JP4735680B2 - 同期回路及び同期方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信相手から到来するパケットのプリアンブル部分を用いてパケットを発見し同期処理を行なう同期回路及び同期方法、パケットのプリアンブル部分を用いた同期結果に基づいてパケットの受信動作を行なう無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラムに係り、特に、受信信号よりパケットを発見した後に周波数オフセット、タイミング、SNR(Signal to Noise Ratio)の推定を行なう同期回路及び同期方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラムに関する。
旧来の有線通信方式における配線から解放するシステムとして、無線ネットワークが注目されている。無線ネットワークに関する標準的な規格として、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11やIEEE802.15を挙げることができる。例えばIEEE802.11a/gでは、無線LANの標準規格として、マルチキャリヤ方式の1つであるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調方式が採用されている。
また、IEEE802.11a/gの規格では最大で54Mbpsの通信速度を達成する変調方式をサポートしているが、さらなる高ビットレートを実現できる次世代の無線LAN規格が求められている。IEEE802.11の拡張規格であるIEEE802.11nでは、マルチアンテナを用いてチャネル特性に応じた送信ビーム・フォーミングを行なうOFDM_MIMO(Multiple Input Multiple Output)通信方式を採用している。
無線通信では、一般に、パケットの先頭に既知シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルが付加されており、受信機側では、プリアンブルを用いて同期処理を行なう。具体的には、プリアンブルを検出することによりパケットを発見すると、これに続いて、精密な受信タイミングの確認や受信信号電力の正規化(AGCゲインの設定)を行ない、さらには、パケットを発見した以降のプリアンブルを用いて周波数オフセット、SNR(Signal to Noise Ratio)、チャネルなどを推定しそれらの影響を取り除いてから、データ・シンボルを復調する。
例えば、パケットの先頭に付加されている同期用のバースト的なトレーニング信号でAGC制御と周波数オフセット補正を行なった後、相互相関検出用の検出ウィンドウ期間を設けて相互相関のピーク検出を行ない、伝送路の状況に依らず最適なFFTウィンドウを設定する復調タイミング生成回路について提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。
図13には、IEEE802.11a/gにおけるフレーム・フォーマットを示している。また、図14には、IEEE802.11a/gで規定されているプリアンブル構成を示している。
図14に示すように、先頭には、8.0マイクロ秒のショート・プリアンブル区間(STF:Short Training Field)と8.0マイクロ秒のロング・プリアンブル区間(LTF:Long Training Field)が付加されている。ショート・プリアンブル区間では、ショート・トレーニング・シーケンス(Short Training Sequence:STS)からなるショート・プリアンブルt1〜t10がバースト的すなわち10回繰り返して送られる。また、ロング・プリアンブル区間では、1.6マイクロ秒のガード区間(Guard Interval)GI2の後に、ロング・トレーニング・シーケンス(Long Training Sequence:LTS)からなるロング・プリアンブルT1〜T2が2回繰り返して送られる。
受信機は、通常、STF内に繰り返し含まれる既知トレーニング・シーケンスSTS間で自己相関をとり、自己相関の絶対値(の2乗)が所定の閾値を超えたことによってパケット発見を判定することができる。自己相関は、例えば、受信信号と1繰り返し周期分だけ前に受信した遅延信号との複素共役乗算結果の累積加算若しくは移動平均を行なうことによって計算することができる。
また、一般的な受信機では、0.8マイクロ秒の4個のSTSシンボルを用いて、AGCゲイン設定やDCオフセットの補正を行なった後、残りの6個のSTSシンボルを用いて周波数オフセットの推定と補正、パケットの検出、並びに粗タイミング検出を行なう。例えば、パケット検出をトリガにして、残りのプリアンブル区間を用いてタイミング検出、周波数オフセット測定、ディジタル・ゲイン・コントロールなどの処理を行なう(例えば、特許文献2を参照のこと)。
図13に示すように、プリアンブルに続き、SIGNAL部(SIG)が定義されている。このSIGNAL部には、当該パケットの情報部(DATA)を復号するのに必要な制御情報が格納されている。パケットの復号に必要な制御情報は、PLCPヘッダ(Physical Layer Convergence Protocolヘッダ)と呼ばれ、PLCPヘッダには、後続の情報部の伝送レートを示すRATEフィールド、情報部の長さを示すLENGTHフィールド、パリティ・ビット、エンコーダのTailビットなどが含まれている。
受信機は、SIGNAL部を解析して、RATE並びにLENGTHフィールドの復号結果に基づいて、以降の情報部の復号作業を行なう。また、受信機は、パリティ・フィールドに記載されている値を用いてパリティ・チェックを行なった結果、パリティ・エラーを検出したときには、パケット誤りを認識して受信信号を破棄し、再びパケットの探索を開始する。
ところが、受信機が所望するプリアンブル以外の信号やノイズに反応してパケットを誤発見してしまうと、無駄な復号処理が開始され、パリティ・エラーを認識するまでは再びパケットを探索することはできない、という問題がある。パリティ・エラーを認識するまでは、その間に所望のパケットが到来しても検出することができないことから、通信容量を低下させる要因となる。また、万一パリティ・チェックが破れてパリティ・エラーが検出されない場合には、さらに長い時間パケットを検出できなくなるという危険がある。ビット・エラーによりパリティ・エラーを検出できない事態は比較的発生し易い。
受信機は、STFの自己相関値と比較する閾値を変更することによって、パケットを発見する感度を容易に調節することができる。このことから、所望するプリアンブル以外の信号やノイズに反応しないようパケット発見の感度を設定するという方法も考え得る。
ところが、パケット発見の感度を上げるために自己相関の閾値を下げると、ノイズなどにも敏感に反応して不必要なパケット発見が発され、これに伴いMAC(Media Access Control)層では無駄に送信動作を抑制することから通信容量が制限されることが懸念される。通信装置がデータ・フレームの受信側となる場合でもACKの送信が必要であることから、不必要なパケット発見を行なうと同様に通信容量が制限される。
