JP4735155B2 - 表示装置及び文字列データベース再定義方法 - Google Patents

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Description

本発明は、文字列の内容を階層的に定義したデータベースを用いる技術に関する。
ユーザがコンピュータによって提供されるアプリケーションを利用しようとする場合、このコンピュータには、いわゆるユーザインタフェース画面が表示される。このユーザインタフェース画面は、通常、GUI(Graphical User Interface)であり、ユーザが各種の操作や指示を容易に行えるようにするために、各種メニューやメッセージが含まれている。
ユーザの自国語以外の言語によって表現されたアプリケーションを利用する場合には、その表示内容を理解するためのスキルがユーザに要求されるか、または、翻訳者による翻訳作業が必要になる。そこで、アプリケーションの開発者らが、複数の言語のうち所望の言語でユーザインタフェース画面を表示可能なアプリケーションプログラムを開発することが望ましい。
このような複数言語に対応したアプリケーションプログラムをプログラミングする場合、メモリ容量の節約や、ある言語から別の言語への表示切替の容易さといった観点から、表示処理に関するプログラムと、文字列の内容そのものに関するプログラムとが分離されることがある。具体的には、文字列の内容そのものに関するプログラムにおいては、各文字列に対して、言語に依存しない文字列識別子を割り当てておき、言語の種類及び文字列識別子の組み合わせにより文字列を特定できるようにしておく。例えば図2に示すように、文字列「株式会社」には文字列識別子「Term-A」が割り当てられており、文字列「有限会社」には文字列識別子「Term-B」が割り当てられている。表示処理に関するプログラムによって文字列を表示する場合には、ユーザによって設定された言語の種類と、アプリケーションによって指定された文字列識別子とに対応する文字列を特定し、それを表示する。ここでは、言語の種類として日本語が指定されているケースを想定する。この場合、アプリケーションによって文字列識別子「Term-A」が指定されると、その文字列識別子に対応する文字列「株式会社」が表示されることになる。
また、図2において文字列識別子「Term-C」が割り当てられた文字列の定義内容は、「"<term id="Term-A"/>ソフトシステム"」となっている。ここで、「"<term id="Term-A"/>」は、文字列識別子「Term-A」が割り当てられた文字列の内容を参照し、これを引用することを意味している。つまり、「Term-C」が割り当てられた文字列は、文字列識別子「Term-A」が割り当てられた文字列と、文字列「ソフトシステム」とが結合された文字列というわけである。文字列識別子「Term-A」が割り当てられた文字列は、前述したように「株式会社」であるから、結局、文字列識別子「Term-C」が割り当てられた文字列は、「株式会社ソフトシステム」となる。
さらに、文字列識別子「Term-D」が割り当てられた文字列の定義内容は、「"<term id="Term-C"/>総務部御中"」となっている。「"<term id="Term-C"/>」は、文字列識別子「Term-C」が割り当てられた文字列を参照して引用することを意味しているから、文字列識別子「Term-C」の文字列の定義内容を参照すると、「"<term id="Term-A"/>ソフトシステム"」となっている。そこで、さらに文字列識別子「Term-A」が割り当てられた文字列の定義内容を参照して「株式会社」であることを特定し、これを文字列識別子「Term-C」が割り当てられた文字列の定義内容中に引用して、文字列「株式会社ソフトシステム」特定する。さらに、これを文字列識別子「Term-D」の文字列の定義内容に含まれる文字列「総務部御中」と結合して、最終的に、「株式会社ソフトシステム総務部御中」という文字列を得ることになる。
上述したような仕組みで各文字列の内容を定義した場合、全ての文字列の内容を逐一記憶しておく場合と比較して、文字列データベースの記憶領域のサイズが小さくて済むという利点がある。例えば、異なる文字列の中に共通の文字列が含まれており、且つ、この共通の文字列が比較的長い文字列であるような場合であっても、図2に示した方法ではその長い文字列に代えて文字列識別子を用いればよいだけであるから、使用する記憶領域を格段に小さくすることが可能となる。
