各実施形態に記載した、幅方向の断面形状が楕円状の規制部について、幅寸法や突出代の上下方向についての変化率を一定としてもよい。また、規制部の数や配設位置についても適宜に変更可能である。
)上記した各実施形態では、規制部が壁部の対向面に設置された場合を示したが、要は固定部品の本体部と対向する面であればよいから、例えば外壁部における本体部との対向面に規制部を設けるようにしてもよい。
)上記した実施形態1に記載の規制部(孔部内に進入される規制部)と、実施形態2に記載の規制部(固定部品の外端面に対して係止される規制部)とが混在するようにしたものも本発明に含まれる。
)上記した各実施形態では、係止面が回路基板の板面に沿ってほぼ水平な場合を示したが、回路基板の板面に対して傾斜した形態としてもよい。
)上記した実施形態1では、孔部が窓状に形成された場合を示したが、例えば孔部が本体部を上方へ開放するスリット状に形成され、その孔縁が本体部の上端縁部に繋がる形態であってもよい。また、孔部が本体部を板厚方向に貫通する形態以外にも、孔部が本体部の内面を凹ませる形態で形成された場合も本発明に含まれる。
)上記した実施形態1の変形例では、固定部品側に弾性片を設けた場合を示したが、ハウジングのうち規制部を有する壁部に弾性片を設けるようにしてもよい。その場合、弾性片が弾性変形時に相手ハウジングが嵌合される嵌合空間内に退避する設定とすればよい。
)固定部品の形状などについては適宜に変更可能である。
)上記した各実施形態では、端子金具がハウジングとは別体で組み付けられる場合を示したが、端子金具がハウジングを樹脂成形する際にインサートされることで一体化されたものも本発明に含まれる。また、端子金具における基板側接続部が半田付けにより回路基板に固着されるもの以外にも、例えば回路基板に形成したスルーホールに対して圧入されることで、導電路との導通接続と機械的な保持とが図られる、いわゆるプレスフィットタイプの端子金具を用いる場合にも本発明は適用可能である。
)上記した各実施形態では、リフロー半田付けにより基板用コネクタが回路基板に取り付けられる場合を示したが、いわゆるフロー半田付けにより取り付けるようにしたものや、作業者が手作業で半田付けするようにしたものにも本発明は適用可能である。
本発明の実施形態1に係る基板用コネクタの正面図 基板用コネクタの底面図 基板用コネクタ及び回路基板の側面図 図2のX−X線断面図 図4のY−Y線断面図 図5のZ−Z線断面図 固定部品を装着する前の状態を示す図2のX−X線断面図 固定部品を装着する前の状態を示す図4のY−Y線断面図 本発明の実施形態1の変形例に係る基板用コネクタ及び回路基板の側断面図 基板用コネクタ及び回路基板の縦断面図 本発明の実施形態2に係る基板用コネクタ及び回路基板の側断面図 基板用コネクタ及び回路基板の縦断面図 他の実施形態(1)に係る規制部の拡大斜視図 他の実施形態(2)に係る規制部の拡大斜視図 他の実施形態(3)に係る規制部の拡大斜視図 他の実施形態(4)に係る規制部の拡大斜視図 他の実施形態(5)に係る規制部の拡大斜視図
符号の説明
10…ハウジング(コネクタハウジング)
16,16B…装着部
19a,19aB…対向面
20a…段部(受け部)
23,25,60,61,62,63,64…規制部
23c…突出端
30…端子金具
40,40A,40B…固定部品
42…半田付け部
50,50A…孔部
50a…側縁部
51,51A,54…係止面
C…基板用コネクタ
K…回路基板

Claims (7)