逆に自己相関の閾値を上げると、低SNではパケット発見をできなくなるため、通信容量が下がったり通信不能になったりする。さらに、パケット到来時のAGCゲインを固定するタイミングも遅延してしまう。この結果、その後の周波数オフセットやチャネル推定に影響が生じ、デコード・エラーを引き起こす可能性がある。
以上から、パケット発見の感度設定という方法では、パケットの誤発見に伴い無意味な処理が続き、その間に所望のパケットが到来しても検出できなくなるという上記の問題を十分には解決できないものと思料される。
特開2003−69546号公報 特開2004−221940号公報、段落0158〜0164、図19
本発明の目的は、通信相手から到来するパケットのプリアンブル部分を用いてパケットを発見し同期処理を好適に行なうことができる、優れた同期回路及び同期方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、受信信号よりパケットを正確に発見して、周波数オフセット、タイミング、SNRの推定を行なうことができる、優れた同期回路及び同期方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、パケットを誤発見したことに伴って無意味な処理が継続することを解消して、所望のパケットの到来を再び検出することができる、優れた同期回路及び同期方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラムを提供することにある。
本願は、上記課題を参酌してなされたものであり、請求項1に記載の発明は、
受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見部と、
前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記パケット発見部によるパケット発見を再確認するパケット発見再確認部と、
前記パケット発見再確認部が前記パケット発見部によるパケットの誤発見を検出したことに応じて、前記パケット発見部によるパケットの発見を取り消して再び受信信号からパケットの探索を開始させる制御部と、
を具備することを特徴とする同期回路である。
ここで、パケット発見部は、本願の請求項2に記載のように、受信信号と前記既知トレーニング・シーケンスの1繰り返し周期分だけ前に受信した遅延信号との複素共役乗算結果の移動平均をとって受信信号の自己相関を求め、自己相関閾値の比較結果を基にパケット発見を判定することができる。
また、本願の請求項3に記載の同期回路は、前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、パケットの受信タイミング、周波数オフセット、信号対ノイズ比のうち少なくとも1つを推定する推定部をさらに備えている。そして、前記制御部は、前記パケット発見再確認部が前記パケット発見部によるパケットの誤発見を検出したことに応じて、前記推定部による推定処理をリセットして、再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせるようになっている。
また、本願の請求項4に記載の同期回路では、前記パケット再発見確認部は、前記プリアンブルに含まれるべき既知信号と受信信号との相互相関関数のピーク位置における相互相関関数の大きさ(絶対値)を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見部における発見再確認の判定を行なうようになっている。
また、本願の請求項5に記載の同期回路は、タイミング推定のための既知信号と受信信号との相互相関関数のピーク位置を基にタイミングを推定するタイミング推定部をさらに備えている。そして、前記パケット再発見確認部は、前記タイミング推定部で求められた相互相関関数のピーク位置における相互相関関数の大きさ(絶対値)を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見部における発見再確認の判定を行なうようになっている。
また、本願の請求項6に記載の同期回路では、前記パケット発見再確認部は、受信信号の前記既知トレーニング・シーケンスの繰り返し周期での自己相関の絶対値を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見部における発見再確認の判定を行なうようになっている。
また、本願の請求項7に記載の同期回路は、受信信号の前記既知トレーニング・シーケンスの繰り返し周期での自己相関を求め、該自己相関の位相から前記既知トレーニング・シーケンスの繰り返し周期間隔の間の位相回転を推定する周波数オフセット推定部をさらに備えている。そして、前記パケット発見再確認部は、前記周波数オフセット推定部で求められた自己相関の絶対値を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見部における発見再確認の判定を行なうようになっている。
また、本願の請求項8に記載の同期回路は、受信信号の前記既知トレーニング・シーケンスを用いて信号対ノイズ比を求めるノイズ推定部をさらに備えている。そして、前記パケット発見再確認部は、前記ノイズ推定部で求められた信号対ノイズ比を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見部における発見再確認の判定を行なうようになっている。
また、本願の請求項9に記載の発明は、
受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見ステップと、
前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、パケットの受信タイミング、周波数オフセット、信号対ノイズ比のうち少なくとも1つを推定する推定ステップと、
前記パケット発見ステップにおいてパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記パケット発見ステップにおけるパケット発見を再確認するパケット発見再確認ステップと、
前記パケット発見ステップにおけるパケットの誤発見を前記パケット発見再確認ステップで検出したことに応じて、パケットの発見を取り消し、前記パケット発見ステップにおいて再び受信信号からパケットの探索を開始させるとともに、前記推定ステップにおける推定処理をリセットし再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる制御ステップと、
を具備することを特徴とする同期方法である。
また、本願の請求項10に記載の発明は、
既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルが先頭に付加されたパケットを受信する受信部と、
受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見部と、
