JP4736488B2 - 照明装置、及び照明装置を有してなる照明器具 - Google Patents

照明装置、及び照明装置を有してなる照明器具 Download PDF

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Description

本発明は、照明の光刺激により起床を促す機能を有する照明装置、及び照明装置を有してなる照明器具に関するものである。
従来から、一般照明器具の中には、照明の光刺激により就寝者の生理状態を深い眠りから浅い眠りに移行させ、容易に就寝者の起床を促すことを目的とした照明器具が商品化されている。
この種の照明器具は、図12に示す構成のものが知られている(例えば特許文献1参照)。この照明器具60は、照明の光刺激により、就寝者を気持ちよく目覚めさせることを可能とする照明制御プログラムを内蔵しており、放電灯(例えば、環形蛍光灯、2重環形蛍光灯、直管蛍光灯等)64a、64bと、電球(例えば、白熱球、ハロゲン球、クリプトン球等)67a、67b、67cと、商用電源61から得られる交流電圧を直流電圧に変換する整流平滑部62と、整流平滑部62の直流電圧出力を交流の高周波電圧に変換して放電灯64a、64bに供給するインバータ部63と、インバータ部63を制御するインバータ制御部65と、電球67a、67b、67cの出力を制御する電球制御部66と、タイマ機能(時計)を有するリモコン送信器70と、リモコン送信器70からの送信信号(点灯、調光、消灯命令等)を受光する受光部69からの出力を受けてインバータ制御部65及び電球制御部66に制御信号を送信する制御部8から構成される。
この照明器具60は、図13に示すように動作する。まず、就寝前などに、リモコン送信器70のタイマで予め起床時刻などをセットしておく。これにより、起床時刻の一定時間前(例えば30分前)になると、リモコン送信器70から受光部69にリモコン信号が送信される。受光部69がリモコン信号を受信すると(図13(d))、まず、電球67a、67b、67cが点灯を開始する(図13(b))。このとき、電球67a、67b、67cの照度は、低照度から高照度へと時間の経過と共に徐々に高くなっていき、これにより、照明器具60の照度は、低照度から高照度へと時間の経過と共に徐々に高くなっていく(図13(a))。このような照明器具60の照度変化により、就寝者は、深い睡眠状態から浅い睡眠状態へと導かれる。そして、起床時刻になると、電球67a、67b、67cが消灯して(図13(b))、放電灯64a、64bが点灯し(図13(c))、照明器具60の照度は、高照度(通常点灯の照度)に保たれる(図13(a))。これにより、就寝者は、睡眠から目覚めへと導かれる。電球67a、67b、67cが消灯して放電灯64a、64bが点灯することにより、省エネルギーとなる。
このように、照明器具60によれば、照明の光刺激によって、就寝者を目覚めさせることが可能である。また、照明器具60は、リモコン送信器70に目覚まし時計の機能を有しており、照明の光刺激に加えて、目覚まし時計機能の音刺激によっても、就寝者を目覚めさせることが可能にもなっている。
また、同種の照明器具として、図14に示す構成のものも知られている。図14に示す照明器具80は、リモコン送信器81からリモコン受光部82に起床時刻のデータを送信し、その起床時刻の一定時刻前になると、制御部83による制御のもと、点灯回路84によりランプ85を低照度で点灯開始して、その後、徐々にランプ85の光出力を増加し、そして、起床時刻付近になると、音源出力部86から音を出力し、リラックスできるような雰囲気を演出して、就寝者を目覚めさせるようになっている。
特開2000−348875号公報
ところで、一般に、照明器具は、ランプの寿命末期に、点灯回路への過大なストレスの印加やランプの異常加熱を防ぐために、ランプの光出力を抑制あるいは停止させている。従って、このような一般的な照明器具において、就寝者を目覚めさせることをランプの光刺激のみに頼った構成としたのでは、ランプの寿命末期などの異常時に、ランプの光出力が抑制あるいは停止されるため、就寝者が心地よく覚醒に向かうどころか、就寝者が所望の時刻に目覚めることさえできない。
また、上述の図14に示す構成の照明器具80においては、ランプ85が寿命末期などで不点灯となったときに制御電源を遮断して発振停止するような回路構成では、ランプ85が寿命末期などで不点灯となった場合に、音源出力部86による音の出力も遮断されてしまい、ランプ85による光刺激、音源出力部86による音刺激ともに機能しなくなり、就寝者を目覚めさせることができなくなってしまう。また、音源出力部86の音出力をオフ設定にしていた場合には、ランプ85の点灯、不点灯に関わらず、音刺激は機能しなくなってしまう。
また、上述の図12、図13に示す構成の照明器具60においては、リモコン送信器70が目覚まし時計の機能を有しているため、ランプ(放電灯64a、64bや電球67a、67b、67c)が寿命末期などで不点灯となった場合でも、リモコン送信器70の目覚まし時計の機能は有効に動作し、この目覚まし時計の機能による音刺激により、就寝者を目覚めさせることができなくなるという事態を回避することは可能になる。しかし、音刺激を好まず、目覚まし時計の機能がオフ設定されていた場合には、ランプが不点灯にも関わらず、目覚まし時計の機能による音刺激も機能しないため、就寝者を目覚めさせることができなくなってしまう。