JP4735846B2 - オイルパン構造 - Google Patents
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しかし、エンジン側端面に作業用開口が設けられた変速機ケースは、その分だけオイルパンとの接合面積が小さくなるため、オイルパンとの結合剛性の低下を招くという問題があった。特に、前記特許文献2に記載されるような、シリンダボアの軸線を水平面に対して傾斜させて配設したエンジンのオイルパン構造は、断面が三角形状に形成されるため、もともとオイルパンと変速機ケースとの結合面積が小さく、作業用開口の開口面積を広くとることができず、トルクコンバータとドライブプレートとの結合作業が煩雑化するという不都合を有していた。この点に関し、傾斜させたエンジンのオイルパン構造においては、オイルパンと変速機ケースとの結合剛性を損なうことなく、結合作業を容易化するために変速機ケースに設けられる作業用開口の面積を大きくしたいという課題も有していた。
また、このようなオイルパンの断面形状が略三角形状に形成されるようなエンジンの場合(変速機ケースのエンジン側端面に設けたエンジン側取付面に接合されるケース側取付面がオイルパンに形成されない、又は形成されたとしてもオイルパンのケース側取付面の面積が変速機ケースのエンジン側取付面に比べて極めて小さい場合)は、上述した如くオイルパンの断面が四角形状に形成されるエンジンと比べて、変速機ケースとオイルパンとの結合面積が少なくなってしまう。このため、このオイルパン構造は、変速機ケースとオイルパンとに複数の結合用の取付ボス部を夫々設けなければならず、オイルパンの構成が複雑化するとともにオイルパンの変速機ケースヘの取付作業が煩雑化するため、オイルパンと変速機ケースとの結合剛性を損なうことなく連結用のボス部の数を減らしたいという課題を有していた。
また、この発明のオイルパン構造は、クランク軸の軸芯方向から見てオイルパンとの接合面近傍に設けたシリンダブロックのケース側ボス部の中央、すなわちシリンダブロックの幅方向両側に設けたケース側ボス部から略均等な位置にオイルパンのケース側ボス部を配設したので、オイルパンのケース側ボス部をバランスよく配置でき、ケース側ボス部の数を増やすことになく効率よく締付力を作用させることができ、オイルパンのケース側ボス部の数を減らすことができる。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図3において、1は車両のフロア、2は車室 3はエンジンルーム、4はエンジンである。車両のフロア1は、車両前側で平坦なフロントフロア部1Aとこのフロントフロア部1Aに連続して車両中央で上方に突出するエンジンフロア部1Bとこのエンジンフロア部1Bに連続して車両後側で平坦に広がるリアフロア部1Cとを備え、上方に車室2を形成するとともにエンジンフロア部1B下方にエンジンルーム3を形成している。
エンジンルーム3内には、エンジン4を搭載している。エンジン4は、シリンダブロック5の上部にシリンダヘッド6を取り付け、シリンダヘッド6の上部にシリンダヘッドカバー7を取り付け、シリンダブロック5の下部にオイルパン8を取り付け、シリンダブロック5及びシリンダヘッド6の車両前側にチェーンカバー9を取り付けている。
エンジン4は、図1・図2に示すように、シリンダブロック5に車両前後方向に延出するクランク軸10を軸支している。シリンダブロック5は、クランク軸10の軸芯C方向で車両前側の一端壁11及び車両後側の他端壁12と、これら一端壁11及び他端壁12の間で対向するように配設されて車両前後方向に長い吸気側の一側壁13及び排気側の他側壁14とを備え、一端壁11及び他端壁12と一側壁13及び他側壁14の間にクランク軸10の軸芯C方向に複数のシリンダボアを直線状に配設している。シリンダブロック5の車両前側の一端壁11には、前記チェーンカバー9が取り付けられる。シリンダブロック5の車両後側の他端壁12には、後述する自動変速機50の変速機ケース51が取り付けられる。
このエンジン4は、シリンダブロック5に設けられるシリンダボアの軸線Lをクランク軸10の軸芯C方向から見て水平面Hに対して傾斜させて配設し、シリンダブロック5の下部にオイルパン8を配設している。