前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、パケットの受信タイミング、周波数オフセット、信号対ノイズ比のうち少なくとも1つを推定する推定部と、
前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記パケット発見部によるパケット発見を再確認するパケット発見再確認部と、
前記パケット発見再確認部が前記パケット発見部によるパケットの誤発見を検出したことに応じて、前記パケット発見部によるパケットの発見を取り消して再び受信信号からパケットの探索を開始させるとともに、前記推定部による推定処理をリセットして、再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる制御部と、
を具備することを特徴とする無線通信装置ある。
また、本願の請求項11に記載の発明は、
既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルが先頭に付加されたパケットを受信する受信ステップと、
受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見ステップと、
前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、パケットの受信タイミング、周波数オフセット、信号対ノイズ比のうち少なくとも1つを推定する推定ステップと、
前記パケット発見ステップにおいてパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記パケット発見ステップにおけるパケット発見を再確認するパケット発見再確認ステップと、
前記パケット発見ステップにおけるパケットの誤発見を前記パケット発見再確認ステップで検出したことに応じて、パケットの発見を取り消し、前記パケット発見ステップにおいて再び受信信号からパケットの探索を開始させるとともに、前記推定ステップにおける推定処理をリセットし再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる制御ステップと、
を具備することを特徴とする無線通信方法である。
また、本願の請求項12に記載の発明は、受信信号の同期をとるための処理をコンピューター上で実行するようにコンピューター可読形式で記述されたコンピューター・プログラムであって、前記コンピューターを、
受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見手段、
前記パケット発見手段がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、パケットの受信タイミング、周波数オフセット、信号対ノイズ比のうち少なくとも1つを推定する推定手段、
前記パケット発見手段がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記パケット発見部によるパケット発見を再確認するパケット発見再確認手段、
前記パケット発見再確認手段が前記パケット発見手段によるパケットの誤発見を検出したことに応じて、前記パケット発見手段によるパケットの発見を取り消して再び受信信号からパケットの探索を開始させるとともに、前記推定手段による推定処理をリセットして、再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる制御手段、
として機能させるためのコンピューター・プログラムである。
本願の請求項12に係るコンピューター・プログラムは、コンピューター上で所定の処理を実現するようにコンピューター可読形式で記述されたコンピューター・プログラムを定義したものである。換言すれば、本願の請求項12に係るコンピューター・プログラムをコンピューターにインストールすることによって、コンピューター上では協働的作用が発揮され、本願の請求項1に係る同期回路と同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、通信相手から到来するパケットのプリアンブル部分を用いてパケットを発見し同期処理を好適に行なうことができる、優れた同期回路及び同期方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、受信信号よりパケットを正確に発見して、周波数オフセット、タイミング、SNRの推定を行なうことができる、優れた同期回路及び同期方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、パケットを誤発見したことに伴って無意味な処理が継続することを解消して、所望のパケットの到来を再び検出することができる、優れた同期回路及び同期方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラムを提供することができる。
本願の請求項1、2、9乃至12に記載の発明によれば、パケット発見部がパケットを誤発見した場合であっても、残りのプリアンブルに相当する区間を用いてパケットの誤発見を検出することができるので、パケットを誤発見したことに伴って無意味な処理が継続することはなく、再びパケットの探索を開始することができる。
本願の請求項3に記載の発明によれば、所望のプリアンブル以外の信号でパケットを誤発見した場合であっても、パケットの受信タイミング、周波数オフセット、SNRなど復調に必要な情報を収集する過程でのリセットを導入することで、続くシンボルの無意味なデコードを防ぐことができる。
本願の請求項4乃至8に記載の発明によれば、パケットを発見した後にタイミング、周波数オフセット、SNやチャネルを推定する際に求めるさまざまな指標で再びパケットの存在を再確認するので、これら復調に必要な情報を収集する機会を逸することなく、パケット発見の精度を向上させることが可能となる。
このように、本発明によれば、パケットを発見した後に、タイミング、周波数オフセット、SNやチャネルを推定する際に求めるさまざまな指標で再びパケットの存在を再確認するので、これら復調に必要な情報を収集する機会を逸することなく、パケット発見の精度を向上させることが可能となる。
また、本発明によれば、所望のプリアンブル以外の信号でパケットを誤発見した場合であっても、パケットの受信タイミング、周波数オフセット、SNRなど復調に必要な情報を収集する過程でのリセットを導入することで、続くシンボルの無意味なデコードを防ぐようになっている。したがって、従来はパケット探索ができなくなっていたパケット誤判定からパケット・エラー検出までの期間も、早期にパケット探索を開始することによって、通信容量を向上させることが可能である。
したがって、本発明によれば、最初のパケット発見の感度を高く設定できるようになり、低SN部分などで通信容量を向上させ、通信範囲を広げることが可能となる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