また、文字列の内容を更新する場合にも都合がよい。例えば「株式会社」という表記を「(株)」に変更する場合、図2最上段の文字列識別子「Term-A」が割り当てられた文字列の内容を「株式会社」から「(株)」に変更するだけでよい。なぜなら、"<term id="Term-A"/>ソフトシステム"」などというように、参照(引用)する文字列を文字列識別子によって指定しているから、その参照先の文字列を更新すれば、参照元の文字列も全て更新されたに等しいからである。なお、この種の文字列の定義方法は特許文献1にも開示されている。
特開2004−38650号公報
図2の例のように、文字列識別子「Term-D」が割り当てられた文字列を表示する場合には、最初に文字列識別子「Term-C」が割り当てられた文字列を引用し、次に文字列識別子「Term-A」が割り当てられた文字列を引用してからでないと、表示すべき文字列「株式会社ソフトシステム総務部御中」を得ることができない。よって、表示処理に或る程度の時間を要するという問題がある。これは、文字列データベースが、「Term-D」の文字列→「Term-C」の文字列→「Term-A」の文字列というように階層的に参照するような構成になっているからである。図2の例では最高でも3階層であったが、実際には何十階層になることもあり、処理時間の増大がボトルネックとなるケースがある。特に、CPUの処理速度や、記憶部へのアクセス速度が遅いコンピュータでは、ユーザインタフェース画面を表示するのに相当の時間を要してしまう虞がある。
本発明は、上述した背景に鑑みてなされたものであり、その目的は、文字列識別子を用いて文字列データベースを構成することによる利点を享受しつつも、表示処理に要する時間を従来よりも短縮することが可能な技術を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、第1の文字列識別子が割り当てられた第1の文字列の内容を定義する第1の定義内容と第2の文字列識別子が割り当てられた第2の文字列の内容を定義する第2の定義内容とを含み、前記第2の定義内容に前記第1の文字列識別子を記述することで、各々の文字列の内容を階層的に定義する文字列データベースを記憶した記憶手段と、前記第2の文字列識別子が指定されると、当該第2の文字列識別子が割り当てられた第2の文字列の内容を、前記第2の定義内容に含まれる前記第1の文字列識別子に対応する前記第1の定義内容を参照することによって特定し、特定した第2の文字列を用いて、ユーザに提示されるユーザインタフェース画面を表示手段に表示させる表示制御手段と、前記文字列データベースにおいて、(a)前記第2の文字列の階層数が所定数以上である、(b)前記第2の文字列の定義内容が他の文字列の定義内容によって参照され、且つ、その参照回数が所定数以上である、(c)前記第2の文字列が前記表示制御手段に対して指定された指定回数が、所定回数以上である、のうち少なくともいずれか1つの条件を満たす場合には、前記第2の定義内容において前記第1の文字列識別子に対応させて前記第1の文字列の内容を記述することで、当該第2の定義内容を再定義する再定義手段と、前記第1の文字列の内容が更新されると、再定義された前記文字列データベースにおいて前記第1の文字列識別子に対応する前記第1の文字列を更新された内容に書き換える書換手段とを備えることを特徴とする表示装置を提供する。
本発明によれば、文字列の定義内容を再定義することにより、ユーザインタフェース画面を表示する処理に要する時間を従来よりも短縮することができる。つまり、所定の条件を満たす文字列については、従来のように文字列の定義を階層化せずに、部分文字列の文字列識別子と部分文字列の内容を対応付けているので、文字列を表示する際にその文字列の定義内容を階層的に辿って行く必要がない。よって、ユーザインタフェース画面を表示する処理に要する時間を従来よりも短縮できるというわけである。また、文字列の内容が更新された場合においても、文字列データベース内の文字列を更新された内容に書き換えることで対応することが可能である。そして、文字列データベースに登録されている全文字列のうち所定の条件を満たした文字列に対して上記のような再定義を行うので、文字列データベースの記憶領域のサイズが増大することをできる限り抑えることができる。
本発明において、前記第1の文字列が前記書換手段によって書き換えられた回数が所定数以上の場合には、前記第2の定義内容を再定義しないようにしてもよい。
