JP4736631B2 - 印判 - Google Patents

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Description

本発明は、インクを含浸させておいた印字面により捺印を行なう印判に関するものである。
一般に、多孔質材料等のインクを含浸できる材料で印字面が形成され、連続して捺印可能な印判が知られている。この種の印判では、滲みや掠れのない美しい印影を得るために、インクの供給を適切に行なうことが重要である。特に、日付印などの印字面の変更が可能な印判を、このようなインク内蔵タイプにより作る場合には、個々の印字部が小さく、各印字部に対してインク供給体を設けることが難しいため、種々の工夫がなされている。例えば、印判に蓋体を設け、蓋体内にインク供給体を設置し、非使用時には捺印位置にある印字面からインクを吸収できるようにしたり、さらに、固定印字面と非固定印字面との組み合わせた印判においては、固定印字面に対するインク供給部と非固定印字面とに接触するインク伝達体を設け、比較的容量の多い固定印字面に対するインク供給部から非固定印字面にもインクが供給できるように構成したりされている(例えば、特許文献1)。
特開2005−132071号公報
しかしながら、蓋体内にインク供給体を設置して印字面からインクを吸収できるようにすると、特に長時間印字面がインク供給体に接触した場合には、印字面の印影を形成するための凸部が潰れてしまったり、傷ついたりすることがある。また、インク伝達体によるインクの供給はあくまで補助的なものにとどまり、供給できるインクの量が限られていた。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、印字面以外から適量のインクを供給できる印判を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の印判は、本体ケースと、当該本体ケース内に支持され、印影を形成するための印字面を有する印字部が突設された印字体と、前記本体ケースに着脱可能なインク供給用蓋体と、当該インク供給用蓋体内に設けられ、当該インク供給用蓋体が前記本体ケースに装着されたときに、前記印字部の印字面を有しない側面に当接して当該印字部にインクを供給するインク供給体とを備え、前記印字体は、前記本体ケース内に移動可能に支持され、複数の印字部を有する移動印字体であり、さらに、前記移動印字体のいずれかの印字面が露出する露出孔を有し、当該露出孔から露出された前記印字面とともに印影を形成する固定印字体と、前記本体ケースの一端側に着脱可能に支持され、前記固定印字体を保持する保持部材とを備え、前記インク供給用蓋体は、前記保持部材を本体ケースから取り外したとき、当該保持部材が装着されていた位置に装着可能であることを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の印判は、請求項に記載の発明の構成に加え、前記インク供給体が、捺印位置にある前記印字部の側面に当接することを特徴とする。
また、本発明の請求項に記載の印判は、請求項又はに記載の発明の構成に加え、前記インク供給体が、捺印位置にある前記印字部の隣に配置された印字部の側面に当接することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の印判は、印字面を有する印字部にインクの供給が必要になったときに、インク供給用蓋体を本体ケースに装着することによりその印字部に対してインクを供給できる。その際、インク供給用蓋体内のインク供給体が印字部の印字面を有しない側面に当接してインクが供給され、インク供給体が印字面に直接接触することがないので、印字面の変形を引き起こしたり、印字面を傷つけたりするおそれがない。
また、印字体が、本体ケース内に移動可能に支持され、複数の印字部を有する移動印字体であるので、印字部によって捺印頻度が異なるために、特定の印字部に対してのみインクを供給したい場合にも、所望の印字部をインク供給体に当接するようにしてインクを供給できる。
また、固定印字体と移動印字体の双方を備える印判において、固定印字体が保持部材により着脱可能であることにより、その保持部材を取り外し、インク供給用蓋体を装着できるので、保持部材の着脱という通常使用者が行なう操作と同様の操作により、簡単にインクの供給を行なうことができる。