図1には、本発明の一実施形態に係る受信機の構成例を示している。ここでは、複数のアンテナを備えチャネル特性に応じた送信ビーム・フォーミングを行なうMIMO通信機を採り上げ、図示しないMIMO送信機から送信ビーム・フォーミングされた信号を受信するBeamformeeとして動作するものとする。但し、本発明の要旨はMIMO通信に限定されるものではない(単一の送受信アンテナからなるSISO(Single Input Single Output)通信機にも同様に本発明を適用することができる)。
複数の送信アンテナを持つ通信相手からは、ビーム・フォーミングが施された送信信号が到来するものとする。N本の受信アンテナにそれぞれ届いた信号は、それぞれの受信アンテナ・ブランチでは、まずRF部130でアナログ処理が施される。図2には、受信ブランチ毎のRF部130内の構成例を示している。図示のRF230は、低雑音アンプ(LNA)21、RF周波数帯の受信信号をダウンコンバートする直交復調器(IQデモジュレーター)22、受信信号の電力が後段のADコンバータ(ADC)128のダイナミック・レンジに収まるように正規化するAGCアンプ23、所望帯域以外の信号成分を除去するアナログ低域フィルタ(LPF)24などで構成される。
そして、ADコンバータ128によりアナログ受信信号をディジタル信号に変換した後、ディジタル・フィルタ126に入力して、帯域制限を施す。
受信IQ誤差補正部124はIQ誤差の補正を行なう。ここで言うIQ誤差は、ダウン・コンバーターのIQデモジュレーターにおけるIチャネル信号とQチャネル信号の振幅のバラツキに起因するIQ振幅誤差と、I軸とQ軸が90度からずれてしまうIQ位相誤差からなる。これらIQ誤差を補正しないと、受信信号のEVMが悪化することにより、通信品質の低下を招来する。
続いて、同期回路122にて、パケット発見、タイミング検出、周波数オフセット補正、ノイズ推定などの処理が行なわれる。
ガード除去部120では、データ送信区間の先頭に付加されたガード・インターバルを除去する。そして、高速フーリエ変換部(FFT)118により時間軸信号が周波数軸信号となる。
空間分離部116内では、ビーム・フォーミングされた受信信号の空間分離処理を行なう。具体的には、チャネル行列推定部116aは、各受信ブランチで受信した、チャネル行列を励起するためのトレーニング・シーケンスから推定チャネル行列Hを組み立てる。アンテナ受信重み行列演算部116bは、チャネル行列推定部116aで得られた順方向のチャネル行列Hを基にアンテナ受信重み行列Wを計算する。そして、アンテナ受信重み行列乗算部116cは、各受信ストリームを要素とする受信ベクトルとアンテナ受信重み行列Wとの行列乗算を行なうことで、ビーム・フォーミングされた空間多重信号の空間復号を行ない、ストリーム毎に独立した信号系列を得る。アンテナ受信重みWの計算方法としてMMSE(Minimum MeanSquare Error)アルゴリズムを用いるが、勿論、SVD(Singular Value Decomposition:特異値分解)やEVD(Eigen Value Decomposition:固有値分解)、若しくはその他の行列分解手法を用いても良い。
チャネル等化回路114は、ストリーム毎の信号系列に対し、さらに残留周波数オフセット補正、チャネル・トラッキングなどを施す。そして、デマッパー112はIQ信号空間上の受信信号をデマップし、デインタリーバ110はデインタリーブし、デパンクチャ108は所定のデータレートでデパンクチャする。
データ合成部106は、複数の受信ストリームを1本のストリームに合成する。このデータ合成処理は送信側で行なうデータ振り分けと全く逆の動作を行なうものである。そして、復号器104にて誤り訂正復号した後、デスクランブラ102によりデスクランブルし、データ取得部100は受信データを取得する。
MIMO通信を採用するIEEE802.11nのPHY層は、従来のIEEE802.11a/gとは変調方式や符号化方式などの伝送方式(Modulation and Coding Scheme:MCS)が全く相違する高スループット(High Throughput:HT)伝送モード(以下では、「HTモード」とも呼ぶ)を持つとともに、従来のIEEE802.11a/gと同じパケット・フォーマット及び同じ周波数領域でデータ伝送を行なう動作モード(以下では、「レガシー・モード」とも呼ぶ)も備えている。また、HTモードの中には、IEEE802.11a/gに準拠する従来端末(以下では、「レガシー端末」とも呼ぶ)との互換性を持つ“Mixed Mode(MM)”と呼ばれる動作モードがある。
図3、図4には、レガシー・モード並びにMMの各動作モードにおけるパケット・フォーマットをそれぞれ示している。但し、各図において1OFDMシンボルは4マイクロ秒であるとする。
図3に示すレガシー・モード下のパケット(以下、「レガシー・パケット」とも呼ぶ)は、IEEE802.11a/gと全く同じフォーマット(図13、図14を参照のこと)である。レガシー・パケットのヘッダ部は、レガシー・プリアンブルとして、パケット発見用の既知トレーニング・シンボルSTSからなるL−STF(Legacy STF)と、同期獲得並びにチャネル等化用の既知トレーニング・シンボルLTSの繰り返しからなるL−LTF(Legacy LTF)と、伝送レートやデータ長などを記載したL−SIG(Legacy SIGnal field)で構成され、これに続いてペイロード(Data)が送信される。
また、図4に示すパケット(以下、「MMパケット」とも呼ぶ)のヘッダ部は、IEEE802.11a/gとまったく同じフォーマットからなるレガシー・プリアンブルと、これに続くIEEE802.11nに特有のフォーマット(以下では、「HTフォーマット」とも呼ぶ)からなるプリアンブル(以下では、「HTプリアンブル」とも呼ぶ)及びデータ部で構成される。MMパケットは、レガシー・パケットにおけるPHYペイロードに相当する部分がHTフォーマットで構成されており、このHTフォーマット内は、再帰的にHTプリアンブルとPHYペイロードで構成されると捉えることもできる。
HTプリアンブルは、HT−SIG、HT−STF、HT−LTFで構成される。HT−SIGには、PHYペイロード(PSDU)で適用するMCSやペイロードのデータ長などのHTフォーマットを解釈するために必要となる制御情報が記載される。また、HT−STFは、MIMOシステムにおけるAGC(自動利得制御)を向上するためのトレーニング・シンボルからなる。また、HT−LTFは、受信機側で空間変調(マッピング)された入力信号毎にチャネル推定を行なうためのトレーニング・シンボルからなる。
なお、2本以上の伝送ブランチを使用するMIMO通信の場合、受信機側では、受信信号の空間分離する、送受信アンテナ毎にチャネル推定してチャネル行列を獲得する必要がある。このため、送信機側では、各送信アンテナからHT−LTFを時分割で送信するようになっている。したがって、空間ストリーム数に応じて1以上のHT−LTFフィールドが付加されることになる。