  1. 回路基板に対して取り付けられるものであって、
    前記回路基板に対して電気的に接続される端子金具を備えるコネクタハウジングと、
    前記回路基板に対して半田付けにより固定される半田付け部を備えるとともに、前記コネクタハウジングに設けられた装着部に対して前記回路基板側とは反対側から押し込まれて装着され、所定深さに達したところで、前記装着部に設けられた受け部に突き当てられることでそれ以上の押し込みが規制される固定部品と、
    この固定部品に設けられ、前記回路基板側とは反対側を向いた係止面と、
    前記装着部における前記固定部品との対向面から固定部品側へ突出して設けられるとともに、前記受け部により前記固定部品の押し込みが規制された状態で、前記係止面に対して係止される規制部とを備え
    前記規制部は、前記対向面からの突出端が前記固定部品の押し込み方向に沿って延びる線状をなしており、かつ、幅方向に沿って切断したときの断面形状が、楕円状とされている基板用コネクタ。
  2. 前記固定部品における前記規制部との対向面には、前記規制部が進入可能とされる孔部が設けられており、この孔部の孔縁のうち前記回路基板側とは反対側を向いた部分が前記係止面とされている請求項1記載の基板用コネクタ。
  3. 前記孔部の孔縁のうち、前記係止面をなす部分と隣り合う両側縁部が前記規制部に当接されるようになっている請求項2記載の基板用コネクタ。
  4. 前記固定部品のうち前記回路基板側とは反対側の外端面が前記係止面とされている請求項1記載の基板用コネクタ。
  5. 前記規制部は、前記回路基板側に行くに連れて前記対向面からの突出代が漸増する形態とされている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板用コネクタ。
  6. 前記規制部は、前記回路基板側とは反対側に行くに連れて幅寸法が漸減する形態とされている請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の基板用コネクタ。
  7. 前記規制部は、前記固定部品の押し込み方向に沿った線を対称軸とした対称形状とされている請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の基板用コネクタ。
JP2006203329A 2006-07-26 2006-07-26 基板用コネクタ Expired - Fee Related JP4737544B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006203329A JP4737544B2 (ja) 2006-07-26 2006-07-26 基板用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006203329A JP4737544B2 (ja) 2006-07-26 2006-07-26 基板用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008034123A JP2008034123A (ja) 2008-02-14
JP4737544B2 true JP4737544B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=39123338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006203329A Expired - Fee Related JP4737544B2 (ja) 2006-07-26 2006-07-26 基板用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4737544B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5560981B2 (ja) * 2010-07-14 2014-07-30 住友電装株式会社 基板用シールドコネクタ
JP5947679B2 (ja) 2012-08-31 2016-07-06 矢崎総業株式会社 基板用コネクタ
JP6528647B2 (ja) * 2015-10-30 2019-06-12 住友電装株式会社 基板用コネクタ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0469858U (ja) * 1990-10-29 1992-06-19
JPH0545969U (ja) * 1991-11-15 1993-06-18 本多通信工業株式会社 エツジコネクタ
JPH0569883U (ja) * 1992-02-27 1993-09-21 本多通信工業株式会社 配線基板用コネクタ
JPH0850970A (ja) * 1994-05-24 1996-02-20 Whitaker Corp:The 基板取付型電気コネクタ及び基板取付装置
JP2001527687A (ja) * 1996-07-17 2001-12-25 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 電気的相互接続装置
JP2008027612A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Tokai Rika Co Ltd コネクタ装着構造
JP2008027611A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Tokai Rika Co Ltd コネクタ構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2956146B2 (ja) * 1990-07-10 1999-10-04 ソニー株式会社 ディスクカートリッジ並びに記録及び/又は再生装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0469858U (ja) * 1990-10-29 1992-06-19
JPH0545969U (ja) * 1991-11-15 1993-06-18 本多通信工業株式会社 エツジコネクタ
JPH0569883U (ja) * 1992-02-27 1993-09-21 本多通信工業株式会社 配線基板用コネクタ
JPH0850970A (ja) * 1994-05-24 1996-02-20 Whitaker Corp:The 基板取付型電気コネクタ及び基板取付装置
JP2001527687A (ja) * 1996-07-17 2001-12-25 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 電気的相互接続装置
JP2008027612A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Tokai Rika Co Ltd コネクタ装着構造
JP2008027611A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Tokai Rika Co Ltd コネクタ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008034123A (ja) 2008-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9653853B2 (en) Electrical connection box including a circuit substrate
WO2019082607A1 (ja) コネクタ及び電子機器
JP4737544B2 (ja) 基板用コネクタ
CN108390173B (zh) 基板用连接器
CN110366876B (zh) 具有压配结构的控制单元
JP4103788B2 (ja) 基板用コネクタ
JP2005072385A (ja) バスバーのタブとプリント基板の半田接続構造
JP4537732B2 (ja) 基板用コネクタ
JP4560727B2 (ja) 基板用コネクタ
JP4591514B2 (ja) 保持部材、電子部品、及び電子装置
EP2524415B1 (en) Fixing structure of connector
JP2010034003A (ja) 固定具及び該固定具を用いた電気コネクタ
US6869293B2 (en) Electronic device having integrated connector
JP2006351388A (ja) 基板用コネクタ
JP2006331785A (ja) 基板用コネクタ
US9780494B2 (en) Electrical connector with metallic shells with sacrificial fixing portions
US10153576B2 (en) Electronic component and imaging device
WO2023243471A1 (ja) コネクタ及び電子機器
WO2022172861A1 (ja) コネクタ及び電子機器
WO2022168886A1 (ja) コネクタ及び電子機器
EP3709446A1 (en) Connector
JP2008262897A (ja) 端子および端子と基板との接続構造
JP2010182702A (ja) 保持部材、電子部品、及び電子装置
JP2022086101A (ja) 基板実装コネクタ
JP6499531B2 (ja) 電気コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090319

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091005

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees