JP4735445B2 - 住宅建物の遮蔽壁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅建物のバルコニーの手摺り壁として利用される遮蔽壁構造に関するものである。
一般に、住宅建物におけるバルコニーの手摺り壁としては、優れた通風性や採光性が得られるように上辺に手摺りを設けた格子状の鋼製フレームのみで構成したものから、遮蔽性を高めるために、住宅建物の外壁と同材質の壁材で構成したものまで色々なものが提案されている。
従来より、このようなバルコニーの手摺り壁において、風の調整ができるように、手摺り壁の一部にルーバーを設けたものが提案されている(特許文献1参照)。
特開第2767576号公報
しかし、上記従来のようにルーバーを有するバルコニーの手摺り壁の場合、ルーバーは角度調整可能なのものであるため、個々のルーバーの角度が異なると、各ルーバーが乱れて見えて外観が悪化するといった不都合を生じることとなる。そのため、個々のルーバーを連動させて各ルーバーが乱れないようにすることも考えられるが、この場合は構造が複雑化することとなる。
また、上記従来のルーバーは一部に設けたものであるため、ルーバーによる通風や採光の効果を十分に発揮することができない。
そこで本発明者らは、バルコニーの手摺り壁全体を、角度調整できない固定化したルーバーで構成することを考えた。
しかし、この場合、ルーバーは、鋼製フレームの手摺り壁や外壁素材の手摺り壁と異なり、各ルーバー間に間隙を存して設けられたものであるため、個々のルーバーが単品で損傷することもあり、このような場合にルーバーを交換しなければならないが、外部足場を組まなければならなかったり、補修作業が大掛かりになってしまうことが懸念される。
また、固定化したルーバーの場合、その時の好みや季節に応じて通風性や採光性などに必要とされる条件が変わった場合、簡単に対応することができない。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、遮蔽壁としてルーバーの効果を最大限に発揮でき、しかも必要に応じてバルコニー側から簡単にルーバー単体の交換をすることができる住宅建物の遮蔽壁構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の住宅建物の遮蔽壁構造は、住宅建物のバルコニーの外周縁部からフレームが立設され、このフレームに取付金具を介して複数のルーバー片が取り付けられてなる遮蔽壁構造であって、取付金具は、フレームの側面に当接され、少なくとも2箇所以上でフレームにボルト固定するためのボルト孔が設けられた当接面と、この当接面から延設され、ルーバーの内面の少なくとも下半部に当接され、ルーバー片の内面にビス固定するビス孔が設けられたルーバー片当接面と、この当接状態で、ルーバー片当接面からルーバー片の下縁部を経て外面側へと若干突出するように延設されたルーバー片係止部とを具備して構成され、フレーム側面の長手方向全体にわたって複数の取付金具の当接面が固定されるとともに、複数のルーバー片は、それぞれ取付金具のルーバー片係止部に外面を係止させるようにして内面が各ルーバー片当接面に当接され、下縁がバルコニー内側で上縁が外側となった傾斜状態でルーバー片当接面にビス固定されてなるものである。
以上述べたように、本発明によると、フレームに取り付けた取付金具のルーバー片係止部に外面を係止させるようにして内面を各ルーバー片当接面に当接してビス固定しているだけで、しかもルーバー片は、下縁がバルコニー内側で上縁が外側となった傾斜状態なので、各ルーバー片は、バルコニー内から容易にビス固定して取り付けることができる。
しかも各ルーバー片は、外面の下縁部がルーバー片係止部に若干係止しているだけなので、ルーバー片と、ルーバー片係止部との係止および係止解除を容易に行うことができる。したがって、外部足場を組むことなく、バルコニー内からルーバー片を搬入して取り付けたり、また取り外したルーバー片をバルコニー内へと容易に取り込むことができる。
しかもこのようにして取り付けられた各ルーバー片は、下縁がバルコニー内側で上縁が外側となった傾斜状態なので、外部からの視線を遮りながら、太陽光を取り込むことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、遮蔽壁構造の全体構成の概略を示し、図2は同遮蔽壁構造の要部を示し、図3および図4は同遮蔽壁構造を用いた住宅建物1を示している。
