JP4736024B2 - Ａｖ機器制御システム及び方法 - Google Patents
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Description
本発明は、複数のＡＶ機器と光伝送を用いたＡＶ機器制御システム及び方法に関する。
従来、各ＡＶ機器の入出力信号を送信および受信する光送受信器と、これらの光信号を中継する制御卓とにより構成し、機器間のビデオ信号および音声信号を光空間伝送するＡＶ機器光空間接続記憶装置がある（例えば、特許文献１参照）。
特開平０４−３４５２２０号公報
しかしながら、従来のＡＶ機器光空間接続記憶装置では、各ＡＶ機器との光信号送受信は、アナログ信号による周波数多重方式であり、送受信できるＡＶ機器の種類や扱う音声信号および映像信号に制限があり、多種・多様なＡＶ機器やＡＶ機器以外の装置との信号の送受信が困難であった。
一方、近年、ＡＶ機器のデジタル化が進展し、パソコン等の情報処理装置との連携使用が普及してきている。
そこで本発明は、デジタルデータ光信号を用いて各種ＡＶ機器やＡＶ機器以外の装置との信号の送受信を可能とするＡＶ機器制御システム及び方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、少なくとも、再生機能を有するＡＶ機器、録画機能を有するＡＶ機器、及びＴＶ機能を有するＡＶ機器を含む複数のＡＶ機器が接続され、前記複数のＡＶ機器同士を光伝送によって接続して前記複数のＡＶ機器を制御する光送受信装置と、を有するＡＶ機器制御システムであって、前記光送受信装置は、前記再生機能を有するＡＶ機器から受信した音声又は映像データを、送信先のＡＶ機器を識別するための識別符号を付加して、前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器に並行して送信する送信手段を有し、前記録画機能を有するＡＶ機器及びＴＶ機能を有するＡＶ機器は、それぞれ前記光送受信装置から送信された音声又は映像データに自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されているか否かを判別し、その判別結果に基づいて前記送信された音声又は映像データに自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されていない場合には当該音声又は映像データを記録せずに信号待ち状態とし、前記自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されている場合には当該音声又は映像データを記録する記録手段を有し、前記光送受信装置から前記再生機能を有するＡＶ機器から受信した音声又は映像データを、前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器に並行して送信することにより、自己宛の前記音声又は映像データを受信した前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器において、前記音声又は映像データの録画と、前記音声又は映像データの音声出力又は映像出力を並行して行うことを特徴とする。
また、本発明は、少なくとも、再生機能を有するＡＶ機器、録画機能を有するＡＶ機器、及びＴＶ機能を有するＡＶ機器を含む複数のＡＶ機器が接続され、前記複数のＡＶ機器同士を光伝送によって接続して前記複数のＡＶ機器を制御する光送受信装置と、を有するシステムのＡＶ機器制御方法であって、前記光送受信装置により、前記再生機能を有するＡＶ機器から受信した音声又は映像データを、送信先のＡＶ機器を識別するための識別符号を付加して、前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器に並行して送信する送信工程と、前記録画機能を有するＡＶ機器及びＴＶ機能を有するＡＶ機器により、それぞれ前記光送受信装置から送信された音声又は映像データに自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されているか否かを判別し、その判別結果に基づいて前記送信された音声又は映像データに自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されていない場合には当該音声又は映像データを記録せずに信号待ち状態とし、前記自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されている場合には当該音声又は映像データを記録する工程とを含み、前記光送受信装置から前記再生機能を有するＡＶ機器から受信した音声又は映像データを、前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器に並行して送信することにより、自己宛の前記音声又は映像データを受信した前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器において、前記音声又は映像データの録画と、前記音声又は映像データの音声出力又は映像出力を並行して行うことを特徴とする。
本発明による第１の効果は、各ＡＶ機器とＡＶ機器光空間接続記憶装置に内蔵された光送受信装置とは、デジタルデータ光信号によって光伝送されるため、各種ＡＶ機器を混在してデータ送受信が可能となり、さらにパソコン等の情報処理装置との連携使用が可能となることである。またデジタル信号による時分割多元接続または符号分割多元接続とすることにより、複数のＡＶ機器と並行してデータの送受信を行うことができる。
第２の効果は、内蔵した大容量記憶装置を使用して、各音声・映像機器により異なった記録媒体で記録・再生していた音声・映像データを共有の記録媒体に記録して再生が可能となることである。
次に、本発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
本発明のＡＶ機器光空間接続記憶装置は、ＡＶ制御信号を光空間伝送するとともに、ＡＶ入出力信号のうち音声信号および映像信号を中継し、各音声・映像機器間を接続することにより、機器間の配線をなくして信号の送受を行い、機器の配置、増設を容易にすることができる。
さらに大容量の記憶装置（例えばハードディスクやＤＶＤ、ＭＯなど）を内蔵しており、容易に大容量の記憶（録音、録画）操作が可能となる。
図１は、本発明のシステム構成図である。ＡＶ機器光空間接続記憶装置５に内蔵された光送受信装置６は、赤外線等による光伝送によって各ＡＶ機器１〜４と接続されており、各ＡＶ機器との間で音声及び映像データのデジタル光信号による送受信を行う。
