JP4736673B2 - 検査信号生成装置及び半導体検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integraton)等の被検査対象に与える検査信号を生成する検査信号生成装置、及び当該検査信号生成装置で生成された信号を用いて被検査対象を検査する半導体検査装置に関する。
半導体検査装置は、IC,LSI等の被検査対象(以下、DUT(Device Under Test)という)に検査信号(テストパターン)を与え、DUTから出力される信号が予め定めらえた期待値と一致するか否かにより良否の判定を行う。半導体検査装置がDUTに与えるテストパターンには、いくつかのフォーマット(波形フォーマット)が存在するが、このフォーマットの代表的なものに、例えばRZ(Return to Zero)、NRZ(Non Return to Zero)等がある。半導体検査装置は、このようなフォーマットのテストパターンを生成する検査信号生成装置を備えている。
図6は、従来の検査信号生成装置の一部のブロックを示すブロック図である。図6に示す検査信号生成装置100は、8個分のDUTの第1ピン〜第3ピンに対して与える検査信号を生成するものである。従って、このブロックの出力端子P1〜P3は8個分のDUTの第1ピン〜第3ピンとそれぞれ電気的に接続される。通常、DUTは数十〜数百個のピンが設けられているため、半導体検査装置には図6に示すブロックが複数設けられる。尚、図6では、簡略化して図示しているが、出力端子P1〜P3はそれぞれ8個ずつ設けられている点に注意されたい。即ち、出力端子P1は8個分のDUTの第1ピンに接続される8個の出力端子からなり、出力端子P2は8個分のDUTの第2ピンに接続される8個の出力端子からなり、出力端子P3は8個分のDUTの第3ピンに接続される8個の出力端子からなる。
図6に示す通り、検査信号生成装置100の一部のブロックは、メモリ111〜113、リードアドレス制御回路120、及びフォーマット制御回路130を含んで構成される。メモリ111〜113は、出力端子P1〜P3に対応してそれぞれ設けられ、DUTの第1ピン〜第3ピンの各々に与える検査信号を生成するためのフォーマットデータを記憶する。このメモリ111〜113は、フォーマットデータを書き込むライトポートとフォーマットデータを読み出すリードポートとを各々独立して制御できるデュアルポートメモリである。ここでは、メモリ111〜113の容量が4Kワード×8ビットである場合を例に挙げて説明する。
メモリ111〜113には、メモリライトイネーブル信号WE、ライトアドレスWA、及びライトデータWD、並びにリードアドレス制御回路120から出力されるリードアドレスRAが入力されている。メモリ111〜113の容量が4Kワード×8ビットであるため、ライトアドレスWAのアドレス幅は12ビットに設定され、ライトデータWDのデータ幅は8ビットに設定されている。メモリライトイネーブル信号WEにより書き込みを行うメモリが選択され、選択されたメモリのライトアドレスWAで指定されたアドレスに、ライトデータWDが書き込まれる。また、リードアドレス制御回路120から出力されるリードアドレスRAで指定されたアドレスに記憶されたデータが読み出される。
リードアドレス制御回路120は、メモリ111〜113に記憶されたフォーマットデータの読み出しを制御する回路であり、リードスタートアドレスSA、リードエンドアドレスEA、及びテストレート信号S3が入力されている。このリードアドレス制御回路120は、リードスタートアドレスSAで設定されたアドレスをリードアドレスRAとして出力し、テストレート信号S3が有効となる(アサートされる)度に、インクリメントしたリードアドレスRAを出力する。そして、リードアドレスRAがリードエンドアドレスEAになると、次にテストレート信号S3が有効となったときに、リードスタートアドレスSAで設定されたアドレスをリードアドレスRAとして出力する。尚、リードスタートアドレスSA、リードエンドアドレスEA、及びリードアドレスRAのアドレス幅は何れも12ビットである。
フォーマット制御回路130は、メモリ111〜113から出力されるフォーマットデータF1〜F3、フォーマットモード設定信号S1、及びタイミングエッジ信号S2が入力されており、これらの信号からDUTの第1ピン〜第3ピンに与える検査信号を生成する。尚、フォーマットモード設定信号S1は上述した波形フォーマットを設定する信号であり、タイミングエッジ信号S2は検査信号の出力タイミングを制御する信号である。このフォーマット制御回路130で生成される検査信号のデータ幅は、フォーマットデータF1〜F3と同様に8ビットであり、出力端子P1から出力される検査信号は8個分のDUTの第1ピンに与えられ、出力端子P2から出力される検査信号は8個分のDUTの第2ピンに与えられ、出力端子P3から出力される検査信号は8個分のDUTの第3ピンに与えられる。
上記構成において、DUTの検査を行う場合には、まず半導体検査装置に設けられた検査用プログラム等(図示省略)がメモリライトイネーブル信号WE、ライトアドレスWA、及びライトデータWDを出力して、メモリ111〜113に対してフォーマットデータを書き込む。具体的には、メモリライトイネーブル信号WEでフォーマットデータを書き込むメモリを選択し、ライトアドレスWAでフォーマットデータを書き込むアドレスを指定し、書き込むべきフォーマットデータをライトデータWDとして出力する。以上の動作を、ライトアドレスWAが「4K」になるまで繰り返す。尚、メモリ111〜113の全てにフォーマットデータを書き込む場合には、メモリの数だけ上記の動作が繰り返される。