すなわち、この遮蔽壁構造は、住宅建物1のバルコニー10の外周縁部からフレーム11が立設され、このフレーム11に取付金具2を介して複数のルーバー片3が取り付けられてなる遮蔽壁構造であって、フレーム11の側面の長手方向全体にわたって複数の取付金具2が固定され、複数のルーバー片3は、それぞれの取付金具2に、下縁31がバルコニー10の内側で上縁32が外側となった傾斜状態でビス固定されてなるものである。
住宅建物1は、二階12の一側壁面1aの長手方向全体にわたってバルコニー10が形成されている。このバルコニー10の外周縁部には、間隔を存して複数のフレーム11が立設されている。各フレーム11は、二階12の天井付近までの高さとなされ、上端部は住宅建物1との間で連結されている。また、各フレーム11は、側面11aの外面11b寄りの位置に、等間隔で上から下まで複数個のボルト固定用の孔11cが穿孔されている。
取付金具2は、当接面21と、ルーバー片当接面22と、ルーバー片係止部23とを具備して構成されている。
当接面21は、フレーム11の側面11aに当接される板状に形成されており、上下2箇所に設けられたボルト孔21aを介してフレーム11の外面11b寄りの側面11aにボルトナット4で固定することができるようになされている。
ルーバー片当接面22は、取付金具2をフレーム11に固定した状態で、このフレームの外面11bよりも屋外側に斜め上方に向かって、当接面21の2箇所からそれぞれ延設するようになされている。それぞれのルーバー片当接面22は、ルーバー片3の内面33の下半部に当接することができるようになされている。また、ルーバー片当接面22の延設基端部側と延設先端部側の2箇所には、この当接状態でルーバー片3にビス5で固定するためのビス孔22aが穿孔されている。このルーバー当接面22にルーバー片3を当接してビス5で固定した状態で、ルーバー片3は、下縁31がバルコニー10の内側で上縁32が外側となった傾斜状態でフレーム11に対して直行する方向に固定することができる。
ルーバー片係止部23は、ルーバー片当接面22にルーバー片3を当接した状態で、ルーバー片当接面22の延設基端部から、ルーバー片3の下縁31を経て外面34側へと若干突出するように延設されている。
ルーバー片3は、幅約150mm、厚さ約15mmの長尺の木製板材からなり、フレーム11の間隔にあわせた長さに切断されている。ルーバー片3の内面33と下縁31との角部は、水切り加工された切欠部3aが形成されている。この切欠部3aにより、ルーバー片3を伝って雨水がバルコニー10内へと飛散するのを防止することができるようになされている。
次に、この遮蔽壁構造の施工手順について説明する。
まず、バルコニー10の外周縁部にフレーム11を立設し、フレーム11の両側面11aまたは片側面11aに長手方向に沿って上から下まで複数個の取付金具2をボルト4で固定する。
次いで、最下位にある取付金具2のルーバー片係止部23にルーバー片3の外面34を係止させるようにしてルーバー片3の内面33をルーバー片当接面22に当接し、バルコニー10の内側からルーバー片当接面22を介してルーバー片3にビス5を固定する。
この固定の際、各ルーバー片3の切欠部3aは、ルーバー片3の内面33と下縁31との角部に位置するように気を付ける。
以下、各取付金具2に同じ要領でルーバー片3を固定して施工を完了する。
このようにして施工された遮蔽壁構造は、各ルーバー片3の下縁31がバルコニー10の内側で、上縁32が外側となった傾斜状態で固定される。
したがって、地上からは、視線を遮ることができ、日光は、バルコニー10内に取り込むことができることとなる。そのため、天井付近までの高さに延設したフレーム11の高さ全体にルーバー片3を設けても、バルコニー10内が暗くなることも無く、閉鎖的でありながら明るい空間を得ることができる。また、外観からは、ルーバー片3が二階の高さ全体に設けられているため、ルーバー片3の背後がバルコニー10であることを感じさせることなく、住宅建物1と一体化させて優れた外観を得ることができる。