また、リモコン送信器70に通常の照明制御の機能に加え、時計手段、音源出力手段などが必要となるため、リモコン送信器70の大型化に繋がり、さらには、音源出力手段のために電池寿命も短くなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ランプが寿命末期などで不点灯になった場合でも、就寝者を目覚めさせることができる照明装置、及び照明装置を有してなる照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、ランプの光出力を設定時刻に低照度から高照度へ上昇させる制御手段を有した点灯装置と、点灯装置のランプの光出力の制御に関連して音を出力する音源出力部と、を備えた照明装置において、制御手段によるランプが不点灯の場合でも設定時刻との関連をもって音源出力部が動作するようにし、音源出力部は、ランプが不点灯の場合に、ランプが正常点灯する場合に出力予定の音量よりも大きい音量で音を出力し、又は、ランプが正常点灯する場合に出力予定の音の出力時間よりも長く音を出力するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の照明装置において、ランプの不点灯を検出するランプ異常検出部をさらに備え、音源出力部は、ランプ異常検出部の出力を基にランプが不点灯の場合に音を出力するものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の照明装置において、ランプ異常検出部は、ランプからの光出力を検出してランプの不点灯を検出し、ランプ異常検出部及び音源出力部は、ランプの点灯、又は消灯を遠隔操作するためのリモコン送信器に設けられているものである。
請求項の発明は、ランプの光出力を設定時刻に低照度から高照度へ上昇させる制御手段を有した点灯装置と、点灯装置のランプの光出力の制御に関連して音を出力する音源出力部と、を備え、ランプの光出力を設定時刻に上昇させることに関連して他機器の動作を制御する照明装置において、制御手段によるランプが不点灯の場合でも設定時刻との関連をもって音源出力部が動作するようにし、音源出力部は、ランプが不点灯の場合に、ランプが正常点灯する場合に出力予定の音量よりも大きい音量で音を出力し、又は、ランプが正常点灯する場合に出力予定の音の出力時間よりも長く音を出力し、さらに、ランプが不点灯の場合でも、設定時刻になると、他機器が動作するようにしたものである。
請求項の発明は、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の照明装置を有してなる照明器具である。
請求項1の発明によれば、ランプが寿命末期などで設定時刻に点灯しない場合でも、音源出力部から設定時刻との関連をもって音が出力され、従って、その音刺激によって、ランプによる光刺激が機能しないときでも、就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。しかも、ランプが寿命末期などで設定時刻に点灯しないときには、ランプによる光刺激が機能しない分、ランプが正常点灯する場合よりも大きい音量で音源出力部から音が出力され、又は、ランプが正常点灯する場合よりも長く音源出力部から音が出力され、従って、その大きい音刺激によって、又は、その長い時間の音刺激によって、ランプによる光刺激が機能しないときでも、より確実に就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。
請求項2の発明によれば、音源出力部の音出力がオフ設定されている場合でも、ランプが寿命末期などで設定時刻に点灯しないときには、ランプ異常検出部の出力により音源出力部から音が出力され、従って、その音刺激によって、ランプによる光刺激が機能しないときでも、就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。
請求項3の発明によれば、音出力をオフ設定にしておくことにより、ランプが寿命末期などで設定時刻に点灯しない場合にだけリモコン送信器の音源出力部から音が出力されるため、リモコン送信器の電池寿命が短くなることがない。また、ランプ異常検出部の出力によりリモコン送信器の音源出力部から音が出力されるため、リモコン送信器は、時計手段を必要とせず、大型化することがない。
請求項の発明によれば、ランプが寿命末期などで設定時刻に点灯しない場合でも、他機器が設定時刻との関連をもって動作し、従って、その他機器の動作による刺激によって、ランプによる光刺激が機能しないときでも、就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。しかも、ランプが寿命末期などで設定時刻に点灯しないときには、ランプによる光刺激が機能しない分、ランプが正常点灯する場合よりも大きい音量で音源出力部から音が出力され、又は、ランプが正常点灯する場合よりも長く音源出力部から音が出力され、従って、その大きい音刺激によって、又は、その長い時間の音刺激によって、ランプによる光刺激が機能しないときでも、より確実に就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。
請求項の発明によれば、照明器具において、請求項1乃至請求項と同様の作用、効果が得られる。
以下、本発明を具体化した実施形態による照明装置について図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
まず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る照明装置の構成を示す。照明装置1は、照明光による刺激及び音による刺激によって就寝者の起床を促す機能を有しており、点灯回路2と、照明光、音源制御部3と、制御電源部4と、リモコン送信器5とを備えている。
点灯回路2は、照明光を出力するランプ21と、商用電源6から得られる交流電圧を高周波電圧に変換してランプ21に供給するインバータ部22と、インバータ部22を制御するインバータ制御部23と、ランプ21の寿命末期などの異常を検出する異常検出部24とを有している。
照明光、音源制御部3は、リモコン送信器5からの信号を受ける受光部31と、音を出力する音源出力部32と、就寝者の起床を促す起床プログラム動作を制御する起床プログラム制御部33とを有している。起床プログラム動作とは、予め設定された時刻に就寝者に起床を促すために、ランプ21の照明光による光刺激や音源出力部32の音出力による音刺激、又はそれら光刺激と音刺激の両方を就寝者に与える動作である。