エンジン4は、図3に示すように、シリンダヘッド6の吸気側である傾斜した上側面(右側面)に吸気マニホルド15を取り付けている。吸気マニホルド15は、車両右側に向かって延出され、サージタンク16を介してスロットルボディ17が連設されている。一方、エンジン4は、シリンダヘッド6の排気側である傾斜した下側面(左側面)に排気マニホルド18を取り付けている。排気マニホルド18は、車両後側に向かって延出されている。
エンジン4は、車両幅方向(車両左右方向)に向かうマウントメンバ19で支持されている。マウントメンバ19は、右端部と左端部とを車両幅方向両側において夫々車両前後方向に延出される右サイドメンバと左サイドメンバとに取り付けられている。右サイドメンバと左サイドメンバとの各上部には、前記フロア1が支持されている。
また、エンジン4は、図1に示すように、シリンダブロック5の傾斜した上側面(右側面)にエンジン右側マウントブラケット20を取り付けている。エンジン右側マウントブラケット20は、右側マウントゴム21を介して車体右側マウントブラケット22に連結されている。車体右側マウントブラケット22は、前記マウントメンバ19の車両右側に取り付けられている。これにより、エンジン4は、シリンダブロック5の傾斜した上側を、エンジン右側マウントブラケット20と右側マウントゴム21と車体右側マウントブラケット22とにより、マウントメンバ19の車両右側に弾性的に支持されている。
同様にして、エンジン4は、シリンダブロック5の傾斜した下側面(左側面)を、エンジン左側マウントブラケットと左側マウントゴムと車体左側マウントブラケットとにより、マウントメンバ19の車両左側に弾性的に支持されている。
エンジン4には、図3に示すように、シリンダブロック5の傾斜した上側面であって車両前側に空調用コンプレッサ23を取り付け、空調用コンプレッサ23よりも下方のオイルパン8の傾斜した上側面であって車両前側にオルタネータ24を取り付けている。空調用コンプレッサ23は、コンプレッサ軸にコンプレッサプーリ25を取り付けている。オルタネータ24は、オルタネータ軸にオルタネータプーリ26を取り付けている。
エンジン4のクランク軸10には、チェーンカバー9から車両前側に突出された端部に第1クランクプーリ27と第2クランクプーリ28とを取り付けている。第1クランクプーリ27と前記コンプレッサプーリ25とには、第1ベルト29が巻き掛けられている。空調用コンプレッサ23は、クランク軸10の回転により第1ベルト29を介して駆動される。第2クランクプーリ28と前記オルタネータプーリ26とには、第2ベルト30が巻き掛けられている。オルタネータ24は、クランク軸10の回転により第2ベルト30を介して駆動される。
シリンダブロック5の取付フランジ31に接合されるオイルパン8は、図4〜図6に示すように、車両前側に位置される三角板形状の前面部33及び車両後側に位置される三角板形状の後面部34と、前面部33及び後面部34の上側の各辺に連続する上面部35と、前面部33及び後面部34の下側の各辺に連続するとともに上面部35の車両前後に延びる一辺に連続する底面部36とを備え、前面部33から車両前方に傾斜して延出される前方前方延出部37を備えている。このオイルパン8は、底面部36を後述するケース側ボス部54よりクランク軸10から離間する方向に延出させて、断面三角形状に形成している。
オイルパン8は、前面部33及び後面部34と上面部35及び底面部36とで囲まれて上方が開放する上面開口38を形成し、上面開口38の周囲にシリンダブロック5の取付フランジ31に取り付けられる取付フランジ39を設け、取付フランジ39にシリンダブロック5との接合面40を形成し、取付フランジ39に取付ボス部41を形成している。オイルパン8の取付フランジ39は、車両後側(変速機ケース側)に位置する部分を、シリンダブロック5の吸気側及び排気側(幅方向両側)に位置する部分よりも、厚く形成している。オイルパン8は、図1・図2に示すように、取付フランジ39の接合面40をシリンダブロック5の接合面32に接合し、取付ボス部41に挿通した取付ボルトをシリンダブロック5の取付ボス部に係合して締め付けることによりシリンダブロック5に取り付けられる。