また、ＡＶ機器光空間接続記憶装置５内では、光送受信装置６と大容量記憶装置７が接続されており、大容量記憶装置７は各ＡＶ機器１〜４から受信した音声または映像データと各ＡＶ機器に送信する音声または映像データとを記録・再生する。
ＡＶ機器光空間接続記憶装置５の光送受信装置６は、データ信号に各ＡＶ機器１〜４を識別する符号を付加して、時分割多元接続（TDMA: Time Division Multiple Access）または符号分割多元接続（CDMA: Code Division Multiple Access）で送信する。デジタル信号による時分割多元接続または符号分割多元接続とすることにより、複数のＡＶ機器と並行してデータの送受信を行うことができる。
これを受信した各ＡＶ機器１〜４は、受信した信号のヘッダー部分に自己を識別する符号が付与されていた場合、信号受信完了後にアクノリッジを送信すると共に受信信号を記録する。このアクノリッジを受けて、ＡＶ機器光空間接続記憶装置５は、送信した信号が送信先として指定されたＡＶ機器に受信されたことを確認できる。
また、受信した信号のヘッダー部分に自己を識別する符号が付与されていないＡＶ機器は、自己に対する信号送信ではないとして、受信した信号を記録せずに、また信号待ちの状態に移行する。
ＡＶ機器光空間接続記憶装置５の大容量記憶装置７は、各ＡＶ機器１〜４から受信した音声または映像データにそのＡＶ機器の識別符号を付加して記録する。これにより、受信した音声または映像データを容易に記憶（録音、録画）可能となり、その音声または映像データがどのＡＶ機器から受信したデータか後で識別することができる。
以上の構成により、例えばＡＶ機器１（ＤＶＤ装置）で再生された音声及び映像を、ＡＶ機器４（ＴＶ）で鑑賞したり、ＡＶ機器３（ＶＴＲ）で録画することを並行して自由な組み合わせでおこなうことが可能となる。
本発明は、家庭で一般的なＡＶ機器について記述しているが、専門的な装置間の接続（例えば携帯などの交換機システムにおけるバックアップファイルや課金データなどを記憶する装置間の接続）の分野などについても、利用・応用が可能である。
１〜４ ＡＶ機器
５ ＡＶ機器光空間接続記憶装置
６ 光送受信装置
７ 大容量記憶装置
５ ＡＶ機器光空間接続記憶装置
６ 光送受信装置
７ 大容量記憶装置
Claims (4)
- 少なくとも、再生機能を有するＡＶ機器、録画機能を有するＡＶ機器、及びＴＶ機能を有するＡＶ機器を含む複数のＡＶ機器が接続され、前記複数のＡＶ機器同士を光伝送によって接続して前記複数のＡＶ機器を制御する光送受信装置と、を有するＡＶ機器制御システムであって、
前記光送受信装置は、前記再生機能を有するＡＶ機器から受信した音声又は映像データを、送信先のＡＶ機器を識別するための識別符号を付加して、前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器に並行して送信する送信手段を有し、
前記録画機能を有するＡＶ機器及びＴＶ機能を有するＡＶ機器は、それぞれ前記光送受信装置から送信された音声又は映像データに自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されているか否かを判別し、その判別結果に基づいて前記送信された音声又は映像データに自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されていない場合には当該音声又は映像データを記録せずに信号待ち状態とし、前記自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されている場合には当該音声又は映像データを記録する記録手段を有し、
前記光送受信装置から前記再生機能を有するＡＶ機器から受信した音声又は映像データを、前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器に並行して送信することにより、自己宛の前記音声又は映像データを受信した前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器において、前記音声又は映像データの録画と、前記音声又は映像データの音声出力又は映像出力を並行して行うことを特徴とするＡＶ機器制御システム。 - 前記光送受信装置に接続され、前記複数のＡＶ機器から受信した各音声又は映像データを送信元のＡＶ機器の識別符号を付加して記憶する大容量記憶装置を有することを特徴とする請求項１に記載のＡＶ機器制御システム。
- 少なくとも、再生機能を有するＡＶ機器、録画機能を有するＡＶ機器、及びＴＶ機能を有するＡＶ機器を含む複数のＡＶ機器が接続され、前記複数のＡＶ機器同士を光伝送によって接続して前記複数のＡＶ機器を制御する光送受信装置と、を有するシステムのＡＶ機器制御方法であって、
前記光送受信装置により、前記再生機能を有するＡＶ機器から受信した音声又は映像データを、送信先のＡＶ機器を識別するための識別符号を付加して、前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器に並行して送信する送信工程と、
前記録画機能を有するＡＶ機器及びＴＶ機能を有するＡＶ機器により、それぞれ前記光送受信装置から送信された音声又は映像データに自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されているか否かを判別し、その判別結果に基づいて前記送信された音声又は映像データに自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されていない場合には当該音声又は映像データを記録せずに信号待ち状態とし、前記自己のＡＶ機器を識別する識別符号が付加されている場合には当該音声又は映像データを記録する工程とを含み、
前記光送受信装置から前記再生機能を有するＡＶ機器から受信した音声又は映像データを、前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器に並行して送信することにより、自己宛の前記音声又は映像データを受信した前記録画機能を有するＡＶ機器及び前記ＴＶ機能を有するＡＶ機器において、前記音声又は映像データの録画と、前記音声又は映像データの音声出力又は映像出力を並行して行うことを特徴とするＡＶ機器制御方法。 - 前記光送受信装置に接続され、前記複数のＡＶ機器から受信した各音声又は映像データを送信元のＡＶ機器の識別符号を付加して記憶する大容量記憶装置を有することを特徴とする請求項３に記載のＡＶ機器制御方法。
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