また、本発明の請求項に記載の印判は、請求項に記載の発明の効果に加え、インク供給体が、捺印位置にある印字部の側面に当接するので、インクを供給したい印字部を捺印位置に配置してインク供給用蓋体を装着すれば、その印字部に対して適切にインクを供給することができる。
また、本発明の請求項に記載の印判は、請求項又はに記載の発明の効果に加え、インク供給体が、捺印位置にある印字部の隣に配置された印字部の側面に当接する。従って、捺印位置の隣にある印字部にインクを供給できるので、インクを供給したい印字部が捺印位置の隣に来るように配置してインク供給用蓋体を装着すれば、その印字部に対して適切にインクを供給することができる。さらに、捺印位置の印字部と、捺印位置隣の印字部に一度に当接するようにすれば、複数の印字部に対して一度にインクを供給することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、一例としての日付印1を用いて図面を参照しながら説明する。図1は、捺印可能な状態の日付印1の斜視図である。図2は、印字面の変更が可能な状態の日付印1の斜視図である。図3は、日付印1の分解斜視図である。図4は、移動印字部材210を保持した保持体230の斜視図である。図5は、図1に示す一点鎖線において矢視方向Aから見た、日付印1の断面図である。図6は、インク供給用キャップ300を装着した状態の日付印1の断面図である。図7は、インク供給用キャップ300の平面図である。図8〜図10は、インク供給用キャップ300を装着した状態の日付印1の要部断面図である。
図1に示すように、日付印1は略円筒状の本体ケース2を有しており、本体ケース2は、両側の端部として筒端部2a及び筒端部2dを有し、筒端部2aの口径は、胴回りよりやや大きく構成されている。本体ケース2の外周面には、開口部2bが形成され、開口部2bは、筒端部2dに設けられた操作部205の操作により開口・閉鎖される。
筒端部2aの端部には、紙等の被捺印媒体に印影を形成するための印字面が保持されている。この印字面は、略円形状に形成され、本体ケース2の軸方向に対して直交している。そして、印影が不変の印字面111と、数字や記号などを組み合わせて任意の日付等の印影を形成可能な印字面211との合成により、一つの印影が形成される。また、筒端部2a側には、日付印1の非使用時に、印字面111,211を覆って保護するためのキャップ10が、本体ケース2に対して着脱可能に設けられている。
次に、図1に示す状態の日付印1を、本体ケース2を保持しながら操作部205を本体ケース2に対して周方向に略180度回転させると、図2に示すように、本体ケース2の内部に収容された移動印字部200(図3参照)が回転し、開口部2bが開口して、印字面211の変更が可能な状態となる。印字面の変更方法については後述する。
次に、図3に示すように、本体ケース2の内部には、印字面211を保持する移動印字部200と、印字面111を保持する固定印字部100とが収容されている。また、本体ケース2の筒端部2aの内側部には、一対のボス2cが互いに向き合うように形成されている。
固定印字部100は、本体ケース2の筒端部2aの内周に嵌合する保持部材120に、印字面111を有する固定印字体112(図5参照)とその固定印字体112に接触してインクを供給するインク貯蔵体113(図5参照)とが保持されて構成されている。保持部材120の外周には、螺旋状の螺旋溝121が2本設けられている。この螺旋溝121には、筒端部2aの内側部にあるボス2cが係合されるようになっている。
螺旋溝121の末端121aには、螺旋溝121の底面を隆起させたストッパ121bが設けられ、末端121aに位置させたボス2cの螺旋溝121に沿った方向への移動が規制される。また、螺旋溝121の始端にも同様のストッパ121cが設けられており、始端に位置させたボス2cの移動が規制される。保持部材120は、筒端部2aの内周よりもわずかに径が小さく形成されている。