また、オイルパン8は、図7に示すように、底面部36の車両前側(チェーンカバー側)に底面開口42を形成し、底面開口42の周囲に取付フランジ43を設け、取付フランジ43に取付ボス部44を形成している。底面部36の取付フランジ43には、図8に示す閉塞部材45が取り付けられる。閉塞部材45は、取付フランジ46を底面部36の取付フランジ43に当接させて、取付フランジ46に形成した取付ボス部47に取付ボルトを挿通し、底面部36の取付ボス部44に係合して締め付けることにより、底面開口42を閉塞する。オイルパン8は、図9に示すように、内部にオイルを貯留する。
シリンダブロック5のケース側取付面48は、図1に示すように、クランク軸10の軸芯C方向から見てシリンダブロック5下部に向かって開く略C字形状に形成され、変速機ケース51に連結されるケース側ボス部53を設けている。オイルパン8のケース側取付面49は、シリンダブロック5のケース側取付面48の左下側端部に連続して、クランク軸10の軸芯C方向から見てオイルパン8との接合面32近傍に配設したシリンダブロック8の幅方向両側で2つのケース側ボス部53間の中央に達するように、円弧形状に形成され、変速機ケース51に連結されるケース側ボス部54を設けている。オイルパン8は、このケース側ボス部54よりもクランク軸10から離間する方向に底面部36を延出させて、断面三角形状に形成している。
変速機ケース51のエンジン側取付面52は、シリンダブロック5のケース側取付面48及びオイルパン8のケース側取付面49に接合するように略円環形状に形成され、シリンダブロック5のケース側ボス部53及びオイルパン8のケース側ボス部54に合致するようにエンジン側ボス部55を設けている。変速機ケース51の車両前側(エンジン側)に位置する端面であって、オイルパン8と対向するオイルパン側端面には、図10に示すように、作業用開口56が設けられている。
変速機ケース51の作業用開口56は、図10に示すように、自動変速機50をエンジン4に取付ける際に、クランク軸10の変速機側端部に取付けられたドライブプレート57と自動変速機50の入力軸のエンジン側端部に取付けられたトルクコンバータ58とをボルト59で締結して結合する作業を行うためのものである。この作業用開口56は、図11に示すように、プレート60により閉塞される。プレート60は、変速機ケース51のエンジン側取付面52に取り付けられて作業用開口56を閉塞する閉塞部61と、閉塞部の一部周縁から立ち上げられてオイルパン8に接合される側壁部62とを備えている。プレート60は、オイルパン8と側壁部62との間にシール部材63を介して接合し、変速機ケース51のエンジン側取付面52に設けた取付ボス部64に取付ボルトで締め付けることにより、オイルパン8の変速機ケース51と対向する変速機ケース側端部に取付けられる。
この縦壁部68を介してオイルパン8の上面部35が前記凹部65より一段高く形成され、オイルパン内部のオイルが自動変速機側よりエンジン側に溜まるように構成されている。縦壁部68から連続して凹部65より一段高く形成されるエンジン側のオイルパン8の上面部35は、前記凹部65と略同一の幅でクランク軸長手方向に延出され、上側にエンジン右側マウントブラケット20を配設する。上面部35は、このエンジン右側マウントブラケット20が配設されるオイルパン8の上側部分より前側の部分を幅方向で右側に延出させて側方延出部35aを形成し、必要とされるオイルの油量を確保している。この側方延出部35aは、チェーンカバー9が取付けられるシリンダブロック5まで連続し、このチェーンカバー側より前側には幅方向で前記凹部65より突出するものの側方延出部35aより内側に位置する前方延出部37が形成される。
オイルパン8は、図1に示すように、クランク軸10の軸芯C方向から見て、平板壁部67をオイルパン8の上面部35よりシリンダボアの軸線L側に近接させて配設している。オイルパン8は、平板壁部67と同一平面上にケース側ボス部54を連続させて設けている。オイルパン8は、クランク軸10の軸芯C方向から見て、オイルパン8との接合面32近傍に配設したシリンダブロック5の幅方向両側に位置する2つのケース側ボス部53間の中央にオイルパン8のケース側ボス部54を位置させるべく、シリンダボアの軸線L近傍にオイルパン8のケース側ボス部54を配設している。