また、本発明は、第1の文字列識別子が割り当てられた第1の文字列の内容を定義する第1の定義内容と第2の文字列識別子が割り当てられた第2の文字列の内容を定義する第2の定義内容とを含み、前記第2の定義内容に前記第1の文字列識別子を記述することで、各々の文字列の内容を階層的に定義する文字列データベースを記憶し、前記第2の文字列識別子が指定されると、当該第2の文字列識別子が割り当てられた第2の文字列の内容を、前記第2の定義内容に含まれる前記第1の文字列識別子に対応する前記第1の定義内容を参照することによって特定し、特定した第2の文字列を用いて、ユーザに提示されるユーザインタフェース画面を表示する表示装置が実行する文字列データベース再定義方法であって、前記文字列データベースにおいて、(a)前記第2の文字列の階層数が所定数以上である、(b)前記第2の文字列の定義内容が他の文字列の定義内容によって参照され、且つ、その参照回数が所定数以上である、(c)前記第2の文字列が前記表示制御手段に対して指定された指定回数が、所定回数以上である、のうち少なくともいずれか1つの条件を満たす場合には、前記第2の定義内容に前記第1の文字列の内容を記述することで、当該第2の定義内容を再定義するステップと、前記第1の文字列の内容が更新されると、再定義された前記文字列データベースにおいて前記第1の文字列識別子に対応する前記第1の文字列を更新された内容に書き換える書換ステップとを備えることを特徴とする文字列データベース再定義方法を提供する。
次に、発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る表示装置10の構成を示す図である。この表示装置10は、例えば汎用のコンピュータに対して、データベース管理プログラム12a、文字列データベース12b及びアプリケーションプログラム12cがインストールされた装置である。これらのデータベース管理プログラム12a、文字列データベース12b及びアプリケーションプログラム12cは、ハードディスクなどの記憶部12に記憶されている。制御部11は例えばCPUであり、記憶部12に記憶されているプログラムを実行する。表示部13は、例えば液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)である。制御部11は、アプリケーションプログラム12cに記述された手順に従って、文字列データベース12bの内容を参照しつつ、ユーザに提示されるユーザインタフェース画面データを生成し、ユーザインタフェース画面を表示部13に表示させる。また、制御部11は、データベース管理プログラム12aを実行して文字列データベース12bの内容を管理する(詳しくは後述する)。なお、本実施形態では、アプリケーションプログラム12cとして、各種の連絡先を管理するアドレス帳管理プログラムを想定している。従って、図2に示したような各種の連絡先を意味する文字列が文字列データベース12bによって定義されている。
この図2の例については既に説明したとおりであるから、重複した説明は避ける。なお、図2中のレコード「文字列識別子」及びレコード「定義内容」は文字列データベース12bに含まれているが、レコード「表示される文字列」は実際には文字列データベース12bに含まれていない。制御部11は、アプリケーションプログラム12cによって指定された文字列識別子に対応する文字列の内容を、文字列データベース12bを検索することによって特定し、特定した文字列を用いて、ユーザに提示されるユーザインタフェース画面を表示部13に表示させる。つまり、図2中の「表示される文字列」は、制御部11が文字列データベース12b中の「文字列識別子」及び「定義内容」を参照することで特定した文字列であり、最終的に表示部13に表示されるものである。
また、例えば文字列識別子「Term-C」が割り当てられた文字列の定義内容は、「"<term id="Term-A"/>ソフトシステム"」となっている。これは前述したように、文字列識別子「Term-A」が割り当てられた文字列と、文字列「ソフトシステム」との結合を意味している。本実施形態では、説明を分かりやすくするために、“ある文字列の定義内容において記述された別の文字列”を「部分文字列」と称することにする。例えば文字列識別子「Term-C」が割り当てられた文字列の場合、部分文字列は、文字列識別子「Term-A」が割り当てられた文字列と、文字列「ソフトシステム」である。よって、文字列データベース12bは、文字列の内容を、その文字列に含まれる部分文字列又はその部分文字列に割り当てられた文字列識別子を用いて定義したものと言える。なお、図2は、文字列データベース12bがXML(eXtensible Markup Language)で記述された例である。
制御部11は、必要に応じて、文字列データベース12bの内容を再定義する。