次に、半導体検査装置に設けられた検査用プログラム等(図示省略)は、リードスタートアドレスSA、リードエンドアドレスEA、及びテストレート信号S3を出力して、メモリ111〜113に記憶されたフォーマットデータを読み出す。これにより検査信号が生成されてDUTの検査が開始される。具体的には、読み出し開始アドレスをリードスタートアドレスSAに設定するとともに、読み出し停止アドレスをリードエンドアドレスEAに設定してリードアドレス制御回路120に出力する。これにより、リードスタートアドレスSAで設定されたアドレスがリードアドレスRAとしてリードアドレス制御回路12からメモリ111〜113の各々に出力される。
メモリ111〜113の各々にリードアドレスRAが入力されると、リードアドレスRAで指定されたアドレスに記憶されているフォーマットデータが読み出され、それぞれフォーマットデータF1〜F3としてフォーマット制御回路130に出力される。そして、フォーマット制御回路130において、これらのフォーマットデータF1〜F3と、フォーマットモード設定信号S1及びタイミングエッジ信号S2とから8個分のDUTの第1ピン〜第3ピンに与える検査信号が生成される。
次いで、半導体検査装置に設けられた検査用プログラム等(図示省略)は、順次テストレート信号S3をリードアドレス制御回路120に出力する。これにより、テストレート信号S3が有効となる度にリードアドレス制御回路120から出力されるリードアドレスRAがインクリメントされる。これにより、リードアドレスRAで指定されたアドレスに記憶されているフォーマットデータが順次読み出されてメモリ111〜113から出力される。リードアドレスRAがリードエンドアドレスEAになるまで以上の動作が繰り返される。
リードアドレスRAがリードエンドアドレスEAになり、次にテストレート信号S3が有効となると、リードアドレスRAが再びリードスタートアドレスSAに設定され、以下同様の動作が行われる。以上の動作によって検査信号が順次生成される。尚、従来の半導体検査装置の詳細については、例えば以下の特許文献1〜3を参照されたい。
特開平11−38093号公報 特開2002−168920号公報
ところで、近年においては、DUTとしての被検査対象が多機能化されており、より複雑な検査が必要となる場合がある。かかる場合においては、被検査対象の検査に、よりパターン長の長い検査信号が必要となることがある。検査信号の最大パターン長は、メモリ111〜113の容量によって定まっており、メモリの容量以上のパターン長を有する検査信号を生成することはできない。このため、パターン長を長くするには、メモリの容量を増加させる必要があり、回路規模が増大してしまう。
一方、以上の場合において、検査を行うときにDUTの全てのピン(第1ピン〜第3ピン)に対して検査信号を与える必要はなく、特定の1つのピンに対してのみ検査信号を与えるということもある。このため、必要となる最大パターンに合わせてメモリ111〜113の容量を増加させると、回路規模が無駄に増大してしまい、無駄にコスト増を招いてしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、回路規模を増大させずによりパターン長の長い検査信号を生成することができる検査信号生成装置、及び当該検査信号生成装置を備える半導体検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の検査信号生成装置は、検査信号を与える被検査対象のピンに対応して設けられ、前記検査信号の波形を規定するフォーマットデータを記憶する複数のメモリ(11〜13)と、当該メモリに記憶された前記フォーマットデータを用いて前記検査信号を生成する生成回路(50)とを備える検査信号生成装置(10)において、入力されるモード選択信号(SL2)に基づいて、前記複数のメモリを前記ピンに1対1に対応付けする第1モードと、前記複数のメモリの内の2以上の所定数のメモリを1つのメモリとして前記ピンの内のピン選択信号(SL3)によって選択されたピンに対応付けする第2モードとを切り替える切替手段(40)と、前記第1モードでは前記複数のメモリを別々のメモリとして前記フォーマットデータの書き込み及び読み出しを行い、前記第2モードでは前記所定数のメモリを1つのメモリとして前記フォーマットデータの書き込み及び読み出しを行う書込読出手段(20、30)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、第1モードに設定された場合には複数のメモリとピンとが1対1に対応付けられ、第2モードが設定された場合には、複数のメモリの内の2以上の所定数のメモリが1つのメモリとしてピンの内のピン選択信号によって選択されたピンに対応付けられる。そして、第1モードでは複数のメモリが別々のメモリとされてフォーマットデータの書き込み及び読み出しが行われ、第2モードでは所定数のメモリが1つのメモリされてフォーマットデータの書き込み及び読み出しが行われる。
また、本発明の検査信号生成装置は、前記所定数のメモリが、1つのアドレス空間に割り当てられており、前記書込読出手段が、前記第2モードでは、前記アドレス空間を指し示すアドレス(WA、RA)の上位ビットによって前記所定数のメモリから1つを選択し、前記アドレスの下位ビットによって選択したメモリの内部アドレスを特定することを特徴としている。