制御電源部4は、インバータ制御部23、及び照明光、音源制御部3に制御電圧を供給する。リモコン送信器5は、照明装置1の動作を遠隔操作するものであり、ランプ21の点灯、調光、消灯や、音源出力部32からの音出力の停止等を行うための制御ボタン51と、起床プログラム動作の設定を行うためのプログラム設定ボタン52及び液晶表示パネル53と、制御ボタン51及びプログラム設定ボタン52の操作に応じて信号を送信するための送信用LED54とを有している。
図2(a)(b)は、上記照明装置1を有してなる照明器具10の構成を示す。照明器具10は、上記照明装置1に加え、反射板11と、セード12とを備えている。照明装置1の点灯回路2、照明光、音源制御部3、及び制御電源部4は、反射板11内に配置されており、点灯回路2のランプ(環形蛍光灯)21及び照明光、音源制御部3の受光部31が反射板11から露出して設けられている。反射板11は、照明装置1のランプ21から放射された光を反射するものである。セード12は、ランプ21からの光を透過させるものであり、ランプ21の保護、ランプ21から放射される光の方向や波長の制御、及び装飾のために設けられている。
図3は、上記点灯回路2のインバータ部22の構成を示す。インバータ部22は、商用電源6から得られる交流電圧を直流電圧に変換出力する昇圧チョッパ回路22aと、昇圧チョッパ回路22aから出力される直流電圧を交流の高周波電圧に変換してランプ21に供給するハーフブリッジインバータ回路22bとを含んでいる。インバータ制御部23は、ハーフブリッジインバータ回路22bへの駆動周波数を変化させて、ランプ21の予熱、始動、点灯、調光を制御する。これらは一般的な構成であり、詳細な説明は省略する。
図4は、上記点灯回路2の異常検出部24の構成を示す。異常検出部24は、インバータ部22のトランスT1(図3参照)の副巻線に接続されており、トランスT1を介して得られるランプ21の電圧の相似的な波形をダイオード24aにて整流し、抵抗24b、24cにて分圧された電位をコンパレータ24dにて基準電圧と比較して、その比較結果をインバータ制御部23に出力する。インバータ制御部23は、異常検出部24から得られる信号を基に、ランプ異常の際には、発振を停止して、インバータ部22のハーフブリッジインバータ回路22bへの駆動を停止させる。
上記照明光、音源制御部3の受光部31は、リモコン送信器5からの信号(点灯、消灯、増光や減光(調光)、音出力の停止、起床プログラム動作の設定等)を受けて、その信号をインバータ制御部23、音源出力部32、及び起床プログラム制御部33に伝達する。
上記点灯回路2のインバータ制御部23は、受光部31から点灯、消灯、増光や減光(調光)の信号を受けると、その信号のとおりにランプ21の点灯、消灯などを制御する。また、インバータ制御部23は、起床プログラム制御部33からの制御信号を受けると、起床プログラム動作によるランプ21の点灯動作を制御する。
上記照明光、音源制御部3の音源出力部32は、起床プログラム制御部33からの制御信号を受けると、起床プログラム動作による音の出力動作を行う。また、音源出力部32は、受光部31から音出力停止の信号を受けると、音の出力動作を停止する。
上記照明光、音源制御部3の起床プログラム制御部33は、受光部31から起床時刻を含む起床プログラム動作の設定に関する信号を受けると、その信号に応じた起床プログラム動作を設定する。つまり、起床プログラム動作は、リモコン送信器5のプログラム設定ボタン52により、起床時刻の設定を含む起床プログラム動作の設定操作を行うことにより設定される。そして、起床プログラム制御部33は、設定された起床プログラム動作を実行制御、すなわち設定された起床時刻に就寝者を起床させるように、インバータ制御部23及び音源出力部32に制御信号を出力して、ランプ21及び音源出力部32の動作を制御する。
上記制御電源部4は、降圧チョッパ回路などにより構成されており、インバータ部22の昇圧チョッパ回路22aの出力となるコンデンサCo(図3参照)の両端出力の直流電圧を、降圧チョッパ回路などで低電圧に変換することにより、インバータ制御部23及び照明光、音源制御部3の制御電圧を得るようになっている。従って、インバータ部22の昇圧チョッパ回路22aやハーフブリッジインバータ回路22bが動作を停止していても、商用電源6から得られる交流電圧をコンデンサCoで整流平滑した電圧が制御電源部4の降圧チョッパ回路の電源となり、これにより、制御電源部4は、インバータ部22の動作状態に関わらず、インバータ制御部23及び照明光、音源制御部3の制御電圧を得て、その制御電圧をインバータ制御部23及び照明光、音源制御部3に供給することが可能になっている。
図5(a)(b)は、ランプ21が正常に点灯する場合の起床プログラム動作を示す。ランプ21が正常に点灯する場合、次のように起床プログラム動作が行われる。起床プログラム制御部33は、リモコン送信器5により予め設定された起床時刻と現在時刻を比較し、起床時刻の一定時間前(例えば30分前)になると、起床プログラム動作による照明開始を指示する制御信号をインバータ制御部23に出力する。これにより、インバータ制御部23は、インバータ部22を制御して、起床時刻の一定時間前(例えば30分前)に、起床プログラム動作による照明動作を開始させる(図5(a))。
このとき、インバータ制御部23は、まず、ランプ21を低出力(低照度)で点灯させ、そして、時間の経過と共にランプ21の出力(照度)を低出力(低照度)から、中出力(中照度)、高出力(高照度)へと徐々に上昇させ、起床時刻にランプ21の出力が最大(通常点灯の照度)となるように、ランプ21の光出力を制御する。
また、起床プログラム制御部33は、起床時刻の一定時間前(例えば10分前)になると、起床プログラム動作による音の出力開始を指示する制御信号を音源出力部32に出力する。これにより、音源出力部32は、ランプ21の光出力の制御に関連して、起床時刻の一定時間前(例えば10分前)に、起床プログラム動作による音の出力動作を開始する(図5(b))。