MMパケット中のレガシー・プリアンブルは、レガシー・パケットのプリアンブルと全く同じフォーマットであるとともに(図13を参照のこと)、レガシー端末がデコード可能な伝送方式で伝送される。これに対し、HTプリアンブル以降のHTフォーマット部分はレガシー端末が対応していない伝送方式で伝送される。
図3に示したレガシー・パケット並びに図4に示したMMパケットのいずれのパケット・フォーマットであっても、パケットの先頭には図14に示したレガシー・プリアンブルを含み、同期回路122内では、0.8マイクロ秒毎の10回の既知シーケンスSTSの繰り返しからなるL−STF部分の自己相関をとることによりパケット発見を始め同期処理を行なうことができる。
図5には、同期回路122の内部構成例を示している。それぞれのブランチの受信信号はバッファ506に蓄積されつつ、パケット発見部501がパケット先頭のプリアンブル信号を探索する。パケット発見部501がパケットを発見すると、タイミング検出部502、周波数オフセット推定部503、及び、ノイズ推定部504は、プリアンブル信号の後続の区間を用いて、同期タイミング、周波数オフセット、ノイズの各推定処理をそれぞれ行なう。
制御部505は、パケット受信中において、タイミング検出部503による検出タイミングを基にバッファ506から受信データ・サンプルを読み出し、周波数オフセット推定部503による周波数オフセット推定値を基に発振器507に補正をかけて出力する。
また、本実施形態では、同期回路122内において、パケット発見部501がパケットを発見した場合であっても、残りのプリアンブルに相当する区間を用いて、パケット発見を再確認する仕組みを導入して、パケットの誤発見を検出するようになっている。具体的には、制御部505は、タイミング推定部502、周波数オフセット推定部503、ノイズ推定部504の各推定回路からの指標が基準を下回ると、パケット発見部501がパケット発見を判定したにも拘らず実際にはパケットが存在しないと判定して、パケット誤発見を発行する。これによりパケット発見部501では再びパケット探索が開始されるので、パケットを誤発見したことに伴って無意味な処理が継続するという事態は回避され、通信容量の低下を招来することもない。
図6には、パケット発見部501の内部構成例を示している。また、図7には、図6に示した各機能モジュールの出力チャートを示している。
遅延部601は、既知トレーニング・シーケンスSTSの繰り返し周期に相当する0.8マイクロ秒間隔の受信信号を保持し、遅延信号として出力する。また、複素共役部602は、この遅延信号の共役複素数をとる。そして、乗算部603では、受信信号と既知トレーニング・シーケンスSTSの繰り返し周期間隔(0.8マイクロ秒)分の遅延信号との複素共役乗算を行なう。
平均部604は、L−STF区間全体を移動平均区間として、乗算部603が出力する積の移動平均を計算して自己相関値を求める。そして、判定部606は、この自己相関値が所定の閾値を超えたタイミングでパケットを発見する。
ここで、乗算部603が出力する受信信号と遅延信号との複素共役乗算結果は、L−STFの既知トレーニング・シーケンスSTSの繰り返しが開始してから0.8マイクロ秒後からL−STFが終了する8.0マイクロ秒まで、図8中の参照番号805で示すように、一定値となる矩形形状となる。平均部604がこの区間に相当する7.2マイクロ秒分の移動平均を計算すると、図7中の参照番号706で示すように、上記の矩形形状が積分されて3角形状となる。したがって、判定部606は、L−STF区間長の移動平均と閾値を比較して、パケット発見判定をすることができる。
図8には、パケット発見部501の他の構成例を示している。
遅延部801は、既知トレーニング・シーケンスSTSの繰り返し周期に相当する0.8マイクロ秒間隔の受信信号を保持し、遅延信号として出力する。また、複素共役部802は、遅延部801が出力する遅延信号の共役複素数をとる。乗算部803では、受信信号と既知トレーニング・シーケンスSTSの繰り返し周期間隔(0.8マイクロ秒)分の遅延信号との複素共役乗算を行なう。そして、第1の平均部806は、既知トレーニング・シーケンスSTSの1繰り返し周期を移動平均区間として移動平均を求める。1繰り返し周期分の移動平均は、図7中の参照番号708で示しているが、同図の参照番号707で示した、5繰り返し周期に相当する4マイクロ秒を区間とした移動平均よりも低い台形形状となる。
また、複素共役部805は受信信号の共役複素数をとり、乗算部805では受信信号同士の複素共役乗算を行なって受信号電力を求める。そして、第2の平均部807は、既知トレーニング・シーケンスSTSの繰り返し周期2個分の区間にわたる移動平均をとって、平均受信電力(受信サンプルの2乗の移動平均)を求める。
正規化部808は、第1の平均部806から出力される自己相関を、第2の平均部807から出力される平均受信電力で逐次正規化する。受信機はAGCゲインを最大に設定して受信待機するが、ここでの正規化処理によって、パケット先頭でのAGCゲインの変動の影響を排除することができる。
後段の直列接続された8個の遅延部809〜816は、それぞれ既知トレーニング・シーケンスSTSの繰り返し周期に相当する0.8マイクロ秒の遅延時間を持つ遅延素子からなる。遅延部809〜816の個数は、既知トレーニング・シーケンスの繰り返し回数に相当する。図9には、正規化部808で正規化された、1繰返し周期を移動平均区間とする移動平均が、8個の遅延部809〜816によって繰り返し周期(0.8マイクロ秒)ずつ遅延が与えられている様子を示している。同図中の参照番号901は正規化部808の出力であり、参照番号902〜909はそれぞれ各遅延部809〜816の出力である。
合計部817は、正規化部808の出力及びすべての遅延部809〜816の出力901〜909の合計をとる。この合計値は、L−STF区間全体を移動平均区間とした正規化自己相関を求めることに相当し、図9中の参照番号910で示すような3角形状となる。したがって、判定部818は、合計部817の出力と閾値(図9中の参照番号911)を比較して、パケット発見判定をすることができる。
図10には、図5に示した同期回路122内のタイミング推定部502の内部構成例を示している。タイミング推定部502は、パケット発見部501がIEEE802.11a/nのプリアンブルのL−STF区間でパケット発見した後に起動して、L−LTF区間で既知信号との相互相関を求めてそのピークを基に、タイミング推定を行なう。また、本実施形態では、タイミング推定部502が求めたピークの絶対値があらかじめ定めた閾値に満たないときには、制御部505がパケット発見を取り消して再びパケット探索を始めるようになっている。
遅延部1001は、それぞれサンプル周期に相当する遅延時間を持つ複数の遅延素子を直列接続して構成され、全体としてはタイミング推定区間の遅延時間を与える。一方、プリアンブル保持部1000は規格で定義されている既知トレーニング・シーケンスLTSのパターン(すなわち、タイミング推定のための既知信号パターン)を保持している。そして、受信信号サンプルを遅延部1001の各遅延素子で1サンプルずつ遅延させ、各々の遅延信号をプリアンブル保持部1000の保持パターンと掛け合わせ、合計部1003でこれらを合計して内積を求めることで、相互相関値を得ることができる。