また、本発明の検査信号生成装置は、前記書込読出手段が、前記第1モードでは、前記メモリを選択するメモリ選択信号(SL1)によって前記所定数のメモリから1つを選択し、前記アドレスの下位ビットによって選択したメモリの内部アドレスを特定することを特徴としている
本発明の半導体検査装置は、被検査対象の検査を行う半導体検査装置において、上記の何れかに記載の検査信号生成装置を備え、前記検査信号生成装置で生成された前記検査信号を前記被検査対象に与えて得られる信号を用いて前記被検査対象の検査を行うことを特徴としている。
本発明によれば、第2モードで複数のメモリの内の2以上の所定数のメモリを1つのメモリとしてピンの内のピン選択信号によって選択されたピンに対応付けているため、よりパターン長の長い検査信号を生成することができる。また、本発明によれば、複数のメモリとピンとを1対1に対応付ける第1モードと、2以上の所定数のメモリを1つのメモリとして前記ピンの内のピン選択信号によって選択されたピンに対応付ける第2モードとを切り替えるようにしており、パターン長の長い検査信号を生成するために容量の大きなメモリを備える必要がないため、回路規模の増大を招くことはない。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による検査信号生成装置及び半導体検査装置について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による検査信号生成装置の一部のブロックを示すブロック図である。図1に示す検査信号生成装置10は、8個分のDUTの第1ピン〜第3ピンに対して与える検査信号を生成するものである。従って、このブロックの出力端子P1〜P3は8個分のDUTの第1ピン〜第3ピンとそれぞれ電気的に接続される。通常、DUTは数十〜数百個のピンが設けられているため、半導体検査装置には図1に示すブロックが複数設けられる。
尚、図1では、簡略化して図示しているが、出力端子P1〜P3はそれぞれ8個ずつ設けられている点に注意されたい。即ち、出力端子P1は8個分のDUTの第1ピンに接続される8個の出力端子からなり、出力端子P2は8個分のDUTの第2ピンに接続される8個の出力端子からなり、出力端子P3は8個分のDUTの第3ピンに接続される8個の出力端子からなる。
図1に示す通り、本発明の一実施形態による検査信号生成装置10の一部のブロックは、メモリ11〜13、ライトイネーブル制御回路20、リードアドレス制御回路30、リードデータ制御回路40、及びフォーマット制御回路50を含んで構成される。メモリ11〜13は、出力端子P1〜P3に対応してそれぞれ設けられ、DUTの第1ピン〜第3ピンの各々に与える検査信号を生成するためのフォーマットデータを記憶する。このメモリ11〜13は、フォーマットデータを書き込むライトポートとフォーマットデータを読み出すリードポートとを各々独立して制御できるデュアルポートメモリである。ここでは、メモリ11〜13の容量が4Kワード×8ビットである場合を例に挙げて説明する。
メモリ11〜13には、アドレス幅が14ビットであるライトアドレスWAの下位12ビット分(以下、これを下位ライトアドレスWA2という)及びライトデータWD、並びにリードアドレス制御回路30から出力されるリードアドレスRAの下位12ビット分(以下、これを下位リードアドレスRA2という)が入力されている。また、メモリ11にはライトイネーブル制御回路20から出力されるライトイネーブル信号WE1が入力され、メモリ12にはライトイネーブル制御回路20から出力されるライトイネーブル信号WE2が入力され、メモリ13にはライトイネーブル制御回路20から出力されるライトイネーブル信号WE3が入力されている。メモリ11〜13の容量が4Kワード×8ビットであるため、下位ライトアドレスWA2のアドレス幅は12ビットに設定され、ライトデータWDのデータ幅は8ビットに設定されている。
本実施形態では、3個のメモリ11〜13を1つのアドレス空間に割り当てている(マッピングしている)ため、ライトアドレスWAは14ビットに設定されている。図2は、ライトアドレスWAを用いて表現されるアドレス空間を示す図である。図2に示す通り、14ビットのライトアドレスWAによって表現されるアドレス空間は、アドレス{00}[000]からアドレス{01}[FFF]までである。尚、本明細書では、数値を2進数で表現する場合には数値を記号{と記号}とで囲み、数値を16進数で表現する場合には数値を記号[と記号]とで囲むものとする。
図2に示す通り、ライトアドレスWAを用いて表現されるアドレス空間は、アドレス{00}[000]からアドレス{00}[FFF]までの領域R1、アドレス{01}[000]からアドレス{01}[FFF]までの領域R2、アドレス{10}[000]からアドレス{10}[FFF]までの領域R3、及びアドレス{11}[000]からアドレス{11}[FFF]までの領域R4に分けられる。領域R1にはメモリ11が割り当てられ、領域R2にはメモリ12が割り当てられ、領域R3にはメモリ13が割り当てられている。尚、領域R4は本実施形態においては使用されない領域である。このように、3つのメモリ11〜13を1つのアドレス空間に割り当てるのは、後述する通り、メモリ11〜13を個別に取り扱うモード(以下、4Kモードという)と、1つのメモリとして取り扱うモード(以下、12Kモード)とがあるからである。