このとき、音源出力部32は、まず、「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を小さい音量で出力し、時間の経過と共にこれらの音量を徐々に上昇させ、起床時刻になると、アラーム音などを出力する。なお、音の出力設定がオフ(音を出力しない)に設定されている場合には、音源出力部32は、これら起床プログラム動作による音の出力を行わない。
このように、ランプ21が正常に点灯する場合には、起床時刻前からランプ21が低照度で点灯を開始し、起床時刻までランプ21が徐々に光出力を増加することにより、就寝者は、このような光刺激の変化によって、深い睡眠状態から浅い睡眠状態へと導かれる。また、起床時刻前から音源出力部32が「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を出力することにより、就寝者がよりリラックスできるような雰囲気が演出される。そして、起床時刻になると、ランプ21が高照度で点灯すると共に、音源出力部32がアラーム音を出力することにより、就寝者は、それらの光刺激及び音刺激によって、睡眠から目覚めへと導かれる。
図5(c)(d)は、ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合の起床プログラム動作を示す。ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合、次のように起床プログラム動作が行われる。ランプ21が正常に点灯する場合と同様に予め設定された起床時刻の一定時間前(例えば30分前)になると起床プログラム制御部33が起床プログラム動作による照明開始を指示する制御信号をインバータ制御部23に出力するものの、ランプ21は点灯せず、照明光は出力されない(図5(c))。このとき、インバータ制御部23は、異常検出部24からの出力を受けて発振を停止し、インバータ部22の駆動を停止させる。
一方、上述のようにインバータ部22の動作状態に関わらず制御電源部4から照明光、音源制御部3に制御電圧が供給されるため、照明光、音源制御部3の起床プログラム制御部33は、ランプ21が正常に点灯するときと同様に、起床時刻の一定時間前(例えば10分前)になると、起床プログラム動作による音の出力開始を指示する制御信号を音源出力部32に出力する。これにより、音源出力部32は、ランプ21が正常に点灯するときと同様に、起床時刻との関連をもって予定時刻どおり(例えば起床時刻の10分前)に、起床プログラム動作による音の出力動作を開始する(図5(d))。
このとき、音源出力部32は、ランプ21が正常に点灯するときと同様に、まず、「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を小さい音量で出力し、時間の経過と共にこれらの音量を徐々に上昇させ、起床時刻になると、アラーム音などを出力する。なお、音の出力設定がオフ(音を出力しない)に設定されている場合には、音源出力部32は、これら起床プログラム動作による音の出力を行わない。
このように、ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合には、起床時刻前になってもランプ21が点灯しないため、就寝者が光刺激によって浅い睡眠状態へと導かれることはない。しかし、ランプ21が正常に点灯する場合と同様に起床時刻前から音源出力部32が「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を出力することにより、就寝者がよりリラックスできるような雰囲気が演出される。そして、起床時刻になると、ランプ21は点灯しないものの、ランプ21が正常に点灯する場合と同様に音源出力部32がアラーム音を出力することにより、就寝者は、その音刺激によって睡眠から目覚めへと導かれる。
このような構成の照明装置1によれば、ランプ21が寿命末期などで設定時刻に点灯しない場合でも、音源出力部32から設定時刻との関連をもって音が出力されるため、その音刺激によって、ランプ21による光刺激が機能しないときでも、就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。
なお、上記実施形態において、異常検出部24は、ランプ21の電圧を検出する手段を用いたものに限られず、フィラメントの断線を検出する手段や、ランプ21の半波放電を検出する手段を用いたものであってもよく、また、これらを組合せて用いたものであってもよい。ランプ21としては、環形蛍光灯(放電灯)に限られず、白熱電球(IL)やLEDなどであってもよい。ランプ21が寿命末期などで起床時刻前に点灯しない場合、就寝者は暗い中で目覚めることになるため、音源出力部32から「ランプを交換して下さい」「ランプが寿命です」などの音声を出力して、使用者の不安感を和らげるようにしてもよい。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。図6は、第2の実施形態に係る照明装置の構成を示す。本実施形態の照明装置1は、異常検出部24からの出力信号がインバータ制御部23に加えて音源出力部32に与えられるようになっており、音源出力部32は、起床プログラム制御部33からの制御信号に加えて、異常検出部24からの出力によって動作するようになっている。本実施形態における他の構成については、上記第1の実施形態と同様である。