保持部材120の内部からは、印字面111とは反対の方向に2つの一対のガイド部材123がそれぞれ突設されている。また、固定印字体112及びインク貯蔵体113(図5参照)を保持する保持部材120のその保持部分の側面には、一対の突起部122が設けられている。この突起部122は、キャップ10の内側に設けられた係合部(図示外)に係合されるようになっている。さらに、固定印字部100の印字面111の略中央には、印字面111の面と直交する方向に固定印字部100を貫通する略長方形の露出孔114が設けられている。
次に、移動印字部200は、円筒状の支持ケース201内に、印字面211を有する5つの移動印字部材210が略長板状の保持体230(図4参照)に保持されて構成されている。支持ケース201は、収容される本体ケース2の内周にあわせて円筒状に形成されている。支持ケース201の印字面側の端部には、その外周を取り巻くツバ203が、外周面と直交する方向に突設され、支持ケース201を収容する本体ケース2の軸方向に対して直交する方向と平行な平面が形成されている。ツバ203の外周は、胴周りより口径の大きな本体ケース2の筒端部2aの内周とほぼ同じ大きさとなっている。また、支持ケース201を本体ケース2へ収容する際にボス2cに干渉しないように、ツバ203には2ヶ所に切欠部204が設けられている。また、保持体230の両側部には、固定印字部100の一対のガイド部材123の間に挟み込まれる2つのガイド片232がそれぞれ形成されている。
支持ケース201の一側面には、軸方向に沿って4本の長細い溝状のガイド溝202が開口されている。これらのガイド溝202は、支持ケース201を本体ケース2に収容し、印字面211の変更が行える状態では、開口部2bより露出される(図2参照)。
次に、移動印字部材210の構造を図4及び図5を参照して説明する。図4に示すように、移動印字部材210は、ベルト体220の外周面に設けられている。ベルト体220は、保持体230の長手方向に沿って、5本が並列して設けられており、それぞれが個別に回転可能になっている。各ベルト体220上に設けられた各移動印字部材210は、ベルト体220の回転とともにその位置が移動されるように固定されている。移動印字部材210は、突設状の複数の印字部212と、印字部212の間を連結する連結部213とから構成されている。そして、印字部212は、その先端に印字面211を有している。この移動印字部材210の長さは、ベルト体220の半周以下となっている。この移動印字部材210を構成する、印字面211を有する印字部212と連結部213とは、例えば多孔性樹脂などのインク含浸体からなり、一体に形成される。なお、移動印字部材210が、本発明における移動印字体に相当する。
ベルト体220の外周面には、各ベルト体220を個々に回転させる際にスライド操作するスライド部221が突設されており、保持体230の長手方向に沿ってスライド部221をスライド移動させることでベルト体220を回転させることができる。さらに、ベルト体220の外周面で、移動印字部材210が固定された側と反対側の外周面には、各印字部212の印字面211にそれぞれ対応した印影の見本222が印刷されている。尚、保持体230を支持ケース201に収容すると、前述したガイド溝202(図3参照)からスライド部221が支持ケース201の外方に突出される。
また、図5に示すように、ベルト体220のスライド部221には、そのスライド方向と直交する方向に出退可能に付勢された凸部223が突設されている。また、保持体230の内部には、凸部223に係合してベルト体220の回転に負荷を与える凹部231が、ベルト体220の回転方向に沿って印字部212の数だけ設けられている。この構成は、凸部223が凹部231に係合された状態では、その凹部231に対応した印字部212が、保持体230の長手方向の一方の側面に位置されるように、ベルト体220の位置決めを行うためのものである。また、スライド部221が操作されていずれかの印字部212が保持体230の長手方向の一方の側面(図5における紙面下側)に位置されたとき、他方の側面(図5における紙面上側)には、その印字面211に対応した印影の見本222が位置されるようになっている。移動印字部200の操作部205の底面には見本窓2eが開口されており、保持体230の長手方向の他方の側面に位置された見本222が、その見本窓2eを介して目視可能となっている。