また、この施工完了状態で、ルーバー片3は、幅約150mmのうち、約33mmが上側のルーバー片3によってオーバーラップされるようになっており、ルーバー片当接面22は、ルーバー片3の内面33の下半部のうち、オーバーラップされていない部分に当接するようになされている。したがって、固定しようとするルーバー片3の上側に既にルーバー片3が固定されているような状況であっても、バルコニー10の内部からは、ルーバー片当接面22を介してルーバー片3を容易にビス5で固定したり、また、固定したルーバー片3のビス5を容易に取り外したりすることができる。
そのため、何れかの高さの位置にあるルーバー片3を損傷して交換しなければならないような状況であっても、バルコニー10内からビス5を外してルーバー片係止部23の係止を解除するだけで、容易にルーバー片3をバルコニー10内に取り込んで取り外すことができる。また、ルーバー片3を容易に取り外すことが可能になることで、その時の季節や気分に応じて遮蔽壁の構成を変えることができる。例えば、フレーム11の高さ全体にルーバー片3を設けた状態から、通常の腰壁程度の高さにしたり、この腰壁の高さに設けられたルーバー片3に加えて視線の高さ位置に一部分だけルーバー片3をプラスしたり、といった具合に、ルーバー片3の着脱で、バルコニー10を閉鎖的にしたり開放的にしたり自由に構成することが簡単にできることとなる。これらルーバー片3の着脱は、施工用の外部足場を組まなくてもバルコニー10内から容易に行うことができる。
また、各ルーバー片3は、下縁31がバルコニー10の内側で、上縁32が外側となった傾斜状態で固定されているため、児童などがルーバー片3に足を掛けてよじ登るといったことが行い難くなり、転落事故などを防止して安全性の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態において、遮蔽壁構造が設けられるバルコニー10は、二階12の一側壁面1aの長手方向全体にわたって形成されているが、この一側壁面1aの一部分のみに形成されたものであってもよい。
また、ルーバー片3は、二階12のバルコニー10の部分のみに設けられているが、図4に示すように、一部分または全部が(図4では一部分)、一階13まで延設するようになされたものであてっもよい。この場合、住宅建物1との一体感をより一層高めることができることとなる。
また、この遮蔽壁構造は、バルコニー10の部分のみに設けられているが、バルコニー10だけでなく、外壁や開口部の前にも設置してもよい。これにより、防犯や目隠しのための窓の面格子などとしても利用でき、その場合でもデザインの統一性は損なわれないこととなる。
住宅建物のバルコニーなどの遮蔽壁として利用できる。
本発明に係る住宅建物の遮蔽壁構造の全体構成の概略を示す垂直断面図である。 (a)は本発明に係る住宅建物の遮蔽壁構造において取付金具を用いてフレームにルーバー片を固定した状態を示す側面図、(b)同斜視図である。 本発明に係る住宅建物の遮蔽壁構造の全体構成の概略を示す水平断面図である。 本発明に係る住宅建物の遮蔽壁構造の全体構成の概略を示す斜視図図である。
符号の説明
1 住宅建物
10 バルコニー
11 フレーム
11a 側面
2 取付金具
21 当接面
21a ボルト孔
22 ルーバー片当接面
22a ビス孔
23 ルーバー片係止部
3 ルーバー片
31 下縁
32 上縁
33 内面
34 外面
4 ボルトナット
5 ビス

Claims (1)

  1. 住宅建物のバルコニーの外周縁部からフレームが立設され、このフレームに取付金具を介して複数のルーバー片が取り付けられてなる遮蔽壁構造であって、
    取付金具は、フレームの側面に当接され、少なくとも2箇所以上でフレームにボルト固定するためのボルト孔が設けられた当接面と、この当接面から延設され、ルーバーの内面の少なくとも下半部に当接され、ルーバー片の内面にビス固定するビス孔が設けられたルーバー片当接面と、この当接状態で、ルーバー片当接面からルーバー片の下縁部を経て外面側へと若干突出するように延設されたルーバー片係止部とを具備して構成され、
    フレーム側面の長手方向全体にわたって複数の取付金具の当接面が固定されるとともに、複数のルーバー片は、それぞれ取付金具のルーバー片係止部に外面を係止させるようにして内面が各ルーバー片当接面に当接され、下縁がバルコニー内側で上縁が外側となった傾斜状態でルーバー片当接面にビス固定されてなることを特徴とする住宅建物の遮蔽壁構造。
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