図7(a)(b)は、本実施形態におけるランプ21が寿命末期などで点灯しない場合の起床プログラム動作を示す(ランプ21が正常に点灯する場合の起床プログラム動作は、上記第1の実施形態と同様(上記図5(a)(b)参照)である)。ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合、次のように起床プログラム動作が行われる。起床プログラム制御部33は、上記第1の実施形態と同様に、予め設定された起床時刻の一定時間前(例えば30分前)になると、起床プログラム制御部33が起床プログラム動作による照明開始を指示する制御信号をインバータ制御部23に出力するものの、ランプ21は点灯せず、照明光は出力されない(図7(a))。
一方、音源出力部32は、ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合には、起床プログラム制御部33からの制御信号、及び異常検出部24からのランプ不点灯の信号を受けて、音の出力設定がオン(音を出力する)、又はオフ(音を出力しない)の何れに設定されていても、起床時刻との関連をもって起床時刻の一定時間前(例えば10分前)になると、起床プログラム動作による音の出力動作を開始する(図7(b))。すなわち、音源出力部32は、ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合には、音の出力設定がオンに設定されている場合は予定どおりに、音の出力設定がオフに設定されている場合は強制的に、起床プログラム動作による音の出力動作を開始する。
このとき、音源出力部32は、ランプ21が正常に点灯する場合と同様(上記第1の実施形態と同様)に、まず、「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を小さい音量で出力し、時間の経過と共にこれらの音量を徐々に上昇させ、起床時刻になると、アラーム音などを出力する。
また、音源出力部32は、これらの音をランプ21が正常点灯する場合に出力予定の音量(上記第1の実施形態における図5(b)参照)よりも大きい音量で出力する。このようにするのは、本来、ランプ21からの照明光による光刺激により就寝者を気持ちよく目覚めさせることを目的としており、ランプ21が正常に点灯する場合の音源出力部32からの出力音量は不快でない音量となっているため、ランプ21が正常に点灯する場合の出力音量では、就寝者が目覚めない可能性があるためである。音源出力部32が大きい音量で音を出力することは、元々の音源データのうち音量の大きいものを再生するか、又は、アンプ出力を変更することにより行われる。
このような構成の照明装置1によれば、音源出力部32の音の出力設定がオフに設定されている場合でも、ランプ21が寿命末期などで設定時刻に点灯しないときには、ランプ異常検出部24の出力により音源出力部32から音が出力されるため、その音刺激によって、ランプ21による光刺激が機能しないときでも、就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。しかも、ランプ21が寿命末期などで設定時刻に点灯しないときには、ランプ21による光刺激が機能しない分、ランプ21が正常点灯する場合よりも大きい音量で音源出力部32から音が出力されるため、その大きい音刺激により、ランプ21による光刺激が機能しないときでも、より確実に就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。本実施形態の照明装置は、ランプが寿命末期などで点灯しないときの起床プログラム動作が上記第2の実施形態と異なっている。本実施形態における他の構成については、上記第2の実施形態(上記図6に示した構成)と同様である。以下、上記図6に付した符号を引用して説明する。
図8(a)(b)は、本実施形態におけるランプ21が寿命末期などで点灯しない場合の起床プログラム動作を示す(ランプ21が正常に点灯する場合の起床プログラム動作は、上記第2の実施形態と同様(上記図5(a)(b)参照)である)。ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合、次のように起床プログラム動作が行われる。起床プログラム制御部33は、上記第2の実施形態と同様に、予め設定された起床時刻の一定時間前(例えば30分前)になると、起床プログラム制御部33が起床プログラム動作による照明開始を指示する制御信号をインバータ制御部23に出力するものの、ランプ21は点灯せず、照明光は出力されない(図8(a))。
一方、音源出力部32は、ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合には、上記第2の実施形態と同様に、起床プログラム制御部33からの制御信号、及び異常検出部24からのランプ不点灯の信号を受けて、音の出力設定がオン(音を出力する)、又はオフ(音を出力しない)の何れに設定されていても、起床時刻との関連をもって起床時刻の一定時間前(例えば10分前)になると、起床プログラム動作による音の出力動作を開始する(図8(b))。
このとき、音源出力部32は、ランプ21が正常に点灯する場合と同様(上記第1の実施形態と同様)に、まず、「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を小さい音量で出力し、時間の経過と共にこれらの音量を徐々に上昇させ、起床時刻になると、アラーム音などを出力する。
また、音源出力部32は、このアラーム音をランプ21が正常点灯する場合に出力予定の出力時間(上記第1の実施形態における図5(b)参照)よりも長く出力する。このようにするのは、本来、ランプ21からの照明光による光刺激により就寝者を気持ちよく目覚めさせることを目的としており、ランプ21が正常に点灯する場合の音源出力部32からの出力音量は不快でない音量となっているため、ランプ21が正常に点灯する場合の音の出力時間では、就寝者が目覚めない可能性があるためである。