次に、固定印字部100の構造について図5を参照して説明する。図5に示すように、固定印字部100は、印字面111を有する固定印字体112と、固定印字体112の背面に配置されたインク貯蔵体113とが保持部材120により保持されている。インク貯蔵体113は、例えば多孔性樹脂からなり、内部にインクを染み込ませることによってインクを貯蔵することができる。固定印字体112は、インク貯蔵体113と同様に多孔性樹脂からなり、その印字面111は、公知のように、固定印字体112の印影となる部分をマスクした状態で圧縮しつつ露光し、露光された部分が溶解して孔を塞ぐことによって形成される。固定印字体112は、インク貯蔵体113からインクの供給を受ける。
また、固定印字体112及びインク貯蔵体113を貫通する露出孔114の周囲には、移動印字部材210が挿入される側から印字面111に向かって傾斜面となり、移動印字部材210の挿入を容易にする孔縁部115が形成されている。孔縁部115は、移動印字部材210の挿入をサポートすることができればよく、傾斜面に限らず、弧面であってもよい。移動印字部材210は、この露出孔114を貫通して、その印字面211を固定印字部100の印字面111に露出させる。
次に、インク供給用キャップ300について、図6〜図10を参照して説明する。図6に示すように、インク供給用キャップ300は、保持部材120に保持された固定印字部100を本体ケース2から取り外すと、固定印字部100と同様に、本体ケース2の筒端部2aの内周に嵌合させて本体ケース2に装着することができる。インク供給用キャップ300の外周には、保持部材120と同様に、螺旋状の螺旋溝321が2本設けられている。この螺旋溝321には、筒端部2aの内側部にあるボス2cが係合される。また、図示しないが、螺旋溝321の末端には、螺旋溝321の底面を隆起させたストッパが設けられ、末端に位置させたボス2cの螺旋溝321に沿った方向への移動が規制される。また、螺旋溝321の始端にも同様のストッパが設けられており、始端に位置させたボス2cの移動が規制される。インク供給用キャップ300は、筒端部2aの内周よりもわずかに径が小さく形成されている。
また、図7に示すように、インク供給用キャップ300の内部からは、保持体230の両側部に設けられた2つのガイド片232(図4参照)を挟み込むための2つの一対のガイド部材323がそれぞれ突設されている。そして、インク供給用キャップ300の内側面には、移動印字部材210が挿入される挿入部325を挟んで、インク供給体310が保持されている。挿入部325は、インク供給用キャップ300の略中央に位置している。インク供給体310は、インク貯蔵体113や、移動印字部材210と同様の多孔質材料からなり、内部にインクを保持している。
インク供給体310の態様として、いくつかの例が考えられるが、ここでは、図6,図8,図9,図10に示す4通りを挙げておく。まず、図6,図8,及び図9に示すように、挿入部325に挿入された印字部の側面215に接触し、隣に配置された印字部には接触しない高さに形成したインク供給体310を配置する。図6,図8,及び図9の例では、挿入部325に挿入された、すなわち、捺印位置にある印字部である印字部214の両側の側面215にインク供給体310が接触し、印字部214に両側面からインクを供給するようにしている。尚、印字部214の印字面211に接触せず、側面215から供給する態様であれば、必ずしも両側の側面に接触する必要はなく、インク供給体310は、挿入部325の片側に設けるだけでもよい。このように、捺印位置にある印字部214の側面のみにインク供給体を接触するようにすれば、他に比べて捺印頻度が高いためにインク供給を特に必要とする印字部を選択して捺印位置に配置し、その印字部に対してインクを供給することができる。
尚、図6では、捺印位置にある印字部214の挿入部325への挿入をスムーズに行なうため、インク供給体310は、挿入部325にむかってテーパ状に形成されている。インク供給体の形状は、必ずしもこのようなテーパ状でなければならないわけではなく、印字部212の側面に接触してインクが供給できればよい。図8に示すように、インク供給体311を略直角に形成し、挿入部325に隣接して配置してもよい。また、挿入部325への挿入をスムーズにする形状としても、テーパ状に限らず、図9に示すように、インク供給体312を挿入部325にむかって弧状に形成して配置してもよい。