メモリ11はライトイネーブル信号WE1が入力されると書き込み可能状態になり、メモリ12はライトイネーブル信号WE2が入力されると書き込み可能状態になり、メモリ13はライトイネーブル信号WE3が入力されると書き込み可能状態になる。ライトイネーブル信号WE1〜WE3によって書き込み可能状態になったメモリの下位ライトアドレスWA2で指定されたアドレスに、ライトデータWDが書き込まれる。また、リードアドレス制御回路30から出力される下位リードアドレスRA2で指定されたアドレスに記憶されたデータが読み出される。
ライトイネーブル制御回路20は、メモリ11〜13に対するライトデータWDの書き込みを制御する回路であり、ライトアドレスWAの上位2ビット分(以下、これを上位ライトアドレスWA1という)、メモリ選択信号SL1、及びモード選択信号SL2が入力されている。モード選択信号SL2は、4Kモード(第1モード)及び12Kモード(第2モード)の何れか一方を選択する信号である。
ライトイネーブル制御回路20は、モード選択信号SL2で4Kモードが選択されている場合には、メモリ選択信号SL1で指定されるメモリを書き込み可能とするためのライトイネーブル信号WE1〜WE3を生成する。ここで、メモリ選択信号SL1は3ビットの信号であり、各ビットによってメモリ11〜13に対して書き込み可能とするか否かが指定される。
図3は、メモリ選択信号SL1とライトイネーブル信号WE1〜WE3との関係を示す図である。図3に示す通り、メモリ選択信号SL1の第1ビット(最下位ビット)が「1」である場合にはライトイネーブル信号WE1が「1」となり、第2ビットが「1」である場合にはライトイネーブル信号WE2が「1」となり、第3ビット(最上位ビット)が「1」である場合にはライトイネーブル信号WE3が「1」となる。4Kモードが選択されている場合には、メモリ11〜13の各々に異なるフォーマットデータを記憶させることもあれば、メモリ11〜13のうちの2つ又は全てに同一のフォーマットデータを記憶させることもある。このため、メモリ選択信号SL1は、メモリ11〜13のうちの1つ又は複数を書き込み可能とするか否かを指定できるようになっている。
また、ライトイネーブル制御回路20は、モード選択信号SL2で12Kモードが選択されている場合には、上位ライトアドレスWA1に基づいてライトイネーブル信号WE1〜WE3を生成する。図4は、上位ライトアドレスWA1とライトイネーブル信号WE1〜WE3との関係を示す図である。図4に示す通り、上位ライトアドレスWA1の上位1ビット及び下位1ビットが共に「0」である場合には、ライトイネーブル信号WE1が「1」となる。また、上位ライトアドレスWA1の下位1ビットのみが「1」である場合にはライトイネーブル信号WE2が「1」となり、上位ライトアドレスWA1の上位1ビットのみが「1」である場合にはライトイネーブル信号WE3が「1」となる。更に、上位ライトアドレスWA1の上位1ビット及び下位1ビットが共に「1」である場合には、ライトイネーブル信号WE1〜WE3の全てが「0」となる。
ここで、図2に示すアドレス空間を参照すると、メモリ11は上位2ビットが{00}であるアドレス{00}[000]からアドレス{00}[FFF]までの領域R1に割り当てられている。一方、図4を参照すると、上位ライトアドレスWA1の上位1ビット及び下位1ビットが共に「0」である場合にメモリ11に入力されるライトイネーブル信号WE1が「1」となる。また、メモリ12は上位2ビットが{01}であるアドレス{01}[000]からアドレス{01}[FFF]までの領域R2に割り当てられている。一方、図4を参照すると、上位ライトアドレスWA1の下位1ビットのみが「1」である場合にメモリ12に入力されるライトイネーブル信号WE2が「1」となる。
更に、メモリ13は上位2ビットが{10}であるアドレス{10}[000]からアドレス{10}[FFF]までの領域R3に割り当てられている。一方、図4を参照すると、上位ライトアドレスWA1の上位1ビットのみが「1」である場合にメモリ13に入力されるライトイネーブル信号WE3が「1」となる。以上の通り、ライトアドレスWAの上位ライトアドレスWA1によって書き込み可能とするメモリが選択されるため、フォーマットデータの書き込み時にメモリ11〜13を1つのメモリとして取り扱うことが可能となる。
リードアドレス制御回路30は、メモリ11〜13に記憶されたフォーマットデータの読み出しを制御する回路であり、リードスタートアドレスSA、リードエンドアドレスEA、及びテストレート信号S3が入力されている。このリードアドレス制御回路30は、リードスタートアドレスSAで設定されたアドレスをリードアドレスRAとして出力し、テストレート信号S3が有効となる(アサートされる)度に、インクリメントしたリードアドレスRAを出力する。そして、リードアドレスRAがリードエンドアドレスEAになると、次にテストレート信号S3が有効となったときに、リードスタートアドレスSAで設定されたアドレスをリードアドレスRAとして出力する。
尚、リードスタートアドレスSA、リードエンドアドレスEA、及びリードアドレスRAのアドレス幅は何れも14ビットである。このリードアドレスRAの上位2ビット分(以下、これを上位リードアドレスRA1という)はリードデータ制御回路40に出力され、下位12ビット分は下位リードアドレスRA2としてメモリ11〜13に出力される。
リードデータ制御回路40は、メモリ11〜13をDUTの第1ピン〜第3ピンに1対1に対応付けるか、又は第1ピン〜第3ピンの何れか1つに対応付けるかを制御する回路である。このリードデータ制御回路40には、メモリ11〜13の各々から読み出されたリードデータD1〜D3、モード選択信号SL2、ピン選択信号SL3、及びリードアドレス制御回路30からの上位リードアドレスRA1が入力されている。