各受信ブランチでは、新しい受信信号サンプルが入力される度に、上述したように内積を計算すると、絶対値算出部1005でその絶対値を求める。加算器1007は、受信ブランチ毎に求められた相互相関の絶対値を合算して、相互相関関数を得る。そして、ピーク検出部1008は、相互相関関数のピーク位置を推定タイミングとする。また、ピーク検出部1008は、相互相関関数のピーク位置と大きさ(絶対値あるいは絶対値の2乗など)を制御部505に出力する。
制御部505は、ピーク位置をバッファのデータ読み出しアドレスに変換し、OFDMシンボルの読み出しに使用する。また、制御部505は、ピーク位置における相互相関関数の大きさを所定の閾値と比較することによって、L−LTFのパターン発見再確認の判定を行なう。
ここで、相互相関関数の大きさが閾値を下回る場合、制御部505は、パケット発見部501に対してリセットを発行することによって、パケットの発見を取り消し、再び受信信号からパケットの探索を開始させる。これに伴い、制御部505は、タイミング推定部502、周波数オフセット推定部503、並びにノイズ推定部504の各推定回路に対してもリセットを発行して、再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる。
図11には、図5に示した同期回路122内の周波数オフセット推定部503の内部構成例を示している。周波数オフセット推定部503は、パケット発見部501がIEEE802.11a/nのプリアンブルのL−STF区間でパケット発見した後に起動して、L−LTF区間でLTSの繰り返し周期での自己相関を求めて、LTSの繰り返し周期毎の位相回転量を計測する。また、本実施形態では、周波数オフセット推定部503が求めた自己相関の大きさがあらかじめ定めた閾値に満たないときには、制御部505がパケット発見を取り消して再びパケット探索を始めるようになっている。
遅延部1101は、既知トレーニング・シーケンスLTSの繰り返し周期分の受信信号を保持し、遅延信号として出力する。また、複素共役部1102は、この遅延信号の共役複素数をとる。そして、乗算部1103では、受信信号と既知トレーニング・シーケンスLTSの繰り返し周期間隔分の遅延信号との複素共役乗算を行なう。そして、このような複素共役乗算を受信ブランチ毎に行ない、加算器1107でこれらを合計し、さらに平均部1108で平均して、L−LTFにおける受信信号のLTS繰り返し周期での自己相関を求める。
ここで求められた自己相関の位相成分は、LTS繰り返し周期間隔の間の位相回転であり、周波数オフセットとして発振器507の補正に使用する。
また、制御部505は、周波数オフセット推定部503で求められた自己相関を入力すると、その強度(すなわち、自己相関の絶対値)を算出して、所定の閾値と比較することによって、L−LTFのパターン発見再確認の判定を行なう。
ここで、自己相関の絶対値(すなわち、振幅成分)が閾値を下回る場合には、制御部505は、パケット発見部501によるパケットの誤発見と判定する。この場合、制御部505は、パケット発見部501に対してリセットを発行することによって、パケットの発見を取り消し、再び受信信号からパケットの探索を開始させる。これに伴い、制御部505は、タイミング推定部502、周波数オフセット推定部503、並びにノイズ推定部504の各推定回路に対してもリセットを発行して、再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる。
図12には、図5に示した同期回路122内のノイズ推定部504の内部構成例を示している。ノイズ推定部504は、パケット発見部501がIEEE802.11a/nのプリアンブルのL−STF区間でパケット発見した後に起動して、L−LTF区間でLTSの繰り返し周期で信号電力とノイズ電力を算出し、SNRを推定する。また、本実施形態では、SNRがあらかじめ定めた閾値以下となるときには、制御部505がパケット発見を取り消して再びパケット探索を始めるようになっている。
周波数補正部1201は、受信信号の周波数オフセットを補正する。遅延回路1203はLTS繰り返し周期分の遅延信号を生成し、差分器1205で繰り返し周期間の差分をとってノイズ成分を抽出し、さらに2乗器1209で差分の2乗値を求め、ノイズ電力を得る。他方の2乗器1207では信号の2乗値を算出して、信号電力を得る。そして、推定部1211は、受信ブランチ毎に求めた信号電力及びノイズ電力を入力して、これら2乗値の比を基にSNRを推定する。
また、制御部505は、ノイズ推定部504で推定されたSNRを入力すると、所定の閾値と比較することによって、L−LTFのパターン発見再確認の判定を行なう。
ここで、SNRが閾値を下回る場合には、制御部505は、パケット発見部501によるパケットの誤発見と判定する。この場合、制御部505は、パケット発見部501に対してリセットを発行することによって、パケットの発見を取り消し、再び受信信号からパケットの探索を開始させる。これに伴い、制御部505は、タイミング推定部502、周波数オフセット推定部503、並びにノイズ推定部504の各推定回路に対してもリセットを発行して、再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる。
このように、本実施形態に係る受信機によれば、同期回路122は、パケットを発見した後にタイミング、周波数オフセット、SNやチャネルを推定する際に求めるさまざまな指標で再びパケットの存在を再確認するので、これら復調に必要な情報を収集する機会を逸することなく、パケット発見の精度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態に係る受信機によれば、同期回路122内のパケット発見部501で所望のプリアンブル以外の信号でパケットを誤発見した場合であっても、パケットの受信タイミング、周波数オフセット、SNRなど復調に必要な情報を収集する過程でのリセットを導入することで、続くシンボルの無意味なデコードを防ぐようになっている。したがって、従来はパケット探索ができなくなっていたパケット誤判定からパケット・エラー検出までの期間も、早期にパケット探索を開始することによって、通信容量を向上させることが可能である。
したがって、本実施形態に係る受信機によれば、最初のパケット発見の感度を高く設定できるようになり、低SN部分などで通信容量を向上させ、通信範囲を広げることが可能となる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、複数のアンテナを備えチャネル特性に応じた送信ビーム・フォーミングを行なうMIMO通信機を採り上げているが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。単一の送受信アンテナからなるSISO通信機にも同様に本発明を適用することができる。