図3は、図2の内容を再定義した例を示す図である。例えば、文字列識別子「Term-C」の定義内容「"<term id="Term-A"/>ソフトシステム"」を再定義すると、その定義内容は「"<term id="Term-A">株式会社</term>ソフトシステム"」に書き換えられることになる。つまり、部分文字列の文字列識別子「"<term id="Term-A">」の後に、その部分文字列の内容そのものである「株式会社」を挿入することで文字列の再定義がなされるというわけである。また、文字列識別子「Term-D」の定義内容「"<term id="Term-C"/>総務部御中"」を再定義すると、その定義内容は「"<term id="Term-C">株式会社ソフトシステム</term>総務部御中"」に書き換えられることになる。つまり、部分文字列の文字列識別子「"<term id="Term-C">」の後に、その部分文字列の内容そのものである「株式会社ソフトシステム」を挿入することで再定義がなされる。文字列識別子「Term-E」や文字列識別子「Term-F」の定義内容についても同様である。ただし、他の文字列を引用していない文字列識別子「Term-A」や文字列識別子「Term-B」の定義内容は再定義されることはない。
このような再定義を行うために、制御部11は、まず、文字列データベース12bにおける各文字列の定義内容から、部分文字列に割り当てられた文字列識別子(例えば「"<term id="Term-A"/>」の「Term-A」)を検出する。次いで、制御部11は、検出した文字列識別子「Term-A」に対応する部分文字列の内容(ここでは「株式会社」)を文字列データベース12bを検索することによって特定する。そして、制御部11は、特定した部分文字列「株式会社」を、既に検出済みの文字列識別子「Term-A」の後に挿入し、これらを対応付けて文字列データベースの定義内容に記述する。これにより、再定義された内容は、「"<term id="Term-A">株式会社</term>ソフトシステム"」となる。
このような再定義を行うことにより、ユーザインタフェース画面を表示する処理に要する時間を従来よりも短縮することができる。つまり、従来は、文字列の内容が部分文字列の文字列識別子によって表現され、さらにその部分文字列の内容が別の部分文字列の文字列識別子によって表現され・・・というように、文字列の定義が階層的になっていたため、その階層を辿って部分文字列の内容を特定するのに時間を要していた。これに対し、本実施形態では、文字列の定義を階層化せずに、部分文字列の文字列識別子に加えて、その部分文字列の内容そのものを併記しているので、制御部11は、文字列を表示する際にその文字列の定義内容を階層的に辿って行く必要がない。つまり、制御部11は、指定された文字列識別子について再定義された文字列の内容を文字列データベース12bを検索することで直ちに特定することができる。よって、ユーザインタフェース画面を表示する処理に要する時間を従来よりも短縮できるというわけである。
また、文字列の内容が更新された場合は、次のような手順となる。例えば図3において「株式会社」という表記が「(株)」に変更された場合、制御部11は、まず図3最上段の文字列識別子「Term-A」が割り当てられた文字列の内容を「株式会社」から「(株)」に変更する。次に、制御部11は、文字列データベース12bの文字列の定義内容(再定義内容)から、文字列「(株)」に割り当てられていた文字列識別子「Term-A」を全て抽出する。そして、制御部11は、抽出した文字列識別子に対応付けて記述されている部分文字列「株式会社」を全て更新された内容「(株)」に一斉に書き換える。このような文字列の更新処理は、前述したようなインタフェース画面の表示処理ほどの即時性を要求されないことが多いから、従来よりも少々時間を要したとしても、それほど問題となることはない。
上述したように、本実施形態によれば、ユーザインタフェース画面の表示処理を迅速に実行することができると共に、文字列の更新処理もスムーズに実行することができる。ただし、文字列の内容を再定義すると、結局、その文字列そのものを文字列データベース12bの「定義内容」のレコードに記述しなければならない。例えば、図3の文字列識別子「Term-C」が割り当てられた文字列は「株式会社ソフトシステム」であるが、その定義内容(再定義内容)は「"<term id="Term-A">株式会社</term>ソフトシステム"」である。つまり、再定義内容には、文字列の内容「株式会社ソフトシステム」を全て含んでいる。従来は、文字列識別子を用いて文字列を定義することで、全ての文字列の内容を逐一記憶しておく場合と比較して、使用する記憶領域のサイズを小さくすることができるいう点が利点であった。一方、本実施形態のように、文字列の内容を全て「定義内容」のレコードに記述してしまったのでは、従来のように記憶領域のサイズを小さくすることは無理である。