ピン選択信号SL3は、モード選択信号SL2で12Kモードが選択されている場合に、メモリ11〜13を対応付けるDUTのピンを選択する信号である。また、このリードデータ制御回路40は、DUTの第1ピンに与える検査信号を生成するための第1ピン用のフォーマットデータF1、第2ピンに与える検査信号を生成するための第2ピン用のフォーマットデータF2、及び第3ピンに与える検査信号を生成するための第3ピン用のフォーマットデータF3を個別に出力する。尚、入力されるリードデータD1〜D3、並びに、フォーマットデータF1〜F3のデータ幅は8ビットである。
リードデータ制御回路40は、モード選択信号SL2で4Kモードが選択されている場合には、メモリ11〜13から読み出されたリードデータD1〜D3を、フォーマットデータF1〜F3としてそれぞれ出力する。一方、モード選択信号SL2で12Kモードが選択されている場合には、メモリ11〜13から読み出されたリードデータD1〜D3のうち、上位リードアドレスRA1で選択されているメモリから読み出されたリードデータを、ピン選択信号SL3で選択されたピンに与える検査信号を生成するためのフォーマットデータとして出力する。即ち、上位リードアドレスRA1で選択されているメモリから読み出されたリードデータが、フォーマットデータF1〜F3の何れか1つとして出力される。
図5は、上位リードアドレスRA1、ピン選択信号SL3、リードデータD1〜D3、及びフォーマットデータF1〜F3の関係を示す図であって、(a)〜(c)はメモリ11〜13を対応付けるDUTのピンがそれぞれ第1ピン、第2ピン、及び第3ピンに選択された場合の図である。図5(a)を参照すると、メモリ11〜13を対応付けるDUTのピンが第1ピンに設定されていると、リードデータD1〜D3はフォーマットデータF1として出力される。但し、上位リードアドレスRA1の第1ビット及び第2ビットが共に「0」である場合にはリードデータD1が、上位リードアドレスRA1の下位1ビットのみが「1」である場合にはリードデータD2が、上位リードアドレスRA1の上位1ビットのみが「1」である場合にはリードデータD3が、フォーマットデータF1として出力される。
また、図5(b)を参照すると、メモリ11〜13を対応付けるDUTのピンが第2ピンに設定されていると、リードデータD1〜D3はフォーマットデータF2として出力される。但し、上位リードアドレスRA1の第1ビット及び第2ビットが共に「0」である場合にはリードデータD1が、上位リードアドレスRA1の下位1ビットのみが「1」である場合にはリードデータD2が、上位リードアドレスRA1の上位1ビットのみが「1」である場合にはリードデータD3が、フォーマットデータF2として出力される。
更に、図5(c)を参照すると、メモリ11〜13を対応付けるDUTのピンが第3ピンに設定されていると、リードデータD1〜D3はフォーマットデータF3として出力される。但し、上位リードアドレスRA1の第1ビット及び第2ビットが共に「0」である場合にはリードデータD1が、上位リードアドレスRA1の下位1ビットのみが「1」である場合にはリードデータD2が、上位リードアドレスRA1の上位1ビットのみが「1」である場合にはリードデータD3が、フォーマットデータF3として出力される。尚、上位リードアドレスRA1の上位1ビット及び下位1ビットが共に「1」である場合には、フォーマットデータF1〜F3は出力されない。
フォーマット制御回路50は、リードデータ制御回路40から出力されるフォーマットデータF1〜F3、フォーマットモード設定信号S1、及びタイミングエッジ信号S2が入力されており、これらの信号からDUTの第1ピン〜第3ピンに与える検査信号を生成する。尚、フォーマット制御回路50は、フォーマットデータF1からDUTの第1ピンに与える検査信号を生成し、フォーマットデータF2からDUTの第2ピンに与える検査信号を生成し、フォーマットデータF3からDUTの第3ピンに与える検査信号を生成する。
尚、フォーマットモード設定信号S1は前述した波形フォーマットを設定する信号であり、タイミングエッジ信号S2は検査信号の出力タイミングを制御する信号である。このフォーマット制御回路50で生成される検査信号のデータ幅は、フォーマットデータF1〜F3と同様に8ビットであり、出力端子P1から出力される検査信号は8個分のDUTの第1ピンに与えられ、出力端子P2から出力される検査信号は8個分のDUTの第2ピンに与えられ、出力端子P3から出力される検査信号は8個分のDUTの第3ピンに与えられる。
ここで、図5に示す通り、モード選択信号SL2により12Kモードが選択された場合には、ピン選択信号SL3によって選択されたピン以外のピンに与える検査信号を生成するためのフォーマットデータはフォーマット制御回路50に入力されない。このため、フォーマット制御回路50は12Kモードが選択されてた場合には、フォーマット制御回路50はピン選択信号SL3によって選択されたピンに与える検査信号のみを生成する。
次に、上記構成の検査信号生成装置10の動作について説明する。以上説明した通り、検査信号生成装置10は4Kモードと12Kモードの何れか一方のモードに設定される。このため、以下の説明では各々のモードに設定されたときの動作を順に説明する。
〔12Kモードでの動作〕