このような構成の照明装置1によれば、上記第2の実施形態と同様に、音源出力部32の音の出力設定がオフに設定されている場合でも、ランプ21が寿命末期などで設定時刻に点灯しないときには、ランプ異常検出部24の出力により音源出力部32から音が出力されるため、その音刺激によって、ランプ21による光刺激が機能しないときでも、就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。しかも、ランプ21が寿命末期などで設定時刻に点灯しないときには、ランプ21による光刺激が機能しない分、ランプ21が正常点灯する場合よりも長く音源出力部32から音が出力されるため、その長い時間の音刺激により、ランプ21による光刺激が機能しないときでも、より確実に就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。
<第4の実施形態>
次に、第4の実施形態について説明する。図9は、第4の実施形態に係る照明装置の構成を示す。本実施形態の照明装置1は、リモコン送信器5に、異常検出部57及び音源出力部58が設けられている。本実施形態における他の構成については、上記第1の実施形態(上記図1に示した構成)と同様である。以下、上記図1に付した符号を引用して説明する。
照明装置1は、上記第1の実施形態と同様に、点灯回路2、照明光、音源制御部3、及び制御電源部4が反射板11内に配置され、点灯回路2のランプ(環形蛍光灯)21及び照明光、音源制御部3の受光部31が反射板11から露出して設けられて、照明器具とされる。
図10は、リモコン送信器5の構成を示す。リモコン送信器5は、上記ランプ異常検出部57及び音源出力部58に加え、上記第1の実施形態と同様の制御ボタン51、プログラム設定ボタン52、液晶表示パネル53、及び送信用LED54を有している。異常検出部57は、点灯回路2のランプ異常検出部24とは別に設けられたものであり、照度センサ等から成り、ランプ21からの光出力が基準照度に達しているか否かでランプ21の不点灯を検出する。音源出力部58は、照明光、音源制御部3の音源出力部32とは別に設けられたものであり、スピーカ等から成り、リモコン送信器5に設けられた異常検出部57からの出力によって音を出力する。
本実施形態では、ランプ21が正常に点灯する場合、上記第1の実施形態と同様に起床プログラム動作が行われる(リモコン送信器5の音源出力部58は音を出力しない)。
また、本実施形態では、ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合、次のように起床プログラム動作が行われる。起床プログラム制御部33は、上記第1の実施形態と同様に、予め設定された起床時刻の一定時間前(例えば30分前)になると、起床プログラム制御部33が起床プログラム動作による照明開始を指示する制御信号をインバータ制御部23に出力するものの、ランプ21は点灯せず、照明光は出力されない。
一方、起床プログラム制御部33は、上記第1の実施形態と同様に、起床時刻の一定時間前(例えば10分前)になると、起床プログラム動作による音の出力開始を指示する制御信号を音源出力部32に出力し、これにより、音源出力部32は、ランプ21が正常に点灯する場合と同様(上記第1の実施形態と同様)に、起床時刻との関連をもって予定時刻どおり(例えば起床時刻の10分前)に、起床プログラム動作による音の出力動作を開始する。
このとき、音源出力部32は、ランプ21が正常に点灯する場合と同様(上記第1の実施形態と同様)に、まず、「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を小さい音量で出力し、時間の経過と共にこれらの音量を徐々に上昇させ、起床時刻になると、アラーム音などを出力する。
さらに、リモコン送信器5の異常検出部57は、設定された起床時刻にランプ21が点灯しないためランプ不点灯の信号を出力し、これにより、リモコン送信器5の音源出力部58は、異常検出部57からのランプ不点灯の信号を受けて、起床時刻になるとアラーム音などを出力する。
このような構成の照明装置1によれば、ランプ21が寿命末期などで設定時刻に点灯しない場合でも、リモコン送信器5の音源出力部58から設定時刻との関連をもって音が出力されるため、その音刺激によって、ランプ21による光刺激が機能しないときでも、就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。しかも、リモコン送信器5の音源出力部58による音刺激が照明光、音源制御部3の音源出力部32による音刺激に加わることによって、より確実に就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。
また、リモコン送信器5の音源出力部58の音の出力設定をオフ(音を出力しない)に設定しておくことにより、リモコン送信器5の音源出力部58はランプ21が寿命末期などで設定時刻に点灯しない場合にだけ音を出力するため、リモコン送信器5の電池寿命が短くなることがない。さらに、リモコン送信器5の音源出力部58はリモコン送信器5のランプ異常検出部57の出力を受けて音を出力するため、リモコン送信器5は、時計手段を必要とせず、大型化することがない。
なお、上記実施形態において、照明光、音源制御部3の音源出力部32は必ずしも必要ではなく、ランプ21の光刺激とリモコン送信器5の音源出力部58の音刺激によって、就寝者を目覚めさせるようにしてもよい。この場合、リモコン送信器5の音源出力部58は、起床時刻の一定時間前(例えば10分前)になると、まず、「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を小さい音量で出力し、時間の経過と共にこれらの音量を徐々に上昇させ、起床時刻になると、アラーム音などを出力するようにしてもよい。また、点灯回路2の異常検出部24は必ずしも必要ではなく、リモコン送信器5の異常検出部57で検出したランプ不点灯の情報を、リモコン送信器5から照明光、音源制御部3に送信するようにしてもよい。
<第5の実施形態>