また、図10に示すように、捺印位置にある(挿入部325に挿入されている)印字部214だけでなく、その隣接位置にある印字部216や印字部217の側面218,219にも接触するように、インク供給体313の高さを高くし、挿入部325に向けてテーパ状や弧状に形成してもよい。このように、隣接する3つの印字部の側面に対してインク供給体を接触させるようにすれば、一度に供給されるインクの量やインクを供給できる印字部の数を増やすことができ、比較的短時間でインクの供給を行なうことができる。尚、捺印位置にある印字部214の側面はに接触せず、捺印位置の隣にある印字部216,217の側面にのみ接触するようにインク供給体を形成し、配置してもよい。
このような構成の日付印1を組み立てる際には、図3に示すように、まず、分離可能な操作部205を分離した支持ケース201を本体ケース2の筒端部2a側より本体ケース2に挿入し、筒端部2d側から操作部205を支持ケース201に係合させて固定させる。そして、筒端部2a側より固定印字部100の一対のガイド部材123の間に保持体230の2つのガイド片232をそれぞれ挟み込ませつつ、本体ケース2のボス2cを固定印字部100の螺旋溝121の始端に係合させ、固定印字部100の取り付けを行う。
ボス2cが螺旋溝121の始端に係合された状態では、固定印字部100は本体ケース2の筒端部2aから露出している。そして、移動印字部材210の選択されている印字面211は、固定印字部100の露出孔114から露出しない位置にある(図2参照)。また、この状態では、固定印字部100は、ボス2cと螺旋溝121の一対の係合部を結ぶ軸線(図示外)を揺動中心として、露出孔114と交差する方向に揺動可能となっている。
次に、支持ケース201の操作部205を本体ケース2に対して回転させる。すると、ガイド片232がガイド部材123に挟まれているので、ボス2cがストッパ121cを乗り越えて螺旋溝121に沿ってスライドし、固定印字部100も回転される。このため、固定印字部100は本体ケース2に納められる方向に移動される。このようにボス2cが螺旋溝121の始端から末端に向かって螺旋溝121をスライドしていくと、移動印字部材210は、孔縁部115に案内されつつ、露出孔114に挿入される(図5参照)。また、固定印字部100は、ボス2cと螺旋溝121の一対の係合部を結ぶ軸線Xを揺動中心として、露出孔114と交差する方向に揺動する(図示外)。そして、揺動するうちに、固定印字部100は、移動印字部材210にならうこととなり、印字面211が露出孔114の正規位置に位置決めされ、挿入が完了する(図1、図5参照)。また、ボス2cが螺旋溝121のストッパ121bを乗り越え末端の位置に達することで、本体ケース2に対して固定印字部100が位置決めされる(図5参照)。
印字面211の変更を行う場合は、本体ケース2を保持して操作部205を回転させる。すると、螺旋溝121の末端121aに位置しているボス2cがストッパ121bを乗り越え、始端に向かって螺旋溝121に沿ってスライドされる。すると、固定印字部100は本体ケース2から突出する。そして、固定印字部100の露出孔114より移動印字部材210の選択されている印字面211が引き抜かれた状態となる(図2参照)。この状態でスライド部221を操作すれば、任意の印字面211の選択を行うことができる。尚、捺印可能な状態に固定印字部100を移動させる場合、螺旋溝121がボス2cを案内する方向が固定印字部100の出退方向(本体ケース2の軸方向)に対して斜めとなっているため、固定印字部100と移動印字部200とが急激に接近することがない。
次に、移動印字部材210にインクを供給する場合には、まず、固定印字部100を本体ケース2から取り外す。すなわち、本体ケース2のボス2cを保持部材120の螺旋溝121の末端から始端まで螺旋溝121に沿ってスライドさせ、固定印字部100を本体ケース2の筒端部2aから露出させ、さらに、ボス2cと螺旋溝121との係合を外して、固定印字部100を本体ケース2から取り外す。そして、取り外した固定印字部100に替えて、インク供給用キャップ300の螺旋溝321の始端に本体ケース2のボス2cを係合させインク供給用キャップ300の取り付けを行う。