12KモードでDUTの検査を行う場合には、まず半導体検査装置に設けられた検査用プログラム等(図示省略)が12Kモードを選択するモード選択信号SL2を出力するとともに、メモリ11〜13を対応付けるDUTのピンを選択するピン選択信号SL3を出力する。モード選択信号SL2は、ライトイネーブル制御回路20及びリードデータ制御回路40に入力され、これによりメモリ11〜13を1つのメモリとして取り扱うことが可能となる。また、ピン選択信号SL3はリードデータ制御回路40に入力され、メモリ11〜13を対応付けるDUTのピンが選択される。尚、ここでは、ピン選択信号SL3によって第1ピンが選択されたものとする。
次に、検査用プログラムは、ライトアドレスWA及びライトデータWDを出力してメモリ11〜13に対してフォーマットデータを書き込む。具体的には、ライトアドレスWAでフォーマットデータを書き込むアドレスを指定し、書き込むべきフォーマットデータをライトデータWDとして出力する。ここで、指定されるアドレスは14ビットで指定される。ライトアドレスWAは上位ライトアドレスWA1がライトイネーブル制御回路20に入力され、下位ライトアドレスWA2がメモリ11〜13に入力される。ライトイネーブル制御回路20は、入力される上位ライトアドレスWAに応じてライトイネーブル信号WE1〜WE3を生成し、これらをメモリ11〜13にそれぞれ出力する。尚、ライトイネーブル制御回路20は、図4を用いて説明した関係に基づいて、上位ライトアドレスWA1からライトイネーブル信号WE1〜WE3を生成する。
ライトイネーブル制御回路20から出力されるライトイネーブル信号WE1〜WE3によってメモリ11〜13の内の1つが選択され、選択されたメモリの下位ライトアドレスWA2で指定されるアドレスにライトデータWDとして出力されたフォーマットデータが書き込まれる。1つのフォーマットデータ(8ビット)の書き込みを終えると、検査用プログラムは新たなライトアドレスWA及びライトデータWDを出力してメモリ11〜13に対してフォーマットデータを書き込む。以下、同様の動作が繰り返されてメモリ11〜13に対してフォーマットデータが書き込まれる。
以上の書き込み動作において、上位ライトアドレスWA1に変化が無いとライトイネーブル信号WE1〜WE3も変化しないため、同一のメモリの下位ライトアドレスWA2で指定されるアドレスにフォーマットデータが書き込まれる。一方、上位ライトアドレスWA1が変化すると、ライトイネーブル信号WE1〜WE3も上位ライトアドレスWA1の変化に応じて自動的に変化する。そして、ライトイネーブル信号WE1〜WE3の変化によって新たに選択されたメモリの下位ライトアドレスWA2で指定されるアドレスにフォーマットデータが書き込まれる。このように、12Kモードではフォーマットデータの書き込み時にメモリ11〜13が1つのメモリとして取り扱われている。
次に、検査用プログラムは、リードスタートアドレスSA、リードエンドアドレスEA、及びテストレート信号S3を出力して、メモリ11〜13に記憶されたフォーマットデータを読み出す。これにより検査信号が生成されてDUTの検査が開始される。具体的には、読み出し開始アドレスをリードスタートアドレスSAに設定するとともに、読み出し停止アドレスをリードエンドアドレスEAに設定してリードアドレス制御回路30に出力する。尚、リードスタートアドレスSA及びリードエンドアドレスEAのアドレス幅は共に14ビットである。これにより、リードスタートアドレスSAで設定されたアドレスがリードアドレスRAとしてリードアドレス制御回路30から出力される。このリードアドレスRAは、上位リードアドレスRA1がリードデータ制御回路40に入力され、下位リードアドレスRA2がメモリ11〜13に入力される。
メモリ11〜13の各々に下位リードアドレスRA2が入力されると、下位リードアドレスRA2で指定されたアドレスに記憶されているフォーマットデータがメモリ11〜13からそれぞれ読み出され、リードデータD1〜D3としてリードデータ制御回路40に出力される。リードデータ制御回路40は、入力されたリードデータD1〜D3を、ピン選択信号SL3で選択されたピン(ここでは第1ピン)に与える検査信号を生成するために必要なフォーマットデータ(ここでは、フォーマットデータF1)としてフォーマット制御回路50に出力する。
尚、リードデータ制御回路40は、図5(ここでは、図5(a))を用いて説明した関係に基づき、上位リードアドレスRA1に応じて、入力されるリードデータD1〜D3の何れか1つをフォーマットデータF1として出力する。フォーマットデータF1が入力されると、フォーマット制御回路50において、フォーマットデータF1とフォーマットモード設定信号S1及びタイミングエッジ信号S2とから8個分のDUTの第1ピン〜第3ピンに与える検査信号が生成される。
次いで、検査用プログラムは、順次テストレート信号S3をリードアドレス制御回路30に出力する。これにより、テストレート信号S3が有効となる度にリードアドレス制御回路30から出力されるリードアドレスRAがインクリメントされ、このリードアドレスRAの上位リードアドレスRA1がリードデータ制御回路40に出力されるとともに、下位リードアドレスRA2がメモリ11〜13に出力される。そして、同様にメモリ11〜13からフォーマットデータがリードデータD1〜D3が読み出され、これらの内の上位リードアドレスRA1で規定されるものがフォーマットデータF1として出力されてピン1に与える検査信号が生成される。
以下、リードアドレスRAがリードエンドアドレスEAになるまで上記の動作が繰り返される。リードアドレスRAがリードエンドアドレスEAになり、次にテストレート信号S3が有効となると、リードアドレスRAが再びリードスタートアドレスSAに設定され、以下同様の動作が行われる。以上の動作によって検査信号が順次生成され、生成された検査信号がピン選択信号SL3で選択されたピン(ここでは、第1ピン)に与えられる。