また、本発明の適用範囲は、IEEE802.11a/nなどの無線LAN規格に限定されるものではなく、さまざまなディジタル無線技術に遍く本発明を利用することができる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る受信機の構成例を示した図である。 図2は、受信ブランチ毎のRF部130内の構成例を示した図である。 図3は、レガシー・モードにおけるパケット・フォーマットを示した図である。 図4は、MM動作モードにおけるパケット・フォーマットを示した図である。 図5は、同期回路122の内部構成例を示した図である。 図6は、パケット発見部501の内部構成例を示した図である。 図7は、図6に示したパケット発見部501の動作タイミング・チャートを示した図である。 図8は、パケット発見部501の他の構成例を示した図である。 図9は、正規化部808で正規化された、1繰返し周期を移動平均区間とする移動平均が、8個の遅延部809〜816によって繰り返し周期(0.8マイクロ秒)ずつ遅延が与えられている様子を示した図である。 図10は、図5に示した同期回路122内のタイミング推定部502の内部構成例を示した図である。 図11は、図5に示した同期回路122内の周波数オフセット推定部503の内部構成例を示した図である。 図12は、図5に示した同期回路122内のノイズ推定部504の内部構成例を示した図である。 図13は、IEEE802.11a/gにおけるフレーム・フォーマットを示した図である。 図14は、IEEE802.11a/gで規定されているプリアンブル構成を示した図である。
符号の説明
21…低雑音アンプ(LNA)
22…直交変調器
23…AGCアンプ
24…アナログ低域フィルタ(LPF)
100…データ取得部
102…デスクランブラ
104…復号器
106…データ合成部
108…デパンクチャ
110…デインタリーバ
112…デマッパー
114…チャネル等化回路
116…空間分離部
116a…チャネル行列推定部
116b…アンテナ重み行列演算部
116c…アンテナ重み行列乗算部
118…高速フーリエ変換部(FFT)
120…ガード除去部
122…同期回路
124…受信IQ誤差補正部
126…ディジタル・フィルタ
128…ADコンバータ(ADC)
130…RF部
501…パケット発見部
502…タイミング推定部
503…周波数オフセット推定部
504…ノイズ推定部
505…制御部
506…バッファ
507…発振器
601…遅延部
602…複素共役部
603…乗算部
604…平均部
606…判定部
801…遅延部
802…乗算部
803…複素共役部
804…乗算部
805…複素共役部
806…第1の平均部
807…第2の平均部
808…正規化部
809〜816…遅延部
817…合計部
818…判定部
1000…プリアンブル保持部
1001…遅延部
1003…合計部
1005…絶対値算出部
1007…加算器
1008…ピーク検出部
1101…遅延部
1102…複素共役部
1103…乗算部
1107…加算器
1108…平均部
1201…周波数補正部
1203…遅延回路
1205…差分器
1207、1209…2乗器
1211…SN推定部

Claims (11)

  1. 受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見部と、
    前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記プリアンブルに含まれるべき既知信号と受信信号との相互相関関数のピーク位置における相互相関関数の大きさ(絶対値)を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見部によるパケット発見を再確認するパケット発見再確認部と、
    前記パケット発見再確認部が前記パケット発見部によるパケットの誤発見を検出したことに応じて、前記パケット発見部によるパケットの発見を取り消して再び受信信号からパケットの探索を開始させる制御部と、
    を具備することを特徴とする同期回路。
  2. 受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見部と、
    タイミング推定のための既知信号と受信信号との相互相関関数のピーク位置を基にタイミングを推定するタイミング推定部と、
    前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記タイミング推定部で求められた相互相関関数のピーク位置における相互相関関数の大きさ(絶対値)を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見部によるパケット発見を再確認するパケット発見再確認部と、
    前記パケット発見再確認部が前記パケット発見部によるパケットの誤発見を検出したことに応じて、前記パケット発見部によるパケットの発見を取り消して再び受信信号からパケットの探索を開始させる制御部と、
    を具備することを特徴とする同期回路。
  3. 受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見部と、
    前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、受信信号の前記既知トレーニング・シーケンスの繰り返し周期での自己相関の絶対値を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見部によるパケット発見を再確認するパケット発見再確認部と、
    前記パケット発見再確認部が前記パケット発見部によるパケットの誤発見を検出したことに応じて、前記パケット発見部によるパケットの発見を取り消して再び受信信号からパケットの探索を開始させる制御部と、
    を具備することを特徴とする同期回路。
  4. 受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見部と、
    受信信号の前記既知トレーニング・シーケンスの繰り返し周期での自己相関を求め、該自己相関の位相から前記既知トレーニング・シーケンスの繰り返し周期間隔の間の位相回転を推定する周波数オフセット推定部と、
    前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記周波数オフセット推定部で求められた自己相関の絶対値を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見部によるパケット発見を再確認するパケット発見再確認部と、
    前記パケット発見再確認部が前記パケット発見部によるパケットの誤発見を検出したことに応じて、前記パケット発見部によるパケットの発見を取り消して再び受信信号からパケットの探索を開始させる制御部と、
    を具備することを特徴とする同期回路。
  5. 受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見部と、
    受信信号の前記既知トレーニング・シーケンスを用いて信号対ノイズ比を求めるノイズ推定部と、