このように、このオイルパン構造は、オイルパン8のケース側ボス部4をオイルパン8の平板壁部67と同一平面上で連続させて設けているので、オイルパン8のケース側ボス部54の剛性を向上させてオイルパン8と変速機ケース51との結合剛性を強化することができるとともに、シリンダボアの軸線L近傍までへこむ凹部65を形成したので、作業用開口56の開口面積を広く設けることができ、トルクコンバータ58とドライブプレート57との結合作業を簡易に行うことができる。
また、このオイルパン構造は、クランク軸10の軸芯C方向から見てオイルパン8との接合面32近傍に設けたシリンダブロック5のケース側ボス部53の中央、すなわちシリンダブロック5の幅方向両側に設けた2つのケース側ボス部53から略均等な位置に、オイルパン8のケース側ボス部54を配設したので、オイルパン8のケース側ボス部54を変速機ケース51に対してバランスよく配置でき、ケース側ボス部53の数を増やすことになく効率よく締付力を変速機ケース51に作用させることができ、オイルパン8のケース側ボス部54の数を減らすことができる。
このように、このオイルパン構造は、オイルパン8のケース側ボス部54から平板壁リブ69を延出させることにより、オイルパン8と変速機ケース51との結合剛性を更に向上させることができるとともに、オイルパン8の平板壁部67から発生する放射音を低減させることができる。
このように、このオイルパン構造は、オイルパン8のケース側ボス部54を平板壁部67から上方に突出させてプレート60を係合しているので、ケース側ボス部54を利用してプレート60を位置決めすることができ、プレート60の取付作業性を向上させることができる。
このように、このオイルパン構造は、オイルパン8を保持するためのクランプ座72を取付フランジ39の接合面40とフランジ壁部66との間に設けたので、オイルパン8が取り付けられた状態でシリンダブロック5の接合面32とクランプ座72との間に工具を挿入するための隙間74を確保することができ、オイルパン8の脱着作業性を向上することができる。
また、このオイルパン構造は、クランプ座72と連結する直線状のクランプリブ73を設けたことにより、クランプ座72と取付フランジ39の取付ボス44との剛性を向上させることができるとともに、このクランプリブ73の直線部分によりプレート60の接合面積を多くとることができ、プレート60とオイルパン8とのシール性を向上させることができる。
さらに、このオイルパン構造は、オイルパン8のフランジ壁部66と平板壁部67とが平坦な形状に形成されているので、このフランジ壁部66と平板壁部67とに接合されるプレート60の側壁部62を平坦な形状に形成することができ、これによりプレート60の側壁部62を単純な形状として位置決めを容易にすることができる。なお、オイルパン8には、図15に示すように、加工ノック穴75を形成している。加工ノック穴75は、オイルパン8の接合面40を加工する際の位置決めの基準となるものであり、オイルパン加工時の支持点となるクランプ座72により近づけて設けることが望ましいので、取付フランジ39を挟んでクランプ座72に最接近する位置である取付フランジ39の内側に加工クック穴75を形成し、加工時のオイルパン8の支持精度を向上している。
このオイルパン構造は、オイルパン8の深底部77をオイルパン8の上面部35に対向する底面部38のチェーンカバー側に形成し、この深底部77方向に突出する窪み部79をオイルパン8の上面部35に設け、窪み部79の内側面にオイルストレーナ取付用フランジ80を設け、このオイルストレーナ取付用フランジ80にオイルストレーナを取付けている。
このように、このオイルパン構造は、オイルパン8の深底部77をチェーンカバー側に形成しているので、この深底部77から離間する側である変速機ケース側のオイルパン8の浅底部76の容積を凹部65によって減少させることにより、深底部77側にオイルを可及的に貯留することができ、オイルストレーナからオイルを効率よくエンジン4側に吸入することができる。なお、オイルパン8は、前面部33から車両前側に傾斜して延出される前方延出部37にフィルタ取付部81を設けている。このフィルタ取付部81には、図3に示すように、オイルフィルタ81を車両前側に突出するように取付けている。