そこで、制御部11は、所定の条件を満たす文字列に対してのみ、上記のような再定義を行うようにしている。所定の条件を満たす文字列とは、要するに再定義が必要な文字列であり、例えば以下に述べる(1)〜(3)のような文字列である。制御部11は、これら(1)〜(3)に該当しない文字列は再定義する必要はないが、仮にこれら(1)〜(3)に該当したとしても特に(4)に該当する文字列は再定義しないことが望ましい。その理由は後述する。なお、前述したように、他の文字列を引用していない文字列の定義内容は以下の(1)〜(3)に該当したとしても再定義されることはない。他の文字列を引用していない文字列を再定義する意味はないからである(例えば図3中の文字列識別子「Term-A」や文字列識別子「Term-B」の文字列)。
以下、再定義する文字列について具体的に説明する。
(1)文字列の定義内容が階層的であり、その階層数が所定数以上である文字列については再定義する。
例えば所定数を「3」とすると、図4に示す文字列識別子「Term-D」の文字列と、文字列識別子「Term-E」の文字列は階層数が「3」であるから、制御部11は、これらの文字列については再定義する。文字列の定義内容を階層的に辿っていくのに時間を要するわけだから、その階層数が比較的多い文字列については再定義することで階層化しないようにすれば、表示処理に要する時間を短縮化することができる。
(2)他の文字列の定義によって参照(引用)されている文字列であり、その参照数(引用数)が所定数以上である文字列については再定義する。
例えば所定数を「2」とする。図5に示す文字列識別子「Term-C」の文字列は、文字列識別子「Term-D」の文字列及び文字列識別子「Term-E」の文字列の定義内容から参照されており、参照数が「2」である。よって、制御部11はこの文字列については再定義する。参照回数が多い文字列について再定義することで、その文字列の内容そのものを「定義内容」のレコードに記述しておけば、制御部11がその文字列の定義内容を階層的に辿っていく手間が省くことができ、表示処理の短縮化に寄与する。
(3)アプリケーションプログラムによって表示対象として指定された回数が所定回数以上である文字列については再定義する。
例えば所定数を「5」とする。図6に示す文字列識別子「Term-D」の文字列は、指定回数が「5」であるから、制御部11はこの文字列については再定義する。表示対象としての指定回数が多い文字列は表示される回数が多いことを意味している。よって、このような表示回数が多い文字列について再定義しておけば、制御部11が文字列の定義内容を階層的に辿っていく手間が省くことができ、表示処理の短縮化に寄与する。
(4)他の文字列の定義を参照(引用)している文字列であり、その参照先の文字列の定義内容が更新された回数が所定数以上の場合には、参照している文字列の再定義を中止する。なお、ここでいう所定数とは、ある期間中の更新数(単位期間あたりの頻度)であってもよいし、期間に依らないトータルの更新数であってもよい。
例えば更新回数の所定数を「10」とする。図7に示す文字列識別子「Term-A」の文字列「株式会社」は更新回数が「15」であり、所定数の「10」以上である。このような「株式会社」という文字列は、必要に応じて、「(株)」に更新されたり、「(カブ)」に更新されたり、「(カ)」に更新されたりすることが多い。つまり、この種の文字列は頻繁に更新される。この場合、この文字列の定義を参照(引用)している文字列は、文字列識別子「Term-C」、文字列識別子「Term-D」、文字列識別子「Term-E」の文字列である。これらの文字列が再定義されている場合、制御部11は、その再定義を中止して元の定義内容に戻す。なぜなら、文字列識別子「Term-A」の文字列が更新される度に、制御部11は、文字列データベース12bを検索して部分文字列を抽出し、これらを全て更新された内容に一斉に書き換えるという処理が必要になるからである。このような場合には、制御部11は、再定義を止めておいたほうが、文字列の更新処理に時間をかけなくて済む。
制御部11が以上のような再定義処理を実行するタイミングは、表示装置10に処理の余裕があるとき(制御部11の処理負荷が低いとき)又は必要に迫られたとき(アプリケーションプログラムから文字列識別子を指定されたとき)であることが望ましい。
以上説明した実施形態によれば、文字列の定義内容を再定義することにより、ユーザインタフェース画面を表示する処理に要する時間を従来よりも短縮することができる。つまり、従来のように文字列の定義を階層化せずに、部分文字列の文字列識別子に加えて、その部分文字列の内容そのものを併記しているので、制御部11は、文字列を表示する際にその文字列の定義内容を階層的に辿って行く必要がないから、ユーザインタフェース画面を表示する処理に要する時間を従来よりも短縮できるというわけである。また、文字列の内容が更新された場合においても、制御部11は、文字列データベース12b内の文字列を更新された内容に書き換ることで対応することが可能である。さらに、制御部11は、必要な文字列に対してのみ、上記のような再定義を行うので、文字列データベース12bの記憶領域の増大をできるだけ抑えることができる。