次に、第5の実施形態について説明する。図11は、第5の実施形態に係る照明装置の構成を示す。本実施形態の照明装置1は、起床プログラム制御部33からの制御信号がインバータ制御部23及び音源出力部32に加えて他機器であるTV90に与えられると共に、異常検出部24からの出力信号がインバータ制御部23に加えて音源出力部32及びTV90に与えられるようになっている。そして、音源出力部32は、起床プログラム制御部33からの制御信号に加えて、異常検出部24からの出力によって動作するようになっており、TV90は、起床プログラム制御部33からの制御信号及び異常検出部24からの出力によって動作するようになっている。本実施形態における他の構成については、上記第1の実施形態と同様である。
本実施形態では、ランプ21が正常に点灯する場合、次のように起床プログラム動作が行われる。起床プログラム制御部33は、上記第1の実施形態と同様に、予め設定された起床時刻の一定時間前(例えば30分前)になると、起床プログラム動作による照明開始を指示する制御信号をインバータ制御部23に出力し、これにより、インバータ制御部23は、上記第1の実施形態と同様に、インバータ部22を制御して、起床時刻の一定時間前(例えば30分前)に、起床プログラム動作による照明動作を開始させる。
このとき、インバータ制御部23は、上記第1の実施形態と同様に、まず、ランプ21を低出力(低照度)で点灯させ、そして、時間の経過と共にランプ21の出力(照度)を低出力(低照度)から、中出力(中照度)、高出力(高照度)へと徐々に上昇させ、起床時刻にランプ21の出力が最大(通常点灯の照度)となるように、ランプ21の光出力を制御する。
また、起床プログラム制御部33は、上記第1の実施形態と同様に、起床時刻の一定時間前(例えば10分前)になると、起床プログラム動作による音の出力開始を指示する制御信号を音源出力部32に出力する。これにより、音源出力部32は、上記第1の実施形態と同様に、ランプ21の光出力の制御に関連して、起床時刻の一定時間前(例えば10分前)に、起床プログラム動作による音の出力動作を開始する。
このとき、音源出力部32は、上記第1の実施形態と同様に、まず、「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を小さい音量で出力し、時間の経過と共にこれらの音量を徐々に上昇させ、起床時刻になると、アラーム音などを出力する。なお、音の出力設定がオフ(音を出力しない)に設定されている場合には、音源出力部32は、これら起床プログラム動作による音の出力を行わない。
さらに、起床プログラム制御部33は、起床時刻になると、起床プログラム動作によるTV90の動作開始を指示する制御信号をTV90に出力する。これにより、TV90は、ランプ21の光出力の制御に関連して、起床時刻になると動作を開始する。なお、TV90の動作設定がオフ(起床時刻にTV90の動作を開始しない)に設定されている場合には、TV90は、起床プログラム動作による動作開始を行わない。
このように、ランプ21が正常に点灯する場合には、起床時刻前からランプ21が低照度で点灯を開始し、起床時刻までランプ21が徐々に光出力を増加することにより、就寝者は、このような光刺激の変化によって、深い睡眠状態から浅い睡眠状態へと導かれる。また、起床時刻前から音源出力部32が「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を出力することにより、就寝者がよりリラックスできるような雰囲気が演出される。そして、起床時刻になると、ランプ21が高照度で点灯し、音源出力部32がアラーム音を出力すると共にTV90が動作することにより、就寝者は、ランプ21による光刺激、音源出力部32による音刺激、及びTV90の動作による光刺激や音刺激によって、睡眠から目覚めへと導かれる。
また、本実施形態では、ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合、次のように起床プログラム動作が行われる。起床プログラム制御部33は、ランプ21が正常に点灯する場合と同様に予め設定された起床時刻の一定時間前(例えば30分前)になると起床プログラム制御部33が起床プログラム動作による照明開始を指示する制御信号をインバータ制御部23に出力するものの、ランプ21は点灯せず、照明光は出力されない。
一方、音源出力部32は、起床プログラム制御部33からの制御信号、及び異常検出部24からのランプ不点灯の信号を受けて、音の出力設定がオン(音を出力する)、又はオフ(音を出力しない)の何れに設定されていても、起床時刻との関連をもって起床時刻の一定時間前(例えば10分前)になると、起床プログラム動作による音の出力動作を開始する。すなわち、音源出力部32は、ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合には、音の出力設定がオンに設定されている場合は予定どおりに、音の出力設定がオフに設定されている場合は強制的に、起床プログラム動作による音の出力動作を開始する。
このとき、音源出力部32は、ランプ21が正常に点灯する場合と同様に、まず、「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を小さい音量で出力し、時間の経過と共にこれらの音量を徐々に上昇させ、起床時刻になると、アラーム音などを出力する。
さらに、TV90は、起床プログラム制御部33からの制御信号、及び異常検出部24からのランプ不点灯の信号を受けて、TV90の動作設定がオン(起床時刻にTV90の動作を開始する)、又はオフ(起床時刻にTV90の動作を開始しない)の何れに設定されていても、起床時刻との関連をもって起床時刻になると、動作を開始する。すなわち、TV90は、TV90の動作設定がオンに設定されている場合は予定どおりに、TV90の動作設定がオフに設定されている場合は強制的に、起床プログラム動作による動作を開始する。