また、オイルパン8の窪み部79が形成される部分は、前記前方延出部37が形成されるエンジン側及び前記凹部65が形成される自動変速機側に比べて車両の幅方向(左右方向)で突出するように前記側方延出部35aが形成される。この側方延出部35aと前記凹部65との間には、左右方向は前記凹部65と略同一の長さで上下方向は前記オイルパン8の窪み部79が形成されるオイルパン8の上面部35と同一平面上に形成され、その上側には前記エンジン右側マウントブラケット20が配設される。
3 エンジンルーム
4 エンジン
5 シリンダブロック
8 オイルパン
10 クランク軸
35 上面部
36 底面部
38 上面開口
39 取付フランジ
41 取付ボス部
42 底面開口
45 閉塞部材
48 ケース側取付面
49 ケース側取付面
52 エンジン側取付面
53 ケース側ボス部
54 ケース側ボス部
55 エンジン側ボス部
56 作業用開口
60 プレート
65 凹部
66 フランジ壁部
67 平板壁部
68 縦壁部
Claims (5)
- シリンダブロックに設けられるシリンダボアの軸線をクランク軸の軸芯方向から見て水平面に対して傾斜させて配設し、前記シリンダブロックの下部にオイルパンを配設し、前記シリンダブロックの端面部と前記オイルパンの端面部とに自動変速機の変速機ケースに接合されるケース側取付面を設け、このケース側取付面に変速機ケースに連結されるケース側ボス部を設け、前記オイルパンの底面部をオイルパンのケース側ボス部よりクランク軸から離間する方向に延出させて前記オイルパンを断面三角形状に形成し、前記変速機ケースのオイルパン側端面に作業用開口を設け、この作業用開口を閉塞するプレートを前記オイルパンの変速機ケース側端部に取付けたオイルパン構造において、前記シリンダボアの軸線より上方に配設される前記オイルパンの上面部の変速機ケース側に凹部を形成し、この凹部を前記作業用開口に連続させて配設し、前記凹部はシリンダブロックに取付けられる取付フランジに沿ってこの取付フランジと連続して形成されるフランジ壁部と前記凹部の底面を構成する平板壁部とこの平板壁部と前記オイルパンの上面部との間で前記クランク軸の径方向に延出される縦壁部とを備え、前記オイルパンの平板壁部を前記オイルパンの上面部より前記シリンダボアの軸線側に近接させて配設し、前記オイルパンの平板壁部と同一平面上に前記オイルパンのケース側ボス部を連続させて設け、クランク軸の軸芯方向から見てオイルパンとの接合面近傍に配設したシリンダブロックの前記ケース側ボス部の中央に前記オイルパンのケース側ボス部を位置させるべく前記シリンダボアの軸線近傍に前記オイルパンのケース側ボス部を配設したことを特徴とするオイルパン構造。
- 前記オイルパンのケース側ボス部からクランク軸の軸芯方向に延出する平板壁リブを前記平板壁部に設け、前記平板壁リブを前記縦壁部に連結させたことを特徴とする請求項1に記載のオイルパン構造。
- 前記オイルパンのケース側ボス部を前記平板壁部から上方に突出させて形成し、前記プレートを前記ケース側ボス部に接合させて取り付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオイルパン構造。
- 前記オイルパンの接合面を加工する際にこのオイルパンを保持するためのクランプ座を設け、クランク軸から離間する方向で前記クランプ座と連結するクランプリブを前記フランジ壁部から直線状に延出させて設け、このクランプリブと前記取付フランジに形成される取付ボス部のうちで最も前記自動変速機側に配設される取付ボス部とを連結させて設け、前記フランジ壁部とクランプリブとに前記プレートを接合させて取付けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のオイルパン構造。
- 前記オイルパンの深底部を前記オイルパンの上面部に対向する底面部のチェーンカバー側に形成し、この深底部方向に突出する窪み部を前記オイルパンの上面部に設け、前記窪み部の内側面にオイルストレーナを取付けたこと特徴とする請求項1に記載のオイルパン構造。
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