なお、図3に示した文字列データベース12bやアプリケーションプログラム12cは、アドレス帳管理を目的としたものであったが、これに限定されないことはもちろんである。また、上述した実施形態は、ユーザインタフェース画面を表示可能なコンピュータであれば適応可能であり、例えば、プリンタやスキャナなどを搭載した複合機であってもよい。
本発明の一実施形態に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 文字列データベースの内容の一例を示す図である。 文字列データベースにおける再定義の一例を示す図である。 文字列データベースにおける再定義の一例を示す図である。 文字列データベースにおける再定義の一例を示す図である。 文字列データベースにおける再定義の一例を示す図である。 文字列データベースにおいて再定義を中止する例を示す図である。
符号の説明
10・・・表示装置、11・・・制御部、12・・・記憶部、12b・・・文字列データベース、13・・・表示部、14・・・操作部。

Claims (3)

  1. 第1の文字列識別子が割り当てられた第1の文字列の内容を定義する第1の定義内容と第2の文字列識別子が割り当てられた第2の文字列の内容を定義する第2の定義内容とを含み、前記第2の定義内容に前記第1の文字列識別子を記述することで、各々の文字列の内容を階層的に定義する文字列データベースを記憶した記憶手段と、
    前記第2の文字列識別子が指定されると、当該第2の文字列識別子が割り当てられた第2の文字列の内容を、前記第2の定義内容に含まれる前記第1の文字列識別子に対応する前記第1の定義内容を参照することによって特定し、特定した第2の文字列を用いて、ユーザに提示されるユーザインタフェース画面を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記文字列データベースにおいて
    (a)前記第2の文字列の階層数が所定数以上である、
    (b)前記第2の文字列の定義内容が他の文字列の定義内容によって参照され、且つ、その参照回数が所定数以上である、
    (c)前記第2の文字列が前記表示制御手段に対して指定された指定回数が、所定回数以上である、
    のうち少なくともいずれか1つの条件を満たす場合には、前記第2の定義内容において前記第1の文字列識別子に対応させて前記第1の文字列の内容を記述することで、当該第2の定義内容を再定義する再定義手段と、
    前記第1の文字列の内容が更新されると、再定義された前記文字列データベースにおいて前記第1の文字列識別子に対応する前記第1の文字列を更新された内容に書き換える書換手段
    備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記再定義手段は、前記第1の文字列が前記書換手段によって書き換えられた回数が所定数以上の場合には、前記第2の定義内容を再定義しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 第1の文字列識別子が割り当てられた第1の文字列の内容を定義する第1の定義内容と第2の文字列識別子が割り当てられた第2の文字列の内容を定義する第2の定義内容とを含み、前記第2の定義内容に前記第1の文字列識別子を記述することで、各々の文字列の内容を階層的に定義する文字列データベースを記憶し、前記第2の文字列識別子が指定されると、当該第2の文字列識別子が割り当てられた第2の文字列の内容を、前記第2の定義内容に含まれる前記第1の文字列識別子に対応する前記第1の定義内容を参照することによって特定し、特定した第2の文字列を用いて、ユーザに提示されるユーザインタフェース画面を表示する表示装置が実行する文字列データベース再定義方法であって、
    前記文字列データベースにおいて
    (a)前記第2の文字列の階層数が所定数以上である、
    (b)前記第2の文字列の定義内容が他の文字列の定義内容によって参照され、且つ、その参照回数が所定数以上である、
    (c)前記第2の文字列が前記表示制御手段に対して指定された指定回数が、所定回数以上である、
    のうち少なくともいずれか1つの条件を満たす場合には、前記第2の定義内容に前記第1の文字列の内容を記述することで、当該第2の定義内容を再定義するステップと、
    前記第1の文字列の内容が更新されると、再定義された前記文字列データベースにおいて前記第1の文字列識別子に対応する前記第1の文字列を更新された内容に書き換える書換ステップと
    を備えることを特徴とする文字列データベース再定義方法。
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