以上の読み出し動作において、上位リードアドレスRA1に変化が無いとリードデータ制御回路40は同一のメモリの下位リードアドレスRA2で指定されるアドレスから読み出されたリードデータをフォーマットデータ(ここでは、フォーマットデータF1)として出力する。一方、上位リードアドレスRA1が変化すると、リードデータ制御回路40は、上位リードアドレスRA1の変化に応じてフォーマットデータとして出力するリードデータを自動的に変える。例えば、リードデータD1をフォーマットデータF1として出力していたのを、リードデータD2をフォーマットデータF1として出力するように変える。つまり、フォーマットデータの読み出しを行うメモリを切り替えている。そして、新たに切り替えられたメモリの下位リードアドレスRA2で指定されるアドレスからフォーマットデータが読み出される。このように、12Kモードではフォーマットデータの読み出し時にメモリ11〜13が1つのメモリとして取り扱われている。
〔4Kモードでの動作〕
4KモードでDUTの検査を行う場合には、まず半導体検査装置に設けられた検査用プログラム等(図示省略)が4Kモードを選択するモード選択信号SL2を出力する。モード選択信号SL2は、ライトイネーブル制御回路20及びリードデータ制御回路40に入力され、これによりメモリ11〜13を第1ピン〜第3ピンにそれぞれに1対1に対応付けられたメモリとして取り扱うことが可能となる。尚、4Kモードではピン選択信号SL3は用いられない。
次に、検査用プログラムは、メモリ選択信号SL1、ライトアドレスWA、及びライトデータWDを出力してメモリ11〜13に対してフォーマットデータを書き込む。具体的には、メモリ選択信号SL1でフォーマットデータを書き込むメモリを選択し、ライトアドレスWAでフォーマットデータを書き込むアドレスを指定し、書き込むべきフォーマットデータをライトデータWDとして出力する。ここで指定されるアドレスは14ビットであっても良いが、上位2ビット(上位ライトアドレスWA1)は実質的に無意味なものとなる。尚、メモリ選択信号SL1は、図3に示す通り、フォーマットデータを書き込むメモリに応じて設定され、メモリ選択信号SL1の設定内容によってはフォーマットデータを書き込むメモリを複数選択することも可能である。以上の動作を、繰り返してフォーマットデータをメモリ11〜13に書き込む。
次に、検査用プログラムは、リードスタートアドレスSA、リードエンドアドレスEA、及びテストレート信号S3を出力して、メモリ11〜13に記憶されたフォーマットデータを読み出す。これにより検査信号が生成されてDUTの検査が開始される。具体的には、読み出し開始アドレスをリードスタートアドレスSAに設定するとともに、読み出し停止アドレスをリードエンドアドレスEAに設定してリードアドレス制御回路30に出力する。尚、リードスタートアドレスSA及びリードエンドアドレスEAの指定を14ビットで行っても良いが上位2ビットは実質的に無意味なものとなる。
リードスタートアドレスSAで設定されたアドレスはリードアドレスRAとしてリードアドレス制御回路30から出力される。このリードアドレスRAは、上位リードアドレスRA1がリードデータ制御回路40に入力され、下位リードアドレスRA2がメモリ11〜13に入力される。但し、4Kモードでは、上位リードアドレスRA1は実質的に無意味なものとなる。
メモリ11〜13の各々に下位リードアドレスRA2が入力されると、下位リードアドレスRA2で指定されたアドレスに記憶されているフォーマットデータがリードデータD1〜D3としてそれぞれ読み出される。これらのリードデータD1〜D3は、リードデータ制御回路40からフォーマットデータF1〜F3としてそれぞれ出力される。そして、フォーマット制御回路50において、これらのフォーマットデータF1〜F3と、フォーマットモード設定信号S1及びタイミングエッジ信号S2とから8個分のDUTの第1ピン〜第3ピンに与える検査信号が生成される。
次いで、検査用プログラムは、順次テストレート信号S3をリードアドレス制御回路30に出力する。これにより、テストレート信号S3が有効となる度にリードアドレス制御回路30から出力される下位リードアドレスRA2がインクリメントされる。これにより、下位リードアドレスRA2で指定されたアドレスに記憶されているフォーマットデータが順次読み出されてメモリ11〜13からリードデータD1〜D3としてそれぞれ出力され、リードデータ制御回路40を介してフォーマットデータF1〜F3としてフォーマット制御回路50に入力される。そして、8個分のDUTの第1ピン〜第3ピンに与える検査信号が生成される。
以下、リードアドレスRAがリードエンドアドレスEAになるまで以上の動作が繰り返される。リードアドレスRAがリードエンドアドレスEAになり、次にテストレート信号S3が有効となると、リードアドレスRAが再びリードスタートアドレスSAに設定され、以下同様の動作が行われる。以上の動作によって検査信号が順次生成される。
以上説明した12Kモードでは、メモリ11〜13を1つのメモリとして扱うことができるため、第1ピン〜第3ピンの内の何れか1つに与える検査信号のパターン長を長くすることができる。具体的には、メモリ11〜13の容量の合計までパターン長を長くすることができる。また、メモリ11〜13の数を増加させずに周辺回路(ライトイネーブル制御回路20、リードアドレス制御回路30、及びリードデータ制御回路40)の変更又は追加によって12Kモードを実現することができるため、回路規模が大幅に増大することはない。