このように、ランプ21が寿命末期などで点灯しない場合には、起床時刻前になってもランプ21が点灯しないため、就寝者が光刺激によって浅い睡眠状態へと導かれることはない。しかし、ランプ21が正常に点灯する場合と同様に起床時刻前から音源出力部32が「小鳥のさえずり」や「音楽」などの音を出力することにより、就寝者がよりリラックスできるような雰囲気が演出される。そして、起床時刻になると、ランプ21は点灯しないものの、音源出力部32がアラーム音を出力すると共にTV90が動作することにより、就寝者は、音源出力部32による音刺激、及びTV90の動作による光刺激や音刺激によって、睡眠から目覚めへと導かれる。
このような構成の照明装置1によれば、ランプ21が寿命末期などで設定時刻に点灯しない場合でも、他機器であるTV90が設定時刻との関連をもって動作するため、その動作刺激によって、ランプ21による光刺激が機能しないときでも、就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。しかも、TV90の動作刺激が音源出力部32による音刺激に加わることによって、より確実に就寝者を設定時刻に目覚めさせることができる。
なお、上記実施形態において、音源出力部32は必ずしも必要ではなく、ランプ21の光刺激と他機器であるTV90の動作刺激によって、就寝者を目覚めさせるようにしてもよい。TV90は、ランプ21が設定時刻に正常に点灯する場合は動作させず、ランプ21が寿命末期などで設定時刻に点灯しない場合にだけ動作させるようにしてもよい。他機器としては、TV90に限られず、AV機器などであってもよい。
本発明の一実施形態に係る照明装置の構成を示す電気的ブロック構成図。 (a)は同照明装置を有してなる照明器具の構成を示す平面図、(b)は同側面図。 同照明装置の点灯回路のインバータ部の回路構成を示す図。 同照明装置の点灯回路の異常検出部の回路構成を示す図。 (a)は同照明装置のランプが正常に点灯する場合の起床プログラム動作におけるランプの動作を示す図、(b)は同音源出力部の動作を示す図、(c)はランプが正常に点灯しない場合の起床プログラム動作におけるランプの動作を示す図、(d)は同音源出力部の動作を示す図。 本発明の別の実施形態に係る照明装置の構成を示す電気的ブロック構成図。 (a)は同照明装置のランプが正常に点灯しない場合の起床プログラム動作におけるランプの動作を示す図、(b)は同音源出力部の動作を示す図。 (a)は本発明のさらに別の実施形態に係る照明装置のランプが正常に点灯しない場合の起床プログラム動作におけるランプの動作を示す図、(b)は同音源出力部の動作を示す図。 本発明のさらに別の実施形態に係る照明装置の構成を示す電気的ブロック構成図。 同照明装置のリモコン送信器の構成を示す斜視図。 本発明のさらに別の実施形態に係る照明装置の構成を示す電気的ブロック構成図。 従来の照明装置の構成を示す電気的ブロック構成図。 (a)は従来の照明装置の照明動作を示す図、(b)は同照明動作における白熱電球の動作を示す図、(c)は同照明動作における蛍光灯の動作を示す図、(d)は受光部のリモコン信号の受信タイミングを示す図。 別の従来の照明装置の構成を示す電気的ブロック構成図。
符号の説明
1 照明装置
2 点灯回路
3 照明光、音源制御部
4 制御電源部
5 リモコン送信器
10 照明器具
11 反射板
12 セード
21 ランプ
22 インバータ部
23 インバータ制御部
24 異常検出部
31 受光部
32 音源出力部
32 起床プログラム制御部
51 制御ボタン
52 プログラム設定ボタン
53 液晶表示パネル
54 送信用LED
57 異常検出部
58 音源出力部
90 他機器

Claims (5)

  1. ランプの光出力を設定時刻に低照度から高照度へ上昇させる制御手段を有した点灯装置と、前記点灯装置のランプの光出力の制御に関連して音を出力する音源出力部と、を備えた照明装置において、
    前記制御手段による前記ランプが不点灯の場合でも設定時刻との関連をもって前記音源出力部が動作するようにし
    前記音源出力部は、前記ランプが不点灯の場合に、前記ランプが正常点灯する場合に出力予定の音量よりも大きい音量で音を出力し、又は、前記ランプが正常点灯する場合に出力予定の音の出力時間よりも長く音を出力することを特徴とする照明装置。
  2. 前記ランプの不点灯を検出するランプ異常検出部をさらに備え、
    前記音源出力部は、前記ランプ異常検出部の出力を基に前記ランプが不点灯の場合に音を出力することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記ランプ異常検出部は、前記ランプからの光出力を検出して前記ランプの不点灯を検出し、
    前記ランプ異常検出部及び前記音源出力部は、前記ランプの点灯、又は消灯を遠隔操作するためのリモコン送信器に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. ランプの光出力を設定時刻に低照度から高照度へ上昇させる制御手段を有した点灯装置と、前記点灯装置のランプの光出力の制御に関連して音を出力する音源出力部と、を備え、ランプの光出力を設定時刻に上昇させることに関連して他機器の動作を制御する照明装置において、
    前記制御手段による前記ランプが不点灯の場合でも設定時刻との関連をもって前記音源出力部が動作するようにし、
    前記音源出力部は、前記ランプが不点灯の場合に、前記ランプが正常点灯する場合に出力予定の音量よりも大きい音量で音を出力し、又は、前記ランプが正常点灯する場合に出力予定の音の出力時間よりも長く音を出力し、
    さらに、前記ランプが不点灯の場合でも、設定時刻になると、前記他機器が動作するようにしたことを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の照明装置を有してなる照明器具。
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