    前記パケット発見部がパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記ノイズ推定部で求められた信号対ノイズ比を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見部によるパケット発見を再確認するパケット発見再確認部と、
    前記パケット発見再確認部が前記パケット発見部によるパケットの誤発見を検出したことに応じて、前記パケット発見部によるパケットの発見を取り消して再び受信信号からパケットの探索を開始させる制御部と、
    を具備することを特徴とする同期回路。
  6. 前記パケット発見部は、受信信号と前記既知トレーニング・シーケンスの1繰り返し周期分だけ前に受信した遅延信号との複素共役乗算結果の移動平均をとって受信信号の自己相関を求め、自己相関閾値の比較結果を基にパケット発見を判定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の同期回路。
  7. 受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見ステップと、
    前記パケット発見ステップでパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記プリアンブルに含まれるべき既知信号と受信信号との相互相関関数のピーク位置における相互相関関数の大きさ(絶対値)を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見ステップにおけるパケット発見を再確認するパケット発見再確認ステップと、
    前記パケット発見ステップにおけるパケットの誤発見を前記パケット発見再確認ステップで検出したことに応じて、パケットの発見を取り消し、前記パケット発見ステップにおいて再び受信信号からパケットの探索を開始させるとともに、前記推定ステップにおける推定処理をリセットし再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる制御ステップと、
    を有することを特徴とする同期方法。
  8. 受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見ステップと、
    タイミング推定のための既知信号と受信信号との相互相関関数のピーク位置を基にタイミングを推定するタイミング推定ステップと、
    前記パケット発見ステップでパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記タイミング推定ステップで求められた相互相関関数のピーク位置における相互相関関数の大きさ(絶対値)を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見ステップにおけるパケット発見を再確認するパケット発見再確認ステップと、
    前記パケット発見ステップにおけるパケットの誤発見を前記パケット発見再確認ステップで検出したことに応じて、パケットの発見を取り消し、前記パケット発見ステップにおいて再び受信信号からパケットの探索を開始させるとともに、前記推定ステップにおける推定処理をリセットし再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる制御ステップと、
    を有することを特徴とする同期方法。
  9. 受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見ステップと、
    前記パケット発見ステップでパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、受信信号の前記既知トレーニング・シーケンスの繰り返し周期での自己相関の絶対値を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見ステップにおけるパケット発見を再確認するパケット発見再確認ステップと、
    前記パケット発見ステップにおけるパケットの誤発見を前記パケット発見再確認ステップで検出したことに応じて、パケットの発見を取り消し、前記パケット発見ステップにおいて再び受信信号からパケットの探索を開始させるとともに、前記推定ステップにおける推定処理をリセットし再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる制御ステップと、
    を有することを特徴とする同期方法。
  10. 受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見ステップと、
    受信信号の前記既知トレーニング・シーケンスの繰り返し周期での自己相関を求め、該自己相関の位相から前記既知トレーニング・シーケンスの繰り返し周期間隔の間の位相回転を推定する周波数オフセット推定ステップと、
    前記パケット発見ステップでパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記周波数オフセット推定ステップで求められた自己相関の絶対値を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見ステップにおけるパケット発見を再確認するパケット発見再確認ステップと、
    前記パケット発見ステップにおけるパケットの誤発見を前記パケット発見再確認ステップで検出したことに応じて、パケットの発見を取り消し、前記パケット発見ステップにおいて再び受信信号からパケットの探索を開始させるとともに、前記推定ステップにおける推定処理をリセットし再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる制御ステップと、
    を有することを特徴とする同期方法。
  11. 受信信号からパケットの先頭に付加される既知トレーニング・シーケンスの繰り返しからなるプリアンブルを探索して、パケットを発見するパケット発見ステップと、
    受信信号の前記既知トレーニング・シーケンスを用いて信号対ノイズ比を求めるノイズ推定ステップと、
    前記パケット発見ステップでパケットを発見した以降のプリアンブルに相当する区間の受信信号を用いて、前記ノイズ推定ステップで求められた信号対ノイズ比を所定の閾値と比較することによって、前記パケット発見ステップにおけるパケット発見を再確認するパケット発見再確認ステップと、
    前記パケット発見ステップにおけるパケットの誤発見を前記パケット発見再確認ステップで検出したことに応じて、パケットの発見を取り消し、前記パケット発見ステップにおいて再び受信信号からパケットの探索を開始させるとともに、前記推定ステップにおける推定処理をリセットし再度のパケット発見に基づくそれぞれの推定処理を行なわせる制御ステップと、
    を有することを特徴とする同期方法。
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