ボス2cが螺旋溝321の始端に係合された状態では、移動印字部材210の捺印位置にある印字部214は、まだ挿入部325に挿入されず、インク供給体310〜313に接触していない。次に、支持ケース201の操作部205を本体ケース2に対して回転させる。すると、ガイド片232がガイド部材323に挟まれているので、ボス2cがストッパ121cを乗り越えて螺旋溝121に沿ってスライドし、インク供給用キャップ300も回転される。このため、インク供給用キャップ300は本体ケース2に納められる方向に移動される。このようにボス2cが螺旋溝321の始端から末端に向かって螺旋溝321をスライドしていくと、印字部214は、インク供給体に案内されつつ、挿入部325に挿入される。そして、捺印位置にある印字部214の側面にインク供給体310,311,312が接触し、インクが印字部に供給されることとなる(図6,図8,図9参照)。また、図10に示す形状のインク供給体では、捺印位置にある印字部214及び隣接位置にある印字部216,217の側面にインク供給体313が接触し、インク供給体313から印字部214,216,217に対してインクが供給される。
以上説明したように、本実施形態の日付印1によれば、インク供給用キャップ300にインク供給体310を設け、固定印字部100を取り外してインク供給用キャップ300を装着することにより、捺印位置にある移動印字部材の印字部、または、捺印位置の隣に位置する印字部、もしくは両方の印字部の側面に、インク供給体310が接触する。従って、印字面には接触することなく、印字部の側面からインクを供給することができる。印字面にインク供給体を接触させず、側面に接触してインクを供給できるため、印字面の潰れや傷付きを防止でき、適量のインクを、使用者の所望の印字部に対して随時実行することができる。
捺印可能な状態の日付印1の斜視図である。 印字面211の変更が可能な状態の日付印1の斜視図である。 日付印1の分解斜視図である。 移動印字部材210を保持した保持体230の斜視図である。 図1に示す一点鎖線において矢視方向Aから見た、日付印1の断面図である。 インク供給用キャップ300を装着した状態の日付印1の断面図である。 インク供給用キャップ300の平面図である。 インク供給用キャップ300を装着した状態の日付印1の要部断面図である。 インク供給用キャップ300を装着した状態の日付印1の要部断面図である。 インク供給用キャップ300を装着した状態の日付印1の要部断面図である。
1 日付印
2 本体ケース
100 固定印字部
111 印字面
112 固定印字体
114 露出孔
120 保持部材
200 移動印字部
210 移動印字部材
211 印字面
212 印字部
213 連結部
214 印字部
215,218,219 側面
216 印字部
217 印字部
300 インク供給用キャップ
310〜313 インク供給体

Claims (3)

  1. 本体ケースと、
    当該本体ケース内に支持され、印影を形成するための印字面を有する印字部が突設された印字体と、
    前記本体ケースに着脱可能なインク供給用蓋体と、
    当該インク供給用蓋体内に設けられ、当該インク供給用蓋体が前記本体ケースに装着されたときに、前記印字部の印字面を有しない側面に当接して当該印字部にインクを供給するインク供給体とを備え
    前記印字体は、前記本体ケース内に移動可能に支持され、複数の印字部を有する移動印字体であり、
    さらに、前記移動印字体のいずれかの印字面が露出する露出孔を有し、当該露出孔から露出された前記印字面とともに印影を形成する固定印字体と、
    前記本体ケースの一端側に着脱可能に支持され、前記固定印字体を保持する保持部材とを備え、
    前記インク供給用蓋体は、前記保持部材を本体ケースから取り外したとき、当該保持部材が装着されていた位置に装着可能であることを特徴とする印判。
  2. 前記インク供給体は、捺印位置にある前記印字部の側面に当接することを特徴とする請求項に記載の印判。
  3. 前記インク供給体は、捺印位置にある前記印字部の隣に配置された印字部の側面に当接することを特徴とする請求項又はに記載の印判。
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