また、以上説明した4Kモードでは、メモリ11〜13を第1ピン〜第3ピンにそれぞれに1対1に対応付けられたメモリとして取り扱うことが可能となる。このため、図6に示す従来の検査信号生成装置100と同様の動作をさせることができ、従来と同様に、DUTの第1ピン〜第3ピンに検査信号を印加でき、互換性を保つことができる。
以上本発明の一実施形態による検査信号生成装置について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態の検査信号生成装置10は、8個分のDUTの第1ピン〜第3ピンに対して与える検査信号を生成するものであったが、より多くのピンに対して与える検査信号を生成する構成であっても良い。かかる構成では、そのピンの数と同数のメモリを備えた構成とする。
また、上記実施形態では3個のメモリを1つのメモリとして1つのピンに対応付ける場合を例に挙げて説明したが、対応付けるピンの数及びメモリの数は任意に設定することができる。例えば、4個のメモリを設けて第1ピンと第2ピンの各々に2個ずつメモリを対応付けても良く、8個のメモリを設けて第1ピンに4個のメモリを対応付け、第2ピン及び第3ピンの各々に2個ずつメモリを対応付けても良い。
更に、上記実施形態では、8個のDUTの第1ピンに与える検査信号を生成するためのフォーマットデータ、8個のDUTの第2ピンに与える検査信号を生成するためのフォーマットデータ、及び8個のDUTの第3ピンに与える検査信号を生成するためのフォーマットデータを順にメモリ11〜13にそれぞれ記憶させていた。しかしながら、DUTが8個を単位として試験されない場合(DUTが7個以下の場合)も考えられ、かかる場合にはフォーマットデータの書き込み時間を短縮して検査効率を向上させたいという要求がある。このため、検査を行う必要のあるDUTに与える検査信号を生成するためのフォーマットデータのみをメモリ11〜13に記憶させるようにしても良い。
以上本発明の実施形態による検査信号生成装置について説明したが、本実施形態の半導体検査装置は、以上の検査信号生成装置を備えている。そして、検査信号生成装置で生成された検査信号をDUTに印加するとともに、その検査信号をDUTに印加したときにDUTから出力される信号の期待値を求め、この期待値と実際にDUTから出力される信号とを比較し、DUTの良否を判定する。
本発明の一実施形態による検査信号生成装置の一部のブロックを示すブロック図である。 ライトアドレスWAを用いて表現されるアドレス空間を示す図である。 メモリ選択信号SL1とライトイネーブル信号WE1〜WE3との関係を示す図である。 上位ライトアドレスWA1とライトイネーブル信号WE1〜WE3との関係を示す図である。 上位リードアドレスRA1、ピン選択信号SL3、リードデータD1〜D3、及びフォーマットデータF1〜F3の関係を示す図である。 従来の検査信号生成装置の一部のブロックを示すブロック図である。
符号の説明
10 検査信号生成装置
11〜13 メモリ
20 ライトイネーブル制御回路(書込読出手段)
30 リードアドレス制御回路(書込読出手段)
40 リードデータ制御回路(切替手段)
50 フォーマット制御回路(生成回路)
RA リードアドレス
SL1 メモリ選択信号
SL2 モード選択信号
SL3 ピン選択信号
WA ライトアドレス

Claims (4)

  1. 検査信号を与える被検査対象のピンに対応して設けられ、前記検査信号の波形を規定するフォーマットデータを記憶する複数のメモリと、当該メモリに記憶された前記フォーマットデータを用いて前記検査信号を生成する生成回路とを備える検査信号生成装置において、
    入力されるモード選択信号に基づいて、前記複数のメモリを前記ピンに1対1に対応付けする第1モードと、前記複数のメモリの内の2以上の所定数のメモリを1つのメモリとして前記ピンの内のピン選択信号によって選択されたピンに対応付けする第2モードとを切り替える切替手段と、
    前記第1モードでは前記複数のメモリを別々のメモリとして前記フォーマットデータの書き込み及び読み出しを行い、前記第2モードでは前記所定数のメモリを1つのメモリとして前記フォーマットデータの書き込み及び読み出しを行う書込読出手段と
    備えることを特徴とする検査信号生成装置。
  2. 前記所定数のメモリは、1つのアドレス空間に割り当てられており、
    前記書込読出手段は、前記第2モードでは、前記アドレス空間を指し示すアドレスの上位ビットによって前記所定数のメモリから1つを選択し、前記アドレスの下位ビットによって選択したメモリの内部アドレスを特定することを特徴とする請求項1記載の検査信号生成装置。
  3. 前記書込読出手段は、前記第1モードでは、前記メモリを選択するメモリ選択信号によって前記所定数のメモリから1つを選択し、前記アドレスの下位ビットによって選択したメモリの内部アドレスを特定することを特徴とする請求項2記載の検査信号生成装置。
  4. 被検査対象の検査を行う半導体検査装置において、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の検査信号生成装置を備え、前記検査信号生成装置で生成された前記検査信号を前記被検査対象に与えて得られる信号を用いて前記被検査対象の検査を行うことを特徴とする半導体検査装置。
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